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中国における彫塑教育の現状と高等学校での彫塑領域の授業実践 : マツスの構築テーマとして

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Academic year: 2021

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(1)中国における彫塑教育の現状と高等学校での彫塑領域の授業実践          一マッスの構築テーマとして一 専  攻. 教科・領域教育学専攻. コース. 芸術系. 学籍番号. M10211f. 名  前. 朝倫巴根. に古い部類に属するものではあるが、求. はじめに. 心的に考える場合、やはりこの領域は、 研究の背景と研究の動機.. 造形の中心的な位置づけがなされるも. 抽象芸術の展開や現代美術の台頭な. のといえよう。美術科教育ということを考. ど、現在の美術の広がりには目を見張る. えた場合、遠心的な方向で美術を広がり. ものがある。このことは、日本も中国も同. で捉えていく方向が一つあるとするなら. じで、先進諸国にはすべて共通すること. ば、逆に求心的に物事を見つめ、その. であろう。古来より美術は、絵画・彫刻・. 本質を追及するという二元論的な視点が. デザイン・工芸という領域が存在し、それ. 必要なことは言うまでもない。こうしたこと. ぞれの領域はそれぞれの中でその領域. を考えていくと人体塑造という領域は、. 的独自性を確立するような方向で展開さ. 教育で考えてみても、確固たる教育的価. れてきた。現在ではいろいろな価値観が. 値のある領域と思われるのである。. 混沌とし、こうした考え方そのものが意味. しかしながら彫塑造形ならびに彫塑教. をなさないという見方も存在する。現代で. 育に関する文献というのは日中問わず. は新たな価値観が矢継ぎ早に展開され、. 非常に少ないのが現状であり、こうした. 我々は様々な新しい価値観や物の見方. 領域の教育が余り振興していない状況と. に真新しさを感じたり可能性を感じたりは. いうのはとても残念なことに思われる。. するものの、美術の本源たる造形は、こう. こうした背景と、この領域の教育の内容. したものの中に埋もれつつある状況であ. 論的側面に興味が向いたのが、本研究. る。. の動機である。. 人体塑造という領域は、こうした美術の. 広がりの観点から見るならば、やはり古. 研究の目的. いタイプの芸術と評する人間も存在しよ.  本研究では、彫塑領域の授業というも. うし、中には現代という時代において意. のについて考えていきたい意向であるが、. 味がないとする作家や美術教育者も存. この際、授業の構想に当たって、何らか. 在したりするのが現状である。. の手がかりや、参考となる資料を求める. しかし、この領域は造形の最も根源的. わけであるが、これらに関しては、日中の. な所に立脚した芸術であり、美術それ自. 著名な文献や実践案、論文などに着目. 体を遠心的に追求する場合には、確か. したい。. 一382一.

(2)  本研究では、中国の彫塑教育の起こ. 研究の流れ. りから現在までを佑敏するとともに、彫塑.  研究の流れは目次に示す通りである. 教育関連の日本における新たな試みや、. が、第1章では、中国における彫塑教育. 日本で筆者が学んだことなどを織り交ぜ. の具体的な形を見て行きたい。本章で. ながら、中等教育後期美術課程(日本で. は、まず第1節で中国彫塑教育の起こり. は高等学校に相当)における彫塑(人体. と現在に至る経緯を傭蹴し、第2節では、. 塑造)の授業実践案を出してみたい。. 現代の中国の高等教育・中等教育にお ける彫塑教育の現状に多大な影響をも. 本論文の構成. たらした中央美術学院の授楽と、その影. はじめに. 響を見るために、そこから地理的に遠く. 離れた内モンゴル大学附属中学高等部 第1章中国における彫塑の教育について. (正式名称:内モンゴル大学芸術学院附.   第1節中国の彫塑教育の起こりと展開. 属中学、高等部は日本の高等学校、中.    第1項1928年∼1949年まで. 学部は日本の中学校に概ね相当する。).    第2項1949年∼1978年まで. での授業を見て行きたい。.    第3項王978年∼現在.  第2章では、日本の彫塑教育の具体.   第2節中国の彫塑教育の現状. 的な姿を巨視的に見ていきたい。本章で.    第1項中央美術学院の彫塑関連の. は日本の彫塑教育の流れと現状を述べ、.      授業と内モンゴル大学芸術学. 特に石上氏著r塑造の指導方法につい.      院附属中学高等部での授業. ての考察1」を資料とし、彫塑教育の内容.      授業. や歴史的変遷について述べ、第2節で.    第2項考察. は、現代日本の彫塑教育の中でもとりわ. 第2章日本における彫塑教育について. け目新しい取り組みや効果的と思われる.   第1節日本の彫塑教育の流れと現状. 内容について調査を進めていくが、この.    第1項目本の彫塑教育の起こり. 際マッスの構築という考え方に着目した.    第2項目本の彫塑教育の現状. し、。.   第2節目本における彫塑教育の新たな.  第3章では、筆者が在籍した内モンゴ.      試み. ル大学芸術学院の附属中学高等部美. 第3章高等学校における彫塑領域の実践. 術専門課程の3年生を対象とし、中国で.     案について. の彫塑教育に筆者が日本で学んだ彫塑.   第1節附属中について. 教育の要素を盛り込んだ彫塑の関連の.   第2節美術関連のカリキュラム. 授業作りを行ってみたい。.   第3節授業実践案について. 主任指導教員初田 隆. 指導教員前芝武史. おわりに. 一383L.

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