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「21 世紀のイデア論」講演会

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「21 世紀のイデア論」講演会

佐藤博紀

2014年10月5日 於 神戸 サラ・シャンティ

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3 講演者: 佐藤博紀

司会進行: 清水正博 川瀬統心

川瀬(以下、川): 私が司会・進行のご指名を受けました、関西ヌーソロジー研究会の川瀬です。

よろしくお願いします。今日は、佐藤博士をお迎えしまして、「21世紀のイデア論」というお話を伺 いたいと思います。では、佐藤博士にご登壇願いましょう。では、みなさん、拍手で。(会場、拍手)

今日みなさんの雰囲気を見ていたら、向上心がすごいですね。私がわざわざ出てきてかき回す必 要はないのかなと思いつつも、話が難しくなったりしたときはうまく合いの手を出したりしていきた いと思います。

佐藤(以下、佐): みなさん、こんにちは。佐藤博紀と申します。今日はよろしくお願いします。(会 場、拍手)まず、今日この場にお招きいただきました、清水さんにお礼を申し上げます。ありがとう ございました。それから先ほど面白いお話をお聞かせいただきました大下先生、ありがとうござい ました。それから普段一緒にヌーソロジーの研究をしている関西ヌーソロジー研究会の川瀬さん、

観音企画のお二人、いつもご支援ありがとうございます。それから今日、わざわざ私の難しそうな 話を聞きに来ていただいた会場の皆様、どうもありがとうございます。できるだけ面白い話になる ように頑張りますので、よろしくお願いします。(拍手)

ではまず簡単に私の自己紹介をさせていただきます。私はもともと研究者でして、何の研究かとい いますと、素粒子ですね。といいますと、みなさん難しそうな印象をもたれる方が多いと思われる んですが、研究をしているときから、うすうすと、何か物足りないというか、何か変だなという意識 がありました。それを今から考えるとその理由はわかりました。それは、素粒子というものを完全 に物質とみなして考えているという点です。現代科学は物質と意識を完全に分離して考えてきた わけですね。それについてですね・・・。あ、すみません。

川: いいですよ。では早速、始めてください。いい感じだと思います。

「科学とは」

佐: これは導入になるんですけど・・・

川: 物質と意識を分離して考えるのが、いわゆる一般的な科学であると。

佐: これは私が立ち上げた意識物理学研究所のミッションです。

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17世紀頃、西洋において生まれた近代科学は以後飛躍的発展を遂げ、それを用いた科 学技術の成果は日常生活に浸透し、われわれの文明はそれなしでは成り立たないほど になった。また科学の及ぶ領域は、ミクロは素粒子の世界からマクロは宇宙の大規模構 造にまでおよぶようになった。一方、科学の急激な発達は物質と精神との分離を促進し、

物質至上主義(唯物主義)の蔓延、精神やこころの病、原子核反応を利用した兵器など、

多くの負の側面を生み出した。科学の成果が三次元世界の極限にまで達した今こそ、科 学と意識との関連についての考察を開始する時期である。そして、物質という暗闇に落ち 込んだ現代人の意識を救済するのがミッションである。(「意識物理学研究所」ミッションよ り)

まず、科学、近代科学とは何か。みなさん科学というとどんなイメージをもたれるでしょうかね。科 学というのは普通近代科学のことを指すのですけど、近代科学は17世紀くらいにその基盤ができ てきて、その前提として、主体と客体の分離というのがあります。科学は、客観世界、自然界をわ れわれ観察者が観察することによって、どういった世界かというのを詳しく調べるわけですね。そ のときの前提条件として、客観性と再現性というのが不可欠です。この前、STAP 細胞でしたっ け、ニュースになった小保方さんの研究も、やっぱり、この2つがないと科学的研究とはみなされ ない、つまり、客観性ですね。誰がやっても、成り立つ。いつやっても、どこでやっても常にこういっ た結果が再現できるという、これが、科学の原理、原則となっているわけです。

川: 客観性と再現性・・・

佐: それが近代科学の前提条件となっているわけですね。言い換えますと、観察者の観察という 行為によって対象、客体(被観察者)が変化を受けない。またはその影響が無視できるほど小さく なければ、それは科学ではないわけですね。そのとき、主体と客体を分離する意識が発生するわ けです。両者を切り離さないと科学が成立しないわけですね。ここが非常に大事なところです。そ

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5 れによって科学が発展してきたわけですが、ある弊害が生まれてきました。どういう弊害かといい ますと、主体である観察者と客体である被観察者を分離する意識、それが非常に大きくなってき た。

川: 分離してなかったら成り立ってなかったのが科学なんだから、当然ですね。

佐: ただ、それがいきすぎちゃったわけですね。何でも科学科学になって、何でも物質科学によっ て説明できますよ、という物質至上主義、唯物主義にまで陥ってしまった、というのが現代の状況 だと思います。

佐: そういう問題が、科学自身の世界において現れたのが、量子力学だと思います。量子力学と いうのは、主体と客体を現実世界においては分離することができないですよ、というのを言ってい る。科学者は、それに気づいているのかいないのか、ミクロの世界の研究をひたすら続けている。

川: まだ科学者は認めようとしないと。

佐: 認めようとしないというか、まだこの(主客)分離するパラダイムのもので進めている。それに よって、小保方さんのような問題が発生してくる。先ほど清水さんがおっしゃった、シュレーディン ガーの猫の問題も、科学の客観性の限界の問題が見えていると私は解釈しています。ここまでよ ろしいでしょうか?

「イデアと意識、物質世界」

佐: では続いて、話を進めてまいります。このように科学というのは物質世界のことを研究し、意 識については分離して考えよう、物質世界に集中して考えましょう、というスタンスだったわけで す。一方、私はそれを一緒に考えましょうというのを研究の方針として進めています。それは、ある きっかけがありました。それはヌーソロジーとの出会いです。ヌーソロジーは同じように、意識と物 質世界の統合を図ろうとして研究しています。

川: 本日はヌーソロジーやカタカムナの研究をされている方がたくさん来られていますので、そこ が接点になると思います。

佐:ありがとうございます。意識と物質世界の両者を結び付けるキーワードとして、素粒子、それ からイデアというのがあります。イデアってわかりますか? 川瀬さんの教室で勉強されている方 は、御存知の方がいらっしゃると思いますが、例えば、円とか三角形ですとか、正四面体ですと か、そういった、幾何学的カタチです。カタチといっても、われわれの現実世界において、例えば、

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おにぎりとか、モノとしての三角形ではなくて、純粋なカタチだけです。イメージしてくださいといって も難しいかもしれないですね。

川: ちょっと補足すると、円って、具体的にこの世界にはないものですね。何ミクロンなんかで測 ると、どんな円でもきれいに描いてもがたがたですよね。三角形だって正確には描けないし。

佐:本当の円は厚みがないですが、現実世界のものは厚みがあります。そういったもののない、ピ ュアな、幾何学的な、現実世界にないものとお考えください。

川: イデアの世界には円もあるし三角形もあるし、角度もあるし、すべてあるわけですね。

佐: そこを誤解されると話ができませんので、よろしくお願いします。そのイデアを用いてですね、

意識または精神の世界を私の言葉で「2x2」と呼びます。それに対して、物質世界を「3+1」と呼 んでおります。この2つの世界を繋いでいるのが、物理学や数学になるんですけど、この両者をイ デアによって統合しようというのが、私の試みです。今日は2時間という短い時間ですので完全に すべてをお伝えすることは不可能ですが、その雰囲気だけでも味わって帰っていただければ今日 は大成功かなと思います。

川: これが佐藤さんのオリジナルの研究内容になるわけですね。

佐:ただ、ヌーソロジーやカタカムナとも、非常に通じているというか、繋がってくると思います。

「観察と次元」

佐: 具体的には、正四面体が意識の構造を与えます。それからそれを円と直線を構造にしたが って実装したのがこの現実世界になっているわけです。それも後で説明します。まず、観察という

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7 概念について説明します。これはヌーソロジーに似ているというか、ヌーソロジーのぱくりですの で、ヌーソロジーを勉強されている方はご存知かと。ちなみに川瀬さんの教室に出ていらっしゃる 方はどれくらいいらっしゃいますか?はい、ありがとうございます。かなり多いですね。非常に話し やすいです。まず、この世界を点で表します。全世界がこの一点に凝縮しているとお考えくださ い。客観世界のすべて、そこをスタートとします。それが客体、被観察者ですね。それが、a です。

そこにその世界を観察する観察者b、例えば、私佐藤が、現れる。こうして、観察者と被観察者の 2者が現れる。この両者の関係を、「対化」といいます。「対(つい)」に「化ける」という意味ですね。

対の関係が発生する。この両者の関係を、さらに観察する、例えば、私佐藤bが、ホワイトボード である世界 a を観察しているとしますと、その様子を観察する第三の存在、二番目の観察者 c、

例えば川瀬さんとしましょう、が現れる。川瀬さんによって両者が観察され、それによって被観察 者だった私(佐藤)が世界に投げ込まれるわけです。ここが非常に大事なところです。

川: 世界に投げ込まれる・・・

佐: つまり、例えばホワイトボードが世界だったとしましょう。この世界を観察している私は世界に いない。世界と私は直交関係です。世界を二次元とすると、それを観察する視線は第三軸方向で す。直交しています。ところが、さらにそれを観察する川瀬さん(の視線)は、この平面(ホワイトボ ード)と私の両方に直交する方向ですね。それによって、私が世界に投げ込まれ、新しい世界がで きるわけです。それによってどんどん次元が発展するわけです。みなさん次元という言葉はよく使 われると思うんですけど、次元というのは、観察によってどんどん発展していくわけですね。これ が、次元が発生する仕組みです。

川: 観察によって次元が発生する・・・

佐: はい、これは重要です。次元という言葉の本質を科学者でもよくわからずに使っていると思い ます。それは観察によって発生します。

「等化と中和」

佐: c の観察によって、a と b が等化される。等化という言葉はみなさんご存知ですね。ヌーソロジ ーで出てきます。その反映で中和というのも出てきます。

川: この場合の a と b の等化というのは、先ほどは主体と客体の関係だったけれども、両方とも客 体になるみたいな・・・

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佐: それが中和です。a と b の差異がなくなってしまうのが中和です。逆に、差異を残しつつ統合 していくのが等化です。さらに a と b と c の三者を観察する第 3 の観察者 d によって、abc の三者 が一体となるわけです。これで三角形 abc の等化の関係が生まれる。

川: d が生まれることで c もまた仲間になって、みたいな・・・

佐: はい、d が観察することで abc が…

川: 一体になるんですね。

佐: これがどんどん積み重なって次元がどんどん増えていくんですね。

川: この調子で次元がどんどん上がると…

佐: 抽象的な話でわかりにくいので、三角形の等化の例として、じゃんけんというのを挙げてみま す。a がグー、b がチョキ、c がパーとしましょう。これは三つすくみの関係になっているんですね。

相撲でも三つ巴というのがありますね。そういう関係です。つまりグーはチョキより強いです。チョ キはパーより、パーはグーより強い。そういう関係ですね。その三者のうち、二者だけ切り取って 見ると、非対称な関係ですね。強い弱いという関係が見えますね。ところが三者を一体として見る と、どれが強いという関係はないわけです。三位一体ですね。この関係が等化です。

川: これは面白いですね。

佐: ええ、これはわかりやすいと思います。

川: グーとチョキだったらどっちが強い、勝ち負けの関係になるけれども、パーが生まれてきて…

佐: そうですね。三者のうち二者だけとって見ると対化です。どっちが強いという、差異がありま す。ところが三者を一体として見ると、どれが強いという関係がない。

川: もう意味がないですね。どっちが強いかっていうのはね。

佐: それがじゃんけんですね。それに対して、abc どれも全く同じような関係、それが中和です。例 えば、写真を撮るときの三脚ですね。これは違いがないですね。どの三本を見ても違いはないで す。あといろいろありますね。この世界、物理的な三次元空間も、x 軸と y 軸と z 軸、この三つの 軸の間には違いがないですから、中和されている。

川: 等化と中和というのはヌーソロジーで出てくる概念で、…

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9 佐: 今日はちょっと時間がないですけど、また川瀬さんの教室でこういうことは解説が出てくるかも しれない。

川: 非常に重要なところですね。

「凝縮化と物質の階層構造」

佐: で、これがどんどん発展していくわけなんですけど、この世界の構造をつくっている重要な概 念として、「凝縮化」というのがあります。これは、川瀬さん…

川: まだ説明してないですね。

佐: これは難しいというか、ちょっと変則的な動きですけど、この三角形(abc)が、点につぶれると いうか、凝縮する。これが凝縮化です。三角形が点に凝縮することで、この状態(d が abc を観察し ている図)が、またこれ(b が a を観察している図)に戻るわけです。それによって、物質の階層構造 が出てくる。

川: この三角形を点にみなして…

佐: そうですね。この三つがひとつになるわけです。

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川: 面を点にみなすわけですね。

佐: ええ。これはなぜそのようになるかというと、abc と d、この両者を対化と見るさらに上位の観 察者(e)が出てくるわけですね。そうすると、abc と d の間で等化と中和が出てくる。中和によって、

abc と d が(差異のない)一対一の関係になるわけですね。これが凝縮化です。これはちょっと難し いので、今日はさらっといきますが、非常に面白いところです。その凝縮化によって、物質の階層 構造が出来ます。みなさん、物質の構造については、ご存知ですかね?全ての物質は原子でで きています。原子は原子核と電子からできている。最も単純な原子は三つのクォークからなる陽 子と、一つの電子から成り立っています(水素原子)。その構造が、ここにあらわれています。最初 の a という客体を観察する観察者 b ですね。その両者を観察する第二の観察者 c、これによって 三角形 abc が形成されるわけですね。それを d が観察するわけです。さらに、abc と d の両者を 観察する観察者 e によって、三角形 abc が点 f に凝縮するわけです。

川: それが凝縮化…

佐: それによって、また三角形(fde)に戻るわけです。わかります?また三角形に戻って、その三角 形を観察する g と、三角形(fde)の両者を観察する h によって、また三角形 fde が i という点に凝 縮化する。

川: h が出てきて、i になるんですね。

佐: それによって玉ねぎ型の階層構造、多重型の構造ができるわけです。玉ねぎというのは、剥 いても剥いても同じ皮が繰り返されていますね。そういう多層型の構造ですね。物質世界はこのよ うな構造になっています。これは凝縮化によってできている。ちなみに abc と d、これが水素原子 ですね。陽子と電子。それからこれ(e)は、それを外から見ている観察者です。それに対して、abc の中にいる観察者はこれ(c)ですね。次元を上げていくというのは、観察の位置が上位に上がって いくこと(c→e→h)。これが次元上昇ですね。ここ(c)が三次元の位置だとしましょう。そうすると、こ こ(e)が五次元の位置になるわけですね。空間の三次元(abc)と時間の一次元(d)を観察する五次 元の位置です。よくみなさん、「次元上昇しましょう」という言葉を聞かれたことがある方がいらっし ゃると思いますが、五次元に上昇しましょうというのは、このことですね。この位置(c)をここ(e)に上 げましょう。これが五次元へのアセンションの意味ですね。三次元、五次元、七次元と次元が二つ ずつ上がっていく。 ひとつ上の階層に上がりましょう、というのがよく精神世界系の本に出てくる、

五次元アセンションの意味です。

「正四面体の2つの見方」

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11 佐: では次に、私の造語である「2x2」と「3+1」はどういう状態か、についてご説明致します。これは 正四面体の2つの見方、見方というのは投影(プロジェクション)、平面への投影です。正四面体っ てみなさんわかりますよね。

川: テトラポットみたいな…

佐: 厳密に言うと、正はつかなくていい、ただの四面体でもいいです。イデアですから長さとか実 際は関係ないです。構造だけ、点と辺と面の関係だけが重要ですから。三次元世界の物体という イメージでないほうがいいかもしれないですね。イデアとしての四面体を思い浮かべてください。そ れは 2 つの見方(投影)があります。ひとつは、正方形(四角形)として見る見方です。

川: 平面に投影して見ると…

佐: 正方形のように見えますよね。実際は三次元世界においては(辺)ac と bd はよじれた関係に ありますね。ab と cd もよじれていますね。ad と bc も隙間がありますね。平面的に見ると四角形 のように見える。これが「2x2」です。数学や意識などと関係してくる。ヌーソロジーの言葉を使うと

「対化」の関係です。これを「等化」した結果にあたるのが、「3+1」です。「3+1」というのは、三角形 とひとつの頂点、というふうに見えますね。または ab、bc、ca という3つの辺と ad、bd、cd という3 つの辺、というように見てもいいです。これが「3+1」です。こちらが「2x2」で、こちらが「3+1」。これを 覚えておいてください。

川: 2つの見方ができると。

「2x2」

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佐: この両者の関係について、これから見ていきます。まず「2x2」から説明していきます。「2x2」と いうのは、意識、観念、言葉、数学、物理法則、こういった抽象的概念ですね。というのは全部

「2x2」にあたると思います。まず、言葉について考えてみましょう。抽象的な言葉は必ず対(つい) になっている。たとえば「大きい」に対しては「小さい」ですとか、「暑い」に対しては「寒い」、「善」に 対しては「悪」というふうに、抽象的な言葉には必ず反対の意味の言葉が存在し、ペアになってい ますね。ということは、言葉の世界に生きているわれわれは言葉を使ってコミュニケーションしてい ますから、二元性の世界に閉じ込められるわけです。それが「2x2」のどちらかの「2」しか見えてい ない状態なんですね。実際は「x2」が見えていないためです。

川: 片方だけしか見えていない…

佐: 二元性の世界から脱却するためには、隠れた自己を見つけ出す。どういうことかというと、

「x2」を発見しないといけない。それが「自己」と「他者」なんですね。隠れた軸、それが「2x2」の

「x2」なんです。

川: 「x2」が自己と他者…

佐: たとえば、「私」にとっては「善」でも、「あなた」にとっては「悪」かもしれない。「私」にとっては

「悪」でも、「あなた」にとっては「善」かもしれない。つまり、「私、あなた」という軸と「善、悪」という 軸。それで四元性の世界ですね。 2x2 で 4 通りの組み合わせが発生しますね。「私が善」「私が 悪」「あなたが善」「あなたが悪」という 4 つの状態をみないといけないわけです。それが「2x2」の意 味です。数学的には、実軸にたいする虚軸にあたります。これは、オイラーの公式、カタカムナとも 非常に関係してきます。

川: みなさん、オイラーの法則を楽しみにされています。

佐: 今日は時間がないのでさらっと説明することになると思いますけど、われわれ、実数だけの世 界に住んでいたら現実世界しか見えない。そうすると、片方の「2」しか見えないわけです。それに 対し「x2」というのは虚軸にあたる。実軸と虚軸の関係なんです。この両者を見つけることで、回転 が発生するんですね。回転が発生して、等化することができる。また後で出てきます。

川: その辺りがカタカムナ的世界そのものですね。マル十から回転が始まっているんですね。

佐: 十字が「2x2」で、「2」だけだと線が一本だけしかないわけです。そうすると回転できないんです ね。等化できない。「x2」もう一本軸を見つけることで、マル十、十とマル(円)で等化できるわけで す。回転が発生する。それが、素粒子物理においては、陽子や電子(といった荷電粒子)に対する 中性粒子の発見にあたります。それが 1930 年代、量子力学が出てきた後に発見されました。

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13 川: 中性子やニュートリノの発見というのが、そこと繋がってくる…

佐: それが、虚軸の顕在化ですね。われわれの現実世界においては中性の粒子としてみられて いますが、本当は虚軸の意味があります。実軸に対して直交する軸ですね。

川: 片方しか見えていないと必ずわれわれは二元性の世界に閉じ込められる。そこでは何も解決 できないけれども、自己と他者、隠れた「x2」が見えてきて「4」の世界になることで、すべての世界 が見えてくる。

佐: ありがとうございます。本当は、すごい深い話で、これだけで 2 時間くらいしゃべれるんですけ ど、今日はちょっと時間がないので、さらっといかせてもらいますが、これは深い話です。

「マクスウェル方程式」

佐: これを出すとみなさん、…(意気消沈のしぐさ)(会場、笑)

川: これまではじゃまかなと思っていたんですが、これから私の出番かもしれないですね。

佐: 「2x2」が最もよくあらわれているのが、電磁場ですね。電気と磁気。みなさん電気と磁気につ いてはご存知ですよね。

川: まあ一般的に電気というとコンセントに差し込むくらいしか…

佐: それが、「2x2=3+1」の話、対化と等化について、ものすごい重要なんですね。電磁場がそのま んまと言ってもいい。

川: そのまま電磁場の話だったんですね。

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佐: 電磁場そのものですから、避けて通れないですね。みなさん、今日この場にいらっしゃったの が運のつきと覚悟して、聞いてください(笑)。

川: とりあえず一般的な考えとしては、電気と磁気には密接な関係がある。

佐: 電場と磁場、光というのは対化と等化の関係なんですね。電場と磁場が対化です。その対化 を等化するのが、光です。それによって、電場、磁場、光で三位一体の関係になります。それを表 しているのが、マクスウェル方程式なんですね。マクスウェル方程式というのは 4 つの微分方程式 からなります。今これの説明をしても、時間がないし、みなさんちんぷんかんぷんだと思いますの で、とりあえず、 4 つあると。そのうち 2 つが「3+1」に関係してくる。残りの 2 つが「2x2」に関係して くる、とお考えください。

「電磁場と“2x2”」

佐: 電磁場というのは、電場と磁場、それから時間と空間という 4 つの物理量が出てきます。こ の 4 つが実は「2x2」に対応している。これを正四面体の 4 つの頂点に対応させます。E が電場、B が磁場、x が空間(位置)、それから t が時間。この 4 つの頂点の関係性を式にしたのがマクスウェ ル方程式です。まず、電場から位置 x への観察、これをローテーション E(∇xE)と表します。とりあ えず、わからなくていいです。

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15 川: けっこうみなさん、ペテログラフとか見慣れているので、大丈夫です。そのような象形文字的な

佐: とりあえず、これを正四面体の辺だと思ってください。それに対して、磁場から時間への観察、

この頂点(B)からこの頂点(t)への観察。正四面体のこの辺(線分)ですね。この線分が、マイナスデ ルタ B デルタ t(ー∂B/∂t)にあたります。この2つの線分を結びつけるのが、イコール、方程式な んですね。等しいですよと。この2つを等化しますという意味です。方程式というのは等化なんです ね。このふたつ(の線分)の対化を等化する。つまり方程式というのは、対化を等化する精神です。

ズバッと言い切りました(笑)。方程式とは対化を等化する精神。それが、物理方程式です。言い切 りました(笑)。

川: 気持ちいいです。

佐: こちらはもう一つの、別のマクスウェル方程式ですね。今度は電場から時間への観察、それ から磁場から空間への観察、この両者が等しいですよ、というのがもう一つのマクスウェル方程式 ですね。(注:ここでは 4 つの方程式のうち、「2x2」に関係する 2 つの式(電磁誘導の法則とアンペ ールマクスウェルの法則)のことを念頭においている)

川: そこで緑(の線分)が点々になっていますね。

佐: (鋭い!)これは、後でミソになるんですけど、この2つの辺は、こちら(B-x)は見えるけれども、

こちら(E-t)は見えない。差異があるでしょう?ここで「2x2」から「3+1」へ繋がってくるわけです。どち ら(の図)も2つのよじれた線分の関係なんですけど、平面に投影した場合、違うでしょう?それによ って、こちらは「3+1」へとつながってくる。こちらは「2x2」のままですね。E と t が分離するんです ね。時間とエネルギー。B と x はつながっている。

川: 先生、c が出てきましたね。

佐: これは光速度です。これは E と B、x と t が中和していることをあらわしている。中和というの は方向性がなくなっている、という意味です。つまり、これ(E-x)は、観察者と被観察者ですから向 き(差異)があります。 ところが、差異がなくなった。それが中和です。それが光速度 c によってあ らわれている。

川: 観察は虚数iがあてはまっているわけですね。

佐: そうです。観察者iが…

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川: 虚軸ですね。ヌーソロジーは、虚軸が観察視線の方向になりますから。すべてあてはめてい るんですね。虚数を。

佐: ここ(E と x の間、B と t の間)に虚数をあてはめているんですね。これらの線分(E-x、B-t)には 向きがある。一方、これらの線分(E−B、x-t)には向きがない。中和です。マクスウェル方程式にお いては、c^2(c の 2 乗)で表されているわけですね。こちら(E-x、B-t)はiの 2 乗なんですけど、i^2=- 1 としてあらわれています。これは後で数学が…。とりあえずわからなくて結構です。正四面体の 頂点と辺の話をしている、と思ってください。数式はわからなくていいです。

川: 大丈夫だと思いますよ。はい。

「SU(2)と“2x2”」

佐: これもまあ、数学の話なので、今日はパスします。興味のある方は、私の数学教室を受けてく ださい(会場、笑)。(カタカムナ研究家の)吉野先生も受けに来られました。

「素粒子の 2→2 過程」

素粒子物理とも関係してきます。これも今日はパスします。

川: いったん休憩を入れますか?

佐: もうこんな時間…。5 分か 10 分くらいですか?

川: では、休憩を入れたいと思います。

(休憩)

川: では後半を始めたいと思いますが、佐藤先生の方から、今日の議論は「2x2=3+1」これだけで いいという有難い言葉をいただきました。

佐: これだけ覚えて帰っていただければ、万々歳です。

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17 川: ここにすべての深い内容が凝縮している。詰まっている。ヌーソロジーの本質もここにあるし、

カタカムナも…。そしてこれはオイラーの公式そのものなんだという…。

大下: 「おいら」(オイラー)とは、先生のことですか?(会場、笑)

佐: で、「2x2」というのは 2 つの線分のペアですね。(正四面体の2つの辺を指して)この 2 です。

(別の 2 辺を指して)またはこの 2、あるいはこの 2。よじれの関係にある。それをイコールにするの が、物理方程式です。それが対化になるわけですね。それを等化しましょう、ということです。それ によって「3+1」の世界に。

「運動方程式」

佐: 運動方程式も「2x2」の等化です。物理の運動方程式ですね。

「古典力学と量子力学」

佐: 古典力学と量子力学。これもすごい深い内容なのでじっくりやりたいんですけど。この観察者 (E)が、(p と x の)中和を観察しているか、対化を観察しているかの違いですね。それが量子力学と 古典力学の違いです。これもばっちり説明できますが、今日は時間がないので…。

「3+1」

佐: これは物質世界のことですね。これは等化された結果です。等化の結果が「3+1」。いいです か?つまり意識のはたらき、これが「2x2」。これを「3+1」にする。それがこの世界です。

川: 現象界ですね。いわゆる。

佐: たとえば、先ほども言いましたが、3 つのクォークからなる陽子とひとつの電子。つまり水素原 子の構造ですね。それから三次元空間と一次元の時間、つまり時空。こういうところにあらわれて います。それが「3+1」。

川: 現象界が「3+1」、潜象界、見えない世界が「2x2」。

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佐: はい、おっしゃる通りですね。ありがとうございます。

「時空」

佐: 時空というのは「3+1」のあらわれになっている。

「素粒子」

佐: で、素粒子。これはちょっと難しいので、興味のある方がいらっしゃったら説明しますが。…

あ、興味のある方いらっしゃる。では、さらっと説明します。まず、すべての素粒子は、物質を構成 するフェルミオンという粒子と、力の媒介をするボゾンという粒子がありますね。この2つに分けら れます。フェルミオンはさらに、陽子の中に閉じ込められたクォークと、陽子の外にあるレプトンに 分けられます。レプトンは電子とニュートリノのことです。クォークはこの 6 種類ありますね。アッ プ、ダウン、チャーム、ストレンジ、トップ、ボトム。それぞれ第一世代、第二世代、第三世代。た だ、物質世界をつくっているのは、第一世代だけです。なぜ 3 つかというと、「3+1」の「3」です。こ れがあらわれているんですね。

川: 必ずあらわれるんですね。それが。

佐: はい、「3」があらわれています。で、「2x2」というのは、クォークとレプトン、それぞれアップとダ ウン、ニュートリノと電子。これで「2x2」で 4 ですね。

川: 「2x2」の構造も出ている。

佐: さらに弱い力と電磁力。この2つの力は統一されています。これも 2x2 です。これが 3 と 1 に 分かれている(W、Z ボゾンと光子)。こういうところにもあらわれている。いろいろなところに「2x2」と

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「3+1」があらわれているわけですね。つまり素粒子というのは意識のはたらきそのものと言ってい いと思います。

川: 4 つの力をひとつにするとか、大統一理論とか言われているのも、佐藤さんのアイデアで…

佐: 「3+1」これを統一しようとしてできない。4 というのは必ず「2x2」または「3+1」に分解します。4 というのは必ず分解する運命にあるわけですね。

「円と直線」

佐: ここまでは抽象的なイデアだけの世界ですけど、現実生活の話、三次元世界がどうやってで きているか、という話ですね。これが、もっとみなさん興味あると思うんですよ。三次元世界がどう やってできているか。まず、これまで正四面体だけでしたね。イデアは。ここで初めて円というイデ アが必要になってきます。円というのが、現実世界をつくりだす材料になります。この材料を「2x2」

の構造によって実装したのが、この三次元世界です。どうやってこの世界をつくっているか。いい ですか。三次元世界のつくり方。すごい大事ですよ。ちゃんと聞いておいてください。三次元が明 日、ひょっとしたらなくなるかもしれない(笑)。これを知っていたらもう一回つくり直せる。ですからす ごい大事です。円、これが材料です。イデアとしての円ですね。円でなくてもクニャクニャしていても 大丈夫です。トポロジー的に繋がっていれば。

佐: 円環上の一ヶ所を切って、そこに観察者である「わたし」が入り込みます。その中に入って、円 の中を見るわけです。そうすると「わたし」は何を見るか?直線を見ます。それによって、「わたし」

と直線が対化の関係になるわけですね。「点」である観察者と「直線」である被観察者。「わたし」と

「世界」という関係になります。観察者と被観察者。太陽と地球と言ってもいいかな。神様と世界と 言ってもいいかもしれないですね。この2つが対化の関係になります。

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川: 円に切れ込みを入れてそこに観察者が入り込む…

佐: はい、円上の一点に…

川: その円を観察すると、それは限りなく果てしない直線に見えると。

「点と直線による2x2の構成」

佐: これが、対化の関係になります。それで、これを 2 セット用意します。これがポイントです。これ が「わたし」の対化と「あなた」の対化の関係です。2 つないとできない、というのがポイントです。

「わたし」だけだと三次元はできないわけです。「わたし」と「あなた」の 2 人いてはじめて三次元が できる。

川: 観察者が 2 人いなければ三次元世界は登場しない。

佐: で、これを組み合わせるんですね。「2x2」の理論によって、組み合わせます。これを、こう(クロ スに)組み合わせるか、観察者同士、被観察者同士を組み合わせるのか。2 つの組み合わせ方が ありますね。これは先ほどマクスウェル方程式で出てきた2つの式に対応します。で、まず交差さ せると何ができるかというと、こういう形。イメージできますかね。知恵の輪のように 2 つの円環が お互いの中心を通っている、知恵の輪の形。直交トーラスともいいますけど、こういう関係。つま

(21)

21 り、こちらの円環の中心をこちらの円環(円周)が通っている。逆に、こちらの円環の中心をこちらの 円環が通っている。という、反転した関係ですね。中心と円周が反転した関係。これが非常に大事 なんです。これが意識のカタチと言ってもいいです。これは電磁場のカタチをあらわします。

川: これが電磁場のカタチ。で、意識のカタチでもある。

佐: これは非常に大事です。

川: トーラスでお馴染みのね。みなさんスライブ(Thrive)とか見られてますので(注:YouTube で公 開されている動画)。ドーナツ…

佐: そうそう。ドーナツというのは、これが原型になっていて、たとえばこちらの円環をこの円周に 沿ってぐるーっと回すと、トーラスになるでしょう?トーラスの原型だと思ってください。

川: これが、ドーナツ型トーラスをつくっている…

佐: そうそう。これが、電磁場のカタチになるわけですね。では今度は観察者同士、被観察者同 士。2 本の直線で直交座標をつくるわけですね。2 つの直線を直交させて、十字、平面をつくりま す。その平面を、観察者としての「わたし」(a)と「あなた」(c)が互いに逆方向から見ている。これが 三次元直交座標のイメージをつくります。三次元直交座標というのは、この 2 つ(の直線)でつくら れる平面に対して、第 3 軸になるんですけど、第 3 軸というのは、実はこの軸に「わたし」の視線と

「あなた」の視線が重なり合っている。これがすごい大事なところ。「自己」の視線と「他者」の視線 が三次元空間においては向かい合っている。そういうイメージです。これが三次元世界のイメー ジ。これはわかりやすいですね。「わたし」と「あなた」は向かい合っている。それに対して、こっち (知恵の輪)の状態は、直交しているんです。「わたし」がこっちを見ていたら、「あなた」は 90 度ず れた視線になっている。

川: 「わたし」と「あなた」が直交して、90 度ずれている。

佐: それがこっちです。こっち(知恵の輪)が意識。こっちが三次元空間。三次元においては「わた し」と「あなた」は向かい合っている。同じ軸上にいる。これが、時空をつくる軸になるわけですね。

同じ直線上に投げ込まれている。

川: 「わたし」と「あなた」という、本来独自の存在が、同じ直線上に投げ込まれている。

佐: そうそう、その通りです。

川: 比べられるような、同じ存在になっているんですね。

(22)

22

佐: おっしゃる通り。

川: それで時空ができるわけですね。三次元。それに対して上(知恵の輪)のほうは、「わたし」と

「あなた」が独自の領域を持っている。

佐: そうですね。「わたし」は「あなた」を観察しているし、逆に「あなた」は「わたし」を観察している わけです。

川: それがトーラスをつくる…

「モノと空間」

佐: 「わたし」がこちらの円だとすると、「あなた」がそれを観察しているんです。逆に「あなた」という 円を「わたし」が観察している。そういう関係になっている。直交した関係。同じ世界にないですね。

90 度ずれている。同じ世界に投げ込まれているのがこっち(三次元直交座標)です。この両者を結 びつけることができて、まず、直交トーラスの状態、この 2 つの円環、中心の間にはズレがありま すね。このズレを無くしましょう。こっちの円環をぐっと近づけて、中心を一緒にする。そうすると、3 つの軸が重なりますね。これで球体(モノ)というイメージをつくります。三次元的なモノ、物体です。

(23)

23 モノというイメージ、それはこの(2 つの円環の中心)間の差異(ズレ)を、距離があったのを、つぶし てつくります。この距離にあたるのが、物理学でいうと、プランク定数です。プランク定数をゼロに する、つぶしていることで球体のイメージをつくる。

川: 最小の、極限の、最小の単位。

佐: そうですね。逆に、直交トーラスの両方の円環を切り開いて直線にすると、先ほどの、直交座 標になるわけですね。そのときもやっぱり 2 つの直線の間に差異(距離)があるわけですね。それ がこの三次元直交座標、それはわれわれの時空をつくっているわけです。時空においては、今度 は、光速度としてあらわれている。マクロの世界においては、光の速度としてこの差異があらわれ ている。差異とは、違い、ズレのことです。どちらにしても、この差異を無視して、というか一点につ ぶして、原点が発生する。原点というのが、三次元世界のはじまりです。よくビッグバンから宇宙が できたというでしょう?ビッグバンにあたるのが、この原点の形成のことです。「点」の形成です。こ の状態(知恵の輪)だったら、点がないでしょう?これは三次元ではないんですね。言ってみれば、

四次元といってもいいかもしれない。三次元世界がなぜできたかというと、この間の距離がつぶれ て、点ができたからです。原点ですね。原点ができることによって、はじめて、三次元世界が発生 した。これがビッグバン宇宙のはじまりです。こちらが、三次元世界ができる前の、意識のカタチで すね。ですからみなさん、死ぬとこのようなイメージになりますので、死ぬ予定の方は、これをイメ ージしておいてください(会場、笑)。死ぬと、こういう意識に戻りますので、死ぬ前からこの(イメー ジ)トレーニングをされておくといいと思います。

川: 魂ですね。

佐: この違いをくっつけることで、この世界にみんな投げ込まれています。それをまた元に戻して やる。それが死後の世界。

「数学(オイラーの公式)」

(24)

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佐: オイラーの公式とは、対化を等化しましょう。これがオイラーの公式ですね。点と直線の対化。

これは複素数平面といいます。実軸と虚軸からなる平面。複素数平面上の、点と直線の対化を回 転によって等化しましょう。これがオイラーの公式です。

川: 複素数平面。横が実数の軸、縦が虚数の軸という、便宜上の複素数平面をつくると。そこにお いて、単位円ができるんですね。その円の公式が、右下にある公式ですね。

佐: これがオイラーの公式ですね。実軸と虚軸の対化を、回転、円によってまた等化します、とい うものですね。で、また最初の円環に戻るわけです。最初に円環があったでしょう?最初の円環が あって、そこから点と直線に対化したわけです。それを等化して、また円環に戻すんですね。ただ そのときに、全く一緒の円ができるわけではなくて、半径が 2 倍になっている。そこがミソですね。

最初はこういう大きさだったわけですね。半径が 1/2 の円。その円環上の一点に自己が入り込ん で観察することで、点と直線の対化が発生するわけですね。この対化を、こう、ぐるーっと(円を描 く)半径 2 倍の円で等化してやる。だから、全く同じ円だったらぐるぐる同じことを繰り返すだけなん ですけど、半径が 2 倍になったので、どんどん世界が発展していくわけです。

「2x2 と電磁場」

(25)

25 佐: で、電磁場との関係ですね。このカタチ(知恵の輪)が電磁場と言いましたが、正四面体だと、

「2x2」の 2 つの線分(辺)にあたるわけですね。ひとつの線分がこちらの円環、こちらの線分がこち らの円環にあたります。

川: ちょうどねじれた関係で、同じですね。

「電磁波(光)」

(26)

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佐: それを等化するのが、光のはたらきですね。この2つの円環を回転によって等化します。で、

回転だけではなくて、光というのはふたつのはたらきがあります。みなさん、ご存知ですか?光と いうのは、回転と同時に、直進しますよね。直進と回転、その2つのはたらきです。まず、なぜ回転 がうまれるかというと、90 度(電場と磁場が)直交しているからですね。回転によって等化するため に、光の回転運動が発生します。それから、直進性がなぜうまれるかというと、この 2 つの円環の 間、離れているでしょう?ズレていますね。このズレをなくしてゼロにすると、三次元世界ができる わけでした。このズレをなくすために、直進というはたらきが発生します。これによって、光は回転 しながら直進する、つまりらせん運動をする、ということになります。

川: 佐藤さん、一般的には、光の直進性には馴染みがあるんですけど、回転しているというのは なかなか馴染みが…

佐: 回転しているというのは、円偏光ですね。みなさん、ご存知でない方がいらっしゃると思います が、電場の方向と磁場の方向が回転しながら進んでいく。これが、円偏光ですね。

川: 光は、実は、直進は回転によってもたらされているわけですか?

佐: 回転しつつ、直進しているんですね。

川: じゃあ、ピストルの弾と同じですね。

(27)

27 佐: ただ、2 種類の光があって、ひとつは、電場の方向と磁場の方向が変わらない。こちらが直線 偏光です。同じ方向で、振動している。これが直線偏光ですね。それに対して、電場と磁場の方向 が、互いに直交したまま、ぐるぐる回転しながら進んでいるのが、円偏光です。この 2 つの状態が あります。

川: それはわれわれの身近では、どういう例がありますか?

佐: たとえば偏光グラスですね。偏光グラスというのは、直線偏光した光のうち、どちらかに偏光し た光しか通さない。偏光グラスの入ったサングラスは、光を、ある角度だと通すけれども、90 度傾 けると通さないわけですね。そういう光の性質があります。

川: 直線偏光は円偏光の特殊なかたちですか?

佐: 違います。別のものです。こういう 2 つの状態がある。

川: 上(直線偏光)が「2x2」の形。下(円偏光)が、「3+1」の形になっていますね。

佐: そうですね。光には両方のはたらきがある。

質問者: すみません。直線偏光というのは、何が直線なんですか?

佐: 直線偏光というのは何が直線かというと、電場の方向と磁場の方向が変わらない。変化しな い。同じ方向を向いている。電場の方向と磁場の方向が、光の進行方向から見たときに、回転し ているのが、円偏光です。それに対して、回転せずに、同じこの直線内で、このように振動してい る。というのが直線偏光です。

質問者: 振動しているけれども、動かないで直進する…

佐: 常に振動している。電場はこの面(知恵の輪の一方の円環を含む面)内で、回転している。磁 場はこの面内で回転しているから、光の進行方向から見ると、単振動しているように見えるわけで すね。それが直線偏光です。このへん、波の基本です。

川: よくコヒーレントとかいう言葉をききますが…

佐: 光(白色光)というのはいろいろな振動数の光が混じっていますね。ところが、コヒーレントな光 というのは、振動数と位相が、全部揃っているんです。つまり、ある光は、こういう振動数だったり、

ある光は、全然違う、こういう振動数だったり。普通(白色光)はこうなんですけど、全部、同じ振動 のパターン。これをコヒーレントといいます。

(28)

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川: 普通、光はいろいろな振動数が混じっている…

佐: それが白色光ですね。それに対して、単色光というのは、全部同じ振動数です。レーザーとい うのは、その中でも特に、位相が全部揃っていますから、山が山同士、全部同じ位相になってい る。

川: それでエネルギーが強いんですね。

佐: そうですね。

佐: 世の中全部波、とか言いますよね。当然です。全ては回転ですから。回転が、直線であるこの 世界に、現象としてあらわれたのが、波動(波)です。この三次元世界というのは、直線なんです ね。直交座標で、科学的三次元世界。3 つの直交する直線。これを発明したのが、デカルトです。

デカルトとニュートン。デカルトが直交座標を発明した。デカルトってみなさんご存知ですか?17 世 紀のヨーロッパの科学者、哲学者です。デカルトやニュートンが近代科学の基礎をつくったんです が、そのとき三次元直交座標をつくった。もともとは円なんですよ。地球だって丸いでしょう?もとも とわれわれの世界はまるいです。円が基本です。けれども、近代科学以降、直線が世界だと、み んな思っているわけですね。直線でつくった世界。都市はみんな直線でできているでしょう?人間 がつくったものは、みな直線です。建物もみんな直線ですよね。本質は円です。その違いが粒子 性と波動性になっているわけですね。波動性というのは、直線であるこの世界に、円環、回転性が あらわれたのが、波です。つまり世の中全部波っていうのは何を言っているかというと、われわれ の本質は円だと言っているわけです。円が全てのはじまり。

川: 波のおおもとは円、回転運動だということに…

佐: 円から直交座標がつくられたし、モノのイメージもつくられている。もともとは円環です、という ことを全部言っている。で、数学のオイラーの公式。これも結局、直線の世界から、また円環に戻 りましょう、という意識です。いいですか?点と直線の対化を等化し、円へ戻る精神、これがオイラ ーの公式です。また円に戻りましょう、われわれの本質に戻りましょう、ということですね。

川: オイラーの公式というのは、このシンプルな数式によって、実数と虚数が円の関係になるとい う、驚くべき数式だったわけですね。

佐: 全然話が飛ぶんですけど、私の祖父が、生命の実相という、谷口雅春さんが教祖の宗教に入 っていまして、私も一回道場に行ったことがあります。そのときに「実相を礼拝せよ」と言われまし た。その「実相」とは何か?まるなんですね。円。仏教やキリスト教のように像が飾ってあるのでは なくて、円なんですね。それを見て私は、あ、これはイデアだ、と思いました。イデアとしての円なん です。つまり、われわれの本質はイデアなんですね。物質ではなかったんですね。ですから偶像

(29)

29 崇拝するなというのは、そういう意味ですね。物質世界のものに価値をおくのではなくて、われわ れの本質はイデアなんです。そこからこの世界がつくられている。だから、三次元世界ができる以 前はイデア。円というのは世界をつくるもとだったわけですね。そこからどのようにして三次元をつ くっているのか?その設計図が正四面体、電磁場にあらわれていた、というわけです。数学の公 式、オイラーの公式などもそのやり方ですね。対化を等化する精神をあらわしている。そういう秘 密があったわけです。

川: 全ての物理法則が、ここからでてくるわけですね。

佐: 対化を等化する精神、それが方程式です。対化というのは何かというと、言葉ですね。「3」と いうのは、等化によってできた世界。「2x2」の対化を等化することによって、「3」という世界ができ るわけです。それが凝縮化してまた点に戻るんですけど、それを観察する観察者、つまり「わたし」

ですね。それによってまた「対化」が発生するわけです。そのときに「言葉」ができます。それが対 化ですね。つまり「わたし」というのは、世界に生まれるときに名前が付けられるでしょう?私は「さ とうひろき」ですけど、川瀬さんは「かわせとうしん」。この世界に生まれるときに、観察者に名前が 付けられる。それが、対化の発生ですね。電場と磁場。そういう名前が付けられるわけです。その 対化を等化する第 3 の存在、それが光なわけですね。それによって、三位一体となって新しい世 界ができる。これをどんどん繰り返していくわけです。それがどんどん積み重なって、一つの三次 元に凝縮化しているわけですね。ですから三次元というのは、全ての次元が詰まった世界という 言い方もできますね。非常に密度の高い世界です。

川: 全て、凝縮化の仕組みですから、この世に全てが畳み込まれている。

佐: 全ての次元が畳み込まれています。三次元、五次元、七次元、…。これが全て凝縮化する。

すべて三次元と言ってもいいです。これ(3)が点になるわけです。それでまた三次元ができて、また 三次元ができて、どんどん凝縮化してくる。これが三次元世界です。

川: 多様な、多層な…

佐: 多様な世界ができている、ということですね。これが「2x2」と「3+1」の仕組みです。物質世界と 意識の世界ですね。そういう関係になっています。で、非常に大雑把な話をしてきました。

「時空」

(30)

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佐: 時空…。これも「3+1」のあらわれですね。「3」というのは三次元空間。x と y と z ですね。「1」

が時間に対応します。3 つの軸、x 軸と y 軸と z 軸の 3 つの軸は、差異が無くなっています。それ が、中和ですね。それに対して、x と t(時間)、y と t、z と t。これらは対化の関係になっています。

これが四次元の不変距離 ((ct)2-x2-y2-z2) としてあらわれているわけですね。この変換をするの が、ローレンツ変換ですね。ローレンツ変換の式としてあらわれている。

佐: 時空というのは、せっかくつくった「3」と「1」の関係なんですけど、「3」を「1」として凝縮化したら いいんですけど、凝縮化するのではなくて、「3」をまた「2x2」に、逆方向に戻してしまう。その結果 できるのが、時空ですね。だから正しい方向はこうですよ。「2x2」から「3+1」こっちが正しい方向な んですけど、逆方向に行ってしまう。本当はこのように、「3+1」を「2x2」に戻すのではなくて、「3」を いったん「1」に凝縮化して、「1」+「1」。これを「2」にする。これが正しい発展の仕方ですね。そうや らずに、「3+1」をすぐに「2x2」に戻してしまったのが、時空です。われわれがいる時空。どういうこと かというと、x と y と z、この 3 つの軸のうち、一本の軸だけ選んで、たとえば z ですね、そこに観 察者が入り込んでしまうわけですね。つまり、次元降下と言ってもいいと思います。つまり、四次元 の位置にいた「わたし」が、三次元の、一つの次元として放り込まれてしまった。それが、この世界 です。つまり、われわれはその結果、二次元平面 (xy 平面) しか知覚することができないわけで す。本来われわれは四次元的な存在だとすれば、三次元が知覚できるわけでしょう?ところが、

三次元に投げ込まれた結果、平面しか知覚できなくなっている。つまり、次元が 1 コ落ちているわ けです。それが、この状態ですね。3 つの次元のうち 1 コだけ選んで、そこに観察者が投げ込まれ ている状態。

川: z のところに観察者が…

佐: 本当は、ここ(t)にいるんだけれども、ここ(z)に意識が落ちちゃっている。つまり、被観察者とし ての意識ですね。だから本当は、t が z を観察しているんだけれども、z が自分だと思っているか

(31)

31 ら、観察される方向、後ろ向きに意識が行ってしまっている。これが「私」という存在。見られている

「私」ですね。普通「私」といった場合、肉体を意識するでしょう?見られている存在というのを意識 するわけです。でも本当の「わたし」というのは、観察者です。そこが、ヌーソロジーの提唱者であ る半田さんが最も言いたいことです。本当の「わたし」というのは、「前」に意識がある。「前」に意識 を向けなさい。それが、半田さんが一番言いたいことです。観察者としての意識。ところが現代人、

われわれのほとんどは、見られる方に意識が向いている。後ろ向き。

川: 社会の構成員になることが、それですからね。

佐: そうですね。見られることの私。

質問者: 潜在意識と顕在意識ですか?

佐: それとは関係あるかどうか分からないですけど、見られる私。そうですね。

川: 真我と自我。見られるほうが、自我ですね。

佐: 顔かたちを気にしたり、世間体を気にしたりとか。見られる側としての「私」を認識するわけで す。つまり、観察される者としての意識にあまりにも落ち込んでいるんですね。そういう教育を受け ているからです。生まれてからすぐはこっち(見る方の「わたし」)ですよ。赤ちゃんはみなこっち。

川: 純粋な観察者…

佐: 観察者としての「わたし」なんだけれども、それが成長し、社会の一員として組み込まれ、教育 を受けるうちに、だんだん観察される存在としての「私」がすり込まれていく。

川: それらが、大きくなると、しっかり確立されてしまうんですね。

佐: そうすると、こっち(観察者としての「わたし」)が全く無いような人間が現れてしまうんですね。も ちろん、両方大事なんです。社会生活を営む上では、観察する「わたし」も、観察される「私」も、ど っちも大事なんですけど、あまりにもこっちだけだと問題なんですね。こっちばかりでも。

川: 真の自分を失いますからね。下側(観察される「私」)は。

佐: それは「モノ」的な生き方ですね。「モノ」というのは、観察されるだけの存在ですから。生物と いうのは、ちょっとでも観察する意識のある存在です。全く観察する意識のない存在が、「モノ」で す。それが、物体と生物の違いです。人間というのは、最も観察する意識が高い存在です。観察 する意識がゼロになったのが、モノです。

(32)

32

佐: 今日は面白い話がいっぱいできました。深いでしょう?

川: まだ時間があります。30 分くらいありますね。

佐: だいぶしゃべりたいことはしゃべったんですがね。

川: クォンタムヒーリングとか…

佐: 古典力学と量子力学の違いですね。直線と円環の違いと言ってもいいです。われわれは、直 線だけの世界に住んでいる。これが、モノと空間を分離していますね。これが、古典物理学の世界 です。モノと空間を分けて考えているんですね。量子力学というのは、これを元に戻しましょう、円 環に戻しましょう、と。これが量子力学ですね。物質世界というのは、モノと空間が分離した世界。

これが、これまでの古典力学的描像です。それに対して量子力学は、どちらも元のこういう(直交ト ーラス)状態。電磁場ですね。モノも空間も一体ですよ、と言っているわけです。

川: モノと空間を一体として見ていくんですね。

佐: それを(理解するために)、こういうモデルを使うといいかな、と。

「四次元球」モデル

(33)

33 佐: モノと空間は、分離して、われわれは考えていますけど、こういうイメージを作ってみましょう。

三次元直交座標を、このような球体として表します。原点がこの点で、三次元的モノの表面が、こ の(大円を含む)面に当たります。そうすると何がうれしいかというと、三次元座標における無限遠 を、こちらでは点として表すことができる。三次元的な無限遠の場所は、普通は、どのようなイメー ジを持たれますか?

川: 広がっていく感じ。

佐: そうですね。どんどん広がっていくイメージでしょう?それを点で表します。

川: 無限を点で表す…

佐: 三次元を四次元的に表す。ちょっとややこしいんですけど、数学的には、三次元球面といいま す。そうすると、ここ(大円を含む面)が、モノの境界になります。そうすると、モノの内部と外部が、

このようなイメージで見ると、対称でしょう?ゼロと無限遠点。

川: ゼロがモノの中心…。無限はまさに空間の果てみたいな…

佐: この世界に投げ込まれたわれわれは、この点(無限遠点)が見えていない。本当は、ここが「わ たし」の位置なんですけど。物質世界の内部に投げ込まれていますから、無限遠点が点として見 えずに、ボワーっと、こう広がっているように感覚されているわけですね。それがこの三次元世界 です。

川: 宇宙が広大に見えるのもそれが…

佐: 広大な宇宙のほんの一つの点にしかすぎない。モノと同じ存在としてわれわれは…

川: 自分のことをそう思っているわけですね。

佐: 感覚しているわけでしょう。広大な、137 億光年という広大な宇宙のほんの一点にしかすぎな い。そういうイメージを抱いていないですか?

川: 普通はそうですね。

佐: それは近代科学がもたらした、妄想や幻想、と言ったら言い過ぎですけど…

川: 近代科学がそのような意識を…

(34)

34

佐: そうそう。意識をつくりだしている。本当はみなさんひとりひとり、宇宙そのものなんですね。宇 宙より大きい存在です。それを忘れてしまっているから、宇宙というモノの中に投げ込まれている。

一つの点にしかすぎない、と考えてしまっているわけです。それが、近代科学がもたらした、意識と 物質の分離の弊害の一つですね。それによって、いろいろな心の病気が起こっている。それを癒 してあげましょう、というのがクォンタムヒーリングですね。あなたは宇宙ですよと。みなさん、この 真実を知ってしまえば、一切そういうのは必要なくなるわけですね。

川: なるほど。

佐: 癒しも必要なくなる。あなた一人ひとりが宇宙以上の存在なんですよ。

川: それが分かれば…

佐: 近代科学を信じて、それを信奉しているというか、そのせいで、宇宙というモノの内部に投げ 込まれて、ちっぽけな存在に…

川: 無力感ですね。

佐: そうそう。さらに言ってみれば、観察者というのは神ですよね。その視線を失っていませんか、

ということです。それを取り戻せばみなさん、癒しとか一切必要なくなる。

川: なるほどね。先ほどの大下先生の話にも通じますね。

佐: もちろん。みなさん神様ですから、何でもできます。それが、わざわざ宇宙という小さい素粒子 の中に、ぎゅうぎゅうに詰め込まれている。それで身動き取れなくなっている。自分の位置は無限 遠点。そこから始まるわけです。そのときに、「わたし」の見る視線、これを数学的に表すと、虚数 (単位)iになる。これは、見ることですから、eye。さらに、日本語の「愛」ですね。「i = eye = 愛」これ は毎回強調したい(笑)。これを全て含んだのが、私、I。これらが全部繋がっているわけですね。

川: 虚数というのは、数学上のつくられた概念であると思われているのは、どんでもないと。

佐: 数学と意識がこういうふうに結びついている。数学というのは、無味乾燥なものではありませ ん。われわれの意識があらわれている。この「アイ」がないと、等化できないわけです。つまり「わ たし」っていうのは、世界を観察する存在なんですね。世界に対して直交する。ところがふつう、わ れわれは世界の中に投げ込まれている。この直線(複素数平面の実軸)上に意識が落ち込んで、

そこから抜け出せなくなっている。それがわれわれの意識です。ですから、本当のわれわれは世 界の中にありませんよ。いいですか。「わたし」は世界を観察する存在です。それを数学的にあら わしているのが、虚数、虚軸ですね。虚数単位。これが、世界を観察するあなたの視線を表してい

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