授業力アップセミナー志水塾京都大会
2020
「教材研究を生かした授業づくり」
愛知教育大学名誉教授 志水 廣
教員への授業診断
6300
人示範授業 福岡
研修会の開催 広島
ミドルリーダー育成 愛知県 一宮
教育と笑いの会
小学校算数の教科書の著者
33歳から現在67歳まで 2年前発刊 現在4刷
教育は不変、普遍です。
単純です。
「わかる」「できる」「楽しい」
やる気が出て、自ら学ぶように なります。
授業には「知」と「心」の変容がある
教師 子ども
教材
「価値」(面白い) 内容知
(知識・技能・考え方)
どのように学ぶのか・・・方法知
ちょっと「考える」訓練
• ジャンケンしてみよう
A 「たして8になるとハイタッチ」
とは?
B 「3と5、4と4(・・・)」
C 「ぐ-0、1、チョキ2を出してはダメ」
「考 える
」流 れ
考える過程で新しい性質が生まれる
•
元の問題↓
•
答えが出る↓
•
他にも答えはな いかと、答えの 確かめをするこ と↓
•
だめなときがわ かるA→B→Cの思考の流れで解決できる
「考える」ということは
•
「見えないもの」が「見えてくる」過程•
例えば、算数・数学の存在、その中に潜む きまり(性質)を見えるようにすること。算数・数学の世界 算数・数学の授業の世界
性質(数や図形の 仕組み)
性質(数や図形の 仕組み)
教 材 研 究
• 主体的
• 対話的
• 深い学び
• 子ども
• 教材
• 教師
算数科の授業を通して
何か? どうやって? なぜか?
深い学びとは
「教育課程企画特別部会における論点整理について(報告)」
(平成28年8月26日、文科省)
ⅰ)習得・活用・探究という学習プロセス
の中で、問題発見・解決を念頭においた 深い学びの過程が実現できているかどう か。• 新しい知識や技能を修得したり、それを実際に活用して、問題解 決に向けた探究活動を行ったりする中で、資質・能力の三つの柱 に示す力に示す力が総合的に活用・発揮される場面と、子供たち に思考・判断・表現させる場面を効果的に設計し関連させながら 指導していくことが求められる。
主体的に考えて深い学びへ
• 問題の発見
• 問題の解決
• 解決の過程
教材研究では何をすべきか
算数の授業の本質
•
問題の発見•
問題の解決•
解決の過程知 存在と性質(きまり)
を 見つけるため
心 面白い わくわくする
教材研究では何をすべきか
円の分割から円周へ
仮分数の存在
学習指導要領:算数科の目標
数量や図形などの概念や性質を理解する。
対象
数 量 図形
数学的な見方・
考え方
数学的な活動
概念
性質
志水なりの解釈
算数の授業は、算数の
存在
と性質
を調べる活動である。
存在・・・問題の発見 性質・・・問題の解決
探究する目・・・数学的な見方・考え方
教材研究とは?
• 何を・・・・・・・・・内容
知識・技能・考え方
• どのように・・・・方法(展開)
教科書研究 展 開
教科書の縮小コピー
教師が教える こと
子どもに考えさせる こと
子どもがわくわく すること
初感:問題を解いて感じたこと
教科書で教材研究 7つの視点
1 問題を解く
2 初発の感想と疑問 3 ゴールは何か
□□ができること:行動目標 4 「教えること」は何か
5 「考えさせること」は何か
6 子どもがワクワクする所はどこか:教材の価値 7 予想される子どもの言葉
執筆者の思い を読み取るた めに
3年 問題:2.3はどんな数ですか
• 2.3という小数の存在
•
2.3の性質加法的構成:2と0
.
3で 2.3乗法的構成:0
.
1が23こで2.33年 問題:2.3はどんな数ですか
• 2.3という小数の存在
• 2.3の性質
加法的構成:2と0.3で2.3
乗法的構成:0.1が23こで2.3