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多国籍企業における人的資源の研究

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神奈川大学大学院経営学研究科 F研究年報』 第10 2006年 3月 83

■ 修士論文要旨

多国籍企業における人的資源の研究

一 中国における多国籍企業の考察 を中心 として ‑

ResearchofHumanResourcesManagemcntinMultinationalEnterpnses

‑ACaseofChineseMultinationalEnte叩rises一

神奈川大学大学院 経営学研究科 国際経営専攻 博士前期課程

左 芝 慧

ZhiHuiZuo

∫ キーワー ド

多EE]籍企業、国際経営、人 的資源管理、中国、 リーダーシ ップ

企業経営の現状 か ら多国籍企業の経営資源 を分 析す ると、人的資源 こそが現代 の企業 とっての第 一 の経営資源 である。 日本語で も中国語で も 「企 業」 と 「会社」 とい う書 き方 を見 ると、先 に ヒ ト か ら書 き始 めてい る。 ヒ トが企業 の中心 と して組 織 をつ くり、戦略 をつ くるので ある。 そ して企業 で活躍す る人材 を人的資源 と呼ぶ。過去半世紀 に わた り、絶 えず新 しい人的資源管理の理論や研究 がな されて きた。大規模 な多国籍企業 をは じめ と して、多 くの現代企業 は人的資源管理の方面で多 大 な経験 を蓄積 した。現代 における人的資源管理 の理論 的指導 によ り、企業の人的資源 は絶 えず そ の意義 を向上 させ、企業 間競争の優勢 に も絶 えず 影響 し、市場競争の場 において も論 じられて きた。

中国企業 の国際経営進展 に従 い、企業の国際化 のプロセスでは、人的資源管理 が同様 に 日々急務 になってい る。特 に中国企業 はまだ勉強中であ り、

先進事例 に倣 ってい るところである。人的資源管 理 に重点 を置いてい る企業集団において、将来の 主要 な国際競争 は人材 の競争であることが企業 間

の コ ンセ ンサスにな ると言 って も過言 ではない。

優秀 な人材 を擁 す るな ら、その人物 を獲得 した企 業 派将来の国際競争 中において主動 的な地位 を掌 握す るであろう。国際市場で縦横無尽の活躍 をす る大規模 多国籍企業 が、世界経済 の舞台で主要 な 地位 にい られ る理 由 とは、多 くの優秀 な経営管理 人材 を擁す ることと同義で もある。

第一章で、筆者 は経済 グ ローバル化 と多国籍企 業 の国際経営の基本概念 か ら現在の世界経済 を簡 単 に紹介す る。 そ して、筆者 が提起 す る

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つの問 題意識 を通 じて、 中国多国籍企業 の国際経営 を導 入す る全過程 を説明 した。最後 に具体 的な中国多 国籍企業の国際経営 を行 う業界 と規模 を述べ てい る。 中国では多国籍企業の勃興 によ り、国際人材 あるいは国際化のための人 的資源 の発掘 や育成 が、

どれ ほ ど重要 で あ るか を基礎 的 な研究 と して論 じた。筆者 は中国多国籍企業 の発展

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段 階 に よ り、

中国多国籍企業 の国際経営 を行 う必要性 と可能性 を示 し。中国多国籍企業の国際経営の現状、特徴、

問題 と課題 を追究 し、 さらに、社会主義 中国にお

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ける特別 な経済組織制度 において、多国籍企業国 際経営 を行 うことの意義 を分析 した。

第二章では、第‑章の中国多国籍企業の国際経 営管理で最 も重要 な課題 とす る国際人材 を育成 す るこ とによ り、人的資源の歴史 か ら多国籍企業の 人的資源管理モデル まで全体に紹介す る。時代の 変遷 を通 じ、単純で伝統的な人事管理か ら現代的 な人的資源管理 まで進歩 して きた。人的資源管理 体系の特徴 は、戦後発展 して きた国家の企業で現 れた ものである。市場競争が激化 したため、人材 の問題、人材の競争はますます企業間の重要 な分 野になる。それにより、現代企業の人的資源管理 の意義の重要性 を証明す る。 また多国籍企業 は今 日の世界の経済で、最 も強力な存在であ り、多国 籍企業の人的資源管理は もっと重要 な意義 を持つ。

多国籍企業の人的資源管理の対象、職能、特徴 と 内容の分析 を通 じ、多国籍企業が国際的 ビジネス 活動 を行 うとき、政治、法律、経済、社会、文化 などの環境の違い とい う問題が さらに複雑 になる ことを本論文の主要 な課題 として強調 した。

第三章では、異文化問題 を多国籍企業の最 も難 しい問題 と して論 じた。異文化問題 は多国籍企業 の人的資源管理の問題 を解決す る基本的課題 とし て考 える。 まず国際文化環境 を紹介 し、文化 を表 す言 語、宗教、価値観 と行動基準の違いによ り、

コ ミュニケーシ ョンをとりに くい部分があること こそを明確 しなければな らない と筆者 は考 える。

それ以上の文化的差異の下で、国際経営管理 を行 うことにはとて も大 きな困難性 あることがわかっ た。 この部分の具体的影響 を分析 し、多国籍企業 に存在 している異文化間題 に対 して、異文化下で の経営管理 あるいは異文化での人的資源管理への 具体的な対策 を提案 した。

第四章では、前章の理論的な概念、歴史、背景、

特徴 と課題 などを考察 を通 じて、中国多国籍企業 に人的資源管理 を導入 し、多国籍企業で働 く国際 的人材 を選抜、募集、育成 する具体的な方法 を提 案す る。そ して中国の社会主義市場経済 における 特殊 な政策、文化、制度 などの経営環境での、人 材育成 と開発 を分析 した。中国人の価値観 に合 わ

せて、報酬の決定 と構成、報酬確定方法、報酬考 査、人員配置 と昇進 を分析 し、新 しくの提案 を し ている。最後 に筆者 は、 リーダーシップを強調 し、

中国企業への調査 を通 じて、中国企業は リーダー シップが不十分で、 リ‑ダーへの育成 もまだ注 目 されてないと明 らかになったと考 えている。 そこ で本論文 で は、特 に中国多国籍企業 の リーダ ー シップについて、全面的に論 じた。 さらに、中国 多国籍企業の適切 な リーダーシ ップへの育成方針 を提案 した。 また、21世紀 に中国 多国籍企業 に 必要 とす るリーダーへの展望 をも論 じている。

第五章では、筆者 は有名 な3社の多国籍企業 を 事例 と して挙 げ

、1、2、3、4

章 の理 論 を実 際の 企業 に実践で きることを示 した。 さらに現在世界 的な多国籍企業の人的資源管理の重要性 を明 らか に した。藩陽東芝エ レベーター社 は中国へ進出す る日系企業 として、経営者 に軽視 されやすい異文 化摩擦の問題が、企業の生死 に関わるほどとて も 大 きい リスクをもた らす とい う事例である。聯想 (れんそ う)集団企業 とハ イアール (海爾)集団 企業 を分析 し、社会主義市場経済の中国多国籍企 業が成功で きる戦略の一つは、特殊 な人的資源管 理モデル を持つ ことであることを筆者 は論証 した。

2003年筆者 は学部卒業論文 で人 的資源管理 に ついての問題 を挙 げて、藩陽東芝エ レベーター社 へ現地視察 し、2004年 に も香港 とタイへ進 出す る日系企業 を調査 した。それによ り論文の具体性 と事例 を増やす ことがで きた。 さらに筆者 は博士 後期課程において本研究 を発展 させ表題の研究 を 完成 させたい と考 えている。

参照

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