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半正定価計画に対する行列補完型宜双対内戚法の並列化

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Academic year: 2021

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(1)

侶コ風=凋   駄本オペレーションズ。リサーチ学会  

2①ひ4年春季研究発表会  

半正定価計画に対する行列補完型宜双対内戚法の並列化  

01405430 東京工業大学   02701900 東京工業大学   01507230 東京電機大学   01103520 東京工業大学  

*中田和秀 NAKATAKazuhide   山下真  YÅMASHITAMakoto   藤沢克樹 FUJISAWÅKatsuki   小島政和 KOJ‡MAMa5akazu  

SDPは主双対内点法により多項式時間で解けること   が知られている。筆者らはこの主双対内点法を実装し、  

SDPA【41というソフトウェアを開発した。SDPAは中   程度の大きさのSDPを効率よく解くことができるが、  

大規模なSDPを解くことは困難である。SDPAの中   で多くの計算時間を必要とする個所として次の4つの   部分がある。   

C且:線形方程式系の係数行列β∈βmの計算    C2:係数行列β∈ざmのCbolesky分解  C3:主問題の探索方向瓜の計算    C触 上記以外のm〉くmの密行列を扱う演算   また、SDPAの実行において、メモリを多く消費す   る部分として次の2つが挙げられる。   

M皿:線形方程式系の係数行列腰∈βmの保持   

M2:乃×れの密行列の保持  

次ページにある表1の1列目は、あるSDPをSDPÅ   により解いたときの、各部分でかかった計算時間とメモ  

リ使用量を示している。計算時間の大部分がC皿,C2,  

C3,C4、メモリ使用量の大部分がMl,M2で消貿さ   れていることが確認できる。   

行列補完確約の邸入(SDpA・C)   

実務上、データ行列Apb=0,1,…,m)が疎行列   であることは多い。この場合、双対問題の行列変数y   は疎になるものの、主問題の行列変数.好は一般に密  

となる。【1,2]では、行列補完理論を導入することに  

ょり、主問題の特定の行列変数貢が疎行列財を使い  

亙=朗一丁財−1と疎分解できることを示している。  

_へ よって、密行列∬の代わりに疎行列財を保持すれば   よい。このような疎性を利用することにより、C8と   C4を高速に計算し、M2を省メモリで保持する方法   が提案されている。しかし、主問題の行列変数∬を直   接保持しないため、Clの計算時間が増大するという   新たな問題が生じる。この方法を実装したソフトウェ   アSDPA−Cの実験結果は表1の2列目である。  

且 隠旺幽臆   

本発表では、大規模な半正定債計画(以下、SDPと  

略)を解くため、行列補完を利用して解くタイプの主  

双対内点法を並列に計算する方法を捷蒸する。この方   法は、【1,2】で提案された行列補完型主双対内点法と、  

【5】で捏奏された並列主双対内点法を組み合わせた方法   として捉えることができる。結果として、提案する方  

法に対し両者の長所を備え合わせ、互いの短所を補わ   せることに成功した。東京工業大学松岡研究室のPC  

クラスタPrestoIII上での数億実厳により、従来の解   法と比べ非常に少ない計算時間とメモリ使用量しか必   要としないことが確認できた。  

望 韓国産値計画盈隠   

βれを氾×乃の対称行列の空間とする。Ap∈ざ内払=  

0,1,■.‥,m)とあ∈Rmが与えられたとき、∬,y∈ぶれ   とz∈Rmを変数とする次のような最適化問題を半正  

定借計画(SDP)と呼ぶ。  

査問磁:  

最小化  Aoo∬  

制約条件 やp。∬=むp(p=1,2,‥・,m),  

∬∈β‡・   

双対問題:  

最大化 ∑芸1むpzp  

制約条件 ∑芸IApzp+y=Ao,  

y∈5ユ・  

ただしぴ,Ⅴ∈5れに対しひ。Ⅴ≡∑た1∑完1ぴ メⅥJ   と定義する。また、ぴ∈∫‡はぴ∈ざ和が半正定借で   あることを意味する。  

3 既存⑬研究  

SⅡ)捌こ対する壷双対内戚法(SD『A)  

ー10−   

© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

並列化(SDPARA)  

【5】ではSDPAの並列化について述べられている。  

そこでは、PC間の通信にMPIを用いClを効率よく   並列計算する方法が提案されている。また、数値計算   ライブラリScaLapackの並列Cholesky分解を用いて   C2を並列計算する。このとき、係数行列βは各PC   で分割して保持するため、Mlに必要なメモリ量を減   らすことができる。この方法を実装したソフトウ主ア   SDPARAの実鵬果は表1の3列目である。なお、実   験では64台のPCを使い並列計算を行った。  

5 スケーラビリティ   

図1は【3】からの抜粋である。これは並列度を変えな   がら10個のSDPをSDPARA−Cで解き、その計算時   間をグラフにしたものである。ここで、横軸はPCの   台数、縦軸は計算時間の対数である。SDPARA−Cは   非常に高いスケーラビリティを持っていることが確認   できる。  

4 提案する方法(SDPARA−C)   

本発表では、行列補完型主双対内点法であるSDPA−  

Cの並列化を提案する。以下で、各部分で行う計算法   を簡単に述べる。ClはSDPARAで採用した並列化の   アプローチを基に、ロードバランスを均等に保つよう   な工夫を加える。C2はSDPARAと同様にScaLapack   の並列Cholesky分解を用いる。C3はSDPA−Cで提   案された計算法を並列化する。このとき、導出された   疎性をうまく利用しデータの通信量を削減する。C4   はSDPA−Cと同様の計算を行う。メモリに関しては、  

SDPA−Cと同様に行列補完理論による疎性を使うこと   と、SDPARAと同様に係数行列Bを各PCに分割す   るこ.とにより、MlとM2共に少ないメモリ量で保持   することができる。   

その結果、提案した方法はC3,C4,M2において  

SDPA−Cのメリット、Cl,C2,MlにおいてSDPARA   のメリットを受け継ぐことになる。この方法を実装し  

たソフトウェアSDPARA−Cの実験結果は表1の4列   目である。SDPARAと同様に64台のPCを用いた。  

表1:計算時間とメモリ使用量  

︵強︶E曾蝿志  

32   64  

1   2   4   8   16  

計♯機軟  

図1:SDPARA−Cのスケーラビリテイ  

参考文献  

tl]M・Fukuda,M・Kojima,K・MurotaandK・Nakata,  

ExploitingsparsityinsemidefiniteprogrammlngVia  

matrix completionI:Generalframework,SJAM    J仙mαJo几qp孟夏mizα如nll(2000)647」汀4・  

【2】K・Nakata,K.Fujisawa,M・Fukuda,M∴Kojimaand  

K・Murota,Exploitingsparsityinsemidefinitepro−  

grammingviamatrixcompletionII:Implementation  

and numericalresults,MathemalicalPrp9mmmm9,  

SeriesB,95(2003)303−327・  

[3】K・Nakata,M・Yamashita,K・Fujisawa,andM・Ko−  

jima,A ParallelSolution Methodfor Semide丘nite   Programming Problems using Matrix Completion,  

テクニカルレポートB−387,東京工業大学数理・計算   科学専攻(2003).  

[4】M・YamaBhita,K・FujisawaandM・Kojima,Imple−  

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PARA:SemiDefinteProgrammlngAlgorithmPAR−  

Allelversion,ParallelCor叩utin929(2003)1053−  

1067.  

Cl    173秒  1269秒    12秒    20秒   

C2    77秒  107秒    6秒    9秒   

C3    70秒    38秒    70秒    3秒   

C4    129秒    3秒  128秒    3秒   

全体時間  459秒  1420秒  228秒    36秒   

Ml    59MB    59MB    2MB    2MB    M2    237MB    9MB  237MB    9MB    全メモリ  311MB    71MB  268MB  44MB  

−11−   

© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

参照

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