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知 能 情 報 シ ス テ ム 学 科 教 員 一 覧

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Academic year: 2021

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(1)
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科学技術学部長 和田 仁

科学技術学部は、情報基盤について学ぶ「知能情報システム学科」、建築環 境基盤について学ぶ「建築環境学科」,それと,本年度新設された臨床工学技 士を養成する「臨床工学科」の3学科で構成されています。

「知能情報システム学科」は、情報基盤を支える、ネットワーク、インター ネット、マルチメディア、ロボットなどを学べる情報専門の学科です。これか らの情報システムは賢くかつ人にやさしいシステムになっていきます。そのた めに必要な先端の情報技術を幅広く学べる学科です。

「建築環境学科」は、建築物の企画、設計、施工を総合的に学ぶ「建築デザ イン」、室内環境に配慮した健康住宅や医療施設などのインテリアの設計技術 を学ぶ「健康インテリア」、建築設備の設計、施工を体系的に学ぶ「建築設備」

で構成されています。

「臨床工学科」は、医療技術と医療機器の高度化に基づく高度医療を支える 臨床工学技士を養成する学科で、広い教養、豊かな人間性と研究心を持ち、か つチーム医療の一員として働き、新たな医療機器の開発にも参加できる臨床工 学技士を育成します。

本年度、「知能情報システム学科」からは26名が、「建築環境学科」からは 21名が社会に巣立っていきました。就職率は100%に近い値です。これからの世 の中、一層情報化され、また快適な建築構造物が必要となって来ます。従って、

それらを目指す両学科の卒業生の未来は明るいと言えます。

最後に、本報告の「教員別教育研究活動」に示すように、本学部の教員は日々、

教育・研究に励んでいます。

(3)

新時代の実学を担う有為な人材を育成するために5つの教育理念を掲げ、

人間教育を重視した専門教育を実施する。

(1) 豊かな人間性と創造力の養成

専門技術・知識を習得し、独自に工夫・応用できる創造性を育成する。同時に、豊かな人間性と愛情 をはぐくむ。

(2) 専門技術の研鑽

専門技術の学問としての確立と研究の推進を行い、あわせて、実社会の需要に積極的に応えられる技 術と情熱を持つ人材を育成する。

(3) 国際性豊かな人材の育成

高い識見と専門技術を生かし、多様な世界との文化・技術交流に積極的に取り組むことのできる国際 性豊かな人材を育成する。

(4) 社会の一員としての自覚と問題解決能力による貢献

国際社会、国家、地域社会の一員としての役割、責任を自覚し、社会に対する洞察力と問題解決能力 をもって、進んで社会貢献に参加する人材を育成する。

(5) 地域社会とともに発展する大学

地域社会との交流を活発に行い、同時に職業人の再教育、編入学、科目等履修生及び社会人の受け入 れなど、生涯学習に対応する。

【科学技術学部】

科学技術学部は、実践的教育に基づき、科学技術に関わる深い見識と高度の技術力を身に付けること に加えて、高い倫理観と豊かな創造力、多面的な分析力と協調性、実社会における具体的な問題把握力 と解決能力をもつ人材の育成を目的とする。

知能情報システム学科は、ネットワーク、マルチメディア、バイオロボティクスの各分野につい て、幅広いコンピュータの基礎知識に加え実践的な技術力を教授し、豊かな発想力と自在な応用力 を身につけた高度情報化社会に対応できる人材を育成する。

建築環境学科は、建築デザイン、健康インテリア、建築設備の各分野を核として、環境に配慮し た建築空間の構成技術の獲得とその実践をとおして、充実した基礎教育と時代に適合した先端教育 を行い、建築空間と人間生活の適正な関係の改善に寄与できる人材を育成する。

臨床工学科は、臨床工学に関わる医療技術や医療機器開発の各分野について、理論及び応用の研 究を行うとともに、広い教養、高い倫理観、豊かな人間性と研究心を有し、かつチーム医療の重要 な一員として活動でき、さらに新たな医療機器の開発に参画出来る臨床工学技士の人材を育成する。

(4)

ディプロマ・ポリシー、アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー

1. 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

「知識・理解」

・知能情報システム分野の基礎を広く深く理解し、柔軟な対応力を身につけている。

「思考・判断」

・コミュニケーション能力などの社会人基礎力を養い、未来社会に対応できる能力を身につけて いる。

「技能・表現」

・知能情報システムの多彩な応用分野を広く学び、地域社会の発展に貢献できる力を身につけて いる。

「関心・意欲・態度」

・広い教養に裏打ちされ、魅力ある人生を創造する人間力を身につけている。

2. 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

求める学生像

「知識・理解」

・知能情報システム分野の基礎を広く深く学びたい人。

「思考・判断」

・地域社会、未来社会に貢献したい人。

「技能・表現」

・知能情報システムの多彩な応用分野を広く深く学びたい人。

「関心・意欲・態度」

・人間力を高め、社会人基礎力を養い、魅力ある人生を創造したい人。

求める学習経験

・コンピュータや情報技術への興味・関心を持つに至る学習経験を有している。

3. 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

ディプロマ・ポリシーを踏まえ、教育課程を編成し実施する。

「基礎科目」

・広い教養と人間力を育成する。

「専門基礎科目」

・知能情報システム分野の基礎を広く深く理解する教育を行う。

「専門科目」

・知能情報システムの多彩な最新の応用分野を教育する。

「研修科目」

・社会人基礎力を育成する。

(5)

ディプロマ・ポリシー、アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー

1. 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

「知識・理解」

・建築環境分野における関連専門資格の取得に必要な知識・技能を有する。

「思考・判断」

・建築環境分野に関心を持ち、健康でエコロジカルな建築環境について深く考察できる。

「技能・表現」

・建築環境の構築や改善に寄与できる技能を有する。

「関心・意欲・態度」

・高い倫理観と豊かな想像力を持って、建築環境分野や地域社会に貢献できる力を身につけてい る。

2. 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

求める学生像

「知識・理解」

・建築環境分野の基礎から応用まで広く深く学びたい人。

「思考・判断」

・物事を多面的かつ理論的に考えようとする人。

「技能・表現」

・自分の考えを的確に表現し、伝える努力を惜しまない人。

「関心・意欲・態度」

・身近な住環境に問題意識を持ち、具体的な環境改善に意欲がある人。

求める学習経験

・文系・理系志向を問わず、建築環境分野を学ぶための基礎的な学力を有している。

3. 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

ディプロマ・ポリシーを踏まえ、教育課程を編成し実施する。

「基礎科目」

・人間力と社会人基礎力を育成する幅広い教養教育を行う。

「専門基礎科目」

・建築環境分野を広く深く理解するための充実した基礎教育を行う。

「専門科目」

・建築デザイン・健康インテリア・建築設備の3つのコースを用意し、より専門性の高い教育を行 う。

「研修科目」

・グループ指導体制により充実した実践教育を行う。さらに資格取得支援や学外実習など課外学 習支援の仕組みも整えている。

(6)

ディプロマ・ポリシー、アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー

1. 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

「知識・理解」

・建築環境分野における関連専門資格の取得に必要な知識・技能を有する。

「思考・判断」

・建築環境分野に関心を持ち、健康でエコロジカルな建築環境について深く考察できる。

「技能・表現」

・建築環境の構築や改善に寄与できる技能を有する。

「関心・意欲・態度」

・高い倫理観と豊かな想像力を持って、建築環境分野や地域社会に貢献できる力を身につけてい る。

2. 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

求める学生像

「知識・理解」

・建築環境分野の基礎から応用まで広く深く学びたい人。

「思考・判断」

・物事を多面的かつ理論的に考えようとする人。

「技能・表現」

・自分の考えを的確に表現し、伝える努力を惜しまない人。

「関心・意欲・態度」

・身近な住環境に問題意識を持ち、具体的な環境改善に意欲がある人。

求める学習経験

・文系・理系志向を問わず、建築環境分野を学ぶための基礎的な学力を有している。

3. 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

ディプロマ・ポリシーを踏まえ、教育課程を編成し実施する。

「基礎科目」

・人間力と社会人基礎力を育成する幅広い教養教育を行う。

「専門基礎科目」

・建築環境分野を広く深く理解するための充実した基礎教育を行う。

「専門科目」

・建築デザイン・健康インテリア・建築設備の3つのコースを用意し、より専門性の高い教育を行 う。

「研修科目」

・グループ指導体制により充実した実践教育を行う。さらに資格取得支援や学外実習など課外学 習支援の仕組みも整えている。

ディプロマ・ポリシー、アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー

1. 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

「知識・理解」

広い教養と豊かな人間性を有し、生命の尊厳に対し深い理解を示す能力を有する。

「思考・判断」

臨床工学の進歩に対応可能な理工学的素養を身につけるとともに、その高度化に貢献できる。

「技能・表現」

臨床工学の専門職としての能力と自覚を持ち、チーム医療の重要な一員として協力し、積極的 に行動できる。

「関心・意欲・態度」

常に努力を怠らない強い意志とチーム医療に必要な協調性・コミュニケーション能力を有する。

2 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

「知識・理解」、「思考・判断」

臨床工学を学ぶのに必要な基礎学力(国語、外国語、数学、物理、化学、生物)と知識の活用 力を身につけている人。

「技能・表現」

臨床工学に強い関心を持ち、チーム医療の重要な一員として臨床工学技士が携わる医療を通し て社会に貢献したい人。

「関心・意欲・態度」

常に努力を怠らない強い意志とチーム医療ならびに福祉との連携に必要な協調性・コミュニケ ーション能力を有する人。

求める学習経験

多分野の専門職が連携して仕事をするために必要な人間性や探究心を持ち、学んでいる。

自己の能力を高める努力を常に行っている。

3. 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

ディプロマ・ポリシーに定めた目標を達成するために体系的・順次的な教育課程を編成し実施する。

基礎科目、専門基礎科目、専門科目および研修科目をもって構成する。時系列的にも、概ねこの順 に教育が行われる。

「知識・理解」

基礎科目を設け、大学生にふさわしい教養と豊かな心を身につける教育を行う。

「思考・判断」

専門基礎科目を設け、工学と医学に関する幅広い知識と技量を身につける教育を行う。

「技能・表現」

専門科目を設け、臨床工学技士として必要な知識と技量を身につけ、かつチーム医療の一員と して活躍できる臨床工学技士を育成する教育を行う。

「関心・意欲・態度」

研修科目を設け、社会人基礎力と研究心を持つ臨床工学技士を育成する教育を行う。

(7)

2016年度「科学技術学部年次報告」の発刊にあたって

第1章 研究活動

1-1 学協会研究活動

1-1-1 IUTAM Symposium on Advances in Biomechanics of Hearing 10 11 12 13 13 14

15 1-1-2 International Symposium on Cochlear Mechanics and Otoacoustic Emissions

1-1-3 33rd World Congress of Audiology 1-1-4 Hecethy housing 2016(Australia) 1-1-5 IAQVEC 2016(korea)

1-1-6 Indoor Air 2016(Belgiam)

1-1-7 日本音響学会2016年秋季研究発表会 1-1-8 30回人工知能学会全国大会(JSAI2016)

1-1-9 電子情報通信学会 HCGシンポジウム2016

1-1-10 空気調和・衛生工学会東北支部 6回学術・技術報告会 1-1-11 25回日本臨床環境医学会学術集会

1-1-12 建築実施コンペ

1-1-13 日本建築学会 空気清浄装置による室内空気質改善の評価方法検討WG 1-1-14 室内環境学会 燃焼器具分科会

1-1-15 東日本大震災の被災地支援~汚染土壌からの放射線が周辺建築環境に及ぼす影響

に関する調査研究~

1-1-16 日本建築学会 燃焼排ガス汚染の特徴と対策小委員会

1-2 科学技術学部 科学研究費および研究助成 16

第2章 社会貢献

2-1 各種受賞 石田實記念財団研究奨励賞受賞 17 2-2 平成28年度 空気調和・衛生工学会 初級技術者研修会 18 2-3 環境評価専門委員会等~県・市における各種審議会での社会貢献活動~ 18

2-4 学外委員会活動レビュー 19

2-5 第2回情報処理学会アクセシビリティ研究会 2-6 日本建築学会 福島支援検討小委員

19 20 2-7 日本建築学会 放射線防護のための都市・住まいの手引き作成WG 20 2-8 市民講座 (公財)仙台ひと・まち交流財団貝ケ森市民センター主催事業 国見社会学級

連携事業

21

2-9 貝ヶ森市民センター市民講座 21

2-10 豊齢学園・市民講座 22

2-11 若林区の水辺のまちづくり「六・七郷堀サポーターズ」 23

2-12 「見る・聞く・歩く 市長と地域の集い」 23

2-13 川づくり市民団体「梅田川せせらぎ緑道を考える会」 24

2-14 水辺テーマの市民講座

2-15 臓器移植普及推進キャンペーン活動 2-16 臨床工学技士啓蒙活動

24 25 26

(8)

3-1 学部企画活動

3-1-1 AO・推薦入試合格者懇談会(知能情報システム学科、建築環境学科)

3-1-2 AO・推薦入試合格者懇談会(臨床工学科)

3-1-2 就職活動出陣式

29 30 31 3-2 知能情報システム学科 教育活動

3-2-1 教育活動レビュー 32

3-2-2 カリキュラム体系図 3-2-3 カリキュラムツリー図

3-2-4 研究室および卒業研究題目一覧 3-2-5 学園祭

3-2-6 オープンキャンパス 3-2-7 入学前教育

3-2-8 就職と進路状況について

3-2-9 主な就職先企業一覧(開学以来)

34 35 36 37 38 39 40 41 3-3 建築環境学科 教育活動

3-3-1 教育活動レビュー 3-3-2 カリキュラム体系図 3-3-3 カリキュラムツリー図 3-3-4 卒業研究題目

3-3-5 学園祭(建築環境セミナー2016)

3-3-6 オープンキャンパス

3-3-7 入学前教育(合格者懇談会含む)

3-3-8 建築環境学科 環境設備エンジニアコース サマーセミナー

3-3-9 就職・進路状況レビュー

3-3-10 主な就職先企業一覧(開学以来)

42 44 45 46 47 48 49 50 51 52 3-4 臨床工学科 教育活動

3-4-1 教育活動レビュー 3-4-2 カリキュラム体系図 3-4-3 カリキュラムツリー図

3-4-4 学園祭(臨床工学技士の仕事について知ろう!)

3-4-5 オープンキャンパス 3-4-6 入学前教育

53 55 56 57 58 59 3-5 大学院 健康社会システム研究科生活環境情報専攻 活動報告 60

第4章 教員別教育研究活動

4-1 知能情報システム学科 専任教員一覧 61

4-1-1 和田 仁 4-1-2 藤木 澄義 4-1-3 石田 広幸 4-1-4 沈 紅 4-1-5 神村 伸一 4-1-6 鈴木 伸夫 4-1-7 費 仙鳳 4-1-8 塩野目剛亮

62 64 66 68 70 72 74 76

(9)

3-1 学部企画活動

3-1-1 AO・推薦入試合格者懇談会(知能情報システム学科、建築環境学科)

3-1-2 AO・推薦入試合格者懇談会(臨床工学科)

3-1-2 就職活動出陣式

29 30 31 3-2 知能情報システム学科 教育活動

3-2-1 教育活動レビュー 32

3-2-2 カリキュラム体系図 3-2-3 カリキュラムツリー図

3-2-4 研究室および卒業研究題目一覧 3-2-5 学園祭

3-2-6 オープンキャンパス 3-2-7 入学前教育

3-2-8 就職と進路状況について

3-2-9 主な就職先企業一覧(開学以来)

34 35 36 37 38 39 40 41 3-3 建築環境学科 教育活動

3-3-1 教育活動レビュー 3-3-2 カリキュラム体系図 3-3-3 カリキュラムツリー図 3-3-4 卒業研究題目

3-3-5 学園祭(建築環境セミナー2016)

3-3-6 オープンキャンパス

3-3-7 入学前教育(合格者懇談会含む)

3-3-8 建築環境学科 環境設備エンジニアコース サマーセミナー

3-3-9 就職・進路状況レビュー

3-3-10 主な就職先企業一覧(開学以来)

42 44 45 46 47 48 49 50 51 52 3-4 臨床工学科 教育活動

3-4-1 教育活動レビュー 3-4-2 カリキュラム体系図 3-4-3 カリキュラムツリー図

3-4-4 学園祭(臨床工学技士の仕事について知ろう!)

3-4-5 オープンキャンパス 3-4-6 入学前教育

53 55 56 57 58 59 3-5 大学院 健康社会システム研究科生活環境情報専攻 活動報告 60

第4章 教員別教育研究活動

4-1 知能情報システム学科 専任教員一覧 61

4-1-1 和田 仁 4-1-2 藤木 澄義 4-1-3 石田 広幸 4-1-4 沈 紅 4-1-5 神村 伸一 4-1-6 鈴木 伸夫 4-1-7 費 仙鳳 4-1-8 塩野目剛亮

62 64 66 68 70 72 74 76

4-2 建築環境学科 専任教員一覧 79

4-2-1 野﨑 淳夫 80

4-2-2 須藤 諭 4-2-3 山本 和恵 4-2-4 増田 豊文 4-2-5 八十川 4-2-6 川村 広則 4-2-7 一條 佑介 4-2-8 二科 妃里

82 84 86 88 90 92 94

4-3 臨床工学科 専任教員一覧 97

4-3-1 牧野 正三 4-3-2 大高 徹也 4-3-3 古林 俊晃 4-3-4 家名田 敏昭 4-3-5 浅井 仁 4-3-6 工藤 剛実

98 100 102 104 106 108

第5章 付記

5-1 退職に寄せて 塩野目 剛亮 111

編集後記

(10)
(11)

1-1-1 IUTAM Symposium on Advances in Biomechanics of Hearing

Department of Intelligent Information Systems Professor Hiroshi Wada

IUTAM Symposium on Advances in Biomechanics of Hearing was held in Stuttgart, Germany on 17th – 20th May, 2016. The purpose of this Symposium is to bring together scientists, engineers and otologists in order to serve as a meeting point for reviewing and discussing recent advances in the research in Biomechanics of Hearing. Engineers will benefit from the discussion of clinical problems or observations to develop more valid mathematical models of different aspects of the hearing process. Surgeons will profit from predictions available with mathematical models and the mechanical insight into the physical phenomena involved in the hearing process. It is, therefore, another important aim of the Symposium to encourage and strengthen interdisciplinary work among engineers and otologists.

Our presentations in this symposium are as follows:

1. Analysis of neonatal tympanometry using SFI data.

2. Physiological and computational approaches to determine the cause of hearing loss in Kendo players.

Fig. 1. All presentations were given in this lecture room.

Fig. 2. During a coffee break.

Fig. 3. In front of the hotel we stayed.

Fig. 4. During the excursion.

Fig. 5. After the Symposium Dinner.

(12)

1-1-2 International Symposium on Cochlear mechanics and Otoacoustic emissions (OAEs)

知能情報システム学科 教授 和田

1980年代に,ヒトの耳から音が出て来ることが発見されまし た.これを耳音響放射(Otoacoustic emissions: OAEs)と言っ ています.OAEsの計測には,高度なテクニックを要しません.

1に示すように,小型イヤホンとマイクロホンが内蔵された プローブを外耳道に挿入し,静かなところで計測すれば,たい ていの場合OAEsを検出することができます.OAEsは異常現 象ではなく,正常耳から出てきます.そこで,OAEsを計測し,

この信号の有無で,正常耳か難聴耳かを診断する手法が開発さ れ,実際に新生児の難聴スクリーニングに使用されています( 1).しかし,OAEs の発生メカニズムは,まだよく分かってい ません.

Cochlear mechanicsOAEsに関するSymposiumを企画 しました.期日は2016924日(土)午後,会場は東京赤 坂にある山王病院山王ホールです.まず,私が開会の辞を述べ,

第一部では3名の先生がOAEsの計測手法や理論解析について 講演され,第二部ではイタリアから招聘した先生が最新の OAEsの計測手法について講演されました.

各講演の後には活発な質疑応答が行われ,Symposium は盛 況でした.また,Symposiumの後には懇親会が開催され,参加 者の親睦が図られました.

1. 新生児でOAEを計測している様子.

2. Symposium参加者.演台の前で.

International Symposium on Cochlear mechanics and Otoacoustic emissions

主催:生体機械に関する研究会 日時:2016924日(土)

会場:順和会山王病院3階 山王ホール

107-0052 東京都港区 赤坂8丁目1016 Tel. 03-3402-3151

Schedule 15:00 開会の辞

Hiroshi Wada (Tohoku Bunka Gakuen University)

15:15 第一部 一般口演

Chairperson: Tatsuhiko Harada (IUHW Atami Hospital) Frequency periodicity of transient evoked OAE and intra-canal reflectance

Tatsuhiko Harada (Dept. of Otolaryngology, IUHW Atami Hospital)

Conversion from amplitude modulation to phase modulation on the basilar membrane revealed by otoacoustic emissions and a transmission-line model

Sho Otsuka (NTT Communication Science Lab.)

Modeling of human active cochlea using finite-element method: Simulation of DPOAEs generated at the stapes and basilar membrane

Takuji Koike and Sinyoung Lee (University of Electro-Communications)

16:00 第二部 招待講演

Chairperson: Hiroshi Wada (Tohoku Bunka Gakuen University)

Generation mechanisms and acquisition techniques of otoacoustic emissions

Arturo Moleti (University of Roma Tor Vergata) 17:00 閉会の辞

Tatsuhiko Harada (IUHW Atami Hospital)

(13)

1-1-2 International Symposium on Cochlear mechanics and Otoacoustic emissions (OAEs)

知能情報システム学科 教授 和田

1980年代に,ヒトの耳から音が出て来ることが発見されまし た.これを耳音響放射(Otoacoustic emissions: OAEs)と言っ ています.OAEsの計測には,高度なテクニックを要しません.

1に示すように,小型イヤホンとマイクロホンが内蔵された プローブを外耳道に挿入し,静かなところで計測すれば,たい ていの場合OAEsを検出することができます.OAEsは異常現 象ではなく,正常耳から出てきます.そこで,OAEsを計測し,

この信号の有無で,正常耳か難聴耳かを診断する手法が開発さ れ,実際に新生児の難聴スクリーニングに使用されています( 1).しかし,OAEs の発生メカニズムは,まだよく分かってい ません.

Cochlear mechanicsOAEsに関するSymposiumを企画 しました.期日は2016924日(土)午後,会場は東京赤 坂にある山王病院山王ホールです.まず,私が開会の辞を述べ,

第一部では3名の先生がOAEsの計測手法や理論解析について 講演され,第二部ではイタリアから招聘した先生が最新の OAEsの計測手法について講演されました.

各講演の後には活発な質疑応答が行われ,Symposium は盛 況でした.また,Symposiumの後には懇親会が開催され,参加 者の親睦が図られました.

1. 新生児でOAEを計測している様子.

2. Symposium参加者.演台の前で.

International Symposium on Cochlear mechanics and Otoacoustic emissions

主催:生体機械に関する研究会 日時:2016924日(土)

会場:順和会山王病院3階 山王ホール

107-0052 東京都港区 赤坂8丁目1016 Tel. 03-3402-3151

Schedule 15:00 開会の辞

Hiroshi Wada (Tohoku Bunka Gakuen University)

15:15 第一部 一般口演

Chairperson: Tatsuhiko Harada (IUHW Atami Hospital) Frequency periodicity of transient evoked OAE and intra-canal reflectance

Tatsuhiko Harada (Dept. of Otolaryngology, IUHW Atami Hospital)

Conversion from amplitude modulation to phase modulation on the basilar membrane revealed by otoacoustic emissions and a transmission-line model

Sho Otsuka (NTT Communication Science Lab.)

Modeling of human active cochlea using finite-element method: Simulation of DPOAEs generated at the stapes and basilar membrane

Takuji Koike and Sinyoung Lee (University of Electro-Communications)

16:00 第二部 招待講演

Chairperson: Hiroshi Wada (Tohoku Bunka Gakuen University)

Generation mechanisms and acquisition techniques of otoacoustic emissions

Arturo Moleti (University of Roma Tor Vergata) 17:00 閉会の辞

Tatsuhiko Harada (IUHW Atami Hospital)

1-1-3 33rd World Congress of Audiology

Department of Intelligent Information Systems Professor Hiroshi Wada

33rd World Congress of Audiology was held in Vancouver, Canada on 18th – 21st September, 2016. It brought together over 1000 audiologists from over 40 countries. Participants had stimulating opportunities to share knowledge at the opening ceremonies, three plenary Round Tables, the special Glorig and WHO lectures, 28 feature sessions, over 200 contributed talks and posters, and an impressive exhibition by industry leaders.

I presented “Dynamic characteristics of the outer and middle ears in neonates” in this congress. While the congress was held, I participated in the International Journal of Audiology (IJA) editorial board meeting, as I am an editor of IJA. I also visited a lab of my colleague at the University of British Columbia.

(14)

図-1 新たな空気清浄手法の提案

図-2 空気清浄機運転に伴う室内硫化水素濃度の変化

1-1-4 Healthy housing 2016 (Australia, Brisbane)

新型空気清浄機の開発

建築環境学科 野崎淳夫

1,ICEERBHealthy housing 2016

ICEERB (International Conference on Energy and Environment of Residential Buildings)は,2000 年に初の会議 を仙台市で開催し、住宅建築のエネルギー削減と室内環境の改善に重要な役割を果たしている。本国際会議は アジア、

オセアニア、ヨーロッパ、北米の研究者で構成されており、その規模は比較的小さい。

昨年、オーストラリアのブリスベンで開催され、そのテーマを「Healthy housing」とした。この会議では、研究者間 の交流を促進し、住宅産業、建材メーカ、家電メーカ・・、および行政との対話サポートを促進する狙いがあり、他学 会とは趣向が多少異なる。重要テーマとしては、・持続可能な住宅設計と施工、・室内環境、・建築環境、・モデリング、

シミュレーション、・占有率の評価、・建築物の情報と管理、・評価、・マーケティング、・財務としている。

ICEERB(Healthy housing 2016)は、20161120~24日の間、ブリスベン市内のQUT(Queensland university of technology)のGardens pointで行われた。

2.研究内容 本研究成果は企業との共同研究により得られた

ものであるが、本空気清浄方式は以下の特徴を持 つ。

■個々の空気汚染物質への対応

・問題となる汚染物質に適した液剤を供給し、汚染 物質を補足、無害化する。

・不快な臭いの原因はそれぞれに異なるが、在来の 万能型の活性炭では、効率よい処理はできない。

本空気清浄方式では、その物質に適した液剤を処 理層に供給し効率よく処理する。

・集じんフィルターで補足した細菌、真菌、ウイル スを除菌する。

・集じんフィルターで補足したアレルゲン(ダニ、

カビ、花粉)を不活化する。

・ガス状物質のみならず、空気中に浮遊する細菌、

ウイルスを除菌し、増殖防止を図る。

・脱臭フィルター(活性炭など)の性能が回復する。

一般の活性炭吸着式空気清浄機は2ヵ月程度の 使用で、脱臭性能が50%以上低下してしまう。

これは活性炭の添着剤が劣化することに起因す るが、本方式では吸着性能を回復させる。

・脱臭フィルターの長寿命化が実現し、その交換頻 度が減少し、ランニングコストが削減する。

・長期良好な空気質を長期にわたり提供できる。

・毎時11.6㎥の大風量

・空気清浄機の評価指標CADR(相当換気量)

VOC,アルデヒド類:300㎥/h以上 集じん性能:600 ㎥/h以上

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図-1 新たな空気清浄手法の提案

図-2 空気清浄機運転に伴う室内硫化水素濃度の変化

1-1-4 Healthy housing 2016 (Australia, Brisbane)

新型空気清浄機の開発

建築環境学科 野崎淳夫

1,ICEERBHealthy housing 2016

ICEERB (International Conference on Energy and Environment of Residential Buildings)は,2000 年に初の会議 を仙台市で開催し、住宅建築のエネルギー削減と室内環境の改善に重要な役割を果たしている。本国際会議は アジア、

オセアニア、ヨーロッパ、北米の研究者で構成されており、その規模は比較的小さい。

昨年、オーストラリアのブリスベンで開催され、そのテーマを「Healthy housing」とした。この会議では、研究者間 の交流を促進し、住宅産業、建材メーカ、家電メーカ・・、および行政との対話サポートを促進する狙いがあり、他学 会とは趣向が多少異なる。重要テーマとしては、・持続可能な住宅設計と施工、・室内環境、・建築環境、・モデリング、

シミュレーション、・占有率の評価、・建築物の情報と管理、・評価、・マーケティング、・財務としている。

ICEERB(Healthy housing 2016)は、20161120~24日の間、ブリスベン市内のQUT(Queensland university of technology)のGardens pointで行われた。

2.研究内容 本研究成果は企業との共同研究により得られた

ものであるが、本空気清浄方式は以下の特徴を持 つ。

■個々の空気汚染物質への対応

・問題となる汚染物質に適した液剤を供給し、汚染 物質を補足、無害化する。

・不快な臭いの原因はそれぞれに異なるが、在来の 万能型の活性炭では、効率よい処理はできない。

本空気清浄方式では、その物質に適した液剤を処 理層に供給し効率よく処理する。

・集じんフィルターで補足した細菌、真菌、ウイル スを除菌する。

・集じんフィルターで補足したアレルゲン(ダニ、

カビ、花粉)を不活化する。

・ガス状物質のみならず、空気中に浮遊する細菌、

ウイルスを除菌し、増殖防止を図る。

・脱臭フィルター(活性炭など)の性能が回復する。

一般の活性炭吸着式空気清浄機は2ヵ月程度の 使用で、脱臭性能が50%以上低下してしまう。

これは活性炭の添着剤が劣化することに起因す るが、本方式では吸着性能を回復させる。

・脱臭フィルターの長寿命化が実現し、その交換頻 度が減少し、ランニングコストが削減する。

・長期良好な空気質を長期にわたり提供できる。

・毎時11.6㎥の大風量

・空気清浄機の評価指標CADR(相当換気量)

VOC,アルデヒド類:300㎥/h以上 集じん性能:600 ㎥/h以上

図-4 空気清浄機運転に伴う室内PM2.5濃度の変化

1-1-5 IAQVEC 2016 (korea, Seoul)

Chairmanと研究発表

建築環境学科 野崎淳夫

■IAQVECとは

International Conference on Indoor Air Quality Ventilation & Energy Conservation in Buildingsの略称で、3年毎に開催される国際会議である。1992年にカナダモント リオールを皮切りに、20161023~26日ソウルで第9回目が開催された。

■IAQVEQの目的と内容

この国際会議では、・換気と気密性、・IAQ と健康面での換 気、・ビルのスマートテクノロジー、・HVAC システム、・シス テムインテグレーションと最適化、・センサーコントロー ル、・情報管理、・モデリングツールとシミュレーションツール などをテーマとしている。

■研究発表の内容

PM2.5とは粒子径が2.5μm以下の微粒子を指すが、微細な空 気汚染物質なので、呼吸器系、循環器系などへ悪影響をもた らす。筆者らの開発した空気清浄機は、PM2.5 に対しても非 常に大きな除去能力を持つ。大手家電メーカーの製品と比較 しても、数十%以上大きな値を示し、参加者から大きな関心 が寄せられた。

写真-2 成長著しいSongdo(松島新都市)

(手前にBanquet会場が見える)

写真-1 微生物汚染の世界的権威の阿 部恵子先生と筆者

(阿部先生は、今年215日に永眠)

た。

写真-3 筆者がセッションChairを務めた研究発表者 香港大学院生(左)

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1-1-6 Indoor air 2016 (Belgian, Ghent)

空気清浄関連の基調講演

建築環境学科 野崎淳夫

1.ISIAQと国際会議Indoor air

ISIAQ(The International Society of Indoor Air Quality and Climate)は、健康、快適、知的生産性の高い室内環 境の構築を支援することを目的とした、国際的で独立した多分野を所掌する学術法人である。ここでは、室内環境の設計、

施工、管理、測定、あるいは健康科学などに関係した問題を扱い、室内空気質、室内環境に関する科学技術の進歩に貢献 する学術組織を目的としており、演題数が1000に迫る大規模な国際会議Indoor airを定期的に開催している。

2.ISIAQ とSTCs

2010年にISIAQSTC(Scientific and Technical Committees)を設立し、室内空気環境関連研究の方向性を検討し、

社会的関心の高い室内空気質について、ISIAQ提言を示す委員会(STCs)を設置した。

現在、設置されているSTCsと委員長を下記に示すが、筆者が委員を務める委員会は空気清浄関連のSTC22である。

ISIAQは国際会議Indoor air 2016201673日~8日の間、ベルギー、ゲント市で開催した。

本国際会議では「空気清浄機における各国の試験基準、課題、動向」について、筆者がSTC22を代表して基調講演を行 った。

■STC11 Source, monitoring and evaluation: Chemical pollutants

Chairperson: Xu Ying, The University of Texas at Austin, USA

■STC12 Source, monitoring and evaluation: Aerosols Alvin Lai,City Unviersity of Hong Kong

■STC21 Ventilation

Brent Stephens, Illinois Institute of Technology, USA

■STC22 Air cleaning

Alireza Afshari, Danish Building Research Institute, Denmark

■STC31 Health effects and epidemiology Yuexia Sun, Tianjin University, China

■STC32 Environmental/climate impacts

Kazukiyo Kumagai, California Department of Public Health, USA

■STC33 Thermal comfort

Yingxin Zhu, Tsinghua University, China

写真- 空気清浄機の原理、試験法、各国基準などの まとめを解説する筆者

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1-1-6 Indoor air 2016 (Belgian, Ghent)

空気清浄関連の基調講演

建築環境学科 野崎淳夫

1.ISIAQと国際会議Indoor air

ISIAQ(The International Society of Indoor Air Quality and Climate)は、健康、快適、知的生産性の高い室内環 境の構築を支援することを目的とした、国際的で独立した多分野を所掌する学術法人である。ここでは、室内環境の設計、

施工、管理、測定、あるいは健康科学などに関係した問題を扱い、室内空気質、室内環境に関する科学技術の進歩に貢献 する学術組織を目的としており、演題数が1000に迫る大規模な国際会議Indoor airを定期的に開催している。

2.ISIAQ とSTCs

2010年にISIAQSTC(Scientific and Technical Committees)を設立し、室内空気環境関連研究の方向性を検討し、

社会的関心の高い室内空気質について、ISIAQ提言を示す委員会(STCs)を設置した。

現在、設置されているSTCsと委員長を下記に示すが、筆者が委員を務める委員会は空気清浄関連のSTC22である。

ISIAQは国際会議Indoor air 2016201673日~8日の間、ベルギー、ゲント市で開催した。

本国際会議では「空気清浄機における各国の試験基準、課題、動向」について、筆者がSTC22を代表して基調講演を行 った。

■STC11 Source, monitoring and evaluation: Chemical pollutants

Chairperson: Xu Ying, The University of Texas at Austin, USA

■STC12 Source, monitoring and evaluation: Aerosols Alvin Lai,City Unviersity of Hong Kong

■STC21 Ventilation

Brent Stephens, Illinois Institute of Technology, USA

■STC22 Air cleaning

Alireza Afshari, Danish Building Research Institute, Denmark

■STC31 Health effects and epidemiology Yuexia Sun, Tianjin University, China

■STC32 Environmental/climate impacts

Kazukiyo Kumagai, California Department of Public Health, USA

■STC33 Thermal comfort

Yingxin Zhu, Tsinghua University, China

写真- 空気清浄機の原理、試験法、各国基準などの まとめを解説する筆者

1-1-7 日本音響学会2016年秋季研究発表会

知能情報システム学科 教授 和田

日本音響学会2016年秋季研究発表会が2016914日-16日に富山で開催されました.発表会の中にスペシャルセッショ ン「聴覚生理の現状と今後」が組まれました.セッションの主旨は「聴覚生理の研究においては,生物を用いて末梢系から中枢 系までの反応を直接観測することで,その機序を解析する研究が長年行われてきた.聴覚研究委員会では,この研究は音研究の 重要なテーマの一つであるとして,研究発表会および研究会で活発な議論を行ってきた.これらの活動の中で,近年,多くの業 績を残された研究者があいついで大学を退職された(あるいはもうすぐ退職される)状況となった.そこでこの機会に,「聴覚 生理の現状と今後」について,現状どこまでわかっているか,そして,今後どのような問題が残されているのかを,生物を用い た聴覚生理研究の立場からまとめる.」です.私は招待を受け,「内・外有毛細胞のメカニクス」のタイトルで発表を行いました.

第3会場スペシャルセッション 聴覚/生物音響 [聴覚生理の現状と今後-生物音響の立場から-] 午前-前半(9:0010:30)[聴覚生理の現状と今後 I座長赤木 正人副座長松尾行雄

3-3-1 (招待講演)聴覚に必須な内耳内リンパ液の特殊電気現象の成立機構(30 分)

○日比野浩,任書晃(新潟大院・医歯学総合),吉田 崇正(九州大院・医),倉智嘉久(大阪大院・医)

3-3-2 (招待講演)内・外有毛細胞のメカニクス(30 分) ○和田(東北文化学園大)

3-3-3 (招待講演)光計測と微小電極計測でみた聴覚皮質の活動(30 分) ○堀川順生(豊橋技科大)

午前-後半(10:4511:45)[聴覚生理の現状と今後 II座長赤木正人 副座長松尾行雄

3-3-4 (招待講演)モグラの聴覚(30 分) ○工藤(滋賀医大)

3-3-5 (招待講演)聴覚系におけるマップ,ボトムアップ,トップダウンを考える(30 分) ○力丸(山東大/Brown/東京医療センター)

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1-1-8 30回人工知能学会全国大会(JSAI2016)

知能情報システム学科 講師 塩野目剛亮 30回人工知能学会全国大会では,コミュニケーション支援(2)のセッションにおいて,「クラウドソーシングによ るパラリンピック競技実況の情報保障に関する一考察」というテーマで口頭発表している.

本研究テーマを支えるISeeeプロジェクトでは,「オープンな,誰もが誰かの助けになる情報保障」を掲げ,クラウド ソーシングを活用した情報保障技術の開発に取り組んでいる.ISeeeInformation Support of Everyone, by Everyone,

for Everyoneの略であり,オープンな,誰もが助ける側となり,誰もが助けられる側になる情報保障を意味している.

情報保障とは,特定の伝達手段による情報の獲得に支障がある人々に,代替手段を用いて情報の獲得を支援すること である.ISeeeプロジェクトでは,情報保障領域にクラウドソーシング技術を応用し,健常者も障害者も関係なく,各人 の得意なことを活かして,全ての人が情報を受け取ることができる,すなわち「わかった!」状態になることを目標と している.これにより,助ける人・助けられる人の区別なく誰もが誰かを助け,支えあい情報を得ることができる社会 を目指している.

今回の発表内容は,クラウドソーシングを用いた情報保障を実現するにあたっての課題の洗い出しである(図1参照) 1つ目は,スポーツの実況放送に関する文献調査を通して,アナウンサーの持つ実況に関する知を明らかにしている.2 つ目は,障害者スポーツ団体へのアンケート調査を通して,クラウドソーシングのワーカー(支援者)となりうる人財 をどれくらい確保できるか,また各団体でこれまでに実況を実施しているかどうかを調査している.

字幕情報保障は,情報ソースの発現(たとえば,音声の発話,状況の変化など),入力者の情報取得,字幕入力・送出,

あるチャネルを通した字幕の配信,受信者の字幕情報取得,という一連の流れを持つ.クラウドソーシングによる字幕 情報保障のためには,情報ソースを文字入力に適したタスクの単位に分割し,入力者(ワーカー)に割り当てることが 必要となる.通常のニュース原稿のように,ある程度まとまった長さを持つ文章であれば,文章の区切りをタスク分割 の手がかりに活用できると考えられるが,スポーツ実況のように短文が連続する状況では異なる手法のタスク分割が必 要であると考えられる. 一般的な字幕情報保障の場合,文字通訳者に事前に資料が与えられてそれを元に辞書登録など の事前準備が行われることが多い.実況のアナウンサーの場合は自分なりの競技にあわせた「資料」を持っているが(山 本,2003),クラウドソーシングの参加者がそのような資料や知識を持っているとは限らないため,字幕精度・速度の確 保のための工夫が必要である.

競技によって,競技者や関係者の障害種別は様々であり,観戦者の規模も競技の知名度・大会規模によってまちまち であることがわかった.字幕入力のためのデバイスとしてはノートPCやタブレット,スマートフォンを想定しているが,

音声認識を活用した復唱による入力方法も可能とすれば,肢体不自由者や視覚障害者も復唱者としてクラウドソーシン グの参加者となりうる.音声認識と人間による手入力との組み合わせ方法の確立についても検討の余地はあるが,この ような形で従来は被支援者であった人たちが支援者となりうる仕組みを作ることに意義があると考える.

1 発表に使用したスライドの一部

Fig. 4. During the excursion.

参照

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