木マクラギ直結分岐器における長波長高低軌道整備について
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(2) IV‑109. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). の横抵抗力不足を考慮し,本施工前と本施工時に横 抵抗試験を行った.その結果,樹脂注入当夜でも規. 5.おわりに 宇都宮新幹線保線技術センター管内は,東北新幹. 定上の 1.1KN/m を大きくクリアすることが分かった. 注入実績として平均的にマクラギ1本当たり,1〜. 線開業前の試験線区間を保守管理しており,特殊な. 2Kg の注入量があった.. 軌道構造物が多く点在している.開業から約20年. 3−2. が経過する中で,今回のような抜本的な補修が増加. Tボルト補修. Tボルトが破断している箇所の補修については,. するものと考える.. 残存品を取り除くため,コア抜きを行い,その後新. 今回無事に補修工事を終え良好な結果が得られた. しいTボルトを挿入し樹脂剤を加える工法を採用し. が,今後も安全・安定輸送の確保に取り組むと共に,. た.また,全体的にTボルトの緩みが目立ったため,. 乗り心地などの快適性も重視した補修を計画し実行. 全Tボルトを設計数値 25KN・cm で締め直すこととし. して行きたい.. た. 1 5 .0. 3−3. 軌道整備. 施 工 後 (左 ) 施 工 前 (左 ). 1 0 .0. こう上量の計算には,新保線システム・TRAM. ムを活用することとした.この計算システムは,従. 5 .0 軌道変位(mm). S21に搭載された新・200m半絶対線形システ. 0 .0. 来の200m半絶対線形理論を改良したもので,計. - 5 .0. 画線策定時に施工前後の波形を考慮し,滑らかに,. - 1 0 .0. 且つ計算量を少なくできる点で優れている.従来型. - 1 5 .0 80780. 80830. システムと比較した結果,残留する軌道変位も小さ. 80880. 80930. 80980. 81030. 81080. 81130. キロ 程. 図1・40m弦高低変位比較. く,こう上量においては約10%も少ない値で施工 できることが分かった. パワースペクトル密度(mm /(1/m)). 分岐器内の実施工に関しては,クロッシング部に. 10. 2. 強化ゴム材,その他の部分には鉄板でこう上するこ. 100. ととした.. 4.施工結果 4−1. 軌道状態. マクラギ樹脂やTボルト補修の結果,マクラギの あおりが止まり,ボルト類も良好な状態となった.. 0.1 0.01 0.001 0.001. また,高低軌道変位でも大きく減衰していることが. 内に収束することができた.さらに,周波数分析を 行った結果を見ても,ほとんどの波長帯でスペクト. 列車動揺. マヤ車での列車動揺でも,大きな変化が見られた. 最大値でも 0.1gとなり,約33%の低減が確認で. 1. 0.1. 施工後. 0.08. 施工前. 0.06 上下動揺値(g). 4−2. 0.01 0.1 波長(1/m). 図2・高低変位の周波数分析比較. 確認できた.特に40m弦では,全体的に±3.0mm. (図1,2) ルが減衰していることも分かった.. 施工後 施工前. 1. 0.04 0.02 0 -0.02 -0.04. (図3)また,営業列車で測定する自動動揺で きた.. -0.06. も,目標値発生が0となった.. -0.08 -0.1 80800 80850 80900 80950 81000 81050 81100 81150 キロ程. ‑218‑. 図3 マヤ車の上下動揺比較.
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