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これからの福祉と生活環境

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Academic year: 2021

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第3学年4組 社会科学習指導案

1. 単元名 「これからの福祉と生活環境」 ~経済の安定を求めて~ 2. 指導観 ○ 本単元は、身近な消費生活を中心に経済活動の意義を捉えるとともに、価格の働きに着目させ て市場経済の基本的な考え方について理解することや、社会生活における勤労と権利と義務、労 働組合の意義と役割及び労働基準法の精神と関連付けることが内容として組み込まれている。そ こで、現在の日本が直面している問題である「景気」について考え、特に好況と不況という経済 の波についての景気変動を考える。さらに、その景気変動が関わる経済活動の中での、国やその 他の機関の働きを理解することは、私たちが生活している世の中の仕組みを理解し、実際にこの 社会で生活基盤を作っていく上では有意義である。今後、社会に旅立つこと職業を選択していく ことを考慮すると、意義があると考えられる。 ○ 本学級の生徒は男子 19 名、女子 18 名の合計 37 名で構成されている。生徒は男女共に明るく 活発な学級である。公民科の学習が始まる時に行ったアンケートでは以下のような結果となった。 1.好き 42% 2.どちらでもない 39% 3.嫌い 19% その理由の中には、「地理的分野よりも歴史的分野が好き」、「覚えることが得意」という回答 が多く、1 年時、2 年時の学習に対するイメージが強いと思われる。「覚えなければならないので」 といった学習に対する苦手意識もあるが、資料を読み取り、考えをまとめ判断していく学習を仕 組むことで、この苦手意識は改善されていくと考えられる。しかし、生徒の学習の状況をみると、 分かっていても発言をしない生徒が多く見受けられる。また、参考資料を活用して調べることに は積極的であるが、自らの考えをまとめ自発的に発表することには消極的である。そこで、少人 数(班)を作ることによって生徒同士の意見交流の場を多く設定し、教師からの説明のみではな く、お互いの意見によって考えを深め「判断力」を身につけることができるように配慮していき たい。 ○ 指導にあたっては、「言葉を覚えなければならない」、「難しい」というイメージをなるべく持 たせないようにするため、生徒が活動する時間を多く設けたい。その方法として、教科書の図や 適切な資料を提示し、「景気変動の波」について考え、生産者と消費者の立場に分かれ意見を出 し合わせたい。その中で「好況」・「不況」という言葉を理解させる。その際に、2 つのグループ の分け方としては、学級を 9 つの班に分け、生産者と消費者の立場に立って考えさせることで、 その問題点や対応の手段について多面的・多角的に考察し、日常生活の出来事と関連付け現在の 経済の状況を判断する能力を育てたい。少人数で考えを出し合うことで、生徒一人一人が自己存 在感を示すことができ、積極的に参加できる環境を作る。そして、その中で意見交流させ、他の 意見を聞いた上で、お互いの考えをまとめさせる。そのことによって、学習内容についてよりよ

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[テキストを入力してください] い理解を深められるようする。 3.目標 ○ 国や地方公共団体の経済活動に対する関心を高め、それを意欲的に追及し、経済活動について 考えようとする。 ○ 国や地方公共団体が果たしている経済的な役割や財政について、多面的多角的に考察し、国や 地方公共団体の経済活動のあり方について、さまざまな視点や立場から公正に判断できる。 ○ 国や地方公共団体の経済活動に関するさまざまな資料を収集し、学習に役立つ情報を適切に選 択して活用するとともに、追及し考察した過程や結果をまとめたり、説明したりすることができ る。 ○ 社会資本の整備、環境保全や社会保障の充実、消費者の保護、租税の意義と役割および国民の 納税の義務について理解し、その知識を身につけることができる。 4. 単元の評価規準 ア 社会的事象への関 心・意欲・態度 イ 社会的な思考・判 断 ウ 資料活用の技能・ 表現 エ 社会的事象につい ての知識・理解 ① 労 働 の 現 状 を 理 解 し、これからのあり方 や 将 来 の 職 業 に つ い て、積極的に考えよう とする。 ②介護保険制度の必要 性について、意欲的に 考え説明することがで きる。 ③豊かな暮らしのため に、どのような社会資 本が必要かを考えよう とする。 ①経済の三主体の関係 を正しく理解し、財政 の課題について考える ことができる。 ②国と地方公共団体と の 財 政 の 関 係 に つ い て、説明することがで きる。 ③好況と不況時それぞ れの特徴や問題点を理 解し、自分の言葉で述 べることができる。 ①グラフから国や地方 財 政 そ れ ぞ れ の 特 徴 や、公債発行の現状と 課題を読み取ることが できる。 ①主な国の直接税と間 接税の関係について、 その特徴を把握し説明 することができる。 ②インフレーションと デフレーションの意味 について説明すること ができる。 ③日本の社会保障制度 について、正しく理解 することができる。 5.単元指導計画 次 配時 学習活動・内容 指導上の留意点 評価規準 第 1 次 2 1 1. 政 府 の 経 済 活 動 に ついて考える。 ○政府の経済活動と、家計や企業との結びつきに ついて理解させるために、身近な生活と関連づけ て考えさせる。 ○税金の種類と特徴から、その役割について考え させる。 イ-① エ-② 1 2. 国 の お 金 の や り く ○公債発行の問題点と課題を考えさせる。 イ-②

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[テキストを入力してください] 時 間 りを考える。 ○国と地方公共団体の財政の関係について理解さ せる。 ウ-① 第 2 次 4 時 間 1 本 時 3. 経 済 の 安 定 を 考 え る。 ○景気変動が国民に与える影響について考えるた めに、班活動を行う。 ○政府の財政政策と、日本銀行の金融政策の役割 を理解させる。 イ-③ エ-② 1 4. 安 心 し て 働 く と は ど の よ う な こ と な の か知る。 ○働くことの意味を理解し、労働条件の改善や働 く権利について考えさせる。 ○労働の現状と今後の課題について考えさせる。 ア-① 1 5. 安 心 と 生 き が い の ある暮らしを考える。 ○社会保障の意味や、日本の社会保障制度につい て理解させる。 ○社会保障を充実させるための、費用負担のあり 方について考させる。 ア-② エ-③ 1 6. 豊 か な 暮 ら し を 考 える。 ○どのような社会資本が整備されることが、生活 の充実につながるのかを考えさせる。 ○暮らしやすい町づくりのための考え方や取り組 みについて理解させる。 ア-③ 6. 本時 平成 20 年 11 月 日( ) (1)本時の指導観 前時までに生徒は、経済活動やお金の流れについて学習してきた。本時は、前時までの内容を振 り返り、私たちの生活において重要な経済の流れについての学習となる。そのため、経済には景気 の波があることを理解させるために、その波が生まれる要因を、いくつかの班に分け好況・不況と いうそれぞれの立場から探り、考えを深めさせる。その後、国の対策・政策を知るとともに、好況・ 不況が過ぎるとどうなってしまうのかを理解させる。これらのことが、現在の私たちの生活を知る とともに、お互いの意見を出し合い、考えを深めることが、思考力・判断力を養うことにつながる と考える。 (2)本実践における交流活動 好況・不況の立場に分け、さらにそれぞれを生産者・消費者の立場に分け検討する交流活動を仕 組み、なぜ景気の波が生まれるのかという理由を知るとともに、相互に意見を尊重できるようにさ せる。また、自らの意見、班としての意見を他者に説明する時には、どうすればいいのかを実感さ せる。

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[テキストを入力してください] (3)主眼 ○景気変動の波を理解し、好況・不況について考えることができる。 ○生産者・消費者の立場に分かれ、景気変動の波が生まれる要因を説明することができる。 (4)準備 ①教科書 ②ファイル ③ワーク ④作業プリント (5)本時の展開 学 習 内 容 ・ 活 動 指導上の留意点 形態 評 価 配時 1.前時の復習をし、本時のめあてを確認 する。 ○本時にスムーズに入れるよ うに、前時の内容を想起させ、 学習への興味を高める。 一斉 5 2.経済には景気があり、良い時(好況)、 悪い時(不況)があることを理解する。 3.好況・不況が生まれる原因を考える。 4.作業をプリントにまとめ、発表する。 発表の内容を、各自プリントに整理す る。 5.それぞれの状況を調整するのが国や銀 行であることを理解する。 6.調整がうまくいかなかった場合の弊害を 言葉として知る。 ○教科書「景気変動の波」の図 を用いて考えさせる。 ○班を、好況・不況の 2 つに分 け、さらにそれぞれを生産者・ 消費者の立場に分け活動させ る。 ○班ごとにお互いの意見を確 認させる。 ○国の政策、銀行の政策を理解 させるために、「財政政策」・「金 融政策」という言葉を説明す る。 ○「インフレーション」、「デフ レーション」という言葉を紹介 し、プリントに意味を整理させ る。 一斉 班 班 一斉 一斉 イ-③ エ-② 10 10 10 5 5 7.本時のまとめをし、次時の内容の確認 をする。 ・理解できなかったところがな いか、発問の形式で行う。 一斉 5 めあて:生産者と消費者の立場から好 況・不況について考えよう。

参照

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