• 検索結果がありません。

自己表現を促す英語の授業をめざして

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "自己表現を促す英語の授業をめざして"

Copied!
23
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)自己表現を促す英語の授業をめざして 長谷川. A. by. of the. most. petence・" grammar. be. would. Turning highest. to. the. In. grammatical. of the. criticise. This. siders. article begins. the. a. their. activities. roles. not. use. without. com・. the. which. the. rules.I. heads. of these. definition. a. activities. in. teach. emphasises. complicated. or. a. the. self・actualisati。n.. how. them rules・. to. lan_. the. use. Unconsciously. they. method. of "self-expression". in. treated. are. Study. of. have. to. seem. the. English. of・ target. self・realisation. should. with. however,. competence.. for. teacher. Japan,. for English. Course. communicative. need. in. appropriateness. textbooks. grammar-translation with. to. revised. strong. that. of cramming. self-expressive. of. is 〟communicative. highschools. senior. authorised. or. activities. claim. traditional. at. all the. have. students. the. areru1es. althoughthe. students. instead. guage. linguistics. applied. grammticality,. fact, almost. school. Some. "there. English. Koji Matsubara. ・. in. terms. situation to. of linguistic. Higb. Hasegawa. that. classroom. organisation,. importance. in. useless.''. is given. priority. expressions・. Kiyoshi. insists. Approach. Se一f-expressiqp. controversial. D・H・Hymes. 好次. FunctionaトNotional. towards. One. 潔・松原. language. English. teaching. learnlng・. and. classes, thereby. describes. then. and. h.w. It also. con-. the scope. clarifying. of. this study. The. asticle focuses. functional-notional. on. syllabus,. selves. in. in. light of communicative. the This. press. target. in. education. rials and. inner. true. is supposed. language. encountered is. :. these. self・expression,. both. concerned. Some. Japan・. feelings. Approach to. Functional・notional. section. concluding. their. which. language・. has. approach. butthe school. a. Functional-Notional. the. an. encourage. to. tries to. students. methodology. will also. the. analyse. express. be. them・. examined. teaching. applauseand. the. integrated. criticism. criticising. with. are. suggestions. involve. and. made. it. during from. the past the. for helping. viewpoint. students. interrelationsbip. between. reading. of teaching. grammar,. and. way. decade, of. to. ex-. mate・. the. use.

(2) 長谷川. 86. of video. in. developing. 潔・を原. 好次. insigbts.. cultural. 1. は. じ. め. に. 『高等学校学習指導要領』が1978年に改訂されてから8年が経過しようとしているo. こ. の英語編が言語運用能力に力点を置いているにもかかわらず,ほとんどの現行教科書は英 語の構造を中心に記述されているように思われる。また, 1982年以来,文法の検定教科書 が高校の現場から消えたとはいえ,英語教師の大部分は大学入試を意識して読解のための 文法指導を*}Lとした授業展開を行なっているo. ところが,公立中学校における過三時間. 体制のもとで英語を学んできた生徒たちの中には,複雑な規則を詰め込むのではなく,自 分の感じていること,考えていることを伝えるための英語を教えてくれと要求する者が年 々増えてきているo一般的に高校生は自己を何らかの形で表現しようという欲求を強く抱 いているが,現在の英語教育が生徒たちに自己実現・自己表現の場を保障しているかどう か極めて疑わしい。 そこで,自己表現という観点から現在の英語教育を考え直し,生徒が自らを表現し自ら を確立する際の一助になるような外国語教育のあり方を模索してみたい。 2. 英語教育における自己表現の意義. (1)自己表現の定義 アメリカン・-リテ-ジ・ディクショナリーでself-expression pression. of. one's. own. personality,. as. through. speech. or. art. (言葉や芸術などを通し. た,自らの個性の表現)"と説明されている。言語教育の観点ではどうだろうか。 授法辞典』 (三省堂)によると,. "ex・. の項を調べると,. 『英語教. 「スピーチ(speech)とか寸劇(skit),あるいは作文(com・. position)などにおいて,学習者自らが言おうとすること,書こうとすることを,言いま たは書くことを自己表現という」と定義されている。そこで,外国語として英語を学ぶ際 に,学習者みずからが創造的にことばを駆使して,自分なりの感じや考えなどを表現する ことを自己表現と呼ぶことにする. (2)自己表現の授業の実際 英語の授業に自己表現という考え方を意識的に導入しようという動きは,中学校の教師 の聞から起こったものと思われる。現に,. 計画と実践(中学編)』. (三友祉,. 4年前,. 『たのしい英語自己表現の授業-その. 1982)という実践集が出版されている。高校の場合『意. 欲をそだてる高校英語の授業』 (三友社,. 1985)で部分的に自己表現の実践を報告してい. るが,まだ根付いているとは言いがたい。その原因の一つが大学入試の出題傾向にあるこ とは明確に指摘しておかなくてはならない。蘭学以来,わが国における外国語教育が発表 能力(productive. ability)より受容能力(receptive ability)の獲得に重点を置いてきた ことと密接なつながりがあるように思われる.現在の大学入試と自己表現は相容れないも. のを持っていると断言できよう。新学習指導要領によって英語ⅡAが新設されたとはいえ.

(3) 87. 自己表現を促す英語の授業をめざして. カリキュラムに組み込む高校が全国でも極めて少数であること,また入学試験に英語ⅡA を課すのが僅か二大学(小樽商科大と愛知県立大)であることなどがこの事実を裏付けて いる。. そもそも自己表現という考え方自体が,雄弁よりも沈黙に価値を見い出すことの多い日 本の社会で市民権を得ているとは思われない。身勝手な自己主張と混同されることが多い かもしれない。しかし,英語という言語のなかに潜む論理に思いを馳せるとき,自己表現 という観点からの英語教育が不可欠であるように思われる。つまり,人と人がことばを通 して切り結ぶというコミュニケーションの根本を無視した英語教育の欠陥を直視しなけれ ばならないことになるo. ちなみに,合衆国におけるパブリック・スピーキングの授業を取り上げてみたい。さま ざまな意味で土壌の異なる日米両国の教育事情を単純に比較することは無謀かもしれない が,何らかの示唆が与えられるものと思う。筆者は1980年,アイオワ州ウォータルーにあ るウェスト・ノ、イスクールを訪ね,高校生たちがどのような形でパブリック・スピーキン グの教えを受けているかを調査した。二年生に手渡されたガイドラインは次のようになっ ている。. A. wHAT I.. OUTLINE. SPEECH. SHOULD. LOOK. LIKE. Introduction A.. Attention. step-Interest. B.. Statement. of central. gainer. idea. (Transition needed) Ⅱ. Body First. A.. main. point. Subhead-development. l. a.. Supportlng. b.. Further. 2.. main. of丘rst. point. idea support. development. Subbead-continued a.. Support. for. b.. Further. support. of丘rst. main. point. this idea. (Transition needed) Second. B.. main. point. Subbead-development. l. a.. Supporting. b.. Further. 2.. of second. point. idea support. Subbead-continued. development. a.. Support. for this idea. b.. Further. support. (Transition needed). main. of second. main. point.

(4) 長谷川. 88. 潔・聴原. 好次. Ⅲ. Conclusion A.. Conclusion. B.. Final. or. restatement. line. punch. or. of key. clincher. (optional). ideas. statement. スピーチの評価についても以下のような基準が明示されている。 SPEECH. EVALUATION. SHEET. Bo dy :. posture. &. -straight. relaxed. -illustrative. oneself,. -checks. up,. -p一opped facial expression. &. slovenly. -none. &. -direct. expressive. :. contact. eye. encompasslng. -scanning. interested. -worried. &. reveals. -deadpan. &. blab. overall. -repetitious. involved. &. large. -inhibited. legger. :. &. -lively. awkward. one. -slouching,. -trying. &. -spontaneous. -straight. -alive. :. gestures. much. -too. goofs. of. use. notes. evasive. -erratlC,. atempt. -no. :. Bodyの他にVoice,. Speech,. General. Demeanor,. Time. Grade,. Visual. Aids. の項目. があり,最後にComments欄が設けられている。スピーチ・コミュニケーションという 概念を日本の学校教育にそのまま移植することは不可能とはいえ,生徒一人ひとりの自己 表現を促すための細かい手だてを提供してくれるという点で,パブリック・スピーキング は一つの手がかりを与えてくれるものと思う。. (3)自己表現の果たす役割 ウォータルーの高校生たちがスピーチに取り組む際,まず第一にしなくてはいけないこ とは自己分析だった。すなわち,何について話したいか,何が話せるか,話すためには何 を知っていなくてはならないかということをパブリック・スピーキング担当の教師から指 導を受けていた。また,聴く側にとって興味が持てるようスピーチはinformativeでなけ ればならないという忠告もされていたo. lnstructional. Media. Canter. で資料を探してい. る生徒にたずねると,男子はノ、ングダライディング,刑務所,徴兵制,フットボール, FOなど,女子はクラーク・グープル,心霊現象,堕胎,人間の脳などをテーマに選んで いた。スピーチによる自己表現を通して生徒たちは否応なく自分自身を見つめざるをえな い。この点が自己表現活動を英語の授業に導入すべき積極的な理由のひとつになる。筆者 も三分間スピーチを授業に導入する際,まず身近なトピックで話すよう指示を与えてい. U.

(5) 自己表現を促す英語の授業をめざして. 89. る。例えば,自分のこと,家族のことを話させる場合,性格や身体的特徴,好き嫌い,特 技の他に,どのようなものを大事にしているかなどに留意して原稿を作成するよう伝えて いる。. 二番目の利点として,ことばと生活の結びつきを自己表現活動の過程で生徒たちが着実 に把握できるということを挙げたいo赤城(1982)は,. Everyday. Engl/lsh. のテキスト. でイングランドの12ケ月を学習させた後,中学一年生にグループで村の生活を描写させて いる1)o 自分の生活を見つめ大切にするという視点から,子供たちの住む新潟県上川村に 目を移させることによって,外国語である英語が生活から遊離した言語なのではなく,自 分たちの身近な生活を表現できる媒体になりうることを生徒に教えている。言語形式を機 械的に暗記するのではなく,生徒自身が自らの生活現実を見つめ直した結果,形式と意味 内容がしっかり結びついたとき,ことばは母語であれ外国語であれ実感をもってとらえら れる。. 最後に,自己表現活動そのものが生徒にとって喜びになるという事実を挙げておきた I like. い。英語の学習にあまり興味を示さない生徒でも, rested. to…,. I. want. to…,. Ⅰ'm inte-. in. …などを使って自己表現させると喜んで取り組むようになるoバスケット部に in like to play basketball 入っている背の低い女生徒AはI sweat.天文きちがいの男生 徒B娃I. to. want. look. at. interested. ド部のCはⅠ'm. stars. in. throughmy. playing. own. all kinds. telescope of musical. every. night・ブラスバン. instruments.一生徒一人. ひとりの姿が如実に伝わってくる。文法,英文和訳,和文英訳などは苦手でも,いったん 自己表現の妙味を味わうと生徒たちは自分自身の好き嫌い,考えなどを英語に託して表現 してくる.日本語で娃ためらってしまうことも英語では素直に表現できるという点に着目 しておく必要がある。更に,クラスメートの表現したことに対して耳を傾けるという副産 物があることも利点に数えることができよう。 (4)自己表現を促すた′めの手立て 1973年に, 『発想別英語会話教授法』が日本放送協会から出版された。この本によると, 英語の表現は6つのカテゴリーに分けられ,各々がまたいくつかの項目から構成されてい る2)。. A.自分の意向などをいう表現 B.相手の意向などをたずねる表現 C.情報・事態などをったえる表現 D.情報・事態などをたずねる表現 E.きまったいいかた. F.簡単な応答 英語固有の文頭表現(sentence-opener)を系統的に学習することが,自分の感情や思考 を表現する際に役立つと著者たちは主張している。文頭表現のいくつかを利用して生徒が 作らた英文を以下に掲げる. Z. want. to. steal your. heart..

(6) 長谷川. 90. Z'd like. be. to. Z hope. the. Z wish. I had. Would you. May. I touch. been. not. day.. be. in. easy.. this WOrld.. my. original song?. why. and. Mr.. how. Nakagawa. killed. himself?. you?. you. Z'm. going. Pm. t7u'nking. driving. in. interested. in. interested to. don't. born. me. 好次. some. will. hear. io. please tell. Are. Why. exams. like. Will. McEnroe. John. entrance. you. I'm. a. 潔・榎原. be. a. of. opening. you'd. Z think. it. beiier. better. at. constellations? in. studio-musician. yougive. Z think. motorcycles.. looking. for. me. a. you. little flower. more. to. future.. near. shop. inthe. future.. heart?. your. write. the. help. letters your. to. her.. mother.. このように文頭表現を与え自己表現させると,生徒たちは進んで取り組んでくるが。そ れをさらに発展させて,. 『英語の発想と表現演習』 (ELEC)に示されているような,ダイ. アグと自由英作文を作らせるように指導すれば良い。そうすればミルン(1981)の言うよ うに,ぶつ切れでない談話および話者の意図と聴者の解釈という実際のコミュニケーショ ンに不可欠な要素をもりこめる8)。いかなる発話も他の発話との兼ね合いで提示されるべ きであろう,文頭表現単独での自己表現のみでは単なる自己表白に過ぎない。そのために ほ,年間を通しての自己表現のためのカリキュラムを作る必要がある。その場しのぎの活 動のみでは,文型習得のためのパターン・プラクティスと大差なくなってしまう恐れがあ. る。さらに,教授学習過程を教師主導型(teacher-centered)にすべきでほない。生徒に空 欄を埋める形で自己表現をさせたら,それをさらにパラグラフまたはダイアログ-と発展 させるきっかけをつかませるようた指導するo学習者中心(1earner・centered)の形態を授 業に取り込み,皿己表現活動を更に活発化する努力をすべきであろう.. 3. 英語による自己表現のためのシラバス. (1)伝達重視の英語教育と自己表現 身勝手な自己主張あるいは自己表白に終わらず,他者とのからみ合いの中で自己を表現 していく方向が望ましい姿であるとするなら,コミュニケーションの成立を真正面に見据 えた英語教育が模索されなくてはならない。最近,コミュニカティブ・アプローチが唱導 され,伝達重視の英語教育が叫ばれるようになっているが,そうした流れを支える基本理 念を探ってみることにするo まず,米山・佐野(1983)が指摘しているように,最近の英語教授法ではcommunica・ tive competence. を非常に重視しているが,その起こりはどこに求めるべきだろうか4).. 応用言語学の分野で論争になっているこの概念は,. linguistic. competence. とIinguistic.

(7) 91. 自己表現を促す英語の授業をめざして. performanceを峻別しようとしたチョムスキーの考え方に異議を唱えるところから生まれ てきた。例えば,社会言語学者のノ、イムズ(1979)は,チョムスキー理論が社会と言語の linguistic. からみ合いを度外視していると指摘し,. competenceには「文法的に正しいこ. とばを発する知識(および能力)をはるかにこえた」ものが含まれるべきだと主張してい る5)。文法的に正しいか(grammaticality)どうかより,ある発言がその場で妥当かどう か(appropriateness)をノ、イムズは重要視している。ノ、リデー(1975)も言語の果たす機 ftlnCtion),テキ 能を観念的機能(ideational function) ,対人関係的機能(interpersonal スト機能(textual fllnCtion)の三つに大別して, appropriatenessの重要性を強調してい る6).更に遡ってみると,ノ、リデーに影響を与えたロンドン学派の創始者ファースの姿が 浮かびあがってくる。ポーランドの人類学者マリノフスキーの理論を敷術したファースの 「場面の脈絡理論」 of. (the contextual. theory. あるいは. of meaning. tbeory. of. context. situation)が源流となって,場面における意味や機能を中心に据えた言語理論が生ま. れてきたものと思われる。. 1971年,ヨーロッパ共同体加盟国内の政治的・経済的・文化的交流を促進するために, 言語による情報の伝達の障害を取り除くためのシンポジウムが開かれ,トリム,リヒタリ 2年後, ッヒ,ヴァン・エク,ウィルキンズなどの外国語教育の専門家が出席したo in Adult Language Development Learningという著作が最初の成果として公. Systems. けにされた。成人の外国語学習者のニーズに合わせるための,. unit/credit systemの採用. が望ましいとし,言語の形式より意味や機能をFP,亡バニシラバスを編成すべきだという提言 がなされたo learners. are. (クロンビはシラバスを"list to. be. or. inventory. of items. or. units. with. which. familiarised"と定義している。)7). Syllahusss 1?76年に出版されたウィルキンズのNotional. は外国語教育の分野に多大. の影響を与え今日に至っている。元来,成人学習者を対象として考案されたシラバスであ るとはいえ,日本の中学・高校における英語教育においても生徒の自己表現を促す際,刺 用できそうな面を多く持っているため,次の項で検討してみたい。 (2)機能・概念(ファンクショナル・ノーショナル)シラバスの意義 ウィルキンズはシラバスをgrammatical を中心としたもの),. notional. (文法を中心としたもの),. sitllational. (場面. (意味・機能を中心としたもの)の三つに大別したうえ,. コミュニカティブな観点を出発点とするノーショナル・シラバスに優位性を与えている. 言語の構造を易から難へ段階的に積み重ねていく総合的(synthetic)なものより,学習の 最初から実際の生活で使用できる言語を構造の難易にさほどこだわらず与えていく分析的 (analytic)なものを外国語教育のシラバスとして提案している8)0 レディング大学の応用言語学研究所が,ウィルキンズの考えを整理して次のように図式 化している(図1)9)oその結果,現在ではウィルキンズのノーショナル・シラバスはファ ンクショナル・ノーショナル・シラバスと同一視されるようになっている。 ところで,機能(functions)や概念(notions)をどのように定義したらよいか。ヴァ ン・エク・アレグザンダー(1975)はThreshold. 大きく以Jのように類別している10)0. Level. English. で言語のfuntionsを.

(8) 長谷川. 92. A. 図1. 潔・松原. semantic. 好次. syllabus. Or. Categories. of meaning. Ⅰ I. 1. Semantico・grammatical. Categories. or. communicative. categories. conceptllal. (NOTIONS) imparting. 2・. expressing.and. finding. out. intellectual. expressing. and. finding. out. emotional. and. finding. out. moral. and. 4.. expressing. 5.. getting. 6.. socializing. function. (FUNCTIONS). 1.. 3.. of. done. things. factual. seeking. informaion attitudes attitudes. attitudes. (suasion). それぞれのカテゴリーは更に細かく分類されている。 1.. そして, とP. imparting. and. l. 1. identifying. l. 2. reporting. 1. 3. correcting. l.4. asking. seeking. factual. information. (including describir唱and. T-Levelに必要な表現が,. narrating). R(使われているのを理解しなくてはいけないもの). (自分で使うことができなければいけないもの)の標識をつけて与えられている。 1. 4. asking. interrogative. declarative. (yes/no questions). sentences. +. sentences sentences. question・word where,. what. (ad)'ective), which. (pronoun). when,. long. (pronoun. me. and. (type. question・tags. Tell. who, which(pronoun) (adjective), How + far, much, ,. ,. P. etc. wbose. what. R. :. with. why,. intonation. question. P. +. (sub. You. :. aren't. clause). -. (about. adjective). +. R. afraid,. are. you). R. P. NP). 次に, notionsを「ことばによるコミュニケーションにおける概念である」と定義した.

(9) 93. 自己表現を促す英語の授業をめざして. のち,一般的な概念(general. notions)を次のように提示している。. 1.. Notions. of entities. 2. Notions. of properties. 3.. Notions. of relations. and. qualities. 更に,それぞれのカテゴリーにサブカテゴリーが設けられ, ているo最後に,特殊な概念(specific. T-Levelの表現が例示され フィノッキ. notions)がリストアップされているo. functions. アロ・ブランフィット(1983)は,社会言語学的観点をふまえた上で,. no-. ・. tionsの関係を次のようにまとめている(図2)011) Function. 図2.. Situation. 1. (nllmber,. People. nO11nS. age,. DirectlVe Referentia 1 lmaginative. role, status, dialect, personality, distaIICeS gestures,. /\. sex,. attitude,. verbs. adjectives adverbs structure. words miscellaneous words idiomatic expressions. pre・. maintained,. and/or. Fixed formulas. suppositions). \. Communicative. Place,. Topic. Time,. -. reglSterS. (informal/formal). expressions ≡弓. 文法シラバスでは, ③I wonder. 1. Interp?rsona 1. /. i土you. ①Open can. open. Notions. 1. 1 Persona. Specific. the. window,. Code. please.. Expon印tS. switching. ②will. you. please. open. the window?. the. window.を,それぞれ命令文,疑問文,平叙文として 位置づける。その結果,三つの文がreq11eSting という同一の機能を持っていることや, 実際生活の場でどのように使われているかという点は度外視される。 次に,場面シラバスは,ある特定の場面における典型的な表現を提示するにとどまって しまう。例えば,. 「電話のかけ方」という単元で,. Angeles.という表現を提示するが,. Ⅰ'd like. to…. Ⅰ'd like. to. make. a. collectcallto. Lo告. という表堺が他の場面でどのように使. われ得るかということは重要視されない。 それに対して,機能・概念シラバスはコミュニカティプな観点に基づきつつ,文法的要 素を取り入れ,さまざまな場面に応用可能な機能および概念の学習を保証している。 (3)現行英語教科書のシラバス コミュニケーションという視点を失わず自己表現活動を括劉こするためには,文法や場 面を中心としたシラバスより機能・概念を重んじたシラバスを採用することが望ましいよ. うに思える。ところで,現行の英語教科書がどのようなシラバス編成を行なっているか調 べてみることにする。. まず,五文型の明示の有無を26種類の英語Ⅰの教科書で調べたところ,全てに載ってい.

(10) 長谷川. 94. 潔・を原. 好次. ることがわかった。構造を中心とした編成の教科書で,ほとんどの高校生が学習を始めて いるという実態が浮かびあがってくる. New. 次に,英語Ⅰの教科書のひとつ. Standard Grammar. ることにする。この教科書は,本文, Grammar. ッスンができあがっている。. English Usage,. and Usage. and. Z. に焦点をあてて調べてみ. Exerciseの三部構成で各レ. はThe. Passive. Voice等の構造. (structure)を取りあげた項目が130で89%,. Requesting等の機能・概念(functions. notions)を取りあげたものが16で11%o次に,. Exercisesの構造項目は106で95%,機能. ・. ・概念項目が5で5%だった。この教科書はほぼ文法バランスに基づいた編成といえる。 ところで,長谷川・木塚(1972)の『英語の発想と表現演習』と長谷川の『日本語から (2)判断. みた英語』および言語の標準化に関する論文では,主観的な表現を(1)知覚・感覚, ・選択,. (3)欲求・希望,. (4億図・計画,. (6)依頼・要求,. (5)提案・勧誘,. (7)興味・関心, Lesson. (8)助言・忠告, (9)命令・禁止,牡0)許可に分類している12).この基準を上記教科書 7の本文に適用してみると,至るところに例文を見つけることができるo (1)You. the. see. can. (2)I can't. believe. (3)I want. to. Ⅰ'd like. (4)Ⅰ'mgoing (5)Let's go How. bone buy. to. there,. about. such. a. there.. over. quiet. place. in. busy. New. York.. way. home,. Macy's.. to. go. of Liberty. is. there. go. to. Statue. before a. for. pen. dark. my. sister.. shall we? New. stopplr唱at. York. Harbor. on. our. Tom. and. Kenji? (8)I think. we. had. better. come. again. nert. Sunday.. (6)および(9)kあてはまる例文はExercisesにあるが,取り扱いは構造把握のための練習 (付加疑問文の作り方)になっていて,依頼・要求という機能にポイントを置いていな い。. 1.. Open. 2.. You. 3.. Give. (will you)?. the window, can some. this bag,. carry. bread. to. (can't you)? the squirrels, (will you)?. 以上のことから,文法シラバスに基づいて編成された教科書を使う場合でも,視点を移 動することにより,機能・概念を取り扱うことができそうに思える. 次に,英語Ⅱの教科書を調べてみることにする。改訂指導要領が英語Ⅱの目標を「事柄 の概要や要点をとらえながら英語を聞き,話し,読み,書く基礎的な能力を伸ばす--・」 としていることから,ほとんど全ての教科書が本文の次に概要を把握させる練習問題をつ けている.和文英訳を含んだ構造中心の練習問題が多い中で,. My. Way. to. English. ZZ,.

(11) 自己表現を促す英語の授業をめざして The. New. Century. English. Series. IIⅡ,. Mainstream. 95. ZZには,読み物と関連させて生 My. 徒の自己表現を促す設問が用意されているo例えば,. 2. WayのLesson. は"Our. Dreams"という本文の後に次のような課題を与えている。 (課題)例にならって,現在好きなことと,将来したい仕事や職業のことを友達と 話し合い,あなたとあなたの友達について書いてみましょう。 (例). I like. 1.. and. children,. 2.. Masako. has. 3.. Tomoya. likes. interest. an. to. be. to. want. in. repair. teacher.. a. art,. and. to. wishes. machines,. wants. and. be to. a. designer.. become. an. engi・. neer.. 現在,英語ⅡAの教科書には三種類があるo. Zn. Engilsh. Pleaseは一見コミュニカティ. プだが,置き換え練習を中L,とした構造シラバス編成であるため,生徒による自己表現を 喚起するのには適していない。それに対して,. New. Creative. Conversationはテープ聴. き取りによる情報探しをさせたのち(ロバートはどこで生まれたか,どこをこ住んいるるか 等), Robert. Johnson. in……. born. was. という書き出しを与え発表させたりする設問が. 用意されているo. そして,最後に,自己紹介の英文を例にあげて生徒一人ひとりの自己表. 現を促しているo. Let's. Picl-ure. Try:. Le5SOnS. には,ペアワークによる自己表現活動が. 導入されている。 わが国の教科書は国語科だけでなく社会科用のものも含めて,生徒の自己表現を目標と して作成されてをまいないo. それに対し,合衆国の教科書の多くは,ある学習項目について Promise America.・ 必ずといってよいほど生徒自身の意見を要求している。例えば, of The. Sairting. Line. (スコット・フォースマン,. 1975)という歴史の教科書の第1課で, 初期アメリカ探険者の苦難を描写したのち,次のような質問を生徒たちに投げかけてい る。. 1.. What. 2.. How many. hardships. did. men. many. started. out. you. think. Do. survived?. Cabeza. face. de Vaca in. the. they. his journey?. on. that. group. were. by. went. fools. for. search. of. baying. land? gone. How the. on. trip? If you. 3. you. had. knew. alive, would. a. that you. to. chance there go?. was. go one. to. Mars. chance. in in. five that. yon. precious. would. metals, never. and return. Explain.. 学習した歴史の事実に照らして自分自身の意見をまとめる訓練を合衆国の高校生たちは 受けている。それに対し,日本の高校生は試験にそなえて年代などを暗記することに没頭 するo. このことは英語ⅡBの教科書についてもあてはまる.ほとんどが,読み物と文法の 説明,概要をつかむ練習問題で終始している。特筆すべきことがあるとするならば,.

(12) 長谷川. 96. Practical. English. の三教科書が, context. Reading. paragraph. ZIB,. 潔・を原. Senior. meaning,. Swan. English. idea,. main. cluesなどといったdiscourse. 好次. analysis. Course. IIB, topic. point,. main. Mainstream. LIB. sentence,. unity,. に相当する分野を中心に編集しているこ. とだろうか。. 英語Ⅱc用の20種類の教科書は,構造中心のものが8,構造・トピック中心が5,構造 Better. 8 Write ・機能・概念型が7に分けられるo第三のタイプの典型であるSpeak は二部構成になっており, Ⅰ部は文法シラバス, Ⅱ部は機能・概念シラバスになってい. る。今後,機能・概念に場面をプラスしたシラバス編成が英語ⅡCの主涜になると言えよ う。. 4. 自己表現を促す教授法. 青木・田中(1985)は,コミュニケーションを主眼としたコース編成の基本的な型を(1) 構造一機能, (2)機能一構造, (3)機能, (4)概念, (5)話題, (6)その他,に分類している13).敬 授法を考える場合,シラバス編成抜きでは語れないため,この分類を基準にして,自己表 現を促すためにはどのような手立てが必要か考えてみたいo (1). languageに焦点を. active. そ. 第1の型は伝統的な文法q3'Lの編成であるため,機能を扱う場面が限定されてくるo languageとactive. こで,教師はpassive がある.例えば, about Usage. New. Standard. languageを教材提示の際,区別しておく必要. English. Ⅰ'd like. 7で,. ZのLesson. -やHow. Grammar. という表現が本文に初めて出てきているにもかかわらず,. -?. to. and. Exercise. でも. でも取り扱っていない。このような表現が欲求・希望や提案・勧 誘といった機能を果たしていることを指摘したうえ,定着させるような指導が望まれる。 (2)学習者中心(learner-centered)の授業展開 第2の型は構造より機能に重点が置かれる。つまり, Where's. the station,. Can. please?をまず提示し,. Excuse. I wonder. if you. could. 「道をたずねる」という単元では, you. tell. direct. me me. the to. way. to. the station,. the. station.へと,棉 造的にも易から難-移行することによって,学習者の関心を実際生活上のことばの働きに please?更に,. me,. 繋ぎとめておく方法といってよい。イギリスで作られた教材の中には,この型のものが非 常に多く,. Penguin. Functional. (Fz'rst Impact. English. and. Second. Impact)はその. 典型といえる。 このテキストは,学習者の興味・関心をよくつかんでいるうえ,生徒自身に活動させよ Likesand Dislikes という単元で うとする姿勢がはっきりうち出されている。例えば, は,好き・嫌いを表わす言いまわしを動名詞の説明とからみ合わせて提示したのち,次の ような課題を与えている。. (PRACTICE) 1.. Food. Complete. the l love. following …. sentences. :.

(13) 自己表現を促す英語の授業をめざして 2.. Clothes. I really. 3.. Pop. I like. 4.. Type. 5.. Sport. 6.. School. 1.. Food. I don't. really. 2.. Clotbes. I don't. like wearlng. 3.. Pop. I don't. like. 4.. Type. 5.. Sport. 6.. School. group. of book. group. of book. like wearlr唱-. l enjoy. reading. I quite. like. I like. subject. subject. I. can't. -. …. rery. ‥.. I don't. I hate. 97. much.. like. …. -. Very. WuCh.. …. en)ay. really. reading.... …. stand. …. 生徒が一人ひと9自分の好き嫌いを表現しおわると,書いたものを別の人にまわすよう (Maria). enioys. reading. loves. (Sven). 指示する。そして各自が,. detective. meatball, but. stories,. terns.といった具合に発表する。更に,. So. do. she. but. be. doesn't. doesn't. really. I. Neither. do. really. like chicken・. enjoy reading. Wes・. I.を使ったペアワークが続. き,最後にグループワークでしめくくる.. このコースブックについて特筆すべきことはinforlnation. を埋める活動に対する. gap. 比重が旧版(1979)と改訂版(1983)では異なっていることではないだろうかoテープを 聴きテキストを読んだあと,改訂版の方は次のような設問をしている。 "Find. the information". Read the. through table. below. interview. the. again,. then. fill in. the. :. Carol. Doris. LIKES. misslI唱information. going. for walks. DISLIKES. her. music. teacber. インフォメーション・ギャップの意義については,ジョンソン・モロウ(1981)が強調 しているので引用しておきたい。. このインフォメーション・ギャップという考え方はコミュニカティプ教授法の 全領域の中で最も重要なものの一つと思われる.学習者にコミュニケーションを 行なわせる目的の練習でも,指導手順でも,すべてこの点から検討されるべきで あり,教師の主要な仕事の一つはインフォメーション・ギャップの存在する場面. in.

(14) 長谷川. 98. 潔・を原. 好次. を設定して,学習者たちにそのギャップを適切な方法で埋めるよう動機づけるこ とであるという見方もできる14). (3)四技能の統合(Integration. of the. Skills). 機能中心に編成されている第3のパターンの典型としてFunciions. ofEnglishが挙げ. られる。このテキストは中・上級向けであるため,英語の構造についてある程度学習しお えた者を対象に編集されている.新聞の悩みごと相談欄を読ませたのち,助言の回答を書 Activities. くよう指示したり,グループ内で意見の交換をさせたりする れている.. が数多く配置さ. ReadingからWritingあるいはSpeakingに移行するよう巧妙に仕組まれて. Tryも,この考えを取り入れているo例 いるといえよう.前掲の英語ⅡA教科書Lei's えば,自分の学校の修学旅行について話し合わせたのち,スピーチをさせたり,京都旅行 を計画しているアメリカ人の友人を想定させ,自分の町から京都までの交通手段,運賃, 所要時間などを発表させたりしている。 (4)問題解放(Problem-solving)のための活動 第4の型(概念中心の編成)の代表として,上級者を対象にしたNotions. in. English. が挙げられる。わが国における中高の英語教育にそのまま持ち込むことは不可能だが,学 習者間で協力し合いながら何かを成し遂げる喜びを味わわせるという視点は,外国語教育 にとって新鮮なものといえる。 New. Century. Zがこの種の活動をいくつか導入しているo. 例えば,調理法を読ませた. 徳,クラスあるいはグループでアイスクリームを作らせようとしている。. (5)実物教材(Authentic. Materials). 第5の型は話題をq3Jbに編成されているもので,. Sirategie5シリーズがその代表と言え. よう。 15のユニットは,外国旅行,犯罪,祭り,科学と技術などといったトピックを中心. に構成されていて,カラー写真や実物大の新聞の切り抜きなどがふんだんに使われてい るo付属テープの音声も現実味あふれるよう工夫されているo しかし,. Follow. Meを初めとしたヴィデオ教材にはたちうちできないように思える. 今後,中高における英語教育にも,ファンクショナル・ノーショナル・アプローチあるい はコミュニカティブ.アプローチに基づいたヴィデオ教材が進出してくるものと思われ るo. その際,クラスに臨場感を与える. Authentic. Materials. は学習の動機づけには欠か. せないものになろうo (6)その他の編成. 田中・青木は最後にいくつかの混合型を示している。そのうち,機能・概念・構造の混 Meanings into 合型の代表として, Wordsを調べてみることにするo場所(Places)と 題されたユニット1で,学習者はまず下宿の女主人と部屋探しをしている学生の会話を聴 く。そして,学生が決めた部屋はどれかをテキストに描かれた絵にマークする。更に,ロ ールプレイによって対話の練習をする(1. 1)。次に,学習者は与えられた前置詞を使. ・. 2)。それを受けたペアワークで学習者は自 って絵にある物の位置関係を描写する(1 分自身の部屋を詳細に伝え合い,パートナーの部屋について書くよう指示される(1 ・. 3)。このように英語の構造と機能・概念をあくまでもコミュニカティブな手法で学習者. ・.

(15) 自己表現を促す英語の授業をめざして. に与え, (1. 99. 8)の活動が終わる頃までには,関係副詞のwhereも含めて「場所」にか かわるさまざまな言語表現の提示・練習が消化されていく。ジョンソン(1979)も,さま ・. ざまな生徒のニーズに答えられる系統性のある多元的シラバス編成を提唱している15'。 5. 真の自己表現をめざして. (1)真の自己表現とは 英語をコミュニケーションの手段として教えるべきとする趨勢の中で,. 「なぜ」と素朴. な質問を投げ掛けるところからこの章を始めてみたい。単に英語が「国際語」であるから という理由で,伝達重視の英語教育を喧伝してよいものだろうか。自ら考え,自分の意見 を持つことのできる人間を育てることが,学校教育の,そしてその一環としての外国語教 育の大きな目標であるとするならば,日本人としての自分を見失わず,自己表現できて初 めて,真の意味で国際的になれると言えよう。 ファンクショナル・ノーショナル・アプローチは確かに道案内や好き嫌いの表現の仕方 や自己紹介の方法を教えることはできるが,外国語教育を通して生徒一人ひとりが,自己 と外部の世界をみつめ,人間的に豊かになるよう働きかける方向性は強く持っていないの ではあるまいか。このアプローチの弱点を補足すべく,教科書編集者および教師の責任を 明確にしておく必要があろうo. 高校生は良い教材に出会わない限り,容易に内心をさらけ出そうとしない年頃のように 思える。現行教科書の教材の中には,あまりにも皮相な内容で高校生の知的ニーズにそぐ わないため自己表現を促すに足りないものが多い.実用的なものを排除しようとするので はなく,それと同時に魂を揺さぶる教材を与えていくことが必要なのではあるまいか。ま た,生徒の率直な自己表現を引き出すために,自由な雰囲気作Dや評価の方法にも思いを いたす必要があるのではないだろうか。心の底からの表現を真の自己表現と定義して,そ の手立てを探ってみたい。. (2)教科書編集者の責任 1970年代以降,さまざまな教科書・コースブックが英国で出版されている。あたかも英 語に内在する機能・概念が普遍的であるかのような勢いで販路を求めてきている。日本語 のもつ機能・概念と重なる部分がないわけではないが,外国出版の教材が生徒の生活から 遊離しているためか,全面的に中高の英語教室で使用することは今のところ無理のように 思える。あくまで教材は日本の高校生の実態をふまえ,彼らに訴えるようなものを選ぶべ きだろうo. また,自己表現のためのカリキュラムを長期的展望に立って作る必要があろ. う。. 第2章で触れた『たのしい英語自己表現の授業(中学編)』には,中学1年から3年ま での自己表現用カリキュラムが綿密に報告されているoほんの一部を紹介しておきたいo New. Horizon. を使った中学1年の年間計画表を見ると,. ている国,または行ってみたい国をTbis 「自分が大切にしているものの絵をかかせ,. is. 「世界地図を見せて自分の知っ. -を使って表現させる」 This. is my. (Lesson 1)とか.. -を使って表現させる」. (Les..

(16) 長谷川. 100. s.n. 潔・松原. 好次. 2)などといった活動が,教科書の基本文と対応させて配置されている16'.. NewPrince. を使った中学2年の計画案では,助動詞may, mustの学習と並行して,日常の生活や 学校生活のきまり,スポーツのルールなどをまとめさせている17'。また,新しい教科書・ I think New Crow,nを使った中学3年生用自己表現年間計画案では, Qnewoldや, I don't. -,. think. -の表現を使って生徒たちに自分の考えを発表させている18). 高校の場合,本文の内容が自己表現活動と結びつくように編集されている教科書舶巨常 Light. New. に少ない.しかし,. English. "Keeping. Iは,. a. Diary''という本文のあと English!. Z払 Go, 一課おき で,生徒に最近の一日について日記を書かせているし, に, "Let's Talk"という自己表現のためのPracticeを届いている。後者の教科書払. コミュニカティブな観点を取り入れたり,異文化理解のための文章を載せたりしている が,本文と自己表現活動がかみ合わず,系統性のないまま終わっている。読み物に関連し た機能・概念を対応させ自己表現活動をさせていかない限り,読み物そのものは文法とい Go, English・'Iに関して・次のよう う尺度で処理されるにとどまってしまう.そこで, な試案を作ってみた。 Lesson. 1. The. First. Day. Greetings Lesson. 2. Meets. Masako. 3. Talking Lesson. 4. Lesson. 5. Lesson. 6. 7. Lesson. 9. if. State. and. in. the. (do not). Summer. Plans. Making. plans. Writes. Bob. and. about. know. (talking about. about. the. Home. likes. about. Bob. Capital knows. likes and. dislikes. E.yoto. Asking. if. someone. Saying. you. are. is interested. (not). interested. U・S・. di鮎rences). Past. someone. you. Expressing 10. Japan. (talking about. the. California's. Asking. Lesson. in. Disneyland. saying 8. others Be?. want. comparisons. Asking. Lesson. to. Students. Talki喝abont Lesson. Francisco. and. Want. you. what. Making. Sam. in. yourself. Bob. School. Higb. (2). introductions. abont. Saying. Kenji. and. Family. Does. What. Bob. and. Asada. The. (1). introductions. and. Greetings Lesson. of School. sometbi喝 something. future).

(17) 自己表現を促す英語の授業をめざして Lesson. Lesson. ll. 12. Did. You. Break. Asking. for. Giving. yollr. Your. Fast. someone's. This. Morning?. opinion. OplnlOn. Picnics lnviting. Lesson. 13. High. School. Saying. you. are. excited. you. are. bored. Saying Lesson. 14. Bob's. Basketball. Family. lntroducing Lesson. 15. Kenji's Family lntroducing. Lesson. Lesson. 16. 17. Cooking Telling. someone. to. Telling. someone. bow. Mr.. Green's. are. you. Tw・o. do. something to. do. something. wheat. Expressing 18. (2】. someone. in English. Saying. Lesson. (1). someone. curious. surpnse. American. Farmers. Complaining Tbreatening Lesson. 19. Heeds. Tails?. or. Agrecing Disagreeing Lesson. 20. Mr・. Ito. Trying. Lesson. 21. an. on. to. American. College. someone's. change. Campus. oplnlOn. ultadakimasun Giving. reasons. Persuading Lesson. 22. 0ne. Language. in. One. Asking. if. someone. is. Saying. you. are. (not). Country? sure. about. something. sure. さて,高校生は概して,. 「いかに生くべきか」ということを示唆する意味のある言葉に 敏感であり,筆者は生徒のノートの中に歌詞の一部らしき美しい言葉を目にすることがよ くある。恐らく,心を打たれ書き留めたものと思われるが,考え方によっては,これも自 己表現の第一歩であるかもしれない。高校生のための自己表現カリキュラムを作る際,読 み物に格段の注意を払い,生徒が心の底から自己表現したくなるような教材を選ぶ必要が. 101.

(18) 長谷川. 102. 潔・を原. 好次. ある。戦争と平和,差別,環境汚染などといった社会の問題に目を向けさせる教材,およ び生徒の内面に訴え自らを凝視せざるをえなくなるような教材の例として以下にいくつか 列挙しておきたい。. 1.. i Wonder. Some. Why. Don't. People. Life and 2.. Poems. English. (三友社,. by. The. Diary. 4.. 5.. ofa. I Can. Kimura,. Artist,. trams.. A. Me. 7.. The. Citizens,. Thing. Group. yusba,. 1976)・. ington. of. A. Story. Handicapped. 1979). ofa ・. IZ. War. Nagasaki. and Never. Be. and. Nagasaki・. (n・ p・, 1972)・. Repeated. Hiroshima. ofa. of Hirosbima. Summer. HighSchool,. Jogakuin. in. Girls'School. (San. Hiroshima. Blood・stained Teachers'Society. English. Told. as. by. Japanese. (Sanyusha, 1969). Children. Elean.r. :. Testimonies. E.TPerience. Was. Earth. Convey. Should. A-bomb. to. to. Which. cloud:. IGo. Toes. (Sanyusha,. Torii. Hiroshima. of. Department. world. Left. ike. on. Water!. okayama. 8.. Life. English. The. Inc., 1952).. Shuster,. Tsugiyoshi. Testimonies 6.. &. Up!. Hiroko. Give. Girl. (Simon. Stand. 1974). 東京支部多摩サークル編(三友社, Young. Frank. Anne. 1976) Students. Japanese. 新英語教育研究会 3.. Me. 外国語教育研究会・英文教材集編集委員会. 長野県高等学校教育文化会議 Dream. Like. Peace. Earth・・. Parents. on. and. The. Story by. Recorded. of. Their. ・. ScbooISo… Bralver Square. and Press,. Lou. Jacobs, Jr., Teen・agers. Inside. Out. (Wash・. 1974).. (3)教師の責任 教科書がたとえよくできていても,教師の援助がなければ外国語による自己表現で生徒 は蹟いてしまうに違いない。 教師の責任の第一番目として,自己表現のための自由な雰囲気づくりを挙げなくてはな らない。そのために駄文法項目をどのように提示すべきかが問題になってくるo従来, 教師主導型指導の場合,生徒の表現意欲を押さえつけてしまいがちだったo ブランフィット(1981)は,文法項目と機能・概念の提示の関係について次のような図 を提案している(図3)。19) 新潟のコミュニカティプ・ティーチング研究会は,プランフィットの考え方を援用し.

(19) 103. 自己表現を促す英語の授業をめざして 図3.. て,コミュニカティブな場面設定の中で文法を教えることの大切さを提唱している。英語 2.. Open. version. fofmation. sentence. drill).. 3.. practice. Free. choice. Ⅱ. Communicative. gap-filling. Discourse. (1.. 2.. Interview. 4.. Role. pattern. pvactice. Meaningful playing. con-. 3.. In-. (1. Writing)の形式で段階的・. activity. Meaningful. 系統的な指導を展開している20)0. practice. substitution. practice. Ⅱ.. game).. Meaninflul. Ⅰ.基本活動(1.. Ⅰで扱われる主要な文法事項を選び出し,. drillの一例として,受動態の. conversion. 提示が挙げられている。 )内の動詞を. ※各小間ごとに,一連のまとまりがあるパラグラフになるよう( 適当な形に直しなさい。 is not. Ken. 1). a. by He _. student.. (scold). our. teachers. almost. tomorrow,. probably. _. _. He _. day・. too・. _. by _. every. too.. yesterday,. _. He. good. one. of. _. the. teachers. ever. since. he. entered. school. Antonio. 2) He. not. Indeed, But. lnoki. he. he. I hope. is. easily. strong. not. wrestler.. (defeat). _. these. not. almost he. a. _. by. B.Hogan. three last. months.. night.. tonight.. 態の転換といった味気ない機械的なドリルとちがって,談話(discourse)に対する考慮 がよく払われているoその次の活動では,新潟市,_長岡市等における交通事故による死傷. this.

(20) 長谷川. 104. 潔・を原. 好次. 者の数をペアワークでたずね合い,異なったカードを持つ学習者がinformation 埋める仕組みになっている。生徒はHow Niigata?とか,. How. many. drivers. many. have. have. pedestrians. been. injured. been in. far. so. を. gap. killed. far in. so. ltoigawa?などの例. 文を参考にして,無理なく受動態を使うように工夫されている。 ウィドソン(1978)は,正しい語法の知識を持つことと実際にことばを使えることは別 language. 問題であるとして,. usageと1anguage. useの峻別を主張している21)o外国語 による自己表現の場合には,初期の段階において正確さを厳しく求めすぎて生徒の声をお しつぶすより,多少ゆるやかな基準で内容や創造性を重んじる方がよいように思える。つ. まり,正確さ(accuracy)を求める学習活動より,生きた言語運用(fluency)活動重視の 方向に考え方を変えるべきだろう. 横須賀の海上文夫は仮定法を用いて生徒に自己表現させている。 If i. were. Mayor. of Yokosuka,. i would. If l. were. Mayor. of Yokosuka,. I. If l. were. a. If l. were. a. If l. were. Prime. Minister,. I would. make. a. If I. were. Prime. Minister,. I would. build. better. the. I. teacher,. i would. hospital岳for. would. the. would. love. teacher,. big. make. water. green. and. rate. parks.. cheaper.. stndents.. my. teach. make. humanity. neutral. state.. life for. the. old. build. and. sick.. ウィドソン(1979)の提唱に従えば,言語活動における基本的な単位として,文(sen・ tence)ではなく,いくつかの文の結びつき(談話・discourse)がどのような機能を果た しているかを分析しなくてはいけない22)。そこで,上記の実践を出発点としてペアワーク. による口頭練習,発表,質疑応答などに発展させることもできよう。 (ペアワーク) A. :. B. :. do. What. you would Mayor If l were. if. Mayor. were. you. of Yokosuka. …. of Yokosuka? I wo111d. well,. A:Why? B. :. (発表例) A. :. What. B. :. If l. would. do. you. Mayor. were. if you. Mayor. were. of Yokosuka. …. well,. of Yokosuka? I. would. big. make. green. parks.. A:Why? B. :. When so. l. was. I would. a. like. little boy, to. make. I played. on. lots of parks. the. streets.. It. was. very. dangerous,. for children.. 更に可能ならば,市長役を一人きめておき,他の生徒が苦情や陳情をするといった活動.

(21) 105. 自己表現を促す英語の授業をめざして Inside. も考えられるoまた,既述の教材Teen・agers. Outの中には,合衆国の高校生の. 赤裸々な自己表現が掲載されているので,触媒として読ませることも考えられる。 If l could. (例). be president. u.S.. of its problems,. help. the. cbarity・ …. poor I. people. would. not. of the. like the. States,. I would. the. killing・. United. stealing. and. them withot making lie to the people the. feel like they way. some. of. to. try. I. clear try. would. just. were our. the to. getting. presidents. do. (男, 17歳)28). 教師の責任の第二番目として,文化的脈絡(cultural. context)の中での外国語学習を. 組織し,文化的複数主義(cultural pluralism)の重要性を認識させることが挙げられるo ネウストプニー(1982)は, 「先日はどうも-I-」という日本語の表現を例示して,言 語的・非言語的シンボルがある特定の社会で果たす役割を考慮した外国語教育の重要性を 説いている24'。ひとつの価値体系の中での言語の機能を見央って,音韻や統辞面のみの奴 収に精力を候けても,適切なコミュニケーション能力は培われないということだろうか。 文化に対する洞察力を与えようとするとき,ヴィデオ教材の活用を抜きにしては語れな 音声抜きの提示によって,ジェスチャー,顔の表 いところに来ているように思われるo 覗,人と人との距離などといった非言語的なコミュニケーション(non-verbal. communica-. tion)の要素に集中させることもできようし,次の提示では,ジェスチャーと言語表現の 間の関係を把握させることもできる。 しかし,注意すべきことは,文化の違いを強調しすぎてはならないことだろう。フィノ ッキアロ・ブランフィット(1983)が指摘しているよう紅,学習している外国語を使う人 たちの生活様式や文化をあるがままの姿でとらえさせ,さまざまな文化の存在に気付かせ ることがねらいでなくてはいけない25).. ガストン(1984)は,異文化間の衝突をテーマにした文章を読ませたあと,なぜ衝突が 起きたか,当事者はどのような思いでいるか,どのような解決策が考えられるかなどとい ったディスカッションのきっかけを与えている26'.生徒を単なる外国語学習者とみなさ. ず,成長過程にあるひとりの人間としてとらえ,他人の気持ちを察することを外国語学習 の中で学ばせるという発想は大いに取り入れるべきだろう。. 最後に,評価の問題が教師の責任のひとつとして残されている。. 「間違いは必ずしも間. 違いではない」というモロウ(1981)の方針に従って,自己表現においては,ことばのき まりで学習者を縛りつけるのではなく,間違ってもよいから本当の気持ち,考えを表現す るよう指導することが望ましいように思われる27). 黒川(1979)は,生徒に自己表現させたのち,短い批評を与えている.また,詩的自己 表現(poetical self-expression)を通して,彼の生徒たちは,自分を見つめ,自分の生活を. 振り返るようになっている28)。 (例1). Like. a. Weed.

(22) 長谷川. 106. I want. to. live like. I. to. be. want. Strong. a. weed.. be. a. crybaby.. live like. a. myself.. like. Quiet like want. I. to. want. No. (例2) l. a a. I don't. weed. to. weed.. Title to. establish. I wish. to. know皿ySelf.. I wish. to. discover. I. wish. to. reform皿ySelf.. I wish. to. be. human. myself.. free, because. can. l mllSt. Create. myself,. to. live humanly. order. l. am. being.. Nobody. In. 好次. weed,. wish. A. 潔・桧原. me. oppress. and. must. act.. l will throw. away. the. usual. life.. I will throw. away. the. established. thinking.. 外国語で自己の内面を表現しようとする際,母語の場合では考えられない苦労を伴うた め,それだけ表現が煮つめられてくる。その自己表現の真聾さをこそ評価の対象とすべき だろう。. 6. お. わ. り. に. 文法シラバスより機能・概念シラバスの方が生徒の自己表現を促すためには有効である ことを述べてきた.しかし,実用的な観点からだけでなく,真の自己表現を目標とするた めには,内容の豊かな教材を与える必要があることも強調してきた。外国で出版されたコ ースブックには物足りない面が多いため,日本人の視点で良い教材を選び,生徒自身の自 己表現を喚起することが望ましい姿だろう。ファンクショナル・ノーショナル・アプロー チは,元来,成人学習者のために考案されたものとはいえ,知的・精神的発達のための寄 与という視点を追加するならば,わが国における中学・高校の英語授業に導入することも 可能であるように思われる。自らの考えを発表する送り手になると同時に,他の発表に批 判の心をもって耳を傾けることのできる受け手を育てるための自己表現活動-この視点 を根幹に据えた外国語教育を今後,学校教育の場で推し進めていく必要がある。 (大浦暁生監修『たのしい英 注1)赤城良子「上川村の12カ月一自分の村を見つめ直そう・中1-」 pp・ 1982)・ 語自己表現の授業(中学編)所収 140-142・三友社, 1973・ 2)日本放送協会編『発想別英語会話教授法』 pp・ 15-19・日本放送出版協会,.

(23) 107. 自己表現を促す英語の授業をめざして ``Teaching. 3 ) JolmMilne,. K.Morrow. Jo'lmson and. Adult. Beginners,''in (Longman, 1981), p・ pp・. 4)米山朝二・佐野正之『新しい英語科教育法』 "On. 5 ) D.H.Hymes, Language. Communicative. Teaching,. 6 ) M.A.K.Halliday,. A工nOld,. (Edward Crombie, ) Winifred labu5 Design (OUP,. g〝αgβ 7. ed・ Learning. How. 1975),. lo. 68-70・大修館,. pp.. lo. 1979), the Development. Lan・. of. Language. and. Relational. Learning.A. 4押roach. Syl・. lo. 9・. Threshold. L.G.Alexander,. and. 4抄roach 13-15・. pp・. in. Explorations. 1985), p・ Notional Syllabu5e5 (OUP, 8) D.A.Wikins, 1926), 9 ) Syllabusとは」 ′ト笠原八重「Notional-Functional p.6). 10) J.A. vanEk. (OUP,. 16-18・. pp.. Di'5COur3e. I. ed・ K・. 1983・. Cmnmunicative. The. K・Johnson Mean. Classroom,. ike. 20・. Competence,''in. C・J・Brumfitand. in. Communication. 1-2・. pp・. (大修館『英語教育』 1983年10月号所収,. Level. English. (Pergamon. Press,. 1g75),. 26-114,. ll) Mary 1983),. Finocchiaro p.. and. Christopher. Brumfit,. The. Approach. Functional・Noiional. 12)長谷川潔・木塚晴夫『英語の発想と表現演習』英語教育協議会, 1976改訂版 長谷川潔『日本語からみた英語』 (サイマル出版, 1976) pp・ 135-198・ ・ 「英語における問題点と方法の標準化」, 『言語の標準化研究報告』 pp・ 107-110,. (OUP,. 28.. 130,. p・ ・. 87-90,. pp・. 1984.. 『情報化社会における言語の標準化』,. 「高校英語教育における発想別プログラム」,. 1986. 12-15 pp. 13)青木昇六・田中正道『伝達重視の英語教育-ノーショナル・シラバスと英語指導』 大修館, 1985. 14) K・ジョンソン/K・モロウ編著 小笠原八重訳『コミュニカティプ・アプローチと英語教 育』 p. 62.桐原書店, 1984・ Syllabus Ce3ign Methodology (Pergamon 15) Keith Johnson, Communicative and 1979), p. 67. 16) /ト林倫夫「子どもたちの興味・関心を大切に-1年生の自己表現・その年間計画と手だて-」 (『たのしい英語自己表現の授業』pp. 94-110.).. 17)正慶岩雄「現在から過去・未来の世界--2年生の自己表現・その年間計画と手だて-」 のしい英語自己表現の授業』 pp. 111-126・). 18)奥住公夫「自己を主張できる子どもに-3年生の自己表現・その年間計画と手だて-」 1986) (長谷川潔他Qneworld教育出版, しい英語自己表現の授業』 pp. 127-138.). Brumfit, "Teaching 19) Christopher room (Longman, 1981), p. 50.. in. 'General'Student,. the. Communication. in the. Press,. (『た (『たの Cla5S-. (大修館『英語教育』. 20)コミュニカティブ・ティーチング研究会「高校英語Ⅰにおける言語活動」 1984年1月号所収, p. 72.). as Communication Teaching Language (OUP, 1978), pp・ 1-21・ 21) H.G.Widdowson, Explorations in Linguistics Applied (OUP, 1979), p・ 248・ 22) Out Square Eleanor Lou Jacobs, Teem-agers Inside Jr., (Washington Bralver 23) and Press, 1974), pp. 163-164. 24) J ・V・ネウストプニー『外国人とのコミュニケーション』p. 98.岩波書店, 1982. ,. 25) Finoccbiaro 26) Jan Gaston, p.64. 27) KeithMorrow, Clas3rOOm,. et. al, p. Cultural. 132.. Awareness. "Principles ed. Keith. Jolmson. of. Teaching Communicative. and. 28)黒川泰男『明日の英語教育を考える』. Keith p.. Techniques. (Pro Lingua. Methodology,". Morrow. 58・三友社,. (Longman, 1979・. in. Associates,. Communication. 1981),. pp・. 64-65.. 1984), in the.

(24)

参照

関連したドキュメント

という言葉に大きくごまかされた教育を受けて

Vision Quest English Expression Ⅱ(啓林館) Lesson 18 犬派?猫派? 2 単元設定の理由 ○

要 旨

して、それに代わる Tutoring 方式を新規導入した。Main Task

さらに「『のり子』と『かおる』がこの後どうなっ

【あ】〜【き】は,オノマトペが使われているものをまとめた。オノマトペには実際の音をまねて

 また,問題行動と自己統制力との関係を調べた研究に