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カテゴリーの協調関係を考慮したブランドの均衡価格分析

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Academic year: 2021

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周一隠コア 2003年日本オペレーションズ。リサーチ学会 春季研究発表会

カテゴリーの協調関係を考慮したブランドの均衡価格分析

02203290 東京工業大学 *

01703730 東京工業大学

01601360 慶應義塾大学

01007500 慶應義塾大学

里吉健治 SATOYOSH‡Kenji

矢島安敏 YAJIMAY舶utOShi

森雅夫 MOR‡Ma5aO

小沢正典 OZÅWÅMa5anOri

ブランドを購入すると仮定する。時刻£における消贋 者iのブランドプに対する効用坊jtほブランドの時 間によらない価値αJ,ブランドの価値の時刻による変 動モル価格捗,消奥書の選択に伴うゆらぎ旬亡によ るものとし以下のように仮定する.

且 はじめに

昨今の日本のデフレ経済において,いくつかの商品 力テゴリーでは価格麿争が過熱し価格帯が縮小均衡し ているものがいくつか見られる.その一方で,依然と して高い利益率を確保したままの価格帯で均衡しいる カテゴリーもいくつかあると考えられる.私たちの接 する商品力テゴリーにおいて,どのカテゴリーでは過 当競争をし,どのカテゴリーでは協調行動を取って高 い利益率を確保しているのだろうか.また市場構造が 変化したときに,各カテゴリーの均衡価格はどのよう に変化すると考えられるのだろうか.本研究ではゲー ム理論に基づいて寡占市場における最適価格の決定の メカニズムを分析することを目的としている. (1) 机J亡= αj+伽Jl+モjt+∈iJt =l小+旬† J=1,…,m t=1,2,・‥ βは価格反応係数.りtは時豹=におけるブランド Jの各消漂着に対する平均的な効用を表す・またも‘ は時刻fにおけるブランドJに対する観測できない影 邸を表し消禁書に共通な確率変数で広告効果などと解 釈できる(【3】)・

また時刻£に掛ナる、そのカテゴリーの商品をを購

入しない効用を次のように与える。 亡ん亡=eot (2) eがそれぞれ独立で同一な極値分布に従うとすると 時刻‖こおけるブランドjのシェアβJlほ以下のよう になる.

空 間題の設定

仮定 以下のような仮定を用いる.

◎各企業は2祉以上の有限個であり,あるカテゴ リーに対し1つ以上のブランドを持つ.

⑳需要関数は価格の関数である.

⑳各企業は需要関数についての情報を共有している.

◎カテゴリーのマーケット規模は変化しない. ◎各企業はカテゴリー内の協調度を基に,自社ブラ

ンドの利益を最大化するように価格付けする.

exp(叫t) (3) βj土= 1+∑;=1eXp(叫如) J=1,・‥,れ g=1,2,‥・ 両辺に対数をとり購入しないシェアβ0‘の対数との 差をとると以下のようになる. h(慧)=αJ・βpjt+録 (4) ブ=1,‥・,乃 £=1,2,‥・ 各時刻の全てのブランドについてシェア,価格が与

3 モデル

筒要 均衡分析においては需要関数を定義するとき えられると(3)式は未知パラメータをαJ,βとし,誤差 MNL(MultinominalLogit)ブランドシェアモデルを 項をEjtをとした回帰モデルと考えることができる・ 利用することが有効である(【1】).MNLブランドシェ ただし触は正確には測定できないので後で推定値を アモデルでは各消貿者は時刻亡において効用が最大の 代入する. −72− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

協調 あるカテゴリーに対し,企業Aは一つ以上の自 社ブランドの価格を操作することにより,次の目的関 数口Aを最大化することを目的とする. ただし,*は行列の要素毎の積を意味する. 信t_:= 0± り ∂β山 ∂勒 (三 壷,Jが同じ企業に属する場合 その他 n n月=∑叶偏−CJ減∧す J=1 (5) ひ=(ひ1,‥・,ぴn)T 叫=(ulい…ル雨)T 亡=1,2,‥・ 手順 ●触を推定する. ・(3)式の線形回帰モデルを最小二乗法により未知

パラメータ句,βを推定する.

・現在のカテゴリーの均衡価格データを基に叫を 誤差項とした(7)の非線形回帰モデルを最小二乗

法により未知パラメータ叫,∂を推定する.

●市場構造が変化したときの均衡価格を,新たな♂ を(7)代入することで予想できる. ここで cJ土=ブランドjの時刻tにおけるコスト 爪オ=マーケット規模 乃Jl=〈ニ ブランドJが企業月に属するとき その他 吋は協調の概念を表す・β>0のとき各企業は価格 付けにおいて協調していることを意味し,β=0のと きは市場がBertrand型であることを意味し,C<0の とき市場は過当競争していることを意味する(【2】,回). つまり,β>0であると他社のブランドの利益が上が ることによって自社の目的関数が大きくなる. 各ブランドの価格は企業の最適価格戦略により均衡 していると考えると価格均衡条件として全てのブラン ドに対し以下の連立方程式を満たす.

5 データによる事例

本研究のモデルを実際のPOSデータを用いて検証 する.発表ではいつくかの商品力テゴリーにおける, データによる事例の計算結果を紹介いたします. ∂Il..l =0=ゝ 慧†ら云β云(…忠+βたl]=0

参考文献

【l)S”man Basuroy,Dung Nguyen,”Multinomial Logit Market Share Models:Equilibrium Cha− raBteristiclmplications”,Mana9ementScience, 44(1998),1396−1408・ 【2】K・Sud・hir,”StructuralAnalysisofManufactuてer Pricinginth9PresenceofaStrategicRetai1er’’, 〟A月〝g77〃C∫CJガ〃Cg,20(2001),244−264・ 【3トJ・MiguelVillas−Boas,RusselS・Winer,”Endo− geneityin Brand ChoiceModels,,,M^RKET− J〃C∫CJg〃Cβ,45(1999),1324−1338・

【4】岡太彬訓,木島正明,守口剛,『マーケテイング

の数理モヂル』,朝倉書店,2001.

コスト コストは時間によらないブランドごとのコス トと時刻ごとに変わる影響の和と考え以下のように仮 定する. Cゴー=tり+叫IJ=1,‥・ ,m 亡=1,2,・・ u〆は時刻ごとに変わる各ブランドのコストの変動 を表し最適価格と実現値の誤差を説明する.

4 パラメータの推定と分析

(5),(6)式を整理すると次のように表すことができる・

抑・主…−[(芸)・す1β両(6)

−73− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

参照

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