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住 まい と家族の関係 を考 える授業研究

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Academic year: 2021

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(1)

住 まい と家族の関係 を考 える授業研究

一家具・ 家電 の配置 の シ ミュレー シ ョンを とお して一

Studies on the Classroon■ Instruction Leaming of Relationship between Home and Fanlily life

一― ′

rhrough the Silnulation of P10tting Fumiture and Home electric appliance―

吉 原 崇 恵・ 鈴 木 裕 乃 * Takae YosHIHARA・ HironO SuzuKI

(平 成 11年 10月 4日 受理

)

は じめに

吉原 は『戦後家庭科教育実践研究』 Dの 中で住教育 を担当 したのだが、そこでわかった ことは 1960年 代、70年代 は住み手の生活 を考 える住教育実践がなされに くい時期だった ことである。

それは、高度経済成長・ 技術革新・ 科学技術教育の振興の時代 にあって、1958年 に設 けられた 技術 0家 庭科 は技術教育の性格 を強 くもってお り、食物教育 も被服教育 も調理であ り被服製作 に終始 していた時期 というわけである。住居に関する内容 は見あた らない と言って も過言では なかった。 この時期が20年 間 も続いた ことは住教育の発展か らして大いなる損失だ ということ が出来 る。そのために技術教育 に時間を割いた「小 さな家具の製作」や「木材加工」の内容の 中で、かろうじて生活の中の利用場面 を考 えさせ る機会 をもうけた実践が散見 された くらいで ある。1980年 代 になると台所の動線 または住居管理 としてのごみや掃除の教材の展開において も生活の実際 をよ く観察 し、記録 し分析するとい う科学的な方法が採 られるようになって、追 試的な実践 も広がっていったのである。 また、食事や団 らんの空間が教科書教材 になると、空 間の組 み合わせ とそこで展開す るであろう人々の生活行為 をイメージしなが ら空間 と生活行為 の関係 を取 り上 げた指導が見 られるようになってきた。中学校 は1989年 に家庭生活領域が必修 領域 として設 けられたが、住居領域 は選択領域である。 しか もその後の調査では静岡県 も例外 ではな く全国レベルで も住居領域の選択率は他領域 に比べて最 も低い割合である。その原因を 追究 した報告 もあるが「体験学習が させに くい、教材がない、学習 した ことを生活 に生か しに くい、教師養成 における問題点」な どがあげられてきた。 しか しなが ら、1996年 教大協 (日 本 教育大学協会 )全 国家庭科部門の特別委員会で行 った調査報告で吉原が担当 した「住生活」の 学習指導について全国 レベルで大学教官か ら推薦 されてきた実践 を分析 した結果では、住生活 を諸条件 との関係で理解 させ るものが多 くなっていた。例 えば「家族構成の違いや要求 と住空 間の使 い方」 「間取 りの違いによる生活の しかたの可能性 と限界性」「現代住居の気密性 と生活 スタイルの結果 としてのダニ、カビと住居の維持管理の関係」などである。

他方、島田地区家庭科研究会では住教育 を「家庭生活領域」の中で展開することを追究 して

鈴木裕乃   静岡大学附属島田中学校教諭

(2)

148 吉 原 崇 恵・ 鈴 木 裕 乃

*

きた。前述 した ように住居の教育が歴史的に 「す まい と家族の関係」を考 える実践研究 に進んで きているにもかかわ らず、 住居領域の選択履修の機会が少ない こと (静 岡県内では保育領域の選 択履修が多い

)、

自立に向かう中学生に家族 との関係を考えさせるための具体的な教材になりうるこ と、 家庭生活領域 にある住教育の内容が整備や美化に限 られていることを問題視 したわけである。

そこで 「あなたの机 をどこにお く ?」 (1997年度島田第一中太田圭子実践 :吉 原研究室伏見亜 矢子卒業研究

)、

「高齢者の部屋 をどこにする ?」 (初 倉中学校   山本裕理実践 )の 題材 を開発 し

「住 まい と家族の関係」 を考 えさせ る教材開発 と授業実践 を行 ってきた。

いずれの研究 にも吉原、鈴木 は共同研究者 としてかかわってきた。鈴木 は、1999年 度家庭生 活領域の授業 を構想するにあたって二つの ことを考 えた。一つは家族や家庭の学習 を一般理論 的な学習 にはした くない、答 えのわかった学習では生徒達 ははっと心 を動かす体験 を持 って、

考 えを深めることが出来ないか らである。二つ目は家庭生活領域の住居の学習 に住 まい方 を扱 いたい ことである。整備や美化の学習 は小学校 との重な りもある。 ともすれば生徒達がプライ バ シーを欲する時期であることか らして、それは家族 と自分の関係 をどのように考 えているの か見直 してみること、そして どのような関係 をつ くってい くのか、 そのための住 まい方を考 え

ることが住居の学習 として大切だ と考 えたか らである。

研究 目的

今回は住 まい方 を成立 させ る要素 としての家具・ 家電 を切 り口として住 まい方、家族の生活 を考 える授業 を構想 した。かつて、家族の求心性の役割 を果た したテレビ、電話が個別化 し最 近では冷蔵庫 まで もが個別化するとい う。 このような現代生活の断面 を取 り上 げることは生徒 にとっては身近な教材 になるだろう。 そして家族 とのかかわ りを考 え、住 まい方 を考 える可能 性 を切 り開いていきたい。

本報告 は静岡大学附属島田中学校で分析授業で実践 した単元「住 まい と家族」の分析 と考察 である。なお当授業 は計画か ら分析のための資料採取、その後の分析 も学校の研究 として取 り 組 まれてきた ものである。鈴木 は授業者、吉原 は共同研究者である。

学校研究のテーマは「新たな世界 との出会い」であ り、本単元では新たな世界 を「家族の関 わ りを考 えた住 まい方にある創意工夫」 として検討 された。

本報告 は、 この検討結果 を参考 にして家庭科の「家族 と住 まいの相互関係の学習」の立場か ら検討 を行い次の三点 を明 らかにす ることが研究 目的である。

①本単元 における住 まい と家族の相互の関係 を考 える生徒の学習過程 を明 らかにす る。②授 業で教師の講 じた手だては個々の学習者 に とって どのように有効であったかを明 らかにする。

③生徒の学習過程か らみて、 「住 まい と家族」の単元 を設定する意義 を考察 し、今後の課題 を整 理する。

研究方法 (1腰業の概要

住 まいを「住空間の中で家族の生活が住 まい方 として現れている状態」 と考 え、住 まい と家 族の相互関係 を「家族の生活が住 まい方に現れ、住 まい方によって家族の生活が影響 される」

とい う意味で用いることにした。そして本単元で生徒が住 まい と家族の相互関係 を考 える場合

に求め られ る力 を次のように設定 し、単元の目標 にした。

(3)

1.住 まい方 (場 、家具・ 家電の配置 :以 下同 じ )の 工夫 によって家族が関わることがで き るようになる場合の工夫の良 さに対す る思いを持つ。単元 目標 (ア )一 以下同 じ。 また、

住 まい方の工夫 をして家族 と関わってい こうとす るな どの思いを持つ (イ

)。

2.家 族の動 きをイメージしなが ら、住 まい方の工夫がで きる (ウ

)、

逆 に住 まい方か ら家族 の動 きや関わ りをイメージで きる (工

)、

それ らの住 まい方の良い点や問題点 を論理的に 判断す る (工

)。

3.家 族の関わ りに対す る家具や家電の もつ意味や働 きを考 え理解する (オ

)。

家族が関わる 空間の意味や働 きを考 え理解す る (力

)。

授業の概要 は次 に示す通 りである。教師が決めた想定家族 を、提示 した間取 りの住 まいにど う住 まわせた らよいかを、家族が関わ るための場 をつ くった り、家具や家電 を考 えて配置 した りして、住 まい方 を工夫す る。 これが、今回の家具・ 家電の配置のシ ミュレーションである。

さらに、 自分の住 まいを見直 し、問題点 については、改善策 まで考 えるとい う授業である。

1、 2時 限 目は、 まず、想定家族 (父 ・ 母・ 中 1兄 ・ 小 5妹 )を 知 らせ、想定家族が新 しく 建てた設定の住 まいの間取 りを鳥敵図 (図 1)に よって説明す る。次 に、想定家族が生活する ために必要な家具や家電 には何があるかを考 えさせ る。そして、個々の生徒 に鳥政図を配布 し、

各 自が想定家族の生活 に必要だ と思われる家具や家電 を部屋割 りと併せて考 え、配置 させ 〈 配 置 1〉 、配置理 由を書かせ る。この時限は、生徒 に思 うまま自由に、また、自分の これ までの生 活体験だけを参考 に配置 させ る。住宅平面図ではな く鳥腋図を用いた理由は、 より立体的であ

る故 に、 自分や家族が図面の中を移動するイメージを作 りやすい と考 えたか らである。

3、 4時 限 目は、まず、前時 に個々の生徒が考 えた家具や家電の配置 を小集団で紹介 させ る。

次に、家具や家電 を対照的に配置 させた A,B、 二つの例 (図 2)を 提示 しその違いを発表 さ せ、それぞれの住 まいでの想定家族 の生活 を想像 させ る。生徒の意見 を整理 し、住 まいの中の プライバ シー と家族 との関わ りについて意見交換 させ、両面 とも大切であることを押 さえる。

そして、各 自が考 えた家具や家電の配置 を見直 し、変更点がある生徒 には変更 させ 〈 配置 2〉 、 配置理由を書かせ る。 この時間には、生徒 は家族の関わ りの大切 さを実感 し、家族の関わ りに 対す る家具や家電の もつ意味やはた らきを理解 した上で、家族の動 きをイメージしなが ら、家 具や家電 を配置する事が期待 される。

5、 6時 限 目は、 まず、生徒の住 まい方の工夫の概念 を広 げるため、それぞれの目的に合 っ た様々な住 まい方の工夫例 を講師か ら紹介す るの。住 まい方の例 は、ファミリールームを設 け、

そこに大 きなテーブル と椅子 を配置 した例、ホールに本棚 とベ ンチを配置 し、ファミリーライ ブラ リーにした例、 ソファーの配置 を対面型か ら L字 型 にした例である。次に、工夫例 を参考 にして、家具や家電の配置 を再考 させ〈 配置 3〉 、配置理由を書かせ る。そして、 3回 目の配置 を小集団で紹介 させた後、変更点がある生徒 には変更 させ〈 配置 4〉 、配置理由を書かせ る。最 後 に、 自分の住 まいの見直 しをさせ る。 これ まで授業 によって獲得 した個々の生徒の視点 と能 力 を生か して、 よい点 と問題点 を判断 させ、問題点 については、改善案 を考 えさせ る。

なお、各時限の教師の講 じた手だては次の 4つ である。

く 第 304時 〉個室重視の配置 Aと 家族の関わ り重視の配置 Bを 比較 した こと く 第 5時 〉様々な住 まい方の工夫例 を紹介 した こと

く 第 506時 〉学校 にあるソファーを実際に動か した こと

く 第 3、 6時 〉小集団で自分の配置図を紹介 し見直 した こと

(4)

吉 原 崇 恵・ 鈴 木 裕 乃

*

図 1  配置のシミュレーションのための鳥融図   住友林業株式会社   鳥欧図

個室に、冷蔵庫、テレビ、電話、パソコンが配置されている

図 2  個室重視の住 まい方の例 (A)

12)生 徒 および授業者

授業対象者である生徒 は、静 岡大学教育学部附属島田中学校 1年 B組 の A集 団、男子10人、

女子10人、合計20人 である。 (当

校では、 1学 級 を半数で分 け、

技術科 と家庭科の授業 を隔週で 行 っている。)指導者 は当校家庭 科担当教諭鈴木裕乃である。

(3腰 業実施時期および場所 授業実施期間は1999年 5月 31 日〜 6月 14日 であ り、 2時 間続 きの授業 を 3回 、被服室 におい て行 った。

14)分 析の方法

分析 に用いる資料 は次の通 り である。

a:事 前 事 後 の イ メージ調 査

b:2時 間毎の授業感想

C:4回 の配置理由

d:講 師の紹介 に対する感想

e:住 まいの見直 しプ リン ト

f:単 元終了後の感想

分析 の視 点 は次 の通 りで あ る。

①すべての資料か らクラス全 体 としての学習過程 を概 観 す る。 また、単元 目標 の達成状況 を見 る。

②学習過程が似ている生徒 を 分類 し、それぞれの代表的な学 習過程でなにをきっかけとして 変容 し、単元 目標 を達成 してい くのか、 さらに学習可能性 を広 げてい くのかについて、教師の 講 じた手だて と照 らし合わせて 分析する。

図 2  家族の関わ りを重視 した住 まい方の例 (B)

(5)

結果および考察 (1巌 業記録

資料 1  授業記録 単元 目標

(1)次 のような「思い」 を培 う。

ア   住 まい方 (場 や家具・ 家電の配置 )を 工夫することによって、家族が関わることがで きるとい う倉 J意 工夫のよさに関わる思い。

イ   住 まい方 を工夫するな どして、家族 と関わってい こうとする思い。

(2)次 のような「能力」 を身 につける。

ウ   家族の動 きをイメージしなが ら、場や家具・ 家電の配置などの住 まい方 を工夫する能 力。

工   場や家具・ 家電の配置な ど具体的な住 まい方か らその家族の関わ りを想像 した り、そ の住 まい方のよい点や問題点 を論理的に判断する能力。

(3)次 のような「知識 0技 能」 を身 につける。

オ   家族の関わ りに対する家具・ 家電の もつ意味やはた らき。

力   家族が関わる空間の意味や はた らき。

1

5/31

◇家族の生活に必要な家具や家電の種類 を考える。

・ 鈴木さん (想 定家族 )の 家族がマイホームを買いました。 どん な家か見て。図 1を 示す。

「 うわあ大 きい家だなあ。」「高そう。」「いいなあ。 こんな家に 住んでみたい。」 「けっこう小 さい家なんじゃない。」 「先生 これ

どうしたの ?」

・ この家はどんな家かな。わかるところから発表 してみて。

「左側にあるのは和室。」 「奥に洗面所 とお風呂。 「廊下の奥 くに は トイレ。」 「え―それは物置 じゃないの ?」 「右側の奥がキ ン。」 「キッチンの左側は何 ?」 「キッチンの横 に一つ部屋があっ 'チ て、その前に大 きな リビングがある。」「 2階 は 3つ 部屋があ る。」「小さな部屋みたいなのは何 ?」

・ キッチンの横の部屋は家事室 (ユ ーティリティー )で 、 2階 の 小さな部屋は納戸 (ウ ォークインクローゼット )で す。

・ さて、 この家の方角はわかる ?

「影があるから、玄関が南、キッチンが北、和室が西で、 リビ ングが東側。」

・ この鈴木 さんの家が どんな家かはわかったね。どうだろう、こ の家に引っ越せば、鈴木さんは生活ができるかな ?

「できない。」

・何が必要なの ?

「家具 とか電化製品。」

・ では、鈴木 さんの家族が この家で生活できるために必要なも のって何があるかな。

「机、座布団、ソファー、テーブル、ダイニングセット、テン ビ、ベ ッド、机、タンスなど」

○鈴木家 (せ いご 47才 、かず よ 47才 、ひろし 13才 、の りこ 11才

)

○拡大 した鳥政図 を提示す る。

※ これか らどんな学 習 をす る のかわ くわ くしている様子。

※生徒 はクイズの よ うに鳥政 図 に表 され てい る ものが何 か を考 えて いった。生 徒 の発 表 で、ほ とん どがわかったが、最 後 までわ か らない もの につ い ては教師が説明 をした。この時 間 は、生徒が大変積極的に参加 し、学習 に対する興味 を持たせ ることがで きた と思われ る。

※ この生徒 の反応 は自然 に出 て きた。

授 業 記 録

◇目標   ・教師の活動     」生徒の反応   ○生徒の活動

○   意図・ 留意点 な ど

※   解説・ 反省 0教 室 の雰囲気

(6)

吉 原 崇 恵・ 鈴 木 裕 乃

*

◇家族の生活に必要な家具や家電を考えて配置する。 (図 1)

・ では、前の時間にみんなが挙げた家具や家電を参考にして、自 分ならどんな家具や家電を配置するか、鳥腋図に鉛筆で自由に 書いてみよう。

「好 きなように書いていいの ?」 「やつた― !」 「 まずは自分の部 屋からやってみよう。 」 「実際にないもので もいい ?」 「理想でも いいの ?」

○感想記入

2 5/31

○各 自に鳥政 図 の コ ピーを配 布す る。修正が しやすいよう、

鉛筆 を使わせ る。〈 配置 1〉

※カ ラー コ ピーされ た鳥 敗 図 を渡 され、生徒 は大変喜び、友 達 と話 をしなが ら、楽 しく書い ていった。リビングか ら書 き始 めている生徒が多かった。授業 の終わ り頃 には、「思 った よ り 大変。」 「案外難 しい。」とい う声 が聞かれた。適 当には置 けない ことに気 づた生徒 もいた よ う である。

○司会役 を決 めさせ、自分の鳥 政図 を説明 し、班員か ら質問 を 受 けるとい う形で行 った。※非 現 実的 な ものや適切 で はない と思われる配置 について、指摘 し合 うこ とが で きた班 もあっ たが、説明だけで終わって しま

う班 もあった。

○ それ ぞれの鳥欧 図 を黒板 に 貼付する。 (図 2)

※この A・ Bの 比較で教師が押 さえた点 は一つ もない。生徒 は この A・ Bの 鳥敵図だけで、 自 分たちの想像 を膨 らませ、積極 的 に発 言 を し、議論 を深 めて いった。教師 としては、この比 較 か ら住 まい の プ ライバ シー と家族 の関わ りにつ いて意見 交換 をさせ、なぜ家族の関わ り が大切 さなのか を考 えさせ な が ら、住 まい に は、プ ライバ シー と家族 の関 わ りの両面 が 大切 で あ る こ とを押 さ えた い

と考 えていた。

しか し、生徒の「 Aは 絶対 にだ め。」とい う意見 に押 されて、口 を挟む ことがで きなかった。そ のた め、 この授 業 で、個 室重 視 =悪 、家族 の関わ り重視 =善

とい う考 えが、生徒 に残 って し まった ようだ。

◇家具や家電の配置から家族の生活を想像 し、家具や家電の配置 によって、家族の生活が変わることに気づ く。

◇家族の関わ りの大切 さがわかる。

◇家族の生活を考えて家具や家電を配置する。

・みんなはどんな家具や家電をどのように配置 したのかな。お互 いの鳥腋図を班で見せ合い、気づいたことを発表 しよう。

「 こんなのム リだよ。」「ぜいた くしすぎ。」「いろんなのがある ね。」 OAと Bの 家具や家電の配置を比較 してみよう。それぞれの家で の家族の生活はどうなるかな。図 2を 示す。

「家族が仲良 く生活 しそう。」

「 うん、 こうい う家 な ら大丈 夫。

絶対ブト 行にはならない。 」

「やっぱ こうい う感 じじゃな きゃね。」

A

個室 にテレビ、パ ソコン、

電話、冷蔵庫 を配置 し、個室 での生活の重視 している。

B

居間にソフアーやテーブル、

パ ソコンを配置 し、家族が関 わ る生活 を重視 している。

「 こんな家 に生活 しちゃあ絶 対だめだよ。 」 「 こんなに何でも 揃っちゃったら、子供が部屋か

ら出てこな くなる。」

「そうそう、自分の欲 しいもの を欲 しいだけ食べて、嫌なこと は一切やらない。」 「 こういうと ころに生活 している子供 は我 が侭で自己中心になる。」

「あと、生活がだらしな くなっ て不健康になりそう。」

「友達が全 くで きない暗い性 格になるか、友達を連れ込んで たまり場になって、そこから非 行が始 まる。」

「 この家って階段 か らす ぐ個 室に行けちゃう。やっばりこれ

じゃ絶対ダメ。」

・ みんなの考 えた家具や家電 の配置での家族 の生活 は どうな る かなど変 えるところはあ りそ う ?で は、今度 は家族の生活 を考 えて配置 してみよう。

○感想記入

(7)

12)ク ラス全 体 の学 習過 程 の概 況

表 1  単元前イメージ   記述内容 (住 まいについてどんなイメージをもっているか

)

IoY  みかけ   家で差別することがあってはならない   人の心が学べた   もろい家や安い木 を使 う家があ

O.H  雨や雪な どか ら人 を守 って人間が生活す るために必要な もの る   地震な どで壊れ る ものを置いてあ り人間が生活す るのにとて も便禾 U  造 るために大金が必要で大変

0。 M  安心   生 まれた時か ら   幼稚園 に入園 した時不安 だった   家族が皆安心 して生活 で きるか けが えの ない場所

学校が生活の場で家 はただ寝 に帰 るだ け   団 らんの時間 を大切 にしたい

0.S  建てたばか りの家 に住 んでいる   三階の トインは必要がない

K.T  人が住 む場所だか ら   道具が発達 していない時代 に家 を造 っている法隆寺 は何千年 も台風 で も壊 れ ない

5 1◇ 様々な住まい方の工夫例を知る。

本時 │◇ 様々な住まい方の工夫例を参考にして、想定家族の住まい方を 考 える。

6/14 1・ 今 日は講師の先生か ら、それぞれの目的にあった様々な住 まい 方の工夫例 を紹介 して もらいます (資 料 3:図 3を 含 む

)

○話 を聞 く。質問は特 に出ない。

・ では、 3つ めの例 は、 2班 ごと、い こいの広場 (本 校の コミュ ニケーションコーナー)に 行 って、実際にソファーやテーブル

を動か して試 してみよう。

「や っぱ り L字 型の方が家族の顔が見やすい し、話 しもしやすい ね。」

「 ソファーの向 きで も雰囲気が変わ るね。」

・ 講師の先生のお話やい こいの広場での体験 を参考 にして、もう 一度、配置 を考 えてみよう。

○住 まい方 の工夫例 は ファミ リールーム、ファミリーライブ ラリー、 L字 型・一列型 に配置 した ソファー・テーブルの 3つ である。 (図 3)

※大変真剣 に聞いていた。質問 があった ようだが、研究授業で 緊張 していた よ うで 出 なかっ た。

※実 際 に ソ ファー とテーブル を動か した ことによって、向 き の違 い を実感 す る こ とが で き た ようだった。 L字 型以外の配 置 も試 し、向 きの違 い に よっ て、家族 の視線や動 き、関わ り が 違 って く る こ とが よ くわ かった ようだった。

6 1◇ 友達の考えた住まい方の様々な工夫を知る。

◇友達の考えた住まい方の様々な工夫を参考にして、住まい方を

6/141  考える。

◇ 自分の住 まいを家族 の関わ りか ら見直す ことがで きる。

・ 班で自分の考 えた住 まい方 を紹介 しよう。

※ 5班 の様子 (リ ビングの ソフアー とテーブルの配置 について

)

「 リビングのソファー とテーブルの向 きは同 じだけど、置 く場所 が違 う。私 はダイニ ングヘの移動が しやすいようにした。」

「 ぼ くは、明 るい方 を向いていた方がいい と思 って ここにした。

「で も、やっぱ リダイニ ングか らリビングに行 くの に不便 だ よ ね。」「で もいいの。」

・ 友達の住 まい方 を見て、もう一度変 えたい人 は変 えてみよう。

・ 自分の住 まいを見直 してみよう。

※時間がない場合 は課題 にす る。

○感想記入

※ 5班 で は同 じ向 きに配 置 し た ソ ファー とテーブル を ど こ に置 いた らいいのか につ いて 議論 を して いた。議論 の 内容 は、動線 を優先す るか、家族の 関わ りを よ りよ くす るた めの 快適 さを優 先 す るか の 内容 で あ り、大変興味深かった。

※この見直 しでは、教師は視点 を与 えていない。本単元の授業 を通 して、それぞれの生徒が大 切 だ と考 えた住 まい の視 点 に よって見直 しを してい る こと になる。

※ この見直 しを他 の集 団で は 課題 として取 り組 ませた。す る と、授業内で行 った集団に比べ て実践 的 な改善案 を書 く生徒 が多かつた。中には、家族 と相 談 して実際 に動 か して みて改 善案 を書 いて きた生徒 もいた。

自分 の住 まいの見直 しは、実際

に動か して、家族 とも意見交換

して行 う方が よい と感 じた。

(8)

吉 原 崇 恵・鈴 木 裕 乃

*

何千年 ももつのが疑間   人間つてす ごい   本で造 ってある とは思 えない

K.Y 10年 以上経 っているけどガタが きていない   木造 の家、火事・ 地震 に弱い   安全な家 に住 みよ く作 ら れていると思 う   音の家 とつ くりが違 う   世界各国つ くり方が違 う

S.T  安す ぎると手抜 き   柱 の数が足 りなかった り釘が曲がっていた り   高 くて も手抜 き   地震 に弱い 外国の作 り方が殆 ど   山を削って住宅地 をつ くっている

S.H  居心地が よ く気が抜 けて しまう   広い と家族 とのコ ミュニケー ションが とれない お じいちゃんおばあちゃん との付 き合いが大変   欠陥住宅   冷たいコンク リー トの壁

S.Y  家族が協力 して辛 い ことな ど自分達の本音 を言 える所   住 まいが乱れている   見つめ直す それ を一人一人が活用 してす ごい人間になってい くと思 う   本当の住 まいに直 してい きたい

S.K  家族が揃わない と話づ らい   幼稚園に始めていった とき感 じた。母 は洗濯、父は仕事 をしているが決 まりはないので協力 しあうことが必要

A.N  家 は毎 日住むわけだか ら住 み良い家でなければな らない   あ まり知 らない   手抜 きをしない よう もっ と住み良 くていろんな人 に合 った家が建 て られるといい と思 う

A.M  何 の不安 もな く気持 ちよ く生活 で きる   家族 で楽 し く生活 す る   安心   家族揃 って待 っている とこ

A.Y  家族 が一緒 に住 め るか ら ろ   団 らん   コ ミュニケーション   話   ごはん   ペ ッ ト   趣 味   ゆっ くり寝 る   落 ち着 く

疲れが とれ る   勉強   いろんな物   暑   寒   風   土台

IoN  落 ち着 く   とて もいい   休 める   ほっ とする   欠陥住宅

I.A  旅行か ら帰 る (不 慣れな所 に泊 まって帰 って くる )と やっぱ り家 はいいなあ   落 ち着 くなあ   安心 家、そ こに住 む家族 を大切 にしたい

0。 Y  唯一のんび りで きるところ   家族 もみんないるし自分の部屋 もある (掃 除 )  おばあちゃんは 70才 で 家事 を一生懸命やっているのです ごい (母 が仕事 なので

)

KoS  住 まいの働 きは家族 を一つにさせ る   暖かい

K.Y  自分が安 らぐ場   家族 と交流す る場   自分が育 ってい く場   家族 と旅行 に行 って落 ち着 くわ けでな く自分の家でいつ も通 り安心感   一番安 らぐ場所で泣 く   木や花 を植 えていて 自分 も同 じ く育 つ と

K.Y  実感 家族 だ けの リラ ックスの場所   安心   雨風か ら身 を守 る   自分や家族の性格があらわれ る

K.T  安 らげる   快適   広 いスペース   窓があって採光・ 換気 0清 潔→設計 をすればいい と思 う

表 1は 生 徒 の単 元 学 習 前 の住 まい に対 して持 っ て い る イ メ ー ジで あ る。 「 安 心 感 や 落 ち着 く と こ ろ、 ほ っ とす る と こ ろ」「 だ ん らん」な どの機 能 面 の認 識 、「安 全 性 、 快 適 、 便 利 、衛 生 清 潔 」 な どの価 値 的 な認 識 が 記 述 され て い た 。 また 、 自分 や 個 人 の視 点 と家 族 の視 点 が 現 れ て い る場 合 が あ っ た 。

表 2‑1  各時限の記述 内容

① 102限 ② 304限 ③ 506限

バ ランスが大事   未来 を感 じる   トイレは利用 しやすい場所。

便利 な らいい じゃん と思 っていたが 自分の部屋 に何で も揃 うと困 るものがな くだめになる。

みかけが よければいい じゃん とお もっていたけれ ど、ふれ合い団 らんを考 える工夫が必要。

どこが どの場所かクイズみたい。 自分で考 えて配置 してい くのがお もしろかった。

自分 の部屋 に TVが ほしい と思 っていた。怠 け者 になる。 自分の うちは良かった。

講師の話、友達の意見、 自分の家 と比べて良かった。

家具 はその場合 によって必要か どうか考 えて買 う、各部屋 に TVが あるのは無駄。家族でみるほ うが楽 しい。

家族 のふれ合 いは大切 と思 った。家具 によって自分 の部屋 に閉 じこもって しまい団 らんが な く なって しまうのは怖い と思 った。食事や TVを 見 るのは家族で した方が楽 しい。

花やペ ッ トを庭 に、家族みんなで育てる。

自分 の家 を作 った。楽 しかった。 この部屋 はなにをす るところなのかを考 えた。

一人で部屋 にいるのではな く団 らんで暮 らすのがいい家だ とい うことがわかった。

わか りやす く説明 して くれた。

IoY OoH O.M

O.S

①  

②  

(9)

勉強 とい う言葉が全 く頭 になかった。強制ではない。毎 日こんな勉強がいい。

考 えるような授業ではなかった。配置の説明 をした り楽 しかった。本当の授業。

学ぶ とい うよ り緊張 した。

いつ もの家庭ではな くお もしろ くな り楽 しみになった。美術のようだった。真剣に発表 した。欲 しい ものをいっぱい書いた。

みんなよ く考 えていた。楽 しい、家族 は大切、家族 について もう一回考 えてみたい。

楽 しいけど緊張 した。みんな真剣だった。住居 (学 習 )は 今 日で終わつて しまうのか もしれない が またや りたい。

ダイニ ングか らキッチ ンが見 えるとは思わなかった。

便不 Jば か りは良 くない、怠け者、わが まま、好 き放題 になる。

ソファー とテーブルの並べ方、見やす さと話やすさ。

一人一人 の考 えが知れてお もしろかった。勝手 にあ こがれた (配 置 をした

)。

考 えを爆発 させた。お もしろい。設計士にな りたい。

自分が考 えた家 と勉強 (授 業で )し た家 は対照的。団 らんの場があるので僕の家 はす ぐれている。

家具 はただおいてあるだけではな く家族の ことを考 えた り団 らんの ことを考 えた り奥が深い、団 らんってない とどんな家庭 になるのだろう、そうい う面で学習 してみたい。

TV、 電話の位置 はばっ と思いついたが table,chairの 置 く場所 は思いつかない。ダイニ ングを初 めて知 った。家具な どの配置 はむつか しい。

子 ども部屋 に TVを おいて自分で好 きな ときに見ればいい と思 っていた けど家族 の団 らんにつ いて考 えるとリビングだけで も十分、姉が大学、団 らんの機会 を増や したい。

ソファーの置 き方 を変 えた。家族の顔や様子が見 えなかったか ら。大 きな リビングに本棚。

自分が設計 している くらい楽 しくで きた。家の造 りをプ リン ・

卜で知 った ことがお もしろかった。

欲 し くなるほどいい配置がかけた。金持 ち。

住 まい と家族の関係 はあるんだろうとい うことを発見 した。 lFに ご飯 を食べ るときしか降 りて こなかった り性格 も自己中心的になった りする。家の人 と話が出来 ると協力性ができる。

ソフアーの置 く場所や机の位置であんなに変わるとは思わなかった。

台所 な ど当てるのが難 しかった。 リビング家の工夫がわかった。家具の置 き場所 を決めるのは楽 しかった。他の人の工夫がお もしろい。

いつ も自分の部屋 に TVが あった らいいな と思 うけどやっぱ りい らない と思 った。

ソフアーの向 きだけで も便利便禾 Jで はない、団 らんの量が変わって しまうことがわかった。工夫 の仕方はた くさんあると思 う。実際に試 してみて団 らんが増 えるといい。

どこが和室か当てるのが難 しかった。 こうい うことは好 き。 こうい う授業 をやって欲 しい。

TV、 冷蔵庫が 自分の部屋 にあるとだ らしない生活 になると思 った。閉 じこもって家族の会話 は減 るとい う意見、思いつかないような意見 ばか りです。

K.Sさ んが家族 の予定 を書 くもの を作 るといい と言った。 とて もいい意見だ と思 って取 り入れ た。 自分の家 はあまり直 したい ところがないか ら、 自分の家 はいい家かな。

配置 を考 えられてよかった。楽 しかった。部屋の利用法が考 えられて良かった。

またや りたい。

みんなの発言が聞 けて良かった。家族の関わ りにも部屋が影響 することがわかった。

しっか り生活の居心地や親 しみをよ く考 えてで きるといい と思った。 こうい う発見 をしたい。

実行 して、 ソファーを動か して、 どんな感 じかわかって良かった。

とて も楽 しかった。早 く終わって しまった感 じが した。

自分の部屋 に電話・ テレビ・ 冷蔵庫があると、父母 と話す ときがない。みんなで見 る方が楽 しい と思 った。 どうすれば家族 との会話が増 えるのか も考 えた。パ ソコンな どもみんなでイ ンター ネ ッ トな どをや ると楽 しいかな と思 った。

ソフアーの配置 を換 えるだけで会話が増 えるんだな と思 った。 自分の部屋 にテレビを置 くだけで も家族 との会話が減 ってしまうなんて怖い ことだ と思った。

家の設計 図、「 ここは何の部屋 ?」 がわか らなかった。みんなはす ごい。家具の配置 はどうやって なにを置 けば心地 よ く過 ごせ るのか考 えるのは大変。

欠席

いすの配置 は L字 型が いいん じゃないか と思 った。みんなの顔 が見れて会話が増 えるんだな と 思 った。

K.T KoY

S.T S.H

S.Y

S.K

A.N

A.M

A.Y

IoN

I.A

(10)

156

0.Y

KoS

K.Y

K.Y

①  

吉 原 崇 恵・ 鈴 木 裕 乃中

お もしろかった。意見 を出 し合 えたか ら楽 しくで きた。 自分の思 うように将来の家の理想が書 け て良かった。いつ もこんな授業がいいな。

自分の部屋 にテンビや電話が欲 しいけれ ど、家族の団 らんを大切 にす るか ら、 自分の部屋 には必 要ない。電気代 も安 くなるか ら一石二鳥。

家族の団 らんが どうすれば多 くなるかな ど、家庭 について勉強 になった。とて も良かつた と思 う。

楽 しかった。難 しくも感 じた。いろいろ考 えてで きているんだな。そんな仕事 につ く人 は大変だ な。

家族がいない とき寂 しい。 自分だけの世界 を家族 の中で作 る と、他の家族 はいやな気分 になる。

性格 もわが ままで、怠けるようになって しまう。家電・ 家具 に もその大切 な家族 のふれ合いに関 係 しているとは思 っていなかった。びっ くりした。 こうい うことを考 える機会があった ら、考 え

てみたい。ふれ合いを大事 にしたい。

ソファーを使 つて実際にやれて良かつた。講師の話 もいい経験だった。 この勉強がで きて良かっ た。

全部書 くとものす ごい数 になって、置 く場所がな くて困つた。

自分の部屋 にはテレビも冷蔵庫 もないか ら、みんなでテレビを見ている。個人の部屋 に家具が全 部揃 って、家族 の会話がな く、非行 した りす る子 どもがいる。みんなで住 まい方 を改 めて考 えて、

家族が仲良 く過 ごせ る家 を増や していきたい。

ソファーの置 き方で一番良いのは、みんなの顔が見 られ る座 り方だった。みんなで顔 を見合わせ て笑 えるか ら良い と思 った。 自分の家で もそうしてみたい と思った。

どこになにを置 くのが何か考 えるのが大変だった。好 きなようにおけるので楽 しかった。

家 は住んでいる人 の性格 を現すのは本当だな と思 った。

見直 さなければな らない ところがいっぱいあった。 自分の部屋が便利 す ぎて閉 じこもって しまう と、家族の団 らんがな くなって しまう。

団 らんの きっかけを作 るのは大変だ と思 った。 ソファーの配置 によって様子が変わ る というのは 驚 いた。

みんなが「 ここは何の部屋か」 という質問にみんなが しっか り言 えてす ごい。

不便 な ところがある。

家族 は安 らげる場所 だ と書いた けど、ただ安 らげるだけではな く、家族 とも団 らんの場所であ り、

個人のスペースで もあることがわかった。家具の配置一つで家族 の交流のある家 になった り、交 流の少ない家 にもな り、部屋の間取 りや家具の配置が家の雰囲気 を変 えるたいへんな役割 をもっ ている。

ソファーは同 じ形だけど、なぜ その向 きにしたのか話 し合 った。いろいろな考 え方があることに 驚 いた。前の小学校 にも、附中 もそ うした工夫 をしていて、移動の時 に話 をす るスペースが作 ら れているんだ と思 った。

・ 考えていない    好 き

0・

・ 好 きなように置 く    快適 000日 当た り、風通 し    家族・・・ 関わ り、団 らん 触れ・

0・

関わ り、団 らんの大切 さ   ◎理由の記述 あ り    関係 。 ・・ 住 まいと家族は関係がある

家具・・ 0家 具や家電のもつ意味やはた らき    向き・・・ 家具や家電の向きを考える

大切 。 ・ 0家 族の関わ りのために住 まいを工夫することの大切 さ    態度・ 00工 夫 しようとする意欲、態度

K.T

便利 000便 利なように    考 え・・

閉 じ・

0・

閉 じこもるようになる 空間・

0・

空間の もつ意味やはた らき 工夫・・・ 住 まい方を工夫するよさ

表 2‑2  各時限の記述内容分布

1月R変

 1 3・

4月藤質量

5・ 6感

 

配 置

3

単 元 終 了 後 の 傷亀本U 考 え 好 き 家 族 閉 じ 触 れ 関 係 家 具 触 れ 空 間 回 き 工 天

フ ヽも

れ 触 れ 大 切 関 係 態 度

○ ○ ○

じ .H O 0 O ○

○ ○

0.lV ○

○ ○

O

○ ○ ◎

じ.

○ ○

K.■ K.V ○ ○

S. ○ ◎

S.H

○ ○

S.Y ○ ○ ○

◎ ○ ○

S.K

○ ○ ○

○ ○

○ ○

L.l』

○ ○

A.Y 0

IoN

I.A

0.Y

K.S 0

0

K.Y 0

○ ○

K.Y

○ ○

0 ○ ○ ○

3  1 15

(11)

表 2‑1は クラス全員の時限 ごとの記述内容である。表 2‑2は 単元終了後の感想 を加 えて 生徒の記述か ら共通性 のある用語 を抽出 して記述の有無の分布 を表 した ものである。記述 に現 れて くる用語 は 304時 限、 506時 限では各時限の学習内容 を反映 していることが多い。単 元終了後の感想 はもっとも印象に残 った ことが記述 されることを意味 している。

まず、 1・ 2時 限の感想 は、はじめての家具の配置のシミュレーション作業 に対する感想が 多い。自由度が許 され答 えのない難 しさと楽 しさについての感想が多 く出された。 「難 しかった、

楽 しかつた、お もしろかった、好 きなように出来て良かった、考 えた」 「 またや りたい、設計士 にな りたい、そんな仕事 につ く人 は大変だなあ」 と、 この単元 に対する期待が多 く出された。

鳥腋図には陰がついていて家具・ 家電の配置 を書 き込む ときは煩わ しさがあるとい う感想が見 られたが、ほ とん どは少 し難 しいを伴 う楽 しい、学ぶ意欲 を喚起 した学習 になった といえよう。

304時 限では「テレビや冷蔵庫」などを「自分の部屋 にお く」 と、 「便利で、わが まま、な まけものにな り」「個室 に閉 じこもるようになる」、「ふれあいが少な くな りさみしい」「家族の ふれあい会話が大切」「 自分の部屋 にテレビがほしい と思っていたけどやっぱ りい らない」とい

う文脈の記述が多 く、 日立 った。

家族の関わ りに関 して家具や家電が個別化 を進めた り求心性 を持 った りす る意味 を理解 した 記述が多 くなっている。 また家族のふれあう場所 としての リビングや食事の場所の空間の働 き や意味の記述が多いのはこの時限である。

「住 まい と家族 は関係があるんだろうと発見 した」「家族の関わ りに部屋が影響す ることがわ かった」な ど住 まい と家族の生活の関係 に注 目し、わかつた、発見 した と学習の意味 を自覚す る記述 になっている。住 まい と家族の関係 を考 える点 は 506時 限さらに単元終了後 にもっと

も多 く記述 され学習の まとめ として印象 に残 った内容 になっている。

この時限は討論 に時間が割かれたが「みんなが よ く考 えて」 「発言するのです ごい、良かつた、

楽 しかった」 とクラスの仲間 と考 えることの楽 しさを味わ うことが出来ている。

5・ 6時 限の感想では「家具や家電の向 きを考 える」 「住 まい方の工夫 をす ること」の良 さが 記述 されている。工夫することの良 さの根拠 は「家族のふれあい、だん らんが出来 る」である。

そして「ふれあい、だん らんが大切」であると単元終了後の感想で も記述 される。

しか し、「なぜふれあいが大切か」「ふれあいが少ない となにが問題か」 についての根拠のあ る記述 はさほど見 られない。各時限 をとお して この根拠 を記述 した生徒 は 10名 であった。前述 の授業記録 にあるようにこの点の問いかけが どの時限にもなかったのである。 まして住 まい方 の工夫の良 さが「ふれあい」のための工夫 に限 られていたわけだか ら、論理的には不十分 と言 えるだろう。「住 まい方の くふ うで家族 とかかわ る事が出来 るそんな工夫の良 さ」の前提が弱い とい う問題が見 えるのである。「閉 じこもるのは良 くない」だけではなん とも積極的根拠 に欠け ている。「自分の世界 を創 りたい」「大人の干渉か ら逃れたい」「 しか し、家族 に見守 られたい」

とい う矛盾 をかかえようとしている発達の時期だか らこそ「ふれあい」の意味や必要性 につい て顕在化 させたかった といえよう。 しか し一方では生徒達 は住 まい と家族の関係の大 まかな全 体像 を直感的に理解 して「ふれあいが大切」 と述べているのか もしれない。

単元終了後の記述で特徴的なことは先 に述べた「住 まい と家族の関係」 とい う認識、家族 と

かかわってい こう、そのための工夫 をしようという態度的な記述が多い点である。また、 「団 ら

んがない とどんな家庭 になるのだろう、そうい う面で学習 してみたい」 と家族の学習 について

の関心 を現 している。教師か ら与 えられた課題ではな く、学習の帰結 として必然的に次の問題

(12)

吉 原 崇 恵・ 鈴 木 裕 乃

*

関心がおきて くる、そうい う授業だった とい うことが出来 よう。

これ らが この単元の目標で もあった訳だか ら次に、 日標の達成 という視点で分析する。

表 3  単元目標達成状況

く 思い〉   ア .住 まい方を工夫することにとって、家族が関わることができるという創意工夫のよさに関わる思い。

イ .住 まい方を工夫するなどして、家族 と関わっていこうとする思い。

く 能力〉   ウ。家族の動 きをイメージしなが ら、場や家具・ 家電の配置などの住 まい方を工夫する能力

.

工 .場 や家具・ 家電の配置など具体的な住 まい方からその家族の関わ りを想像 した り、その住 まい方のよい点や問題点を論理的に判断する能力。

く 知識・ 技能〉   オ .家 族の関わ りに対する家具・ 家電の もつ意味やはた らき。

力 .家 族が関わる空間の意味やはた らき

表 3は 目標達成の状況である。 この表か らわかることは以下の ことである。

① 304時 限によって知識・技能 (オ )(力 )を 身 につけた生徒が多い。なかで も (オ )家 族の 関わ り、個別化 を進 めた り求心性の働 きをした りする家具・ 家電の配置があるという家具・ 家 電の持つ意味の理解である。 この時限に用いた図 2は 家具・ 家電が配置 されていた点、それを 比較 した点で生徒の理解 を助 けた手だて として有効だった といえよう。

② 506時 限は (ア )の 獲得が多いのだが、 とくに (ウ )家 族の動 きをイメージして、家具・

家電の配置な どの住 まい方の工夫 を配置図の上で表す事が出来ていた。 これは工夫の紹介例、

い こいの広場での活動 に刺激 された といえるのだが、表 3の 506時 限のウの欄 に書 き添 えた 工夫が記述 されたのである。これ らはいずれ も自分な りの工夫である。 「植物 を配置 して住 まい を明る くす る」 「 4人 で寝 る」 「父の姿が見 えるように家具 を配置する」 「父の書斎 を父母の部屋 にす る」「食器棚 をキッチンか らリビングにおいてみんなが使 うようにする」「書斎 をリビング に持 ってきて空いた部屋でカラオケを楽 しむ」「家族の予定 を書 き込むボー ドをリビングにお く」「パ ソコンをみんなが座 るソファの後 ろに置いてお互いにわかるようにする」な どの工夫の 考案がで きたのである。

③ 自分の家の見直 しの時限では20名 中 14名 が自分の家の見直 しをする視点 として「家族 との関 わ り」 をあげ良 し悪 しの判断基準 となっていた。

ア イ

│エ オ1 カ ア

3・ 4感

ウ オ カ ア イ ウ オ カ ア イ

のfTま いの

オ カ ア イ ウ オ カ

D.H

○ ○ ○

04人 で寝る

○ ○

K.Y 04人 1頸 る

S.H 〇

○テープル ○ ○ ○

A.N ○

○ ○ ○書斎 ○ ○ ○

○ ○

A.M ○ ○ ○食器棚 ○

0.Y

○ ○

K.Y

○ ○

○ ○ ○ ○

K.T ○ ○テレビ妹×

○ ○ ○パソ コンソファ ー ○ ○

合 計

1 1 1 1

(13)

④単元終了後の感想では、住 まい方の工夫の良 さや家族 とかかわろうとする思いで自らの学習 をまとめていた と言 えよう。

時限を追 って単元 目標 の獲得状況 を大 まかに見 ると次のようになる。

まず、 Aと Bの 住 まい方の比較か ら、家族の関わ りに対す る家具・ 家電の意味や働 き、家族が 関わる空間の意味や働 きの知識理解 (オ )0(力 )を 得た生徒が多かった。

住 まい方の工夫で家族 と関わることができるという例 を紹介 されて工夫することの良さを思 い (ア

)、

住 まい方を工夫する能力 (ウ )を 得た生徒が多かった。

さらに自分の家の見直 しで、住 まい方か ら家族の関わ りをイメージした り、住 まい方の良い 点問題点 を判断す る能力 (工 )を 獲得す る生徒が多かった。

単元終了時の感想の段階で、住 まい方を工夫 して家族 と関わってい こうとする思い (イ )に

至 る生徒が多 くなっていた。

これ らの ことか ら各時限で とつた手だてによって目標 とした思いや能力、知識・ 技術 は獲得 され、手だてが有効であった と言 うことがで きる。 さらに見直 しの時限、単元終了後の感想の 段階で生徒 は判断力 と家族 と関わってい こうとす る思いや態度 を獲得 した点が興味深い。 これ らはいずれ も総合的な能力であるといえよう。 ゆえに、生徒が 自分の生活の見直 しをする事や 単元終了後の感想 を記述す ることが、単元全体で学んだ ことを自分の力で まとめるという点で 有効性 を発揮す ることを示 していると考 えられ る。

13)個 人の学習過程

上記の全体 の概況か ら各時限の特徴や個々人の目標達成の様子が うかがわれた。そこで各 自 の学習過程 に注 目して、記述内容か ら見 る変容 (単 元前のイメージと単元終了後の感想および 終了後のイメージの照合 )が 、ほぼ 5つ のタイプに分 けられた。終了後 はいずれ も家族のかか わ りの視点で住 まいを考 えることがで きている。そこで基本的に単元前のイメージで分 けるこ

ととした。

以下 は、単元前 に抱いていたイメージと該当す る生徒名である。

①便利 さでイメージしていた。

3名 (IoY)(K.T)(A.N)

②便利 さと快適 さでイメージしていた。

7名 (O.N)(S.K)(A.M)(O.Y)(K.Y)(I.A)(KoS)

③家族のかかわ りの場所 として意識 していた。

4名 (O.M)(S.H)(S.Y)(K.Y)

④個別的羅列的なイメージを持 っていた。

5名  (0.S)(S.T)(IoN)(KoY)(A.Y)

②便利 さでイメージしていたが最後 は、便利 さと家族のかかわ りの両立 を考 えた。

1名 (K.T)

次に各タイプの典型 として一人ずつを取 り上 げ学習の過程 と変容の様相 を分析する。

(14)

吉 原 崇 恵 0鈴 木 裕 乃中

資料 2  個人の学習過程

①   便利さでイメージ  l.Y君 の学びの過程

く 考察〉

I君 は単元前のイメージや配置 1の 理由か ら、住 まいは見た目が よ く、便利であることが大切であると考 え ていた生徒である。それが、 304時 限で (オ )を 身 につけている。 102時 限 まで、住 まいは便利でな くて は と考 えていた I君 は、 A・ Bの 比較 によって、家族の関わ りがな くな り、子供が部屋 にこもって しまうこと に家電が影響 していることに気づ き、自分の部屋か ら冷蔵庫 をな くす とい う工夫 をしている。そして、住 まい が家族の生活、人格 に影響す ると考 えるようになった。 この A・ Bの 比較 は、住 まいは便利であることが大切 と考 えていた I君 に とって、住 まい観 を転換 させ る大 きな手だてになった と言 える。 I君 は、以後の配置 も自 分 の住 まいの見直 しも、家族の関わ りを視点 にして行 っているか らである。 また I君 は配置 3で (ウ )を 身 に つけている。配置 3で は、住 まいを明 る くす るとい う目的で植物 を配置 している。これは、教師が紹介 した工 夫で も友達の工夫 を参考 にした もので もない、彼な りの工夫である。配置 2で も、自分の部屋か ら冷蔵庫 をな くす とい う工夫 をしているが、冷蔵庫 は、 A・ Bの 比較で取 り上 げた内容 その ものであ り、それゆえに、能力 を発揮 した とは判断 しなかった。 この植物 の配置 は、 A・ Bの 比較 によって、家族の関わ りに対する家具や家 電 の もつ意味やはた らきが I君 の中で しっか り認識 され、それ を活か して発揮 した もの と考 える。

506時 限の住 まい方の工夫例の紹介では、 I君 は住 まい方 を工夫す ることで家族 の関わ りが変わ るとい う 実践例 を知 ることによって、住 まい方の工夫のよさを実感 し (ア

)、

単元終了後の感想 に記述 されているよう な自らの意欲 (イ )も つながった と思われ る。

I君 は、住 まいの よさを見た 目や便利 さで考 えていたが、本授業 によって、住 まいのよさを家族の関わ りが あることとい うように考 えを転換 させて追求 していつた生徒 と言 える。

資   料 記述 の内容 コメ ン ト

①単元前イメージ 小学生の頃住 まいの ことで差別 を受 ける。

※住 まいに対 してマイナスイメージを持 っている。

A・ Bの 比較 によって、

家族 の関 わ りの大切 さ に気づ き、家具や家電の もつ意味や はた らきを 知 り (オ

)、

冷蔵庫 の配置

を変更 している。

住 まい方 の工 夫例 の 紹介 によって、家族の関 わ りの大切 さを再認識 し、団 らんのために住 ま い方 を工夫 す る必要性 に気づいている (ア

)。

配置図 3で は、住 まい を明 る くす るために、植 物 を配置 してい る。これ は、 I君 が家電・家具の もつ意味 や はた らきを 応用 し、 植物 によって、

家族 (住 まい )を 明 る く しようとする、彼 な りの 工夫である (ウ

)。

住 まい を便利 さ重 視 で考 えていた I君 は、自 分 の住 まい を家族 の関 わ りを視点 に して見直

している (工

)。

単元終 了後 の感 想 に は、自らの意欲が記述 さ れている (イ

)。

また、住 まい方 を工夫す る こ と の よさに関わ る記述 も 見 られ る (ア

)。

②配置図1理 由 便利 な物 が あ る部屋 に した。 リビングだか らソファーを置 く。

※便利 さを考 えている。空間のはた らきは理解 していない。

l・ 2時限感想 利用 しやすいようにす ることが大切。

※便利 さを考 えている。

④配置図2理 由 自分の部屋から冷蔵庫をな くす。

※家族 との関わ りの大切 さに気づいている。家具や家電のも つ意味やはたらきを理解 している。

3・ 4時限感想 便不Uで何 で も揃 って、困 る こ とが な くな る こ とを問題 に して い る。

※住 まいが家族 の生活、人格 に影響 す る と考 えてい る。

⑥配置図3理 由 植物 を配置 して住 まいを明 る くした。

※住 まいを明 る くす るため工夫 している。

⑦ 506時 限感想 テー ブル やベ ッ トは見 か けが よ けれ ば よい と思 って いた け れ ど、家族 の団 らんのた めに工夫 す る こ とが必 要。

③住まい方の工夫

例の紹介 団 らんが どれだけ大切か を知 った。ソファーの置 き方な ど工 夫すれば住 まいは明 る くなる。

※団 らんの大切 さを再認識。住 まい方 を工夫す ることのよさ に気づいている。

⑨配置図4理 由 変 えない。

⑩自分の見直し 自分 の部屋が ない ことは こもらず にすむか らよい ことだ と 考 えている。

※住 まいのイメージがプラスのイメージに変わった。

⑪単元終了感想 最初 は適 当で よい と思 っていたが、部屋割 りや家具・ 家電 の 配置 をイメージす ると正 しい部屋割 り、物 の配置が見 えて く

る。大人 になった ら工夫 していきたい。

※住 まい方を工夫する意欲や態度 を身につけている。

⑫単元後イメージ 一番思 うのは団らんである。今は揃いすぎて団らんが とれな

いことがある。配置を工夫すれば、話す回数 も増える。

(15)

②   便利さと快適さでイメージ  │.Aさ んの学びの過程

く 機 〉

Aさ ん は単元前 のイメー ジや配置 1の 理 由か ら、住 まいの視点 として便不 Uさ と快適 さを もってい る。 102

時 限終 了の感想 には、「何 をお けば心地 よ くな るか を考 えた。」とい う記述 が あ り、 この時間 に既 に、家具や家 電 の配 置 に よって、家族 の生活 が変わ る ことを何 とな く感 じてい るよ うだ った。

そして、 304時 限の A・ Bの 比較 によって、家族の関わ りの大切 さを再確認 し、 102時 限でおぼろげで あつた、家族の関わ りに対す る家具や家電の もつ意味やはた らきを理解 し (オ

)、

テレビをリビング とダイニ ングに配置 している (力

)。

そして、 Aさ んは家具や家電の もつ意味やはた らきをピアノに生か し、妹が部屋 にこもることがないように、部屋か らピアノを出す とい う、彼女な りの工夫 もしている (ウ

)。

さらに配置 3で Aさ んは質の高いすば らしい工夫 をしている (ウ

)。

リビングに父の書斎 をつ くり、 ファミ リールームにカラオケを配置するというものである。 これ は、 506時 限の住 まい方の工夫例 に自分 な りの工 夫 をカロえた ものである。 Aさ んに とって、この住 まい方の工夫例の紹介 は、よ り高い工夫 をす るために有効 な 手だてになった と思われ る。   ソファーを動かす活動 は、彼女 にとって ソファーの向 きを決定す るものにはな らなかった ようである。しか し、その後の小集団の話 し合いで、自分の考 えに自信 を持ち配置 を決定 している。

ソファーの向 きについては、 Aさ んの場合、ソファーを動かす活動 よりも、小集団での話 し合いが有効 にはた らいた ようである。

Aさ んは、授業前か らもっていた快適 さの視点 と、本授業 によって深 めることがで きた団 らんの視点の両立 を考 え、また、常 に教師か ら紹介 された工夫 を自分 な りにアレンジしてい くことによって、深い追求ができた 生徒である。

資   料 記述の内容 コメ ン ト

①単元前イメージ 安心 し、落ち着ける場所。 102時 限か ら便利 さ よ りも快適 さを優先 し ようとしている。また、

家具 や家電 の意味 を考 えようとしている。

A・ Bの 比 較 に よっ て、家具や家電の もつ意 味 や は た ら き を 知 り

(オ

)、

ピアノの配置 に 生か してい る (ウ

)。

住 まい方 の工 夫例 の 紹介では、快適 さと家族 の関わ りの両面 を大切 にしようと考 えている。

そ して、配置 3で は、

リビング に父 の書斎 を つ くり、ファミリールー ム にカラオケ を配置 す る、すば らしい工夫 をし ている (ウ

)。

これは配置

2で 発揮 した よ りも高 い能力である。

5・ 6時 限の小集団活 動 で 自分 の考 えに自信 を もつ よ うになってい る。

家族 の関わ りを視 点 の中心 にして、自分の住 ま い を見 直 し て い る (工

)。

また便利 さや安 全性 に も目を向 けてい

る。

単元終了後 の感想 には、

で きる範 囲で改善 して い こうとす る意欲 が記 述 されている (イ

)。

②配置図1理 由 子供部屋 は快適 さと便利 さ (陽 の光が入 るように、座 りやす いように )を 、 リビングは快適 さ (ひ なたぼっこがで きるよ うに、ゆっ くり見 ることがで きるように )を 、 ダイエ ングは 団 らん と便不 Uさ (み んなの顔が見 えるように、使 いやすいよ

うに )を 考 えて配置 した。

③ 102時 限感想 何 もない ところに何 をおけば心地 よ くなるかを考 えた。

④配置図2理 由 テレビを リビング とダイニ ングに配置 した。妹が こもらない ようにピアノを部屋か ら出 した。快適 さ (日 当た り )も 考 え ている。

※個室 に こもらせ ない ようにす る ことと家族 の関わ りを考 えている。

3・ 4時 限感想 早退 のため未記入

⑥配置図3理 由 テーブルで何 か飲 みなが ら本が読 め るように ソファーを L

字型 にした。父の書斎 をな くし、 リビングで仕事がで きるよ うにした。空いた書斎 をカラオケルームにして、家族や友達 と楽 しむ部屋 にした。

※ リビングで仕事がで きるようにした り、カラオケルームを つ くった りと自分 な りに工夫 している。

⑦ 506時 限感想 ソファーの並び方 は迷 ったけど、みんなの意見で L字 型 に決 定 した。

③住まい方の工夫 例の紹介

4人 が集 まることがで きる部屋や全員 で利 用で きる本棚 が よい。温か くて、仲が よい家族でい られ るとい う感 じ。暮 ら しやす く、落 ち着いていて、家族の仲が よいのが理想である。

⑨配置図4理 由 変 えない。

⑩自分の見直し 畳の部屋が広 くて、みんなが集 まれ る。テレビの数が少ない ので、テレビを集 まって見ている。音楽関係の部屋があ り、

家族 で楽 しんでいる。

①単元終了感想 どうした らみんなが安心 して暮 らせ るか、団 らんを増やすに はどうした らよいか を考 えて配置 した。講師の先生が見せて

くれた ものは家 にはないけど、少 し改善 していきたい。

⑫単元後イメージ 家の形や作 り、大 きさなど、 どの家 も違 うけど、共通点は、

安心できて家族 と話ができるところだ と思う。自分の家をい

つまでも楽 しく過 ごせるように大切にしたい。

参照

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