中学校の教科担任と特別支援教育支援員の連携の促進 : A市の特別支援教育支援員の実態調査を踏まえて
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(2) 3.結果と考察. 支援内容が明確化され、生徒の実態把握、支援. 教員と支援員の連携に困難性があることが. 員の活動を全職員が周知できたなどの効果があ. 明らかになった。一方で「対象生徒に良い変化. り、教員と支援員の連携が促された。これらの. が見られた」、 「学校や生徒にとって役に立て. 効果から、生徒への支援の充実にもっながり、. た」、 r支援員を継続したい」などの印象評定. 生徒のよい変容が見られる結果となった。よっ. が高いことが明らかになった。これらのことか. て、地域や学校の実態を把握し、教員に適した. ら、支援員は教員や生徒との関係も悪くなく、. 連携方法を用いることは、教員と支援員の連携. 仕事にやりがいを感じていることが推測できた。. の促進に有効であると実証できた。. 支援内容が不明確で、役割分担ができていない. (回) 目し醐 介入1期 介λ螂 FU期. ことなどから、学校側が支援員を有効に活用で きず、十分な連携に結びついていない現状があ. 11い1!. ると考えられた。この現状を改善するためには、. 1、: l. 支援員の殺害■1を明確化し、教科担任と連携でき. I 1 l. るシステムを構築することが必要であると推察. l l. された。. 1 1:ヨ 4 0 0 τ 呂 010 H121014蝸(過). 皿 研究2. Fig.1教員と支援員のコミュニケーション数. 1.目的. V1総合考察. 研究1の実態を踏まえ、B中学校において教. 教員と支援員の連携促進には、実態調査や校. 科担任と支援員の連携を促し、支援員を有効に. 内研修会などのソフト面とカスタマイズされた. 活用するための校内研修会を行い、学校や支援. 支援ツールを活用し学校内のシステムを構築す. 員の実情に合った支援ツールを活用した。これ. るハード面両面からのアプローチが必要である. ・ill・… 1 ・ 1. .一 .、..、 ...1−. らの介入の効果を確認するとともに、教員と支. と考えられた。. 援員のコミュニケーションの変化が、教員と支. 特別支援教育が本格的に始まり6年目を迎え、. 援員の活動や生徒への支援に与える影響につい. 今後ますます支援員の配置を望む声は増大する. て検討することを目的とする。. であろう。教員以外の支援員、スクールカウン. 2.方法. セラーなどの導入が進んでいる学校において、. 参加者は、支援員と10名の教員であった。. 「職種間連携カ」を身につけておくことが、必. 支援員の役割の明確化、教員との連携の必要性. 要であると荒川(2008)が述べている。このこと. を伝えるために、校内研修会を行った。教員へ. からも、特別支援教育コーディネーターが支援. のインタビューから、教員によって継続できる. 員等の外部スタッフをマネージメントすること. 連携方法が違っていたため、複数の支援ツール. が不可欠である。そのためには、特別支援教育. を作成した。支援員が、授業前に支援内容を把. コーディネーターをバックアップする校内体制. 握し、教員と情報交換することと、配慮を要す. を構築することが前提となるだろう。. る生徒の支援を明確にし、教員と支援員が共通 理解することを目的とした。. 3.結果と考察. 主任指導教員(宇野 宏幸). 教員と支援員のコミュニケーション数の週. 指導教員(岡村 章司). ごとの結果をFig.1に示した。介入の効果から、 排昌し古短昌(rミ_一.片一“ノr・ノベ噌十■n1払. 松只し人恢只)ノー 、一一ノ / コ /〃一I’日ノ川レ’」O.
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