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タ ベ ー ス と 情 報 知 識 学"
藤 原鎮 男
本 稿 は 平 成 元 年9月7日 、 東 京 で 行 な わ れ た情 報 知 識 学 会 シ ン ポ ジ ュ ウ ム に お け る 招 待 講 演 の 内 容 に 加 筆 し た も の で あ る 。
1.デ ー タ ベ ー ス の 展 開(歴 史)
表 題 中 の 二 つ の キ ー ワ ー ド 「デ ー タ ベ ー ス 」 と 「情 報 知 識 学 」 の そ れ ぞ れ に っ い て の 考 察 か ら議 論 を 始 め た い 。 ま ず 、 デ ー タ ベ ー ス は 今 日 ま で に3つ の 段 階 を へ て い る と い う見 方 か ら 始 め よ う。
1‑1第1期(1960‑1970)
この 時 期 に 、 世 界 的 規 模 で 情 報 知 識 の 流 通 改 善 の 動 きが 起 り、 そ れ は先 ず 図書 館 の 改 革 か ら始 ま り、 計 算 機 の 導 入 に進 ん だ 。 英 国 のDainton卿 を 委 員 長 とす る図 書 館 改 革 は 、 知 識 情 報 の 流 通 を 根 本 的 にか つ 広 い 視 野 で 改 革 す る先 達 と な り、 そ の わ く組 み は 図書 館 の 改 革 の 指 標 と な る もの で あ った。 そ こで は 明 らか に 図 書 と学 術 雑 誌 の 情 報 の 流 通 を 区 別 して い た。
B。stonSpaにLendingDivisinを 設 け 、 学 術 雑 誌 に 重 点 を 置 いて 中 央 図 書 館 集 書 の 理 念 で 情 報 知 識 の 流 通 を は か ろ う とす るの が そ の 基 本 的 考 え方 で あ った。
米 国 も議 会 図 書 館(LC)が この 時期 に 図書 館 の 改 革 を ス タ ー トさ せ た 。 こち らは 収 蔵 図 書 の 整 理 に改 革 の 主 点 が あ り、 そ れ は 図 書 館 業 務 の 改 革 で あ った 。 しか し、 そ の と き 同 時 に 受 け 入 れ(分 類 整 理)とLCMARCに よ る内 容 の 要 旨 の 機 械 処 理 が 含 ま れ 、 それ は 知 識 の 流 通 に 画 期 的 な イ ンパ ク トを 与 え る もの とな っ た の で あ る。 す な わ ち、 この 時 期 に 電 子 計 算 機 は 既 に 顕 著 な 進 展 を して お り、 米 国 に 顕 著 に そ の 動 きが 始 ま った 。LCの ほか 、 図 書 館 業 務 の 機 械 処 理 を 進 め るOCLCの サ ー ビ ス や学 術 論 文 の 要 旨を 機 械 処 理 を す る ア プ ス トラ
ク ツ デ ー タベ ー ス の サ ー ビ スが 始 ま っ た。 医 学 情 報 のMEI)LERSや 化 学 情 報 のCASデ ー タベ ー スの 構築 は それ で あ る
。 す な わ ち情 報 処 理 に計 算 機 を 導 入 す る こ とが 本 格 的 に進 ん だ の で あ る。
これ ら、 上 記 の 動 向 を 反 映 して 、 と くに 科 学 技 術 情 報 の 機 械 処 理 に よ る流 通 を はか るた め 科 学 技 術 情 報 セ ンタ ー が 世 界 の 各 地 に設 立 され た の も この 時期 で あ り、 これ は 、 既 往 の 図 書 館 の 線 と別 に 情 報 知 識 の 流 通 の 流 れ を生 む もので あ った。 両 者 の 調 整 や 、 さ ら に包 括 的 、 統 合 的 な もの を つ く る こ と は 、 そ の 後 、 ユ ネ ス コのPGIの ほか 、 世 界 の 国 々の 個 々が そ れ以
来 と り組 ま な け れ ば な らな い課 題 とな った。
1‑2第II期(1970‑・'1)
第II期 は 電 子 計 算 機 の 進 歩 が 著 し く、 その 成 果 が 直 ちにti1EDLERS,CASな どの デ ー タベ ー ス の 構 築 の み な らず 流 通 に大 きな 要 素 とな る に至 っ た 時 期 で あ る。IUPACの 中 に 化 学 情 報 特 別 委 員 会 が 作 られ た の は1972年 で 、CASが 文 献 情 報 か ら化 合 物 情 報 を 探 し出 すCompound generation,化 合 物 名 か ら その 構 造 を デ ィス プ レー す るStructuregenerationを 行 な う シス
テ ム を つ く った の が1974年 で あ る。 これ に よ って 、 化 学 は電 子 計 算 機 に よ る化 合 物 設 計 を 可 能 に す る こ と に な っ た の で あ る が 、 そ れ が 実 際 化 す る の は1970年 の 後 半 で74年 のCASは
「CA」 の 製 作 を 完 全 に機 械 処 理 で 実 現 しえ た こ と を 誇 示 す る に と ど ま って い た。 フ ラ ンス のDuBoisは ほ とん ど時 期 を 同 じ く して 同 じ機 能 を もつDARCを 完 成 した。 後 者 は と くに数 値 情 報 と ス ペ ク トル 情 報 の 処 理 す な わ ち、 オ ンラ イ ン計 測 の 結 果 を デ ー タベ ー ス 化 し、 そ れ を オ ンラ イ ンベ ー スで 流 通 路 に載 せ る所 に 特 色 を も ち、 これ は 、 実 験 と文 献 情 報 知 識 とを 連 結 す る とい う意 味 で 大 きな 特 色 を もっ もの で あ った 。 この 点 にお い て 東 大 は す で にTOOL
IRシ ス テ ムを っ くって 、 そ れ に附 随 して 実 験 室 のNMRの 測 定 結 果 を 、 オ ン ラ イ ンで 解 析 す る シ ス テ ム を作 って お り、DuBoisのDARCを つ く った フ ラ ン ス は 、 我 々 を 先 導 試 行 と して 大 変 高 く評 価 して くれ た の で あ っ た。
第H期 の も う一 つ の 特 長 はCODATAの 活 動 が この 時期 に 活 発 に な った こ とで あ る。 前 記DuBoisのDARCは そ の 一 部 だ が 、 さ らに 英 国 の ケ ンブ リ ッジ大 学 のx線 学 者 が 、 構 造 デ ー タの 機 械 処 理 を す す め 大 きな 貢 献 を 果 し、 今 日に 及 ん で い る。 この 時 期 の 特 長 はX 線 解 析 に お け る デ ー タ取 得 の よ う に、 高速 大 容 量 の 計 算 機 能 力 を 必 要 とす るた め 情 報 の デ ー
タベ ー ス構 築 は 、 限 られ た大 型 計 算 セ ンタ ー しか 寄 与 出来 な い事 情 が あ った こ とで あ る。 こ れ は大 容 量 高 速 の 計 算 機 の 進 歩 が 、 即 、 情 報 処理 の 進 歩 とな る性 格 を 与 え る こ と と な った 。
も う 一 っ の 特 長 と し て は 、 デ ー タ ベ ー ス の ネ ッ トワ ー ク構 築 の 努 力 が こ の 頃 か ら始 ま っ た こ と も 記 さ れ ね ば な ら な い 。 そ して 、 こ の デ ー タ ベ ー ス ネ ッ トワ ー ク が 有 効 に 機 能 す る 上 で 化 学 で は 化 合 物 の す べ て が 番 号 に 登 録 さ れ た こ と は 大 き な 意 味 を もつ 基 盤 整 備 だ っ た の で あ る 。
こ れ に よ っ て 、 文 献 情 報 も プ ア ク ト情 報 も、 あ る い は 新 論 文 を 載 せ た 学 術 雑 誌 と100年200年 の 記 録 で あ るGmelinやBeilsteinの 内 容 が 一 緒 に 利 用 し う る こ と と な りSTNが こ れ で 可 能
に な っ た の で あ る 。
さ ら に 、 デ ー タ ベ ー ス の 利 用 に よ る 新 し い 学 術 活 動 が こ の 時 期 に 始 ま っ た こ と も注 意 さ れ り べ き で あ ろ う。 フ ィ ラ デ ル フ ィ ア で ガ ー フ ィ ー ル ドが 始 め たICIは そ の 例 で あ る 。
1‑3第 皿期(1980‑)
第 皿期 は 第H期 の 延 長上 の 時期 で あ る。 そ の 特 長 は第1期 、 第H期 に比 較 して 、 そ の 目標 が 錯 然 た る こ と で あ る。 第1期 に は科 学 技 術 情 報 、 と くに 論 文 書 誌 事 項 と要 旨の 機 械 処 理 、 す な わ ち 電 子 計 算機 の 活 用 に よ る流 通 の 展 開 とい う明 確 な 目標 が あ った 。 ま た第II期 に は デ ー タベ ー ス の連 帯 、 す なわ ちネ ッ トワー ク化 とい う、 これ ま た 明 確 な 目標 が あ った。 と ころ が 、 第 皿期 に は この よ うな 明確 な 目標 を あ げ るの は困 難 で あ る。 勿 論 、 機械 処 理 の導 入 と展 開 は依 然 と して 進 め られ て い る。 た とえ ば 、 学 術 の 諸 分野 、 い ろ い ろ な デ ィ シプ リ ンの 中で そ れ ぞ れ が もっ 情 報 知 識 の デ ー タ ベ ー ス 化が 進 ん で い る(デ ー タベ ー ス構 築)。 ま た完 成 さ れ た 巨大 な デ ー タベ ー スCAとBeilsteinな どの 地 球 規 模 の 連 繋 もあ る(STN)。 あ る い は化 合 物 の 部 分 検 索 の実 現 、 日本 語 表 示 まで 含 む 化 合 物 辞 書 デ ー タベ ー スの 完 成 、 これ を 基 礎 とす る化 合 物 設 計 、 反 応 設 計 の 実 施 な ど顕 著 な業 績 が 上 が って い るの は事 実 で あ る。 しか し乍 らこれ らは 錯 然 と して 展 開 して い て 、 一括 した 把 握 が 出 来 な い。 この分 散 の 状 況 が 第1 期 第II期 の仕 事 との 根 本 的 な違 い で あ る。 す な わ ち、 第 皿期 の 仕 事 は専 門 に立 地 して い るの
で あ る。 この こ との根 本 的 特 長 は何 か とい う と、 情 報 学 、 情 報 知 識 学 の 応 用 が デ ィ シプ リ ン サ イ ドに よ って な され て い る と い う こ とに盆 き るで あ ろ う。 す な わ ち、 第 皿期 は第1期 と第
H期 に 展 開 して きた 情 報 学 に学 術 の 伝統 デ ィ シプ リ ン とが 接触 した時 期 な の で あ る。
さて 、 こ こで 演 者 は考 え を たて 直 して 見 る必 要 を 感 ず る。 専 門 伝 統 の デ ィ シプ リ ンが 、 整 理 され 、 流 通 路 に登 載 され た情 報 知 識 の 応 用 を はか る こ と は大 変 結 構 な こ とで 大 い に推 進 さ
れ ね ば な ら な い 。 しか し、 それ と は 別 に 「情 報 知 識 学 」 自体 が 一 っ の 専 門 と して 立 ち 、 ア イ デ ンテ ィ テ ィを 確 立 す る こ と も ま た 必 要 な こ とで あ る。 この シ ン ポ ジ ウ ムが デ ー タ ペ ー ス と 情 報 知 識 学 と い う表 題 で 設 け られ 、 情 報 知 識 学 会 が 誕 生 し、 ま た 日本 学 術 会 議 に情 報 学 の 研 究 連 絡 委 員 会 が 生 ま れ た と い う こ と は 、 一 っ の 専 門 分 野 と して 情 報 知 識 学 が 生 れ 、 生 長 を 始 め た と い こ とな の で あ り、 従 って 今 、 そ の 関 係 者 は 、 情 報 知 識 学 の 内 容 を 固 め 、 振 興 を は か らね ば な らな い の で あ る。 そ れ に つ い て 以 下 に 演 者 の 考 え を 少 し述 べ させ て 頂 く。
2.情 報 知 識 学
情 報 知 識 学 の 内 容 と して は 、 専 門 デ ィ シプ リ ンの 分 野 に 既 に 蓄 積 され た 内 容 を整 理 し、 処 理 体 系 を 確 立 して 広 く情 報 知 識 の 応 用 が 出 来 る よ うに す る 仕 事 が 含 ま れ る こ と は 先 に述 べ た 、 し か し、 そ れ と 別 に 情 報 知 識 の 専 門 家 が デ ィ シ プ リ ンと して 学 術 活 動 を す る こ とは 別 途 に 考 え ね ば な らな い 。 その 線 に 沿 って 、 どの よ うな 活 動 が あ る か とい う と、 情 報 の 組 織 化 の た め の 用 語 の 整 備 、 情 報 表 現 の た め の 言 語 の ホ ン訳 な どが ま ず 、 あ げ られ る。 そ して これ につ い て はす で に 成 果 が あ る とい って よ いで あ ろ う。 しか し、 学 術 の 一 つ の 専 門 分 野 と して の 成 立 の た め に は
さ らに も う一 歩 具 体 的 な 体 系 的 内 容 の 構 築 が 必 要 と思 わ れ る。
FIDの 理 事 会 は1988年4月 に 「情 報 知 識 」 の組 織 化 の 上 で 考 え るべ き 四 っ の 対 象 と して 次 を あ げ て い る。
1resource 2tool 3market
4educationandtraining
高 等 教 育 機 関 に お け るDepartmentの 構i築に は 、 ま ず4本 程 度 の 主 柱 を た て 、 そ の柱 に沿 って 内 容 を つ け る の が 普 通 で あ る。 そ こで 演 者 は デ ィ シプ リ ン と して の情 報 知 識 学 の 柱 を 何 に す る か を 議 す る こ とが 必 要 で あ る と提 議 した い。
今 、 か り に 、FIDが あ げ た4っ の 項 目 を 採 り上 げ て もよ い。 これ か ら一 応 、 情 報 知 識 学 の 構 築 を 果 た す こ とが 出来 よ う。 そ の 場 合 、 各 項 目 に 応 じた 内 容 を つ け る と こが 実 際 の 仕 事 で あ
る。 す な わ ち 、 この 各 項 目の 肉づ け を 、 情 報 知 識 学 の フ ァ ミ リー の 人 々が 自 らの 「分 野 の 建 設 」
の 使 命 と して 働 く こ とが な され ね ば な らな い。 これ が 現 在 の 我 々 に と って 最 も必 要 と され る こ とで は な い か と思、う。
情 報 知 識 学 が 以 上 で 成 立 した と して 、 こ こで 演 者 は 、 も う一 度 、 そ の 基 本 性 格 に つ いて 考 え て み た い と思 う。1‑3で 述 べ た よ うに 、 現 在 、 情 報 学 が 立 地 して い る場 面 は、 一般化 と、個 別 の デ ィ シ プ リ ンの 接 触 面 で あ る。 一 般 と い うの は 、 デ ー タベ ー ス の 形 で 整 理 され た 情 報 知 識 が 地 域 や 、 分 野 を越 え て 利用 され る に 至 った こ と を指 す もの とす る 。 そ の 方 向 に 沿 う仕 事 は 、 集 中 化 で あ り、 大 容 量 、 高速 の 情 報 処理 機 能 を 必 須 の 条 件 とす る もの で あ っ た。 と こ ろが 、現 時 点 で は・ 情 報 知 識 と して 求 め られ て い る もの は、 デ ィ シプ リ ンの 専 門 に 立 つ 個 別 的 な もの で あ り、 それ を 「一 般 化 」 の ベ ク トル に 沿 って 整 備 され た リソ ー ス の 中 か ら掴 み 出 す こ とが 仕 事 な の で あ る。 これ を 実 際 に有 効 に行 うた め に は 、 個 別 的 、 専 門 的 な 自己 の 要 求 を 整 理 し、体 系 化 し、 す な わ ち 、 自分 に即 した ロ ー カ ル な4要 求"の デ ー タベ ー ス を つ く り、 そ れ を 一 般 化 さ れ た情 報 知 識 の リ ソー ス に マ ッチ させ て 個 別 的 、 専 門 的 な 自分 だ け に 有 用 な 情 報 知 識 を 形 づ く る作 業 が 必 要 な の で あ る。 く り返 して い う と、 第1期 、 第II期 の 情 報 知 識 の 整 理 の 流 れ を 一 般 化 の 方 向 とす る な らば 、 この ベ ク トル に 対 し、 反 対 の ベ ク トル が あ り、 そ れ は専 門 に 立 地 した 情 報 処 理 な の で あ る。 こ の二 つ の 相 反 対 す る 流 れ の 接 触 面 が 第IH期 な の で あ る と見 られ る。
従 って 、 専 門 に立 地 した情 報 処 理 は 、 分 散 的 で あ り個 別 的 で あ る。 断 って お くが 、近年盛 ん に い わ れ て い る専 門 分 野 毎 の デ ー タ ベ ー ス構 築 は、 今 迄 の 議 論 の 上 で い う と 「一 般 化 」 の 流 れ に 属 す る作 業 で 、 反 対 ベ ク トル の 仕 事 の 中の こ とで は な い 。 ま た 、情報検 索の業 務、サ ーチ ャ ー とい うの も、 「一般 化 」の路 線の先端 にい る人で あ り、 これ も反 対ベ ク トルの中 に入 らな い。
専 門 、 デ ィ シ プ リンの 側 に 属 して 、 そ の 分 野 の ニ ー ズ を知 り、 そ して 、 一 般 化 され た 「情 報 知 識 べ 一 ス 」 の 活 用 を な し得 る 人 そ うい う人 が 第HI期 の 現 在 は も と よ り、 今 後 も必 要 と さ れ る 情 報 知 識 学 の 専 門 家 で あ ろ う。
情 報 知 識 学 の 柱 の 中 に これ を 採 り上 げ る と す れ ば そ れ はET .す な わ ち 「教 育 訓 練 」 で あ ろ う。 具 体 的 に 既 在 の 専 門 分 科 の 分 れ る前 、 す な わ ち一 般 教 養 の あ と の 専 門 基 礎 の 段 階 に 「一 般 化 」 され た 「情 報 知 識 べ 一 スの 利 用 」 の カ リキ ュ ラ ム を 設 け る こ と 、 大 学 院 の 修 士 レペ ル の カ リキ ュ ラ ム に ・ 現 在 ・ 各 種 の 機 器 分 析 の コ ー スが 導 入 され て い る の と同 様 に 、 その専 門分科 に
即 した 情 報 知 識 デ ー タベ ー ス の 利 用 法 、 要 す れ ば 自分 用 の デ ー タベ ー スの 構 築 法 を 身 に っ け さ せ る 教 科 を 設 け る こ と、 これ が 情 報 知 識 学 と い う専 門 分 野 が 構 築 目標 と す る カ リキ ュ ラ ム と な るの で は な い か と思 う。 そ して 、 社 会 人 教 育 の レベ ル に つ い て も全 く同 様 の こ とが 構 想 され る の で あ る。 演 者 は これ を 、 新 しい 時 代 の ゲ ー トキ ー パ ー の 登 場 と よぶ こ と に し、 社 会 が そ の 必 要 性 を 認 識 して くれ る こ とを 求 め て い る もの で あ り、 今 年ll月 に は そ の 国 際 研 修 会 を 行 う こ と
を 予 定 して い る 。
3.情 報 知 識 学 の テ ー マ:新 安 全 学
専 門 の デ ィ シ プ リ ン、 す な わ ち一 つ の 分 科 と して 学 術 の 分 野 が 存 在 す る に は、 そ の 分 科 が 自 らの 分 野 の 活 動 の 目標 を もた ね ば な らな い。 研 究 対 象 を もつ こ とで あ る。 そ の 目標 と して 演 者 は 、 「新 安 全 学 」 を こ こで 提 案 した い。
近 代 社 会 の 科 学 技 術 の 進 展 に伴 って 、 人 間 活 動 の安 全 は 人 類 の将 来 ま で 左 右 す る状 況 に あ る。
と こ ろ で 、 エ ネ ル ギ ー 、 化 学(物 質)、 構 造 、 輸 送 の そ れ ぞ れ は 、 現 在 自 己 の 最 善 を っ く して 、 そ れ ぞ れ の 関 わ る対 象 の 安 全 を 図 って い る。 しか し現 実 に は 、 そ の 上 に もな お 安 全 を はか らね ば な ら な い の で あ る。 そ れ に は 、 現 在 あ る 個 々 の 安 全 の 努 力 を超 え て 、 さ ら に その 上 の 安 全 を 追 求 しな け れ ば な らな い の で あ る。 こ こに 情 報 知 識 学 の 出番 が あ る。 個 々 の 分 野 を超 え た 専 門 と して の 情 報 知 識 学 の 活 動 分 野 が あ るの で あ る。 そ こで 、 仮 称 と して 「新 安 全 学 」 を 演 者 は情 報 知 識 学 の テ ー マ と して 提 唱 す るの で あ る。