津市 算数の授業づくり
~ ユニバーサルデザインの視点を 取り入れた算数の教材研究 ~
愛知教育大学名誉教授
志水 廣
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本日の話題
1.算数の授業づくりの鉄則 60分
2.板書づくりの仕方と演習 30分
3.示範授業のVTR 30分
4.タブレットの利用について 20分
自己紹介
自己紹介2
1.算数の授業づくりの鉄則 60分
キーワード
・算数の見方・考え方
・ユニバーサルデザイン(UD)
視覚化、そろえる化、実感化、共有化、構造化
・教科書を基にした授業
算数の授業づくり 算数の見方と視覚化、そろえる化
教師のしかけ 問題提示
① 子どもの課題意識の発生 個人から集団へ
② 解決の見通しをもつ 個人から集団へ
③ 見通しにそって解決する 机間指導 個人への支援・指導
④ 解決したことの話し合い 共有化
1つの知識・技能の明確化
⑤ 練習問題をする 知識・技能の定着化 個人ができること
⑥ 振り返り、まとめ、発展
算数の見方・考え方の育成は
教師の仕掛け 問題提示
① 子どもの課題意識の発生
② 解決の見通しをもつ
③ 見通しにそって解決する
④ 解決したことの話し合い
1つの知識・技能の明確化
⑤ 練習問題をする
⑥ 振り返り、まとめ、発展
問題を解決すること によって育成される
・問題発見
・問題解決
・解決の過程
算数の見方・考え方の育成は
教師の仕掛け 問題提示
① 子どもの課題意識の発生
② 解決の見通しをもつ
③ 見通しにそって解決する
④ 解決したことの話し合い
1つの知識・技能の明確化
⑤ 練習問題をする
⑥ 振り返り、まとめ、発展
問題を解決すること によって育成される
・問題発見
・問題解決
・解決の過程
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・問題発見
・問題解決
・解決の過程
算数の授業づくりの鉄則
• 鉄則1 ゴールの姿を決める
• 鉄則2 「本時の知識・技能」を納得させる
• 鉄則3 自力解決の程度を考える
• 鉄則4 課題意識を持たせる
• 鉄則5 子どものつまずきを予想する
本 論 に 入 る 前 に 問 題 を 解 い て み よ う
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UD どの子も「わかる」「できる」
授業にしたいという願い 45分間の終わりに
・「わかってほしい」ことは何か
・「できてほしい」ことは何か
授業づくりの鉄則 1 ゴールの姿を決める
鉄則1 ゴールの姿を決める
• その1 算数の練習問題の特定化
• その2 板書にある子どもの気づきの言葉
• その3 視覚化、構造化された板書
• その4 言葉で知識・技能・思考を表す
上の事柄のうち少なくとも2つは明確にしたい
例 その1 算数の練習問題の特定化
本時の最後には子どもが自分で解けること
例 その1 算数の練習問題の特定化
本時の最後には子どもが自分で解けること
1の問題は本文に ない! どうするの か
2 の問題はできる
けど…
例 その1 算数の練習問題の特定化
本時の最後には子どもが自分で解けること
1の問題は本文に ない! どうするの か
2 の問題はできる
けど…
例 その1 算数の練習問題の特定化
本時の最後には子どもが自分で解けること
どんな知識が身に付けば ① ② を小数に 直せることができるのだろうか
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12
5
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2時間前の指導では
その4
言葉で知識・技能
・思考を表す
例 その1 算数の練習問題の特定化
本時の最後には子どもが自分で解けること
1の問題は本文に ない! どうするの か
2 の問題の③、④
はどうするのか
ゴールの姿を決める
「算数の練習問題の特定化」することで 授業づくりにどんなことが役に立つのか
ここまでのまとめ
アクティブ・ラーニング
授業づくりの鉄則2
まとめの部分である「本時の知識・技能」を納得させるめにはどうすればよいか
の問題
分数を小数に直す
には、分子を分母
でわればできるん
だね!
鉄則2 「本時の知識・技能」を納得させる
③確かにそうだ
①見通し
(予想・仮説)
②実行
④まとめ
授業づくりの鉄則2
「本時の知識・技能」を納得させるめにはどうすればよいか
③確かにそうだ
①見通し
(予想・仮説)
②実行
④まとめ
つづきの
セリフは
何か
授業づくりの鉄則2
「本時の知識・技能」を納得させるめにはどうすればよいか
の問題の見通しを持って解決にいどみ
成功したときに、「ああなるほどそう
いうことか」と実感する。
鉄則3 自力解決の程度を考える 下の問題は自力で解決できる?
3÷4でやれ
ばいいね!
授業づくりの鉄則3
この問題を子どもは自力で解決できるのか
UDの見方から言えば、「どの子も自力解決できる」
なんて安易に言えるのか
解決できる 解決できない
教師が誘導する 子どもにさせる
鉄則3 自力解決の程度を考える
下の問題は自力で解決できる?
この問題を子どもは自力で解決できるのか
どこで、子どもを放すのか。任せるのか。
子どもが自力解決できるために 1
視覚化1
問題のみ
を見せる
子どもが自力解決できるために 2
視覚化2
問題とめあて
を見せる
子どもが自力解決できるために
視覚化2
・問題
・めあて
・ヒント
を見せる
自力解決のために見通しの見える化
3÷4でやれば いい!
方法の見通しを
明示すること
鉄則4 課題意識を持たせる
• 確かにそういう課題(問題)が存在する なと思わせること
• 本時の課題(意識)とは何か
小単元2
分数と小数, 整数の関係
課題を持たせる
時 間 配 分 を 考 え る
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7分間 7分間
15分間 10分間
本時では 扱わない
本時では
扱わない
演習 授業づくりの鉄則にそって教材研究 自分で20分間 集団で10分間
• 鉄則1 ゴールの姿を決める
• 鉄則2 「本時の知識・技能」を納得させる
• 鉄則3 自力解決の程度を考える
• 鉄則4 課題意識を持たせる
• 鉄則5 子どものつまずきを予想する。
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鉄
則
5つ
ま
ず
き
の
予
想
を
す
る
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鉄
則
5つ
ま
ず
き
の
予
想
を
す
る
本日の話題
1.算数の授業づくりの鉄則 60分
2.板書づくりの仕方と演習 30分
3.示範授業のVTR 30分
4.タブレットの利用について 20分
授業づくりの鉄則1 ゴールの姿とは
• その1 算数の練習問題の特定化
• その2 板書にある子どもの気づきの言葉
• その3 視覚化、構造化された板書
• その4 言葉で知識・技能・思考を表す
上の事柄のうち少なくとも2つは明確にしたい
演習 授業づくりの鉄則にそって教材研究 自分で20分間 集団で10分間
• 鉄則1 ゴールの姿を決める
• 鉄則2 「本時の知識・技能」を納得させる
• 鉄則3 自力解決の程度を考える
• 鉄則4 課題意識を持たせる
• 鉄則5 子どものつまずきを予想する。
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教
科
書
を
も
と
に
板
書
づ
く
り
算数の板書づくり 算数の内容の視覚化、構造化
教師の仕掛け 問題提示
① 子どもの課題意識の発生 めあて
② 解決の見通しをもつ
③ 見通しにそって解決する
④ 解決したことの話し合い
⑤ 練習問題をする
⑥ 振り返り、まとめ、発展
1. 左の流れにそって 板書を作る
2. 教科書の内容を配 置する
3. 教科書の内容を細 分化して切る
4. 配置し直す
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教
科
書
を
も
と
に
板
書
づ
く
り
この後の演習 板書づくり
1. 教科書のコピーを細かく切りA3の用紙の上に並び替える
→のりで貼る 5分間
2. 授業づくり鉄則1-5にそって付箋に記入して貼る 10分間
3. 補足発問、ヒント、補充問題などを書き込む 5分間
課題意識 自力解決の程度 つまずき 知識・技能 ゴールの問題 方法の見通し
方法の見通し
方法の見通し
ゴールの問題
知識・技能 自力解決の程度 課題意識
つまずき つまずき
つまずき
つまずき
次時へ