子どものあそびに関する調査研究
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(2) . 伊藤勝志:子どものあそびに関する調査研 究. 子 どものあそびに 関する調 査研究. 伊 藤. 1. は. じ. め. 勝 志. に. 人 間の一 つ の活 動 形 態 で あ るあ そ びに 関 し ては、 例 え ば定 義 づ け の問 題 をは じめ と して、 あ そ び. の本質的な意義を求めようとする、 所謂あそびの 頓諸学説″ や、 その教育的価値についての言及な ど、 理論的な側面からの考察や、 分類・発達・さらにはあそびを規定する様々な条件を見出そうと. する如き、 あそびの活動自体をもとにしての調査・研究など、 これまでも実に多くの報告がなされ てい る。 と は言え、 あ そ び の 活 動 に は 極 め て 多 様 な 面が含 まれ て おり、 こ れ ら を包括 的 に把 握 した. 論述は非常に少ない。. ) 1 つ 2 シラー 或いはホイ ジ ンガ一 等の主張するよ う に、 あ そ びは 人 間 の 本質 的 な 活 動形 態 で あ り こ の 、 意 味ではあ そ びの 研 究 は 人 間一 般に つい てな され る べき も のか も知 れない。 しか し人 間 を 単 に 大人. と子どもとに区分することが可能であるとすれば、 両者のもつあそびの意味は普通かなり異なっ た も のと 考 え ら れて い る。 つ まり、 大人に と っ て あ そ び は 日々 の労働 に よ り蓄 積 さ れ る 疲労 や 緊 張 を. 取り除く、 言わばレクリ ェーション的な要素が強く、 そこには当然、 気晴らしと言う明確な目的が も 今日ではこのような労働との関連からあそびを云々することは必ずしも適切とは あると言われる3. 言 えないが4之 それでも な お 大人 に つい て は こ のよ うな 説 明が一 般的 に な っ ている。. これに対し、 子 どものあそびは大人の場合とかなり異なっ た観点から眺められている。 子どもは 日常生活の大部分を、 個体の維持とは直接関係のないような、 一見無意味な活動で占めている。 そ れらの活動の多く は、 自分以外の者から強制されることもなく、 活動すること以外に目的を持たな )と言 い、 そして、 それ に 依 っ て 解放 感 或 い は 快 感 と、 あ る程 度 の 緊張 を 伴うものである5)6 わ れ てい. る。 子どもに見られるこのような自主的でそれ自体を目的とした、 緊張感と解放感とを伴う活動が、 一 般に子 ど ものあ そ び と 呼 ば れて い る。. 古来、 子どものあそ びは愚物の代表のように扱われてき た。 確かにそれらは、 何ら経済的な意味 での生産もしなければ、 直接大人及び社 会に益をもたらすものでもないけれど、 子ども自 身はそれ 等一見何の役にも立たないような活動を通して、 彼等の精神的・身体的・或いは社会的様々な機能 を充 実・ 促 進さ せ てい る ので あ っ て、 あ そび は子 ども が人 間 と して 成長 す る う え で の重要 ・ 不欠 欠 な活動 で あ る、 と する のが今 日 で は 誰 も 否定 し 得 ないと こ ろ で あ ろ う。. このような観点から子どものあそびを考えるならば、 個々の子どもの成長・発達を最大限に 助長 しようとする教育も又、 あそ びと密接な関連を有してくるのは当然と言えよう。 あそ びの研究はむ しろ、 教育的な観点か らの報告がほとんどであ ると言っても過言 ではない。 特に近年は、 あそびを おろそかに した結果、 子どもに生じる様々な教育上の問題が、 学校や家庭の中に明らかにされ、 人 格 の形成には幼児・児童期を通じて充分. なあそびの保障が必要であることが繰り返し指摘されるに ) 至 っ て、 そ の 教育 的 価 値 が あら た め て 問 い直 さ れ てい る7 。. とは言え、 子どもの あそびは実に多様であり、 その各々が個体の内的或は外的な種々の条件と密. 接 に 結びつ い てい る こ とは、 こ れ ま で の多く の研究 が示 す と こ ろ で あ る。 13.
(3) . 伊藤勝志:子 どものあそびに関する調査研究 ハ ーロ ッ ク は一 あそ び に 影 響 を与 え る要 因 と して、 健康 状態、 知 能・ 男 女の違 い、 運 動 の発 達、. 環境・家庭の社会 経済的地位等8項目を挙げ、 その各々 が子 どものあそびを量的・質的に 規定する ) 9 と述べている8も環境については又、 都市と農村の違いとか遊び場の多少とかの空間的な条件 の外、 1 0 季節や時代の変化などの時間的違い も又あそびに影響すると言われている も さて、 波多野に依れば、 初期の機能的あそびにみられる ように、 あそびは現在利用 できる 機能を 1 1 最大に試用することに始まる も さらに又、 前述のように子 どものあそびは、 活動を通して心身の諸 機能を発達させて行く過程で もあるから、 発達に伴う機能の充実に従い子 どもの活動も又、 当然そ れ に対 応 して 更 に高 度 な も の へ と 移 行 す る 筈 で あ る。 こ の よ う な、 機能 の発 達 ・ 充 実か ら、 あ そ び. 〕 1 2 の変化を考察しようとするのが、 バーテ ン 等に代表される発達的観点であろう。. 以 上 の よ うに、 子 ど も のあ そ び につい て は 非 常 に広 範 な 領域 にわ た っ て 研究 がなさ れて いる が、. そ れで も な お、 例 え ば 男 女差は い つ 頃 か ら生 じる のか、 或 は、 どん なあ そ びが、 子 ども の どの よ う な 面 に、 ど う 影響 を与 えて い るの か、 あ そ び に 依 る 教育 と は どう い う こと なのか、 等々、 教 育 的 観. 点からあそびを通し子 どもを理解するには末 だ充分とは言い難い。 それ故、 前述の如き様々な条件 との関連において子どものあそびの現状を一通り把握することは、 今後子どもとあそびと の関係に ついて研究を深め、 望ましい教育を進めようとするうえでの基礎的段階と して是非必要と 考える。 本研究は、 基本的には上記のような意図のもとになさ れたものである。. 亘 1 . 目. 研究の目的及び方法 的. 幼児・児童のあそ びの実態を把握し、 過去の研究結果と比較しながら、 二・三の点について検 討 を 加え る。 法. 2 . 方. ( 1 ) 質問紙調査法による実態調査 項目は、 自家の内外におけるあそ びの種類・遊具・あそび仲間・場所・時間等7項目。 配布 0%。 は全対 象児に対し、 幼稚園及び小学校を通じて行い、 一週間後に回収した。 回収率約8 { 2 ) 対象児 市内の幼稚園児及び小学校児童。 男女合計9 8 0 名。. { 3 } 調査実施時期。 昭和48年10月。. m. 結果及び考察. 発達上のおおまかな様子を知る目 的で、 学童に. つ い て 2 年 ・ 4 年 ・ 6年 の3 学 年 の みにつ き 資 料を整理した。 結果整理上の対象児は表 ‐1の如. 表-1 対象児構成 (人). き構成である。 以下、 各項目毎に検討を加え たい。 1 . よく おこ なわ れる あそ び 表 ‐2 は 列 挙さ れた あそ び の中 よ り頻 度 の 高 い もの を10種類 抜 き 出 し、 各年 令 毎 にそ の割 合 を も示 し た も のであ る。.こ の 表 から は 概ね 次 のよ. うな特徴があげられる。 14. 4才. 5才. 6才. 2年. 4年. 6年. 男子. 38. 96. 68. 45. 48. 59. 女子. 24. 71. 83. 51. 39. 55. 計. 62. 167. 151. 96. 87. 114.
(4) . 伊藤勝志:子どものあそびに関する調査研究. 表2. 男 屋 内. 子. で の あ. 女. そ び. 子. 4 本 ブ 描車 お っ ご 工 玩 粘. 屋 外 で. 子. の あ そ. 女. び 子. 歳. 婦る もク 画. り 一み紙 木 っこ 作 具土. 本 をみ る 描 画 人ま 形 ま ごと お り 紙 ご っ こ 粘ぬ 土 り え 楽 器 つ み 木 目土. 男. よく遊ばれるあそび (%). 固 ポ 虫 か ま か 縄 植. 5 本 ブ 摘 車 お ご ゲ エ ト つ. 歳. 弱 るク画 も 一 り2 紙 こ ム 作 ンプ み木. ま ま ご と画形ろ紙え器こ 描 面 摘人 人 影 ま ま ごと 本おぬ 薬 本お を み をみ ろ リ リ 紙 プロ ツク リ ごぬっ こ ご っ リ え ブつ トラ ンプ ロッ ク ゲ ー ム み 木. 転 腺車び具 目土固 鎚 虫 ル - とリこ ポ 物 お 紅と 棚 か 上ば集 び裸 ま野縄. 目 土 固 縄 まポ 虫 か おか. 転 窒 ¥紘 車 び 具び. と ル リこ こ ぽ. 6 歳 本車 を み功 る ミ 一 描 画 プご ロック っ こ お リ 紙 ト ラ ンプ ゲ ー ム 作 エ プ ラ モ デル. & ¥ あ と 寵 鎚 と 転 概 室 誓. 車 び 具リ. ル こぽ び と球. 固 縄 目 土まポ お かか ゴ. 具 び 車 び と ル ここ ぼび. 目 土 園 お 縄 ポ 虫 ご か 野. 転車 腺 細 び具 め とこ びル ‐っ と リ 獅こ ぼ 球. と び具 鰹と車 鼻 び お こ ポ か あル こ か ぼり 虫 と 縄 固 ま 目土. 2 年 本 をラニ み るブ ト ン ミ 力ー ゲ ー ム画 描粘 土 ブ 零ブ “ル ビ テブ 。・ ンク エ 作. 4 ゲ本. - 鶏るム プ ル 描 面プ ▽棋 ト 将テ ビ プ 獣ク ミ. 6 年 ゲ ー ム プ トラ 棋 将本 を‘ 歩 るル プラ モ デ テ レ ビ め ん こ . 摘 画 ウベ ー 五 目≦ 車 ミ二カー. 人 本 を ま ま 描ゲ. 本 をラ み る トゲ ン プ 一 ム 人 影 構 画玉 手 お き おキ E y え ぬ リレ リ テ ビ お 紙. トお. き. ー お リ テ レ ぬき リ 楽 岬. 形る と 画 紙 ビ え え器. 転車 膨ま球ル こ ポ 臥 か細 とぼ びび 土 錨 か 目 こ お野. 固. こ 具. 細 と 固目ポ .. び 具車. 一 ルび ゴ ムま と ま ご とこ お に ごっ かく れ ん小 ぼン び バト じ 土 セ嬢 そ. 年. ー 作. エ. 車球. 目野. ま こ 固定遊具 ポ ‐ ル か けっ こ 細 と ごび 虫 リ バ 自 ハン お 腹.っこ. 本 揃 お ゲ テ 歌 人 楽. ギプ玉 婦画き る 闘. 一 ム し ビ r、 ) 形器. 野 自 転 こ バ丁 マ ポ. 球 車 ま ンル. あ - パサ繊 , - げと り 細 び 十 字 架. 転車 ? ポ 目‐車ル 転 ソ ゴ ヱび び バ ル 窮こび具 細お固 ーび 鰯こせ具 十 し - 守こ か 瀞こ. 目 パ 縄 ポ お ゴ 固バ か 虫. り. バ. ン. び. ( 1 ) 男子に多くみられるあそび. 物 工作 屋内 : ミ ニカ ーな どの 乗 り 物 玩 具 類、 工 作、 プ ラ モ デル 作り。 野 球. く学 童 の コ マ ま わ 屋 外: 野球・ 学童 の ゴマ ま わ し。 に多 みら れ る あ 〜 そび. { 2 } 女子に多くみられるあそび。 人 形 ま ま ご 十 とぬ り. 屋 内 :人 形、、 まま ご と、、ぬ り 絵。 学 童 の お 手 玉 おは じ 学 童 の お手 玉、、 おは じき等。 と共 に 増 加 す “ あ るそ び. ( 3 ) 年令と共に増加するあそび. ゲ ム トラ 作ン プ等 の 屋内 : ゲ ー-ム、、 トラ ンプ等 の 勝 負 ご と。o プラ モ デル の ′ o. 屋外:野球、 学童の球技類。o 4 ( ) 年令と共に減少するあそび 15.
(5) . 伊藤勝志:子どものあそ びに関する調査研究 屋 内 :ブ ロ ッ ク 類、 ミニ カ ー、 おり がみo. 女子の人形、 まま ごと等。 屋外:± ・砂あそび、 固定遊具類、 ままごと等。 5 ( ) 年令による変 動の少ないあそび 男子の工作類・女子のぬり絵。 6 { ) 性別・年令による変動の少ないあそ び 屋内:読書 (マンガを含む)、 描画。. 屋 外 : 自 転 車、 ポ ール あそ び、 かく れ ん ぼ。. 幼児から学童までを対象とした 最近の調査はほとんど見当らないので、 細かな比較検討はできな いが、 幼児のみを対象と した調査結果と比較してみると、 あそびの種類はすでに4才代にあらわれ ) 1 4 ) 1 3 ており、又、 読書 や描画 等は幼児期の代表的なあそびと言えるようである。 少し古くなるが、 児 玉らの報告と比較してみると、 年令によるあそびの増減では、 勝負 ごとのように今回の結果とは逆 の例もある が、 一致した点もかなり多い。 例えば男子に特徴的なあそびとなっている 乗り物玩具、 ) 1 5 1の 女子の人形、 まま ごと、 お手玉、 おは じき 、 縄と び 、年令と共に増加する球技類、 減少するま ま ごと、 年 令を通じて変動の少ない描画等がそれである。 又、 社会的な 変化 或は時代の流れという = 観点からあそびをみた場合、 牛島の昭和12年の研究では1才から6才までの男子約5%が 兵隊あ 16) 一ラ ジ オ を聴く″ をあ げてい る そ び〃 を してい る 例 や、 児 玉の、 年令と共る嬢曽加す る も の と して、 )など 共に今日で は ほ と ん ど見 ら れな い も ので あ る さらに 2 ~6 年 生 の男 女のあ そ びと し て 例14 、 。 、. ) 1 5 4年) は、 大部分が本調査にも見られたもの であるが、 今日かなり一 木下がまとめたもの (昭和2 般 的 と な っ てい るあ そ び で こ れ ら の文献 に は 見ら れな い もの も多 い。 ブ ロ ッ ク 類、 プラ モ デル、 種 々 の ゲ ーム 類な ど、 どち らか と 言 え ば既製 の 玩 具を 主 体 と したあ そ び と、 そ し て テ レ ビで ある。 こ. れらは何れも文化的、 社会的な変化と深く関連しているものであろうと思われる。 特にテレビの視. びと 考 える 必要 も な い 程、 生 活 の 中に 深く 根 を張 っ て ・ 聴に い た っ て は 、 最 近 こ れ を と り 立 てて あ そ. 1 7 いると思われるふしさえある 三 以上、 あそびの種類について過 去の研究を参考にしながら色々述べたが、 調査の規模や方法、 時 代や地域など異なる条件が多く、 必ずしも 正確な言及はできないが、 一般 に子どものあそ びは時代 的な変化によって変わる面もある が、 性差、 年令差などには時間的、 空間的なへだたりを超えて、 共通した面もかなり多いものと考えられる。. さ て、 す で に 述 べ た 如く、 あそ び の活 動 は 心 身 の 機 能 を利 用 し、 そ の 充 実 を 促す もの であ っ た。 び 従って、 現にその活動 が利用 し てい る 機 能 を抽 象 し、 それ に 基い て 考察 す る なら、 発達に よ るあ そ の差異 を一 層 は っ き り さ せ るこ と が で き る の では ないか。 勿論、 こ の場 合に は 分類 の基 準 や、 あ そ. び方に対する理解度など、 いくつ かの問題点も多いが、 本研究では発達上の変化が比較的観察され 6 ) 1 易く、 又、 形式的ではあるがカテ ゴリーも少ない牛 島 の方法に従って分 類整理した。 表 -3 は 各々 の あそ びが行 わ れ る 割 合 を示 した も ので あ る。 屋 内 ・ 屋外 と も、 何 れ の年 令 にも 明. 確な男 女の差は見られなかっ た。 これによると、 屋内のあそび、 屋外のあそび共幼児期における差 は顕著でなく、 この点は牛島の結果とある程 度一致している。 年令的な違いはむしろ学童期になっ ごっ こ あ て か ら の 方 がや や 大 き い よ う に 思 わ れる。 全体 的に 見る と、 屋内 では、 ま ま ご と、 人形、. そびなどのような想像的なあそびや、 おり紙、 描画、 読書、 工作類などを含む 知的なあそびが年令 と共に減少 し、 各種ゲーム類やトラ ンプなどの勝負 ごと を含む其の他のあそびが著しく増加して お り、 屋 外に お い て は、 4 才 児 に し て 全 あそ びの70%を占 め る運 動的 なあ そ びが、 特 に学 童 期に な る と急 激 な 増 加 を 示 して い る こ と が 解る。 16.
(6) . . 伊藤勝志:子どものあそびに関する調査研究. 想像的なあそびはこれまでにも頻々指摘されてきたように、 模倣を主体と しながら、 自分と他人 との関係の認識を発達させて行く活動が主であり1め、さらに高度なあそびへと移行するための、 心理 的な基盤を整えるあそびであると言われている。 このような観点からするなら、 社会的にもある程 度の 成 熟を みる 学童 期 に到 っ て 此 の 種 の あ そ び が減 少す る のは、 当 然の こと と 考 え ら れよ う。 こ れ. と同じようなことは、 活動の心理的過程を 考えた場合、 想像的なあそびと厳密な区別. 第3表. あそびの種類と年令毎の割合. をつけ 難い もの が 多 い 知 的な あ そ びに つい. ても 言 い得 る も のと 思 う。 これに対 しそ の 他 のあそ びは、 トラ ン プ や 各種 のゲ ーム 類 な ど の如 く 複 雑 なル ール や 技 術 を 伴 うも のが多 く、 そ の ため に は 知. 的にも身体的にも、 さらには社会的にも、. そ れ らのル ール や 技 術 な どに耐 え 得る だ け の 発達 を必 要と す る も ので あ り、 そ の よ う. な点で未発達な幼児期にこの種のあそびが. 4 才 5 才 6 才 2 年 4 年 6年 屋 屋 運動的あそび 10.5 11 19 8 14 3 4 8 3 1 9 8 10 . . , , . 内 28 3 26 8 24 3 16 内 想像的あそび 2 6 25 5 4 9 8 , . , . . . 知的あそび. 46 4 45 6 I 8 47 8 4 7 28 5 5 33 9 24 1 . . . . . ,. その他 12 27 54 3 2 3 33 9 14 9 18 7 9 5 4 7 . . . , . , 屋 屋 運動的あそび 6 68 68 82 8 9 68 8 6 8 2 8 6 7 90 7 94 9 . . . . . , 外 12 8 1 1 3 2 5 6 13.9 14 3 9 I 外 想像的あそび 1 . . . . . 知的あそび. 少な い こと は、 や は り 自然 な 現 象 と 言 え る ので は な いか。 又、 学 童期 にお い て野 球 や. 13 8 12 1 9 12 . , . O o 4 .. その他. その他の球技類などの如き、 高度な技術と 細 かなル ール、 さ ら には 仲間 と の 協調 性 や. 忍耐力などを強く要求されるあそ びの増加. 2 4 .. 2 5 ,. 5 4 .. 2 2 ,. 7 0 .. 2 8 .. ぢ 9 2 ,. 2 2 .. 図‐1 あそび場の利用状況. が目 立つ 屋 外 で の 運動 的あ そ びに つい て も、. こ れと 同様 な こと が言 い 得 る も の と思 う。 2 . よく利用 さ れ る あそ び場. 次に空間的な側面から子どものあそ びを 考察してみよう。 図-・はそれぞれのあそ. o. -男 “. 才” 児 4十 韮. ー. 2 0 i 女 子 十・ 安 “. 4 0. 1. Dらの報告とも類似し 小川9 」馴 は て 帖 。′ 女子 が家 の中 で 多 くあ そぶ こと に つい て、. i l. i. -11 1. 11. !、. /. 6才児 // /. /. 蜂. - 1. ぎ饗誓 聖驚 義理膿軸 難- 1 言. 商饗饗躍 驚憂 手 蔓 豊 三警. 馴%. … -. … 1 1li. 1. 男女 好むあそびの差異の外に、 「女児の. と したの は家 の中 を除 外 した空 間 で あり、. 1. l. こ れ に依 ると、 家 の周 囲と空 地、 広場 の 双. り、 女子 は男子 に 較べ 家 を中 心と し た空 間 1の 1) であそ ぶ 割 合 が 高く、これは柴田 、寛田 3、. 8 0. 1 三 -1 --. ・ 等\灘 /蓑唖 炉畿} き路 その他 等 / 輔導. 家の周囲 家の周. び場 輝J用される割合を示したものである。 5才児1. 6 0. 子 丁. 生L I 6年. 1 - r -. き. -. ′ / /. n ー. ・. f ,. ず. ,. fi 1 i 呼 if / 1u lf 1 11 1 ′. ′. /. こに男 女の 好 み の違 い をあ ては め る こと は. できない。 む しろ社会性 や活動性などに見 られる性差が影響しているのではないか。 小川の言う 「前近代的」 も、 或はこの点を指摘したもの 17.
(7) . 伊藤勝志:子どものあそびに関する調査研究 か も知 れな い。 何 れ に しろ、 今後 さら に 検 討 を加 え てみ たい。. さ て、 あ そ び場 を 年 令 的 に 見る と、 家 の周 囲、 遊 園地、 公園 な ど の よ う に、 比 較 的限 定 さ れた あ. - 1 そ びし かで き な い 空間 は し だい に 減 少 し‐ よ り活 動 的 で多 く の あそ び が得 ら れ る空知 ・ 広場や、 j 山 林 な ど自 然 の 空 間 を 含 む そ の 他 のあ そ び場 が増 加 して い る の が解 る。 こ れは 精神的、 身体的或. は社会的な発達に伴い、 しだいに親からの独立を達成し、 交遊関係を拡大しながら活動の空間を求 め て 行く、 子 ども に と っ ては 言 わ ば 自 然 の現 象で もあ ろ う。. 全体 的 には 家 の周 囲 が 最 も 多く 利用 さ れ て おり、 次 いで 遊 園地 な ど、 空 地、 そ して 道 路 の順と な. っ てい る。 子 供 のあ そ び空 間 は、 こ れま で の 研 究に よ る と、 家庭 の 経 済 的 レベル とか、 都 市 と農 村、. 或は住宅地区と工業地区などのような地域性などと 大きな関連 のあることが知られている。. 子 ど も が どの よ う な空 間 を利用 して あそ ぶの か は、 彼 等の ため の あそ び場 が どの程 度整 備さ れ て. い るの かと 言 うこ とと、 常 に関 連 を 有 してい る。 近 年、 都 市 化 の 進 行 と 共 にあ そ び場 が し だい に減. )などから 都市構造の中へあそび空間をどう確保し 組み入れて行くのヵ逆2増 0 少しているとの指摘1 、 、 )2 2 1 2 2 色々な試みはなさ れて い る が、 本 調 査 或は子 どもの夢を育むための様々なあそび場の工夫など. も示す通り依然路上でのあそ びは多い。 子 どもを危険から護り、 自由な活動を保障できるような空 間の確保を子ども達の探索に待つだけでなく、 色々な面からも考える必要があるように思う。 3. あ そ び の時 間 的側 面 に つ い て. 次に あそ びの時 間につ い て いく つ か検 討 し たい。 図 -2 及 び3 は、 あ そ び の 時間 につい てま と め. たものである。 各年令とも男 女間に有意な差は見られなかっ た。 図 - 2によれば屋内でのあそび時間は、 幼児の場合2~3時間の間で年令に依る増加が目立つが、. 学 童になると年令と共に減少し、 む しろ短い 時 間 範 囲 の 方に 増 加 が 見 ら れる。 こ れ は結 果. 的 に は、 図 -4 に示されるような、 平均時間 の 減 少 とな っ てあ ら わ れ てい る。 こ れと ほ ぼ 同 様 の こ と は屋 外 で の あ そ び 時間 につい て も 観察 さ れる。 全 体 的 な 傾 向と して一 幼 児は 屋 内 で年 令 的 な変 化 が ほ と ん ど見 ら れ ず、 屋 外. 図 -2. 屋内でのあそび時間. 第 4 0 8 0. で はや 〉 増 加 してい る が、 学 童 に な る と屋 内、 2o. 屋外とも年令と共に減少が顕著である。 ハー ロ ッ ク は こ のよ う な傾 向 に つ い て、 学 童 期 に. な ると 学校 で の時 間 や そ の 他 の学 習、 及 び家. 事の手伝いなどのような、 新しい 義務に費す 時間. 図 -4. l o. 0. 。~,時間. 図‐3. 平均あそび時間. ,~2時間. 屋外で のあそ び時間. 屋外 屋内. 0~1時間. 18. 2~3時間. 1~2時間. 3時間以上.
(8) . 伊藤勝志:子どものあそびに関する調査研究 時間 が増 加 す るた め であ る、 と して い る が、 こ の 点 に つ い て 更 に検 討 を 加え て み た い 。. 表 -4 は 平日 一 日 にテ レ ビ .を 視聴 す る 平 均時 間及 び、 学 習 塾 や おけい こ 事 な どに 通 う子 どもの 割. 合とその平均時間 (一週間の) などを表わ すもの であ る。. 表 -4. そ の 他 の時 間. こ の表 か らも 示さ れ る通 り、 テ レ ビを 見. る 時間、 塾 等 に 通 う 時 間の 何 れ も年 令 と 共 に増 加 の傾 向 を示 し て お り、 特 に こ の 傾 向. は学 童 に なっ て か ら強くあ らわ れ てい る. (男 女間に 有 意差 な し) 。 つ ま り、 年 令 と. 共に あそ び の時 間 は 減少 す る が、 反 面塾 な どに通 っ た りテ レ ビを 見 たりす る 時間 は 増. 加す る。 こ のよ うなこ と か ら、 単 に 塾 な ど. 6 才 2年 4才 5才 6才. テ レビを視 平均. O 2 I 2 2 2 1 .0 . . 0 86 78 O 86 8 0 6 7 8 0 . , . 塾などへ通 平均 93 0 5 0 7 0 9 3 , . , S D 11 う 時 間 SD 11 0 75 0 99 1 , , . SD 聴する時間 SD. 塾などへ通う割合. 4年 6年. 2 4 2 6 2 9 . , . 82 8 2 0 0 8 6 07 1 0 7 . . . 4 1 1 9 1 8 , . . 0 70 1 09 1 36 , . .. 19 25 35 4 81 9 44 8 2 4 4 43 O 5 5 3 5 4 8 4 3 0 , . . . . .. につい て の み考 え るな らば、 ハ ーロ ッ ク の. 主張 をあ る 程 度 証 明で き る よ う に も 思わ れ る が、 通う 子 どもは 多 く て50% に 満 た ない こ と さ ら に 、. テレ ビを見る時間が増加することなどを考慮すると、 彼女の言及にのみ説明を求めることは 必ずし 、 も充分と云い得ない。 元来、 テ レ ビの 視聴 は 内 容 を 問題 と し ない 限 り に お い て 一 つ の屋 内 あそ びと し て 考 え られて き 、 た。 そ して近 年、 テ レ ビは あそ び の内 容 に 影響 を与え る だけ で なく 時間 的に も 大き な 比重 を 占め 、 る よう に なっ てき た。 例え ば大 阪 の 小学 生 1 ~ 6年 生 を対 象と した 調 査 結果 で は 屋 内 のあ そ び の 、. 3 之 テレビの視聴時間が1 5 o%以上をテレ ビの視聴に充てているし2 0}1 5才の子 どもの勉強時間を3 0分 2 4 ) も上回るとの報告もある 。 本調査においても、 テレビの視聴を屋内でのあそびと考えた場合 学童 、 ではやはり大阪の小学生と同様な結果を示している。 こ のよう な こと から、 テ レ ビは 子 ども の あ そ びを奪 うと の 考 え方 をする な ら 年 令 と 共 に あそ び 、 時間 が減 少す る一 つ の 原 因 と して、 テ レ ビを 挙 げるこ と も でき よう しか し テ レ ビは あ そ び だ け 。 、. でなく余暇をも含めた子どもの生活全般を、 質的にも量的にも変容させていると考えた方が妥当で. あろ う。 何 れ に しる こ の点 に関 し ては、 子 ど も の生 活 時 間と の 関連 におい ての 一 層 濃 や かな分 析 、 が必要 で あ ろ う。 そ れ に よ っ て、 あそ び の 時 間的側 面を 更 に 深く 理 解す ること がで き る も のと 思 う 。. 4 , あそびの環境的-側面について 子どものあそびを、 種類、 あそび場、 あそ び時間などについて、 性差及び年令差を主と して検討 してきた が、 こ れ ま で の 結果 か ら、 あ そ び の年 令 的 な 変 化の 中でも 特 に 幼 児 と学 童 と の間 に 大 き 、 ) な 違 い があ る の で は な い か、 と 思 わ れる よ う な面 が頻 々 散 見 さ れた 木 下15 に依れば、 あそ び の 年 。 令的 変 化 は 徐 々 に 現 れ、 急 激 な 変 動は 見 ら れ ない と言 う が、 こ れは あそ びの 種 類 の み に つい て の 、 2 ~6 年生 ま でを 対 象 とし た も の であ っ た。 本調 査 に おい て は例 え ば ご っ こ あそ び お り紙 まま 、 、 ご と、 ぶ ら んこ、 すべ り 台な どの 固定遊 具 で のあ そ び な どは 学童 にな る と 急 激 に減 少 し トラ ン 、 、 プ、 ゴマ 廻 し、 ゴ ムと びな ど は 逆 に 急激 な 増 加 が見 ら れ た 更 に 分類 毎 の あ そ びで は屋 内 で の知 。 、 . 的あ そび やそ の 他 のあ そび に、 屋 外では 運 動 的 あそ び な ども 4 ~6才 の幼 児 期 や 2 ~ 6年 の学 ‐ 、. 童期それぞれにおける変化よりも、 幼児 (6才児) と学童 (2年生) との違いの方がはるかに大き いように見受けられる。 同様 なことは空間的・時間的側面におい てもいくつか観察される。 勿論こ れは、 年 令 的変 化 の大 ま か な 様子 を知 る ため に、 学 童 につ い て は2 年生 か ら整 理 をは じめ た ため 、. 6才児と2年生との間の時間的差が大きく、 従ってその発達上 の違いも大きいこと つまり発達的 、 な変化に起因すると言い得るかも知れない。 しかし、 子どものあそびは環境に依って大きく左右さ 19.
(9) . 伊藤勝 志:子 どものあそ びに関する調査研究 れる こ と、 就学 は 子 ども に と っ て 急 激 な 環 境 の 変化 に も た らす こと、 な どを考 え る ならば、 あそ び の 諸 相 も 又、 就学 に 依 っ て 急 激 な 変 化 を 呈す る の で は な い かと 考え る のも、 決 して 根 拠が な い とは 言 えな い だ ろう。 そこ で、 本 項目 で は 5才 ~2 年 生 の男 子 のみ を対 象に、 改め て 検 討 を加 え てみ た し、。. 以下の図表は6才児と一学年児とについて整理したものである。 各項目毎の頻 度の割合及び平均. 時間 につ い てカイ 自 乗 ・ t検 定な どに依 っ て 吟 味 した結 果、 幼 児間 (5 ~ 6才 児) - 学童 間 (1 ~ 2 年生) の そ れ ぞ れ には、 年 令 上 の 違い が全 く 見ら れ な かっ た。 従 っ て、 6 才 児と1 学年 児 と の間 に、 何 ら か の有 意差 が 見 ら れ るな らば、 それ は ある程 度 環境 の違 い に 依る ものと 言 い 得 る の で は な い だろ う か。. あそびの種類と割合. 図-5 a. b. 屋内 のあ そ び. . . . 蟹. 聖. 李. び. び. の. び. そ. そ. 他. 屋 外 のあ そ び. . . 繋. 繁. ≦. ≦. び、 屋 外 の 想像 的あ そ び な ど に、 特 に 大 き な 違い が 表-5. 才 児. 平 均 S. D. 1. 平 均 S. D. ※. 2 O .. 0 86 .. 2 3 .. 0 73 .. 屋外でのあそび. 2 O .. 0 .99. 1 .5. 0 .83 ※※. テ レ ビの 視 聴. 2 ,7. 0 ,99. 2 7 ,. 0 89 .. 塾などへ 通 う. o 6 0 ,. 0 .60. 2 0 O .. 1 .35. 20. ※ =P <0 01 .. 0 .10、 屋 外 で は. あそ び場. 5o. 30. 年 生. 屋内でのあそ び. ※ :P<0 05 .. 他. 40. あ そ び、 その 他 の 時 間 6. 図‐6. の. び. 先ず分類別あそびについて言え ば、 各あそびの頻度の割合が屋内 で は P <. 001 で、 特に屋外のあそびで両者間の差が目立っ P< 0 . ている。 又、 各々 のあ そ び で は、 屋 内 のそ の 他 のあ そ. . 華. 20 10 0. ※. 家周 口. 遊公 裁. 空 ェ広. 道 週. そ. の囲. 地園. 地場. 路. 他. 園. の.
(10) . 伊藤勝志:子どものあそびに関する調査研究. 見られた。 同様な差異は、 あそび空間では遊園地・公園やその他のあそび場に、 時間的には 屋外 、 でのあそび時間を除いた全てに現われている。 言うまでもなく、 就学ということは、 これまでの家庭を中心とした生活から、 学校或は学級での ) 子どもにと ては全く重大なでき ごとである 勿 4 集団を中心と した生活 へと、 環境を一変させる2 っ 。 。 論、 幼稚園での生活も、 ある程度集団として組織されたものではあるが、 生活そのものに関 して言 え ば、 む しろ 家 庭 の延 長 とも考 え ら れるあ そ びを中 心と した、 規 模の 小さ い も のであ っ た。 こ れ に. 対し学校は、 狭義の学 習を中心と した、 全く独自の社会を持つものである。 従って、 遊戯時代と し て特色づけられてきたこれまでの生活も、 知識生活時代へと移行し、 知的にも 社会的にも、 幼稚園 時代とはまるで別な世界への適応を、 学校における社会からだけでなく、 家庭やその他の社会など から も 余義 なく さ れる の であ る。 こ の よ うな こと はや が て、 子 ども 自 身に も彼等 が 大人 に向 か っ て. 一 歩一 歩近 づ い て いる よ うな 自 覚 を抱か せ る に 到 り、 そ れは や がて、 あそ びに 対 す る 認識 の 変容 を も、 も た らす よう に なる ので は ない だろ う か。 つ まりこ の こ と は、 彼 等 がこ れ ま で行 っ て き たあ そ. びを 「幼稚なもの」 或は 「子どものもの」 と考え、 現在の自分達の社会に常に伝えられる、 より高 度なあそびを好んで選択する よう になると考えることはできないであろうか。 勿論、 就学と共に新 しく学習が義務づけられることによる学校での時間をも含めた学習時間の増加と、 そ れに伴 うあそ. びの時間的減少や、 幼稚園の保育内容と学校での教育課程の違いな どによる、 あそびの種類上の変 化など、 考えられる点は多いが、 それらのことを全て総合するならば、 環境が幼稚園 から学校へと 変るこ とに 依 り、 子 ども のあ そ び は、 様 々な 面に 急 激な 変 動 をも た ら す と考 え るの は、 極め て当 然. の こと と思 わ れ る。. W. ま. と. め. 質問紙調査法に基く資料をもとに、 子 どものあそびの諸相について、 過去の研究例な どと比較し. ながら考察を進めてきた。 調査自体に反省すべき点も多いが、 おおよそ次のようなことが明らかに さ れた。. 1 ′ 子 どものあそびを外形的に 把えた場合、 男女の違いはすでに4才から、 僅かながら見出される。 2 . 子 ども のあ そび は、 種類、 時 間 的 な量、 活 動 空間の 何 れ に おい て も、 年 令 と 共に 変 化す る。 つ. まり種類については想像的なあそびから勝負事のようなあそびへ、 時間的にはあそびの減少 (テ レ ビ視聴 の 増 加) そ して空 間 的 には、 限 ら れ たあ そ び しか で き ない 家 の周 囲 や 遊 園 地な どか ら、. より多くのあそびが求められる空地、 広場、 その他天然のあそび場などへの移行である。. 3 , 以 上 の こ と は、 例 え ばあ る 種 のあ そ びの よ うに、 時代 の 変 化と 共 に見ら れなく な っ た り あら た. に加わったりす る面もあるが、 時間的・空間的へだたりを超えた、 かなり普遍的な様相と言い得 る 面も多 い。. 4 , 幼児と小学校1年 児との間には、 あそびの諸相にかなり急激な変化が認められるが、 これは一 種の環境的違いによるものであろうと推察された。 以上の点について簡単な考察が加えられた。. V 反省及び今後の課題 本調査においては、 質問紙 作製の 段階から調査の実施、 整理、 更には考察の段階に到るまで、 全. 般 に亘 っ て 反 省 す べ き点 が多い。 と は言 え、 所 期 の 目的 た る 「子 ど も のあ そ び の概 略」 に 関 して は、 ほ ぼ把 握 でき た も のと思 う。 は じめ に 述 べ た 通り、 本調 査 は、 子 ども のあ そ び を研 究する う え で の. 全く基礎的な段階に位 置するものであっ た。 従っ て今後は、 本調査の結果と反省をもとに、 ここで 21.
(11) . 伊藤勝志:子 どものあそびに関する調査研究 明ら か に で き なか っ た 点、 或は あ ら た に 疑問 の 生 じた点 な どにつ い て、 今 回の こ のよ うな 広範 にわ たる も の で なく、 一 つ 一 つ を 細かく 分 析 し追究 しな が ら、 あそ び に 依 っ て 子 ども の教育 が どの よ う. に可能であるかを、 特にあそ びを重視する幼児教育の立場から考えて行きたい。. 最後に、 本調査に多大の協力を頂いた幼稚園及び小学校の諸先生方、 園児・児童並びに御父兄の 諸氏に、 この紙面を借りて深く御礼を申 しあげたい。. 参. 考. 文. 献. ) 7 { 1 ) 周郷博 ( 1968) 子どもの遊びの本質-教育的意義、 児童心理22 . P1 .( ) 1973 ( 2 } ホイジンガー, J。 里見元一郎訳 ( ホモ・ルーデンス。 河出書房新社 1920 ) 心理学事典、 平凡社 ( 3 ) 宮域音弥他編. ( 1971 ). 愛と規律の家庭教育 三一書房 4 ( ) マ カ レ ンコ, A, S, 南信四郎訳 ( ( } カイ ョr 7, R。 清水幾太郎他訳 (1973), 遊びと人間 岩波書房 5 1968 ). 遊びに依る人間形成. 繋明書房 ( 6 ) 柴谷久 雄 ( 懲明書房 ). 遊びの教育的役割 1968 } 柴谷久雄 ( { 7 1 児童の発達心理学判 誠信書房 1972 ( } ハーロッ ク 小林芳郎他訳 ( 8 ) 1973 { 9 ) 波多野完治・依田新編 ( . 児童心理学ハ ンドブック 金子書房 P224~245 ). 幼児のあそびに関する 研究 回 ) 柴田文子・長谷川久子・牧文彦・山本道子 (1970 P 3 1 I ~1 6 } O I 姫路短期大学研究報告 15.{ . 1956 ). 精神発達の心理学 大月書店 1 1 { ) 波多野完治 ( ), などに依る ), 23 ), 25 1 ( 2 ) 9 ‐ 1968 ) 幼児のあそびについて. 日本保育学会, 保育学年報 P 9 ( 1 諦 寛田知義・滝本和子・並河信子 ( 側 9) に依る 5 ) 同 上 Q 1973) 保育の技術 (下) 金子書房 ( 1 6 ) 牛島義友 ( 7回大会発表論文集 1974) 幼児のあそ びに関する調査報告1. 日本保育学会第2 q ) 伊藤勝 志 ( 7 ( 1 8 ) エリコニン, 駒林邦男訳 (1964) ソ ビエト児童心理学 明治図書 ) ・高層化住宅における 「子供の遊び場」、と 「居住環境」 に関する調査研 1970 ( 1 9 ラ 山本靖子・西川加 弥 ( ト÷151 究 大阪市立大学家政部紀要. 18, P14E 4 9 7 ) 子どもの遊び空間 ( 1 ) 藤本浩之輔 回 . 日本放送出版協会 , 鰹) ベンソ ン, A. 大村訳 (1974) 新しい遊び場. 鹿島出版会. 鰹 ) 鰯 仰 櫛. 22. ing 1968) P1ann ア レン (. For P1ay .. Thamen amd Hudson.. 1969 ) 遊びの動態、 明治図書 井口尚之・蛙谷米司他 ( 7 } P42一47 ども 遊びを奪うもの 児童心理 22.( ) ( 1 96 8 子 の 橋爪貞雄 1958) 体系教育心理学辞典 岩崎書店 P38一39 城戸幡太郎他編 (. (本学助手・函館分校).
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