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図表世帯主の年齢別 1 世帯 月当たり消費支出の比較 (2004 年 ) ( 万円 / 月 ) 平均 -29 歳 30 歳代 40 歳代 歳 ( 団塊世代 ) 歳

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1-2 団塊世代及び現高齢者の行動特性

(1)団塊世代及び現高齢者の所得水準 世帯主の年齢別に世帯年収をみると、2004 年時点で世帯主が 55~59 歳である世帯、 すなわち世帯主が団塊世代である世帯の年収が770.1 万円となっており、最も高いこと が分かる。前期高齢者、後期高齢者の年収は、それぞれ462.8 万円、387.7 万円と、世 帯平均値である 588.7 万円を下回っているものの、世帯主が 29 歳以下である世帯の 373.7 万円よりは高くなっている。 また、世帯主が団塊世代もしくは高齢者である世帯においては、一般的に、世帯主の 年齢が 20~40 歳代である世帯よりも、住宅取得や子供の教育費に係る支出が少ないこ とから、「自由に使えるお金」は若年層の世帯よりも相対的に多いものと考えられる。 図表 世帯主の年齢別 年収の比較(2004 年) 588.7 373.7 556.5 726.1 770.1 462.8 387.7 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者) (万円/年) 資料:総務省「平成16 年全国消費実態調査」より作成 (2)団塊世代及び現高齢者の消費構造 ①消費支出額 ~団塊世代世帯で最も高い~ 世帯主の年齢別に1 世帯・月当たりの消費支出をみると、全世帯の平均が 28.0(万円 /月)となっている。団塊世代が世帯主である世帯の支出は、これの約1.2 倍の 32.9(万 円/月)であり、世帯主の年齢で分類した世帯類型の中で最も高くなっている。

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図表 世帯主の年齢別 1 世帯・月当たり消費支出の比較(2004 年) 28.0 20.5 26.3 32.5 32.9 24.5 20.4 0 5 10 15 20 25 30 35 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者) (万円/月) 資料:総務省「平成16 年全国消費実態調査」より作成 ②保健医療に関する消費支出 ~高齢世帯になるほど高くなる傾向~ 世帯主年齢別に1 世帯・月当たりの保健医療に関する消費支出をみると、世帯主の年 齢が高齢になるほど、高くなる傾向にあり、団塊世代以上の年齢では、12~13(万円/ 月)程度となっている。 図表 世帯主の年齢別 1 世帯当たり消費支出(保健医療)の比較(2004 年) 11,274 5,401 9,003 10,496 12,148 13,371 12,671 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者) (円/月)

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③自動車に関する消費支出 ~団塊世代世帯で最も高い~ 団塊世代が世帯主である世帯における消費支出の特徴として、自動車に関係する支出 が多いことがあげられる。団塊世代が世帯主である世帯の自動車に関する支出は2.6(万 円/月)であり、全世帯平均(月当たり2.0 万円)の 1.3 倍である。この中でも、車体 の購入に当てる金額は、8.3(千円/月)と、他の世帯分類と比較し突出している。 団塊世代が社会に出た時期は、モータリゼーションの進展が加速した時期に重なり、 彼等の生活の中に占める「自動車」のウエイトは非常に大きいものがある。団塊世代が 高齢者となる将来においては、これまで以上に、高齢者による自動車利用が増加するこ とも懸念される。 図表 世帯主の年齢別 1 世帯当たり消費支出(自動車関連)の比較(2004 年) 19,725 17,861 24,300 23,163 26,005 13,206 6,221 5,105 3,950 6,079 5,249 8,325 3,245 1,301 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者) 自動車等関係費 自動車等購入 (円/月) 資料:総務省「平成16 年全国消費実態調査」より作成 ④交際・付合いに関する消費支出 ~団塊世代や高齢世帯で高い~ 世帯主年齢別に1 世帯・月当たりの交際・付合いに関する消費支出をみると、団塊世 代が世帯主である世帯において最も高く、3.0(万円/月)となっている。前期及び後期 高齢者が世帯主である世帯においても同様の水準であり、それぞれ3.0(万円/月)、2.7 (万円/月)となっている。 一方、世帯主の年齢が20~40 歳代である世帯においては、1~2(万円/月)程度と なっており、世帯主が団塊世代及び現高齢者である世帯の二分の一程度の水準となって いる。 以上のように、団塊世代や現高齢者が世帯主である世帯の特徴として、人付合いとい ったコミュニケーションに関する消費支出が多いということがあげられる。

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図表 世帯主の年齢別 1 世帯当たり消費支出(交際・付合い)の比較(2004 年) 23,411 11,889 14,796 16,875 29,953 29,620 26,751 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者) (円/月) 資料:総務省「平成16 年全国消費実態調査」より作成 ⑤旅行に関する消費支出 ~団塊世代や高齢世帯で高い~ 世帯主年齢別に1 世帯・月当たりの旅行に関する消費支出をみると、前期高齢者が世 帯主である世帯で最も高く1.4(万円/月)となっている。59 歳以下の世代では、団塊 世代が世帯主である世帯における消費が高くなっており、世帯主が 20~40 歳代である 世帯よりも3~4(千円/月)高い消費支出となっている。 図表 世帯主の年齢別 1 世帯当たり消費支出(旅行)の比較(2004 年) 9,604 7,678 6,539 6,356 10,665 13,536 10,095 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者) (円/月)

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(3)団塊世代及び現高齢者の資産 世帯主年齢別に1 世帯当たりの貯蓄残高をみると、世帯主が高齢になるほど貯蓄残高 が高くなっている。特に団塊世代や現高齢者が世帯主である世帯においては、全世帯の 平均である1,454 万円を大きく上回り、2,000 万円程度の貯蓄残高となっている。 一方で、世帯主年齢別に 1 世帯当たりの負債残高をみると、世帯主が 40 歳代である 世帯において最も高い。世帯主の年齢がこれより高くなると、負債残高が低くなり、世 帯主が団塊世代である世帯の負債残高は、世帯主が 40 歳代である世帯の二分の一の水 準である。 このように、団塊世代や現高齢者が世帯主である世帯は、貯蓄が多く負債が少ないと いう特徴を有しており、彼等をターゲットとした市場の開拓が重要であるものと考えら れる。 図表 世帯主の年齢別 1 世帯当たり貯蓄残高の比較(2004 年) 1,454 235 636 1,082 1,849 2,034 2,035 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者) (万円) 資料:総務省「平成16 年全国消費実態調査」より作成

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図表 世帯主の年齢別 1 世帯当たり負債残高の比較(2004 年) 439 147 700 855 445 181 81 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者) (万円) 資料:総務省「平成16 年全国消費実態調査」より作成 (4)現高齢者の移動特性 年齢による移動頻度の違いを把握するために、一日の平均トリップ◆数を年齢別に比 較すると、非高齢者(5~64 歳)の一日当たりトリップ数が 2.44 となっており、高齢に なるほど、一日当たり平均トリップ数が減少している。特に後期高齢者(75 歳以上)と なると、一日当たりの平均トリップ数は、男女共に非高齢者(5~64 歳)の半分の水準 まで減少する。 このように、高齢になれば一日の平均トリップ数は減少するものの、例えば、前期高 齢者の男性(65 歳以上)では、一日の平均トリップ数が 2.0 を上回っており、一日に一 度は何らかの移動を行う(外出する)と解釈される。 図表 年齢別トリップ数の比較(1999 年) 2.44 2.02 1.33 2.44 1.7 1.02 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 5-64歳 (非高齢者) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者) 男性 女性 (トリップ/日)

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また、1992 年(平成 4 年)と 1999 年(平成 11 年)における高齢者(65 歳以上)の 一日当たり平均トリップ数を比較すると、男女、平日・休日共に、トリップ数が増加し ていることが分かる。 このように、高齢者の移動頻度は若干ながら増加しており、今後の高齢社会において は、高齢者がスムーズに移動できる環境を整えることが重要になるものと考えられる。 図表 高齢者のトリップ数の推移 休日 1.29 0.89 1.34 1.02 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 男性高齢者 女性高齢者 ( ト リ ッ プ / 人 ・ 日 ) 平成4年 平成11年 平日 1.71 1.33 1.84 1.49 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 男性高齢者 女性高齢者 ( ト リ ッ プ / 人 ・ 日 ) 平成4年 平成11年 資料:国土交通省「全国都市パーソントリップ調査」より作成 さらに、年齢別の移動手段を比較すると、男女共に、高齢になるほど移動の際の自動 車利用率が低下し、徒歩の占める割合が上昇している。特に後期高齢者(75 歳以上)で は、男性の3 割、女性の 5 割の移動が徒歩によるものである。 また、バスの利用率についても、非高齢者(5~64 歳)よりも前期及び後期高齢者に おいて高くなっており、高齢化が進展する今後においては、医療施設や生活施設への高 齢者の移動を補助する公共交通機関(コミュニティバス◆等)の整備、公共交通機関の バリアフリー化の促進等が必要と考えられる。 図表 年齢・男女別 移動手段の比較(1999 年) 男性 鉄道, 16.6 自動車, 52.5 自動車, 50.6 自動車, 29.2 二輪, 13.6 二輪, 17.2 二輪, 25.5 徒歩, 15.6 徒歩, 20.1 徒歩, 30.5 鉄道, 7.5 鉄道, 8.5 バス, 1.7 バス, 3.5 バス, 7.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 5-64歳 (非高齢者) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者) 女性 鉄道, 11.9 自動車, 40.1 自動車, 25.2 自動車, 20.9 二輪, 21.4 二輪, 19.6 徒歩, 23.4 徒歩, 38.5 徒歩, 54.3 鉄道, 8.7 鉄道, 6.8 バス, 8.4 バス, 8 バス, 3.2 二輪, 9.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 5-64歳 (非高齢者) 65-74歳 (前期高齢者) 75歳-(後期高齢者)

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(5)団塊世代及び現高齢者の活動意向 団塊世代や現高齢者は、世代間交流やボランティア等の各種社会活動に対する意向も 強い傾向にある。 内閣府が実施した調査結果から、世代間交流に対する意向を年代別にみると、高齢に なるに従って参加を希望する割合が高くなっている。また、高齢者の地域活動への参加 希望割合も、年々高まる傾向にある。このように、団塊世代や現高齢者の地域活動、世 代間交流等の社会参加への意向は他の年代と比較し高い傾向にある。 図表 年齢別にみた世代間交流への参加意向 34.2 37.7 40.7 46.2 48.6 54.1 46.4 43.9 6.1 5.2 3.8 5.6 9.0 9.8 11.9 6.9 59.2 56.2 55.4 47.1 40.8 33.5 39.8 48 1.2 1.9 2.6 1.6 1.1 1.1 0.6 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 20代 30代 40代 50代 60-64歳 65-74歳 75歳以上 総数 交流したい 交流したくない どちらでもない 無回答 注 :四捨五入のため、各項目の合計が100%とならない場合がある。 注 :全国の男女6,000 人を対象。有効回答数は 3,941 人。 資料:内閣府「年齢・加齢に対する考え方に関する意識調査(平成15 年)」より作成 図表 高齢者の地域活動への参加意向 47.7 47.9 46.6 43.5 40 42 44 46 48 50 平成15年 平成10年 平成5年 昭和63年 (%)

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ボランティア活動への参加率を年齢階級別にみると、いずれの世代でも「まちづくり」 分野への参加意向が最も高く、特に団塊世代や前期高齢者(65~74 歳)では、全世代の 平均を上回っている。まちづくりへの市民参画については、あらゆる年齢階層で幅広く 行われており、今後ともさらに市民参画の進展が見込める分野と判断できる。 また、前期高齢者(65~74 歳)では、「まちづくり」分野、「自然・環境」分野に次い で、「対高齢者サービス」の分野で参加率が高いことから、高齢者の互助的な取り組み、 すなわち前期高齢者が後期高齢者のケアを行うなどの可能性も考えられる。 図表 年齢別にみた地域活動・ボランティア活動への参加率 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 団塊世代 (50-54歳) 4.0% 5.2% 2.4% 3.8% 3.5% 16.8% 6.4% 8.6% 1.8% 前期高齢者 (65-74歳) 3.2% 8.6% 2.4% 2.8% 2.7% 18.9% 5.6% 9.0% 1.5% 後期高齢者 (75歳-) 2.2% 5.7% 0.8% 1.5% 1.3% 13.2% 2.6% 4.5% 0.7% 平均 4.6% 5.1% 2.2% 5.3% 3.1% 14.0% 5.5% 8.0% 1.4% 健康・医療 対高齢者 サービス 対障害者 サー ビス 対子供 サー ビス スポーツ・ 文化芸術 まちづくり 安全 自然・環境 対災害 行 動 者 率 資料:総務省「平成13 年社会生活基本調査」より作成

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(6)まとめ ①貯蓄・資産の特性 団塊世代が世帯主である世帯の消費額は、他の年齢階層が世帯主である世帯よりも多 い。さらには、資産の面でも、貯蓄が多く、負債が少ないという特徴を有している。人 口減少に伴う総消費額の減少、これに伴う市場の縮小、産業の衰退が懸念される中で、 彼等のニーズにあった商品・サービスを提供したり、人やモノが集積する「消費できる 場」を作り出すことで、地域の産業を維持していく必要がある。 ②移動の特性 全国都市パーソントリップ調査から高齢者の移動頻度を時系列的にみると、その頻度 は増加傾向にある。 一方で、高齢になるほど、移動を自動車ではなく徒歩やバスに頼る傾向にあることも 明らかとなっている。高齢社会の進展に向け、道路等の空間を活用した上で、高齢者の 移動を補助できるツールを整える必要がある。 ③活動意向 団塊世代や高齢者は世代間交流やボランティア等の地域活動への参画意向が強い傾 向にある。ボランティアについては、特に、前期高齢者(65~74 歳)では、「まちづく り」、「自然・環境」分野に次いで、「対高齢者サービス」の分野に関する参加率が高い。 高齢社会の進展により、これまでのように、生産年齢人口が高齢者を支えるという構図 は成立しなくなる可能性が高い。前期高齢者となる団塊世代の活力を活かせる仕組みを 構築することにより、近い将来、前期高齢者が後期高齢者のケアを行うなどの高齢者に よる互助的な取り組みの可能性も考えられる。 これまでみてきたとおり、首都圏には団塊世代が多く居住していることに加え、彼等 の積極的な行動特性や保有資産を勘案すると、近く到来が予想される高齢・少子化社会 においては、彼等を「社会が支えるべき弱者」として捉えるのではなく、従来の高齢者 像とは違った、「社会を支える人材」として捉え、彼等のマンパワーを積極的に活用す る姿勢が求められる。このためには、高齢者が街に出て、保有するスキルやマンパワー を発揮できるような社会システム(住環境や交通システム)を構築する必要がある。

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1-3 モデル都市の特徴と課題

本調査では、以下の地図に示すとおり、モデル都市として、埼玉県 4 市(鳩ヶ谷市、 春日部市、狭山市、熊谷市)、千葉県3 市(柏市、佐倉市、茂原市)、神奈川県 3 市(藤 沢市、厚木市、小田原市)の合計10 市をとりあげる。 これら 10 都市は東京都心からの距離でみると、都心 25km 圏(鳩ヶ谷市)、都心 25 ~50km 圏(春日部市、狭山市、柏市、佐倉市、藤沢市、厚木市)、都心 50~75km 圏 (熊谷市、茂原市、小田原市)の3 つに分類することができる。 熊谷市、厚木市は、第4次首都圏基本計画で位置づけられた業務核都市、春日部市、 柏市は、第5次首都圏基本計画で位置づけられた業務核都市である。 図表 モデル10 都市の位置

25km

50km

75km

●小田原市 198,722人(2005年10月) ●厚木市 222,349人(2005年10月) ●藤沢市 395,997人(2005年10月) ●熊谷市 191,109人(2005年10月) ●狭山市 158,096人(2005年10月) ●春日部市 238,449人(2005年10月) ●鳩ヶ谷市 58,350人(2005年10月) ●柏市 381,016人(2005年10月) ●佐倉市 171,231人(2005年10月) ●茂原市 93,262人(2005年10月) 注 :市域は合併後のもの 資料:総務省「平成17 年国勢調査報告速報値」 次項以降に、モデル都市 10 市の人口、就業構造、財政等の社会経済状況について整 理する。

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図表 モデル都市の社会経済指標 人口 2000年 2000年 2000年 2003年 2000年 2000年 2003年 2000年 2000年 2003年 2003年 1998年 2003年度 2003年度 2000年 2003年 2003年 2002年 2002年 2000年 2005 年 2005 年 2004年 2004年 2030年 2030年 2030年 192,527 137.0 19.9 24.5 1,405 5,266 4,920 29,324 15.2% - - - 58,384 - 95,494 11,540 642,208 223,519 1.09 0.99 3 6 - - 165,069 ▲ 27,458 48,907 △ 19,583 29.6% 旧熊谷市 156,216 85.2 19.9 22.0 1,834 5,266 5,100 23,297 14.9% 294 100 35.00 46,973 0.88 80,363 4,940 293,703 204,272 1.23 1.03 3 6 76.8 137.7 133,690 ▲ 22,526 38,766 △ 15,469 29.0% 旧大里町 8,129 15.6 - 0.7 522 - 2,174 1,395 17.2% - - 40.99 3,152 0.45 2,761 780 61,087 1,765 0.20 0.77 0 0 39.8 - 7,858 ▲ 271 2,264 △ 869 28.8% 旧妻沼町 28,182 36.3 - 1.8 777 - 3,804 4,632 16.4% - - 39.31 8,259 0.64 12,370 5,820 287,418 17,482 0.58 0.84 0 0 48.1 - 23,521 ▲ 4,661 7,877 △ 3,245 33.5% 240,924 66.0 23.9 22.2 3,651 8,928 9,383 27,651 11.5% - - - 59,168 - 73,043 4,110 150,201 198,700 0.77 0.78 3 8 - - 235,953 ▲ 4,971 70,986 △ 43,335 30.1% 旧春日部市 203,375 37.8 20.5 18.9 5,376 9,122 9,667 22,356 11.0% 226 100 39.38 49,112 0.75 63,477 1,790 141,191 178,751 0.83 0.79 2 7 112.6 202.0 203,296 ▲ 79 59,890 △ 37,534 29.5% 旧庄和町 37,549 28.2 3.4 3.3 1,334 7,757 7,751 5,295 14.1% - - 42.77 10,056 0.54 9,566 2,320 9,011 19,949 0.50 0.70 1 1 77.5 - 32,657 ▲ 4,892 11,096 △ 5,801 34.0% 161,460 49.0 22.0 14.4 3,292 6,271 8,359 20,202 12.5% 303 200 49.46 45,786 0.93 69,243 3,380 1,278,505 130,725 0.76 0.91 2 4 138.0 174.0 152,397 ▲ 9,063 52,833 △ 32,631 34.7% 54,518 6.2 6.2 6.2 8,765 8,765 8,955 8,586 15.7% 104 - 42.66 17,376 0.70 17,175 110 64,114 32,674 0.56 0.76 1 2 182.3 - 41,933 ▲ 12,585 13,400 △ 4,814 32.0% 373,778 114.9 38.1 54.1 3,253 8,619 6,532 46,101 12.3% - - - 118,019 - 140,541 12,260 394,860 463,677 1.17 0.87 3 10 - - 368,337 ▲ 5,441 113,877 △ 67,776 30.9% 旧柏市 327,851 72.9 35.3 47.4 4,497 8,631 6,745 40,686 12.4% 608 590 46.18 104,533 0.95 122,743 6,800 350,699 413,332 1.18 0.87 3 9 122.1 513.8 322,408 ▲ 5,443 98,762 △ 58,076 30.6% 旧沼南町 45,927 42.0 2.8 6.7 1,094 8,475 5,030 5,415 11.8% - - 36.90 13,486 0.80 17,798 5,460 44,161 50,345 1.03 0.86 1 1 88.8 - 45,929 △ 2 15,115 △ 9,700 32.9% 170,934 103.6 16.8 24.1 1,650 7,277 6,301 21,627 12.7% 290 280 48.13 43,416 0.95 51,781 6,900 299,386 130,912 0.72 0.77 3 11 82.8 126.3 199,046 △ 28,112 59,288 △ 37,661 29.8% 93,779 100.0 8.9 - 938 3,661 - 15,587 16.6% 224 210 42.47 25,962 0.84 44,926 6,740 380,391 125,903 1.26 0.98 1 3 30.0 55.8 89,558 ▲ 4,221 30,861 △ 15,274 34.5% 379,185 69.5 45.8 46.9 5,455 7,749 7,744 51,631 13.6% 624 500 54.01 108,901 1.11 161,257 5,450 1,071,628 430,896 1.07 0.95 4 17 208.3 451.0 374,544 ▲ 4,641 103,727 △ 52,096 27.7% 200,173 114.1 30.1 28.0 1,755 5,723 6,285 33,519 16.7% 458 280 56.29 63,765 1.00 98,699 3,970 873,059 263,471 1.24 0.98 6 18 142.2 207.0 169,685 ▲ 30,488 50,304 △ 16,785 29.6% 217,369 93.8 28.4 31.0 2,317 6,456 6,304 22,674 10.4% 310 250 53.20 76,297 1.36 142,480 2,840 529,814 292,383 1.26 1.17 1 2 137.5 386.3 222,273 △ 4,904 57,874 △ 35,200 26.0% 国勢調査 国勢調 国勢調 都市計画年報 国勢調査 国勢調査 都市計画年俸 国勢調査 国勢調 地域介 護力 データ ブック 国勢調査 生産農業所得統計 工業統計 商業統計 商業統 計表、 国勢調 査 国勢調 査 データ出典 注:「在宅介護力指数」とは、ホームヘルプサービス、デイサービス、ショートステイについて、市区町村ごとに65歳以上高齢者100人当たりの年間利用日数を偏差値化した指数 注:「小売吸引力」=当該市町の人口1人当たり小売販売額/全国の人口1人当たり小売販売額 埼玉 県 千葉 県 神奈 川県 市町村別決算状況 調 国立社会保障人口問題研究所 「日本の市町村別将来推計人口」 -春日部市 熊谷市 介護老 人福祉 施設定 員数 介護老 人保健 施設定 員数 介護サービス施 設・事業所調査 財政 人口密度 市街化 区域 (人/k㎡) 常住 人口 総面積 (k㎡) DID (k㎡) 市街化 区域 (k㎡) 面積 高齢化関連 高齢者数 高齢化 率 在宅 介護力 指数 総面積 (人/k㎡) DID (人/k㎡) 昼夜間 人口比 小売 吸引力 歳入額 (百万円) 財政力 指数 拠点性 人口 産業 従業者数 農業 産出額 (百万円) 製造品 出荷額等 (百万円) 小売業 販売額 (百万円) 交通 地価 将来推計人口 年次 対 2000年 対 2000年 高齢者数 鉄道 路線 駅数 厚木市 小田原市 鳩ヶ谷市 狭山市 柏市 佐倉市 茂原市 藤沢市 高齢化 率 住宅地 平均 (千円 /㎡) 商業地 平均 (千円 /㎡) 都道府県地価 調査

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(1)人口、面積及び世帯数 ①埼玉県 鳩ヶ谷市 埼玉県南東部、都心20km 圏に位置し、東京都足立区に隣接しながら、周囲の大半を 川口市に囲まれている。鉄道空白地帯であったが、2001 年に埼玉高速鉄道(SR)が開 通。2005 年度に南鳩ヶ谷駅西口駅前通り線整備事業がスタートする等、埼玉高速鉄道線 (SR)周辺の街路整備事業により、家屋移転と道路・排水施設等の整備を推進している。 面積は6.2k ㎡で、人口は約 5.8 万人、一般世帯数は 2.3 万世帯である(2005 年)。1990 ∼2000 年にかけて人口は減少したものの、直近の 5 年間では増加に転じている。一般 世帯数についても直近の5 年間で大幅に増加している。東京都心に近いことから、市全 域がDID 地区となっている。DID 人口密度は人口の減少に伴い低下傾向にある。 8,982 7,974 7,437 42,352 41,542 38,345 4,775 331 6,184 64 8,586 150 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 1990 1995 2000 2005 0-14歳人口 15-64歳人口 65歳以上人口 不詳 56,440 55,764 54,518 58,350 19,391 19,807 22,613 18,460 100.0% 100.0% 100.0% 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 1990 1995 2000 2005 70% 80% 90% 100% 110% 120% 一般世帯数 DID地区一般世帯割合 (世帯) 622 622 622 90.7 87.6 89.7 0 200 400 600 800 1,000 1990 1995 2000 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0 DID地区面積 DID地区人口密度 (ha) (人/ha) 注 :2005 年値は全て速報値であることに留意 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 ②埼玉県 春日部市 埼玉県東部、都心から35km 圏に位置しており、古くから水陸両面において交通の拠 点を有する地域であった。その後、鉄道、道路整備が進み現在では、東西方向に東武野 田線と国道 16 号が横断し、南北方向には東武伊勢崎線(東京メトロ日比谷線、半蔵門 線、東急田園都市線乗り入れ)と、国道4 号及び同 4 号バイパスが縦断し、首都圏にお ける交通の要衝となっている。 面積は66.0k ㎡で、人口は約 23.8 万人、一般世帯数は 8.8 万世帯である(2005 年)。 DID 地区面積は 1990 年から 1995 年にかけて約 50ha 増加したが、その後、増加の度合 いは鈍化し、2000 年時点では市域に占める DID 地区の割合は約 36%となっている。 44,487 38,420 34,891 165,751 179,519 178,335 15,552 659 20,263 396 27,651 47 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 1990 1995 2000 2005 0-14歳人口 15-64歳人口 65歳以上人口 不詳 226,449 238,598 240,924 238,499 83,008 77,085 87,554 68,632 91.1% 91.0% 90.0% 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 1990 1995 2000 2005 75% 80% 85% 90% 95% 100% 一般世帯数 DID地区一般世帯割合 (世帯) 2,340 2,390 2,393 84.9 89.3 88.9 1,900 2,000 2,100 2,200 2,300 2,400 2,500 1990 1995 2000 70.0 75.0 80.0 85.0 90.0 95.0 100.0 DID地区面積 DID地区人口密度 (ha) (人/ha) 注 :2005 年値は全て速報値であることに留意 図表 人口の推移 図表 一般世帯数の推移 図表 DID 面積及び密度の推移 図表 人口の推移 図表 一般世帯数の推移 図表 DID 面積及び密度の推移

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③埼玉県 狭山市 埼玉県西部、都心から 35km 圏に位置している。1960 年代以降、大規模工業団地が 造成され、自動車等の製造業の集積が進んだ。現在、製造品出荷額は県下1 位で、全国 有数の工業都市となっている。民間や都市再生機構の団地・宅地開発により、首都近郊 ベッドタウン都市としての性格も有する。まちづくりでは、狭山市駅周辺に都市機能の 集積を図りつつ、市街地周辺に新たな住宅地や工業・流通拠点づくりを進めている。 面積は49.0k ㎡で、人口は約 15.8 万人、一般世帯数は 5.9 万世帯である(2005 年)。 1995 年以降、総人口が減少に転じている。DID 地区面積は、1995 年から 2000 年にか けて若干であるが減少しており、DID 人口密度も 1990 年から 1995 年にかけて大幅に 低下、その後も低下傾向にある。 30,619 25,663 22,422 114,765 120,580 118,430 11,339 586 15,118879 20,202 406 0 50,000 100,000 150,000 200,000 1990 1995 2000 2005 0-14歳人口 15-64歳人口 65歳以上人口 不詳 157,309 162,240 161,460 158,096 49,660 53,624 56,925 59,198 85.8% 87.6% 87.6% 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 1990 1995 2000 2005 65% 70% 75% 80% 85% 90% 95% 100% 一般世帯数 DID地区一般世帯割合 (世帯) 2,030 2,210 2,200 64.9 62.7 62.8 1,900 2,000 2,100 2,200 2,300 2,400 1990 1995 2000 60.0 62.0 64.0 66.0 68.0 70.0 DID地区面積 DID地区人口密度 (ha) (人/ha) 注 :2005 年値は全て速報値であることに留意 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 ④埼玉県 熊谷市 埼玉県北部、都心から70km 圏に位置し、古くは中山道の宿場町として発展してきた。 人口規模は同県北部では最大で、県北部の産業・業務都市として位置づけられる。宿場 町であったことから、交通の要衝でもあり、JR 高崎線、上越・北陸(長野)新幹線等 の幹線鉄道に加え、国道 17 号、同バイパス等の主要幹線道路も通っており、東京都心 まで一時間以内のアクセスが可能となっている。 面積は137.0k ㎡で、人口は約 19.1 万人、一般世帯数は 6.8 万世帯である(2005 年)。 DID 地区面積が年々増加する一方で(2000 年時点では市域の約 15%)、DID 人口密度 は低下しており、人口集中地区の範囲が低密度で拡大してきたことが分かる。 35,542 32,314 28,970 131,920 135,565 134,049 20,191 315 24,610 34 29,324 184 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 1990 1995 2000 2005 187,968 192,523 192,527 191,109 56,796 62,014 65,509 68,298 56.8% 59.0% 58.9% 45,000 50,000 55,000 60,000 65,000 70,000 56% 58% 60% 62% 64% 66% 一般世帯数 DID地区一般世帯割合 (世帯) 1,840 1,960 1,989 53.1 52.7 53.1 1,700 1,800 1,900 2,000 2,100 52.0 52.5 53.0 53.5 54.0 DID地区面積 DID地区人口密度 (ha) (人/ha) 図表 人口の推移 図表 一般世帯数の推移 図表 DID 面積及び密度の推移 図表 人口の推移 図表 一般世帯数の推移 図表 DID 面積及び密度の推移

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⑤千葉県 柏市 千葉県北西部、都心から30km 圏に位置し、JR 常磐線、東武野田線、国道 6 号線と 16 号線が交差する交通の要衝である。柏駅は県内最多の乗降客数を有し、駅前は広域商 業核として百貨店をはじめとする商業やアミューズメント機能が集積している。2005 年つくばエクスプレス(TX)の開業に伴い、2 つの新駅が開設された。柏の葉キャンパ ス駅周辺には、東京大学や千葉大学の研究所などが立地している。 面積は114.9k ㎡で、人口は約 38.1 万人、一般世帯数は 14.4 万世帯である(2005 年)。 1990 年以降、DID 地区面積、DID 人口密度ともに増加しており、DID 地区が拡大する のと並行して、同地区の密度が高まってきたことが分かる。 67,154 57,572 52,815 255,145 271,689 274,812 24,559 144 33,452 167 46,101 50 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 1990 1995 2000 2005 0-14歳人口 15-64歳人口 65歳以上人口 不詳 347,002 362,880 373,778 381,016 124,085 135,380 143,756 111,657 88.2% 89.8% 86.7% 50,000 70,000 90,000 110,000 130,000 150,000 1990 1995 2000 2005 75% 80% 85% 90% 95% 100% 一般世帯数 DID地区一般世帯割合 (世帯) 3,590 3,730 3,814 81.6 86.2 83.9 2,000 2,400 2,800 3,200 3,600 4,000 1990 1995 2000 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0 DID地区面積 DID地区人口密度 (ha) (人/ha) 注 :2005 年値は全て速報値であることに留意 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 ⑥千葉県 佐倉市 千葉県中央、都心から40km 圏に位置し、印旛沼等の自然が残る。江戸時代には佐倉 藩の城下町として栄えた。市内には佐倉城址や武家屋敷などの史跡が点在し、歴史ある 街並みが残っている。田園地帯、歴史と伝統を持つ地区、ユーカリが丘の高層ビル、新 興住宅地区等それぞれの地区が特徴を持って発展してきた。将来の都市像として、歴史、 自然、文化のまちづくりが掲げられている。 面積は103.6k ㎡で、人口は約 17.1 万人、一般世帯数は 6.1 万世帯である(2005 年)。 1990 年以降の 15 年間で人口は約 18%、一般世帯数は約 41%増加した。DID 地区面積 は年々増加し、2000 年時点では市域の約 16%を占める。人口の増加にあわせて、DID 人口密度も上昇し、1990 年以降の 10 年間で約 13%上昇している。 28,649 26,786 24,445 103,389 119,288 124,715 12,439 16,437 21,627 211 113 147 0 50,000 100,000 150,000 200,000 1990 1995 2000 2005 0-14歳人口 15-64歳人口 65歳以上人口 不詳 144,688 162,624 170,934 171,231 43,598 52,164 57,681 61,352 72.5% 74.5% 67.1% 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 1990 1995 2000 2005 50% 55% 60% 65% 70% 75% 80% 85% 一般世帯数 DID地区一般世帯割合 (世帯) 1,440 1,600 1,683 64.6 72.8 70.5 0 400 800 1,200 1,600 2,000 1990 1995 2000 60.0 64.0 68.0 72.0 76.0 80.0 DID地区面積 DID地区人口密度 (ha) (人/ha) 注 :2005 年値は全て速報値であることに留意 図表 人口の推移 図表 一般世帯数の推移 図表 DID 面積及び密度の推移 図表 人口の推移 図表 一般世帯数の推移 図表 DID 面積及び密度の推移

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⑦千葉県 茂原市 千葉県のほぼ中央、都心から60km 圏に位置する。中心部は商店街や住宅地を形成し ている一方で、外縁部では肥沃な農地を擁する。茂原駅前通り地区の土地区画整理事 業・街路事業など、中心市街地活性化事業を推進している。圏央道や、長生グリーンラ イン、茂原白子バイパス等の交通ネットワークの整備も推進されている。 面積は100.0k ㎡で、人口は約 9.3 万人、一般世帯数は 3.4 万世帯である(2005 年)。 人口は1990 年以降の 10 年間で約 10%増加し、直近の 5 年では横這いとなっている。 市域に占めるDID 地区面積の割合は 9%程度(2000 年)と低いが、その範囲は直近の 10 年間で 20%以上増加した。一方で、DID 人口密度は低下傾向にある。 15,639 15,345 14,065 57,932 63,775 64,114 9,788 12,532 15,587 78 12 13 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 1990 1995 2000 2005 0-14歳人口 15-64歳人口 65歳以上人口 不詳 83,437 91,664 93,779 93,262 25,564 29,800 31,912 33,723 40.5% 40.7% 38.4% 0 10,000 20,000 30,000 40,000 1990 1995 2000 2005 0% 20% 40% 60% 80% 一般世帯数 DID地区一般世帯割合 (世帯) 730 850 894 41.1 36.6 39.2 0 200 400 600 800 1,000 1990 1995 2000 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 DID地区面積 DID地区人口密度 (ha) (人/ha) 注 :2005 年値は全て速報値であることに留意 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 ⑧神奈川県 藤沢市 相模湾岸の中央、都心から50km 圏に位置する。首都圏近郊の好環境の住宅地、江の 島・湘南海岸といった観光地、慶応大学SFC(湘南藤沢キャンパス)等大学が立地する 文教都市、市民の文化活動が活発な文化都市等、多様な機能をもつ湘南の中核都市であ る。JR 東海道線、小田急線、江ノ島電鉄が乗り入れる藤沢駅前には、百貨店等の商業 機能が集積している。 面積は69.5k ㎡で、人口は約 39.6 万人、一般世帯数は 16.1 万世帯である(2005 年)。 1990 年以降の 15 年間で、人口は約 13%、一般世帯数は約 30%増加した。1990 年以降、 DID 地区面積はほぼ横這いで推移し(2000 年時点で市域の約 66%)、DID 人口密度は 若干上昇していることから、主に既存市街地において人口が増加したものと考えられる。 61,660 55,635 53,905 256,131 271,962 273,583 31,711 828 40,653 401 51,631 66 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 1990 1995 2000 2005 350,330 368,651 379,185 395,997 123,537 137,581 148,322 160,995 93.3% 94.2% 94.6% 50,000 100,000 150,000 200,000 25% 50% 75% 100% 一般世帯数 DID地区一般世帯割合 (世帯) 4,540 4,550 4,575 70.9 77.5 75.3 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 DID地区面積 DID地区人口密度 (ha) (人/ha) 図表 人口の推移 図表 一般世帯数の推移 図表 DID 面積及び密度の推移 図表 人口の推移 図表 一般世帯数の推移 図表 DID 面積及び密度の推移

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⑨神奈川県 厚木市 神奈川県中央部、都心から50km 圏に位置し、東及び北部に相模川とその支流、西部 には丹沢山系が連なっている。江戸期より交通の要衝として発展し、2002 年度より特例 市となった。交通の要衝として首都圏への有利な位置から、研究開発や流通・サービス 業が集積し、首都圏の業務核都市に位置づけられる。 面積は93.8k ㎡で、人口は約 22.2 万人、一般世帯数は 9.0 万世帯である(2005 年)。 1990 年以降の 15 年間で、人口は約 13%、一般世帯数は約 31%増加した。DID 地区面 積は1990 年以降の 10 年間で約 17%増加し、2000 年には市域の 30%を占める。同期 間において DID 人口密度は横這いとなっていることから、DID 地区が均質に範囲を拡 大してきたことが分かる。 37,973 33,743 32,030 145,430 157,581 162,648 13,210 17,254 22,674 670 49 17 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 1990 1995 2000 2005 0-14歳人口 15-64歳人口 65歳以上人口 不詳 197,283 208,627 217,369 222,349 68,533 76,135 83,363 89,534 81.2% 86.0% 87.7% 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 1990 1995 2000 2005 50% 60% 70% 80% 90% 100% 一般世帯数 DID地区一般世帯割合 (世帯) 2,420 2,720 2,843 63.0 63.2 64.6 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 1990 1995 2000 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 DID地区面積 DID地区人口密度 (ha) (人/ha) 注 :2005 年値は全て速報値であることに留意 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 ⑩神奈川県 小田原市 神奈川県西部、都心75km 圏に位置する。小田原駅及び鴨宮駅周辺に商業が集積して いる。丘陵部に森林・果樹園、平野部には田園と工業・住宅地、南に相模湾が広がる。 交流機能の拡充と、自立性の高い中核都市を目指し、小田原駅周辺、小田原城跡、広域 幹線道路等の整備を推進している。またハイテク企業の集積めざす「西湘テクノパーク」 も分譲中となっている。 面積は114.1k ㎡で、人口は約 19.9 万人、一般世帯数は 7.4 万世帯である(2005 年)。 人口は1990∼1995 年にかけて微増、1995∼2000 年にかけては横這い、2000∼2005 年 にかけて微減となっている。DID 地区面積は 1990 年から 1995 年にかけて微増、1995 年から2000 年にかけて横這いで、2000 年時点で市域の約 26%を占めている。 34,031 31,013 28,972 136,927 140,854 137,595 22,459 27,434 802 33,519 87 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 1990 1995 2000 2005 0-14歳人口 15-64歳人口 65歳以上人口 不詳 193,417 200,103 200,173 198,722 61,277 67,375 71,379 74,218 84.5% 87.7% 87.8% 0 20,000 40,000 60,000 80,000 1990 1995 2000 2005 60% 70% 80% 90% 100% 一般世帯数 DID地区一般世帯割合 (世帯) 2,870 3,000 3,007 55.3 57.2 57.2 0 1,000 2,000 3,000 4,000 1990 1995 2000 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 DID地区面積 DID地区人口密度 (ha) (人/ha) 注 :2005 年値は全て速報値であることに留意 図表 人口の推移 図表 一般世帯数の推移 図表 DID 面積及び密度の推移 図表 人口の推移 図表 一般世帯数の推移 図表 DID 面積及び密度の推移

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(2)就業者、出荷額等からみた産業構造 ①埼玉県 鳩ヶ谷市 産業分類別従業者数の特化係数(鳩ヶ谷市産業別従業者シェア/埼玉県産業別従業者 シェア)から、二次産業の従業者比率が埼玉県の平均より高いことが分かる。 全産業の就従比21.0 以下、特に三次産業の就従比が低い。近接する東京都等への通 勤者が多いためと考えられる。一人当たり農業生産額、同製造品出荷額、同小売業販売 額は、埼玉県の水準を下回っている。 142 9,810 6,971 0.26 0.92 1.24 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 一次産業 二次産業 三次産業 0.00 0.25 0.50 0.75 1.00 1.25 1.50 従業者数(左軸) 従業者特化係数(右軸) (人) 0.83 0.66 0.67 0.68 0.55 0.55 0.56 0.61 0.60 0.60 0.86 0.89 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 1.00 1990 1995 2000 全産業 一次産業 二次産業 三次産業 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 0.4 0.2 0.2 4.3 3.7 3.0 2.9 0.4 0.07 0.07 0.10 0.10 0 1 2 3 4 5 1990 1995 2000 2003 0.00 0.05 0.10 0.15 0.20 0.25 鳩ヶ谷市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 217.7 255.7 135.1 211.3 187.9 115.1 228.0 268.9 0.61 0.64 1.12 0.81 0 50 100 150 200 250 300 1990 1995 2000 2003 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 鳩ヶ谷市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 75.6 81.7 74.1 58.9 97.8 94.1 92.7 88.4 0.77 0.87 0.80 0.67 0 30 60 90 120 1991 1994 1999 2002 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 鳩ヶ谷市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 注 :格差係数=鳩ヶ谷市一人当たり生産額/埼玉県一人当たり生産額 資料:農林水産省「生産農業所得統計」、経済産業省「工業統計」及び「商業統計」より作成 図表 産業別就業者数の推移 図表 産業別就従比の推移 図表 一人当たり農業生産額の推移 図表 一人当たり製造品出荷額の推移 図表 一人当たり小売業販売額の推移

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②埼玉県 春日部市 産業分類別従業者数の特化係数(春日部市産業別従業者シェア/埼玉県産業別従業者 シェア)から、三次産業の従業者比率が埼玉県の平均より高いことが分かる。一次産業 を除く産業の就従比は0.5∼0.6 程度で推移している。公共交通による東京都心へのアク セスが良好で、都心部への通勤者が多い。 一人当たり農業生産額、同製造品出荷額は埼玉県の水準を下回っている。一人当たり 小売販売額は、1990 年初期には埼玉県の水準を上回っていたが、その格差は年々縮小傾 向にあり、2002 年には埼玉県の水準を下回っている。 1,865 50,888 18,670 1.12 0.81 0.78 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 一次産業 二次産業 三次産業 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 従業者数(左軸) 従業者特化係数(右軸) (人) 0.59 0.59 0.60 0.98 0.54 0.53 0.59 0.59 0.62 0.99 0.98 0.56 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 1.00 1.10 1.20 1990 1995 2000 全産業 一次産業 二次産業 三次産業 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 2.5 1.7 1.7 4.3 3.7 3.0 2.9 2.2 0.59 0.58 0.59 0.59 0 1 2 3 4 5 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 春日部市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 112.0 92.3 85.4 228.0 211.3 187.9 62.1 268.9 0.33 0.42 0.40 0.40 0 50 100 150 200 250 300 1990 1995 2000 2003 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 春日部市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 110.8 101.4 97.1 82.0 97.8 94.1 92.7 88.4 1.13 1.08 1.05 0.93 0 30 60 90 120 150 1991 1994 1999 2002 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 春日部市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 注 :格差係数=春日部市一人当たり生産額/埼玉県一人当たり生産額 資料:農林水産省「生産農業所得統計」、経済産業省「工業統計」及び「商業統計」より作成 図表 産業別就業者数の推移 図表 産業別就従比の推移 図表 一人当たり農業生産額の推移 図表 一人当たり製造品出荷額の推移 図表 一人当たり小売業販売額の推移

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③埼玉県 狭山市 産業分類別従業者数の特化係数(狭山市産業別従業者シェア/埼玉県産業別従業者シ ェア)から、二次産業の従業者比率が埼玉県の平均より高いことが分かる。二次産業の み就従比が1.0 を上回っており、狭山市が製造業において高い拠点性を有していること が読み取れる。 一人当たり農業生産額、同小売業販売額は埼玉県の水準を下回っている一方で、一人 当たり製造品出荷額は、埼玉県の水準を上回っており、直近においてその格差は拡大傾 向にある。 1,584 39,434 27,318 0.73 0.92 1.20 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 一次産業 二次産業 三次産業 0.00 0.25 0.50 0.75 1.00 1.25 1.50 従業者数(左軸) 従業者特化係数(右軸) (人) 0.84 0.81 0.84 0.99 1.06 1.01 1.07 0.70 0.69 0.73 0.98 0.98 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 1.00 1.10 1.20 1990 1995 2000 全産業 一次産業 二次産業 三次産業 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 3.3 2.2 2.1 4.3 3.7 3.0 2.9 2.4 0.73 0.74 0.64 0.78 0 1 2 3 4 5 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 狭山市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 862.5 660.8 775.7 228.0 211.3 187.9 798.1 268.9 4.25 3.21 2.90 3.67 0 200 400 600 800 1,000 1990 1995 2000 2003 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 狭山市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 100.8 78.2 86.3 81.6 97.8 94.1 92.7 88.4 1.03 0.83 0.93 0.92 0 20 40 60 80 100 120 0.00 0.25 0.50 0.75 1.00 1.25 1.50 狭山市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 図表 産業別就業者数の推移 図表 産業別就従比の推移 図表 一人当たり農業生産額の推移 図表 一人当たり製造品出荷額の推移 図表 一人当たり小売業販売額の推移

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④埼玉県 熊谷市 産業分類別従業者数の特化係数(熊谷市産業別従業者シェア/埼玉県産業別従業者シ ェア)から、一次及び二次産業の従業者比率が埼玉県の平均より高いことが分かる。 全産業の就従比は 1.0 以下、特に二次産業の就従比が低い。三次産業の就従比は 1.0 以上であり、県北部の業務核としての位置付けが高い。 一人当たり農業生産額、同製造品出荷額、同小売業販売額は、全て埼玉県の水準を上 回っているが、直近においてはいずれも減少傾向であり、特に一人当たり製造品出荷額 の減少が目立ち、県平均との格差は縮小傾向にある。 4,561 61,371 28,520 1.52 1.03 0.91 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 一次産業 二次産業 三次産業 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80 従業者数(左軸) 従業者特化係数(右軸) (人) 0.98 0.97 0.98 0.99 0.93 0.91 0.94 1.01 1.00 1.00 1.00 1.00 0.80 0.85 0.90 0.95 1.00 1.05 1990 1995 2000 全産業 一次産業 二次産業 三次産業 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 9.0 6.1 6.0 4.3 3.7 3.0 2.9 8.2 2.22 2.08 2.08 2.12 0 2 4 6 8 10 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 熊谷市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 382.7 381.1 408.6 228.0 211.3 187.9 334.3 268.9 1.78 1.42 1.67 1.93 0 100 200 300 400 500 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 熊谷市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 128.1 125.5 127.7 116.1 97.8 94.1 92.7 88.4 1.31 1.33 1.38 1.31 0 30 60 90 120 150 1991 1994 1999 2002 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 熊谷市(左軸) 埼玉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 注 :格差係数=熊谷市一人当たり生産額/埼玉県一人当たり生産額 資料:農林水産省「生産農業所得統計」、経済産業省「工業統計」及び「商業統計」より作成 図表 産業別就業者数の推移 図表 産業別就従比の推移 図表 一人当たり農業生産額の推移 図表 一人当たり製造品出荷額の推移 図表 一人当たり小売業販売額の推移

(22)

⑤千葉県 柏市 産業分類別従業者数の特化係数(柏市産業別従業者シェア/千葉県産業別従業者シェ ア)から、三次産業の従業者比率が千葉県の平均より高いことが分かる。一次産業を除 き、就従比は1.0 以下となっており、市内就業者が市外へ通勤している状況が読み取れ る。 一人当たり農業生産額、同製造品出荷額は、いずれも千葉県の水準を下回っている。 一人当たり小売業販売額は千葉県の水準を上回っており、その格差も拡大傾向にある。 3,264 99,826 34,149 1.05 0.46 0.97 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 一次産業 二次産業 三次産業 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 従業者数(左軸) 従業者特化係数(右軸) (人) 0.71 0.72 1.01 0.69 0.71 0.74 0.76 1.00 1.01 0.73 0.77 0.73 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 1.00 1.10 1.20 1990 1995 2000 全産業 一次産業 二次産業 三次産業 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 3.8 3.1 3.3 8.7 8.4 7.5 7.2 3.4 0.45 0.42 0.41 0.43 0 2 4 6 8 10 1990 1995 2000 2003 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 柏市(左軸) 千葉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 158.7 119.6 116.3 201.2 194.4 182.1 105.5 220.7 0.58 0.72 0.59 0.60 0 50 100 150 200 250 1990 1995 2000 2003 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 柏市(左軸) 千葉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 119.9 119.9 121.7 124.6 104.7 104.1 99.7 95.6 1.14 1.15 1.22 1.30 0 30 60 90 120 150 1991 1994 1999 2002 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 柏市(左軸) 千葉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 図表 産業別就業者数の推移 図表 産業別就従比の推移 図表 一人当たり農業生産額の推移 図表 一人当たり製造品出荷額の推移 図表 一人当たり小売業販売額の推移

(23)

⑥千葉県 佐倉市 産業分類別従業者数の特化係数(佐倉市産業別従業者シェア/千葉県産業別従業者シ ェア)から、二次産業の従業者比率が千葉県の平均より高いことが分かる。一次産業以 外では就従比が1.0 以下となっており、市内就業者が市外へ通勤している状況が分かる。 一人当たり農業生産額、同小売業販売額は、千葉県の水準を下回っている。一人当た り製造品出荷額は、1995 年まで千葉県の水準を大きく上回っていたが、これ以降減少し 直近では下回っている。 1,909 33,577 15,070 0.72 0.95 1.17 0 10,000 20,000 30,000 40,000 一次産業 二次産業 三次産業 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 従業者数(左軸) 従業者特化係数(右軸) (人) 1.00 0.75 0.76 0.78 0.53 0.54 0.55 0.62 0.62 0.62 1.00 1.00 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1990 1995 2000 全産業 一次産業 二次産業 三次産業 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 5.2 3.6 3.9 8.7 8.4 7.5 7.2 4.0 0.55 0.48 0.48 0.60 0 2 4 6 8 10 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 佐倉市(左軸) 千葉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 266.7 283.7 200.3 201.2 194.4 182.1 171.0 220.7 0.94 1.21 1.41 1.03 0 50 100 150 200 250 300 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 佐倉市(左軸) 千葉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 82.7 88.6 83.2 75.0 104.7 104.1 99.7 95.6 0.79 0.85 0.84 0.78 0 20 40 60 80 100 120 1991 1994 1999 2002 0.00 0.25 0.50 0.75 1.00 1.25 1.50 佐倉市(左軸) 千葉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 注 :格差係数=佐倉市一人当たり生産額/千葉県一人当たり生産額 資料:農林水産省「生産農業所得統計」、経済産業省「工業統計」及び「商業統計」より作成 図表 産業別就業者数の推移 図表 産業別就従比の推移 図表 一人当たり農業生産額の推移 図表 一人当たり製造品出荷額の推移 図表 一人当たり小売業販売額の推移

(24)

⑦千葉県 茂原市 産業分類別従業者数の特化係数(茂原市産業別従業者シェア/千葉県産業別従業者シ ェア)から、二次産業の従業者比率が千葉県の平均より高いことが分かる。1990 年以降、 全ての産業で就従比が低下し、1990 年に 1.0 を上回っていた全産業の就従比が 1995 年 に1.0 を下回っている。二次産業のみ一貫して 1.0 を上回っている。 一人当たり農業生産額は千葉県の水準を下回っているが、同製造品出荷額、同小売業 販売額は、千葉県の水準を上回っており、特に一人当たり製造品出荷額は千葉県の水準 と格差が拡大している。 1,948 26,050 16,710 0.85 0.85 1.49 0 10,000 20,000 30,000 40,000 一次産業 二次産業 三次産業 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 従業者数(左軸) 従業者特化係数(右軸) (人) 1.02 0.98 0.97 0.95 1.12 1.09 1.06 0.95 0.91 0.98 0.99 0.92 0.80 0.90 1.00 1.10 1.20 1990 1995 2000 全産業 一次産業 二次産業 三次産業 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 9.3 6.8 7.1 8.7 8.4 7.5 7.2 8.0 0.98 0.90 0.96 1.07 0 2 4 6 8 10 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 茂原市(左軸) 千葉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 347.1 368.0 362.3 201.2 194.4 182.1 400.2 220.7 2.20 1.57 1.83 1.86 0 100 200 300 400 500 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 茂原市(左軸) 千葉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 142.6 145.7 151.8 99.7 95.6 132.4 104.7 104.1 1.39 1.52 1.40 1.36 0 50 100 150 200 1991 1994 1999 2002 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 茂原市(左軸) 千葉県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 図表 産業別就業者数の推移 図表 産業別就従比の推移 図表 一人当たり農業生産額の推移 図表 一人当たり製造品出荷額の推移 図表 一人当たり小売業販売額の推移

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⑧神奈川県 藤沢市 産業分類別従業者数をみると、三次産業において従業者数が 10 万人を超える規模と なっている。一次及び二次産業において特化係数(藤沢市産業別従業者シェア/神奈川 県産業別従業者シェア)が1.0 を上回っていることから、神奈川県の平均よりは同産業 の従業者比率が高い。また、一次産業を除いて就従比は1.0 を下回っており、就業者が 市外へ通勤している状況が分かる。一人当たり農業生産額、同製造品出荷額、同小売業 販売額は、全て神奈川県の水準を上回っている。神奈川県との格差は、農業生産額及び 小売業販売額で横這い、製造品出荷額で縮小傾向にある。 2,563 100,674 53,910 1.27 0.92 1.15 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 一次産業 二次産業 三次産業 0.00 0.25 0.50 0.75 1.00 1.25 1.50 従業者数(左軸) 従業者特化係数(右軸) (人) 0.89 0.86 0.87 1.04 0.99 0.81 0.82 1.01 1.01 1.00 0.98 0.79 0.60 0.70 0.80 0.90 1.00 1.10 1.20 1990 1995 2000 全産業 一次産業 二次産業 三次産業 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 2.2 1.5 1.4 1.1 1.0 0.9 1.7 1.4 1.61 1.51 1.56 1.55 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 藤沢市(左軸) 神奈川県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 656.9 569.3 426.9 294.4 257.5 277.6 219.4 353.4 1.27 1.66 1.93 1.86 0 100 200 300 400 500 600 700 800 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 藤沢市(左軸) 神奈川県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 131.5 126.7 122.0 106.7 99.8 112.8 109.6 106.9 1.13 1.14 1.18 1.20 0 40 80 120 160 1991 1994 1999 2002 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 藤沢市(左軸) 神奈川県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 注 :格差係数=藤沢市一人当たり生産額/千葉県一人当たり生産額 資料:農林水産省「生産農業所得統計」、経済産業省「工業統計」及び「商業統計」より作成 図表 産業別就業者数の推移 図表 産業別就従比の推移 図表 一人当たり農業生産額の推移 図表 一人当たり製造品出荷額の推移 図表 一人当たり小売業販売額の推移

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⑨神奈川県 厚木市 産業分類別従業者数の特化係数(厚木市産業別従業者シェア/神奈川県産業別従業者 シェア)から、厚木市の従業構造に大きな偏りがないことが分かる。全産業、二次及び 三次産業の就従比が1.0 を大きく上回っている。厚木市は業務核都市として位置づけら れるだけではなく、製造業の面でも高い拠点性を有する。一人当たり農業生産額、同製 造品出荷額、同小売業販売額は、全て神奈川県の水準を上回っている。推移をみると、 一人当たり農業生産額及び同製品出荷額は減少傾向にある一方で、一人当たり小売業販 売額は横這いとなっており、県水準との格差も拡大傾向にある。 1,927 95,475 43,636 1.08 0.99 1.05 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 一次産業 二次産業 三次産業 0.00 0.25 0.50 0.75 1.00 1.25 1.50 従業者数(左軸) 従業者特化係数(右軸) (人) 1.28 1.02 1.35 1.30 1.31 1.33 1.01 1.02 1.28 1.35 1.28 1.32 0.90 1.00 1.10 1.20 1.30 1.40 1.50 1990 1995 2000 全産業 一次産業 二次産業 三次産業 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 2.2 1.5 1.3 1.4 1.1 1.0 0.9 1.6 1.52 1.52 1.48 1.57 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 厚木市(左軸) 神奈川県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 424.4 337.0 305.0 248.6 294.4 219.4 257.5 353.4 1.13 1.20 1.14 1.18 0 100 200 300 400 500 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 厚木市(左軸) 神奈川県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 138.7 136.5 142.6 106.7 99.8 137.3 109.6 106.9 1.38 1.34 1.28 1.27 0 50 100 150 200 1991 1994 1999 2002 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 厚木市(左軸) 神奈川県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 図表 産業別就業者数の推移 図表 産業別就従比の推移 図表 一人当たり農業生産額の推移 図表 一人当たり製造品出荷額の推移 図表 一人当たり小売業販売額の推移

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⑩神奈川県 小田原市 産業分類別従業者数の特化係数(小田原市産業別従業者シェア/神奈川県産業別従業 者シェア)から、一次産業の従業者比率が神奈川県の平均より高いことが分かる。一次 産業における一部の年次を除いて、就従比が1.0 を下回っている。市内就業者が市外へ 通勤している状況が分かる。 一人当たり農業生産額、同製造品出荷額、同小売業販売額は、全て神奈川県の水準を 上回っている。特に一人当たり農業生産額が県水準を大きく上回っている。 3,219 65,107 29,923 2.61 0.97 1.04 0 20,000 40,000 60,000 80,000 一次産業 二次産業 三次産業 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 従業者数(左軸) 従業者特化係数(右軸) (人) 0.99 0.96 0.95 0.99 0.97 0.96 1.01 1.00 1.00 0.97 0.97 0.98 0.90 0.95 1.00 1.05 1.10 1990 1995 2000 全産業 一次産業 二次産業 三次産業 資料:総務省「国勢調査報告」より作成 3.1 2.3 2.0 1.4 1.1 1.0 0.9 2.3 2.28 2.37 2.11 2.22 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 小田原市(左軸) 神奈川県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 564.8 441.2 438.8 440.3 219.4 257.5 294.4 353.4 2.01 1.60 1.50 1.70 0 100 200 300 400 500 600 700 1990 1995 2000 2003 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 小田原市(左軸) 神奈川県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 149.7 155.5 133.0 99.8 132.8 106.7 109.6 106.9 1.33 1.25 1.45 1.37 0 50 100 150 200 1991 1994 1999 2002 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 小田原市(左軸) 神奈川県(左軸) 格差係数(右軸) (万円) 注 :格差係数=小田原市一人当たり生産額/千葉県一人当たり生産額 資料:農林水産省「生産農業所得統計」、経済産業省「工業統計」及び「商業統計」より作成 図表 産業別就業者数の推移 図表 産業別就従比の推移 図表 一人当たり農業生産額の推移 図表 一人当たり製造品出荷額の推移 図表 一人当たり小売業販売額の推移

(28)

(3)主要な公共施設及び社会資本 各都市の公共施設及び社会資本整備の状況は以下のとおりである。 少子高齢社会において、施設の有効利用と用途の見直しの必要性が高まると考えられ る、小学校(市立)、病院(20 床以上)、市役所・出張所等の行政サービス施設の分布を 次項以降に示す。 これらの施設の分布図からは、病院が市の中心部に多く立地していること、小学校が 市域に偏りなく立地していること等が確認できる。 図表 各市の主要な公共施設及び社会資本 熊谷市 春日部市 狭山市 鳩ヶ谷市 柏市 佐倉市 茂原市 藤沢市 小田原市 厚木市 単位 市域面積 13703 6598 4904 622 11490 10359 10001 6951 11409 9383 ha 市街化区域面積 2451 2231 1483 620 5410 2409 1580 4686 2797 3123 ha 市街化区域面積比率 17.9% 33.8% 30.2% 99.7% 47.1% 23.3% 15.8% 67.4% 24.5% 33.3% 住居系用途面積 1540.4 1847 1097 518.6 4734 1989 1286 3640 1938 1966 ha 商業系用途面積 247.4 116.4 59.8 31.7 142 93 70 315 266 174 ha 工業系用途面積 668.4 268.1 326.8 69.7 534 327 224 731 593 983 ha 住居系用途面積比率 62.8% 82.8% 74.0% 83.6% 87.5% 82.6% 81.4% 77.7% 69.3% 63.0% 商業系用途面積比率 10.1% 5.2% 4.0% 5.1% 2.6% 3.9% 4.4% 6.7% 9.5% 5.6% 工業系用途面積比率 27.3% 12.0% 22.0% 11.2% 9.9% 13.6% 14.2% 15.6% 21.2% 31.5% 人口 192.5 240.9 161.5 54.5 373.8 170.9 93.8 379.2 200.2 217.4 千人 市街化区域人口 119.9 208.3 118.5 54.5 337.9 137.8 NA 359 176.6 194.3 千人 市街化区域人口比率 62.3% 86.5% 73.4% 100.0% 90.4% 80.6% NA 94.7% 88.2% 89.4% 【事業】 幹線街路 計画 86.4 67.57 59.79 17.99 148.39 80.66 47.49 147.95 68.57 120.66 km 対市街化区域面積比 3.53 3.03 4.03 2.90 2.74 3.35 3.01 3.16 2.45 3.86 km/km2 対市域面積比 0.63 1.02 1.22 2.89 1.29 0.78 0.47 2.13 0.60 1.29 km/km2 改良済み 47.26 35.97 35.7 13.33 48.87 45.36 18.51 98.38 37.61 68.83 km 概成 16.18 11.6 10.4 1.14 11.63 0 6.62 11.04 15.3 14.66 km 改良済・概成比率 73.4% 70.4% 77.1% 80.4% 40.8% 56.2% 52.9% 74.0% 77.2% 69.2% 区画整理 合計 846.9 613.1 6.2 359.6 1330.2 510.1 222.5 1649.5 224.9 660.9 ha 対市街化区域面積比 34.6% 27.5% 0.4% 58.0% 24.6% 21.2% 14.1% 35.2% 8.0% 21.2% 施工済み 658 571.7 6.2 278.9 760.4 405.7 147 1301.2 181.9 593.2 ha 施工済比率 77.7% 93.2% 100.0% 77.6% 57.2% 79.5% 66.1% 78.9% 80.9% 89.8% 下水道 計画 2459 2310 1692 604 5387 2754 1518 4604 2797 3124 ha 供用 1438 1929 1578 384 3904 2203 747 4123 2196 3041 ha 供用区域比率 58.5% 83.5% 93.3% 63.6% 72.5% 80.0% 49.2% 89.6% 78.5% 97.3% 【公共施設】 道路 実延長 1923 1035 817 127 1345 1135 787 1245 534 1127 km 改良済延長 840 583 322 99 912 621 579 770 342 724 km 改良率 43.7% 56.3% 39.4% 78.0% 67.8% 54.7% 73.6% 61.8% 64.0% 64.2% 舗装済延長 1386 842 500 125 1083 814 728 1086 490 971 km 舗装率 72.1% 81.4% 61.2% 98.4% 80.5% 71.7% 92.5% 87.2% 91.8% 86.2% 歩道延長 139 137 73 38 201 106 90 253 104 240 km 歩道率 7.2% 13.2% 8.9% 29.9% 14.9% 9.3% 11.4% 20.3% 19.5% 21.3% 下水 計画処理区域面積 5120 4598 1636 604 6155 2479 959 5154 4300 3279 ha 現在処理区域面積 1416 1855 1549 359 3792 2186 723 4386 2170 3211 ha 普及率 27.7% 40.4% 94.7% 59.5% 61.6% 88.2% 75.4% 85.1% 50.5% 97.9% 教育等 市立保育所数 12 10 9 4 23 8 10 16 9 6 箇所 同人口10万人当り 6.2 4.2 5.6 7.3 6.2 4.7 10.7 4.2 4.5 2.8 市立幼稚園数 2 0 8 0 1 3 4 0 6 0 箇所 同人口10万人当り 1.0 0.0 5.0 0.0 0.3 1.8 4.3 0.0 3.0 0.0 市立小学校数 28 24 17 6 41 23 14 37 25 23 校 同人口10万人当り 14.5 10.0 10.5 11.0 11.0 13.5 14.9 9.8 12.5 10.6 市立中学校数 16 13 10 3 20 11 7 19 12 13 校 同人口10万人当り 8.3 5.4 6.2 5.5 5.4 6.4 7.5 5.0 6.0 6.0 その他(市立) 児童館 8 2 4 1 2 5 5 4 0 9 箇所 同人口10万人当り 4.2 0.8 2.5 1.8 0.5 2.9 5.3 1.1 0.0 4.1 集会施設 138 158 84 60 195 22 122 - - - 箇所 同人口10万人当り 71.7 65.6 52.0 110.1 52.2 12.9 130.1 - - -公会堂・市民会館 3 1 2 2 2 1 2 3 1 1 箇所 同人口10万人当り 1.6 0.4 1.2 3.7 0.5 0.6 2.1 0.8 0.5 0.5 公民館 37 18 11 3 2 6 5 15 9 15 箇所 同人口10万人当り 19.2 7.5 6.8 5.5 0.5 3.5 5.3 4.0 4.5 6.9 図書館 2 2 2 1 15 4 1 4 2 1 箇所 同人口10万人当り 1.0 0.8 1.2 1.8 4.0 2.3 1.1 1.1 1.0 0.5 博物館 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 箇所 同人口10万人当り 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 1.1 0.3 0.5 0.5 体育館 5 3 4 1 2 2 2 2 1 3 箇所 同人口10万人当り 2.6 1.2 2.5 1.8 0.5 1.2 2.1 0.5 0.5 1.4 陸上競技場 2 1 0 0 1 1 0 0 1 1 箇所 同人口10万人当り 1.0 0.4 0.0 0.0 0.3 0.6 0.0 0.0 0.5 0.5 野球場 5 14 6 1 7 3 1 4 1 2 箇所 同人口10万人当り 2.6 5.8 3.7 1.8 1.9 1.8 1.1 1.1 0.5 0.9 プール 4 1 4 2 12 2 0 9 3 4 箇所 同人口10万人当り 2.1 0.4 2.5 3.7 3.2 1.2 0.0 2.4 1.5 1.8 病院 10 12 10 3 13 4 7 13 12 8 箇所 同人口10万人当り 5.2 5.0 6.2 5.5 3.5 2.3 7.5 3.4 6.0 3.7 注1:主に公共が維持・管理し、住民に対して最低限のサービスを提供するために必要な施設を抽出し

(29)

①公共施設 1)埼玉県 鳩ヶ谷市 市内には市立小学校が6 校、病院(病床数 20 床以上)が 3 施設立地している。施設 分布に大きな偏りはみられない。 市中央部に立地する病院は、市内で病床数が最も多い病院(はとがや病院)であり、 約200 床となっている。隣接する川口市(鳩ヶ谷市北側)には病床数 500 床の大規模病 院(川口市立医療センター)が立地している。 図表 鳩ヶ谷市の公共施設分布状況 ◆凡例◆ :公立小学校 :病院 :市役所関連施設 近隣センター・出張所等含む 許諾番号 Z06B-第2424号

(30)

2)埼玉県 春日部市 市内には市立小学校が24 校、病院(病床数 20 床以上)が 12 施設立地している。 病院は市の南側、特に市の中心部である東武東上線春日部駅の近くに集中している。 市内で最も大きい市立病院も春日部駅の近くに立地している。旧庄和町地区には大きな 病院は少なく、病院の立地に関して若干の偏りが確認される。 図表 春日部市の公共施設分布状況 ◆凡例◆ :公立小学校 :病院 :市役所関連施設 許諾番号 Z06B-第2424号

(31)

3)埼玉県 狭山市 市内には市立小学校が17 校、病院(病床数 20 床以上)が 10 施設立地している。 病院は市の中心部である西武新宿線狭山市駅の周辺を中心に入間川よりも東側に多 く立地しており、入間川を挟んだ、市の北西部には病院が少ない。 図表 狭山市の公共施設分布状況 ◆凡例◆ :公立小学校 :病院 :市役所関連施設 近隣センター・出張所等含む 許諾番号 Z06B-第2424号

(32)

4)埼玉県 熊谷市 市内には市立小学校が28 校、病院(病床数 20 床以上)が 10 施設立地している。 支所・出張所などの市役所関連施設が比較的均一に分布している一方で、病院の立地 には偏りがみられる。市の中心部である熊谷駅周辺に集中していることが分かる。この 他では国道 17 号バイパスの周辺にも立地が確認できる。旧妻沼町地区には一定以上の 規模を有する病院は存在せず、当該地区に居住する高齢者にとっては通院の際に長距離 の移動が必要となる。 図表 熊谷市の公共施設分布状況 ◆凡例◆ :公立小学校 :病院 :市役所関連施設 支所・出張所等含む

(33)

5)千葉県 柏市 市内には市立小学校が41 校、病院(病床数 20 床以上)が 13 施設立地している。 病院は柏駅の周辺に多く立地しているほか、県道沿いに複数の立地が確認できる。旧 沼南町地区には一定以上の規模を有する病院は存在しない。隣接する我孫子市との市境 には病床数200 床程度の病院が立地しているものの、当該地区の高齢者は通院時に長距 離の移動が必要となる。また、旧沼南町地区には市役所関連施設も少ない。 図表 柏市の公共施設分布状況 注 :「柏第三小学校 言語治療教室」は「柏第三小学校」としてカウントした。 ◆凡例◆ :公立小学校 :病院 :市役所関連施設 近隣センター・出張所等含む 許諾番号 Z06B-第2424号

(34)

6)千葉県 佐倉市 市内には市立小学校が23 校、病院(病床数 20 床以上)が 6 施設立地している。 東関東自動車道を挟んだ市の南側には、北側と比較し、相対的に住宅が少ないため、 小学校、病院、市役所関連施設が少なく、施設は市域の北側に多い。隣接する八千代市 には病床数が300 床以上の大規模病院が立地している。 図表 佐倉市の公共施設分布状況 ◆凡例◆ :公立小学校 :病院 :市役所関連施設 近隣センター・出張所等含む 許諾番号 Z06B-第2424号

(35)

7)千葉県 茂原市 市内には市立小学校が14 校、病院(病床数 20 床以上)が 7 施設立地している。 郊外部には一定以上の規模を有する病院はほとんど立地しておらず、大半の病院が市 の中心部(駅の周辺)に立地している。郊外部に立地する病院は幹線道路に近接する箇 所に立地している。 図表 茂原市の公共施設分布状況 ◆凡例◆ :公立小学校 :病院 :市役所関連施設 近隣センター・出張所等含む 許諾番号 Z06B-第2424号

(36)

8)神奈川県 藤沢市 市内には市立小学校が37 校、病院(病床数 20 床以上)が 13 施設立地している。 市立小学校及び市役所関連施設は市内に均一に分布している。病院の多くは、国道 1 号及び国道467 号線などの幹線道路の近くに立地しており、病床数が 500 床以上である 市立病院も国道1 号と国道 467 号の交点近くに立地している。 図表 藤沢市の公共施設分布状況 ◆凡例◆ :公立小学校 :病院 :市役所関連施設 近隣センター・出張所、公民館等含む

(37)

9)神奈川県 厚木市 市内には市立小学校が23 校、病院(病床数 20 床以上)が 8 施設立地している。 市の中心部から放射状に伸びる幹線道路沿いに住宅団地が多いため、小学校は幹線道 路に沿って分布している。病院は、市の中心部である本厚木駅周辺と、住宅が多い森の 里団地の周辺に集中している。市西部は山間地域であることから施設の立地はみられな い。 図表 厚木市の公共施設分布状況 ◆凡例◆ :公立小学校 :病院 :市役所関連施設 近隣センター・出張所等含む 森の里団地 許諾番号 Z06B-第2424号

(38)

10)神奈川県 小田原市 市内には市立小学校が25 校、病院(病床数 20 床以上)が 12 施設立地している。 市の東部及び西部は山間部であるため、各施設は市の中央部に集中している。特に病 院は市の中心部である小田原駅の周辺に集中している。病床数400 床以上の市立病院も 小田原駅から約1.0km の場所に立地している。 図表 小田原市の公共施設分布状況 ◆凡例◆ :公立小学校 :病院 :市役所関連施設 近隣センター・出張所等含む 許諾番号 Z06B-第2424号

(39)

②道路混雑の状況 道路交通センサスの、1997 年度と 1999 年度の平日混雑時(ピーク時)平均旅行速度 (km/h)を、都心からの距離帯別に区分して比較してみると、市内の幹線国道の平日混 雑時平均旅行速度は、都心25∼50km 圏に位置する都市を通る路線の一部で、低くなっ ている。都心50km 以遠圏では、むしろ混雑が緩和されている状況にある。対象となっ た路線区間では、都心25km 圏内の混雑は相対的に激しく、平均速度 10km/h を下回る 結果となっている。 図表 各市の平日混雑時(ピーク時)平均旅行速度 平日混雑時(ピーク時) 平均旅行速度(km/h) 備考 1997 年度 1999 年度 路線名 都心からの距離帯 鳩ヶ谷市 21.8 9.4 国道122 号 -25km 春日部市 27.2 23.3 国道4 号 25-50km 狭山市 34.7 26.6 国道16 号 25-50km 熊谷市 27.0 39.8 国道125 号 50km- 柏市 22.9 13.2 国道6 号 25-50km 佐倉市 40.4 24.8 国道296 号 25-50km 茂原市 37.8 35.6 国道128 号 50km- 厚木市 9.1 16.4 国道246 号 25-50km 藤沢市 25.5 22.9 国道467 号 25-50km 小田原市 16.7 26.9 国道255 号 50km- 資料:国土交通省「道路交通センサス」より作成

図表  世帯主の年齢別  1 世帯・月当たり消費支出の比較(2004 年)  28.0 20.5 26.3 32.5 32.9 24.5 20.4 05101520253035 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者)  75歳-(後期高齢者)(万円/月) 資料:総務省「平成 16 年全国消費実態調査」より作成  ②保健医療に関する消費支出  ~高齢世帯になるほど高くなる傾向~  世帯主年齢別に 1 世帯・月当たりの保健医療に関する消費支出をみると、世帯主
図表  世帯主の年齢別  1 世帯当たり消費支出(交際・付合い)の比較(2004 年)  23,411 11,889 14,796 16,875 29,953 29,620 26,751 05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,000 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者)  75歳-(後期高齢者)(円/月) 資料:総務省「平成 16 年全国消費実態調査」より作成  ⑤旅行に関する消費支出  ~団塊世代や高齢世帯で高
図表  世帯主の年齢別  1 世帯当たり負債残高の比較(2004 年)  439 147 700 855 445 181 81 0 100200300400500600700800900 平均 -29歳 30歳代 40歳代 55-59歳 (団塊世代) 65-74歳 (前期高齢者)  75歳-(後期高齢者)(万円) 資料:総務省「平成 16 年全国消費実態調査」より作成  (4)現高齢者の移動特性  年齢による移動頻度の違いを把握するために、一日の平均トリップ ◆ 数を年齢別に比 較すると、非高齢者(5~64
図表  モデル都市の社会経済指標  人口 2000年 2000年 2000年 2003年 2000年 2000年 2003年 2000年 2000年 2003年 2003年 1998年 2003年度 2003年度 2000年 2003年 2003年 2002年 2002年 2000年 2005 年 2005年 2004年 2004年 2030年 2030年 2030年 192,527 137.0 19.9 24.5 1,405 5,266 4,920 29,324 15.2% - - - 58,384 -

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