アメリカ探訪記
谷口真理 ・ 三根佳奈子
神戸市立須磨海浜水族園 ( 株 ) 自然回復
Expedition in the river mouth of Mississippi river.
By Mari TANIGUCHI and Kanako MINE Kobe Suma Aquarium
Nature Recovery Co.,Ltd.
2015 年 8 月 , 原産地のアカミミガメを見るためにアメリカ合衆国へ渡った . まず向かったのはアメリカ合衆 国南西部のミシシッピ川河口近くに位置するルイジアナ州最大都市ニューオリンズだ . そこを流れるミシシッピ 川沿いを西に向かって約 80 ㎞車を走らせ , カメを探した . 川沿いの道路はリバーロードと呼ばれ , その周辺 には大規模農園 ( プランテーション ) が広がっている . 現在も大地主の昔の大豪邸がそびえ立ち , ちょっとし た観光地となっている . ミシシッピ川は蛇行が激しいのが特徴で , 日本のように急峻で淵と瀬が繰り返される 河川とは異なる . 流れは比較的緩やかで所々に森が川に浸かったような澱んだ空間が存在し , そこで甲羅干 しするアカミミガメを多数発見することができた ( 下写真 ). 翌日 , 向かったのはさらに西へ約 100 ㎞いった Lake Fausse Pointe State Park だ . このあたりのミシシッピ川周辺一帯は氾濫源になっており , それにより できたであろう湖が大小無数に存在し , 湖は深い森に覆われている . 公園内のこのような湖を手漕ぎボートを 借りてアカミミガメを半日探しまわった . ここではアカミミガメの他に , 彼らを食べると言わる体長 3m はあろうア リゲーターもみつけることができた . 他にアルマジロ , アライグマ , リス , ヘビ , カエル , トカゲなども比較的簡 単に発見でき , その自然の豊かさを伺うことができた . 日本とは全く異なる環境や土地の広大さを実感し , こ れら違いによる日本とアメリカのアカミミガメの生態の違いを想像しながら旅は終わった .
ミシシッピ川で甲羅干しする多数のアカミミガメ
亀楽 (11) 22