岡山大学構内遺跡調査研究年報■
1993年 度
1995年 2月
岡山大学埋蔵文化財調査研究セ ンター
岡山大 1学 構内遺跡調査研究年報■
1993年 度
岡山大学埋蔵文化財調査研究センター
巻 頭 カ ラー 図版 1
Ⅲ
―
導 難
弥生時代後期の上媛 と遺物 出土状態 (津島岡大10次調査)
弥生時代後期 と古墳時代後半の上器 (津島岡大10次調査)
巻 頭 カ ラー 図 版 2
A
│ミ
1■拶
125μ
監
津 島岡大
(5次
調査)遺
跡 出上の竪櫛 の塗装膜断面写真 (岡田論文)序
1998年 度 は保健管理 セ ンケーと情報処理 セ ンターの建設に ともな う事前 の発掘調査 を行 いま した。保健管理 セ ンターの調査 は前年度か らの継続で したが
,弥
生時代末か ら古墳時代初 め頃 の井戸2基 ,古
墳時代後半期 の壁面 に竃 を もつ堅穴住居 な ど,多
数 の遺構 。遺物を確認す るこ とがで きま した。津 島キ ャンパ スの この時期 の遺跡 では比較的水 田遺構が多いのですが,今
回 本格 的な集落域 を明 らかにす ることが で き,津
島岡大遺跡 の全体構成 を考 える うえで,ま
た今 後 の発掘調査 の指針 を得 る うえで重要 な意義 を もつ こととな りま した。1988年 度 に実施 した大学院 自然科学研究科棟建設地 での発掘調査 の成果を報告第
7冊
と して 刊行 し,縄
文 時代後 ・晩期 の ドング リ類貯蔵穴 のあ りかた と当該期土器様相 の実態を詳細 に検 討 した ことも,西
日本 の縄文時代研究 に寄与す るものであ りま した。こ うした発掘調査 の実施や報告書刊行にあた っては
,当
埋蔵文化財調査研究 セ ンター運営委 員会 か ら適宜指導 ・助言 を賜 ってい る ところです が,1987年
のセ ンター発足 に至 るまでの過程 で中心的な役割を担われ,そ
の後 も運営委員 として当セ ンターの事業推進 に援助を惜 しまれな か った元教養部長定兼範 明教授が,本
年度 を もって定年退官をむかえ られ ま した。 ご尽力にた い し,あ
らためてお礼 申 し上げたい と思い ます。常 の ことではあ ります が
,事
務局 お よび発掘調査や報告 書 刊行 に ご協 力 い ただ いた関係 部 局,さ
らに資料分析等 で ご協力願 った本学 内外 の研究機関・研究者各位 に厚 くお礼 申 し上げ る 次第です。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター長
稲 田 孝 司
口
1
本年報 は岡山大学埋蔵文化財調査研究 セ ンターが岡山大学構 内において1998年 4月 1日 か ら1994年 3月31日 までに実施 した埋蔵文化財 の調査 と保存,お
よび活動成果を まとめた も例
9 10 11
のである。
大学構 内の埋蔵文化財 の調査 に際 しては
,設
定基準を次の よ うに定めた。1)津
島地 区では,国
土座標第5座
標 系(X=‑144,500,Y=‑37,000)を
起点 と し,真
北 を基軸 とした構 内座標を設定 した。一辺50mの
方形地 区割 であ る。 また,同
地 区では調 査 の便宜上,大
き く津島北地 区 と同南地区に三分す る (図14〜15)。2)鹿
田地 区では,国
土座標第5座
標系(X=‑149,800,Y=‑37,400)を
起 点 と し,座
標 軸 をN15°Eに
振 った ものを基軸 とした構 内座標 を設定 した。地区割 は一 辺5mの
方 形 を用 いている (図16)。3)本
文 中で用 い る方位 は,津
島地 区・鹿 田地 区は真北 を,他
は磁北を用いている。岡山大学構 内の遺跡 の名称 は
,周
知 の遺跡 の場合 はそ の まま踏襲す る。津 島地区構 内につ いては,全
域 を 「津 島岡大遺跡Jと
総称す る。他地区は任意の名称 で仮称す る。調査 名称 は,「発掘調査
Jに
分類 した ものにつ いては,各遺跡毎 に調査順 に従 って次数番号 で呼称 し,「試掘調査 な ど」に分類 した ものは,任
意 の名称 を用 い る。発掘調査 の うち,小
規模 で,試
掘調査 か ら連続 して調査 した もの,試
掘調査 を経ず に調査 した ものは,「試掘調″査 な ど」 に分類す る。
「発掘調査」 についての記述 は現段階におltる概 要 であ り
,詳
細 は正式報告 に依 って頂 き たい。「試掘調査な どJに
つ いては,本
年報 での記述 を正式報告 にか え る。表 に記載 した所属部局 は
,原
則 と して各学部の頭文字を略号 として用 いている。本文・ 目次 ・挿 図・写真 な どで使用 の調査番 号は表 1と 一致す る。
本文 は
,阿
部芳郎 。松 木武彦 ・山本悦世 が分担執筆 し,執
筆者名 は末尾 に記 した。 また鹿 田地 区 と津 島地 区出土の鉄製品 と漆製品の分析を岡田文男氏に依頼 しまた附編 としてその 成果 を掲載 した。編集 は稲 田孝 司セ ンター長 の指導 の もとに
,阿
部 が担 当 した。本年報に掲載の津島地区の地形図は岡山市発行の
1/2500の地図を複製 したものである。
調査・整理において以下の方々にご援助・教示を頂いた。記 して感謝申し上げる。
石川 日出志,犬飼徹夫
,遠
藤七都子,扇崎由,大塚達朗,岡田文男,木下哲夫,熊野正也
,鈴
木茂 之,鈴木正博,高橋護 ,出 宮徳 尚,戸沢充則,中沢道彦,中村五郎,乗岡
実,根木
修
,能
城修―,平井
勝 ′矢島國雄,山田昌久
岡山大学構 内遺跡 調査研 究年 報 11 1993年 度
第
1章 1993年
度 岡山大学構 内遺跡調査 報告――………
1
1
調査 の概要………
1
2
発掘調査……… …… ………Ⅲ………・ 1
①
津 島岡大遺跡第 10次 調査
<保
健管理 セ ンター予定地>
―………1
②
津 島岡大遺跡第 11次 調査
<情
報処理 セ ンター予定地>
………・………9
3
試掘調査………
14
4
立会調査………
16
①
津 島地 区
………Ⅲ……… …Ⅲ………Ⅲ………Ⅲ………・ 16
②
鹿 田地 区
………Ⅲ………Ⅲ…Ⅲ……… …… ………
17
第
2章 1993年
度普及 ・研究 ・資料整理活動…………・…… ………・ 24
1
資料整理………・………Ⅲ……Ⅲ………Ⅲ 24
2
分析依頼………
24
3
刊行物………
24
4
調査員 の活動……… ………Ⅲ………
24
5
日誌抄………
26
6 1993年
度 までの遺物保管状況………・……… …… ………
27
第
3章 1993年
度活動 の ま とめ……… …… ……Ⅲ………
30
附
表
… … … …… … … …… ……… …
31
岡山大学構 内埋蔵文化財保 護対策要頂
……Ⅲ…… …… ……… …… …… ………
40
1
岡山大学埋蔵文化財調査研究 セ ンター規定………
40
2
岡山大学埋蔵文化財調査研究 セ ンター管理委員会規定………
41
3
岡山大学埋蔵文化財調査研究 セ ンター運営委員会規定………
41
1993年 度埋蔵文化財調査研究セ ンター組織
………
43
1
セ ンター組織一覧………
43
2
管理委員会……… …… ………Ⅲ………
43
3
運営委員会………Ⅲ………Ⅲ…Ⅲ………
44
附
編
………
45
図1
図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9 図10
挿
図
目
次
津 島岡大遺跡第 10次 調査
調査 区位置 図
……… …… ………
津 島岡大遺跡第 10次 調査
土層断面 図
………・……… ……… … 津 島岡大遺跡第 10次 調査
7層
上面遺構平面図………・…
津 島岡大遺跡 第 10次 調査
8〜 9層
上面遺構平面 図………
津 島岡大遺跡 第 10次 調査
出土遺物
… ……… …… …Ⅲ……… ………
津 島岡大遺跡 第 11次 調査
調査 区位置 とグ リッ ド配置図
……… ………
津 島岡大遺跡 第
H次
調査標 準土層堆積 図
……… … 津 島岡大遺跡 第
H次
調査12〜
13層上面におけ る遺構分布………
津 島岡大遺跡第
H次
調査SI‑02竪
穴状遺構 と周辺出土遺物………
試掘地点位置 図
…… ……Ⅲ……… ……… ………・………・
1
2 3 4 7 9 10 12 12 14 15 17 20 21 22 23 45 46 図
H
試 掘 調 査 土層 断面 図図
12
調査33の 位置 (1/2500)と土層柱状略図………
図
13
津 島地 区全体 図………・…………Ⅲ……Ⅲ………
図
14
津 島北地 EIE ………… …… ……… ………図
15
津 島南地 区………… …… …… ……
図
16
鹿 田地 区全体 図………Ⅲ………Ⅲ……… ………… …………
図
17
津 島岡大遺跡第5次
調査 出土 の竪櫛 とその出土状態………・………… … … 図
18
鹿 田遺跡第3次
調査 出上 の刀子 とその出土状態……… …… ………・………・
写真
1
津 島岡大遺跡第 10次 調査 写真2
津 島岡大遺跡 第 10次 調査 写真3
津 島岡大遺跡 第 10次 調査 写真4
津 島岡大遺跡 第 10次 調査 写真5
津 島岡大遺跡 第 10次 調査 写真6
津 島岡大遺跡第 10次 調査 写真7
津 島岡大遺跡第 10次 調査 写真8
津 島岡大遺跡第 11次 調査 写真9
津 島岡大遺跡第 11次 調査 写真10
津 島岡大遺跡第H次
調査写 真 目 次
土壊 6(炉 状遺構
)8〜 9層
上面遺構 (南か ら)住居
1(南
東か ら)住居
1土
器 出土状況 井戸1(南
か ら)土羨
10a土
器 出土状況…… ………Ⅲ………・
土羨 17土 器 出土状況
………
2層
上面畝状痕跡完掘状況 (北か ら)
―・………■層上面水 田遺構完掘状況 (北 か ら
)
…Ⅲ………11〜 13層 の遺構完掘状況 (北か ら
)
………3 5 5 5 5 6 6 10 10 10
表 目 次
表
1 1993年
度調査一覧………・ 18
表
2
埋蔵文化財調査研究 セ ンター収蔵遺物概要………
28
附表
1 1982年
度 以前 の構 内主要調査 (1980〜1982)
………31
附表
2 1992年
度 以前 の構 内主要調査 (1983〜1992)
………31
附表
2‑(1)発
掘調査……… …・……… ……… …… ………
31
附表
2‑¢ )試
掘調査………
33
附表
2‑俗 )立
会調査………・………・ 34
附表
3
埋蔵文化財調査室刊行物………
39
附表