JAIST Repository: グルコースオキシダーゼに親和性を持つレドックス活性ペプチドの電気化学
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(2) B19p6. グルコースオキシダーゼに親和性を持つレドックス活性ペプチドの電気化学 伊藤 元 (横山研究室) 【目的】 電気化学バイオセンサーにおけるメディエーターは種類や電子伝達能において課題は多い。そこで、分子認 識能を有するレドックス活性ペプチドに着目した。酵素に対して特異的親和性を持つレドックス活性ペプチド 用いることで電子伝達能が向上するとともに、ペプチド配列を変化させることにより様々な酸化還元酵素への 適応が期待できる。メディエーターそのものに分子認識能を付与した報告例はなく、新規のバイオ素子として の利用においても大変有効であると考えられる。一方、当研究室では近年人工抗体の作製や特異的結合能をも つペプチドのスクリーニングの手段として注目されているファージ提示系に注目し、GOx に対して部位特異 的に結合するペプチドをスクリーニングしてきた。そこで本研究では、GOx を部位特異的に認識し結合する レドックス活性ペプチドをメディエーターとして、レドックス活性ペプチド-GOx 間の電気化学反応における 基本特性の評価を目的とした。 【方法】 固相法によるレドックス活性ペプチドの合成 GOx の活性中心である FAD 近傍に位置する 7 残基の配列(5258,GSYESDR)に対して、特異的親和性を示す 3 種のペプチド HPPMDFHKAMTR、APWPSPTHYLKD、 QIPLMKGPGYMY を、自動ペプチド合成機を用いて Fmoc 固相法により合成した。次に、合成したペプチド の N 末端、C 末端、ペプチド鎖中央部に配した Lys 残基の側鎖またはα-アミノ基に対して、固相上で PyBOP を用いてフェロセンカルボン酸を修飾した。続いてトリフルオロ酢酸を用いて側鎖の脱保護およびクリベージ を行った。合成後のフェロセン修飾レドックス活性ペプチドは HPLC により分離し、MALDI-TOF 質量分析装 置を用いて m / z を確認した。 電気化学的キャラクタリゼーション 合成したレドックス活性ペプチドをメディエーターとして GOx-グルコ ース系におけるサイクリックボルタンメトリーを行った。レドックス活性ペプチド-GOx 間の擬一次反応速度 定数に相当するものとして、酸化電位におけるキャタリティックおよびノンキャタリティックピークの比 Ik / Id により電気化学的特性評価を行った。 【結果】. コントロール配列のものと比べて高い Ik / Id 値が得られ、速い電子伝達速度を示 した(Fig. 1)。すなわち、分子認識能を有 するレドックス活性ペプチドの利用は酵 素-電極間の電子伝達に貢献するもので あることが明らかになった。また、フェ ロセン修飾位置および修飾数を変化させ た種々のレドックス活性ペプチドと GOx 間の電子伝達能の違いにより、ペ プチドによる分子認識に対する知見が得. 16. 14. with glucose. 12. 10. 10. 8. 8. 6. 6. 4. with glucose. 4. Id. 2 0 -2 200. IIkd/ = 7.2. 16. Ik. 14 12. (b) FcKLVDHDTSNIPGS (Fc) (control). IIkd/ = 20.9. I/µ A. クス活性ペプチドは特異的親和性のない. (a) FcK(Fc)HPPMDFHKAMTR. I/ µ A. GOx に対し特異的親和性を示すレドッ. 2 0. without glucose. 300. 400 500 600 700 E vs Ag/AgCl / mV. 800. -2 200. without glucose. 300. 400 500 600 700 E vs Ag/AgCl / mV. 800. Fig.1 Catalytic electrochemistry of GOx with redox active pepitde. Cyclic voltammetries were carried out in 0.1M phosphate buffer (pH7.0) containing 0.2 mM redox active peptide and 1.5 mg / ml GOx with and without 0.1 M glucose. Scan rate was 5 mV / s. (a) peptide with specific affinity, (b) control.. られた。 _________________________________________________.
(3) B19p6 Keyword : biosensor, mediator, phage display random peptide library, ferrocene..
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