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Sequential changes in luminal microflora and mucosal cytokine expression during developing of colitis in HLA-B27/β_2-microglobulin transgenic rats.

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Academic year: 2021

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(1)

Sequential changes in luminal microflora and

mucosal cytokine expression during developing

of colitis in HLA-B27/β_2-microglobulin

transgenic rats.

その他の言語のタイ

トル

HLA-B27/β_2-マイクログロブリントランスジェニ

ックラット大腸炎発症における腸内細菌叢と大腸粘

膜内サイトカイン発現の変化

HLA-B27/β2 マイクロ グロブリン トランスジェニ

ック ラット ダイチョウエン ハッショウ ニ オケ

ル チョウナイ サイキンソウ ト ダイチョウ ネン

マクナイ サイトカイン ハツゲン ノ ヘンカ

著者

畑 和憲

発行年

2002-03-25

URL

http://hdl.handle.net/10422/2795

(2)

氏 名(本籍) 学位の種類 学位授与の要件 学位授与の要件 学位授与年月日 学位論文題目 畑   和 憲(京都府) 博士(医学) 博士第411号 学位規則第4条第1項該当 平成14年3月25日

SequentialChangesin LuminalMicroflora and Mucosal Cytokine

Expression during Developing of Colitisin HLA−B27/β2− Microglobulin Transgenic Rats

(HLA−B27/β2−マイクログロブリントランスジェニックラット大腸炎 発症における腸内細菌叢と大腸粘膜内サイトカイン発現の変化) 審査委員  主査 教授  小笠原 副査 教授  瀬 戸 副査 教授  上 原 誠 昭 巳 一   正

論文内容の要 旨

【目 的】 HLA−B27/β2−マイクログロブリントランスジェニックラット(以下HLA−B27ラット)は、炎 症性腸疾患(IBD)、特に潰瘍性大腸炎(UC)の動物モデルである。HLA−B27ラットは、一般環 境下の飼育で自然発症的に大腸炎を生じるが、無菌状態では生じない。すなわち、大腸炎の発症に 腸内細菌が影響していると考えられる。HLA−B27ラット大腸炎を用いて、潰瘍性大腸炎発症にお ける腸内細菌叢と免疫調節機構の異常としての粘膜内サイトカイン発現の変化を検討し、その病因 の一端を明らかにすることを目的とした。 【方 法】 1)病原菌がいない環境下でHLA−B27ラットを6週令より17週令まで飼育し、毎週、体重と便性 状の観察、便潜血反応を調べた。2)各週令で屠殺・解剖し、横行結腸を採取した。その後、HE 染色を行い、組織学的に検討し、炎症をスコア化した。3)各過令ラットの盲腸内容物を嫌気培養 し、通性嫌気性菌と偏性嫌気性菌を同定し、また、コロニー数を比較検討した。4)各過令ラット の残存大腸の粘膜を剥離し、AGPC法にてRNAを抽出し、1〝gのRNAから各種サイトカイン mRNA発現をRT−PCR法により検討した。5)コントロールとして15週令のフィッシャー344ラッ トを用いた。 【結 果】 1)HLA−B27ラットは6週令ですべて軟便、下痢を生じており、8過令より便潜血反応が陽性化 した。2)横行結腸のHE染色組織像では、6週令より粘膜固有層への単核球浸潤が認め以後増強 し、また粘膜の肥厚、陰高の過形成、杯細胞の減少の進展を認めた。炎症をスコア化したところ、 8過令より大腸炎を発症していた。3)盲腸内細菌叢では、通性嫌気性菌に対する偏性嫌気性菌の コロニー数の比は週令を経るとともに増加した。6週令の時点で、バクテロイデス属とビフイドバ クテリウム属のみが高いレベルで検出された。クロストリジウム属は6週令では認められず、その 後漸増し15週令で他の嫌気性菌と同じレベルに達した。4)大腸粘膜内では、炎症性サイトカイン である、IL−1β、IL−8、TNF−aのmRNA発現が8週令より検出され、17週まで認められた。IL 7mRNAの発現は全期間を通して強い発現を認めた。Thl系サイトカインのIFN−γmRNA発現 が6週令以後認められた。Th2系サイトカインではIL−4mRNAは6、8週令で弱く発現を認める のみで、IL−10mRNAは全期間認められなかった。TGF−βmRNAは10週令で弱く認めたが、その 他の時点では発現していなかった。コントロールラットでは、IL−7mRNAの発現が弱く、TGF− βmRNAは強く発現していたが、その他のサイトカインmRNAの発現は認められなかった。 ー102−

(3)

【考 察】 HLA−B27ラット粘膜内において、炎症を惹起するサイトカインやThl系サイトカインが優位で、 Th2系サイトカインやTGf、−βの発現が非常に弱いことから、炎症を十分に抑制できないという免 疫応答の破綻が慢性大腸炎の発症、進展に関与したと考えられる。また、偏性嫌気性菌であるバイ クテロイデス属に対する免疫応答の異常により慢性大腸炎が生じると考えられる。

論文審査の結果の要旨

潰瘍性大腸炎の病因に関しては、未だに不明な点が多い。本研究では潰瘍性大腸炎の動物モデル であるHLA−B27/β2−microglobulintransgenicratを用いて、潰瘍性大腸炎発症における遺伝 的背景に基づく盲腸内細菌叢と免疫調節機構異常としての大腸粘膜内cytokine発現の変化を検討 した。 以下の結果を得た。1)大腸炎発症前より偏性嫌気性菌の月αCねro辺es属、帥0わαCねrhm属 を高いレベルで検出した。また、励Cねroides属の中でも、ヒト潰瘍性大腸炎の病因への関与が疑 われるB.vulgatusを高いレベルで検出した。2)大腸粘膜では、6週令でIFN−γの発現を認め、 8過令より他のpro−inflammatorycytokineやThl系cytokineの発現が認められ、以後漸増して いた。3)Th2系cytokineやTGF−βは殆ど発現していなかった。 以上より、HLA−B27強制発琴封こ基づく腸内細菌叢、特に月αCねroides UⅡ鹿α比はなどの偏性嫌気 性菌に対する免疫応答異常と免疫反応抑制異常が慢性大腸炎発症に関与する可能性を本研究は示し たので、博士(医学)の学位論文に値すると考えられる。 なお、本学位授与申請者は平成14年2月19日実施の論文内容とそれに関連した試問を受け、合格 と認められたものである。 ー103−

参照

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