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秋田系統制御所用計算機制御システム

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Academic year: 2021

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(1)

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東北電力株式会社納め

秋田系統制御所用計算機制御システム

ComputerControISYStemforAkitaDispatching

Ce■-ter

OfTohoku

Electric

Power

CoりInc・

東北電力株式会社では,電力系統を迅速かつ効率的に連用制御するため,電力系 統のもつ階層構造に着目し,昭和43年に「指令と操作の-一体化▼Jを柱にした「中央 制御一系統制御一集中制御+から成る三階層ビジョンを策定し,以来,総合自動化 としてシステム化を図ってきている。 このたび,ニれらの総合自動化の一環として,秋田地区の系統制御自動化システ ムについて高惟能の日立制御用計算機HIDIC80・-Eを導入したので,その計算機制御 システムの概要について述べる。 秋田地区系統制御自動化システムは,一次,二次系統の運用計坤i業務と,154kV 系統遠方制御を含む一次系の当日運用業務を分担する機能をもち,昭和56年2月系 統制御所発足を目途に,現在,秋田給電指令所でシステムの試験運用を行なっている。 u 緒 言 近年,電力系統の拡大,複雑化及び電源の多様化の中で,電 力品質の確保ととい二縫わ引生,安全件を含めた系統運用の高 度化及び運転員の業務量軽i成が要請されている。 一方,電子計算機による系統制御などソフトウェア,ハー ドウェアにわたる諸技術グ)発達,発変電所の遠隔監視制御、 情報伝送技術の発達など,エレクトロニクスを中心とした技 術革新は目覚ましいものがある。 東北電力株式会社は,昭和43年にこのような情勢変化を先 見的に見通し,電力系統を迅速かつ効率的に連用制御するた め,電力系統のもつ階層構造に右目し,「指令と操作の一体化+ を柱にした「中央制御【系統制御¶菜ヰ1制御+から成る電力 系統総合自動化を推進してきた。 系統制御自動化では,既に新潟,宮城,福島の各系統制御 所を発足させ,現在,秋田系統制御所の昭和56年2月運用開 始を目途に,系統制御自動化システムの試験運用を行なって いる。本稿では,秋田地区系統制御自動化に関し,高性能の 日立制御用計算機HIDIC80-Eを中核とLた系統制御計算機シ システムを開発製作したので,その概要について述べる。 この計符機システムは2台のHIDIC80-Eから構成され,系 統制御自動化業務を各々の計算機で分散Lて処理する、1-一方, 計算機異常時は待機バックアップを行なうなど、システム構 成方法に多くの特長をもっている。 B 系統制御自動化システムの機能 本システムの機能は図1に示すとおりである。 系統操作は,一次系154kV系統(275kVは将来)変電所の遠方 制御を対象とし,当面平常時自動操作を行ない,その運用実 績によI)将来事故時復旧自動化操作を行なう。 系統監視は,一次系統に加え,主要二次系統をも対象とし, 超高圧変電所,集中制御所などともCDT(サイクリックディ ジタル情報伝送装置)を介し有機的に情報結合をする。

運用計画では,記録統計処理を介して得られる管轄内の需

給統計資料をベースに,短期及び長期の需要予測を行なうと 船木亨-* 土田禎-* 菊地栄吾**

塩永凱夫***

打∂才亡ん∼F加乃α丘J Tどょぎcん∫ γg加亡んfdd Eよ卯 〝g丘〟ぐんJ y亡IぶんJo Sん才0乃(叩α 系統監視 状態変化記毒量 気象監視 ノ系統盤CRT組合せによる系統開閉器桓 の表示 電圧潮流制限違反チェックとCRT表示

[二重亘ラ丁重季麺垂堕二二ニコ

l ′系統の運転状態変化記重責 ノ電圧潮流などの制限違反記録

ト+:ノ天候雨量表示塩・雷害情報表示監視

遠 隔 操 作(手 動) 平常時操作(自動) 事故時操作(自動) 給 電 統 記 録 計 需 要 予 想 計 算 電 圧 潮 流 計 算 給 力 運 用 塩 害 予

臥十

CRTで被制御機器を選択L操作ボタン で手動操作 登享景漬みの標準操作手順をもとにCRT による当日操作の手順編集 当日操作手掛こより機器を自動選択し操作実行 最適復旧手順を自動作成L自動選択に より復旧操作実行 発電負荷潮流などの各日誌の自動印字 潮流図の自動印字 給電記録の自動印字 給電記録の中央給電所への自動伝送 (MSG) 需要実績統計 総合事務機械化関連語統計データの作 成(Mノ′′T) 実績データの用途別整理諸計算前段処理 月間,週間の需要予想計算 電圧潮流ロス計算

L二軍空夢峯子ユノ甥蝉主嘩_____‖+

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む草+・rl要害詣歪雷雲詰責計算

- ̄■ ̄  ̄■「 l +_____ __ _._,__....__..__..._. 測 計 算 ユレーショ 塩害気象予測及び塩害監視運用計算

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ループアングル短絡容量及びPC系統充…

電電流諸計算

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旦型と三三たと止そヱプH二〕聖賢讐讐警告80システムのオンライン:

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注:略語説明など CRT(Cathode Ray Tube)Mノ/丁(MagnetlC Tape)

MSG(メッセージ伝送) PC(Pet即Sen Coiり

[ニコは,将来実施を示す。

l 図l 自動化システム機能 秋田地区系統制御自動化システムとして. 制御計算機が行なう対象業務とその機能の概要を示す。 *東北電力株式会社技術部 **東北電力株式会社秋田支店 ***日立製作所大みか工場 41

(2)

122 日立評論 VOL.63 No.2(198ト2) とい二、電圧潮流計算により作業悼1Lなどグ〕運用計画業務を 行なう。 坦 システム構成 3.一 計算機システムの構成 図2に本計算機システムの構成をホす。さ 計第機は二最新鋭の 大形日立制御用計算機HIDIC80-Eを二重系構成した高度なシ ステムであり,以 ̄卜に述べるように多くの特長をもっている。 (1)システム信頼件向Lのため,CPU(中央処理装置)も含め 共通部分を2系列とし,CPUはデュプレックスシステムに構 成した。

(2)TC(遠方監視制御装置)との結合は,CPUに制御機能をも

たせたCfiSC(Computer Based Supervisory Control)方式 としている。

(3)補助メモリとして固定ヘッド磁気ディスクのほかに,統

計処理やバックアップ絹プログラムのメモリ用に磁気テープ

を採梢した。

(4)スケルトンなどの表示用として高密度4,032文字カラ【

CRT(Cathode Ray Tube)を使開し,遠方制御する機器は,

ライトペンにより4,032文字CRTから機器の面接選択を行な う。また、故障表示,操作手順については,文字を見やすくす るため1,920文字CRTを使用した。

(5)DXI/0(データ交換入出力裳置)は,CPU負荷率を低減す

るために,状態変化検汁機能付のDMA(直接記憶)方式とした。 (6)ラインプリンタ,タイプライタ,制御卓(CRTを含む。) カ【ドリーダなどは、自動又は手動でA,B系列どちらのシ ステムにも接続可能としている。

(7)A,B両系のシステムが停止しても,給電業務として最/ト限

必要な監視機能は確保できるように,系統監視盤及び記録計盤 CTW 分 電 盤 A系 リモートコントローラ A系 磁気ディスク CLC-P CTW lH≡-トコントローラ 白系 磁気ディスク 2M語 2M語 計算機問データ転送 CLC-P DX-BUS S)ニー Bし+S S二く-BJIS 入出力切替 制御卓切替 制御卓切替 系 B A 日系 プ ロ 入出力装 (P卜0) ス町直 補助継電器盤 ス屯直 七装引 力‥レ R出け プ入 警報盤 換置 交裟の タカト 一出DX デ入( デ入( 一出m タ交換 力装置 l■0) 42 を本計算機システムには独立して表ホできるようにしている。 (8)ソフトウエア保守のため記号入九リスト入力,カード入 力などを用意Lて設備時のデータ変換が容易にできるように Lてし、る。 3.2 計算機のヰ幾能分ヰ旦 (1)計算機の業務分担. 系統制御システムとして, (a)オンライン計算機ダウン時のバックアップ (b) ソフトウェア保守の容易性 (C)オンライン系業務の信頼性,高処理性を確保するため, オフライン業務とオンライン業務の処理の分散 を考膚Lて,待機バックアップ可能で平常時は業務処理を分 担する「ロードシェアデュプレックス方式+の二重系システ ムとした。図3に処理機能の分担状況を示す。A系列,B系列 2汽の計算機はいずれもオンライン,オフラインに切り替え られるように全く等価な機能をもち,モードだけが切り替わ る方士℃をとる。 (2)オンライン情報の人力 CDT,ATM(アナログテレメ】タ)からオンラインで入力す る情報は,DXI/0又はPI/0(プロセス入出力装置)を介してオ ンライン,オフライン両方の計算機に常時入力し,状態変化 検上土1処理及び記録集計処理は両方の計算機で常時行ない,オ ンライン計算機のダウン時に備える。 q 計算機の構成制御 2千丁の計算機は全く同様の機能をもつが,システム卓の指 定により,常時はオンライン,オフラインに機能分担する。 両計算機の相互監視はPI/0で行なう。異常発生時は,正常系 が他系状態を認識しており,他系オンラインであれば,自動的 中央給電所 (中央給電所データ転送) MODEM CLC-S 磁気 テープ CR +TW LTW CP (オフライン) +P CRT ・ (4,032字) Pレ0 CRT〉く2 =,920字,4,032字)

く⊃

監視システム卓記 董責 卓 監視制御卓 Pl.■O Pl/0 系 統 盤 ‥M T A T C C 【UT W H 力 ま

矧叩 中 集 電除所1ノ 柏変圧 甜次高 一絹 所所所所 向電電御電

甜発制給

釦高力中央 超火集中 豪家所所

繁閑

叫鵬。営社 特大公他 ただL,小括弧内は将来を示す( 注:略語説明など CTW(コンソールタイプライタ) ATM(アナログテレメータ) CLC-P〔通信制御装置(並列)〕 CLC-S〔通信制御釜置(直列)〕 DX-B〕S(DynamicX-B〕S) SXIBUS(StaticX-B〕S) CR(カード読取機) CP(カードせん孔機) LTW(ロギングタイプライタ) LP(ラインプリンタ) TC(遠方監視制御装置) CDT(サイクリックディジタル 情報伝送装置) WH(電力量) CRT(CathodeR∂yTube) 図2 秋田系統制御自 動化システム概略構成 図 日立高性能制御用計 算機HIDIC80-Eを二重系構 成Lたシステムの構成を示 す。

(3)

---1系

統 操 作 l石 統 臣亡 ■E■M _;■≡玉由・,_ l兼 肌 皿

】給

電 記 録 系 統 監 視 給電記章毒・統計 運 用 計 画 ソフトウェアデバッグ /一〃

/

オンライン計算機ダウン時のバックアップ 系 統 操 作 図3 計算機の機能分担 2台の計算機の機能分担を示す。オフライン 側は系統監視,給電記録は並行処理を行なうが,オンライン側のダウン時には, 運用計画,デバッグ処理を切り捨て, 刀てLている。 注:略語説明 CPU(中央処理装置) 停 止 モード

80①

〔システム立上げ操作時(手動)〕 系統j桑作業務をバックアップすることを ン イド ラ一 ンモ オ 待 機 モード (白系CP〕故障時) 〔他系CPU故障時(自動)及びCPU切替時(手動)〕 〔CPU切替時(手動)〕

オフライン モード 区】4 CPUのモード CPUの運転状態を示す四つのモードの関係と,更 にモードの推移状態を示す。 にオンラインに切り替わリバックアップするホットスタンドバ イ方式のデュプレックス機能をもたせている。システム区分 をソフトウェアから見ると, (a)オンライン,オフライン両系とも同様な機能をもって いるため両系ソフトウェアは全く同 一である。 (b)系統情報入力は,オンライン,オフラインのTC,CDT にかかわらず両系常時動作し,常に待機体制をとる。 (c)常時は両系データの一致は行なわず、時刻だけ同期する。 4.1計算機の切替

(1)CPUのモード

CPUの運転状態をCPUのご状態及び処土里業三拝などによr),オ ンライン,オフライン,待機,停止の4稚類のモードに規定 している(図4参照)。 (a) オンラインモード オンライン指定のTC,CDTなどからオンラインデータの 入力処理を行なし、,オンラインフ7イルの更新を行なう, 系統監視,系統操作,記録のオンライン業務を分担する。 (b) オフライ ンモード オンライン指定のTC,CDTなどについて,同様にオンラ インファイルの更新までは行なうが,系統操作、記録編集 印7二出力などの業務処理は行なわない〔つ 主に運用計画計算, 需給統計などのオンライン業務処理を行なう。また,オフ ライン指:起のTC,CDTの処理を行なし-,オンラインを模 擬した試験などソフトウェアデバッグ業務を行なう。 (c)待機モード 秋田系統制御所用計算機制御システム 123 IPL(InitialProgram Loutine)でシステムプログラムは 動作しているが,業務プログラムが動作していない状態。 (d)停止モーード 故障又はCPU停止操作による不動作状態。 (2)CPUグ)推緒二状態 CPUのこ状態i萱終回を図5に示す。 片系がオンラインモート動作中にダウンすれば,他系がオ フラインモーードであれば自動切替される。(CPU切替をロック することも叶)また,運用者指定により子動でCPUご状態を ̄切 i)拝えることもできる。 4.2 各装置のオンライン,オフライン切替 (1)制御卓の切替 各制御卓はCRTを含んで,各々がCPUとは個別のSX-BUS (共有バス)に接続されており,各制御卓ごとの指定によりオ ンライン,オフラインに手動切替でき,接続CPUダウン時に は,自動的に中立状態に切り離され,制御卓からの再指定接 続とする(図6)。

(2)Ⅰ/0(入∼1-けプ)機器の切替

補肋記憶装置としての磁気ディスクはCPU系くくり付けで ある。LTW(ロギングタイプライタ)はオンラインCPU側に 日動切替され,LP(ラインプリンタ)は,両CPUに使用要求 のつど自動切背される。ただし,共にシステム卓からの手動 切替も可能である。CR(カードリMダ)とMT(磁気テープ)装 置は,手動切替である。これら各人出力機器は,CPUのY-BUS (専有バス)とは個別のDX-BUS(共有バス)に接続され,各 各独立にオンライン,オフラインCPUに切替が可能である。

(3)TC,CDTの切替

対向†石ごとに人力はDXI/0,出力はPI/0で系独立に接続さ れるが、オンライン,オフラインに手動切替で才妾続を認識さ せる。計算機への監視情報入力が不要の場合は,人力を中止 できるr)横紙CPUダウン時は,自動的に中立状態に切り離され るっ

(4)CLC-S(通信制御装置)の切替

中央給電指令所とのメッセージ伝送を行なうが,記錨統計 業務に従属しているので,記紬一卓に従って切替が行なわれる。 4.3 計算機間データ転送 2系列のCPU問でほ,時刻を同期してオンライン入力を両 (自動切替ロック時) BD AD A ON B DOWN WN \J._/ 切替ロ CPU切替

卜望

注:略語説明 AD(A系故障) BD(B系故障) AR(A系復旧) BR(B系復旧) BD BR BD l BR ク時) AD A ON B OFF (手動切替)

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〕OWNl口OWNJ AD AR

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AR A OFF B ON ON(オンラインモード) OFF(オフラインモード) DO〉川(停止モード)

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A-B\

l OFFノ /

1

CPU切替 DOWN B ON 図5 CPUの状態遷移図 2台のCPUのモードの遷移状態を示す。特に オンライン系の故障時は,モードの自動切替が行なわれることを示す。 43

(4)

124 日立評論 VOL.63 No.2(198l-2) 泌 ゝも亀川1 図6 秋田系統制御所監視制御室 宝中央に制御卓を配置Lている。 それぞれ右から監視制御卓,記責責卓.監視システム卓と呼び,機能的に系統盤 と調和したマンマシン設計とLている。 系へ同時入力することによリデータの一致を図っているが、 復旧時の記録ファイル,及び制御卓て駁びにCRTから入力され るデータは,計算機間で転送を行なう。両系計算機の分離及 び独立性を確保するため,補肋記憶装置のクロスコールによ る転送を避け,CLC-P(計算機リンケージ制御装置)によりオ ンライン機からオフライン機方向だけの転送とした。 Il

計算機の処理内容

計算機システムの主な処理内容について以 ̄ ̄Fに述べる。 5.1系統監視 (1)系統盤表示 秋田県全域の一次系統及び主要二次系統の状態を表ホし, TC,CDTからの直接表ホとした。

(2)CRT表示

監視制御卓,監視システム卓に配置したCRTに表示を行な う。 (a)電気所画面 4,032字CRTに単線図を表示し,しゃ断器,断路器などの 情報及びパンク,送電線の潮流,母線電圧など常時計測 情報を表示する。1,920字CRTには,その電気所に関する 詳細故障情報を対にして表示する(電気所別故障画面)。 (b)系統一括画面 4,032字CRTに,秋田県全域一二大系(154kV以_卜)及び二二大 系(御所野系,大館系など主要66kV系)を表示し,系統全体 の状態把握を行なうため,主要しゃ断器,計測値を表示する。 (c) グラフ監視画面 主変及び主要送電線潮流,主要母線電圧,発電機出力な ど,系統内設備ごとに主要計測値を一括表示し,現在値を 棒グラフで示すとともに,上下限値,余裕値,スタティック コンデンサ,タップ値などの監視の関連情報を表示する。 (d)事故操作画面

1,920字CRTに,状態変化(系統事故,装置故障,上下限

違反及び系統操作履歴)を表示する。これは同時にLTW(ロ ギングタイプライタ)へも印字出力される。

(3)過負荷,電圧監視

潮流,電圧の上下限監視を行ない,メッセージ印字すると ともに,グラフ監視画面などに表示を行なう。 5.2 系統操作 操作対象は,154kV系変電所で,系統制御所⇔154kV系変電 所のTCを介して行なう。系統制御所側装置停止時は,集中制 御所からバックアップして行なう。

(1)遠隔操作(手動)

監視制御卓の4,032字CRTに電気所を選択表示し,ライト 44 ペンにより機器を直接選択し,制御卓のマスタスイッチ(押し ボタン)を操作して行なう。操作履歴は1,920字CRTの事故操 作画面で確認しながら進められる。 (2)平常時操作(自動) 平′馴寺自動操作は,事前作成の操作手順に従し、,自動的に 一連の操作を展開させる。計算機には標準手順が登録され, これを共に手順の編集作成を行ない,操作月日及び時刻を付 け,手順登録がなされる。当日操作は,登録した操作手順を 呼び出し,CRTと対話式に自動又は半自動(運用者が1ステ ップごとに確認をとる。)で操作を実行させる。 5.3 記金蔓統計処理

(1)記録機能

秋田支店全域の当日運用データ及び需給統計,運用計画計 算に必要な諸データを収集,編集処理し,LP(ラインプリン タ)に記録をとる。各日誌は,記録卓からの印字指示により集 計処理後印字きれるが、一方,伝送指示により中央給電指令 所へも必要情報が伝送きれる。 (2)データの収集,補正入力 監視処王堅で,TC,CDTからのオンライン計測値を加工し て作成するが,CRTに全集計データを表示し,オフライン値 及び補正値を入力するCRTリスト入力機能をもちデータ補正 を行なう。 5.4 運用計画計算

運用計画業務の中核である。(1)収集データの需給統計処理.

計算、(2)各党変電所の需給予想計算,及び(3)電圧潮流計算

を,本システムでは自動化Lた。 今後実施の対象とLては,運月引眼界値超過時のネック解消 計算,及び仮想事故シミュレーションによる系統安全性のチ ェリクと対策など,信頼度予測・予防制御などの計算業務も 導入の予二道である。 団 結 言 以上,今回試験運用を開始した秋田地区系統制御自動化シ ステムについて述べた。本システムは,約1年で仕様検討, 詳細設計及び製作試験を終わり,昭和55年1月現地に搬入さ れ,向3月末からは試験運用を開始し,昭和56年2月系統制 御所発足の予定である。極めて短期間で仕上がったのは,東 北電力株式会社の運用実績に基づく処玉里機能の標準化を推進 したことが効果の一つであるとともに,高性能日立制御用計 算機HIDIC80-Eの豊富なユーティリティと合わせ,電力系統 制御用とLて開発したCRT管理,出力管理など標準ソフトウ ェアを駆使した技術の支えも見落とせない。本稿は誌面の都 合によりこれらソフトウェアシステムについては割愛さぜる を得なかった。 本システムの完成は,近年の電力系統運用の拡大,制御機 能の集中化の環囁の中で,より効率的かつ迅速な連用制御か 期待でき,秋田地区電力系統運開に大幅な前進が図られるも のと確信する。 今後,系統別御所の役割は,系統拡大や環境条件の変化に よりますます拡大するものと思われるが,更に高度な系統制 御技術の開発にいっそうの努力を重ねていく必要があると考え る。 終わりに,本システム完成に御協力,御指導いただいた関 係各位に対し、厚く御礼申し上げる。 参考文献 1)平河内,外:最近の電力系統制御用計算機システム,日立評論, 61,551∼554(昭和54-8)

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