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Academic year: 2022

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2019 年度

事業報告書

社会福祉法人 光友会

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― 基本理念 ―

障害者には、同世代の健常市民と同様の「当たり前の生活を営む権利」、すなわちあらゆ る面での「完全参加と平等」の権利がある。これを保障するためには、全ての面での条件整 備が必要である。

― 3つの目標―

1 福祉施設にありがちな「隔離と管理」から脱皮するため、職員、利用者、地域住民の意識 革に努めるとともに地域福祉の核機能を果たしてゆく。

2 障害者への差別と偏見を除去し、障害者の学習権・労働権・生活権を保障してゆく。

3 「平和は福祉の基盤」「福祉は平和のシンボル」であることを身近なところから裏付けし、こ れを支える福祉運動を推し進めてゆく。

― 5つの展開 ―

1 本部役員は安定した財政と柔軟な経営、適切なニーズに対応が出来るよう、積極的にそ の任務を果たす。

2 全職員はたゆまぬ研鑽とサービス技術・技能の向上に努め、各事業所内外の期待に応 えられるとともに、「地域貢献」「困りごとの解決」のために率先して取り組む。

3 各事業所利用者は障害に甘えることなく主体的な自主行動を展開し、また、地域在住障 害者と共

同して生活改善の運動を開花、充実させてゆく。

4 行政機関に働きかけ、公私の役割分担を明らかにしながら民間事業所の特色が発揮で きるための法的援助体制を確立してゆく。

5 障害者差別解消法の施行を受け、一般就労の拡大、地域での「くらし」の充実、ボランテ ィア活動の土壌を育む。

― 3つの目標―

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目次

Ⅰ 2019年度統括事業報告………・………・……・………1

Ⅱ 社会福祉事業報告

事務管理部………3 神奈川ワークショップ ………7 ライフ湘南………11 寒川事業所………15 湘南希望の郷………21 藤沢サンライズ………25 湘南あっとほーむ・ひだまり………28 在宅支援センター………30 太陽の家しいのみ学園・キャロット………35 太陽の家藤の実学園………40 放課後等デイサービス太陽の家………・46 障がい福祉センターひかり一時預かり………48 いそご地域活動ホームいぶき………50

Ⅲ 公益事業報告

総合相談支援センター・湘南台地域包括支援センター………54

Ⅳ 収益事業報告

光友会事業サポートサービスセンター……・………・………59

Ⅴ リスクマネジメントの取り組み報告………62

Ⅵ 評議員会・理事会の開催………63

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2019 年度統括事業報告

理事長 五十嵐 紀子

2019 年度年度当初は順調にスタートがきられていたが、その後理事会で初めての理 事改定が行われ、予定では定款も改正し業務執行理事 4 名(理事長を含む)から7 名に 増員しようと予定したが、組織改変の中で、現状の4名体制で実施せざるを得なかった事 を始め、いくつかの項目で、期内に実行できない事態を余儀なくされた。

第1には、新型コロナウイルスの発症事件があげられる。当法人がコロナ対策として一番 重視したのは、集団感染をさせないための職員への対応であった。

第2には、2019年12月から2020年3月の間にかけて4名の管理職が退職したこ とがあげられる。

第 3 には、日中支援型グループホームの開所にあたりいくつかの変更をせざるを得なく なったことがあげられる。

これ等の影響を出来るだけ、小さくし、全職員総力をあげて取り組んだ結果、年度内では 余り大きな変化の影響は受けずに最小限におさえる事が出来た。

1、組織の改革と再編

・ 収益事業の就労部との協働を目指し、いぶきと太陽の家を均等に兼務統括する事に より効率化を図った結果、業務執行理事体制は、理事長を除いて3名体制で行った。

2、高いガバナンスと透明性のある財務管理

・ 法令順守責任者に業務執行理事の 1 名をあて、内部監査もきちんと実施し、前職 同類の業務経験者でもあったので、適切な指導と助言を行うことができた。

・ SBM による講師により、課長職を中心に財務管理について研修しかなり理解が深め られた。

3、積極的な広報戦略

・ ホームページの更新をこまめに行った結果、今年度のホームページアクセス数は 対 前年度比で 20%増となり求職者の応募にもつながり新計画の周囲への周知にも寄 与した。

4、横断的な協力体制

・ G/H ひだまりの新設は、湘南希望の郷と利用者の移行、職員の移動等、拓山の連携 が必要であったが、職員の協力で寒い中の開設もスムーズに実施する事が出来た。

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2

5、その他、法人が独自で取り組む活動の推進

・ 今年度は、ダスキン研修生の招へいは見送られたが、多方面での活動は、継続して いく。

・ 地域の方々との交流・自主財源の確保目的であるチャリティ事業は成功程に終了し、

コンサート会場では首里城再建基金の募集を行い、一定の成果を上げた。

・ 現在から将来を見据えて、具体的に中長期計画に向け、プロジェクトを活発化させる 計画であったが、グループホーム開設や新型ウイルスの対応に追われて、推進するこ とが困難であった。

・ イキイキチャレンジ活動は第 2 クールの最終年にあたり、各グループで活発な活動発 表が行われたが、今年度はこちらから積極的に出向いて交流、地域活動を実施した2 チームに軍配が上がった。

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3

2019 年度事務管理部事業報告

1 年度経営の総括

事務管理部の主要業務としては、定款に沿った評議員会および理事会の関連事務ならび に各事業所の適正な予算管理を行った。また、法人運営上必要な規程の新設・改正をはじ め、業務効率化・サービス機能向上に向けた、KSM活動の事務局機能も担ってきた。さらに 事業継続性の面での取り組みである①大規模修繕、②法令遵守、③採用・研修、④安全・衛 生の事務局としても業務を遂行してきた。

法人全体が、さらなる横断的な協力体制構築へと向かえるよう、事務管理部と各事業所 は、これまで以上に連携する事が求められる年度でもあった。

2 事業報告

(1) 利用者に対する基本姿勢

① 法人理念を各職員へ浸透させる取り組みとしては、新入職員研修と人権研修が挙げら れる。12月に開催した人権研修では、障害当事者を講師に招きご講演いただいた。当事 者だからこその視点から、法人理念の根幹である「ノーマライゼーション理念」への理解・

浸透を図った。会場アンケート(1級から課長職までの 80 名を対象)では、アンケート回

答者の98%から支援の参考になったとの結果が得られた。

② 各事業所の事故・ヒヤリハット報告書を毎月集約し、その都度、法人全体のリスクの傾向 を全事業所に配信した。毎月のフィードバックを通じて、各事業所のリスクへの意識を希 薄にさせないという狙いがあった。※リスクマネジメントに関する年間のまとめを別表に 掲載した。

③ 中長期メンテナンス計画に基づき、今年度については、ケアセンターの外壁及び屋上防 水工事、湘南希望の郷浄化槽補修工事を予定通りに完了させることができた。また、

2020年度年度に予定している神奈川ワークショップ外壁及び屋上防水工事及びキュー ビクル更新工事、ケアセンターのエレベーター改修工事の着手に向けた内外部に対する 諸々の調整作業を行った。

④ 環境美化は、自主保全に対する意識向上の為の活動でもある。法人のシンボルである記 念碑及び記念碑の周辺花壇については彩りも含め 1 年を通じて常に美化された状態を 保ち、「獺郷エリア」における駐車場の整備、害虫駆除、樹木の定期的な手入れなど共有 スペースの不具合等の改善に適宜努めた。

(2) 社会に対する基本姿勢

① 藤沢市障がい者総合支援協議会の関連として、藤沢市障がい者計画・障がい福祉計画 検討委員会に参画し、市内における障害福祉の状況把握に努めた。

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4

② 今年度のホームページへの年間アクセス総数は、32,825件(前年度+20%)となった。ト ップページに掲載される各事業所からのお知らせ、イベント情報などの記事をこまめに更新(年 間245件以上)し、そのほかにも求人コーナーの中に「370人の挑戦者たち」という新しい企 画を立ち上げた。職員の顔が見える風通しの良い組織をPRしてきたことが、アクセス数向上 の成果として現れた。

(3) 福祉人材に対する基本姿勢

① マネジメント力のある人材育成の一環として、全課長を対象に「予算管理責任者研修」を 年4回にわたり開催した。外部講師((株)SBM)との打ち合わせを重ねた上で今年度は

「会計」「経営(理念との関連性)」「経営と会計の関連」「新年度予算立案」の 4 点を柱と して設定した。また、各回ともに演習を取り入れることで理解促進を図った。

② 規程改定などの内部事務手続きを経て2019年度よりキャリアアップ助成の申請が可能 となった。2019年度、正規転換された職員10名であり、そのうち同助成の対象は3名 であった。

③④本部衛生委員会の事務局として管理体制の充実を進めた。

(本部衛生委員会の取り組み状況)

実施月 会議名 内容

4月 第1回本部

衛生委員会

2018年度各地域衛生委員会実施状況報告 2020年度方針および安全衛生計画の周知

10月 第 2 回本部

衛生委員会

安全衛生計画の進捗確認

腰痛チェックリスト実施方法の周知

2020

3月

第 3 回本部 衛生委員会

2019年度の事故統計報告

2020年度の年間総括および次年度への課題確認

⑤ ワークライフバランスとして法人が進めている3 点(定時退勤、有給休暇の取得、自己研 鑽によるスキル向上)に対して各事業所をフォローしてきたが、なかでも、年 5 日間の有 休取得義務化の初年度という状況では事業所との連携をより強化し進めてきた。また、

資格取得褒賞制度においては、事務局役割を遂行した。

(2019年度資格取得褒賞対象者)

資格名称等 取得者数 事業所

精神保健福祉士 1名 いぶき

介護福祉士 5名 湘南希望の郷、藤沢サンライ

ズ、藤の実学園、いぶき

保育士 1名 藤の実学園

公認心理士 1名 いぶき

第2種衛生管理者 1名 事務管理部

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5

介護支援専門員 1名 神奈川ワークショップ 同行援護従事者養成研修 1名 神奈川ワークショップ 移動支援従事者養成研修 1名 藤の実学園

行動援護従事者養成研修 1名 藤の実学園

計 13名

⑥ 人材育成の一環として藤沢市受託事業「心のバリアフリ―講習会・体験会」等の活用を 進めてきたが、今年度はすべて土日開催となったことから、任意参加による自己研鑽の 研修と位置づけた。相談部門と共に法人内の周知活動を行った。

⑦ サービス管理責任者については、5年ごとの更新制の導入、5分野の統合など資格取得 の要件が大幅に見直された。そのような中で、計画的な育成が図れるよう法人内部での 受講ルールを整備した。

(4) マネジメントに対する基本姿勢

① 全事業所を対象に内部監査を実施した。各事業所は、内部監査を通じて法令遵守への 意識より高めて行く必要があることから、予備調査・本調査・報告の一連の過程を例年に なく厳格に行った。

② 関連法の改正等に併せた動きとして今年度は、特定処遇改善加算が創設された年であ った。制度が創設された 2019 年 10 月からの加算取得に向け早期から情報収集に努 め、滞りなく申請作業を完了できた。

③ ④法令遵守に関連する教育としてハラスメント研修を2回(6月、12月)開催した。研修 には勤職員全体の 56%に当たる 108名が受講し、職場で発生しやすいハラスメントの 種類や内容について理解を深めた。アンケート結果では、受講者全員から理解できたと の回答がえられた。また、内部通報制度について改めて全体周知した。

⑤ ⑨ロス削減、適正な業務運営を図り定期的な契約更新に対し相見積等を適宜行った。今 年度、法人本部契約として業務委託関係27社と41件の契約更新等に対応した。

(BM(ベンチマーク):2017年度対比累計1,500万円のコスト削減達成 )

⑥ 法人全体がマネジメント力を高めるための取り組みとして、部長以上が、法人全体および 担当事業所の財務状況を常に把握できる様に内部環境を整備した。会計処理業務委託 業者(SBM)との連携のもと取り組みを推進した。

⑦ イキイキチャレンジ活動発表大会について今年度は、7 事業所からそれぞれの活動発表 がなされた。動画マニュアルづくりに挑戦した藤の実学園、入居者と伴に地域小学校へ の福祉出前授業に挑戦した湘南希望の郷、公園体操を通じて地域コミュニティ活動を促 進した湘南台地域包括支援センターが特に評価され受賞へとつながった。

今後の地域貢献活動の一つの方向性を示したと考える。

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(2019年度光友会イキイキチャレンジ活動発表大会)

発表事業所 発表テーマ 受賞等

藤の実学園 藤の実学園イキイキ動画マニュアル KSM大賞

湘南希望の郷 ボッチャで社会貢献 チャレンジ大賞

湘南台地域包括支援センター 高齢者も現役世代もイキイキと! イキイキ大賞 神奈川ワークショップ 就労支援のあるべき姿について

湘南希望の郷ケアセンター 行動障害があるさんへの支援について しいの実学園 しいの実学園に求められる支援とは いそご地域活動ホームいぶき 毎月の月間標語の取り組み

⑧ 各事業所から毎月提出されている事故報告等から車両に関わる事故の傾向を分析し、

次年度へ向けた課題を抽出した。また、一部の事業所を対象としたドライブレコーダーの 試行も行った。それらの結果を踏まえ、法人全体の車両運行に関わる安全性の向上を目 指し、2020 年度前期までに、全ての公用車へドライブレコーダーの設置がなされるよう 準備を進めた。

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2019 年度 神奈川ワークショップ事業報告

1 年度経営の総括

地域福祉の拠点を目指す法人の事業所として、地域の呼びかけに応え、高齢化が進む古里 団地においてパンの定期販売を開始することができた。

在宅障害者の受け入れや養護学校の実習も積極的に受け入れを行うことができた。また、2 名の利用者を一般就職へと結びつけられた。

生産活動においては、就労福祉部に新設された営業部門との連携で、近隣農家からの作業 提供(ノウフク連携)、かわうそサブレの市内スーパーへの納入を行うことなど、新規顧客とのつ ながりを持つことができた。

ひかり治療院での利用者支援では、1名が鍼の国家資格の習得を行えた。例年であれば年 度末の売り上げが大きく見込めたのだが、新型コロナウイルスの関係で大きく下回ってしまっ た。

全体としては、年度末に世界的な新型コロナウイルスの影響で公共交通機関利用の利用者、

職員等日々の対応に大きな変化があり、今までの衛生管理の対応を見直す機会ともなった。

2 実施事業

(1) 就労移行支援事業 (定員:6名 登録:6名)

(2) 就労継続支援A型事業 (定員:10名 登録:11名)

(3) 就労継続支援B型事業※従たる事業所:かわうそ工房・ひかり治療院を含む(定員:60名、登録:66名)

(4) 就労等基盤整備推進事業・通所体験事業(藤沢市障がい者地域サポート事業)

※通所体験事業を3日間実施。

3 事業報告

(1) 利用者に対する基本姿勢

利用者に対しては、出来るだけ本人の意向に沿う作業環境を本人家族と、相談しながら提 供を行うことが出来た。

① 虐待防止委員会の月1回の実施。職員を対象に「職員セルフチェック」を年2回実施し、常 に自分の言動、心構えを意識できるように努めた。回収率は100%であり意識の向上に 努めることが出来た。

② 提案箱での意見、要望、苦情には迅速に対応する。利用者とのコミュニケーションには、

2か月に1回行われる利用者自治会と話し合う場も活用した。提案箱への投函は0件で あった。個々の問題点は直接職員に伝えられており、信頼関係をしっかり構築できてい る。

③ 年1回行う利用者満足度アンケートの回収結果は、毎年目標にしている75%を上回る8

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8 9%であり、今後もサービスの充実を行っていく。

④ 防災訓練については、年2回(10月・3月)実施し、併せて防災備蓄品、器具の定期的な 点検も行った。職員の入れ替わりへの対応など、内容についても工夫し、きめ細かく実施 する事が出来た。

⑤ 今年度は移行支援から1名、就労継続支援B型より1名の合計2名の方が一般就労に結 びつけることが出来た。

⑥ 生産活動を通じ、仕事に対する考え方、社会性を身に付けられるように作業の提供を継 続して来ている。19年度については、新たな作業を営業部門が開拓し、作業に参加しや すく、単価も高い作業を行うことができ利用者自身がやりがいのある「仕事」を提供がで きた。

※2019年度B型平均工賃 23,850円 ※2018年度B型平均工賃 23,388円

(2) 社会に対する基本姿勢

① 藤沢管内ハローワーク主催の定期的な会議への出席、養護学校、近隣の特別支援学級 からの体験授業等を積極的に受け入れた。

※各種受入内容;実習6名、見学等12件

② 地域の行事バザーへの参加は30か所以上になった。また、前述した用田地区にある古 里団地で他社との合同の販売等を行うことができ社会貢献につなげた。藤沢市役所で の毎週月曜日、金曜日の定期的販売は1月より(分庁舎の改築工事に伴い)火曜日が本 庁舎、金曜日が分庁舎となった。また、市役所分庁舎工事中には、担当するJV企業より 熱中症対策として、ドリンク・塩飴等注文を受けることが出来た。

※行事・バザー:30件/年実施

③ 今年度についても社会貢献の一環で、地元中学校特別支援学級の生徒が、「かわうそ農 園」での農業体験を継続して実施できた。

④ ホームページへの掲載は目標とした毎月1回の更新は行えなかったが、就職者など喜び の 声 を乗せることができ利用者からの好評を得た。

(3) 福祉人材に対する基本姿勢

① 今年度も引き続き、朝礼にて職員全員による基本理念の唱和を行い、意識づけを図った。

② 新職員に対し県社協の研修受講。利用者支援について学ぶ機会を設けた。また、サービ ス管理者補足研修を1名が受講した。

③ ヒヤリハット報告については、毎月1人 1 件の目標は、年間を通じて達成はできなかった が、件数(平均0.8件)では対前年を上回り、徐々にだが意識変化が現れてきた。

④ イキイキチャレンジ活動の一環で、神奈川セルプセンター会長を招き、セルプの考え方の 講習を実施し、活動に反映されるように具体的な行動等について学ぶことが出来た。

⑤ 職場のマニュアルは必要に応じて協議して変えていくことができ、規律は必ず守るもの であるという意識につなげることができた。

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(4) マネジメントに対する基本姿勢

① 法令遵守については、今年度は、県への報告1件、法人内報告事故7件、法令遵守違反1 件であり、残念な結果となった。20 年度は職員としての責務を自覚できる様、管理職を はじめ一般職員まで意識の向上を図っていく必要がある。

② 職場環境については、毎週月曜日、水曜日、金曜日と朝の時間帯に駐車場の清掃の実 施。また、今年度は台風による被害もあり特に、屋上については暴風による外部への被 害も予測できることからリスク管理としての清掃・整理を行った。

③ コストをしっかり把握し適正な価格で金額を出すことができている。

※利益率(工賃含む)19年度6.8% (18年度-3.36%)前年度比プラス10.18%

④ 新食品表示への対応の為、新しいラベル専用の機械の導入、表示内容についても20年 度中にすべての商品に対して移行する準備を進めた。

⑤ 消費税については、基本的に10%で対応、製パン部門の菓子パン等の価格は据え置き とした。

4 生産活動実績(千円単位)

部門 売り上げ 目標達成率 部門 売り上げ 目標達成率 点字 23,872 111% オフセット印刷 49,888 111%

製パン 11,738 196% テーププリント 6,335 115%

簡易作業(軽) 3,989 89% 農作業(軽) 322 47%

かわうそ工房 6,912 92% ひかり治療院 4,380 112%

5 数値実績

就労移行支援事業 就労継続支援A型 就労継続支援B型

利用定員 6名 10名 60名

稼働率(%) 101% 90% 91%

稼働延べ日数 249日 249日 249日 職員配置人数 常勤職員11人 非常勤職員13人

常勤換算数 20.6人/日

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10 6 年間行事

月 研修等 行事等

4月 健康診断(利用者)

5月 家族懇談会

6月 県社協新任研修会 ローリングバレーボール大会

7月 避難訓練

8月 点字出版部会研修 サマーフェスティバル

9月 障害者合同就職面接会 ローリングバレーボール大会

10月 サービス管理者補足研修 共同募金 日帰り旅行

11月 光友会文化祭

12月 身障施設協卓上競技大会、お餅つき

1月 チャリティーコンサート

2月 イキイキチャレンジ 避難訓練 3月

7 主な会議等

行 事 等 開 催 日 備 考 就労福祉部合同運営会議 毎月第4金曜 部長・担当部長・課長 職員会議・喫食会議 月1回 常勤職員

サービス担当者会議 月1回 常勤職員 虐待防止委員会 月1回 常勤職員

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2019 年度 ライフ湘南事業報告

1 年度経営の総括

利用者・職員の主体性を大切にした事業所運営を目指し、地域のバザーや催し物に積極 的に参加するとともに、新たな販売先を展開するなど地域交流や普及啓発を通した地域福 祉の活性化に取り組んだ。また、一般企業・各学校、他の就労支援機関と協力・連携を行い、

年度内に合計3名の就職者を出すことができた。

2 実施事業

(1) 就労移行支援事業 (定員:6名 登録者 5名)

(2) 就労継続支援B型事業 (定員:54名 登録者 68名)

(3) 就労等基盤整備推進事業・通所体験事業(藤沢市障がい者地域サポート事業)

3 事業報告

(1) 利用者に対する基本姿勢

① 毎朝礼時に基本理念・3つの目標・5つの展開の唱和を継続し、日々の業務への意識付 けを強化し、職員の利用者に接する姿勢がこれまでより柔らかくなった。

② 近隣の商店や家族に関わっている居宅介護支援事業所など、多方面からの支援者との チームアプローチ(進路業務連絡会等)を行う事で、通所が不安定な利用者の生活を少 しでも和らげるよう目指した。

③ 利用者の希望する事業所内他部門への実習機会を積極的に提供し、7名が実施した。フ ィードバックを丁寧に行う事で、現在実施している作業の振り返りへと繋げた。また、開 放デーや作業体験実習では、利用者が一般の参加者に作業内容を教える等の機会を作 り、達成感の向上を図った結果、更なる意識が芽生えた。

④ 喫茶のメニューで、うどんのリニューアルやチャーシューバーガーなどの新メニューを作 った。製パン・製麺部門では、試食等で新商品開発を目指したが、商品化にはならなかっ た。

⑤ 就労移行支援、就労継続支援B型併せて3名の就職者(目標:2名以上)を輩出した。

⑥ 「就労支援プログラム」を定期的に実施し、就労準備性の向上を目指した。合同面接会に 参 加(10月:5名参加、2月:3名参加)し、企業面接へと繋げ、1名就職者を輩出、2名 は当事業所から就職している企業の募集にて輩出した。

⑦ 藤沢市障がい者地域サポート事業にて、就労等基盤整備推進事業(23 件/年間)、通所 体験事業(6件/年間)を実施した。

⑧ 利用者主体の季節に合わせた行事と余暇支援等(年6回)については、事業所内自治会

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「フレンズ」のフォローアップを行い、利用者の意思決定を尊重して生活面の充実を図っ た。また、フラダンスチーム「オルオル」はイベント参加依頼が多数(6 回/年)あり、多くの 方に披露することができた。(参加利用者延べ63名)

(2) 社会に対する基本姿勢

① 大庭地区や羽根沢地区、茅ケ崎 B 地区の自治会行事へ継続して参加をすることができ た。また、未参加であったバザー(2箇所)にも参加し、事業所の認知度を向上させた。

② 地域の自治会行事「ポイ捨て無くし隊」へ4回参加し、地域の方々との交流を深めること が出来た。また、大庭地区の防災協力事業所として、防災訓練に参加し地域の拠点とし て認知された。

③ 地域住人の生活ニーズに寄り添った活動として、清掃部門で近隣住宅の除草を年間 12件実施した。また、特別支援の職場体験実習(14回)を受け入れた。

特別支援学校等の在校生を対象とした作業体験を開催(2 回)し、将来の通所先として のイメージ提供を行った。

④ 地域福祉のアンテナ機能を果たしていくため、近隣の民生・児童委員などの見学受け入 れ3回実施した。

⑤ 地域サークルへの会議室・食堂の貸し出しは、年間103件となり、利用された方々がライ フ湘南の商品を購入して下さったり一緒にイベントを楽しむことが出来たり、良好な関係 を作ることができた。(3月は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、貸し出しを中止)

⑥ 法人ホームページにて年間 17 件の事業所情報を更新し、地域社会に対してライフ湘南 の取り組みの理解がされる様、情報発信を行った。

(3) 福祉人材に対する基本姿勢

① ヒヤリハットの提出は、 約 37件/月(年間合計 440件)であり改善数は 440件であ った。職員の気づきから事業所全体の就労サービスの向上へと繋げることが出来た。

② 各種大学・専門学校等、合計 14 校から実習生(社会福祉士・保育士・教員)を延べ 34 名受け入れた。

③ 全職員(非常勤職員・KSS職員含む)と年1回の面接を実施及び業務の振り返りアンケ ート年2回実施し、情報共有に努め職員の意識改革を行った。

④ 入職時(非常勤3名)に法人理念、障害特性・対応の教育を実施し、理解を深めた。

⑤ 12月に「発達障害について」の事業所研修を実施した。(職員18名参加)

⑥ 常勤職員は 1 回/年の外部研修を受講し、その内容を報告書及び職員会議内において 報告を行った。(実施率60%)

(4) マネジメントに対する基本姿勢

① 長期休業前及び産業医の職場巡視に合わせて、3S(整理・整頓・清掃)パトロール(2回)

を行い、衛生管理・在庫管理の徹底を図った。また、長年使用していない器具什器等を 処分し、業者との契約についても1から見直し、経費削減(85.7%)へと繋げた。

② 食品提供における事故を防止するため、食品衛生責任者講習会・特定給食施設等従事

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13

者講習会、食品の栄養成分表示講習会に参加し、職員会議で共有することで事故防止 等の意識を高めた。

③ 2020年3月末時点で、食品表示法に伴った表示に全商品対応した。

④ 地域に根差した販売先等を 2 件(湘南とうきゅう、美容院)増やすことができ(目標:2 ヶ 所以上)、商品の売り上げ増大へと繋げた。

⑤ 2019年10月の消費増税に合わせて、全商品の価格見直しを行った。

⑥ 施設会計については、7名の退所者(内、一般就労3名)と4名の入所者。

出勤率の向上を目指したが、就労移行50%・就労継続B型104% の利用率となった。

また、通所利用者とは別に養護在学生の就労アセスメントを5件受注した。

※生産活動実績

部門 売り上げ 目標達成率 部門 売り上げ 目標達成率 軽作業 279万円 101% 喫茶 1,267万円 98%

清掃 812万円 97% 製パン 592万円 90%

豆腐 414万円 75% 製麺 410万円 91%

4 数値実績

就労移行支援事業 就労継続支援(B型)事業

利用者定員 6名 54名

利用者延べ数 754名 14,034名

一日平均利用者数 3.0名 56.4名

稼働率(%) 50.0% 104.4%

稼働延日数 249日

職員数 常勤:10名 非常勤:15名 合計:25名

常勤換算数 21.4/日

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14 5 年間行事(法人全体研修・行事等を除く)

研修等 行事等

4月 お花見

5月 食品衛生管理者講習会① 特定給食施設等従事者講習会

家族懇談会 開放デー 6月 食品衛生管理者講習会②

7月 七夕

8月 暑気払い

9月 湘南東部圏域就労支援専門員研修 障害者合同面接会 10月 ノロウィルス等感染症研修

神奈川県食品の適正表示推進講習会

赤い羽根共同募金 利用者旅行 11月 相談支援従事者現任研修

12月 ライフ湘南職員研修(発達障害) 忘年会、防災訓練①

2月 節分、障害者合同面接会

3月 ひな祭り、防災訓練②

6 主な会議等(法人全体会議を除く)

会議名等 開催日 備考

就労福祉部運営会議 毎月第4金曜日

職員会議・喫食会議 毎月第3土曜日 虐待防止委員会・リスクマネジメント委員会含む

モニタリング会議 支援会議

毎月1回 随時 ハローワークチーム支援会議 毎月第2水曜

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2019 年度 寒川事業所事業報告

1 年度総括

寒川事業所は2018年の事業開始から2年目を迎え、就労継続支援B型事業所として「寒 川まち食堂・まちのお弁当屋さん」を展開した。

「支援」と「生産」の両立を目指す中、生産活動については、新型コロナウィルスの影響により 2月~3月の受注がほぼキャンセルになり、達成を目前にして年度目標までは届かなかったが、

前年比 101.1%の実績をあげることができた。支援面においては 3 名の利用者増につなげた

が、年度を通し利益の確保には至らなかった。

利用者への質の高いサービスを提供するとともに、農家への施設外支援の充実化に努めた ことで「農福連携」「収益向上」の基盤を築くことができた。

2 実施事業

就労継続支援B型事業(定員20名 登録者14名)

3 事業報告

(1) 利用者に対する基本姿勢

① 接客・調理補助・簡易作業等、就労支援(労働)を通じ「一般就労」への対応力向上や「生 活支援」として、日中の雑談・会話時間を毎日設け、適時個別相談を行った。個々の障害 特性に配慮し、新たに棚を設置する等、作業スペースの整備を行い充実した職場環境を 提供することができた。

② 食堂での接客や地域イベント(3回)バザー等(4回)に携わりながら、社会性・対人関係 の向上を図ることのできる環境を提供することができた。

③ 食品関係作業にとどまらず、身体障害の方々も労働に携わることができるよう、共同受 注を取り入れ「お菓子の袋詰め」等、簡易作業の充実化を図った。サービスの幅が広がり 利用者の増員(車いす利用者1名獲得)にも繋がった。

④ 一般就労を希望する利用者については、地域農園による施設外支援を通じて就労準備 性を高める支援を提供した。目標とした1名の就職者を輩出には繋がらなかったが、地 域農園との交流により農福連携を通じた就職への基盤を築くことができた。

⑤ 定期的(月1回)な虐待防止委員会と「虐待防止チェックリスト」(年1回)を実施。職員を 対象に個別面接を行い日々の言動行動の再確認を行った結果、利用者・ご家族からの 苦情等の発生はゼロを維持できた。

(2) 社会に対する基本姿勢

① 利用希望者・体験実習や支援機関・一般見学も含め、各種の実習・見学の受け入れ積極

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16 的に行った。(見学者16名・実習生3名)

② 今年度より寒川町地域生活拠点ワーキンググループの事務局を担当し、年3回の検討 会の進行を務めた。寒川町事業所連絡会(年4回)・スタンプラリー等、商店会行事にも 積極的に参加した。寒川町商工会賀詞交換会にも参加し、地域における商業と福祉法人 の共存についてアピールした。

③ 地域イベント(年3回)・お祭り(年4回)などの参加に当たっては、地域との交流を始 め、生産販売活動拡大の両面から取り組みを行った。10月の荒天・新型コロナウィルス の影響もあり予定していた5団体のイベント・お祭りが中止となったが、7月~11月の繁 忙期の増収により、昨年以上の生産実績(101.1%)をあげることができた。平均工賃に ついては昨年と変わらず21,000円/月であった。

(3) 福祉人材に対する基本姿勢

① 就労分野における専門性の育成としてサービス管理者基礎研修を受講修了した。(常勤 職1名)実務経験として支援計画の作成に携わることとなった。

② 虐待防止委員会開催のもと、利用者個人々の障害特性に配慮した支援を行い、虐待件 数はゼロであった。職員虐待防止チェックリストを実施。結果を踏まえ利用者への言動に ついて職員の個別確認を行った。更なる意識向上へ繋げた。

③ 日々の食材管理・製品の検品を励行し、異物混入・食中毒ゼロの安全な食の提供を遂行 した。また、「食品衛生講習」を受講し(資料配布説明)関係法令に関する知識を養った。

衛生面に関する事故はなかったが、弁当ラベル表記の間違いが1件あった。

(4) マネジメントに対する基本姿勢

① 生産活動については、昨年実績を上回ることができたが(101.1%)、年度目標達成を目 前にして新型コロナウィルスの影響を受け目標数値達成には至らなかった(95.8%)。施 設会計の面においては新規利用者3名の確保に繋げたが、長期欠勤者(2名)の発生も あり、1日平均利用人数目標10名には届かなかった(9.0人/日)。年度中には、経営の 健全化を果たすことはできなかったが、農家への施設外支援の充実化に努めたことで

「農福連携」「収益向上」の基盤を築くことができた。

② 食堂・弁当屋の「原価額」「原価率」の管理指標を示し、安価で質の良い食材を自ら足を 運び選定を行った。食材比率 30%台の確保を目標としたが、食材高騰の影響により昨 年と変わらず43%に留まった。

③ 消費増税や物価の変動を考慮し、食堂・弁当の価格を10~30円値上げした。事前告知 を早期に行ったことで変更後の混乱は無かった。

④ ヒヤリハットレポートは月平均 6.6件(目標 6件)の報告があり、職員1人1件のレポート 報告は達成した。収集された情報を分析、発生の背景・要因を明らかにし、再発防止・改 善策に繋げた。(レポート79件 改善68件)

⑤ 顧客のニーズ・季節を考慮した新メニューや弁当献立の開発を 10 件以上行った(目標 3 件)地域の方々への認知度向上に向け、ホームページの有効活用・チラシの配布、パ

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ネル掲示等、広報戦略にも取り組んだ。また、新型コロナウィルスの影響を受け、弁当受 注のキャンセルが続く中、お子様の食事支援としてソースかつ丼弁当を 100円にて提供 し地域貢献にも繋げた。(3月の地域紙タウンニュースにも掲載され法人の活動をアピー ルできた。)

⑥ コンプライアンス(法令遵守)の徹底として、職員会議にて制度説明・監査項目説明を行 うとともに、法人監査前に管理職事前模擬点検を行った。法人監査指摘事項については 即改善し励行することとした。

※生産活動数値実績(千円単位)

寒川まち食堂 3,320

(目標売り上げ比94.8%) 合計17,730

(目標売り上げ比95.8%)

まちのお弁当屋さん 14,41

(目標売り上げ比96.0%)

4 数値実績

就労継続支援B型

利用定員 20名

利用者延べ数 2,278名

一日平均利用者数 9.0名

稼動率(%) 45.0%

稼働延日数 251日

職員数 常勤職員3人 非常勤職員3人

常勤換算数 5.2人/日

5 年間行事の実績

研修等 行事等

4月 経営方針研修 寒川町事業所連絡会

(4・6・9・12月)

健康診断(利用者)

やすらぎ荘さくらまつり

5月 家族懇談会

にっこりマーケット

花とみどりいっぱいフェスティバル つくしの家まつり

寒川町新仲通り商店街総会 6月 ハラスメント研修 太陽の家まつり

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18 8月

サービス管理責任者補足研修 暑気払い(商店街近隣食堂にて食事 会・ビンゴ大会・カラオケ)

9月 サービス管理責任者基礎研修 寒川町地域生活拠点ワーキンググ ループ(9・11・2月)

希望寄席

10月 サービス管理責任者研修(講義) やすらぎ荘まつり 11月

寒川町防災対策委員会 日帰り旅行(横浜中華街探索)

光友会文化祭 12月

予算管理責任者研修 ハラスメント研修

忘年会(商店街近隣食堂にて食事会・

ビンゴ大会・カラオケ)

にっこりマーケット

1月 新春のつどい

チャリティーコンサート

寒川町商工会議所賀詞交歓会

2月 障害サービス事業所説明会

3月 食品衛生講習会

6 主な会議等(法人全体会議を除く)

会議名等 開催日 備考

就労福祉部部長会議 毎月第4金曜 部門統括・部長

就労福祉部合同運営会議 毎月第4金曜 部門統括・部長・課長補佐 職員会議・喫食会議 毎月第4水曜 常勤職員

支援会議

モニタリング会議 毎月第4水曜 常勤職員 虐待防止委員会 毎月第4水曜 常勤職員

7 利用者の状況(定員20名 登録者14名)

(1)障害等級別 (登録者は14名 重複障害者1名)

(身体) (知的) (精神)

級 1 2 3 4 5 6 A1 A2 B1 B2 2 計 男 2 1 2 0 0 0 0 2 0 1 1 9 女 0 0 1 0 0 0 0 1 1 2 1 6 計 2 1 3 0 0 0 0 3 1 3 2 15

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(2)障害別 (登録者は14名 重複障害者1名)

障 害

視 覚 障 害

聴 覚 障 害

肢 体 障 害

知 的 障 害

精 神 障 害

男 1 0 4 3 1 9

女 0 0 1 4 1 6

6 1 0 5 7 2 15

(3)年齢別

年 齢

20 歳 未 満

20 | 29 歳

30 | 34 歳

35

| 39

40

| 44

45 | 49 歳

50 | 54 歳

55 | 59 歳

60

| 64

65 | 69 歳

70 歳 以 上

男 1 2 0 1 3 0 1 1 0 0 0 9 女 1 2 0 0 0 1 1 0 0 0 0 5 計 2 4 0 1 3 1 2 1 0 0 0 14

(4)実施機関別 実

施 機 関

茅 ヶ 崎 市 藤

沢 市 寒

川 町

合 計

男 4 4 1 9 女 1 3 1 5 計 5 7 2 14

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20 8 利用者の事業所での生活、日課

9:00 作業準備等 9:30 朝礼・作業開始 11:00 食堂開店

12:30~ 順次休憩(30分休憩)

14:00 食堂閉店~片付け~簡易作業 14:45~ 順次帰宅

*用田方面への送りを実施

*通所者の作業は年間251日稼働した

9 職員体制

区 分 配置基準 現 員 数 常 勤 非常勤 ( )内常勤換算数 男 女 計 専任 兼任

管 理 者 1 0.5 0 0.5 0 0.5 0

サービス管理責任者 1 0.5 0 0.5 0 0.5 0

支 援 員 等 2.6 3 2 5 2 0 3(2.2)

合 計 4.6 4 2 6 2 1 3(2.2)

※管理者はサービス管理責任者を兼任

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2019 年度 湘南希望の郷事業報告

1 年度総括

湘南希望の郷は、新規グループホーム開設(2020 年1 月)に伴う準備として、地域移行

を希望する入居者支援、各実施事業の定員変更や職員体制の再構築等、急激な環境変化 のあった年度となった。準備を通して職員採用が思うように進まない状況や、ノロウイルス感 染症の流行と新型コロナウイルス感染症拡大防止への対応により多くの計画を中止または、

縮小せざるを得ない状況であった。その様な中、前年度より取組み始めた社会貢献活動を 拡大出来た事については、職員の働く意欲の向上と利用者の社会的役割を果たしたことに よる満足感・達成感が感じられる大変意義のある取り組みとなった。

2 実施事業

(1) 生活介護事業

(2) 施設入所支援

(3) 短期入所

(4) 障害福祉サービス等地域拠点事業所配置事業(湘南東部あんしんネット)

3 事業報告

(1) 利用者に対する基本姿勢

① 夢実現支援(未達)

利用者のニーズ調査を実施したが、年間60名の目標に対して7名の実施にとどまった。

② 日中活動プログラムの見直し(一部未達)

年間2件を目標としたが、時間帯や参加者の見直しなど、軽微な見直しとなった。

③ リスク低減活動強化(未達)

月間目標 職員一人1件及び特性要因図を用いた分析によるリスクポイント低減を目標 に取組んだが、未達となった。

④ 新たな食形態の検討(達成)

高齢化・重度化する利用者に対し、いつまでも楽しく食事を摂っていただくために軟菜食 の試作及び試食を実施し、次年度から導入することになった。

⑤ 大規模災害対策強化(一部達成)

事業継続計画の見直しを実施し 6 月に完成したが、安否確認訓練については、計画作 成までに留まり、訓練には至らなかった。

⑥ 社会生活を体験(未達)

生活の質の向上を目的とした環境整備の一環で、余暇の過ごしが充実できるように施設 内でDVDの貸し出しを整備した。周知から間がなく、社会生活を体験する取り組みには

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22 至っていない。

⑦ 外出支援強化(未達)

外出の時間延長等を計画したが、マンパワー不足により未達となった。

⑧ 短期入所における日中活動の充実(達成)

短期入所フロアーでの余暇活動プログラム「散歩」「ハロウィンイベント」を定期開催し定 着した取組みとなったが、受入れフロアーの変更に伴い、日中活動は生活介護に参加し てもらうことで、計画は終了となった。

⑨ 法人の施設整備計画に沿った地域移行(達成)

日中サービス支援型グループホーム建設に伴い、希望の郷利用者へ公募したところ、9 名の利用者から地域移行の意思表示があり移行支援を実施した。

(2) 社会に対する基本姿勢

① パラスポーツを通した交流事業(達成)

近隣小学校を対象に職員と利用者が共働して、福祉教育及び障害福祉理解促進を目的 とした交流事業を実施した。(2校実施、1 校は呼びかけ)この取り組みを法人のイキイキ チャレンジ活動発表大会にて発表し、広く職員に知っていただくと共に理事長賞にあたる イキイキ大賞を受賞することが出来た。

② 福祉講座及び地域交流(達成)

地域における公益的な取組として、ボランティア講座及びボッチャ交流会を実施。

③ 開かれた施設を地域にアピール(一部達成)

光友会ホームページ掲載記事の適時更新及び希望通信を毎月発行することで情報発 信を行っが、Facebook活用までには至らなかった。また、光友会文化祭(来場者500 名)において入居者の生活風景を中心にした写真展が館内を会場にして開催され、TV 取材も受けるなど盛況を収め、アピールにつなげることができた。

(3) 福祉人材に対する基本姿勢

① 衛生管理体制の構築(一部未達)

第2種衛生管理者受験者は無かったが、第1種衛生管理者合格者1名となった。

② 管理職育成(一部未達)

ビジネスマネジャー検定試験に1名受験したが、合格に至らなかった。

③ ノーリフトケアの導入(達成)

腰痛予防への取組みを目的に、スタートUP研修5 名・ベーシック講座 4 名・マネジメン ト研修1名がそれぞれ受講し、本格導入に向けステップアップを図った。

④ いつまでも元気に働ける環境づくり(一部達成)

年次有給休暇5日間(職員一人当たり)の取得を図った。また、ローテーション勤務の見 直しについては、マンパワー不足により実行することが出来なかった。

⑤ 階層別に外部研修受講(未達)

想定していた県社協主催研修会については、職員を派遣できる体制をとれず未達となった。

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(4) マネジメントに対する基本姿勢 ① 経費削減(未達)

ロス削減目標を年間 50 万と設定し、手袋及びオムツをターゲットに進めていたが、年 度末に発生したノロウイルス集団感染及び新型コロナウイルス感染拡大防止活動によ り、結果として表すことが出来なかった。

② 就業規則教育(達成)

服務カレンダーの読み合わせを毎日行ったことにより、服務規律に対する意識の浸透に 役立てることが出来た。

4 数値実績 (2020年1月定員変更)

生活介護 施設入所支援 短期入所 あんしんネット 利用定員 60 60(56) 18(4) - 稼働目標(%) 100 100 100 -

稼働実績(%) 95 98 61 -

稼働延日数 262 366 366 366

職員配置人数(予算人員) 60 -

常勤換算数 55.5 -

5 年間研修等実績(法人全体研修・行事等を除く)

研修等 行事等

4月 介護技術研修(外部) 健康診断

5月 嚥下研修・KYTトレーニング 県障害者スポーツ大会

6月 柿の実交流カラオケ、ローリングバレーボール

交流会

7月 アサーション研修(外部) 七夕コンサート・パラスポーツ交流会

8月 地域向け福祉講座①

花火大会

9月 コミュニケーション研修(外部) 県ローリングバレーボール大会 10月 エルダー研修(外部) パラスポーツ交流会①

11月 アンガーマネジメント研修(外部) パラスポーツ交流会② 中里小交流会

県ステージ発表会 写真展

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県卓上競技大会 12月 KYT トレーニング・アセスメント研

修(外部)

クリスマス会

1月 プリセプター研修(外部) 地域向け福祉講座② 2月 対人援助職研修(外部) 明大チャリティーアート展

ボランティア講座

3月 プレマネジャー研修(外部) ローリングバレーボールぱっする杯 ふじさわボッチャ競技大会

6 主な会議等(法人全体会議を除く)

会議名等 開催日 備考

運営会議 毎月第3木曜

希望の郷推進会議 毎月第2月曜と第4月曜

本館会議 毎月第1水曜

ナイト会議 毎月最終水曜 ACT会議 毎月第4金曜

理療会議 毎月第4金曜

健康課会議 毎月第4火曜

ケアプラン会議 毎月第3水曜と第3土曜

郷づくり委員会 6、9,12、3月の最終火曜 入居者・家族

住人生活会議 毎月第4木曜 入居者

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2019 年度 藤沢サンライズ事業報告

1 年度総括

今年度は日中サービス支援型共同生活援助のグループホーム「湘南あっとほーむ・ひだまり」

の開設プロジェクトに参画し、2020 年1月開所に向けた準備に注力した。藤沢サンライズから は地域移行・地域生活継続を考慮して、2名の方が新しいグループホームに転居した。

また、グループホームの利用ニーズの高さを受け、藤沢サンライズおそごうの定員を1 名増員 した。

2 実施事業

共同生活援助事業

藤沢サンライズおそごう・たかくら・おおば・こうゆう・くずはら

3 事業報告

(1) 利用者に対する基本姿勢

① 総括参照(新設ホーム開所)

② 総括参照(新設ホームへ2名転居)

地域生活支援の中核的な役割を担えるホームとして希望の郷や各部所と連携した開設 プロジェクトの中で、広報活動や説明会を実施した。

③ 利用者からの苦情・要望の声を「利用者の聞こう・聴こう・訊こう」カードを活用して聞き 逃がさない対応を行い、13件の意見を頂き、利用者ミーティングで報告を行った。3月の 利用者ミーティングは新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より中止とし、年5回実施 した。

④ 利用者満足度アンケートを11月に実施した。72%が満足の回答を得た。

⑤ 虐待意識調査アンケートを全職員対象に8月に実施し、翌月に集計結果をフィードバック して意識の向上に繋がり、その結果、虐待発生ゼロを達成した。

⑥ 人権意識に関する研修会に5名参加した。また、世話人に対して権利擁護の観点から呼 称の「さん」付けの徹底を図り、併せて利用者との距離感を意識して、馴れ合いにならな い支援方針を徹底した。

(2) 社会に対する基本姿勢

藤沢サンライズではホーム毎に年間5回の防災訓練を実施した。湘南台地区の総合防災訓 練に毎回参加させていただいていたが、今年は情報収集が遅れ参加が出来なかった。

① 災害備蓄品の総チェックを行い、食料品の賞味期限切れ防止等、管理システムを構築し た。また、各ホームの防災マニュアルの点検を実施し加筆した。

② 利用者・ご家族等にホームの雰囲気などを知ってもらうことを目的に6回のホームページ

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の更新を行った。また、各ホームの掲示板に食事会の写真を掲示したところ、ホームに来 所されたご家族から「様子がよくわかる」「写真が欲しい」等の嬉しい反響を頂いた。

③ 見学対応の際に分かり易いようにサンライズ独自のパンフレットを作成した。

(2) 福祉人材に対する基本姿勢

① 普段の会議等でスーパーバイズを積極的に行い、サンライズの方針・利用者支援方法等 適切にアドバイスを行った。(19件)

② 定期的に人事考課・DPIの面談を実施して、個々の目標達成や課題克服に取り組めた。

3月予定の面談は新型コロナウイルス感染拡大防止により延期した。(面談1回、DPI1回)

③ 研修計画に合わせた受講を実施した。※実績は研修一覧参照。

④ 職員間の情報共有を「ホウレンソウカード」、世話人からの「報告・連絡・相談カード」を利 用して風通しの良い職場づくりを進め、両カード併せて 82 件提出され、世話人会議等 で報告や周知を行った。

⑤ 世話人会議内で虐待アンケートややまゆり園事件を題材に世話人さんと意見交換を行 い、課題の共有と意識の向上を図った。(4回)

(3) マネジメントに対する基本姿勢

① 長期入院をされた利用者や新入居予定利用者が新型コロナウイルスの影響で受け入れ が出来なかったことで、稼働率は90%にとどまった。

② 整理・整頓・清掃・清潔・習慣の5つのSを合言葉に、業務の効率化を図った。

③ 快適な環境を提供できるように「雑草の駆除」「ホーム内メンテナンス」「キッチンの清掃」

等を全ホームで実施した。

④ 業務マニュアル更新の一環として、取り決めた事項を綴るファイルを作成した。その中か ら Q&A を作り、コンプライアンスに即した内容で、分かり易い形式にしてマニュアルに 追加した。

⑤ 提出されたヒヤリハット報告を再検討する時間を各会議内(サンライズ会議、世話人会議 等)に設定した。KYT訓練を2月に実施し、予測感度を高める事が出来た。年間ヒヤリハ ット報告件数は、76件(1人当たり1.6件)だった。リスク指数は前年比と比べ32.4ポイ ント軽減した。

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27 4 行事一覧

行事名(法人行事は除く)

6月 外食会(おおば、くずはら)

8月 BBQ大会(おそごう、こうゆう、たかくら)、誕生会(くずはら、たかくら)

10月 誕生会(くずはら)、食事会(こうゆう)

12月 クリスマス会(全ホーム)

1月 新年会(おそごう、くずはら)、外食会(たかくら)

2月 節分会(全ホーム)、

3月 ひなまつり会(おおば、くずはら)、食事会(おそごう)

5 研修一覧

研修名(法人研修は除く) 常勤 世話人 6月 障害者グループホーム職員研修 ~記録の書き方~ 2

6月 障害者グループホーム職員研修 ~GH意思決定支援~ 2 2 7月 障害者グループホーム職員研修 ~障害者の性に関する支援~

7月 関東地区知的障害福祉関係職員研究大会~神奈川大会~ 1 12月 コミュニケーション研修(※主催) 2

※住まいと暮らし連絡会

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2019 年度 湘南あっとほーむ・ひだまり事業報告

1 年度経営の総括

「日中サービス支援型共同生活援助」という新たな類型の施設として、常時介護を必要とす る利用者が、地域において家庭的な環境及び地域住民との交流の下で、自立した日常生活又 は社会生活を営むことができるよう支援すること、また地域交流の場としての中核的機能を目 指すことを方針に、2020年1月に開所した。家庭的な環境づくりでは、世話人の新規採用によ って職員が利用者との時間が持てるようになり、利用者の意思と人格を尊重した個々の支援 が進んでいる。地域住民やボランティアとの交流の場は 1 月の開所時に発信しているが、2月 からの新型コロナウィルス感染予防の観点から進んでおらず、引き続き実施に向けて2020年 度の重点方針としている。

2 実施事業

(1) 共同生活援助事業(日中サービス支援型)

(2) 短期入所事業

3 事業報告

(1) 利用者に対する基本姿勢

① 法人の基本理念・3つの目標・5つの展開に基づくサービスの提供方針を事務所に掲示 し、職員間に共有・浸透させる取り組みをした。

② 入居者の個別の状況や希望に配慮した居室を選定し、各々が快適に過ごすことができる 環境を整えた個室の提供を行った。

③ 日常の買い物は、できる限り入居者と職員が一緒に行くことが出来るように支援を行っ た。地域活動への参加は、開所後に多数の見学希望を受けていたが、程無くして新型コ ロナウィルス感染症の影響から未実施となった。2020 年度に改めて地域活動への参 加・交流を進めていく。

(2) 社会に対する基本姿勢

① 地域における「福祉の相談窓口」としての役割については、関係者が多数集まった開所 式における挨拶や、タウンニュースに掲載された記事の中で、当ホームの社会に対する 基本姿勢を示した。

② 地域福祉の拠点となるように、児童・高齢者・障害児者等、世代や障害の有無に関係なく 集える場所づくりを目標に掲げたが、まずは入居者個々の生活を安定させることに注力 したことから、次年度以降も引き続き目標を継続していく。

③ 法人内の相談支援事業所が開催するバリアフリー講習会のチラシ等、外部から来たホー

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ム見学者などに配布することで、様々な障害理解に向けた情報を発信した。

(3)福祉人材に対する基本姿勢

① 法人内入所施設から入居者の地域移行を目的の一つとして開設していることから、同施 設に従事する常勤介護職を異動により確保(男女各6名)、新規採用で介護職2名(男女 各1名)、常勤看護師を1 名を配置した。また、開所後に非常勤の世話人を4名(常勤換 算1.7人)を配置した。

② 開所後、経験のある介護職員が新人職員に対するOJT研修を実施した。研修計画に沿 った職員個々の育成は2020年度も継続的に実施していく。

(4) マネジメントに対する基本姿勢

① 職員が安心・安全に業務が遂行できるよう、リフト付きシャワーキャリーや低床対応型床 走行式リフターを導入した。また、開所3週間後から管理職が職員と面談し、運営方針の 再確認・職員からの意見や思いを聞く機会を設けた。

② 光友会イキイキチャレンジ職場改善活動については2020年度からテーマを決めて取り 組んでいく。ヒヤリハットや3S活動は日常的な取組みとして実施している。

③ 会計処理業務委託業者である湘南ビジネスマネジメントと連携し、収入や経費を適正に 振り分ける等、健全な財務管理を行なった。

4 数値実績(2020年1月6日~3月31日)

共同生活援助(19床) 短期入所(1床)

延べ稼働日数 86日 12日

延べ利用日数(利用率) 1,586日(97%) 12日(13.9%)

職員配置数(実人数) 管理者1名 サービス管理責任者1名 看護師1名 世話人9名 生活支援員9名

5 行事等(2020年1月6日~3月31日)

1月 1/6開所 1/18開所式 2月 2/3節分豆まき

3月 ボランティアとの日中活動・外部事業所の見学等の予定があったが新 型コロナ感染防止のため中止

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2019 年度 在宅支援センター事業報告

1 年度経営の総括

湘南希望の郷ケアセンター

資源の少ない市内生活介護事業所の状況を鑑み、障害を持つ一般市民や養護学校高等部 生徒の実習受入れを積極的に行った。様々な障害特性を持つ希望者に対応できるよう、外部 コンサルテーションの導入等行い、2020年度も8名の新規利用の受入れが決まった。

希望の郷ヘルパーステーション

同行援護事業を中心にサービス提供時間も更に増加した 1 年であった。反面、登録ヘルパ ーの高齢化や質の保持・向上については経年の課題としている。スキルアップを目的とした内 部研修企画を昨年度より継続しているが、全国的な感染症蔓延の影響で延期となった。

公益事業の取組み

地域の縁側事業の活動を通年行うことで、ご利用される方々との交流から見える地域の困 りごとや、関わりを継続することでわかる新しい発見等があり、広がりを見せた 1 年であった。

御所見地区の課題とされる「居場所づくり」や「買い物支援」について、藤沢市へ提案する形で、

デイサービスドライバーの力を借りながら縁側事業に関わる方々と共に買い物ツアー等試行的 な活動を行った。

計画時に掲げた重点項目3点について

①ケアセンター棟の老朽化に対する修繕計画として、外壁・屋上防水工事と給湯器の入れ替え を実施した。キュービクル・エレベーターの改修工事は2020年度実施と位置付けた。

②専門職の配置として、12月に看護師を1名増員し、ニーズの高い医療ケアへ対応する準備を 進めることが出来た。

③サービスの需要に応えていくための地域作りを意識した活動については、近隣養護学校 PTA主催の懇談会や藤沢市肢体不自由児者父母の会から参加要請を受け、当事者家族と 直接意見交換を行った。提供する福祉サービス等の方向性を確認する一助となった。

2 実施事業

(1)湘南希望の郷ケアセンター :生活介護(通所)

(2)希望の郷ヘルパーステーション:居宅介護・重度訪問介護・同行援護 訪問介護(介護保険法)、移動支援(市町村事業)

(3)藤沢市地域の縁側「基本型」 :藤沢市支えあう地域づくり活動事業

3 事業計画

(1)利用者に対する基本姿勢

①人権の尊重

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・法人理念や倫理規程・行動指針等を朝礼で唱和し、人権を尊重した基本姿勢を根付か せる取組みを継続して行った。

・業務の振返りチェックシートを7月・3月に実施し、運営課題について報連相の徹底や検 討する機会を設けた。

②サービスの質の向上

・ヒヤリハットレポートは年間109件(0.9件/人)と1人1件の目標には到達しなかったが、

日々の打合せや職員会議にて改善提案の振り返りを行い、リスク低減活動を進める環 境づくりに留意した。年間50件以上具体的な改善に繋げた。

・KYTの取組みは職員会議毎に実施した。同じ写真を半年後に再度行う等、危険予知に 対する視点の変化や、意識・感性の向上が体感できる取組みとなった。

・次年度の利用者増を踏まえ、送迎では範囲やコースの再設定と、車椅子形状や障害特 性に配慮した利用者のマッチング等、注意点について確認した。室内フロアでは家具類 の配置レイアウトやベット増床、個別スケジュールの見直しを行った。

・多様な障害特性の利用者に必要な支援を提供出来るよう、サービス内容を標準化した

「業務マニュアル」と、特性に合わせた「個別支援計画」の二つを両輪として、支援を展 開した。

③地域との関係の継続

・藤沢市を中心に、寒川町・茅ケ崎市・大和市の利用者を受け入れた。送迎範囲外の希望 者は家族送迎や駅でピックアップすることで通所を実現した。

・在宅生活を支える福祉サービスの提供を目的に、地域協議会や事業毎の連絡会などの 参加を継続した。サービスを併用する利用者に対して、福祉事業所や医療等関係機関 との連携した支援体制の構築が課題として挙がった。

④生活環境・利用環境の向上

・季節感を取入れた壁面飾りの制作や、夏のデザート作り等行った。全員で新江ノ島水族 館に外出行事として出掛け、思い出をホームページに掲載した。

・ケアセンター棟の老朽化に対する修繕計画については「年度経営の総括」欄に記載。

・年間2回、地震・火災を想定した避難訓練を実施した。避難経路である滑り台を使用する にあたって、利用者の姿勢や職員の配置位置での動き等、確認できた。水消火器を利 用した消火訓練を同時に行った。

⑤地域の縁側事業

・「楽しみながら地域と(が)つながる」をキーワードに、2019年度は藍染のオリジナルサコッ シュづくり等、地域住民参加型のイベント等を企画・実施した。

(2)社会に対する基本姿勢

①地域における公益的な取組の推進

・福祉サービスの理解促進を目的に、年間 10 件の見学対応(教育機関・民生委員・福祉

参照

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