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燃焼ガスの熱物性に関する研究

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燃焼ガスの熱物性に関する研究

著者

川口 雅之, 矢野 利明, 鳥居 修一

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

36

ページ

5-10

別言語のタイトル

Study on Thermophysical Properties of Burnt

Gas

(2)

燃焼ガスの熱物性に関する研究

著者

川口 雅之, 矢野 利明, 鳥居 修一

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

36

ページ

5-10

別言語のタイトル

Study on Thermophysical Properties of Burnt

Gas

(3)

foranyfuelsusedhere. 川 口 雅 之 ・ 矢 野 利 明 ・ 鳥 居 修 一 (受理平成6年5月31日)

StudyonThermophysicalPropertiesofBurntGas

MasayukiKAWAGUCHI,ToshiakiYANO,andShuichiTORII TheaimofthepresentstudyistoevaluatethePrandtlnumbersofcombustiongasesby meansofamethodofchemicalequilibriumcalculationinwhichCO2,H20,N2andO2asthe combustionproductsareconsidered・Methane,ethane,propane,methanolandethanolareused asfue1s・Emphasisisplacedontheeffectsofviscosity,specificheatandthermalconductivity onthePrandtlnumber・Itisdisclosedfromthepresentstudythat(i)thePrandtlnumberof

combustiongasissubstantiallyaffectedbythermalconductivityofH20,(ii)iftheequivalence

ratio(ウ)ortemperatureisthesame,thehigherPrandtlnumberofcombustiongasisevaluated

forthecaseofethanol,and(iiilthemaximumvalueofthePrandtlnumberisobtainedat‘=1

燃焼ガスの熱物性に関する研究

2 . 記 号 説 明 a 熱拡散率[㎡/s] CP 定圧比熱[kJ/k9.K] Cpm混合気体の定圧比熱[kJ/k9.K] CU 定容比熱[kJ/k9.K] Le ルイス数 Mi,Mji,j成分気体の分子量[kg/kmol] Pr プラントル数 S サ ザ ー ラ ン ド 定 数 Sc シュミット数 T 温 度 [ K ] xi,xji,j成分気体のモル分率 ギリシャ文字 1 . 緒 論 ガスの基本的な輸送係数は3種類あり,拡散係数, 粘性係数,熱拡散率である。これら3つの次元が同一 であるので,これらを用いてプラントル数(Pr),シュ ミット数(Sc)およびルイス数(Le)などの無次元 数が求められる。 CO2,H20,N2などの純ガスの熱物性値(定圧比 熱,粘性係数,熱伝導率)に関する研究は従来から行 われており,それらの熱物性値を用いてプラントル数 も求められている。しかしながら,高温領域での熱物 性値の重要性は十分認識されているものの,その温度 域の熱物性値に関するデータはほとんど存在しない。 さらに,燃焼ガスのような高温でしかも多成分からな るガスの熱物‘性値は当然明確にされていない。 本研究では,各種燃料の燃焼ガスのPr数の算出を 試みる。そこで,純ガスの熱物性値を用いてメタン, エタン,プロパン,メタノール,エタノールを常圧, 当量比0.5∼1.5で燃焼させたときのPr数を求める。 粘性係数[Pa.s] 混合気体の粘性係数[Pa.s] i,j成分気体の粘性係数[Pa。s] T/1000 熱伝導率[mW/、.K] 混合気体の熱伝導率[mW/、.K] 動粘性係数[㎡/s] ●一■■夕 雪︾”︾″.

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(4)

−1231 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 3 6 号 ( 1 9 9 4 ) 17.6 p 密度[kg/㎡] ぴ T−273[℃] # 当 量 比 3 . ブ ラ ン ト ル 数 Tablelは燃焼を支配する基本的な輸送現象とその 係数を示している。さらに,運動量”熱および物質の 輸送現象はFig.1で示すように相互間で結びついてお り,その各輸送を支配する無次元数としてプラントル 数Pr,シュミット数Sc,ルイス数Leが挙げられる。 Pr数は以下の式で求められる。 括反応で生成される化学種には,CO,H2,OH,H, 0,NOなども含まれるが,CO2,H20,N2およびO2 がほとんどである。そこで,燃焼ガスはCO2,H20, N2およびO2の4成分で構成されているとみなし計算 を試行した。 4.1各成分気体の熱物性値 以下に各熱物'性値の求め方を示す。 (a)定圧比熱(1) 定圧比熱は,次のように無次元温度βの多項式の形 で表される。

‘≧'2.P=a,+等十器十崇十祭(2)

8<1.2cP=a6+a78+a882+a983+alo84(3) Table2は,双方の式に現れるa,∼a,0の値を各燃焼 ガス成分について纏めたものである。 (b)粘性係数(2) 温度T1の粘性係数ワ1が既知であるとき,T2の粘性 係数ワ2は次式で与えられる。また,燃焼ガス成分の サザーランド定数Sと粘‘性係数ワの値はTable3に 7−P CPワ 一一 yla −− r −恥︾一●●一 (1) 12.1373K 147 入 ハ 0.198 C P j o 、 当然,Pr数は定圧比熱,粘‘性係数および熱伝導率の 3つの熱物性値により表される。 4.計算方法 炭化水素系燃料を空気中で完全燃焼させたときの総 TablelTransportcoefficient.

Material

】【 0.267 】 Ⅱ 皿 巴 皿 】皿【】皿【:LⅡ 】Ⅱロ【 】【】rL【・【】【 J r O I Z r a n S D C

ツ、ミ

Table2Thevaluesofa,∼a10forcomposition ofburntgas. 1785 CO2 H20 N2 02 1612 −0.139 −2.575 4.912 -2.653 1.071 −0.507 1.939 -1.816 0.558 1612 3.608 1454 釦一鈍一鈍一釦一郎一鈍一鋤一鈍一鋤一帥 −0231 −1574 −0.741 6 1885 3.004 0.167 1679 −0.610

Momentum

<瓦〉

−3.890 −0.493 −2.285 Fig.1Correlationoftransportphenomenon. 1.337 0.627 1.089 0421 1.870 1125 Table3Sutherlandconstantandcoefficient ofviscosity(1atm,273K). −0.431 α|珊一肌 −1.837 1.690 0.997 1.107 CO2 H20 0.883 S’7 240 650 104

(5)

q=22mc,(d8/djC) 7 ] 式(3)によって求められる。 帥 n ノ1m=2

+

_

L

Xij=1 i≠j 示されている。

,側!(器)(署)",(4)

(C)熱伝導率(3) 熱伝導率の温度依存性を考慮するために3次の近似 式を適用した。 (9)

A川=士[,+│芸W器W{淵伽I

S i = , / 豆

§ 7 ( ' 1 )

H20のように有極性分子を含む混合気は下式より算 出される。

Sii=0.733,/豆 耳(12)

ルーbl+b2ぴ+b3ぴ2+b4ぴ3 (5) 式中のb,∼b4は文献(3)のグラフより求め,これら をTable4に示す。 4.2混合気体(燃焼ガス)の熱物性値 燃焼ガスを構成する各成分の温度に対するモル分率 は化学平衡計算によって求められ,これを基にして混 合気体の各熱物性値はそれぞれ以下のように得られる。 (a)混合気体の定圧比熱 混合気体の定圧比熱は次式で算出される。 CPm=ZXiCpi (6) (b)混合気体の粘性係数(3) 混合ガスの粘性係数は,成分気体のモル分率と粘‘性 係数をWilkeの式(3)に代入することによって求めら れる。

5.計算結果および考察

5.1気体の熱伝導と粘性の関係 燃焼ガスを構成する各成分ガスの熱伝導率と粘'性係 数は文献(5)を基にして算出した。以下にその導出過 程を簡単に示す。 単位面積,単位時間に通過する熱量qは熱の流れ る方向の温度勾配dβ/dxに比例すると仮定され,次 式で表される。

q=-ルー差÷('帥

気体の定容比熱をc。とすれば,質量mの分子の1個 当たりの比熱はmcuである。これは温度1Kの上昇ご とに分子に与えられる運動エネルギーに対応する。気 体内に温度勾配d8/dxがある場合,距離22だけ離 れた位置の分子間の温度差は(dβ/dx)・22である。 これらの分子間では,エネルギの差qが保有される。 n ワ画、=Z i=1 ワi (7)

'

+

-

L

Xij=l i≠j

{

'

+

(

)

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)

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(8)

'

+

(C)混合気体の熱伝導率(3) 混合気体の熱伝導率はLindsay-Bromleyの理論 【 1 (14) 分子はx,y,zの6方向にそれぞれ1/6ずつ運動して いると一般に考えられる。従って,1㎡の気体中の分 子数をN個,その平均分子速度をV(m/h)とすれば, 面積1㎡を一方向に通過する分子数は1時間にNV/6 個である。この一個一個が前述のようにエネルギーを 伝えており,その総和が(13)式の右辺に対応する。こ の関係は以下の式で表される。

帯=2‘mco万T

d 6 N U (15) 従って,熱伝導率は次式のようである。

=

N

m

u

c

c

(16) Table4Thevaluesofb,∼b4forcomposition ofburntgas. 川口・矢野・烏居:燃焼ガスの熱物'性に関する研究 CO2 H 2 0 N 2 州﹄ 【 1

(6)

8 10 因を高温域での粘性係数の変化から検討する。 Fig.3は,文献(2)の理論式で求めたH20の粘性 係数の値を文献(3)の実験値,文献(4)の値と比較し たものである。文献(2)の理論式から算出した粘性係 数は,温度が高くなるにつれて文献(3),文献(4)の 値と大きく異なることが分かる。そこで,上記と同様 の方法で文献(3)の実験値を用いてPr数の算出を試 みた。文献(3)の実験値より作成したH20の粘性係 数は以下のように近似した。 ワー7.8900×10-6+4.1388×10-8ぴ−1.0842 ×10-12ぴ2+5.3642×10-16ぴ3 (20) ここで,p=Nmは気体の密度である。さらに上式 を変形すると次式が得られる(5)。

÷

9

5

c

(17) γは定圧,定容比熱の比γ=Cp/Cuである。 気体の粘性は分子の衝突で生じる。速度勾配のある 気体内で衝突分子間の運動量の交換を考えれば,式 (16)と同様の方法で粘‘性係数ワは求められる。

=

÷

'

(18) 式(17)と式(18)を辺々で割れば,以下の関係式が得ら れる。 c P ヮ − 4γ (19) ス 9γ一5 これはPr数である。右辺の比熱比γは対象とするガス については圧力と温度にほとんど依存しないので,Pr 数は圧力・温度に対してほぼ一定値を示すことが窺える。 5.2熱物性値の修正 Fig.2は,先に示した計算方法により,メタンを常 圧,当量比1.0で燃焼させたときの燃焼ガス(BG)と 燃焼ガスの各成分のPr数を示したものである。H20 のPr数は温度が上がるにつれて大きく減少している。 CO2,N2,02のPr数は600∼1000Kの範囲でほぼ一 定であるが,1000∼1600Kでは多少増加している。燃 焼ガスのPr数は約0.78から0.74へ多少減少している。 H20以外の燃焼ガス成分のPr数は温度に対して多少 変化しているものの,大きな変化はみられない。H20 のPr数が温度上昇に対して大きく減少しているが, これは先に述べたPrの特性と矛盾するので,その要 500700900110013001500 T(K) Fig.3Coefficientofviscosityversustemperature. Fig.4は,上式(20)を用いて燃焼ガスと各成分ガス のPr数を求めた結果を表している。H20のPr数の 1

00006543

︵の。⑯﹄ミ︶屋 0.9 20 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 3 6 号 ( 1 9 9 4 ) 0.9

淵0.8

聖 6008001000120014001600 T ( K ) Fig.4Prandtlnumberversustemperature. 0.5 6008001000120014001600 T ( K ) Fig.2Prandtlnumberversustemperature. 0.8 0.6 消聖 0.7 0.7 0.6 H20 ● ● ● ◎◎ ◎。 ◎◎ 。◎ X● 。 X ● ◎ x◎ 悪 。 ◎◎ ◎0 四J X X ◎ ▲ 穴 ● 。 X 公 。 ● ◎ : 。 ◎ ◎

234

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〆縦一 閉ヨ昨週二sゴ 牌g匡な雪雲弓昌L5畠。-6功笥

□CO2 ○H20◇02 △ N 2 × B G 、。、 □CO2 ○H20◇02 △ N 2 × B G 、ヘ。、

o

-

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-

o

烏ゴ、 P つふやく→G国シ@コーx−x→←×三

鱗減一

閉ヨ陸審毛司再EU居る−5− 一 一 戸幻=ケーヶーヶ国F 急 げ 一

(7)

9 0.78 変化は,Fig.2の場合に比べてFig.4では小さくなっ ているが,その変化はかなり大きい。H20のPr数が大 きく変化する要因として,定圧比熱を以下で検討する。 Fig.5は,これまでに用いた文献(1)の定圧比熱を 文献(3)と文献(4)の値と比較したも、のである。各文 献の定圧比熱に大きな相違は見られない。 Fig.6は,H20の熱伝導率として文献(3)の代わ りに文献(4)の値を用いて得られたPr数の計算結果 を示している。算出に際し,文献(4)からH20の熱 伝導率を以下の近似式で表して,これを使用した。 A=(5.5226+1.6813×10 2T+1.0119×10 4T2 -2.6214×10-8T3)×10-6 (21) H20のPr数は約0.9,N2は約0.7の値を示すことが 分かる。CO2,02のPr数は約900Kまでほぼ一定で あり,その値から1600Kまでやや上昇するものの, この傾向はかなり緩やかなものである。 5.3各燃料における燃焼ガスのPr数 前章では,燃焼ガスの各成分ガスの粘性係数,熱伝 導率および比熱を修正することによって,比較的正し いPr数を得ることが可能となった。以下では,メタン, エタン,プロパン,および代替燃料として注目されてい る低級アルコール類のメタノール,エタノールの5種 類の燃料を常圧,当量比0.5∼1.5ケ温度1000∼1600K の範囲で計算し,各燃料の燃焼ガスのPr数を求めた。 Fig.7は,当量比が1の場合に,温度に対するPr 数の変化を各燃料の燃焼ガスについて纏めたものであ 3 0.76 0.84 1 0 0 0 1 2 0 0 1 4 0 0 1 6 0 0 T(K) Fig.7Prandtlnumberversustemperature. 5 2 ︵嵩・函筈へ[望︶ 0.82 H﹄ 色 〔_〕 0.8 2 川口・矢野・鳥居:燃焼ガスの熱物'性に関する研究 0.9 、1.5 消0.7 畠

500700900110013001500

T(K) Fig.5Specificheatatconstantpressure versustemperature. 淵﹄ 1 0.8 0.6 0.8

0 . 5 1 1 . 5

妙 Fig.8Prandtlnumberversusequivalenceratio. 0.6

6008001000120014001600

T(K) Fig.6Prandtlnumberversustemperature. 0.7 0.5 ロロ T=1000K

I

〃 一 △ ×C2H6 ◇C3H8 □CH30H ○C2H50H 1 1

②=

f

〆。『

△CH4 ×C2H6 ◇C3H8 □CH30H ○C2H50H H20 今 び ◎do の◎ ◎ 一X●鋲 q ① ●かb x・pKの の b 認火dCK の ● ぴ◎ 。。① ○Ref、1 ●Ref、3 *Ref、4 烏o、o−o−1. ■ □CO2△N2 ○H20◇02

| ’

×BG U酉。畠○画O弓畠。−.−.−.弓 −.−。-ひつ凶 q − a − 一.=ひゴヮ今一 q ‐cPJぐP』ぐ毎Jぐ戸 p ←饗画うく一舞冒偉耗一x−耗一×三 一 』 し = 弓

澱“一 陰g三思ヨ8=串 配巨弓匡8巨弓昌 一 胃一一心ーひ‐ 一−

(8)

10 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 3 6 号 ( 1 9 9 4 ) る。燃焼ガスのPr数は温度の上昇とともに単調に増 加している。これは温度上昇にともない各ガスのモル 濃度が変化したためであると考えられる。この傾向は 何れの燃料においても見られ,特にメタノールのPr 数は広い温度領域にわたり他の燃焼ガスに比べ大きな 値を示している。 Fig.8は,各燃料における当量比とPr数の関係を 示したものであり,T=1000Kの場合の結果である。 当量比が増加するにつれて,各燃焼ガスのPr数は増 加し,ウー1で最大値を示し,その後単調に減少して いる。 6 . 結 論 各種燃料を当量比0.5から1.5まで変化させ,1000 ∼1600Kの温度領域における燃焼ガスのPr数を計算 した結果,有益な知見が得られたので以下に纏める。 (1)高温領域における燃焼ガスを構成する各成分ガス の粘性係数や熱伝導率を幾つかの文献を基にして近 似式を作成し,これを用いて比較的正しいPr数を 求めることができた。 (2)当量比や温度に関係なくメタノールの燃焼ガスの Pr数は他の燃料に比べ大きな値を示す。 (3)各燃料の燃焼ガスのPr数は当量比1.0で最大値 を示す。

参考文献

(1)水谷幸夫,燃焼工学,1989,(63),森北出版. (2)国立天文台,理科年表,1992,物28(448). (3)日本機械学会,伝熱工学資料(改訂第3版),1975, (312). (4)日本機械学会,伝熱工学資料(改訂第4版),1986, (328-329). (5)甲藤好朗,伝熱概論,1969,(8-9),養賢堂版.

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