オープンソースソフトウェア:3.2プロセス制御システムへのLinux適用事例
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(2) 所内 ���. ��用 �� �� 用��. 冷延ラインP/C. モデル制御 サーバ. Open Source Software. ロギングサーバ. モデル用. ���. Primergy Linux PIII 850MHZ 1CPU メモリ モデル制御サーバ 富士通Primergy 256Mbyte 256Mbyte model 210 SCSI RAID 9.1G X2 MV F Linux P III 866MHZ 1CPU メモリ ロギングサーバ 富士通FMV 512Mbyte 512Mbyte SL6 RDBMS Oracle 8i. �� 用��. 図 -1 冷延ライン用モデル制御/ロギングシステムの構成. できる.OS や DBMS などについてもコスト削減効果 ■適用事例. が比較的大きい. (2)拡張性:業界標準の通信ソフトウェアや DBMS な ど多くの製品ソフトウェアが Linux をサポートしてい. これまで開発したシステムの中から特徴的な事例をい. るのでノード内はもちろんノード間のアプリケーショ. くつか紹介する.. ンも適切な方法を選んで連携することができる. また,. −冷延ライン用モデル制御 / ロギングシステム. たとえば,リアルタイム性を向上させようとする場合, Linux はソースが公開されているため動作のメカニズ. 操業に直接かかわる部分への適用例である.図 -1 に. ムを把握した上で最適な方策を選択することが可能で. 構成を示す.モデル制御サーバおよびロギングサーバに. あることも大きな利点と考えられる.. Linux を適用した.これら Linux サーバとプロコンとの. (3)可用性:Linux はオープンソースであるため技術者. 間はソケットのクライアントサーバプログラムで通信を. はソースを読むことでその仕組みを詳細に理解でき. 行っている.またロギングサーバは ODBC 機能を経由. る.これはエラー発生時の対処やリスク評価・回避策. して OA 用 PC に操業データを提供している.. の立案を自力で行えることを意味する.また活発に活 動しているコミュニティへの参加が迅速な問題解決に. (1)モデル制御サーバ:プロセス制御コンピュータが持. つながることも期待できる.ノードを並列に置いて可. つ実績情報を読み込み,モデル制御プログラムを実行. 用性を高める場合にも,OS やミドルウェアの単価が. して付着量制御をリアルタイムで行うものである.. 安いのでトータルコストを抑えることができる.. (2)ロギングサーバ:プロコンからの操業実績情報,ア ラーム情報等をリアルタイムで受信しデータベースに. ■適用の考え方. 蓄積,所内の OA 用 PC(EXCEL など利用)で実績解 析を行う.. オンライン・リアルタイムシステムを特徴とするプロ. −高炉操業プロコンシステム. コンの開発・運用のスタイルからすると Linux はまった く異なる文化であり,機能だけでなく性能保証が大きな. 本システムは高炉操業プロコンに Linux を適用した例. 課題であるため,担当部門が自ら選択肢として位置づけ. である.プロコンに求められる演算機能,データストア. るには要求レベルに応じた性能確保の手段を備えておく. 機能,および通信機能をそれぞれ別ノードで構成したと. 必要がある.したがって今回の Linux 適用にあたっては. ころに特徴がある.図 -2 に構成を示す.定周期で操業. 新技術導入の定石通り,まず試行的なシステム構築から. データ収集を行い高炉操業情報の管理を行う.演算サー. 始め,問題点を洗い出しながら段階的により基幹系に近. バ,DB サーバ,伝送サーバすべてに Linux を用いた.. い位置づけのシステムへ適用範囲を広げることとした.. 演算サーバと DB サーバは操業系に加えて待機系を持ち 可用性の向上を図っている(BF:Blast Furnace 高炉) .. IPSJ Magazine Vol.43 No.12 Dec. 2002. −2−. 1343.
(3) 4BF演算サーバ. 4BF DBサーバ 待機系. 稼働系. 稼働系 待機系 操作端末 操作端末 開発端末 開発端末. 4BF制御系 ���. 4BF情報系 ���. �����. ��������� �. ����������. 上位計算機. 稼働系 待機系 4BF伝送. ��� システム 他 4BF計装・電気用. ���. ��� ��������� �. 他 ��� システム ��� ��������� �. 凡例 高炉サーバ �������. 機種 高炉サーバ. 富士通製. スペック OS Linux P III 700MHZ 2CPU メモリ512Mbyte. 伝送G/W ����� � 他システム計算機. IAサーバ. 図 -2 高炉操業データベースシステム. −今後の進め方. ■課題と今後の進め方. 操業の高度化に向けてシステムの機能強化と迅速な対. −課題. 応が一層求められる状況において,コスト面と品質面の. Linux 適用を進める中で以下の点が大きな課題である. 両面で特長を持つ Linux を選択すべき機会は増える.今. と考えている.. 後は,ミドルウェア製品の機能強化と保全基盤整備を推 進していく.また,コミュニティやベンダによる問題解 決もスピードが上がると予想されるので,状況の正確な. (1)クライアント構築環境が貧弱である Windows と VB(Visual Basic)の組合せでできること. 把握に努め Linux の適用範囲をタイムリーに見直してい. を Linux でもできるならばクライアントコストの削減と. く考えである.. 運用の安定化に効果が期待できる.しかし Linux のクラ. なお本システムの構成等については参考文献 1)に詳. イアント開発・運用環境はビジネスアプリケーションの. 細な説明があるので参考にされたい.. 品質レベルに達するにはまだ距離がある.. 参考文献 1)川崎製鉄,川鉄情報システム : 水島 4 高炉(3 次)改修におけるプロ セスコンピュータシステムの構築,日本鉄鋼協会 第 143 回春季講演大 会. (平成 14 年 11 月 7 日受付). ヒューマンインタフェース(HMI)については,クラ イアント側のアプリケーション軽量化およびプラットフ ォーム非依存を狙いとする Web を利用した画面開発環 境を開発中である. (2)OS 障害時の問題解析環境が乏しく問題個所の特定 や原因究明が難しい これについては,大手コンピュータメーカ等が Linux 障害調査機能強化に取り組んでいるので,それら成果の 検証および技術動向の把握を進める. (3)ディストリビュータのサポート範囲があいまい プロコン関連システムでは迅速な問題解決が最優先と なる.しかし現状では問題の性格に応じたディストリビ ュータとの明確な責任分担設定が速やかにできるかどう かやや不安がある.ディストリビュータの頻繁なバージ ョンアップにも戸惑いを感じる場合がある.. 1344. 43 巻 12 号 情報処理 2002 年 12 月. −3−.
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