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(1)

国立国語研究所学術情報リポジトリ

国定読本用語総覧3 : 第二期『尋常小学読本』明治 四十三年度以降使用 と〜ん

著者 国立国語研究所

ページ 3‑936

発行年月日 1988‑03

シリーズ 国立国語研究所国語辞典編集資料 ; 3

URL http://doi.org/10.15084/00001616

(2)

晴 ロ

第二期7と〜ん﹂

国立国語研究所編

(3)

National Language Research Institute

The

1988

(4)

刊行のことば

 国立国語研究所は︑その事業項目として国語辞典の編集を掲げている︒その一つは歴史的辞典であるが︑日本語の展開

発達を記述する基礎をなすものとして︑我々は日本大語誌とも名づけるべきものを構想した︒文献の上にたどられる限り

の日本語の足跡を︑用例として収集し整理しようとするものである︒

 時代をかりに三百年︑百五十年︑五十年年に区切って見るとき︑一八五一年以後の時期は︑日本語が近代的発展をとげ

た︑著しい一時代である︒そして一九〇一年からの五十年は︑現代語の基礎の確立した時期と見ることができる︒

 我々は︑まずこの五十年にしぼって︑用例収集の作業にとりかかった︒ここに取りあげる六種の国定読本は︑ちょうど

この時期に使用されたものであって︑この時期の国語教育の基本教材であり︑その用語は︑それ自身発展しつつ︑国民的

な現代語の成立の基礎をなすということができる︒

 この作業は︑もともと︑この時期の用語を採集する方法の検討のために︑試験的に行ってきたものであるが︑その作業

の結果は︑現代言語生活の基幹である︑いわゆる標準語の確立の経過を示す基本的な資料となるものと考えられる︒

 ここで国定読本というのは︑明治三十七年四月から昭和二十四年三月までの間に使用された文部省著作の小学校用国語

教科書六種のことである︒その六種を使用時期に従って示すと次の通りである︒

第第第第第第 六五四三ニー 期期期期期期

明治三十七年より使用﹃尋常小学読本﹄︵今日イエスシ読本と俗称︶一〜八

明治四十三年より使用﹃尋常小学読本﹄︵今日ハタタコ読本と俗称︶巻一〜十二

大正七年より使用﹃梼中国語読本﹄︵今日ハナハト読本と俗称︶巻一〜十二

昭和八年より使用﹃小学国語読本﹄︵今日サクラ読本と俗称︶巻一〜十二

昭和十六年より使用﹃ヨミカタ﹄一〜二﹃よみかた﹄三〜四﹃初等科国語﹄一〜八︵今日アサヒ読本と俗称︶

昭和二十二年より使用﹃こくご﹄ 一〜四﹃国語﹄第三学年︵上下︶第四〜六学年︵各上中下︶︵今日みんな

(5)

      いいこ読本と俗称︶

 第一期国定読本については︑﹃国定読本用語総覧1﹄︵第一期 あ〜ん︶を︑第二期国定読本については二分冊とし︑第

一分冊を﹃国定読本用語総覧2﹂︵第二期 あ〜て︶として刊行したが︑第二分冊についても編集を完了したので︑﹃国定

読本用語総覧3﹄として刊行することにした︒これには第二期の用語﹁と〜ん﹂の部を収める︒

 この﹃国定読本用語総覧3﹄の編集作業及び諸本の調査にあたったのは︑主幹飛田良文︵言語変化研究部長︶︑主任研

究官高梨信博︵兼任︶︑調査員林大︵前所長・名誉所員︶︑見坊豪紀︵元第三研究部長︶ほか非常勤調査員六名である︒

 国定読本の諸本の調査にあたっては次の機関・大学及び諸氏のお世話になったことを記して謝意を表する︒

  国立公文書館︑国立教育研究所附属教育図書館︑直書文庫︑大分県立大分図書館︑福岡県教育センター︑藤沢市文書

  館︑横須賀市教育研究所︑御宿町歴史民俗資料館︑財団法人五倫文庫︑愛知教育大学附属図書館︑滋賀大学附属図書

  館教育学部分館︑筑波大学学校教育部︑奈良女子大学附属図書館︑福岡教育大学附属図書館︑東京都文京区立誠之小

  学校︑増穂町教育委員会︑増穂小学校創立百周年記早教育資料国里行委員会︑文化庁文化部国語課主任国語調査官安

  永実︑同国語調査官西田絢子︑国立教育研究所附属教育図書館事務室長中村紀久二︑滋賀大学教授鈴木博︑山梨大

  学教授松井栄一︑岐阜大学助教授梶山雅史︑福岡大学助教授安井篤︑筑波大学専任講師塩澤和子

 また︑前二巻にひきつづき印刷刊行を引き受けられた三省堂にも謝意を表する︒

昭和六十三年二月五日

国立国語研究所長

    野 元 菊 雄

(6)

(3)

(一

j内容  ︵二︶底本  ︵三︶用語採集の範囲  ︵四︶見

出し語の立て方  ︵五︶見出し語の注記 ︵五・一︶見出し

︵五.二︶漢字 ︵五・三︶品詞 ︵五・四︶人名・地名などの注記

︵五.五︶度数 ︵五・六︶表記 ︵五・七︶活用形  ︵六︶見出し

語の排列  ︵七︶用例と所在 ︵七・一︶用例文 ︵七・二︶所在

︵七.三︶層別  ︵八︶﹃国定読本用語総覧2﹄の訂正

(一

j内容

 本書は︑明治四十三年度から用いられた第二期国定読本﹃尋常小學讃

本﹄︵いわゆるハタタコ読本︒全十二冊︒︶の全用語を五十音順に排列し︑

その全用例のうちトからンの部までを収めたものである︒

︵二︶底 本

 国立公文書館内閣文庫所蔵のもの︵函架番号三七五・四七︶

して用いた︒︵﹃国定読本用語総覧2﹄所収の解説参照︶

︵三︶ 用語採集の範囲

底本のうち︑

 ①目録

 ②本文 ③図版

を底本と の部分を用語採集の対象とした︒ただし︑③のうち︑判読しがたい語は除いた︒

 表紙.扉・ページを示す数字・奥付などの部分は︑用語採集の対象と

しない︒

 なお︑本文の上部欄外に示された︑仮名・漢字の新出と読み替えの表

示は︑別にまとめて付録とした︒

︵四︶ 見出し語の立て方

 自立語は原則として文節から助詞・助動詞を切り離したものを一単位

とし︑助詞.助動詞は︑﹃現代語の助詞・助動詞−用法と実例﹄︵国立

国語研究所報告3︶を参考にして単位を決定した︒ただし︑

  ①形容動詞は立てない︒形容動詞の語幹にあたる部分を﹁形状詞﹂

   として一単位とし︑語尾にあたる部分を助動詞とする︒

  ②サ変動詞﹁する﹂︑および﹁いたす・くださる・なさる・もうし

   あげる﹂など意味上ほぼサ変動詞﹁する﹂にあたるものが︑体言

   または体言相当のものにじかに接続している場合は切り離さな

   い︒

  ③助詞・助動詞を構成要素に持つ副詞・接続詞等の処理は別に行

   う︒

  ④動植物名や固有名詞︵人各・地名・戦争名・課名・題名など︶は

   全体で一単位とする︒

  ⑤同語形であっても品詞の異なるもの︑口語・文語などで活用の

   異なるものは別見出しとして扱った︒ただし︑﹁会う﹂のように口

   語五段活用と文語四段活用の終止形が同形で併存するものは︑一

   つの見出しにまとめた︒

なお︑単位決定の詳細については︑別に問題語一覧を作成する予定で

(7)

(4)

ある︒

 複合語などの後部にあらわれる要素については︑次のように切り出し

て見出しに立て︑﹇▽で︑主となる見出しを参照させて検索できるように

した︒    あいて n▽いくさあいて・はなしあいて

 また見出し語のうち︑以下にあげるように︑国定読本に用いられた語

形が︑現代語として一般的な語形と異なっていたり︑漢字表記の語で︑

読みに二通りの可能性があったりして︑検索に支障をきたすおそれのあ

るものや︑相互に参照することが望ましいと思われるものは︑*印をつ

けた空見出しをもうけ︑参照すべき項目を示した︒

    .いりよう ←にゅうよう︵入用︶

    *かねだか ←・きんだか︵金高︶

    .そぼ ﹇▽おば︵祖母︶

︵五︶ 見出し語の注記

各見出し語ごとに︑

   例

     見出し 次のような事項を記した︒

漢字  注記 度数

いつくしま ﹇厳島﹈

十一19図 笹島

用例 ︹地名︺2

十一205図

  表記いつくしま

嚴島 寄島

いつくしま

嚴島は古より日本三景の一に数へられて殊

   に名高く︑︿略﹀︒

所在︵巻・ページ・行︶層別 品詞活用形

いわ・う﹇祝﹈︵四・五︶2 祝フ 祝ふ ︽ーフ︾

 五186 鯉ガタキヲ上ルヤウニ︑ズンズンシユツセヲセヨ

  トイフ心デ祝フノデセウ︒

 ︵五・一︶ 見出し

 現代仮名遣いによって︑和語・漢語は平仮名︑外来語は片仮名で記し

た︒

 活用語は終止形を見出しとし︑活用しない部分と活用する部分との間

に・︵中点︶を入れた︒

︵五・二︶漢字

語の識別のため︑必要に応じて︑見出し語にあたる漢字を注記した︒

 ︵五・三︶ 品 詞

 品詞は次の通りとし︑後に記すような略号を用いて示した︒なお︑助

詞と動詞は︑さらに細分類を行った︒

  名詞︵名︶ 代名詞︵代名︶ 形状詞︵形状︶ 副詞︵副︶

  連体詞︵連体︶ 接続詞︵接︶ 感動詞︵感︶ 助詞  動詞

  形容詞︵形︶ 助動詞︵助動︶

 助詞は次のように分類し︑後に記すような略号を用いて示した︒

  格助詞︵格助︶ 副助詞︵副助︶  係助詞︵係助︶ 接続助詞

  ︵三助︶ 並立助詞︵並助︶ 準体助詞︵一助︶ 終助詞︵終助︶

  間投助詞︵三助︶

 また︑動詞は活用の種類によって分かち︑次のように示した︒

  四段︵四︶ 五段︵五︶ 上二段︵上二︶ 上一段︵上一︶

(8)

(5)

下二段︵下二︶ 下一段︵下一︶ 力行変格︵力変︶

︵サ変︶  ナ行変格︵ナ変︶  ラ行変格︵ラ変︶ サ行変格

 ︵五・四︶ 人名・地名などの注記

 見出し語の意味・用法について︑必要に応じて︑﹁人名・地名・課名・

話し手名﹂などの注記を加えた︒

︵五・五︶度 数

見出し語ごとに︑その使用度数︵用例の数︶を記した︒

 ︵五・六︶表記

 その見出し語の全用例について︑片仮名・平仮名・漢字や︑振り仮名

の有無などの表記の異なりを列挙した︒二種類以上の表記がある場合

は︑次の順とした︒

  ①片仮名

  ②平仮名

  ③変体仮名

  ④漢字︵片仮名の振り仮名つき︶

  ⑤漢字︵平仮名の振り仮名つき︶

  ⑥漢字︵振り仮名なし︶

  ⑦アラビア数字

  ⑧ローマ数字

 ︵五・七︶ 活用形

 活用のある見出し語の用例について︑活用形の異なるものを列挙し

た︒ただし︑ここでいう活用形の異なりとは︑未然形・連用形などの別

ではなく︑語形上の異なりをさす︒

 活用形を列挙する際︑活用しない部分︵見出しで︑中点・より前の部

分︶は一で記し︑活用する部分を︑原文通りの仮名遣いで︑片仮名によって示した︒ また︑二つ以上の活用形がある場合は︑五十音順に並べた︒

︵六︶ 見出し語の排列

 見出し語の排列は現代仮名遣いの五十音順とする︒ただし︑片仮名は

平仮名に︑濁音・半濁音は清音に︑小字︵アイゥェォ つやゆよ︶は普

通の仮名に︑長音符号﹁i﹂は直前の仮名の母音に︑それぞれ置き換え

たものとみなして︑一字目から順次︑五十音順に排列する︒

 同じ仮名の連なりとなった見出しは︑次の各項を一字目から順に適用

して排列する︒

  ①清音←濁音←半濁音

  ②小文字←大文字

   すなわち︑拗音←直音︑促音←直音

  ③普通の仮名←長音符号

 以上によっても排列の決まらないものは︑次の各項を順に適用して排

列する︒

  ①次の品詞順とする︒

   名詞←代名詞←形状詞←副詞←連体詞←接続詞←感動詞←助詞←

   動詞←形容詞←助動詞

   a名詞のなかでは次の順とする︒

    課名←話し手名←人名←地名←それ以外の名詞

   b助詞のなかでは次の順とする︒

    格助詞←副助詞←係助詞ゆ接続助詞←並立助詞←準体助詞←終

    助詞←間投助詞

(9)

例 凡

(6)

 c動詞のなかでは次の活用順とする︒

  四段←五段←上二段←上一段←下二段←下一段←力変←サ変←

  ナ変←ラ変

②漢字表記の付けられるもの︑付けられないものの順とする︒

 a漢字表記の付けられるものについては︑字数の少ないものか

  ら多いものの順とする︒字数が同じ場合は︑一字目の画数順と

  し︑一字目が同画数の場合は︑﹃康煕字典﹄の順に並べ︑同字は

  まとめたうえで︑二字目の画数順とする︒

 b漢字表記の付けられないものについては︑

  平仮名←片仮名︵外来語︶の順とする︒

︵七︶ 用例と所在

 ︵七・一︶ 用例文

 用例は︑仮名遣い・分かち書きなどまで︑できるだけ原文通りとした︒

漢字字体は︑対応する普通の明朝活字体とした︒

 用例の長さは︑五十字︵本書の三行︶程度を目安として︑一文を採用

したが︑必要に応じて長短がある︒用例文の一部を省略する場合は︑

︿略﹀のように示した︒

 同一見出し語に含まれる用例は︑底本における出現順に排列した︒

 用例中︑見出し語にあたる部分は太字で示した︒

 なお︑五十音図・いろはは︑本文ではそれぞれ一部分を示すにとどめ︑

付録に全体の形を示した︒

 ︵七・二︶所在

 用例は︑見出しにあたる語のはじまる位置によって︑

ジ・行の順で所在を示した︒ 底本の巻・ぺ一 なお︑目録と図版中の語は︑それぞれ

 六目2  七25図

のように記し︑目録または図版中の語であることが分かるようにした︒

 ︵七・三︶層別

 用例文の文体上の性格を次の三百八種に分類した︒

  ①口語文文語文候文   ②散文韻文手紙文   ③地の文会話文

 以上のうち︑口語文・散文・地の文については注記せず︑それ以外は︑

上記の分類の第一字目によって︑図國圏團園のように区分を示し

た︒

 なお︑目録と図版中の語については︑原則として層別の表示を行わな

い︒

︵八︶ ﹃国定読本用語総覧2﹄の訂正

 ﹃国定読本用語総覧2﹄

示した︒ ︵あ〜て︶の訂正を本文のあと︵脚ページ︶に

(10)

と一と 1

と ﹇戸﹈︵名︶13 ト 戸﹇▽あまど・

 あまのいわと・すぎど

 四394園 ︿略﹀︑サザエガ︿略﹀︑

  ﹁︿略﹀︒ボクラバカウイフカタ

  イヨロヒヲキテヰルカラ︑ド   ンナ時デモ︑コノ中ヘハイツ   テ︑内カラトヲシメテヰサヘ

  スレバ︑アンシンナモノデス︒﹂

  トイツテ︑︿略﹀︒

 五16 大神はおどろいて︑あまの岩

  戸の戸をたてて︑その中へおかくれ

  になりました︒

 五35 おまりおもしろさうなので︑

  大神は少しばかり戸をあけて︑おの

  ぞきになりました︒

 六662 熊ハイタヅラモノデ︑人ノ家

  ノクラノ戸ヲ明ケテ︑カズノ子ノ俵

  ヲカツイデ︑ニゲテ行クコトガアル

  トイヒマス︒

 八231 蹄って見ると︑自分の家は戸

  がまだしまってみて︑誰も起きてゐ

  る様子がありません︒八286図川成行キテ見ルニ︑小サキ

  四角四面ノ堂アリテ︑四方ノ戸皆開

  キタリ︒

 八291図 ﹁入りテ見給へ︒﹂トイフニ︑

  何心ナクエンニ上リテ︑南ノロヨリ   入ラントスレバ︑其ノ戸戸タト閉ヅ︒ 八292図心キテ西ノロヨリ入ラント  スレバ︑其ノ戸マタハタト閉ヂテ︑  南ノ戸開キタリ︒ 八293図驚キテ西ノロヨリ入ラント  スレバ︑其ノ戸マタハタト閉ヂテ︑  南ノ戸開キタリ︒ 八293図北ヘマハレバ︑東ノ戸開キ︑  東ヘマハレバ︑北ノ戸開ク︒ 八294図北ヘマハレバ︑東ノ戸開キ︑  東ヘマハレバ︑北ノ戸開ク︒ 十352囹 ﹁あれが此の室にはいる前︑  先づ着物のほこりを佛ひ︑はいって  からは静かに後の戸をしめた︒ 十一521図 一家和合セザル時ハ家道  次第ニオトロヘテ︑笑聲ノ戸ヨリモ  ル・事ナカルベシ︒と ︹斗﹈︵名︶2 斗 六191図升ノ十倍ヲ斗︑斗ノ十倍ヲ  石トイヒ︑︿略﹀︒ 六191図升ノ十倍ヲ斗︑斗ノ十倍ヲ  石トイヒ︑︿略V︒と ︵格助︶π ト と﹇▽いつつとや・

     1

 いまかいまかと︒おのずと・きっと・ ぐっと・ここのつとや・ざぷんと・ じっと・しゅとして・ずっと・ずどん と・そっと・それはそうと︒ちっと・ ちっとも・ちゃんと・ちょっと・つる りと・てんてんと・どうと・とおとや ・ときとして・どっと・ななつとや・ なんとなく・なんども・ぱくっと・は

 たと︒ぱっと・ひとつとや︒ひょうと ・ひょっと・ひらりと・ふたつとや・ふと︒へいぜんと・ほっと・みっつとや・むっつとや・やっつとや・よっつとや・わあっと・わざと

一242 オヤドリガココココトヨ

 ンデヰマス︒

一245ヒヨコガピヨピヨピヨト

 ナイテヰマス︒ニー54 ︿略﹀︑ハシノウヘカラ︑ ワントーコエホエマシタ︒二282 コクキハヒラヒラトカゼ ニゥゴイテヰマス︒二297 ︿略V︑﹁シンネンオメデタ ウ︒﹂﹁シンネンオメデタウ︒﹂ト アイサツシテヰマス︒二351 ︿略﹀︑﹁カガミモチヲマト ニシテ︑イテミマセゥカ︒﹂ト イヒマシタ︒

一一

R5U トモダチハ﹁モチハ︿略V︑

 イテハイケマセン︒﹂卜︑トメマ

 シタガ︑キカナイデイマシタ︒

二367ソレカラコノ人ノタニ

 ハ︑オ米ガスコシモデキナクナ

 ツタトイヒマス︒

二467 天ジンサマハスガハラノ  ミチザネトイフチユウギナオ

 カタヲマツツタノデス︒二52一 ハタケノスミヘ ツレテ

 イツテ︑﹁︿略﹀︒ココホレ︑ワンワ

 ンワン︒﹂トヲシヘマシタ︒

二555︿略﹀︑天マデトドクカト  オモフヤウナ︑大キナ太イ木

 ニナリマシタ︒

一一

 ニカカツタカトォモフト︑ウ  テ︑川ムカフノカレ木ノエダ

T9

S ︿略V︑ハヒガパツトタツ

 ツクシイハナガサキマシタ︒

二604 オヂイサンバヨロコンデ︑

︿略﹀︑﹁︿略﹀︑カレ木鼠ハナヲ

 サカセマセウ︒﹂トヨンデアルキ

 マシタ︒

二612 トノサマガ︿略﹀︑﹁︿略﹀︒

 ハナヲサカセテミヨ︒﹂トオホ

 セニナリマシタ︒二624 ﹁コレハメヅラシイ︒ミゴ

 ト︑ミゴトQ﹂トオホメニナツテ︑

︿略﹀︒

二643

︿略﹀︑

 テミ

 タ︒二655

 イ ンハ

ソノウチニトノサマカ ﹁モウードハナヲサカセ

ヨ︒﹂トオホ指導ナリマシ

    ﹁コレハニセモノダ︒ニク

  ヤツダ︒﹂ト︑ワルイオヂイサ

    トウトウシバラレテシマヒ

 マシタ︒

三17 ヒラヒラトカゼニチルノ  モマタミゴトデス︒ 三114オトウト定言ガスキデ︑

 イツモブチトアソンデヰマス︒

三134 ムカシタイマノケハヤト  イフチカラノツヨイ人ガア

 リマシタ︒

三137 ︿略﹀︑ダレトスマフヲト ツテモ︑マケタコトハアリマセ

(11)

2 と一と

 ン︒三144 ソレデ﹁︿略﹀︑ジブン

 ヒテニナルモノハ一人

 イ︒﹂ト︑イバツテヰマシタ︒

三146 ︿略﹀︑ノミ

 フ人トスマフ

 ナリマシタ︒

三146 ︿略﹀︑ノミ

 フ人トスマフ

 ナリマシタ︒

三166 ﹁おれより

 い

 はやがじまん

 らがなのドリル︺

三173 ア公魚カイ

 ヨトムギノホ

 ヰマス︒三282

 ノセイト

 リマシタ︒

三292 トシテ︑

 ノデス︒

三347 あるばん  といつしょに

 てきました︒

三355 うちへ

 せん︒三358 ﹁おや︑

 ん︒﹂と︑︑ ︑

 みると︑︿略﹀︒ 人はあるまい︒﹂と      を

︿略﹀タケノコ

   オナジ

アタラシイ竹

  マコトニ

       よそ

      かへって︑

みせようとしたら︑光が

      にげた

    しそしで      ノア     モナ

ノスクネトイ ヲオトラセニ ノスクネトイ ヲォトラセニ ちからのつよ

   いって︑け しました︒︹ひ

カゼガソヨソ ノ上ヲブイテ

  ガ︑︿略﹀︑私

 クラヰニナ

  ハ アヲアヲ ウツクシイモ

まさをははは

  からかへっ    ちぢに     みえま

  のかしら

 かみをあけて 三366 まさをはふしぎさうに︑  ﹁どうしてもう光らないのでせ

 う︒﹂といひますと︑︿略﹀︒

三372 くらいところへはなして

 ごらん︒﹂といひました︒

三405 今もぐつたかとおもふ

 と︑すぐに 一びきくはへて︑でて きます︒三417 一つやって見よう︒﹂と︑

 川の中へはいりましたが︑

 ︿略﹀︒

三418︿略﹀︑川の中へはいりま

 したが︑がぶがぶと水をのんで︑ とうとうしんでしまひました︒

三425ミナモトノヨシイヘトイ  フタイシヤウガイクサニ行ツ

 タトキ︑︿略﹀︒三438 ソレデイツデモイクサニ カツタトイフコトデス︒

三453東ト西ト南ト北ヲ四

 方トイヒマス︒三462 そこへともだちがきて︑ ﹁おい︑なにをしてみるのだ︒﹂ ときくと︑︿略>〇三464園 ﹁あまりほしがきれい

 だから︑二つ三つはたきおとさ

 うと思ふのだ︒﹂三465 ︿略﹀︑﹁あまりほしがきれ

 いだから︑二つ三つはたきおと  さうと思ふのだ︒﹂とこたへま

 した︒

三472 それよりはやねの上へ  あがってはたけ︒﹂といってわ

 らひました︒

三534何ヲ言ヒツケラレテモ︑

 ﹁ハイ︑今スグニ︒﹂トイヒナガ ラ︑ナカナカトリカカリマセン︒三538 ﹁モウゴハンダカラ︑オイ デナサイ︒﹂トヨバレテモ︑︿略﹀︒三542 ︿略﹀︑﹁ハイ︑今スグニ︒﹂

 トイツテ︑ナカナカスグニハ行

 キマセン︒

三544 ﹁ハヤクオサラヒヲナサ

 イ︒﹂トイハレテモ︑︿略﹀︒三546 ︿略﹀︑﹁ハイ︑今スグニ︒﹂ トコタヘルバカリデス︒

三55一 アル 日母ガ﹁早ク︑早

 ク︒﹂トヨンダノニ︑︿略﹀︒三553 ︿略﹀︑イツモノトホリ︑ ﹁ハイ︑今スグニ︒﹂トイツテ︑ス グニハキマセンデシタ︒

三585うみの水が青青として︑

 どこまでもつづいてるます︒

三587うみの水が︿略﹀︒とほく  の方では青そらといつしょ  になってみるやうに見えます︒ 三643私はをぢさんに︑﹁どこ  でこんなにたくさんおひろひ

 になりました︒﹂ときさましたら︑ ︿略V︒

三647 貝ざいくを責るみせで  買ってきたのです︒﹂とおつし

 やいました︒

三652 ムヵシゥラシマ太郎トイ

 フ人ガアリマシタ︒

三673私ノセナカヘオノリナ

 サイ︒﹂トイヒマス︒三678 リユウグウニハォトヒメ

 トイフキレイナオヒメサマガ

 居テ︑︿略﹀︒三705 ︿略﹀︑﹁︿略﹀︑アマリナガク

 ナリマスカラ︑モウウチヘカ

 ヘリマセウ︒﹂トイヒマシタ︒

三718 シカシケツシテフタヲオ

 アケナサイマスナ︒﹂トイツテ︑ タマテバコトイフリツパナハコ ヲワタシマシタ︒三721 ︿略V︑タマテバコトイフ リツパナハコヲワタシマシタ︒

四102図圃君がよはちよにや

 ちよに︑さざれ石の いはほと なりて︑こけのむすまで︒

四172この時よりとものそば  に居た︑にたんの四郎ただつね

 といふぶしが︑︿略V︒

四183ただつねはしっかりとを

 をにぎって︑のってゐます︒

四187 もうすこしでよりともの  ちかくへ寄るかと思ふと︑  ただつねはこしの刀をひきぬ

 いて︑︿略V︒四201 ︿略﹀︑ただつねをほめる

 こゑは︑山もくつれるほどで

 あったといひます︒四207圏﹁︿略﹀︑マン中ノーパン 高イノハ︑中ユビトモ︑高高ユ

(12)

と一と 3

 ビトモイヒマス︒

四208園﹁︿略﹀︑マン中ノーパン 高イノハ︑中ユビトモ︑高高ユ

 ビトモイヒマス︒

四218園 ﹁︿略﹀︑ミンナデ五人デ

 スカラ︑カタ手ノユビノカズ

 ト同ジデス︒

四232 オヂイサンバ﹁ナルホド︑

 ソノトホリデス︒﹂トイツテ︑ニ

 ツコリワラヒマシタ︒

四234 オマツガオトミトアキナ  ヒノアソビヲシテヰマス︒

四284 まことにおきのどくなこと

 です︒﹂といひました︒

四296 らい年またお目にかかり

 ませう︒﹂とこたへました︒

四306 母が父に﹁︿略﹀︑もち米

 をよういしなければなりません︒﹂

 といひますと︑︿略﹀︒

四312園﹁おもちにするのはも  ち米といふ米です︒ 四351園 ﹁あんにするのはあづ

 きといふ豆で︑︿略﹀︒﹂

四352園 ﹁︿略﹀︑こなにするの は大豆といふ豆です︒﹂

四357 父はく略V︑﹁三郎はこん  やは零そうもの知りになった

 ね︒﹂といひました︒

四396 ︿略﹀︑サザエが岩ノカゲ

 カラヨビトメテ︑﹁︿略﹀︒︿略﹀︑

 アンシンナモノデス︒﹂トイツテ︑

 ジマンバナシヲシマシタ︒

四406 カラノナイモノバカハ

 イサウナモノダ︒﹂トイツテ︑ス マシテヰマシタ︒

四412 コレハヲカシイトオモツ

 テ︑ヨクヨク見ルト︑︿略V︒四415 ︿略﹀︑ソバ ニ 一セン五リン

 トカイタフダガタテテアリマ

 シタ︒

四425.母に﹁人に物をあげる 時に︑なぜのしをつけるので

 すか︒﹂と問ひました︒四431園 のしあはびといふのは︑

 あはびの肉をのして︑紙のや

 うにうすくしたものです︒

四441 これがのしあはびのかは

 りです︒﹂と答へました︒四444 おちよは又︑﹁どうしての

 しあはびをつけるやうになつ

 たのでせう︒﹂と問ひました︒四455 ︿略﹀︑すべてなまぐさもの

 をおくる時には︑のしをつけ

 ません︒﹂と答へました︒

四524 島ノ上下居タ白ウサギ  ガ︑ムカフノ大キナヲカへ行

 ツテ見タイト思ツテ︑︿略﹀︒四533︿略﹀︑﹁オマヘノナカマト

 ォレノナカマト︑ドツチが多

 イカ︑クラベテ見ヨウ︒﹂トイヒ マシタ︒

四535 ワニザメハ﹁ソレハオモ

 シロカラウ︒﹂ト答ヘテ︑︿略﹀︒

四547 白ウサギハコレヲ見テ︑

 ﹁︿略﹀︒︿略﹀︑ムカフノヲカマデ ナランデ見ヨ︒﹂トイヒマシタ︒四553 白ウサギハ 一ツニツト カゾヘテ︑ワタツテ行キマシタガ︑ ︿略﹀︒

四555イマ一足デヲカへ上ラ

 ウトイフ所デ︑﹁︿略﹀︒﹂トイ ツテワラヒマシタ︒四561 ︿略﹀︑﹁︿略V︑オレ ハココ

 ノヲカへ來タカツタノダ︒﹂ト

 イツテワラヒマシタ︒

四573 ソコヘカミサマガタガ

 オトホリガカリニナツテ︑﹁ナゼ

 ナクノカQ﹂トオタヅネニナリ

 マシタ︒

四577︿略﹀︑﹁ソレナラ海ノ水

 ヲアビテ︑ネテヰルガヨイ︒﹂ トオヲシヘ ニナリマシタ︒四583 ソコ ヘオホクニヌシノミコ

 トトイフ神サマガオ出デニ

 ナリマシタ︒四596 コノ神サマモ︑﹁ナゼナク

 ノカ︒﹂トオタヅネニナリマシ

 タカラ︑︿略﹀︒四605 スルト神サマハ︑﹁︿略﹀︒ ︿略﹀︑ガマノホヲシイテ︑ソノ

 上北コロガレ︒﹂トヲシヘテク

 ダサイマシタ︒

四616 アナタハノチニハ︑キツ  ト兄サマガタヨリモ︑オエラク  オナリニナリマス︒﹂ト申シ上

 ゲマシタ︒

四664 昔からうめにうぐひす  といって︑うめの花のさくじ

 ぶんから︑あんなうつくしいこ ゑでなきはじめます︒四676 三郎ハシンパイシテ︑︿略V︑ ﹁︿略﹀︒苦シイコトバゴザイマセ ンカ︒﹂トイツテタヅネマス︒四754 ︿略﹀︑﹁オカアサマ︑オヒナ

 サマヲカザリマシタカラ︑ゴラ

 ン下サイ︒﹂トノーヒマシタ︒四758 母ハ來テ見テ︑﹁タイソウ ヨクカザレマシタ︒︿略﹀︒﹂トイ ヒマシタ︒

四773 さをのさきの扇をい  よといふのでせう︒ 四785園 あれをいないといふ

 のもざんねんだ︒四787 ︿略﹀よしっねはけらいに むかって︑﹁︿略﹀︒だれか上手な

 ものはないか︒﹂とたつねまし

 た︒

四791園 ﹁なすのよ一と申すも

 のがございます︒四796 その時一人がすすみ出て︑ ﹁︿略﹀︒これにまさるものはご ざいません︒﹂といひました︒

四798 よしっねは﹁それをよ

 べ︒﹂と︑すぐによ一をよび出し ました︒

四808よ一は心のうちで︑も  しこれをいそこなったら︑生き  てはみまいとかくごをきめて︑

(13)

4 と一と

 ︿略V︒

四825 赤い扇はかなめのきは

 をいきられて︑︿略﹀︑ひらひらと

 二つ三つまはって︑波の上に

 おちました︒    あまてらすおほみかみ

五12 天照大神の御念に︑すさの

 をのみことといふきのあらい神さま

 がありました︒

五24 よい神さまがたは︑どうかし

 て大神にまた出ていただきたいと︑

 色色ごさうだんの上︑︿略﹀︑おかぐ

 らをおはじめになりました︒

五27 その時あめのうずめのみこと

 といふ女の神さまのまひがおもしろ

 かったから︑︿略V︒    たちからを

五37 手力男のみことといふ力の

 つよい神さまが︑︿略V︒

五43 それでせかい中がまたもとの

 とほりあかるくなったと申します︒

五57 日本ノーバンハジメノ天皇ヲ

 神武天皇卜申シ上ゲマス︒

五63 ソノ時ヤタガラストイフ烏ガ

 出テ來テ︑オサキニ立ツテ︑ヨイミ

 チノ方へ御アンナイ申シ上ゲマシタ︒

五66 又アル時ドコカラトモナク一

 羽ノ金色ノトビガトンデ來テ︑︿略﹀︒

五68 ソノ光ガキうくトシテ︑ワ

 ルモノドモハ目ヲアケテヰルコトガ

 デキマセン︒

五82 ソノ日ハニ月十一日ニアタリ

 マスカラ︑コノ日ヲキゲンセツト申

 シテ︑毎年オイハヒヲイタスノデゴ  ザイマス︒五88 そこで大ぜいと一しょになつ て︑せまい谷へ下りました︒五97 きがついて見ると︑人が二三 人立って︑﹁見ごとなたきだ︒﹂とい つて︑ながめてゐました︒五112 そばを通る人が﹁美しい川 だ︒﹂といって︑ほめました︒五127 やがて重い物が私どもの上へ

來ましたから︑何かと思ったら︑に

 もつをつんだ船が通ってみたのです︒

吾5こえ來て見ると︑ひろぐ

 として︑どちらを見ても水ばかりで

 す︒五136 こ\を人が海といひます︒

五142 ナラノ大ブツトイツテ名高イ

 モノデス︒

五161 鯉建仁カラ川魚ノ長トイハレ

 テヰマス︒

五176 鯉ノタキ上りトイツテ︑タキ

 デモ上ルコトガアルサウデス︒

五186 ︿略﹀︑鯉ガタキヲ上ルヤウニ︑

 ズンズンシユツセヲセヨトイフ心デ

 祝フノデセウ︒

五191 ﹁おはなや︑用があるから︑

 ちよつとお出で︒﹂と︑母はだいど

 ころからよびました︒

五194 おはなは﹁はい︒﹂といひな

 がら︑いそいで行って見ると︑︿略﹀︒

五203 母は戸だなの方をさして︑

 ﹁そこにおさらがあるから︑取って

 おくれ︒﹂といひました︒ 五211 ﹁はい︑これですか︒﹂と︑お はなはざるの中のたけのこをなべの 中へ入れました︒五216 母は﹁ちよつとお待ち︒﹂と いって︑切ったさしみをさらの中へ 入れて︑︿略V︒五222 母は︿略﹀︑﹁手がなまぐさい から︑そのひしゃくを取って︑水を かけておくれ︒﹂といひました︒五227 ぬす人はきんじよに住んでゐ るみざりだといふうはさがあるので︑ 行って見ると︑︿略﹀︒五232 平そうおこって︑取りかへさ うとすると︑︿略﹀︑どうしてもかへ しません︒五236 ︿略V︑﹁この釜は昔から私の うちにある釜です︒︿略﹀︒﹂といつ て︑どうしてもかへしません︒五245 うったへた人は︑﹁︿略﹀︒そ れを私のるすにこのみざりがぬすん だのでございます︒﹂と申します︒五256 又ゐざりは﹁︿略﹀︒その釜は 私が前から持ってるたのでございま す︒﹂と申します︒五265 役人はしばらく考へてるまし たが︑︿略﹀︑﹁︿略﹀︒さっそく持つ てかへれ︒﹂と申しわたしました︒五273 役人は後からこゑをかけて︑ ﹁︿略﹀︒釜ぬす人はその方にきまつ たぞ︒﹂といって︑下役どもに言ひ つけて︑しばらせました︒

五328 ︿略﹀︑一バンハジメニツムノ  ヲ一番茶トイヒマス︒五333 ソレカラ十四五日タツテツム ノヲニ番茶トイヒマス︒五338 サクラノ花ノ下ニトンデヰル 白イ蝶ヲ見ルト︑花ガチツタノカト 思ヒ︑︿略﹀︒五342 ︿略﹀︑ナノ畠ニアソンデヰル 蝶ヲ見ルト︑ナノ花ガトビ立ツタノ カト思ヒマス︒五345 ︿略V︑シヅカニ木ノ葉ノ上ニ ネムツタヤウニシテヰルノヲ見ルト︑ ドンナユメヲ見テヰルノカト思ヒマ ス︒     ゆうりゃく五365 昔雄略天皇がすがるといふ 人をおめしになって︑︿略﹀︒五366 ︿略﹀︑こをたくさん集めて來 いとおほせになりました︒五367 こといふのはかひこのことで︑ ︿略V︒五372 すがるはさうとは心づかず︑ あちらこちらをたつねまはって︑ ︿略﹀︒五375 ︿略V︑﹁天子様のおほせだか ら︑子を出すやうに︒﹂と︑たくさ んの子どもをもらって︑つれて來ま した︒五384 天皇は︿略﹀︑﹁その子は皆お 前にやるから︑やしなってやるがよ い︒﹂とおほせになって︑︿略﹀︒五384 ︿略﹀︑すがるには小子部とい ふ姓をたまはりました︒

五387 すがるはその大ぜいの子をお

(14)

と一と 5

 みやのそばでやしなって居ったと申

 します︒

五392 下りる人もあり︑のりこまう

 とする人もあり︑︿略﹀︑魅そうこみ

 Aロってゐます︒

五428 ︿略﹀モ︑馬モ車モ今見エタ

 カト思フト︑スグ後ニナツテシマヒ

 マス︒五443園﹁コレハトンネルトイツテ︑

 山ヲホリヌイタ所デス︒﹂

五445︿略V︑父ニキ・マスト︑﹁コ

 レハトンネルトイツテ︑山ヲホリヌ

 イタ所デス︒﹂トイヒマシタ︒

五448 文太郎ハヨロコンデ︑﹁海ダ︑

 海ダ︒﹂トイツテヰルウチニ︑︿略﹀︒

五456 汽車が文太郎ノ行ク町ヘツイ

 タ時︑文太郎ハモツトノツテヰタイ

 ト思ヒマシタ︒

五471 友吉は﹁早くこっちへ來たま

 へ︒︿略﹀︒﹂といって︑そこをのか

 せようとしましたが︑︿略﹀︒

五471 友吉は﹁早くこっちへ來たま

 へ︒︿略﹀︒﹂といって︑そこをのか

 せようとしましたが︑︿略﹀︒

五476 友吉は﹁かみなりは高いもの

 のある所へおちるのだ︒︿略﹀︒﹂と

 いって︑︿略﹀︒

五492 音次郎は︿略﹀︑﹁あ\︑あぶ

 なかった︒︿略﹀︒しといひました︒

五495 キ瓜・マクハ瓜・白瓜・夕顔

 ・西瓜・トウ瓜・カボチャ・ヘチマ

 ナドヲ瓜トイフ︒ 五533 ︿略﹀︑カウモリハ﹁私ハ鳥デ モケモノデモナイカラ︒﹂トイツテ︑ ドチラヘモツキマセンデシタ︒五538 ︿略﹀﹁私バカラダガネズミニ ニテヰルカラ︑ケモノノ仲間ダ︒﹂ トイッテ︑ケモノノミカタニナリマ シタQ五545 ︿略V﹁私ハ羽ガアルカラ︑鳥 ノ仲間ダ︒﹂トイツテ︑鳥ノ方ニツ キマシタ︒五552 ソノ時カウモリガケモノノ方 へ行キマスト︑﹁戸前ハ鳥デハナイ カ︒﹂トイツテ︑仲間へ入レマセン︒五555 又鳥ノ方へ行キマスト︑﹁オ 前ハケモノダラウ︒﹂トイツテ︑ア ヒテニシテクレマセン︒五558 シ雨冷ナシニ︑ヒルノ間正木 ノウロや穴ノ中戸カクレテヰテ︑夜 ニナルト出テ空ヲトビアルクヤウニ ナツタトイフハナシデス︒五572 近ゴロバ又マツチトイフベン リナ物が出來テ︑︿略﹀︒五578 ︿略﹀炭ハ︑木ヲヤイテコシ ラヘタモノデス︒ソレユエ木炭トイ ヒマス︒五58一 ソノホカニ石炭トイフモノガ アリマス︒五583 コレハ大昔ハエテヰタ木が土 ノ中山ウマツテ︑シゼント出石タ物 デ︑︿略﹀︒五584 ︿略﹀︑石ノヤウニカタクナツ

 テヰマスカラ︑石炭トイヒマス︒ 五596 ランプニトボスノハ石油トイ ヒマス︒五597 コレ公地ノ中カラシゼントワ キ出ルモノデ︑︿略V︒五606 昔ノ人ハ石炭ノコトヲモエル

土︑石油ノコトヲモエル水トイヒマ

 シタ︒五634 ﹁ねえさんの所からお手紙が

 來てるます︒︿略﹀︒﹂と︑母は手紙

 をおちよにわたしました︒

五644 おはなさんもつれて一しょに

 お出でなさい︒九月十三日 あねよ

 り おちよさま と書いてあります︒

五662国 あさってはおはなさんと一

 しょにきっとまみります︒

五666園そのおしまひのあいてみる

 所へ︑﹃おかあさんからもよろし

 く︒﹄と書きたして下さい︒

五671 それを母に見せますと︑母は

 ﹁よく出來ました︒︿略﹀︒﹂といひま

 した︒五697 又日本ヘイガロシヤヘイト

 タ︑カツテヰルエモアル︒

五705 唐門ナルト︑花火が上ルトイ

 フ話デアル︒

五708 鹿が水ヲノマウト思ツテ︑谷

 川ノ中ヘハイリマシタ︒

五712 ︿略﹀︑アタマカラ足マデツク

ぐトナガメテ︑ヒトリゴトヲハジ

 メマシタ︒

五715園 ﹁ジブンノ角帽ジツニリツ

 パナ物ダ︒牛ノ角トハチガツテ枝ガ  アル︒五757しかしょしつねは﹁︿略﹀︒何 でも裏からまはって︑てきのふいを うたなけれぽならぬ︒﹂と考へて︑ ︿略﹀︒五758 ︿略﹀︑強いものばかり三千人 をすぐつて︑こっそりと裏道からひ よどりこえに向つた︒五773 ﹁年はいくつか︒﹂と問へば︑ ﹁十七﹂と答へた︒五773 ﹁年はいくつか︒﹂と問へば︑ ﹁十七﹂と答へた︒五796園 鹿の通れる所を馬の通れな いといふことがあるものか︒五801 よしっねはこれを聞くと︑ ﹁︿略﹀︒さあ︑あんないをせよ︒﹂と 言ひつけて︑夜のうちにがけの上ま で出た︒五806 へいけ方はがけの上から︑て きの軍ぜいが攻めこまうとはゆめに も思はない︒五807 よしっねはこ\ぞと思って︑ ﹁進めく︒﹂とさしづをしたが︑ ︿略﹀︒五807 よしっねはこ\ぞと思って︑ ﹁進めく︒﹂とさしづをしたが︑ ︿略﹀︒五811 ︿略V︑馬もこはがってすくん でしまひ︑人も顔を見合せて進まう とはしない︒五814 この時よしつねは︑﹁われを

 手本にせよ︒﹂といひながら︑馬に

(15)

6 と一と

 一むちあててかけ下りた︒

六66図 日暮サナリテ月トナル︒六66懐手カサナリテ年トナル︒

六81 私は︿略﹀︑二三人の友だち

 と遠足に出かけました︒

六84 みんなと橋のたもとに出合つ

 て︑川について︑四五町行くと︑

 ︿略﹀︒

六88 たんぼのさきにこんもりとし

 た森があって︑︿略﹀︒

六93 その松山へのぼらうといふの

 です︒六136 又トブ時ニハガアくト鳴合

 フ︒六176図長サヲバカルニ胃弱ヲモト

 トス︒六178図 尺ノ十倍ヲ丈︑尺ノ十分ノ

 一ヲ寸︑寸ノ十分ノーヲ分︑分ノ十

 分ノーヲ厘トイフ︒

六188図 カサヲバカルニハ升ヲモト

 トス︒六191図 升ノ十倍ヲ斗︑斗ノ十倍ヲ

 石トイヒ︑︿略﹀︒

六193図︿略﹀︑升ノ十分ノーヲ合︑

 合ノ十分ノーヲ勺トイフ︒

六197図重サヲバカルニハ貫ヲモト

 トス︒六201図 貫ノ千分ノーヲ匁︑匁ノ十

 分ノーヲ分︑分ノ十分ノ︸ヲ厘トイ

 フ︒六204 昔ある國で大きな象の目方を

 はからうとしたが︑︿略﹀︒ 六211 ︿略﹀一人の子どもが︑﹁そん なら私がはかって見ませう︒﹂とい つて︑︿略﹀︒六285 ヤクワンハソレヲ聞イテ︑ ﹁ソレデモ鐵ハヂキニサビテ︑赤ク ナルデハアリマセンカQ﹂トイヒマ シタ︒六294 ソノ時鐵ビンハ︑﹁︿略﹀︒シ カモソノサビハ大ソウドクナモノデ ス︒﹂トイヒマシタノデ︑︿略﹀︒六312 直吉は後でふと氣が附いて︑ ﹁︿略﹀︒今のお客にもう一鏡上げな ければならなかった︒﹂といって︑ ︿略﹀︒六317 かへって生ると︑長松は笑つ て︑﹁︿略﹀︑ 一鏡まうけておけばよ かったのに︒﹂といったら︑︿略﹀︒六327 ﹁だんながおるすだから︑な ほさらまちがひがあってはならな い︒﹂といっても︑︿略﹀︒六331 ︿略﹀︑主人はこの事を聞いて︑ 直吉は正直ものだとほめて︑長松に はひまをやった︒六336図 絹糸ニテ織りタルモノヲ絹 織物トイフ︒六343図 木綿糸ニテ織りタルモノヲ 木綿織物トイフ︒六347図 麻又バカラムシノ糸ニテ織 リタルモノヲ麻織物トイフ︒六356図 ︿略﹀︑ケモノノ毛ヲツムギ テ織りタルモノヲ毛織物トイフ︒       とくがはみつくに六371 學校で徳川霊告の話を聞いて︑  紙などをそまつにしてはならないと 思った︒六428 チリモツモレバ︑山トナル︒      てうせん六436 日本中を平げて︑後には朝鮮 までも攻めて行った豊臣秀吉といふ 人は︑︿略﹀︒六438 小さい時の名を日吉丸といひ ました︒六446 じぶんの心では武士になりた いと思ってみたのです︒六448 お寺では﹁こんないたづら者 はごめんです︒﹂といって︑うちへ かへしました︒六453 けれども日吉丸は︑どうかし てりっぱな武士になりたいと思って ゐましたから︑︿略V︒六456 年が十八のころです︑木下藤       お だのぶなが 吉郎秀吉と名のって︑織田信長につ かへました︒六462 ある日信長が夜明け前に出か けようとすると︑︿略V︒六464 信長は誰かとたつねますと︑ 木下藤吉郎秀吉と答へました︒六465 信長は誰かとたつねますと︑ 木下藤吉郎秀吉と答へました︒六466 又ある朝早く信長がかりに出 ようとして︑﹁誰も居らぬか︒﹂とよ びますと︑︿略﹀︒六468 ︿略﹀︑﹁誰も居らぬか︒﹂とよ びますと︑︿略﹀︒六472 ︿略﹀︑﹁藤⁝士q郎秀士口こ﹂にひ かへて居ります︒﹂と答へました︒       みつひで六498 ︿略﹀︑信長は京都で光秀とい ふけらいにころされました︒六501 秀吉はこの知らせを聞くと︑ すぐに敵とわぼくしてかへって來て︑ ︿略﹀︒六505 それからは秀吉のいきほひは︑ しぜんに日一日と盛になりました︒六518 ︿略﹀︑秀吉を日本國王にする といふぶれいなことばがありました︒六526 秀吉は大そうおこって︑﹁日 本國には天皇へいかがいらっしゃる ではないか︒﹂と︑その使を追ひか へして︑︿略﹀︒六557 ︿略﹀︑信玄は兵を右と左と二 手に分けて︑はさみうちにしようと した︒六558 謙信はそれを知って︑こちら から先がけをしょうと︑夜の間に信 玄の陣に攻入った︒六585 ところがとなり國では信玄を こまらせようと思って︑塩を送らせ ないことにした︒六592 謙信はそれを聞いて︑﹁︿略﹀︒ それを苦しめるのはかはいさうだ︒﹂ といって︑じぶんの國から塩を送ら せた︒六593 それから信玄が死んだと聞い た時︑︿略﹀︒六595 ︿略﹀︑謙信は﹁︿略﹀︒よいい くさ相手がなくなった︒﹂といって なげいた︒六608圃姉のおつるは立ちよって︑

(16)

と一と 7

 ﹁なんでそんなに泣いてみる︒︿略﹀︑

 おとし物でもしたのか︒﹂と︑︿略﹀︑

 ことばやさしくなぐさめる︒

六631圃 それを聞くより妹の おふ

 みはいそぎ道ばたを そこかこ\か

 とさがすうち︑︿略V︒

六637圏 めくらは杖を受取って︑

 ﹁あ\︑ありがたうございます︒うれ

 しいこと︒﹂とれいいって︑︿略﹀︒

六653 熊ノ毛色ハ︿略V︑ムネノ所

 ダケ三日月ナリノ白イ毛ガアリマス︒

 コレラ月ノワトイヒマス︒

六655 シグマトイフ熊ハ小馬ホドア

 ツテ︑カが強ウゴザイマス︒

六664 熊ハイタヅラモノデ︑人ノ家

 ノクラノ戸ヲ明ケテ︑カズノ子ノ俵

 ヲカツイデ︑ニゲテ行クコトガアル

 トイヒマス︒

六676図松・杉・ヒノキ・ケヤキハ

 板又ハ柱トシテ家ヲタテ︑橋ヲカケ︑

 船ヲ作ルニ用フ︒

六683図栗ハ︿略V︑家ノドダイ又

 ハ鐵道ノマクラ木ナドトス︒

六691図 材木ヲヒキテ︑板石ハ柱ト

 ナスモノハコビキナリ︒

六706 ︿略﹀︑何を聞かれても︑はつ

 きりと答へる子供もございました︒

六722 十人十色と申しますが︑まこ

 とにその通りで︑︿略﹀︒

六765 歌がすむと手打をして︑口々

 に﹁おめでたう︑おめでたう︒﹂と

 いひました︒ 六768 羽織・はかまの主人は︿略﹀︑ ﹁どうも御苦螢︑御苦螢︒﹂とあいさ つしました︒六784 白イ帆ヲアゲタ遊歩ケ船モイ クツトナクハイツテ來ル︒六794 大キナキカイデ︑ドンナ重イ 荷物デモラクくト上ゲオロシヲシ テヰル︒六796 右ノ方ノ汽船デハ︑サツキカ ラ牛ヲ何匹トナクツルシオロシタ︒         ナニ ハ六804図 大阪ハ昔ハ難波トイヒテ︑ ニントク 仁徳天皇ノ都シタマヒシトコロナリ︒     ヒデヨシ六806図 秀吉コ・二王ヲキヅキシヨ リ︑次第二事業ノ盛ナル大都會トナ レリ︒      ヨド六814図 市中ヲ流ル・川ヲ淀川トイ フ︒六852図圏 八つとや︑病は口より入 るといふ︒七14図 正成ノ戦死セシバ正行が十 一歳ノ時ニシテ︑ソノ黒歯トトモニ 戦場二出デントセシガ︑︿略﹀︒七15図 ︿略﹀︑ソノ折父トトモニ職 場圧出デントセシガ︑︿略﹀︒

七17図園﹁我聞ク︑シ・戸冠ヲ生

 メバ︑三日ニシテコレヲ谷ソコヘオ トシテ︑ソノカヲ口耳ストイフ︒七31図 汝ノ孝行コレニスギタルコ トナシ︒﹂ト︑ネンゴロニ言ヒフク メテ︑國ヘカヘシタリ︒七36図︿略﹀︑正行ハ父ノカタミノ 刀ヲ抜キテ︑今ニモハラヲ切ラント  ス︒七43図園 大人トナリテ︑君ノ御タ メニ忠義ノ兵ヲ起シテ︑賊ヲ平ゲシ メントナリ︒七44図圏 大人トナリテ︑君ノ御タ メニ忠義ノ兵ヲ起シテ︑賊ヲ平ゲシ メントナリ︒七47図園 カクテハ君ノ御用二立ツ ベシトモオボエズ︒﹂七56図 楠木氏ハソノ後ツネニ皇居 ヲ守りテ︑敵ト戦ヒシガ︑︿略﹀︒七68図園父ハ︿略V︑﹃残りタル一 門ノモノドモヲ二二テ︑朝敵ヲホロ ボセ︒﹄ト申シ残シタリ︒七71図囹 モシ病ニカ・リテ早ク死 ナバ︑君ノ御壷メニハ不忠ノ臣トナ リ︑父ノタメニハ不孝ノ子トナルベ シ︒七72図園 モシ病ニカ・リテ早ク死 ナバ︑君ノ御タメニハ不忠ノ臣トナ リ︑父ノタメニハ不孝ノ子トナルベ シ︒七75図面 コノ度ノ合戦ニハ︑師直 ラノクビヲ正行が取ルカ︑正行ラガ クビヲカレラ日取ラスルカ︑ニツノ 中ノーツト思ヘバ︑︿略﹀︒﹂七77図 正行︿略﹀︑﹁︿略﹀︒︿略﹀︑ 今一度天顔ヲヲガミテマヰリタシ︒﹂ ト︑涙ナガラニ申シ上ゲタリ︒七85図 天皇ハコレヲ聞キ︑︿略V︑ ﹁︿略﹀︒ フカク汝ヲタノミニ思フ ゾ︒﹂トオホ二二サレタリ︒ 七86図 正行ハ︿略﹀︑花々シク戦 ヒテ︑一族ノ人々トトモニ戦死ヲト ゲタリ︒

七91図正行ノ如キハ︿略﹀︑國民

 ノ手本トイフベシ︒七125囹商責上でげんきんといひ︑ かけといふのは何の事ですか︒七125囹 商費上でげんきんといひ︑ かけといふのは何の事ですか︒七127園品物と引きかへに代金を受 取るのが現金で︑︿略﹀︒七134園 たとへば十五鏡で費ってよ いものを二十鑓といふやうなもので す︒七138園 小責といふのは商人から品 物を使ふ人にすぐに費渡すことです︒七141囹 小費をする商人を乱費商人 といひます︒七141園 卸責といふのは品物をたく さん持ってるて︑小仏店へ大口に責 渡すことで︑︿略﹀︒七143園 ︿略﹀︑卸費をするものを卸 費商人といひます︒七145囹 問屋といふのは何の事です か︒七146囹 問屋といふのは他人からた のまれて︑品物を費つたり買ったり して︑口銭を取る店のことです︒七148囹 たとへばごふく問屋といふ のは︑織物を下りたいといふ人にた のまれて︑それをほかへ責渡してや り︑︿略﹀︒

(17)

8 と一と

七149園 たとへばごふく問屋といふ

 のは︑織物を費りたいといふ人にた

 のまれて︑それをほかへ費渡してや

 り︑︿略﹀︒

七152園 ︿略﹀︑又織物を買ひたいと

 いふ人にたのまれて︑それをほかか

 ら買取ってやる店のことです︒

七171團 ぶじお着のことと存じます︒

七B3国又母がかねぐめづらしい

 草花をほしいくと申して居ります

 から︑︿略V︒

七196圏 ﹁とくに申し上げようと思

 つてゐました︒

七199 畠のゑんどうがかきの外から

 こゑをかけて︑﹁︿略﹀︒︿略﹀︑どう

 かこれからお心安く願ひます︒﹂と

 いふ︒七206 藤は﹁︿略﹀︒どういふわけで︑

 おたがひに親類の間がらでございま

 すか︒﹂と問へば︑︿略﹀︒

七217園 ︿略﹀︑畠の藤豆さんとはち

 がって︑私の豆はたべられません︒

七227図目一見ユレドモ︑字ノ讃メ

 ザル人ヲアキメクラトイフ︒

七227図シカルニ目ハ見エズシテ︑

 大乱者トナリシ人アリ︑︿略﹀︒七229図保己一ハ五歳ノ直直クラト

 ナリシガ︑︿略﹀︒

七232図 く略V︑後ニハ名高キ評者ト

 ナリ︑多クノ書物ヲアラバセリ︒

七241図 時ノ人 番町デ目アキ目ク

 ラニ物ヲキ・︒トイヒタリトイフ︒ 七241図 時ノ人 番町デ目アキ目ク ラニ物ヲキ・︒トイヒタリトイフ︒七244図 保己一ハソレトモ知ラズ︑ 講義ヲツでケタレバ︑︿略V︒七248図 ︿略﹀︑弟子ドモハ︑﹁先生︑ 少シオ待チ下サイマセ︒︿略﹀︒﹂ト イフ︒七249園 ﹁サテく︑目アキトイフ モノハ不自由ナモノダ︒﹂七252図 保己一ハ笑ヒテ︑﹁サテ く︑目アキトイフモノハ不自由ナ モノダ︒﹂トイヒタリトゾ︒七252図 保己一口受ヒテ︑﹁サテ く︑目アキトイフモノハ不自由ナ モノダ︒﹂トイヒタリトゾ︒七266 イソガシイ時二手ノ足りナイ トイフノハ︑寒心ラク人ノ少イトイ フコトデス︒七267 イソガシイ時二手ノ足りナイ トイフノハ︑ハタラク人ノ少イトイ フコトデス︒七278 何事ニヨラズ手ノハタラキノ ヨイノヲ上手トイヒ︑︿略﹀︒七279 ︿略﹀︑手ノハタラキノワルイ ノヲ下手トイヒマス︒七288 一匹の獄の口から出る綜をの ばして見ると︑五六町もあるといふ ことである︒七327 繭の中の鷺はさなぎとなる︒        が七331 これを量の蛾といふ︒七338 その卵を産みつけさせた紙を

 量卵紙といふ︒ 七342 慧をかふのは春と夏と秋の三 度で︑春ご・夏ご・秋ごといふ名が ある︒七351図 かくして出來たるものをす やきといふ︒七361図 うるしの上に金融は銀にて ゑがきたるものをまきゑといふ︒七374 ︿略﹀︑人ハ皆前へ前ヘト進ン デ行ツテ︑後ヘハ引キカヘサナイカ ラ︑︿略﹀︒七385 日用品ナラバ︑マヅ何デモア ルトイツテヨロシイ︒七387 店主ハ番人が居テ︑買ハウト 思フ物ハスグニ買ヘル︒七395 これを見た人は皆ほしいとは 思ひましたが︑︿略﹀︑誰一人買はう といふ者がありません︒七397 これを見た人は皆ほしいとは 思ひましたが︑︿略﹀︑誰一人買はう といふ者がありません︒七398 馬の主は馬を引いてかへらう としました︒七404 一幽豆も︿略﹀︑家へかへって︑ ﹁あ\︑金がない程残念なことはな い︒︿略﹀︒﹂と︑思はずひとり言を いひました︒七416囹 ︿略﹀︑こんな大金を持って みるなら︑なぜあると一言いはなか つた︒﹂七419園 このお金は︿略﹀︑﹃夫の一 大事の折に使へ︒﹄と申して︑父の

 渡してくれた金でございます︒ 七423園人の話によりますと︑御主 人織田様には︑近いうちに京都で馬 そろへをなさいますとのこと︒七427園 あなた様にも︑その折には よい馬にめして︑主人のお目にとま るやうになされるのが大事と考へま して︑︿略﹀︒﹂七432 やがて馬そろへの日となって︑ 一豊の馬ははたして信長の目にとま つて︑︿略>Q七435 ︿略﹀︑一豊の馬ははたして信 長の目にとまって︑﹁あ﹂︑よい馬︑ 名馬々々︒誰の馬か︒﹂とたつねま した︒七437 けらいのものが︑﹁これは一 豊の馬でございます︒﹂といひます と︑︿略﹀︒七442 ﹁︿略﹀︒見上げた志のもの︑ りっぱな武士︒﹂と︑信長は聴そう 感心して︑︿略V︒七443 ︿略V︑これが一間豆の出世のも とになったといふことであります︒七465園 ﹁︿略﹀︑ドウモ君タチノ仲 間ヨリモ︑僕ラノ仲間ノ方ガヨケイ 乱用ヒラレルヤウニナツタカト思フ︒七468 西洋紙が日本紙二向ツテ︑ 天心﹀︒︿略﹀︑書物モ近ゴロバ大テ イ西洋紙デコシラヘルヤウニナツ タ︒﹂トイフト︑︿略>Q七474 ︿略﹀︑日本紙ハ﹁︿略﹀︒コ・ ニアル扇モウチハモヤハリサウダ︒﹂

 トイヒマス︒

(18)

と一と 9

七478 西洋紙ハ﹁︿略﹀︒便利ニオイ

 テハトテモカナフマイ︒﹂トイヒマ

 ス︒七479園 ﹁イやく︑君ラバ破レ易

 クテ︑少シモ強ミトイフモノガナイ︒

七485 日本紙ハ﹁︿略﹀︒モトユヒヤ

 水引ノヤウナ︑アンナ丈夫ナ物五日

 本紙デナケレバ出身ナイ︒﹂トジマ

 ンシマス︒

七497 西洋紙ハ又﹁葉書や切手や印

 紙ナドハ皆僕等ノ仲間ダゾ︒﹂トイ

 ヒマスト︑︿略﹀︒

七騎1 ︿略﹀︑日本紙ハ神ダナヲ指サ

 シテ︑﹁ソンナニイバツテモ︑アノ

 神ダナノ御札ヤゴヘイ一朝ナレマ

 イ︒﹂トイヒマシタ︒

七504図 ﹁松村さん︑郵便︒﹂とよび

 て︑配達夫は入口に立ちたり︒

七506図 お花は﹁はい︒﹂と答へて

 受取らんとせしが︑︿略﹀︒

七506図 お花は﹁はい︒﹂と答へて

 受取らんとせしが︑︿略﹀︒

七508図 く略V︑配達夫は﹁おかあさ

 んをよんで下さい︒﹂といふ︒

七514図 お花はあやしみて︑﹁︿略﹀︑

 なぜまたおあしを彿ふのですか︒﹂

 と問へり︒

七523図 母は﹁︿略﹀︒不足の時には︑

 その不足の倍だけを受取人の方で彿

 はなければならないのです︒﹂と教

 へたり︒

七526図 お花は﹁小包郵便でもやは  り四匁までが三銭ですか︒﹂と問ふ に︑︿略﹀︒七533園 昔はひきゃくといふものが あって︑手紙や品物を配達しました が︑︿略﹀︒七539図 ﹁︿略﹀︒今では切手をはつ て出しさへすれば︑どんな遠い所へ もとどきますから︑上そう便利で す︒﹂といひきかせたり︒七556図 サレドモコ・ニテ見ユルハ 東京ノ三分ノーニモ足ラズトイフ︒        シバ七595図 明日ハ芝公園ヲ見テ︑ソレ ヨリ四十七士ノ墓ニマウデントス︒七617図 昔より﹁犬は三日かへば︑ 三年その恩をわすれず︒﹂といへり︒七628図 二三匹の犬︑よく二三百頭 の牛︑二三千頭の羊を追ひまはして︑ 主人の行く方へ行かしむといふ︒七637図 又近ごろは戦場にも犬を用 ひて︑たふれたる兵士をさがさしむ といふ︒七675国 父は︿略﹀︑やしき中の桃 の木に皆つぎ木をすると申してゐま す︒七677国 ↓そう手入をして︑有年は たくさんならせて︑たくさん差上げ たいと思って居ります︒七688困 母はこんな美しい大きな桃 は︑はじめて見たと申して︑︿略﹀︒七693團 ︿略﹀︑こんな見事な桃がな るのなら︑植ゑて見たいと申して居

 ります︒ 七714 エビノピンくハネタリ︑カ ニノ横ニハツテアルク様子ハ︑池ヤ 川ニスムモノトチガハナイガ︑︿略V︒七723 又眞珠貝トイフモノガアル︒七778 波ニユラレテ︑色ノ美シイ海 草ガヒラヒラト動ク間ヲ︑様々ノ魚 ヤケモノが浮イタリ沈ンダリ江戸イ ダリシテヰルノハ︑︿略﹀︒七786図圏我等は人と生れきて︑一 たん心定めては︑事に動かず︑さそ はれず︑︿略﹀︒七796図圃 ましてや人と生れ來て︑ 一たんめあて定めては︑わき目もふ らず︑怠らず︑︿略V︒七808圏 ﹁私も︿略﹀︑皆さんと同じ 檬に︑あの運動場で膿操をしたり︑ この講堂でお話を聞いたりしてみた のです︒七816囹私の乗ってみる明治丸とい ふのは︑長さが六十前程もある大き な汽船で︑︿略﹀︒七829園 何等とも知れないいるかが およいでみるのを見ることもありま す︒七839園 そこに居る人は私たちとは まるでちがった風をして︑︿略﹀︒七847園 ﹁航海といふものはかうい ふ面白いものですが︑︿略﹀︒七851園く略V︑山の様な波が立って︑ 船は今にも沈むかと思ふ様になりま す︒

七861園船にはらしんぎといふもの  があって︑それで方角をとって重ん で行くのです︒七869園海岸には燈塁がありますか ら︑それを見ると︑あれはどこだと いふことが分ります︒七874図 船長はかくいひ終へて︑一 段と聲をはり上げて︑︿略﹀︒七884園︿略﹀︑こんなことではどう して海國の國民といはれませう︒七893図 大砲ノヒぐキハ︑天モオチ︑ 海モサクルカト思フバカリナリ︒七904図 中佐ハ心配ゲニ︑﹁ヨシ︑ タヅネ來ン︒﹂ト︑タ寸一人タマナ ク船内ヲタヅネタレドモ︑︿略﹀︒七907図 ﹁残念ナリ︑今一度︒﹂ト︑ 中佐ハマタモ船内ヲカケメグレリ︒七912図 ﹁今一度︒﹂ト︑中佐一三タ ビタヅネマハレリ︒七917図 ﹁今ハゼヒナシ︒﹂ト︑中佐 ハボートニ乗リウツレリ︒七919図 四隻ノ戸口皆爆沈シテ︑乗 口貝ハ思ヒくニコギサラントシ︑ ︿略﹀︒八17図 ︿略﹀︑一生に一度は︑かな   い せ らず伊勢に参逸せんと心がけざるも のなし︒       あまてらすおほみかみ八23図 神代の昔皇祖天照大神︑ に トぎのみこと 忙々蛇骨をこの國に降したまはん とせし時︑︿略V︒        やたの八24図 く略V︑八畑違を授けたまひ て︑﹁この鏡を見ること我を見るが

 如くせよ︒﹂とおほせられたり︒

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