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石川県内児童・生徒の、インターネット利用実態につ いて

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石川県内児童・生徒の、インターネット利用実態につ いて

著者 加藤 隆弘

雑誌名 金沢大学教育学部紀要.教育科学編

巻 55

ページ 105‑114

発行年 2007‑02‑28

URL http://hdl.handle.net/2297/6277

(2)

105

石川県内児童 ・生徒の、インターネ ッ ト利用実態について

加 藤 隆 弘

Abo u tt her e a l i t i e so ft heI nt e r ne tus ebyc hi l dr e ni nI s hi ka waPr e f e c t ur e

TakahiroKATO

概要

石川県内の小学生から高校生までのインター ネ ッ ト利用について、平成

16

年に実施 された

「 青少年 と・ インターネ ッ トに関する調査」( 石川 県健康福祉部子 ども政策課)か ら、 明 らかになっ たその実態 ( インターネ ッ ト利用場所 ・機会、

目的、親の関与度など)を報告 した。また、今 後、この世代の子 どもたちのインターネ ッ ト利 用に対 して、家庭や地域では どのように働 きか けてい くべきか等について検討 を行 った。

Ⅰ 問題の所在

平成

15

年の総務省の調査

l)

によると、我が 国のインターネ ッ ト利用者数は人口の 6 割超、

7,730

万人に達 した。この

5

年間で約

4.6

倍にふ くれあが り ( 平成

10

年度は

1694

万人)、世帯普 及率は

88.1%に及んでいる。ネ ッ トワークイン

フラの整備 と低価格化が進み、同時にパ ソコン や携帯電話などが高性能 ・高機能化 しながらも 手 ごろな価格で入手できるようになったことで、

家庭等においても情報検索やシ ョッピング、電 子メールでの利用など、余暇を過 ごすための、

あるいは仕事のための " 道具" としてのイン ターネ ッ ト利用が定着 しつつある。

家庭‑の普及により、子 どもたちがインター ネ ッ トに触れる機会 もまた増加 している。彼 ら は学校か らの帰宅後、あるいは休 日などに、 ネ ッ ト上に存在する様々な情報源に接続 しうる状況 に置かれているのである。ネ ッ ト上には子 ども たちにとって有益 ( もしくは無害)な情報 もあ

れば、大人 ・保護者が接触 してほ しくない と思 うような情報 もあ り、特に手段を講 じなければ そ ういった有害情報にも偶発的に、あるいは意 図的に到達 して しま うのである。

こういった 「 家庭の情報化

の実態から、子 どもたちには、イ ンターネ ッ トを活用 してい く 上で求められ る力 ( 善悪の判断力、取捨選択力 などの諸力)を培 うことが求められ ると同時に、

場合 に よっては有害情報 な どか ら子 どもたち を保護する取 り組みが求められ る。力の育成 と 保護 には学校教育の場での 「 情報教育」に関わ る諸学習 ・活動 の役割 も大 きいが、同時に地 域 ・家庭における取 り組み も欠かせない。後に データでも示す よ うに、子 どもたちはインター ネ ッ トを、学校 よ りむ しろ家庭 ・地域で活用 し ている実態が明 らかになっている。

また、ネ ッ ト活用の道具 ( 端末) として、パ ソコンとともに携帯電話か らの利用者 も増加 し ていることに留意 したい。 ( 前出総務省調査 よ り)携帯電話はパ ソコンに比べ、その小ささや 滅多に他人 と共有 しない といった利用形態か ら、

よ りパーソナルなメデ ィアであるといえる。携 帯電話の利用が低年齢化 している実態 と合わせ て考えると、子 どもたちのネ ッ ト利用について 周囲の大人が関わ りづ らい状況が広が りつつあ

る、 といえる。

こういった、子 どもたちのインターネ ッ ト利

用の広が りを受 けて、石川県内では平成

16

度か ら県 ( 子 ども政策課、県教育委員会な ど)

が実態把握の調査 と、学校現場への働 きかけを

平成 1 7年 9月 30日受理

(3)

始 めている。 また、 これ に先行 して野々市町で は平成

15年度か ら "

ののいちっ子 を育て る"

町民会議 が、 「 プ ロジェク ト

K」

と して、子 ど もが携帯電話 を持つ ことについて大人 ・子 ども 双方 に対 して問題提起 し、「 持たせ ない」 「 持 ち たが らない 」 状況 を作 ろ うとす る運動 を行 って い る。

本論文では、平成

16

年度 に県内で実施 され、

筆者 が関わった二つの調査、石川県健康福祉都 子 ども政策課実施 「 青少年 とイ ンターネ ッ トに 関す る調査」 と "ののいちっ子 を育てる' '町民 会議 実施 「 『 携帯電話』 に関す るに関す るア ン ケー ト 」 の うち、今回は前者 の検討 を行い、子 どもたちのインターネ ッ ト活用の実態 を把握 し、

今後の地域 ・家庭 で取 り組み を進 める際の要点 を明 らかにす る。

方法

・ 石川 県健康福祉 都子 ども政策課 が実施 した

「 青少年 とインターネ ッ トに関す る調査

」結果

( 一部省略)を提示 し、これ を元 に考察 を行 う。

以下に調査概要 を述べ る。

青少年 とインターネ ッ トに関す る調査」:石 川県健康福祉部子 ども政策課

1 . 調査 日的

近年、イ ンターネ ッ トや携帯電話の急速な普 及 によ り、青少年が こ うしたメデ ィアを通 じ、

有害な情報に容易 に接す ることができる環境 が 広がっている。このため、 青少年のイ ンターネ ッ トや携帯電話の適正な利用 を推進す るための参 考 とす る。

2.

調査対象

一調査対象 :石川県全域

一調査学年 :小学校

4

年生、

6

年生、中学校

2

年生、高校

2

年生

一抽 出数 :

4,166

一 回収数 :

4,166

票 ( 回収率

100%)

十解答方法 :教室内で別添のア ンケー ト票に各

自が 自記入解答 ( 無記名)

一 調査期間 :平成

16

9

15

〜9

30

結果

1. パ ソコンの利用実態

ト1

. パ ソコン利用経験

パ ソコン利用経験者 は どの学年 で も98

%を越

えてい る。 これ は、学校 での利用経験 も影響 し てい る と考 え られ る。

0 ㌔ 2 0 〜 4 0 %

60% 80も 10

小学4

(plO25)

小学6 ( ロ ■1 0 1

7)

中学

2

0 Il ut I 高校

2

(■ 97J)

l l

i

■ 軒=

1

I

L1

l l

固放ったことがある I使

ったことはない □無回答

図 1 パ ソコンの利用

ト2. パ ソコンの パ ソコンの利用場所 経験

主な利用場所は、自宅が最 も多 く、

次いで

学校 の順 となっている。友達 の家、公共 施設、ネ ッ

トカ フェな どでの利用 はいずれの学 年 、項 目において も 2 l L . . 一 3% . I L を下回っている。 . ‑ I l .

l エ ー 小学4 ○

P l O l l ) 小学6 ¢ ■ l

0 0 の 中学2

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高CE

校2

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(4)

加藤隆弘 :石川県内児童 ・生徒の、インターネ ッ ト利用実態について

107

となっている。学校‑のPC 導入がほぼ完了 し、

同時に家庭‑のパ ソコンの普及 も進んでこのよ うなデータとなった と考えられ る。今後はさら に小学校入学前〜小学校低学年時か らのパ ソコ ン利用開始が見込まれる。

騰 飢 俄 肌 肌 1 0 0 I

3

パ ソコンの利用開始時期

1‑4

.

自由に使えるパソコンの有無 高学年で 「 自

分専用のパ ソコンを持つ

比率 が高いが、現在

の ところ、最 も値の高い高校

2

年生でも 1 3 . 1 %であ

る。「 家族が持ってお り、自 分 も自由に使え

る」を加えた、 自由に使えるパ ソコンがある子 どもは、小学校 6年生

以上で

75%をこえている。

鵬 2 0 % 4 肌 8 0 %

8 仇 1 0 0 k

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E)白分が自由f=食え

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図 4 自由に使えるパ ソコンの有無

ロ簾田讐

ト5.

自由に使えるパ ソコンの場所

5

に導

0%を越えている一方、次第に 「自分の部屋

いずれの学年 にお いて も 「 家族 の居間」が

入 され る傾向が見える。 0 % 2 0 % 4 0 % 6 0

% 8 0 号

100%

田自分の都農 B家族の居間

E ) 親の部星 口その地 口無回答

図5 自由に使

えるパ ソコンの場所

2

. インターネ ッ トの利用実態

2‑1.

パ ソコンや携帯電話 を使 ってのインター ネ ッ ト利用

経験

インターネ ッ ト利用者の割合は学年 とともに 上昇 している。「 時々利用 している

を含めると、

高校

2

年生では約

80%が利用 している。 (

次貢 図 6) 0 % 2 0 %

40%

6 仇 80% t O OS

小 0 p 学4 I O 2

5 ) 小学6 O

中 学Op

p l

O127)

115l) 高 校2

Opm )

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\ \ ⊥ \

22. 7 ー 2. 4 5 .

2一 . 7 \ 7 . 53

\ \

1 3 . 2L.

] l

田ほとんど毎 日利用してい

(5)

が多い。

学年別では、いずれの学年 において も 「自分 の家のパ ソコン 」 での接続は多いが、低学年で は 「 学校のパ ソコン」、高校

2

年では 「 携帯電話

の割合が大きくなってい る。

さらに、 最 も良 く接続す るところ、で見 ると、

小学

4

年生か ら中学

2

年 までは 自分の家のパ ソ コンか らの利用の割合が高いのに対 し、高校 2 年では携帯電話か らの利用が逆転 している。( 図

7)

2 ‑ 3 . インターネ ッ トの接続頻度

イ ンターネ ッ トの接続頻度は学年 とともに増 加 している。高校

2

年生の約

35%が週4日以上

イ ンターネ ッ トに接続 している。 この層では図 7か らも携帯電話 による接続の割合が高い と考 え られ る。また、 携帯所有率の低い中学

2

年生、

小学

6

年生で も週

4日以上接続者 は20%をこえ

ている。 ( 次々頁図 8)

2 ‑ 4 . イ ンター ネ ッ トに接続 す るタイ ミン

インターネ ッ トに接続す るのは、「 休みの 日に 家 にい る時

「 学校 が終 わってか ら家 にい る と き 」 「 授業中」が特 に多 く、 学年があが るにつれ、

「 家にいる時」に接続す る場合が多 くなってい る。

また、パ ソコン利用者、携帯利用者 とも、接 続す るタイ ミングは 「 家にいるとき 」 が多い。

「 授業中

については、授業の中での学習内 容 に沿った活用が主である と考 え られ る。

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(6)

加藤隆弘 :石川県内児童 ・生徒の、インターネ ッ ト利用実態 について

109

(80%)406020

臥 J 一 単 年

J J 嘩 年 口中学

2

年 口弛 年

捕...■ l 融 ] d J]

酎 二.=tl 匹証訂1「

∩ 朝起きた 通 学途 授 業 中

校 に い 校が

終 学校が終 深夜 休みの日 休みの 日 無 回答

て 以

、外授の業 、外出しつてか

いる時 わつてから、家にいる時 に家にいる時 に外出している時

別 小 学

4

653 1.7 0.

3 55

. 7

ll.3 4.9 37.7 4.4 47.9 4.6 3.4

小学6 年

840 2.4 0.5 51.0 8.2 6.2 53.6 5.2 57.1 6.3 3.

1

中学

2

1028 3.0 0.3 33.9 5.4 5.5 61.2 ll.8 69.6

l

l.4 3.2

高校

2

903 4.8 7.6 ll.4 1

3

. 7

15.9 73.5 26.7 74.0 15.4 3.8

∩ 朝起 きた 通 学 途 時 中 授 業 中 学校にい 学校が終 学校が終 て 深夜 休みの 日 休みの 日 無 回答

、授業

以外の時 わつてか ら、外出し ている時 わつてか ら、家に いる時 る時 に家にい

に外出し

学 ている時

年 刺 小 学4年

653 0.8 25.4 2.5 2.5 15

.2 0.5 21

9

1.5 29.9

小 学6 年

840 0.2 19.6

2.5 1.5 26.1 1.8 26.1 2.1 20.0

中学

2

1

028 0.3 0.2 16.3 2.2 1.1 27.7 1.4 32.6 2.4 15.8

高校

2

903 0.2 5.5 4.1 1.0 25.1 4.0 32.2 2.3 2

5.5

∩ 朝起 きた 通 学 途 授 業 中 学校にい 学校が終 学校が終 深 夜 休みの

日 休みの 日 無 回答 時 中 て、授業 以外の時 わつてか ら、外出し ている時 わ

つてか ら、家に

いる時 に家にい る時 に外出し ている時

学 年

小学4 年

653

0.2 0.8 0.2 02

(7)

0%

2

0

S 4 仇 6 0 5 8 仇 1 0 0 %

小学4

Eコ EEi5:

小学6

0p 840

中学

2

(p103g

高校2

bI 9

0 7 I

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16.

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1日

田1

ケ月

に1‑2

日 □無回答

8

インタ

ーネ ッ トの接続頻度

2 ‑ 5 . インターネ ッ トの

利用 日的 ゲームや音楽での活用、学習での活

用は各段 階を通 じて多 く利用 されていることがわかる

。 また、電子 メールでの利用は学年段階があがる につれて大きな伸びを示 している。 20 0 4

年の佐 世保での事件以来、懸案 となっている 「 掲

示板 」

「 チャッ ト」の利用は、県内の子 どもた ちにつ いては 2 割程度 とい うデー タであった。「 ホ

ーム ページ製作 しい 「 ブログ

」」

の値はそれぞれ低いが、普及の著 ( ‑ウェブ ・ログ、ホームページ

(website)より容易に開設 ・運用でき

る公開 日 記、情報提供 ・交流板のよ うなもの)

について は今回、質問文中で言及できなかった

次回以 降の調査では必ず確認 したい。ネ ッ

ト上での買 い物につい

ても、高校

2

年で

25%程度だが、年

齢が進むにつれて利用率は上昇 してい

る。

(2‑5.

凡例 1) 田よくする ■と

きどきする □使ったことない

ロわからない □無回答 ■ 学習 ( 調べ学

習な ど)につか う( 図 1 0 ) 0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 %

1 0 0 %

小学

4

( z

F 653)

小学 ( n 芦84

6

q 中学2年

FIO2‡)

高校2年 ( n

芦 903)

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∴ ∵ I : f ー > 緋 . l ■■ ‑ 1‑ ■

■ ゲームや音楽な ど ( 図 1 1 )

小学

4

年 ( n

= 653)

6年 ( n =

8

4 0

)

昂 誇 ' 2 0 % 4

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■ 電子 メールのや りとり (

(小学4年A=653

図 1 2 )

)

小学6 年

( A =

8

40)

中学2年

(

高校2年

A=1028)

(A=903)

0 % 2 0 % 4 0 % 6

0 % 8 0 % 1 0 0 %

‑ ‑ ■■ 『』 』 ■l

5 8 . 5

:

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(8)

加藤隆弘 :石川県内児童 ・生徒の、インターネ ッ ト利用実態について

111

■チャッ トのや りとり ( 図 1 3 )

0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 00%

小学 4 年

¢F

653)

小学

6

年 ( t F

840)

中学

2

(n=1028)

高校

2

年 ( z F

903)

■ 掲 示 板 へ の 書 き 込 み

(図 1

4)

小 学 4年

(11= 653)

小 学

6

び=840)

中 学 2年

(A‑1028)

高校

(n=2903

)

■ 自分

のホームページを作る ( 図 1 6 )

小学 4

(n‑ 653

)

小学

6

(n=8

4 0 )

中学 2年

(n‑I028)

高校2

(n‑903)

3 . イン

ターネ ッ トに対する親の関与 3 ‑ 1 . インタ

ーネ ッ トの相談相手 いずれの学

年 においても 「 学校の先生」の割 合は低 く、低い学年ほ ど 「 親」に相談 してお り

、 中学

2

年までは

50%を越 えている。また、学年

が上がるとと

もに 「 友達 」 と相談す る割合が増 加 してお り、高校

2

年生では 「 親」 を抜いて

39.0

%となっている。

20% 4 60%

8 仇

100S

小学

4

t

JP653)

小学6

CEEG・84q

中学2

(tpIQ2g

高 校 2年bp

9 0 3 ) l

(9)

(粍 2

仇 4 0% 6 仇

80% 1005

小学4年 (lp653)

小学6年

O p8 4 g )

中学2年 b p1 0 2 D

高校2年 b p9 0 3 )

I

4.

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宴. 1 9 . 2 2 0. 8 /

■ ‑ 36 . 9 2t . 6 3 .

E ) 自分よりインターわ トについてよく知っている I自

分と同じくらい知っている 口自分より知らない 口とのくらい知って

いるのかわからない ロ無回答

18

親のインタ

ーネッ ト習熟度

3 ‑ 3 . インターネ ッ トに関す る

親 とのコ ミュ ニケーション

高学年にな

るにつれ、「 ほとんど話 さない」の 割合が増える。先の 2 項 目と次の

【 インターネ ッ トに対する親の関与度] か らもわかるように、学 年が上がるほど親の関与の度合いが下がって

い る様子が うかがえる。

2 4 605 80S 1

0 0

小 学

4

年 5

O p6 5 3 ) 小学

6

Op

8 4 の

学 2 年

Op

1 0 ユ g )

高校2 年 Q p9 0 3 )

t l

35.5

8.

l

32.4

4争. 0

/

4.

I } , .? 59. 2

l

El ほとんど桔している E B時々括している ロほとんど鼓

さない 口無回答

19

インターネッ トに関する

親 とのコミュ ニケーシ ョン

3 ‑ 4 .

インターネッ トに対する親の関与度 いずれの学年にお

いても、インターネ ッ ト使 用について 「 何 もせ

ず 自由に使わせてくれる 」

親が最 も多 く、小学校

6年生の段階ですでに 50%をこえている。 フィルタ

リングソフ トの利 用などもほとん どなく、学年が上

がるにつれ、

ほぼ自由にネ ッ トに接続 している様子

が見て取 れる。

80 (64%)00

20

′ ヽ

E) 小学

4

年 1 小学

6

□ 中学

2

□高校2 年

萱 . . . . . . ■ L

∩ 近くにいる

見せたくな いサイトをブ ロックする フィルターを

使っている 自分が見 たサイトを チェックして いる

何もせず自 由に使わ

せてくれる 親と一緒に 使う ( 見ながら) その他 無 回答 学

年 別 小 学

4

653 26.5

1

.2 3.7 37.4 20

.4 10.1 18.8

小 学

(10)

加藤隆弘 :石川県内児童 ・生徒の、インターネット利用実態について

113

Ⅳ 考察

1 . 子 どもたちのインターネ ッ ト利用環境

【ト3.

パ ソコンの利用開始時期】 か らも見て取 れるように、学校や家庭へのこの数年の急速な パ ソコンの整備 ・普及を背景に、早い時期か ら のパ ソコンの利用が 目立ち始めている。小学校 低学年時、あるいはそれより早 くか らパ ソコン を使い始める子 どもの割合はますます増えて来 るであろ うことはこの項の小学

6

年、小学

4

年 の割合の推移などか ら予想できる。今後 「 生ま れたときから身近にパ ソコンがある

とい う状 況が更に広が り、学校での学習場面での利用以 前からパ ソコンを使用 し始めるケース も増える

と考えられ る。

また、【

1

4 自由に使 えるパ ソコンの有無] など か ら、かな り早い段階から家庭で自由にパ ソコ ンを使 える環境が与えられていることが確認 さ れた。

【2‑2.

インターネ ッ トの接続場所] の中学二 年のデータなどか ら自宅パ ソコンの

6

割以上は インターネ ッ トに接続 して使用 されていると考 えられ、小学校の早い段階か らの自宅での利用 が今後 も更に進む と考えられ る。

2 . インターネ ッ ト利用実態

小学校高学年の半数以上が、インターネ ッ ト に週一回以上接続 し、利用 している。

【2‑5.

インターネ ッ トの利用 日的】 から、学習 目的 や娯楽 目的の利用は各学年で多 く見 られ るが、

電子メールをは じめ、チャッ トや掲示板など、

コミュニケーション手段 としての利用は学年が 上がるにつれて増加 している。 ただ、調査前に 予想 していたほどチャッ トや掲示板、買い物で の利用の割合、高学年での伸びは大きくな く、

今後 どのように推移す るか、引き続き動向を見 守っていきたい。

高校生になると一気に携帯電話の利用が進み、

インターネ ッ トにも携帯電話か ら接続す る機会 が多くなることが

【2‑2.

インターネ ッ トの接続場 所] から明 らかになった

確証を得るにはより細 かい精度 ( 各学年データの収集)での調査が必

要になるが、 高校生のインターネ ッ ト接続頻度、

電子メールでの利用増加のある程度の部分は携 帯電話での接続か関わっていると考えられ る.

また、【

2‑4.

インターネ ッ トに接続するタイ ミ ング] では、「 授業中」の接続 ・利用が、学年が 上がるとともに減少す るのに対 して 、 「 学校が終 わってから、家にいるとき

「 休みの 日に家にい るとき

に利用す る割合が学年 とともに大きく 伸びている。 この調査の他の項 目か らも 「 イン ターネ ッ トは主に家で利用する 」 とい う利用実 態が読み取れ、学年が上がるほどこの傾向が強

くなることが確認 された。

3 . インターネ ッ トのパー ソナルな利用

【3.

インターネ ッ トに対す る親の関与】 各項 目 か ら、インターネ ッ トの利用に関 して、学年が 上がるにつれて親の関与が大きく減少すること が確認できた。 中学

2

年以上では

7

割以上の親 が 「 何 もせずに自由に使わせて

お り、また学 年が上がるにつれて自分の部屋にパ ソコンのあ る割合 も伸び

【1‑5.

自由に使 えるパ ソコンの場 所】 、お よび携帯電話の利用 も高率になっている ことな どか ら、高い学年での 「 個人的な空間で 自由にインターネ ッ トを利用する

姿が浮かび 上がる。高学年でコミュニケーシ ョンの道具 と しての利用がのびること等からもある意味 自然 な結果が出た と言える。 しか し、本論では取 り 上げていない調査実施項 目では 「 有害サイ ト・

映像の閲覧経験

が中学か ら高校にかけて大き く伸び、またその手段 も自宅のパ ソコンか ら携 帯電請‑推移 しているとい うデータが出ている。

家庭においてインターネ ッ トをどのように利用 させ るか、保護者の側でも検討の余地があると いえよう。

4 . 全体を通 して

この調査の趣 旨、「 青少年の適正なインター ネ ッ ト・携帯電話の利用推進

か ら考えると、

二つのことが今後の課題 としてあげ られる。

一つは、小学校低学年あるいはそれ以前の段

(11)

階か らインターネ ッ トに接続するようになる子 どもたちに対 して、家庭や地域、学校はどのよ うに働きかけていくべきかをより具体的に検討 して行かなくてはならない、とい うことである。

数年前まで、子 どもたちは 「 小学校で 」 パ ソコ ン ・インターネ ッ トを使い始める、とい うケー スが多く見られた。 この場合、教師が授業など を通 して使用方法、ネ ッ トモラルなどについて の指導を段階的に行いなが ら利用を進めていく ことも可能であった。 しか し、今回の調査結果 が示すように、小学校で指導が始まる以前から パ ソコン ・インターネ ッ トに触れる子 どもの割 合は、今後ますます増えるもの と予想 される。

現在はまださほど注 目されていないが、幼年期 における家庭・ 教育機関でのパ ソコン・ インター ネ ッ ト利用の 「 あ り方 ( 使わせ るか、使わせな いかも含めて) 」を検討 し、 使わせ るのであれば、

具体的に指導方法や教材等の開発を進める必要 があるだろう。同時に、まだ余 り認識の高まっ ていない家庭 ・地域の意識向上の働きかけが必 要ではないだろうか。今回のデータか らも小学 生段階までは家庭 ( 保護者)の関与する余地が 充分にあることがわかる。ただ漫然 と使わせる のではなく、「 有害情報

のサイ トにつながって しまったときにどうするのか、 事件 ・ 事故に遭っ た場合にどうするのか、この情報は送信 して良 い情報なのかどうか等、子 どもとともに利用す る中で話 し合 うなどしてインターネ ッ トモラル や危険な部分‑の理解を深めさせたい。フィル タリングソフ トの導入など、家庭においても事 故等を未然に防ぐ手だてをとってもらう必要が あるだろ う。

二つめは、中学生 ・高校生を中心に、高学年 の子 どもたちのインターネ ッ ト・携帯電話利用

について、どのように大人の側が関わ りを持っ ていくか、検討 を進めなければならない、 とい うことである。 【 3 ‑ 1 . イ ンターネ ッ トの相談相 手】

【3‑2.

親のインターネ ッ ト習熟度】 か らわかる ように、身近な大人である親や教師は、学年が 上がるにつれ相談相手 とは見 られな くなる。

ネ ッ ト利用の技術が高まる分、より高度な レベ ルの問題に遭遇 した り、自ら引き起こした りす る場合がある。 こういった場面で安心 して問題 解決のためのア ドバイスを受けることができる ような機関や情報提供サイ トは未だ少ない。保 護者 ・教師の力量ア ップによる信頼回復 もさる ことなが ら、今後こういったものの整備 も進め てい く必要があるのではないだろ うか。

最後にな りま したが、石川県健康福祉都子 ど も政策課の方々には、今回のような貴重な調査 の設問等の検討に関わる機会をいただき、さら にデータの使用をお認めいただきま した。 この 場を借 りて厚 くお礼申し上げます。

■ 参考文献

1)

総務省 :「 平成

15

年通信利用動向調査の結果

」 httD://W .soumu.牢0.iD/S‑neWSnOO4/DduO404141

̲d f

2)

日本

PTA

全国協議会 :平成

16

年度 「 家庭環境 におけるテ レビメデ ィア調査/ 青少年 とインター ネ ッ トに関す る調査

3)

" ののいちっ子 を育てる' '町民会議 :平成

17

3

月 「 『 携帯電話』に関す るアンケー ト結果報

告書 ‑ 「 携帯電話 と子 ども社会 を考える

職員 ・育成指導者のための資料集 ‑ 」

参照

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