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就労集団における喫煙状況の変化が耐糖能障害に及ぼす影響

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Academic year: 2021

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(1)

就労集団における喫煙状況の変化が耐糖能障害に及

ぼす影響

著者

三宅(東) さおり

発行年

2018-03-09

(2)

名 三宅(東) さおり

類 修士(看護学)

号 修士第231号

学 位 授 与 の 要 件 学位規則第3条第1項

学 位 授 与 年 月 日 平成30年 3月 9日

学 位 論 文 題 目 就労集団における喫煙状況の変化が耐糖能障害に及ぼす影響

員 主査 教授 河村 奈美子

副査 教授 遠藤 善裕

副査 講師 坂東 春美

(3)

別 紙 様 式

3

論 文 内 1 容 要 旨

%整理番号

236

三宅さおり

修士論文題目

就労集団における喫煙状況の変化が耐糖能障害に及ぼす影響

【研 究 の 目 的 】 日本人の就労集団において、喫煙状況および喫煙状況の変化が耐糖能障害発症に与える影響(分 析 1 )、喫煙状況および喫煙状況の変化が糖尿病発症に与える影 響 (分 析2 )を明らかにする。 【方 法 】 調査協力企業の健康保険組合より提供を受けた定期健康診断の匿名化データを縦断的に結合し てデータセットを作成した。 耐糖館障害発症を評価し得る者4 ,0 3 8名 を 分 析1、糖尿病発症を評 価 し 得 る 者4, 3 7 1名 を 分 析2の対象者とした。 喫煙状況を単年評価、経年評価に分けて性別に分 析 1と分析2 を檢討した。 本研究は本学倫理委員会の審査を経'て学長の承認のもとに実施した。 【結 果 】 分 析1の男性の単年評価では喫煙者は非喫煙者に比べて耐糖能障害発症リスクが約1 .5倍であ ったが、禁煙者でのリスク上昇は認めなかった。 一方、経 年評価では 喫煙者 は約1 .5倍 、禁煙開 始 者 も 約2倍の耐糖能障害発症リスクであること、禁煙継続者は耐糖能障害発症リスクを認めな かった。 これは結果指標を糖尿病発症とした分析2で も 同 様 で あ り (単年評価) 、経年評価では 喫 煙 者 で 約2倍の糖尿病発症リスクを認めた。 女性では単年評価、経年評価ともに耐糖能障害発 症および糖尿病発症への影響を認めなかった。 【考 察 】 単年評価と経年評価にて耐糖能障害発症への影響が巧なった点について、喫煙状況を過大評価 していた可能性が考えられるため、禁煙開始者などの定義は単年ではなく経年的に評価すること が必要であると考える。糖屏病発症への影響について、本研究の対彘者は先行研究の対象集団と 比 較 し て1 0歳以上若年であったこと、飲酒習慣の違い、禁煙後の体重増加量などが糖尿病の発現 そのものに影響した可能性が考えられる。 しかし、先行研究の報告から、禁煙により糖尿病発症 リスクが上昇する可能性についても念頭において+ おく必要があると考える。 禁煙開始者は、禁煙 により耐糖能障害発症リスクを認めるだけでなく、糖尿病発症リスクについても上昇傾向にある ハイリスク集団として認識することで包括的な介人に繫がり得ると考える。 【綾 括 】 禁煙開始者の耐糖能障害発症への影響が示されたことにより、産業保健での糖犀病対策を広義 的に考える上でハイリスク集団抽出や介入方法への示唆、禁煙推進のみに着眼する事への警鏡を 提供し得たと考える。 今後は、本研究では明らかにできなかった喫煙状況の変化と耐糖能障害発 症 • 糖尿病発症との関連について中長期的かつ詳細な検討を加えることで、本邦独自の長期的な 禁煙支援方略の策定が期痔される、 (備考)1 .研 究 の 目 的 •方 法 •結 果 •考 察 •総 括 の 順 に 記 載 す る こ と 。 (1,200字程度) 2 . ※印の欄には記入しないこと。

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