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基本施策E5 暮らしやすいコンパクトな市街地を形成します 長崎市│外部評価結果(平成29年度)

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(1)

平成 29 年度 基本施策評価シート

作成日

まちなか事業推進室、まちづくり推進室、東長崎土地区画整理事務所、みどりの課、建築指導課、 環境政策課

●地域拠点の形成及び各地区との連携

 ・都市計画マスタープランを改訂(平成28年12月)し、今後の人口減少や高齢化の進展、地球環境問題等に対応し た、長崎市が目指す将来都市構造「ネットワーク型コンパクトシティ長崎」の実現に向けて、都市づくりの方向性を示 した。【E7へ再掲】

 ・立地適正化計画については、基本的な考え方について、市民説明会(市内12箇所)を開催し、計画の周知を図る とともに、市民の意見等を踏まえ、都市機能誘導区域(案)、居住誘導区域(案)、誘導施設(案)、誘導施策(案)など を盛り込んだ素案を作成した。

 ・適正に開発許可制度を運用することにより自然環境が保全され、都市機能の郊外拡散を抑制している。 ●まちなかにおける働きやすく暮らしやすい環境整備

 ・「まちぶらプロジェクト」に基づき、道路やトイレの整備、まちなみ整備等といった取り組みを実施することにより、 快適にまち歩きを楽しむための環境整備が進んだり、歳時などの伝統文化や町家の保全に対する市民の関心が高 まるなど、暮らしやすい環境整備の向上が図れた。

 ・新大工町地区市街地再開発準備組合が実施した計画の見直しに伴い、都市計画決定の変更を行った。  ・浜町地区市街地再開発事業を推進するための支援を行い、準備組合が実施する合意形成に向けた取り組みが 行われた。

●各地区の防災性の向上及び住環境の改善

 ・斜面市街地再生事業の平成28年度末の成果指標は目標値を0.4%下回ったが、生活道路の整備により、進捗率 は5.6%上昇したことから、住環境の改善と防火性の向上が着実に図られている。

 ・東長崎平間・東地区土地区画整理事業の成果指標は目標値を5.5%下回ったが、道路や宅地造成により、進捗 率は7.8%上昇したことから、住環境の改善が着実に図られている。

 ・東長崎地区都市基盤施設整備事業の成果指標は目標値を0.8%下回ったが、都市計画道路東長崎縦貫線の未 整備区間を4車線から2車線に変更することで国の同意が得られ、都市計画変更手続きが完了し、道路詳細設計を 行ったことや(仮称)現川公園の整備工事、(仮称)中里中央公園の詳細設計などを行ったことにより、進捗率は 1.5%上昇したことから、住環境の改善が着実に図られている。

・老朽危険空き家対策事業の成果指標は目標値を1件下回ったが、3件の空き家が広場等に整備されたことや老朽 危険空き家除却費補助金制度との連携により、住環境の改善と防火性の向上が着実に図られている。

平成29年6月8日

基 本 施 策 E5 暮らしやすいコンパクトな市街地を形成します

基本施策主管課名都市計画課 施策の目的

(対象と意図)

対    象 意      図

各地区の市街地が

自然環境を保全しながら、各地区の規模に応じた都市機能を充実さ せ、安全で暮らしやすく、効率的でまとまりのある方向に進んでい る。

所属長名

基本施策の評価

判断理由

Db 目標を達成していないが、目的達成に向けて概ね順調に進んでいる

谷口 仲二

(2)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

96.2%

成 果 指 標

住みやすいと思う市民 の割合

75.9%

78.9% 80.2% 81.5%

実績値

H29 H30 H31 H32 80.9%

79.6% H28

●基本施策の評価「Db」については、所管評価のとおり。

●基本施策「成果指標」の実績値もすべて減少している。市の取組みの成果を市民と共有できておらず、今後しっか りと周知していく必要がある。

●個別施策E5-1「評価(成果・効果)」『市街化調整区域におけるコミュニティの維持』について、わかりやすい表現へ 修正すること。

●個別施策E5-1「成果指標」『総人口に対するDID(人口集中地区)人口の割合』については、基準値(平成22年度 国勢調査結果)の維持を目標としているが、直近値(平成27年度国勢調査結果)を基準値とし、その維持を目標とし た方がいいのではないか。

●個別施策E5-2「評価(成果・効果)」に、『新規出店』や『歩行者通行量の増』を記載すること。 達成率 92.5%

二次評価(施策評価会議による評価)

中心市街地(浜町~長 崎駅~新大工地区)を 活気があると感じる市民 の割合

46.9%

今後の取組方針

●地域拠点の形成及び各地区との連携

 ・立地適正化計画については、市民説明会、関係団体説明会及びパブリックコメントを実施することにより、市民や 関係者の理解を深めながら、計画策定を進める。

 ・都市計画マスタープランで示す将来都市構造「ネットワーク型コンパクトシティ長崎」の実現に向けて、立地適正化 計画と連携し、将来を見据えた持続可能な公共交通に関する計画策定に着手する。

 ・都市計画法に基づく開発許可制度を活用し、適正な土地利用の誘導を図る。 ●まちなかにおける働きやすく暮らしやすい環境整備

 ・再開発事業を円滑に進めるための支援、エリアの魅力を活かした賑わいづくりの実施、安心・快適なまち歩きの 環境を整えるための回遊路整備や民間トイレの開放への支援等の取り組みを進める。また、これらの取組みによる 成果についても、市民と共有できるよう周知を図る。

 ・新大工町地区市街地再開発準備組合は、平成29年度内の本組合設立(事業認可)を目指し、公共施設管理者等 との合意に向けた取り組みなどを実施し、長崎市は、新大工町地区市街地再開発事業の円滑な推進を図るため、 技術的助言や事業費補助などの支援を実施する。

 ・浜町地区市街地再開発準備組合は、再開発事業へのさらなる合意形成を進め、長崎市は、浜町地区市街地再 開発事業の円滑な推進を図るため、技術的助言や事業費補助などの支援を実施する。

●各地区の防災性の向上及び住環境の改善

 ・斜面市街地再生事業については、事業着手している生活道路の早期完成に努めるとともに、未着手部分につい ては、急速な人口減少と高齢化に対応するため、「車みち整備事業」など即効性のある事業と連携を図り、引き続き 住環境の改善と防災性の向上の推進に取り組む。

 ・東長崎平間・東地区土地区画整理事業については、 交渉困難者に対して、引き続き、粘り強く交渉を行っていく ものの、交渉がまとまらない場合には直接施行の実施も視野に入れながら、早期の工事完了を目指す。

 ・東長崎地区都市基盤施設整備事業については、国の補助金等の財源確保に努めるとともに、都市計画道路東 長崎縦貫線整備や(仮)中里町中央公園整備において、詳細設計をもとに地元の協力や理解を得ながら、早期完成 を目指して事業を進める。

・老朽危険空き家対策事業については、「長崎市空家等対策計画」に基づき除却助成制度の活用による指導との連 携を図るとともに、市民への制度等の周知を図り、空き家対策の更なる推進に取り組む。

42.7% 実績値

44.8% 45.9% 47.9%

43.9% 43.9% 43.9%

90.9%

43.9% 43.9% 基準値

(時期)

目標値 指  標  名

目標値 77.6%

(26年度)

普段の生活(通勤、通 学、通院、買物等)で自 家用車を利用する市民 の割合

達成率

区 分

目標値

40.6% (26年度)

43.9% (26年度)

達成率 実績値

39.5%

(3)

長崎市総合計画審議会からの政策評価に関する意見

●個別施策E5-2の評価(成果・効果)に歩行者量増加の記載があるが、後段に主語がないため、わかりやすい表 現に努めてほしい。

●基本施策E5の今後の取組方針に、「成果を共有」と記載しているが、成果とは表に出てきたものであり、市民はそ れを自発的に体感することになるので、「成果を共有」という表現には違和感がある。取組みや活動の共有と表現を 改めるべきではないか。

●公共交通計画について、策定時期の記載をお願いしたい。

長崎市総合計画審議会からの政策に関する提言・提案

(4)

●市街地の無秩序な拡大抑制及び自然環境の保全

 ・今後の更なる人口減少及び少子化、高齢化に対応し、市民にとって安全で暮らしやすい持続可能な都市づくりを 推進するため、都市計画マスタープランを改訂し(平成28年12月)、将来人口(平成27年:約42万人⇒平成47年:約 35万人)及び将来都市構造(集約型多核都市構造⇒ネットワーク型コンパクトシティ長崎)を見直した。【E7-2へ再 掲】

●適正な都市機能の配置及び良好な住環境の維持保全

 ・都市計画マスタープランの改訂における将来都市構造の考え方に、人口規模に応じた都市機能及び居住機能の 集約に向けた配置、誘導の方針を示した。

 ・新大工町地区における市街地再開発事業の実施に合わせ、安全で快適な魅力ある市街地を形成するため、新 大工町地区計画のを決定した。(平成28年9月)

 ・地区計画を定めている区域内において、建築行為等の審査を行った。(275件) ●都市機能の郊外拡散抑制

 ・都市計画法に基づく開発許可制度を活用し、適正な土地利用の誘導を図った。 ●市街化調整区域におけるコミュニティの維持

 ・市街化調整区域の集落において、開発許可制度を活用し住宅の新築等の許可を行った。(13件) ●長崎らしい「コンパクト+ネットワーク」に向けた計画策定と推進

 ・今後20年間(平成47年度)の都市づくりの方向性を示す、都市計画マスタープランの改訂を行った。【D1-1へ再 掲】

 ・都市計画マスタープランに示す将来都市構造の実現に向けた取組みとして、立地適正化計画の策定に着手し た。【D1-1へ再掲】

平成29年度 個別施策評価シート

個 別 施 策 E5-1 自然環境と調和した良好な市街地形成を誘導します

施策の目的 (対象と意図)

対    象 意      図

市街地が 自然環境が保全され、コンパクトな住みよいまちになっている。

個別施策主管課名都市計画課 所属長名 谷口 仲二

平成28年度の取組概要

評価(成果・効果)

●市街地の無秩序な拡大抑制及び自然環境の保全

 ・都市計画マスタープランの改訂により、コンパクトな市街地の形成に向けた区域区分見直しの方向性が示され た。

●適正な都市機能の配置及び良好な住環境の維持保全

 ・都市計画マスタープランの改訂により、適正な都市機能の配置や良好な住環境の維持保全に向けた用途地域や 地区計画等の活用の方向性が示された。

 ・新たな地区における地区計画決定や地区計画届出制度の運用により、適正な都市機能の配置や良好な住環境 の維持保全が図られた。

●都市機能の郊外拡散抑制

 ・市街化調整区域では、適正に開発許可制度を運用することにより自然環境が保全され、都市機能の郊外拡散抑 制が図られた。

●市街化調整区域におけるコミュニティの維持

 ・人口減少が進む市街化調整区域の集落においては、住宅の新築等を緩和する開発許可制度を活用することで 定住人口を確保し、コミュニティの維持を支援した。

●長崎らしい「コンパクト+ネットワーク」に向けた計画策定と推進

 ・都市計画マスタープランを改訂し、今後の人口減少や高齢化の進展、地球環境問題等に対応した、長崎市が目 指す将来都市構造「ネットワーク型コンパクトシティ長崎」の実現に向けて、都市づくりの方向性を示した。【D1-1へ 再掲】【E7-2へ再掲】

(5)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

成 果 指 標

指  標  名

基準値 (時期)

区 分 H28 H29 H30 H31 H32

総人口に対するDID(人 口集中地区)人口の割 合

73.1% (27年度)

目標値 73.1% 73.1% 73.1% 73.1% 73.1% 実績値 73.1%

評価(問題点とその要因)

●市街地の無秩序な拡大抑制及び自然環境の保全

 ・長崎都市計画区域マスタープランの第1回変更(平成26年)において、市街化区域内の目標人口が初めて減少す る人口フレームが設定されたため、これまでの開発団地の編入といった単純な区域区分見直しは困難である。 ●長崎らしい「コンパクト+ネットワーク」に向けた計画策定と推進

 ・立地適正化計画公表後は、都市機能誘導区域外や居住誘導区域外において、一定の建築行為等を行う場合に は、都市再生特別措置法に基づく事前届出が新たに義務付けられる。【D1-1へ再掲】

 ・都市計画マスタープランで示す将来都市構造「ネットワーク型コンパクトシティ長崎」の実現に向けて、立地適正化 計画の策定には着手したが、ネットワークの部分となる公共交通に関する総合的な計画策定が求められている。【E 7-2へ再掲】

今後の取組方針

●市街地の無秩序な拡大抑制及び自然環境の保全

 ・区域区分の定期見直し(平成32年度予定)に向けて、調査・分析を行う。 ●適正な都市機能の配置及び良好な住環境の維持保全

 ・都市計画マスタープランに示す都市づくりの方向性を踏まえ、必要に応じて各種都市計画の見直しの検討を行 う。

●都市機能の郊外拡散抑制

 ・都市計画法に基づく開発許可制度を活用し、適正な土地利用の誘導を図る。 ●市街化調整区域におけるコミュニティの維持

 ・人口減少が進む市街化調整区域の集落においては、開発許可制度を活用することで定住人口を確保し、コミュニ ティの維持を支援する。

●長崎らしい「コンパクト+ネットワーク」に向けた計画策定と推進

 ・立地適正化計画については、市民説明会、関係団体説明会及びパブリックコメントを実施することにより、市民や 関係者の理解を深めながら、計画策定を進める。【D1-1へ再掲】

 ・都市計画マスタープランで示す将来都市構造「ネットワーク型コンパクトシティ長崎」の実現に向けて、立地適正化 計画と連携し、将来を見据えた持続可能な公共交通に関する計画策定に着手する。【E7-2へ再掲】

達成率 100.0%

※後期基本計画の直近値は平成22年度の国勢調査結果の数値としていたが、その後平成27年度の国勢調査の結 果が出たため、その数値を基準値とし、維持することを目標とする。

(6)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:E5-1】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

1

(事業名)

 都市計画マスタープラン改訂費

 【都市計画課】

(事業目的)

 平成28年度以降の都市づくりの基本方針とな る都市計画マスタープランを改訂し、都市計画

マスタープランで目指す「コンパクト+ネットワー ク」の都市づくりを進めるため、立地適正化計 画を策定する。

(事業概要)

 都市計画マスタープランの改訂  ・素案の検討及び作成

 ・市民アンケートの実施  ・地区別懇談会の実施  ・原案の検討及び作成

 立地適正化計画の策定  ・素案の検討及び作成

 ・市民説明会の実施  ・原案の検討及び作成

実施年度 平成26年度~平成28年度

成果指標 事業進捗率

目標値 90.0 (%) (%)

実績値 90.0 (%) (%)

達成率 100.0 % %

決算(見込)額 9,815,766 円 16,327,950 円

成果指標及

び目標値の 説明

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 地区別懇談会(事前説明14回、 地区別懇談会市内11箇所、参加

者287人)を行った。

 都市計画マスタープランの原案を 作成した。

 立地適正化計画策定の必要性に ついて検討を行った。

(成果・課題等)

 都市計画マスタープランで目指す 将来都市構造の実現に向けて、平 成28度から立地適正化計画策定

に着手する。

(取組実績)

 都市計画マスタープランのパブ リックコメント(意見提出件数7件(2

人))を行った。

 立地適正化計画の基本的な考え 方について市民説明会(事前説明

8回、市民説明会市内12箇所、参 加者228人)を行った。

 立地適正化計画の素案を作成し

た。

(成果・課題等)

 都市計画マスタープランを改訂し

た。(平成28年12月)

 立地適正化計画において、市民 説明会等で、居住誘導や都市機能

誘導が一極集中で行われる誤解も あることから、分かりやすい説明と 資料に工夫しながら時間をかけて 計画の趣旨を共有していく必要が

ある。

 また、立地適正化計画の公表の 際は、市街化区域内に定める居住

誘導区域や都市機能誘導区域の 外で、一定の建築等の行為を行う 場合は、届出の義務を課すことに

なるため、市民等への事前周知を 徹底する必要がある。

 都市計画マスタープランは、平成

26年度から27年度までの2ヶ年で 完成を目指し、平成28年度の公表 を予定しているため、その進捗率 を成果指標とした。

 素案作成までを50%、原案作成 までを90%、公表までを100%と し、平成27年度は原案作成までの

90%を目標とした。

 都市計画マスタープランは、平成

26年度から27年度までの2ヶ年で 完成を目指し、平成28年度の公表 を予定しているため、その進捗率 を成果指標とした。

 素案作成までを50%、原案作成 までを90%、公表までを100%と し、平成28年度は公表までの

100%を目標とした。

 立地適正化計画は、平成28年度

から29年度までの2ヶ年で完成を 目指し、平成30年度の公表を予定 しているため、その進捗率を成果 指標とした。

 素案作成までを50%、原案作成 までを90%、公表までを100%と し、平成28年度は素案作成までの

50%を目標とした。

都市計画マスタープラン100

立地適正化計画 50

都市計画マスタープラン100

立地適正化計画 50

都市計画マスタープラン100

(7)

まちなかの住環境を整えるため、「まちぶらプロジェクト」に基づきハード・ソフト両面からの取組みを実施した。 ●エリア別の主な取組み【A2-2から再掲】

 【新大工エリア】

 ・新大工町地区市街地再開発事業を推進するため、本組合設立に向けた関係機関との調整等に対し支援を行っ た。

 ・新大工町のまちなみ景観を向上させる取り組みとして、新大工と関わりの深い紅葉の植栽を行った。

 ・多様な世代の交流を目的として長崎大学経済学部や商店街が連携して実施した「学生市場」や「シェアキッチン」 などに対して事業者間の調整や活動費用に対する助成などの支援を行った。

 【中島川・寺町・丸山エリア】

 ・町家を活かしたまちなみづくりを進めるため、町家の修繕や町家風外観形成に対して助成(7件)を実施した。  ・公園や通り沿いをエリアの花である「あじさい」で彩り、まちなかでも花を楽しめる環境を創出する「あじさいチャレ ンジ」を実施した。

 ・景観に考慮し、安心して歩ける道路空間を確保するため、市道浜町伊良林1号線の歩道改良や市道古町麹屋町 1号線のカラー舗装を実施した。

 ・中島川・寺町界隈の「歳時」を顕在化する取組みとして、栗名月十三夜に合わせた「まちあかり」の開催、長崎文 化再生事業によるシンポジウムの開催や伝統歳時を紹介する冊子の発刊などを行った。

 ・丸山エリアにおいて、エリアの魅力を発信するマップの作成や円滑な誘導を図る案内誘導板の整備を実施した。  【浜町・銅座エリア】

 ・浜町地区市街地再開発事業を推進するため、準備組合が実施する合意形成に向けた取組みに対し支援を行っ た。

 ・浜町の賑わいを創出する取組みである「長崎キッズハロウィンパーティー」の開催に対して支援を行った。  ・銅座エリアの活性化や空き店舗の解消に向けて商店街と自治会が連携して実施する取組みに対し支援を行うと ともに、エリアの魅力向上を図るため、路地の修景整備や情報発信板などの整備を実施した。

 【館内・新地エリア】

 ・土神堂前広場整備に向けた調査を実施した。

 ・十善寺地区の交通環境の向上を図るため、都市計画道路新地町稲田町線の整備に向けた埋蔵文化財調査を 行った。

平成29年度 個別施策評価シート

個 別 施 策 E5-2 まちなかの住環境を整え、住宅の更新を促進します

施策の目的 (対象と意図)

対    象 意      図

まちなかが 多様な世代の市民が働きやすく住みやすい地区になっている。

個別施策主管課名まちなか事業推進室 所属長名 飯田 恭祥

平成28年度の取組概要

・高齢者等の移動支援を行うため、歩行者移動支援機器(電動手すり)の整備を実施した。  【南山手・東山手エリア】

 ・エリアのまち歩き環境を高めるため、松が枝町駐車場におけるトイレの改修及びエレベーターの設置並びに歩行 者通路の整備を実施した。

 ・洋館の敷地内や通り沿いの公共空間にエリアの花として「ばら」を植栽し、まちなかで花を楽しめる環境を創出す る「ばらチャレンジ」を実施した。

●軸づくりの取組み【A2-2から再掲】

・エリア内の道路及び誘導案内板整備や公共トイレの新築・改修(2件)などを実施するとともに、民間トイレの開放を 支援する助成事業(2件)を実施した。

●地域力によるまちづくり【A2-2から再掲】

・まちなかの賑わいを創出しようとする市民等の活動を促進するための助成(4件)を行った。

(8)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

評価(成果・効果)

道路やトイレ等の整備、エリアの魅力の顕在化等により、平日・休日ともに歩行者通行量が増加するとともに、平成 16年度以来減少傾向にあったものが、27年度を境に好転し、27・28年度は続けて増加が見られるなど、住環境の向 上が図られた。

●エリア別の主な取組み【A2-2から再掲】  【新大工エリア】

 ・新大工町地区市街地再開発準備組合が実施した計画の見直しに伴い、都市計画決定の変更を行った。  【中島川・寺町・丸山エリア】

 ・町家の修繕や町家風外観形成に対する助成により、和のまちなみ形成が図られるとともに町家の保全に対する 市民などの関心が高まった。

 ・栗名月十三夜会の開催により長崎の歳時など伝統文化に対する市民などの参画や関心が高まった。  ・浜町伊良林1号線や古町麹屋町1号線の整備により、景観に配慮し、歩行者にやさしい道路整備が進んだ。  ・和の魅力の顕在化のための各種取組みの実施により、エリアの魅力が向上し、平成28年度までに20件程度の新 規出店があった。

 【浜町・銅座エリア】

 ・地域や店舗が主体となった路地の魅力づくりに向けた機運が高まっている。

 ・浜町地区市街地再開発事業を推進するための支援を行い、準備組合が実施する合意形成に向けた取り組みが 行われた。

 【館内・新地エリア】

 ・歩行者移動支援機器(電動てすり)の整備により、斜面地における高齢者等の移動負担の軽減が図れた。  【南山手・東山手エリア】

 ・松が枝町駐車場の整備により、安全で快適な歩行環境の整備が進んだ。併せて、トイレや施設のバリアフリー化 により、来街者の利便性が向上した。

 ・公共空間へのばらの植栽により、エリアの花を楽しむための環境整備が進んだ。 ●軸づくりの取組み【A2-2から再掲】

 ・道路整備や公共トイレの改修、民間トイレの開放、誘導案内板の整備など、快適にまち歩き出来る環境の一部が 整った。

●地域力によるまちづくり【A2-2から再掲】

 ・市民や企業等が主体となってまちなかの賑わい創出に寄与する取り組みを「まちぶらプロジェクト」に認定して支 援する「まちぶらプロジェクト認定制度」によって、まちなかの賑わいづくりの当事者としての意識醸成が図れた。

成 果 指 標

指  標  名

基準値 (時期)

区 分 H28 H29 H30 H31 H32

まちなかにおける基盤 施設等整備事業の進捗 率

12.1% (26年度)

目標値 68.5 実績値 73.9 達成率 107.9%

評価(問題点とその要因)

回遊性やエリアの魅力の向上などに取り組んでいるが、地域の主体的なまちづくりに対する取り組み等に拡大の 余地がある。

●エリア別の取組み【A2-2から再掲】

 ・新大工町地区市街地再開発事業の本組合設立に向けた公共施設管理者等の関係機関との調整が継続してい る。

 ・浜町地区市街地再開発事業の実施に向けた合意形成が継続している。

 ・各エリアの魅力を高め、住環境を良くするためのまちなみ整備や路地整備などが継続中である。 ●軸づくりの取組み【A2-2から再掲】

 ・誰もが安心してまち歩きを楽しむための、トイレ環境の充実に向けた取り組みが継続中である。  ・市民や観光客にわかりやすい案内表示が不足している。

●地域力によるまちづくり【A2-2から再掲】

(9)

今後の取組方針

 道路整備、再開発や民間トイレの開放への支援等、まちなかの住環境を整えるための取組みを進める。また、取 組みの成果についても、市民と共有できるよう周知を図る。

●エリア別の取組み【A2-2から再掲】  【新大工エリア】

 ・新大工町地区市街地再開発準備組合は、平成29年度内の本組合設立(事業認可)を目指し、公共施設管理者等 との合意に向けた取組みなどを実施し、市は、新大工町地区市街地再開発事業の円滑な推進を図るため、技術的 助言や事業費補助などの支援を実施する。

 ・地元商店街や大学と連携し新大工エリアの魅力である食文化を活かした賑わいづくりを行う。  【中島川・寺町・丸山エリア】

 ・良好なまちなみの形成を進めるため、まちなみ整備助成の制度の周知や長崎町家の魅力発信を行うとともに、町 家の活用に向けた取組みを行う。

 ・安心、快適なまち歩きの環境を整えるため、回遊路の整備に取り組む。  【浜町・銅座エリア】

 ・銅座川プロムナードの賑わい創出に向けた取組みを地域と連携しながら進める。

 ・浜町地区市街地再開発準備組合は、再開発事業へのさらなる合意形成を進め、市は、浜町地区市街地再開発 事業の円滑な推進を図るため、技術的助言や事業費補助などの支援を実施する。

 【館内・新地エリア】

 ・安心、快適なまち歩きの環境を整えるための回遊路や広場の整備に取り組む。  【東山手・南山手エリア】

 ・洋館の魅力の情報発信や活用などに取り組み、居留地の歴史・文化を活かした賑わいづくりを進める。 ●軸づくりの取組み【A2-2から再掲】

 ・市民や観光客が安心して快適にまち歩きができるよう、まちなかの誘導案内板を整備する。  ・公共トイレを補うための民間トイレ開放に向けた支援を実施する。

●地域力によるまちづくり【A2-2から再掲】

(10)

平日 休日 人 平日 休日 人

休日 人 平日 休日 人

% 休日 113.5 %

決算(見込)額 21,473,899

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:E5-2】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

まちなかの1日あたりの歩行者通行量

目標値 134,600 126,700 136,000 127,900

達成率 平日 99.3 休日 102.5 平日

実施年度 継続

成果指標

実績値 平日 133,677 129,809 140,294 145,197

103.2

成果指標及

び目標値の 説明

 歴史や文化を実感でき、またこれ らを発信することで、人々が集い賑

わうまちなかを目指すため、歩行 者通行量を成果指標とした。  平成27年度は1日あたり平日

134,600人、休日126,700人を目標 とした。

 歴史や文化を実感でき、またこれ らを発信することで、人々が集い賑

わうまちなかを目指すため、歩行 者通行量を成果指標とした。  平成32年度までに1日あたり平

日141,200人、休日132,900人を目 指しているため、その途上として28 年度の目標を平日136,000人、休 日127,900人とした。

取組実績 、成果・課題

 (取組実績)

 ・町家等の保全、顕在化のため の助成(4件)

 ・まちなか賑わいづくり活動支援

(4件)

 ・まちあかりの実施

 ・旧消防官舎跡地のフリースペー

ス化による「まちぶら広場」としての 活用

 ・長崎町家の情報発信

 ・丸山周辺の案内板整備の実施  ・袋橋の車両通行止め

 ・長崎おもてなしトイレ支援事業 (3件)

 (成果・課題等)

 目標は一部達成できなかった

が、「まちぶら広場」の地域のイベ ント等での活用や、長崎町家の情 報マップの作成など、まちなかの魅

力を発信するとともに、まちなかの 賑わい創出に繋がる取り組みを推 進した。

 まちなか賑わいづくり活動支援事

業により、まちなかにおける新たな 魅力が創出された。

 中島川・寺町エリアにおいて、町

家の保存・活用や、まちあかりの取 り組みにより、和の魅力の顕在化 を推進した。

 まちなかの賑わいが創出されて

いくなかで、安心して快適にまち歩 きができるよう、トイレ環境及びま ちなかの案内板整備を進めること

が今後の課題である。

(取組実績)

 ・町家等の保全、顕在化のため の助成(7件)

 ・まちなか賑わいづくり活動支援

(4件)

 ・歳時「栗名月」十三夜の実施  ・旧消防官舎跡地のフリースペー

ス化による「まちぶら広場」としての 活用及び情報発信板整備の実施  ・長崎町家の情報発信

 ・丸山周辺の案内板整備の実施

 ・銅座周辺の通り名板整備の実 施

 ・長崎おもてなしトイレ支援事業

(2件)

(成果・課題等)

 目標については、平日も休日も 目標値を達成した。

新大工エリアにおいて、大学と商 店街が連携した取り組みなどによ

り、多様な世代の交流が図れ、ま ちなかにおける新たな魅力が創出 された。

 中島川・寺町エリアにおいて、町 家の保存・活用、「まちぶら広場」 の地域のイベント等での活用や情 報マップの作成などの取り組みに

より、和の魅力の顕在化を推進し、 市民の関心が高まった。

 快適にまち歩きを楽しむため、ト

イレ環境及び市民に分かりやすい 案内表示の整備を進めることが今 後の課題である。

 また、主体的にまちづくりに取り 組む地域や企業等の新たな参加 者を生むための意識の醸成を図る ことも今後の課題である。 円 24,545,662 円

1

(事業名)

 まちなか再生推進費

【A2-2から再掲】

 【まちなか事業推進室】

(事業目的)

 まちなかの人の回遊性を促すため、まちなか 軸の活性化を中心に、各エリアの魅力を高め る。

(事業概要)

 ・地域まちづくり活動支援の取り組み

 ・まちなみ修景計画の策定  ・まちなみ整備等の取り組み

(11)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:E5-2】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

2

(事業名)

 【補助】まちなか再生賑わい整備

【A2-2から再掲】

 【まちづくり推進室】

(事業目的)

 「まちぶらプロジェクト」の一環として、市民や 観光客が安心して快適にまち歩きができるよ う、既存の案内板・説明板も含めて、まちなか

の案内誘導の仕組みを再構築・整備すること で、歩いて楽しいまちづくりを実現する。

(事業概要)

 案内誘導板の表示内容、設置場所及び市民 や観光客の回遊ルート等について現状を調査 し、整備計画の再構築を行い、観光客の受入

体制の整備・案内機能の充実を図る。

実施年度 平成25年~28年度

総事業進捗率 48.6 % 52.1 %

達成率 64.8 % 70.3 %

当該年度執行率 0.0 % 89.5 %

決算(見込)額 0 円 3,947,400 円

成果指標 事業実施の件数

目標値 1

成果指標及 び目標値の

説明

 ハード事業であることから、案内サイン設置工事に係る業務委託費、 工事費の事業進捗率(事業費ベース)を成果指標とした。

 当該年度の予算を含めた事業進捗率を目標値とした。

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 国庫補助金の内示減に伴い、H

27年度は事業を見送った。

(成果・課題等)

 整備計画を1年延長し、引き続き サイン整備を進める。

(取組実績)

 案内サイン1か所、誘導サイン2

か所の整備を行った。

(成果・課題等)

 引き続き、整備計画に基づき整 備を進める。

成果指標 事業進捗率(事業費ベース)

目標値 75.0 % 74.1 %

実績値 1 件 0 件

達成率 100.0 % 0.0 %

成果指標及 び目標値の

説明

 事業の初動期にあり、本組合設 立に向けた事業計画等の作成中 であることから、成果指標を市の補 助金支援による、準備組合の実施

事業件数とした。

 平成27年度、準備組合は調査設 計等計画の実施を予定していたた

め、目標件数を1件とした。

 事業の初動期にあり、本組合設 立に向けた事業計画等の作成中 であることから、成果指標を市の補 助金支援による、準備組合の実施

事業件数とした。

 平成28年度、準備組合は本組合 設立後の調査設計等計画の実施

を予定していたため、目標件数を1 件とした。

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 ・準備組合が実施する事業計画 に係る現況調査及び基本設計の 作成に対し、補助金支援を行った。

(成果・課題等)

 ・平成27年度は、準備組合にお いて策定された都市計画決定素案

に基づき都市計画決定を行った。 今後は、平成28年度内の本組合 設立を目指す。

(取組実績)

 ・準備組合が実施する本組合設 立に向けた関係機関との調整等に 対し、支援を行った。

 ・本組合設立に向けた調整等に

時間を要し、本組合設立に至らな かったため、事業未実施となった。

(成果・課題等)

 ・平成28年度は、準備組合にお いて策定された都市計画変更・決

定素案に基づき都市計画の変更 及び決定を行った。今後は、平成 29年度内の本組合設立を目指す。 3

(事業名)

 市街地再開発事業(新大工町地区)

 【A2-2から再掲】

 【まちづくり推進室】

(事業目的)

 地元準備組合が、施設の老朽化・耐震化、地 区の賑わい再生を実現するために実施する市

街地再開発事業に対し、支援を行う。

(事業概要)

 【事業期間】平成26年度~  【施行予定区域面積】A=0.72ha  【事業種別】第1種市街地再開発事業

実施年度 平成26年度~

決算(見込)額 190,121,280 円 0 円

(12)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:E5-2】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

成果指標及 び目標値の

説明

 事業の初動期にあり、合意形成 を進めていく段階にあることから、

成果指標を市の補助金支援によ る、準備組合の実施事業件数とし た。

 平成27年度、準備組合は推進計 画案の作成を予定していたため、 目標件数を1件とした。

 事業の初動期にあり、合意形成 を進めていく段階にあることから、

成果指標を準備組合の理事会開 催に伴う市の支援率とした。  平成28年度、準備組合が開催す

る合意形成に向けた理事会の全 回数の支援を予定していたため、 目標率を100%とした。

取組実績

、成果・課題 等

(取組実績)

 ・準備組合が実施する推進計画 案の作成に対し、補助金支援を 行った。

(成果・課題等)

 ・平成27年度は、準備組合にお いて推進計画案の作成が行われ

た。平成28年度は、推進計画案を 基に、更なる合意形成を目指す。

(取組実績)

 ・準備組合が推進計画案を基に 実施する合意形成に向けた理事会 に8回出席し、技術的助言などの

支援を行った。

(成果・課題等)

 ・平成28年度は、準備組合にお

いて合意形成が進められた。平成 29年度は、更なる合意形成を目指 す。

0 円 成果指標

目標値 1 件 100 %

達成率 100.0 % 100.0 %

平成27年度~

実績値 1

4

(事業名)

 市街地再開発事業(浜町地区)

 【A2-2から再掲】

 【まちづくり推進室】

(事業目的)

 地元準備組合が、施設の老朽化・耐震化、地 区の賑わい再生を実現するために実施する市 街地再開発事業に対し、支援を行う。

(事業概要)

 【事業期間】平成27年度~

 【施行予定区域面積】A=3.7ha  【事業種別】第1種市街地再開発事業

実施年度

決算(見込)額 13,200,000 円

件 100

(13)

●各地区の防災性の向上及び住環境改善

 ・斜面市街地再生事業を実施している8地区においては、生活道路の整備を行い、延長L=212mの供用を開始し た。

 ・密集市街地等の斜面地において、住環境の改善と防災性の向上を図るため、「車みち整備事業計画」に基づき、 各路線の測量設計及び地元協議を行った。入船町、東山町、西町、本河内3丁目及び坂本1丁目の5箇所におい て、「車みち整備事業」を実施した。【E8-1から再掲】

 ・土地区画整理事業を実施している東長崎平間・東地区においては、都市計画道路及び生活道路などの道路改良 工事L=628.8mを行うとともに、建物移転補償7棟などを実施した。

 ・東長崎地区土地区画整理事業の廃止予定区域においては、その代替措置となる都市基盤施設整備事業を実施 し、都市計画道路東長崎縦貫線(清藤地区)の詳細設計のほか、(仮称)現川公園の整備工事、(仮称)中里中央公 園の詳細設計などを行った。

●老朽危険空き家の除却及び跡地整備

 ・既成市街地においては、老朽危険空き家のうち、市への寄付等の一定条件を満たす空き家を除去し、跡地を広 場等に整備する老朽危険空き家対策事業を3件実施した。

 ・「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づく「長崎市空家等対策計画」を策定し、助成制度の活用も促しな がら、除却へ向けた指導を行った。【E6-3から再掲】

平成29年度 個別施策評価シート

個 別 施 策 E5-3 住環境の改善及び再生を図ります

施策の目的 (対象と意図)

対    象 意      図

各地区が 防災性の向上や住環境の改善が図られ、住みやすくなっている。

個別施策主管課名まちづくり推進室 所属長名 中井 裕二

平成28年度の取組概要

評価(成果・効果)

●各地区の防災性の向上及び住環境改善

 ・斜面市街地再生事業の成果指標は目標値を0.4%下回ったが、生活道路の整備により、進捗率は5.6%上昇した ことから住環境の改善と防火性の向上が着実に図られている。

 ・入船町、東山町、西町、本河内3丁目及び坂本1丁目において、「車みち整備事業」を実施し、車の乗り入れが可 能な道路が拡大したことにより、住環境の改善と防災性の向上が図られた。【E8-1から再掲】

 ・東長崎平間・東地区土地区画整理事業の成果指標は目標値を5.5%下回ったが、道路整備や宅地造成により、 進捗率は7.8%上昇したことから住環境の改善が着実に図られている。

 ・東長崎地区都市基盤施設整備事業の成果指標は目標値を0.8%下回ったが、都市計画道路東長崎縦貫線の未 整備区間を4車線から2車線に変更することで国の同意が得られ、都市計画変更手続きが完了し、道路詳細設計を 行ったことや(仮称)現川公園の整備工事、(仮称)中里中央公園の詳細設計などを行ったことにより、進捗率は 1.5%上昇したことから、住環境の改善が着実に図られている。

●老朽空き家の除却及び跡地整備

(14)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

成 果 指 標

指  標  名

基準値 (時期)

区 分 H28 H29 H30 H31 H32

斜面市街地再生事業に よる道路延長

54.8% (26年度)

目標値 70.8% 実績値 70.4% 達成率 99.4%

78.0% 83.0% 89.0% 95.0%

56件 59件 62件

実績値 49件

目標値 50件 53件

東長崎地区都市基盤施 設整備事業の進捗率 [累計]

2.2% (26年度)

目標値 4.9 7.1 15.4 老朽危険空き家対策事

業による除却数[累計]

44件 (26年度)

達成率 98.0%

21.3 28.2

実績値 4.1

評価(問題点とその要因)

●各地区の防災性の向上及び住環境改善

 ・斜面市街地再生事業については、道路や公園等の整備により、住環境の改善や防災性の向上がある程度図ら れているが、事業が未だ完了していない。

 ・道路改良に必要な事業用地の確保(用地買収及び建物補償等)が難航し、事業が長期化している。【E8-1から再 掲】

 ・東長崎平間・東地区土地区画整理事業については、着実に進捗が図られているが、区域内に交渉困難者がお り、交渉が難航している。

 ・東長崎地区都市基盤施設整備事業については、都市計画道路東長崎縦貫線の都市計画変更に係る国との協議 に時間を要したため、当初予定していた用地買収等が順調に進まなかった。

●老朽危険空き家の除却及び跡地整備

 ・老朽危険空き家対策事業については、着実に進捗が図られているが、急速な人口減少、高齢化等により、今後、 更に空き家が増加することが予想される。

今後の取組方針

●各地区の防災性の向上及び住環境改善

 ・斜面市街地再生事業については、事業着手している生活道路の早期完成に努めるとともに、未着手部分につい ては、急速な人口減少と高齢化に対応するため、「車みち整備事業」など即効性のある事業など、より効果的な事業 への見直しを進め、引き続き、住環境の改善と防災性の向上の推進に取り組む。

 ・密集市街地等の斜面地において、住環境の改善と防災性の向上を図る「車みち整備事業」の整備条件を緩和し、 積極的に推進する。【E8-1から再掲】

 ・東長崎平間・東地区土地区画整理事業については、 交渉困難者に対して、引き続き、粘り強く交渉を行っていく ものの、交渉がまとまらない場合には直接施行の実施も視野に入れながら、早期の工事完了を目指す。

 ・東長崎地区都市基盤施設整備事業については、国の補助金等の財源確保に努めるとともに、都市計画道路東 長崎縦貫線整備や(仮称)中里中央公園整備においては、詳細設計をもとに地元の理解や協力を得ながら、早期完 成を目指して事業を進める。

●老朽危険空き家の除却及び跡地整備

 ・老朽危険空き家対策事業については、「長崎市空家等対策計画」に基づき除却助成制度の活用による指導との 連携を図るとともに、市民への制度等の周知を図り、空き家対策の更なる推進に取り組む。

(15)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:E5-3】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

1

(事業名)

 【補助】斜面市街地再生事業費   十善寺地区ほか7地区

 【まちづくり推進室】

(事業目的)

 生活道路の整備により、住環境の改善と防

災・防火性の向上を図る。

(事業概要)

 【事業期間】  ・平成7~33年度  【総事業量】

 ・生活道路総延長 L=3,773m

  十善寺地区 L=330m   江平地区 L=387m   稲佐・朝日地区 L=587m

  北大浦地区 L=380m   南大浦地区 L=515m   水の浦地区 L=459m

  岩瀬道・立神地区 L=400m   立山地区 L=715m

実施年度 平成7~33年度

成果指標

実績値 64.8 % 70.4 %

道路完成延長(累計)

目標値 61.7 % 70.8 %

決算(見込)額 396,379,533 円 684,899,454 円

達成率 105.0 % 99.4 %

成果指標 予定除却件数

目標値 47 件

成果指標及

び目標値の 説明

 事業の進捗を客観的に判断できる数値として、生活道路全12路線の 総延長に対する完成延長の割合を成果指標とした。

 生活道路の総延長に対する当該年度の工事延長を目標値とした。

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 ・生活道路整備L=378m   江平地区L=87m

  稲佐・朝日地区L=92m   北大浦地区L=30m   水の浦地区L=53m

  岩瀬道・立神地区L=116m

(成果・課題等)

 平成27年度の達成率は64.8%で あり、平成27年度の目標を達成し、 住環境の改善等が図られた。

(取組実績)

 ・生活道路整備L=212m   稲佐・朝日地区L=56m

  南大浦地区L=75m   水の浦地区L=27m   岩瀬道・立神地区L=54m

(成果・課題等)

 平成28年度の達成率は70.4%で

あり、平成28年度の目標をほぼ達 成し、住環境の改善等が図られ た。

50 件

実績値 46 件 49 件

2

(事業名)

 老朽危険空き家対策費

 【まちづくり推進室】

(事業目的)

 老朽危険空き家を除却し、跡地を公共空間と

して整備することで、住環境の改善と防火性の 向上を図る。

(事業概要)

 【事業期間】平成18~32年度  【事業費累計】198,241千円  【対象区域】

 既成市街地 3,900ha  【対象要件】

 土地・建物を市に寄付できること。

実施年度 平成18~32年度

達成率 97.9 % 98.0 %

決算(見込)額 11,779,824 円 17,798,795 円

成果指標・目

標値の説明

 事業の進捗を客観的に判断できる数値として、除却件数を成果目標 とした。

 直近値(平成25年度)から毎年度3件増を目標とした。

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 ・相談受付、現地調査  ・登記測量業務発注

(成果・課題等)

 ・申込相談33件、除却2件

 ・空き家調査を行う際に建築指導 課と共通の老朽危険空き家チェッ クシートを用いることで事業間連携 を図った。

(取組実績)

 ・相談受付、現地調査  ・登記測量業務発注

(成果・課題等)

 ・申込相談32件、除却3件

(16)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:E5-3】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

事業進捗率(事業費ベース)

目標値 88.0 % 97.5 %

実施年度 平成14~33年度

成果指標

総事業進捗率 84.2 % 92.0 %

達成率 95.7 % 94.4 %

4

(事業名)

 【補助】都市基盤施設整備事業費   東長崎地区

 【単独】都市基盤施設整備事業費

  東長崎地区

 【東長崎土地区画整理事務所】

(事業目的)

 東長崎地区土地区画整理事業廃止予定区

域において、都市計画道路や生活道路・公園 などの都市基盤施設を整備する。

(事業概要)

 【事業期間】平成23~33年度  【総事業量】

 ・東長崎縦貫線ほか

 【総事業費】9,000,000千円  【事業費累計】365,928千円

実施年度 平成23~33年度

成果指標

決算(見込)額 870,934,394 円 812,474,289 円

当該年度執行率 69.0 % 58.5 %

3

(事業名)

 【補助】土地区画整理事業費   東長崎平間・東地区  【単独】土地区画整理事業費   東長崎平間・東地区

 【東長崎土地区画整理事務所】

(事業目的)

 東長崎平間・東地区の健全かつ良好な住環 境を有する住宅地の形成を図る。

(事業概要)

 【事業期間】平成14~33年度  【総事業量】

 ・施行面積A=29.9ha  ・道路整備L=9,871m  ・建物等移転補償213戸

 【総事業費】10,500,000千円  【事業費累計】9,658,509千円

事業進捗率(事業費ベース)

目標値 3.1 % 4.9 %

成果指標及 び目標値の

説明

 事業の進捗を客観的に判断できる数値として、総事業費に占める事 業費累計の割合を事業進捗率とし、成果指標とした。

 当該年度の予算を含めた事業進捗率を目標値とした。

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 道路改良工事L=987.4m、建物 移転補償14棟、公園(1箇所)整備

工事A=839.9㎡を実施した。  

(成果・課題等)

 工事や建物移転に日時を要した ため、358,430千円を平成28年度 へ繰り越した。

 地区内の事業反対者について

は、これまで粘り強く交渉を行って きたが、中には協議に応じてもらえ ないケースもある。平成28年度の

事業概成のためには、直接施行も 視野に入れた対応を進めていく必 要がある。

(取組実績)

 道路改良工事L=628.8m、建物 移転補償7棟を実施した。

(成果・課題等)

 工事や建物移転に日時を要した

ため、552,439千円を平成29年度 へ繰り越した。

 地区内の交渉困難者について は、引き続き粘り強く交渉を行って

いくが、交渉がまとまらない場合に は直接施行を実施することも視野 に入れながら、早期の工事完了を

図っていく必要がある。

総事業進捗率 2.6 % 4.1 %

達成率 83.9 % 83.7 %

成果指標及 び目標値の

説明

 事業の進捗を客観的に判断できる数値として、総事業費に占める事 業費累計の割合を事業進捗率とし、成果指標とした。

 当該年度の予算を含めた事業進捗率を目標値とした。

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 東長崎縦貫線他2路線の道路予

備設計のほか、(仮称)中里中央 公園や(仮称)現川公園の設計業 務を行った。

(成果・課題等)

 都市計画道路東長崎縦貫線につ いては、道路の都市計画変更に関

する協議にあたり、交通量推計な どを行い、国などと都市計画変更 に関する協議を行ってきたが、調 整に時間を要し詳細設計を実施で

きなかったことなどにより、19,920 千円を平成28年度へ繰り越した。  引き続き、国との協議を進め、平

成28年中に東長崎縦貫線等都市 計画道路の都市計画変更を行い、 整備工事に着手していく必要があ

る。

(取組実績)

 都市計画道路東長崎縦貫線(清 藤地区)の測量設計業務のほか、

(仮称)現川公園の整備工事、(仮 称)中里中央公園の詳細設計など を行った。

(成果・課題等)

 (仮称)中里中央公園について

は、詳細設計が終了したため、平 成29年度から整備を進めることと なる。しかし、公園整備に係る地元 調整及び東長崎縦貫線の都市計

画変更に係る国との調整に時間を 要したため、48,305千円を平成29 年度へ繰り越した。

 また、東長崎縦貫線については、 地元の理解や協力を得ながら、一 定の財源を確保しつつ、詳細設計 をもとに早期完成を目指して事業

を進めていく必要がある。 決算(見込)額 41,724,504 円 128,244,544 円

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