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社会モデル、機能モデル、

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Academic year: 2021

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title 法令実働化情報システムの進化容易性に関する研究

Author(s) 箕輪, 貴裕

Citation

Issue Date 2009‑03

Type Thesis or Dissertation Text version author

URL http://hdl.handle.net/10119/8127 Rights

Description Supervisor:落水浩一郎, 情報科学研究科, 修士

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法令実働化情報システムの進化容易性に関する研究

箕輪 貴裕

北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科

月 日

キーワード 法令実働化情報システム進化容易性モデル履修規則履修管理システム

研究の背景と目的

近年、社会システムの電子化が急速に推し進められ、我々の生活を情報システムが支え ている。情報システムには、法律や条令などの社会規則に基づいて動作するものが多い。

そのようなシステムは、社会規則を完全に満たすように構築されていて、なおかつ、その ことを確認できる必要がある。こういった特徴を持つシステムを、法令実働化情報システ ム 以下、と表記と呼ぶ。

ところで、社会規則は社会の変化に合わせて改定される。従って、は、社会規則 の改定に対して、迅速に、なおかつ低コストで進化できる必要がある。のこのよう な特性を進化容易性と呼ぶ。

本研究の目的は、進化容易性の実現である。そのためには、を進化させようとす るときに、開発者の持ちうる疑問に答える仕組みが必要である。疑問として、「社会規則 がの機能にどう関わっているか」、「社会規則の改定が、システムの設計にどう影響 を及ぼすか」といったことが挙げられる。

本研究では、のモデルが社会規則に由来する社会モデルと、機能要求に由来する 機能モデルからなると考えた。あらかじめ、に関係する社会モデルと機能モデルを 記述しておき、それらから全体の動作を表すモデルを導出することによって、

前出のつ目の疑問に答えることができる。社会規則の改定時には、社会モデルを更新し て、モデルの前の版との差分を取ることで、つ目の疑問に答えることができる。社 会モデル、機能モデルを定義し、モデルの導出法を確立する。

社会モデル、機能モデル、

モデル

の利用者がシステムに直接求める情報は、社会規則の適用が、自らの活動にどの ような影響を及ぼすかである。従って、は内部で、社会規則を適用し、利用者が何

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をする必要があるのか、利用者にどのようなことが許されるのかといったことを導出して いると考えられる。社会モデルは、社会規則が我々に与える影響をモデル化したものと定 義する。

社会規則には、社会規則の制定者の意図した内容を実現するために、過去の活動と、許 可される内容との関係を定めている条文がある。また、ある事象を何に分類するかを定め ている条文がある。これらの条文が、我々に影響すると考えられる。

従って社会モデルで扱う条文は、利用者の過去の活動、許可される内容、その他事象を 表す命題変数、述語、関数、変数を用いて、論理式で表すことができると考えられる。社 会モデルは、この論理式の集合で表現する。

一方、は、社会規則の適用に必要な情報を入力し、社会規則の適用結果を外部に 出力する。その具体的な動作は、機能要求によって定められる。従って、機能要求は の「動作」を述べており、システムの場合、計算プロセス開始直前のパラメータと、

計算プロセス終了直後のパラメータとの関係を述べている。機能モデルは、動作環境と社 会モデルとを仲介して、機能要求に定められた動作を実現する。

以上から、機能モデルは、計算プロセスの直前直後それぞれにおける、入力内容、出力 内容、記録されたデータ、社会モデルのパラメータを組み合わせて、論理式で表すことが できると考えられる。機能モデルは、この論理式の集合で表現する。

社会モデルと機能モデルのそれぞれを構成する論理式同士を合成して、社会モデルのパ ラメータを論理式から消去することにより、全体の動作を表す論理式を求めること ができる。この論理式の集合をモデルと呼び、進化支援の鍵となる。

履修規則と履修管理システムのモデル化

本研究では、前述のモデルを検証するために、本学履修規則と、履修管理システムの一 部をモデル化した。履修規則は、研究計画提案書の提出要件を定めた条文の論理式を導出 し、履修管理システムは、利用者が研究計画提案書の提出のための各要件を満たしている かを表示する機能の論理式を導出した。そして、それらから当該機能の動作内容を導出 した。

まとめと今後の課題

本研究では、のモデルを、社会規則に由来するモデルと、機能要求に由来するモ デルとに分けて記述し、全体のモデルを導出する手法を考案し、履修規則と履修管 理システムを用いて検証した。その結果、履修規則、履修管理システムの一部のモデル化 と、動作内容の導出を実行できた。課題として、他のシステムによる検証、モデル 導出の自動化などが挙げられる。

参照

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