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スコリア層におけるトンネル掘削補助工法 の工夫について

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Academic year: 2021

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施工

Device of auxiliary method in tunnel drilling for scoria layer

スコリア層におけるトンネル掘削補助工法 の工夫について

キーワード:スコリア,未固結地山,天端崩落,注入式 FP,断面内打設

堀越秀樹 吉永浩二 奈良 聡 鈴木 健**

概要

本工事では,掘削事例が少ない「スコリア」と呼ばれる火山砕屑物での未固結地山のトンネル掘削を実施した.掘削する主 となる地層は「OFL3-2」であり,当初設計のボーリング調査では,N 値 50 以上でよく締まっていると評価されていた.し かしながら実際の掘削時では,天端部の崩落が度々発生し,天端の安定性確保が困難となった.そこで天端部の補助工法とし て,長尺鋼管先受け工(AGF),充填式フォアポーリング工,注入式フォアポーリング工を実施し,適宜,補助工法の変更や,

打設間隔,打設位置の見直しを行い,OFL3-2 に適した手法を模索しながら施工した.この結果,注入式フォアポーリングを 断面内から打設すると,天端部の崩落に対して有効であることを確認した.

本稿では崩落状況から考えられた課題事項,補助工法の工夫による実施結果について報告する.

成果

○掘削した地山であるスコリア(OFL3-2)は,掘削時の観察から,地山と吹付の付着強度が弱く,吹付時に吹付コンクリー トの自重に耐えられず,地山ごと剥がれるように肌落ちすることがわかった.

○天端部の補助工法として,打設長が短く,トンネル掘削外周付近を改良できる注入式フォアポーリング工が有効であること がわかった.

○注入式フォアポーリングは,一般的には断面外打設(図-1)を実施する.しかしながら,この方法で打設すると,掘削外 周部からの肌落ちが発生した.そこで打設方法を見直して断面内打設(図-2)に変更し,掘削部も改良するとことで肌落 ちを抑制することができた.これにより,吹付けコンクリートの余吹き率を低減することもできた(表-1).

関東土木(支)湯船原(工),**九州(支)新幹線久山西(出)

図-1 断面外打設 図-2 断面内打設状況

表-1 対策工施工実績

注入材がリークし易い箇所 改良体

ボルト

鋼製支保工

切羽

掘削方向

対策工 支保パターン 余吹率(%)※1 最大天端沈下量(mm)※2 実績注入率(%) 施工延長(m)

※1 設計吹付量:2.2㎥

※2 管理レベルⅠ 天端沈下:-22mm,内空変位-43mm    管理レベルⅡ 天端沈下:-32mm,内空変位-65mm    管理レベルⅢ 天端沈下:-43mm,内空変位-86mm

113%

92%

25m 11m 42m 144m 106%

DI-b7(H)-K

DI-b5(H)-K 395% -14.5mm

- 126%

4注入式フォアポーリング工(断面内打設)

DI-b5(H)-K:打設間隔600mm,n=20.5本

DI-b7(H)-K:打設間隔450mm,n=26.5本 424% -13.0mm 361m 1.AGF(打設長とシフト長変更) DI-b3(H)-K 477% -14.7mm

2.フォアポーリング工 DI-b3(H)-K 656%

3.注入式フォアポーリング工 DI-b4(H)-K 578% -10.4mm

参照

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