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第 号

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Academic year: 2021

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全文

(1)

http://www.jpf.go.jp/j/urawa/public/plc̲04.html 発行・編集 国際交流基金

  日本語国際センター 編 集 協 力 国際文化交流推進協会

       

 韓

かん

こくにいた時

ときに、語

がく

こうで一

いち

ねん

かん

かん

こく

じんに英

えい

を教

おし

えた体たい

けんがある。日

ほんに来

てから語

がく

きょう

しつを設

もうけて、

すう

ねん

かん

かん

こく

じんに日

ほん

を教

おしえ、日

ほん

じんに韓

かん

こく

を教

おし た体

たい

けんがある。また日

ほんの大

だい

がくで三

さん

ねん

かん、日

ほん

じんに韓

かん

こく

を教

おしえた体

たい

けんがある。

 その中

なかで、韓

かん

こく

じんに日

ほん

を教

おしえた体

たい

けんでは、日

ほん

で働はたらく韓

かん

こく

じんが生

せい

だったので、単

たんに語

がくの習

しゅう

とくとい うことにとどまらず、日

ほん

せい

かつに馴

んでいけること を大おおきな目

もく

てきとして教

おしえた。そこで私

わたしが最

さい

だいのテーマ としたのは、異

ぶん

かんに生

しょうじる行

き違

ちがいの克

こく

ふくだった。

しゅう

かん

てきな制

せい

のあり方

かた、倫

りん

かんや価

かん、物

もの

ごとの発

はっ

そう

の仕

かた、美

しきのあり方

かたなどの違

ちがいが、日

ほん

を理

かい

するうえで大

おおきな障

しょう

がいとなることを、私

わたし

しんが痛

つう

せつ

かんじさせられたからである。

 たとえば、日

ほん

じんの大

おおきな特

とく

ちょうの一

ひとつに、物

もの

ごとに対

たい

して受け身

の立

たち

に立

とうとする傾

けい

こうがとても強

つよいこ とがあげられる。自

しゅ

ちょうをぶつけ合

ってお互

たがいを知

り合おうとするよりも、できるだけ共

きょう

つう

てんを探

さがして協

きょう

調

ちょうし合

おうとする国

こく

みん

せいによるものだが、それが「主

しゅ

たい

せいのなさ」と映

うつってしまい、相

あい

が何

なにを考

かんがえている

のかが、なかなかつかめないのである。それに対

たいして、

かん

こく

じんはいいたいことをどんどん主

しゅ

ちょうするタイプなの で、そこにいろいろな誤

かいが生

しょうじて、関

かん

けいがうまくと れないことが、たくさん出

てくることになる。

 それで私

わたしは、日

にち

じょう

かい

である程

てい

が通

つうじるよう になった段

だん

かいで、受

うけ

けい(受

じゅ

どう

たい)の使

つかい方

かたを徹

てっ

てい て身

につけさせるようにした。日

ほん

ほど受

うけ

けいを多

ようする言

こと

は他

ほかにないし、これをこなすことは、日

ほん

じんの感

かん

じゅ

せいにマッチした会

かい

の上

じょう

たつには欠

かすことが できない。

 「押

す」「蹴

る」「打

つ」などの他

どう

だけではなく、

「座すわる」「寝

る」「言

う」「喜

よろこぶ」「思

おもう」など、自

どう

でも受

うけ

けいをつくるのが日

ほん

だ。たとえば「あなた が死ぬと困

こまる」とはまず使

つかわない。「あなたに死

なれ ると困

こまる」と受

うけ

けいで使

つかうのである。日

ほん

じんの感

かん

かく らすると、前

ぜん

しゃの使

つかい方

かたでは突

き放

はなされた冷

つめたさが感

かん

じられ、後

こう

しゃの使

つかい方

かたでは「本

ほん

とうに私

わたしを大

だい

に思

おもって いてくれているんだな」という温

あたたかさが感

かんじられてい る。

 能

のう

どう

たいばかりの使

ようは、日

ほん

じんに「きつい性

せい

かくだ」

という印いん

しょうを与

あたえる。日

ほん

じんとの関

かん

けいをよりスムース なものとするためには、受

うけ

けいの習

しゅう

とくは驚

おどろくほど効

こう

をあげるものである。

ほん

じょう

たつ

の決

め手

は受

うけ

けい

の使

つか

い方

かた

にある

 善

ソン

ファ

(エッセイスト)

2002 年9月発行 ISSN 1343-2524

44

(2)

NIHONGO-KYOIKU TSUSHIN No.44/September 2002

※         は、読者が教えている生徒のレベルを示します。

■ 授業のヒント ……… 16

スキットを使った会話練習

■ 写真で見る日本人の生活          ……… 14

「おやすみなさい」…寝る

日本語上達の決め手は受身形の使い方にある

呉 善花(エッセイスト)

■ 表紙エッセイ

日本語教育における評価

 當作 靖彦(カリフォルニア大学サンディエゴ校教授)

■ 日本語・日本語教育を研究する 第20回 ………6

ハンガリー日本語教師会

 セーカーチ・アンナ(代表)、佐藤紀子(同運営委員)

■ 海外日本語教育レポート 第 2 回………8

働く女性にマッサージが大人気

■ 新聞・雑誌から見る現代日本 第12回          (※本コーナーは著作権の関係でホームページへの掲載ができません。)11

リーディング チュウ太

■ 授業に役立つホームページ 第 3 回 ……… 21

やりもらい(1)

■ 文法をやさしく 第 3 回 ……… 22

■ 本ばこ(新刊教材・図書紹介) ……… 18

■ ニュース・編集部から ……… 24

CONTENTS

中・上級

初・中級

     

日本語教育指導者養成プログラム修士コースについて  日本語国際センター研修事業課   正野圭治、専任講師   簗島史恵

■ 国際交流基金日本語国際センター・政策研究大学院大学・国立国語研究所 連携プログラム ………3

 日本からのなつかしい便りをありがとうございます。初 めて読みました。楽しくまた緊張しました。いい内容です。

わたしのいるところは標高 3000m 近く。砂漠と草原のオ アシスの町です。わたしの学生はほとんどがチベット人で、

やがて教師になっていく人たちです。大半は農牧民の出身 です。学力差と日本語への興味関心の格差が大きくて授業 は苦労の絶え間がありませんが、優秀な学生は自学自習で どんどん進歩します。

 一番の悩みは、ほとんど日本人との交流がなく、なま の「正しい」日本語が聞けないことで、学生のなまりに引 きずられた日本語を教えているのではないかと恐れていま す。この人たちが日本語能力試験を受け、日本語の新聞や

インターネットが読めるようになることを期待していま す。また希望者には、やがて留学できるところまでもって いきたいと思います。

編集部の皆さんお元気で

阿部治平 青海師範大学民族師範学院日語系 青海省海南蔵族自治 州共和県恰卜恰鎮(学校は、青海師範大学の一学部です。日本の国立 大学の教育学部に似ています。)

呉 善花(お・そんふぁ)

韓国済州島出身。1983 年来日、東京外国語大学大学院修士 課程修了。日韓ビジネスの通訳、翻訳業の傍ら日本語を教え る。現在、拓殖大学日本文化研究所客員教授の他、日韓文化 協会の理事を務める 。 第 5 回山本七平賞受賞作の『攘夷の韓 国 、 開国の日本』をはじめ『スカートの風』(正、続、新)、『韓 国併合への道』、『「反日韓国」に未来はない』等、著書多数 。

表紙エッセイストプロフィール

読者から

(3)

こく

さい

こう

りゅう

きん

ほん

こく

さい

センター・政

せい

さく

けん

きゅう

だい

がく

いん

だい

がく

・国

こく

りつ

こく

けん

きゅう

じょ

れん

けいプログラム

ほん

きょう

いく

どう

しゃ

よう

せい

プログラム修

しゅう

コースについて

ほん

こく

さいセンター 研

けん

しゅう

ぎょう

・正

しょう

けい

、 専

せん

にん

こう

・簗

やな

しま

ふみ

 国

こく

さい

こう

りゅう

きん

ほん

こく

さい

センター(以

「センター」)では、2001(平

へい

せい

13 年

ねん

)年

ねん

9 月

がつ

から、ODA 対

たい

しょう

こく

(ただし、

ちゅう

ごくは別

べつプログラムで対

たい

おうしているので現

げん

ざい

たい

しょうとしていない)の日

ほん

きょう

いく

かんの現

げん

しょく

ほん

きょう

もしくは日

ほん

きょう

じゅ

けい

けん

しゃ

を対

たい

しょう

として、「日

ほん

きょう

いく

どう

しゃ

よう

せい

プログラム修

しゅう

コース」を開

かい

した。現

げん

ざい

、6 か国

こく

から 8 名

めい

の学

がく

せい

が、本

ほん

コー スの第

だい

1 期

せい

としてセンターに宿

しゅく

はく

し、文

どお

り、日

にち

、勉

べん

がく

に励

はげ

んでいる。本

ほん

稿

こう

では、この新

あら

たに開

かい

せつ

された修

しゅう

コー スの目

もく

てきや内

ない

ようを紹

しょう

かいするとともに、2003(平

へい

せい15)年

ねん

の学

がく

せい

しゅうについても解

かい

せつする。

コースの目

もく

てき

 本

ほん

コースの目

もく

てき

は、日

ほん

きょう

いく

せん

もん

として、日

ほん

に熟

じゅく

たつ

し、日

ほん

きょう

いく

において優

すぐ

れた指

どう

のう

りょく

を持

ち、かつ日

ほん

の社

しゃ

かい

・文

ぶん

ぜん

ぱん

にわたって理

かい

があるような、その国

くに

において将

しょう

らい

ほん

きょう

いく

の指

どう

しゃ

となるべき人

じん

ざい

を養

よう

せい

すること である。その目

もく

てきを達

たっ

せいするために、外

がい

こく

じん

ほん

きょう

に対

たいする日

ほん

きょう

いくの実

じっ

せきを有

ゆうする「国

こく

さい

こう

りゅう

きん

ほん

こく

さい ンター」、言

げん

がく

・国

こく

がく

とう

の学

がく

もん

てき

けん

きゅう

のう

を有

ゆう

する「国

こく

りつ

こく

けん

きゅう

じょ

」、政

せい

さく

けん

きゅう

においての文

ぶん

に関

かん

する教

きょう

いく

けん

きゅう

のうを有

ゆうする「政

せい

さく

けん

きゅう

だい

がく

いん

だい

がく」の 3 機

かんが連

れん

けいしてこのコースを運

うん

えいしている。

コースの概

がい

よう

 本

ほんコースは、日

ほん

きょう

いくにおける高

こう

で実

じっ

せん

てきな学

がく

プロ グラムとして 1 年

ねん

かん

で日

ほん

きょう

いく

の修

しゅう

てい

を修

しゅう

りょう

するもの で、主

おも

な修

しゅう

りょう

よう

けん

は、以

の 2 点

てん

である。

(1)単たん

しゅ

とく

 「言

げん

」、「言

げん

きょう

いく

」、「社

しゃ

かい

・文

ぶん

・地

いき

」の 3 領

りょう

いき

おいて、必

ひっ

しゅう28 単

たん

を含

ふくむ 36 単

たん

じょうを取

しゅ

とくする。

(2)特とく

てい

だい

けん

きゅう  1 年

ねん

という時

かん

てき

せい

やく

のため、修

しゅう

ろん

ぶん

に代

えて、特

とく

てい

だい

けん

きゅう(後

こう

じゅつ)を課

す。

 学

がく

の認

にん

てい

は、国

こく

さい

こう

りゅう

きん

ほん

こく

さい

センター、国

こく

りつ

こく

けん

きゅう

じょ

、政

せい

さく

けん

きゅう

だい

がく

いん

だい

がく

の 3 機

かん

のプログラム担

たん

とう

きょう

じゅで構

こう

せいされる委

いん

かいが行

おこない、この委

いん

かいで認

みとめられた研

けん

しゅう

せいには、修

しゅう

ごう [日

ほん

きょう

いく]が与

あたえられる。

カリキュラム  学

がっ

は 4 学

がっ

せいで、各

かく

がっ

と学

がっ

の間

あいだに 1 週

しゅう

かん

てい

の休

きゅう

かんがあるが、通

つう

じょう2 年

ねん

かんかかる修

しゅう

ていを 1 年

ねん

かんで修

しゅう

りょう るため、スケジュールは大

たい

へん

きび

しい。

(1)授じゅ 業

ぎょう

  授

じゅ

ぎょう

の年

ねん

かん

カリキュラムは以

の通

とお

りである。

Graduate Program on Japanese Language and Culture

がっ

めい

あき

だい

がっ

(16 週

しゅう

ふゆ

しょう

がっ

(8 週

しゅう

はる

だい

がっ

(16 週

しゅう

なつ

しょう

がっ

(8 週

しゅう

 期

10 月

がつ 11 月

がつ 12 月

がつ 1 月

がつ 2 月

がつ 3 月

がつ 4 月

がつ 5 月

がつ 6 月

がつ 7 月

がつ 8 月

がつ 9 月

がつ

「言

げん

りょう

いき

もく

ほん

ひょう

げん

ほん

ひょう

げん

えん

しゅう

ほん

がく

ほん

がく

*社

しゃ

かい

げん

がく

*日

ほん

ひょう

げん

*対

たい

しょう

げん

がく

*言

げん

がく

がい

ろん

*認

にん

げん

がく

・心

しん

げん

がく

けん

きゅう

かいでの第

だい1期

せいの発

はっ

ぴょう「自

こくの日

ほん

きょう

いくを語

かたる」

ページに続

参照

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