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AND9098/D ISO 7637-2のPulse 2aと 逆方向パルスからCCRを保護

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© Semiconductor Components Industries, LLC, 2016

January, 2016 − Rev. 2

1 Publication Order Number:

AND9098JP/D

AND9098/D

ISO 7637-2のPulse 2aと 逆方向パルスからCCRを保護

はじめに自動車の電気系では望ましくない電圧スパイクが 発生する可能性があります。これらの過渡電圧によ って、保護されていないデバイスで最大定格を上回 るおそれがあります。オン・セミコンダクターの定 電流レギュレータ

(CCR)

は、多くの車載アプリケー ションで採用されている

LED

ドライバです。本書で は、逆方向と順方向の両方で

CCR

の最大電圧定格を 超過するのを防止する方法について説明します。

1

個の保護ダイオードを使用して逆スパイクから保 護できます。抵抗

コンデンサ

(RC)

回路、または過 渡電圧抑制

(TVS)

ダイオードと追加抵抗

1

本を使用し て、

ISO 7637−2

規格で規定される

Pulse 2a

から保護す ることができます。

自動車内の代表的な過渡

車両内では、スイッチング・プロセスや配線全体 に分布している静電容量やインダクタンスが原因 で、順方向と逆方向のパルスが発生することがあり ます

(Figure 1)

ISO 7637−2

で規定されている

Pulse 2a

は、正電圧ス パイクです

(Figure 2)

。負荷を接続解除するときに発 生することがあります。その結果、電流が変化し、

配線内のインダクタンスを通じて電圧スパイクにつ ながります。最悪ケースの

Pulse 2a

DC

電源電圧の

14 V

または

28 V

に対して、

50 V

のスパイクを加えた 値に達することがあります。

Figure 1. Voltage Spikes can Occur Due to Switching Processes and Distributed Inductance and

Capacitance in the Wiring Switch

Switch Vdc

+

LoadSub-assembly Distributed

Inductance and Capacitance of Wiring Harness

Figure 2. ISO 7637−2 Standard Pulse 2a U

t td

t1 tr

US

UA 0

0.9 US

0.1 US

UA = 13 to 28 V US = 37 to 50 V Ri = 2 W td = 50 ms tr = 1.0 ms t1 = 0.2 to 5.0 s

CCRについて

オン・セミコンダクターの

CCR

は、直列接続されて いるあらゆるデバイスに対する電流を制限します。

CCR

のポートフォリオは広い範囲の安定化電流レベ ルに対応します。

2

端子の

CCR

製品は、

10 mA

15 mA

20 mA

25 mA

30 mA

50 mA

、または

350 mA

の各種安定化電流デバイスという形で入手で

きます。

3

端子の

CCR

は外部抵抗を通じて安定化電流を調整 します。これらの製品の安定化電流範囲はそれ ぞ れ 、

20

40 mA

35

70 mA

60

100 mA

90

160 mA

、および

150

350 mA

です。任意の組み 合わせの

CCR

を並列接続して、より大きな電流レベ ルを実現することもできます。

Figure 3. Two and Three-Terminal CCRs Anode

Cathode CCR

a

k

Anode

Cathode CCR

a

k

Radj

CCR

を流れる電流の大きさは、アノード

カソード 間電圧

(V

ak

)

によって異なります。

0 V

akで導通が始ま り、

1.8 V

akでほぼ最大安定化電流に達します。

CCR

の定格最大

V

ak

CCR

によって異なり、

45 V

ak

50 V

ak

120 V

akのいずれかです。どの

CCR

でも、逆 方向の最大定格は

−0.5 V

akです。補助回路を使用し て、

CCR

の逆方向および順方向最大値の超過を防止 することもできます。最大定格

120 V

ak

CCR

では、

Pulse 2a

に対する保護は必要ありません。

APPLICATION NOTE

www.onsemi.jp

(2)

AND9098/D

www.onsemi.jp 2 Figure 4. Typical I−V Characteristic of a CCR

0 10 20 30 40 50 60

−10

Vak, Anode-Cathode Voltage (V) Ireg, Current Regulation (mA)

−20

−10 0 10 20 30 40 50 60

VR

補助的な保護回路

CCR

回路での逆保護ダイオード

(RPD)

の正しい配 置については、

Figure 5

Figure 8

を参照してくださ い。オン・セミコンダクターの

SURA8160T3G

はこ のアプリケーションに適切な選択肢です。正常動作 時の電圧降下は

1.0V

未満で最大逆電圧定格は

600 V

で す。

Pulse 2a

から保護する方法の

1

つは、

Figure 5

に示す ように、

RC

回路内に

CCR+LED

ストリングを配置す ることです。通常の

DC

動作時には、コンデンサに電 流は流れません。

Pulse 2a

は高速で立ち上がる電圧ス パイクです。コンデンサ電流は電圧変化に比例する ため、スパイク発生中はコンデンサのインピーダン スは非常に小さくなります。

+

電圧は抵抗とコンデ ンサの間で分割されます。

このアプリケーションでは、コンデンサの定格は

50 V

以上にする必要があります。

Pulse 2a

発生時に、

CCR

が最大順方向

V

akを超えないように、抵抗値とコ ンデンサ容量値の積を十分に大きなものにする必要 があります。Ω値とファラド値を乗算すると時定数

(

秒単位

) R

×

C =

tが得られます。

Table 1

に、

12 V

およ び

24 V

システムで必要な

R x C

の最小値を示します。

Figure 6

Figure 7

に、これらの最小値に相当する抵 抗とコンデンサを使用した回路のオシロスコープ波 形を示します。

Table 1. MINIMUM R X C VALUES TO PROTECT AGAINST PULSE 2a

Electrical System Minimum R y C = t Value

12 V 3 ms

24 V 30 ms

Figure 5. CCR + LED Circuit in Protective Network.

Note Placement of R, RPD, and C Vdc

+

− Switch

Switch

R RPD

C

LED

CCR

Figure 6. An RC Combination of 3 ms is Sufficient to Protect Against Pulse 2a with 14 Vdc + 50 Vpulse. The CCR + LED String has 38.4 V Across it at the Peak of

Pulse 2a

Figure 7. For Pulse 2a with 28 Vdc + 50 Vpulse, an RC Combination of at Least 30 ms is Recommended

(3)

AND9098/D

www.onsemi.jp 3

コンデンサの代わりに、オン・セミコンダクター の

1SMB36AT3G

のような

TVS

ダイオードを使用する こともできます

(Figure 8)

TVS

ダイオードの両端に 十分高い電圧を印加すると、ダイオードは導通しま す。

Figure 8

に示すように、少なくとも

3

Wの抵抗を 回路内に配置する必要があります。合計入力電圧が 抵抗と

TVS

ダイオードの間で分割されるように、

この抵抗が必要です。

TVS

回路に

Pulse 2a

を印加した ときのオシロスコープ波形を、

Figure 9

に示します。

Figure 8. CCR + LED String in Protective Network.

Note Placement of R, RPD, and TVS Diode Vdc

+

− Switch

Switch

R RPD

LED

CCR

TVS

RC

回路または

TVS

回路の抵抗は注意深く選択する 必要があります。電圧降下が過度に大きくならない ように、抵抗値は十分小さいものにする必要があり ます。該当する式は、

V

dc

= V

R

+ V

RPD

+ V

ak

+ V

LEDsです。仮に抵抗両端で過剰な電圧降下が発生 する場合は、

CCR + LED

ストリングで十分な電圧を 利用できなくなります。抵抗では、通常使用時に発 生する定常状態電力と、

Pulse 2a

のエネルギーの両方 に耐える能力が必要です。

P = V

2

/R

なので、抵抗値 を大きくするほど過渡発生時に抵抗での消費電力が 小さくなります。

Figure 9. The ON Semiconductor 1SMB36AT3G TVS Diode is Ideal for Protecting Against Pulse 2a

まとめ簡易な回路を実装して、オン・セミコンダクター の

CCR

の最大アノード

カソード間電圧が超過する のを防止できます。

1

個の保護ダイオードを使用し て負の過渡から保護できます。

Rc

フィルタまたは

T V S

ダ イ オ ー ド と 追 加 抵 抗

1

本 を 使 用 し て 、

ISO 7637−2

規格で規定される

Pulse 2a

から保護するこ とができます。

参考資料

[1] AND8828/D, “Identification of Transient Voltage Noise Sources,” Jim Lepkowski. ON Semiconductor.

http://www.onsemi.com/pub_link/Collateral/AND822 8−D.PDF

ON Semiconductor及びONのロゴはSemiconductor Components Industries, LLC (SCILLC)若しくはその子会社の米国及び/または他の国における登録商標です。SCILLCは特許、

商標、著作権、トレードシークレット(営業秘密)と他の知的所有権に対する権利を保有します。SCILLCの製品/特許の適用対象リストについては、以下のリンクからご覧いただ けます。www.onsemi.com/site/pdf/Patent-Marking.pdf. SCILLCは通告なしで、本書記載の製品の変更を行うことがあります。SCILLCは、いかなる特定の目的での製品の適合性に ついて保証しておらず、また、お客様の製品において回路の応用や使用から生じた責任、特に、直接的、間接的、偶発的な損害に対して、いかなる責任も負うことはできませ

ん。SCILLCデータシートや仕様書に示される可能性のある「標準的」パラメータは、アプリケーションによっては異なることもあり、実際の性能も時間の経過により変化する可

能性があります。「標準的」パラメータを含むすべての動作パラメータは、ご使用になるアプリケーションに応じて、お客様の専門技術者において十分検証されるようお願い致

します。SCILLCは、その特許権やその他の権利の下、いかなるライセンスも許諾しません。SCILLC製品は、人体への外科的移植を目的とするシステムへの使用、生命維持を目

的としたアプリケーション、また、SCILLC製品の不具合による死傷等の事故が起こり得るようなアプリケーションなどへの使用を意図した設計はされておらず、また、これらを 使用対象としておりません。お客様が、このような意図されたものではない、許可されていないアプリケーション用にSCILLC製品を購入または使用した場合、たとえ、SCILLC がその部品の設計または製造に関して過失があったと主張されたとしても、そのような意図せぬ使用、また未許可の使用に関連した死傷等から、直接、又は間接的に生じるすべ てのクレーム、費用、損害、経費、および弁護士料などを、お客様の責任において補償をお願いいたします。また、SCILLCとその役員、従業員、子会社、関連会社、代理店に対 して、いかなる損害も与えないものとします。SCILLCは雇用機会均等/差別撤廃雇用主です。この資料は適用されるあらゆる著作権法の対象となっており、いかなる方法によっ ても再販することはできません。

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