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家族関係と性格との統計的研究(第三報)

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(1)

235

家族関係と性格との統計的研究(第三報)

ニー同胞の数及位置等による性格の相違一

牒指導研究室 阿久井喜三郎

§1.研究の目的

§2.調 査 方 法

(1)調査の対象

② 調査資料について

⑧ 調査の方法

§3.調査の結果と考察

(1)同胞数による性格の相違

イ 調査の内容 ロ 結果の考察

② 1人っ子の性格 イ 調査の内容 ロ 結果の考察

(3)末っ子の性格

イ謁査の内容 ロ 結果の考察

㈲性格の同一化作用 イ 調査の内容 ロ 結果の考察

(5)性的構成と性格

イ 調査の内容 ロ 結果の考察

(6)女性性格と男性性格

イ 調査の内容 ロ 結果の考察

§4.結   び

§1. 研究の目的

性格の形成にっいては,遺伝学的・環境学的・実験心理学的・観相学的・等々の諸研究 がなされているが,本研究は児童の対人関係に於て最とも近く緊密なる父母・兄弟・姉妹 という家族関係に於て,家族内の人々は皆な,親として・子として・夫として・妻として

・兄姉として・弟妹として,その位置と役割に於て互に結ばれているわけであり,家族の 成因は皆「…・・としての性格」に於て立ち現われ,互に「…・・としての性格」によつて定 められた仕事を果していることであるが,現在彼等が置かれている,かかる家族社会の如

〔注1)

(2)

何なる条件の下にあるものが,どのような性格的行動を示すか,行動の記録から統計的に その傾向を察知し,予測的な体系を樹立し,彼等が将来職業を選択決定する際,諸性能に 加えて,これまでに培かわれている性格の傾向を知り,それを充分考慮に入れて進路を選 択決定する資料の一部ともなれば幸いであり,尚これら性格の発展的様相の把握が性格矯 正指導の一助ともなれば幸である。

今回はかかる目的のもとに,親の子に対する関係から,同胞の員数及彼等が置かれてい る位置,等々によりどんな性格を示すか,その傾向を知ろうとした。

@  、

@§2.調 査 方 法

(1)調査の対象

前号と同じく茨城県内の,市部・郡部・農村・山村・漁村等にわたる52校の小学校の第

(注2)

一学年から第六学年までの男予1120名・女子1046名の児童につさ調査した。

調査対象学年学級及児童数

第一・学年    6学級    男子  129名    好  118名 第二学年    10学級    〃   206名    〃   173名 第三学年    8学級    〃   153名    〃   146名 第四学年    13学級    〃   296名    〃   266名 第五学年    6学級    〃   137名    〃   137名 第六学年    9学級    〃   199名    〃   206名

計     52学級    男子  1120名    女子  1046名

(2)調査の資料について

祉会的間柄の典型的類型の中で,教師と生徒の間柄に於て,教師が教育的愛に充ち充分 な洞察力を有し広く子供の生活全般に対して観察を注ぐならば,それによって生ずる理解 は有力な妥当のものとなる,と述ぺられ又キャッテルは8〜10人の1[llIl等結果の平均は極め

丸注3)

て高い信頼度計数を得たと述べられているが,本調査は,昭和30年度文部省改訂の指導要

〔注4)

録の行動の記録から評価票をそれぞれの担任教師より提供してもらい資料としたので,一 人の対象者には品等者は教師一人であるが,結果に於ては52名の品等者が2166名の児童を 品等した平均値であるから相当信頼してよいと思う。

(3)資料整理について

前回同様各項目とも,A・B・Cの三段階の記載と,判断の傾向・情緒の傾向について

(注5)

は傾向或るいは事実として見ることにし,その中に列挙された分析内容については長所に

(3)

阿久井:家族関係と性格との統計的研究(第三報)       237

○印,短所にx印をつけて個人の内的差異を評価することになっているが,統計的に予測 的体系を樹立せんがため,Aを5・Bを3・Cを1とし,又○印を5・無印タ3・×印を

1として点数に換等し各自の得点数とした。

§3.調査の結果と考察

(1) 同胞数による性格の相違 イ 調査の内容

調査の対象人員は,男子1120名・女子1146名より,同胞数1人(1人っ子)・同胞数2 人,同胞数3人,同胞数4人,同胞数5人,同胞数6人以上の者とに別ち,それぞれの該 当者を選出し,各項目の評点5・3・1の人数を調査し,それぞれの人数を評点に剰じ,

合計点を以て1司胞数1人,同胞数2人……等の総得点とし,総得点を当該人数にて除し各 項目,即ち自k性・正義感……等々の平均値を算出し,それを各項目の得点として,次の 第一表・第二表の結果を得た。

尚末っ子としての特異性を混入させないで,より結果を明瞭にせんがため,調査対象の 児童が同胞数3人の場合でも本人が末っ子の場合は調査の対象者から除いた。

同胞数による性格の相違得点表  (男子)       第一表

(同胞数3人以上は末っ子を除く)

\\ 性格項日 健の 判断の傾向[情緒の傾向

   、、

@  ㌔、

@   、、

@    、、、     、      、

イ査対象 \\

主徒 義感

屋感 気讐

康習 儀

調性 導性

  公共  正心  さ 肇晦さ 性

籟懸園闘 の性1性!性

同胞数・人(33)[…43・363・2413・・813・55}3・361…ぎ3・・6}3・・83・361・・5213・362・8・1・・7・13・・2[3・36

同胞数2人(・23)13・2d3・3d3・363・2513・46i3・2813・・4・・863…3・・9・・7213・・83・・71・・8「3・153・2 同麟3人(225)i3・・53・2813・・脚・唇・26i3…13・23i・・72i3・1613・1・1・・73}3・・52・971・・96i3・・83・48 同胞人・人(246)3・233…3・・813…3・・司3・2613・・92・9・念・131…51・・74「3・・313…2・93…2・97i3・5・

剛包数・人(・9・)・・872・98i3・・3・・6512・843・・3[3・・劉2・63:3・・2ト・81…2・・961…判・……2・9gi3…

同緻・人以上(・75)・・9・i・・9・1・・921・・692・77i・・933・・21・・632・9313・・d・…i・・9312・9・12・9・1・・953・49

(注)( )内の数は調査人員を示す。

(4)

同胞数による性格の相違得点表   (女子)

第二表

(同胞数3人以上は末っ子を除く)

\ 性格項目 調査対象  \

主性「感

星感

握陰 公正さ

判欝補簸

朗性

同騰・人(23)1・・6・i3・78i3・87』・783・781・・871・…3・2q・・52[3・・713・・名3・・71…gi3…13・4313・6・

同胞数・人(・・2)3・593・7314・・213・8・13・8・3・933・64…・・3413・8・13・363・4・12・銘i2・96i3・5雀3・36 3.27

同胞数3人(・88)13…i3・523・823・5913・7d3・651…免・…3・593・・613・23;ε・・313・・4[3・釧3・22「3・21 同胞数・人(25・)3・343…13・・33・認13・52:3・563・2・「3・3・13・323・25;3・・2i3・・7・・953・・gl3…】3・・

同騰・人(・73)3・・劉3・42「3・7213・47i3・5・3・・313・372・9¢・・251・:・5i3・221・・9毛3・・2國3・・73・3

同胞数6人以上(166) 3・・43・・813・353・・613…3・33i3・・3、2・7513・・93……3・・6i2・843…13・・63・・73…

(注)( )内の数は調査人員を示す。

ロ 結果の考察

同龍数1蒐ゐ齢・網也  《雰チ♪

@(オ1・机除q      fど . 男子の場合……

一離歌久 κの一圃場鰍卒ぺ

;1 一・一・一ェ薩軟2凡

黶E・………,司龍歌3べ 一一一一}肋韓べ

.. P,脚馳  : Fig 1で明らかなように同胞数か多くな

37

れば多くなるほと性格の各項目とも低く

」6 『       !       一

性格形成上芳しくない結果が現れてきた。

3チ.     へ

1;

,筏7〆巣   富 

尚各項目別に見ると,自主性・正義感・

  、、 !    臥

@  \、協 /ヘ  ム    グ 責任感・根気強さ・礼儀等に関しては同胞 狽T人以上になると非常に劣っている,特 ノ根気強さに於て甚だしく劣っている。

ll

前号に於ても指摘したが,これは家庭

(注6)

ll の経済事情とか,家庭の職業とか諸種の

要因により,同胞数が多くなれば多くな

舞欝鑑懸継馨雛麟輩 るほど,子供の養護・教育・訓練に対す

勢,購■傾伺 ,  向

る能力と配慮は当然制限され子供の保護 指導に欠けることが多く,子供に対する態度は消極的となり性格形成上からも好ましくな い傾向を示すものと思う。

ただ明朗性に於ては,むしろ同胞数が多いほうが高い傾向を示し結構である,この結果 からして考えさせられるのは,余りに行き屈いた養護・訓練といもうのは不明朗な性格を 形成させる懸念があるということである。

然し同胞数が多いと他の諸項目が全体的に非常に低い傾向を示している故,一般的に性

(5)

阿久井:家族関係との統計的研究(第三報)       239 格の面からは同胞数は少ない方がよいとの結論に達した。

但し同胞数1人の場合は,慎重さ,情緒の安定性が極端に低く,同胞数は性格形成の上 から少ないほうがよいと云っても矢張り1人っ子には問題がある。

尚同胞数と知能との関係で山下俊郎氏は,小家族の子供の平均知能は高く,大家族の子 供の平均知能は低く,且つ子供の数の増加と知能の低下とは並行すると述べられ,又学業 成績も4〜5人以上の同胞のあるものは成績不良で,2〜3人の同胞のあるものが比較的

よい成績であり,1人っ子は非常によい場合と悪るい場合があって,1人っ子が同胞数の 多い者に次いで悪るいとの発表がある。

(注7)

1司舵凱」・よ診桟栖調辻け})

@ (言, チq除《)         名ε9・2・ 女子の場合…

  !、 !会 調査の対象者は男子の場合と同様1046名 フ女子の中から該当者を選出し第二表を セたが結果の考察に便なるようFig 2を fげた。

@Fig 2で見る如く男子と同様に同胞数

2亨一     ノ  と が多くなるほど各項目とも全般的に低

9 く,好ましくない性格形成である。

一同腔蘇 べ(/べ「多) 司騰気苧凡 25

2ダ

一・一一 ッ雅数爪  一一一一躍数∫・乱

E・…一… Q司肱叡3人 ・司乾数次 ただ男子に比較すると女子は各項とも

;; 男子のそれよりも高い位置を占めて居

二1 り,性格そのものからすれば余り意にと

皐蕪馨難繕竃簿難簿 めないでも差支えない程度と思う。いわ ゆる女性性格のしからしめたものと思

う。

ただ女子の場合でも,同胞数の多い者ほど女子仲間としては,自主性・指導性,合理性 等が著しく劣っていることが目立っている。従って,男子と同様1司胞数は少ないほうがよ いとの結論になる。

明朗性は,男子の場合は同胞数の多い者ほど高い位置を占める特異性を現わしたが,女 子の場合は,これと全く反対で他の諸項目と同様に同胞数が多い程,低位置を占めている

ことに気付く。

② 同胞数1人(1人っ子)の性格

イ 調査の内容

第一表・第二表による

(6)

ロ 結果の考察

1人っ子の特異性は,両親の教育的態度・社会生活の欠除ということから現れる。

(注8)

又「一人っ子が問題である」というのも,親が甘やかし過ぎるという傾向の外に,兄弟 の存在がパーソナナリティの形成の上に必要なものであるということを示している,即ち 兄弟ケンカをしている間に「カドがとれる」のである。

《注9)

一入っ子は,親から見れば最初の子供であり,末の子供でもあるため,過度の愛護や溺 愛にかかり易いから,ア供は依頼心強く・我儘・rl制心の欠乏・気の弱さ・注意散漫・神 経質等になり易すいのである。

従って一般に一人っチの特性として,神経質で落付きがなく,大抵は意志が弱く,甘っ たれで依頼心が強く,家庭内に於ける我儘は他との折合がつけがたく,自分自身の世界に

とちこもってしもうため非社交的である。

然し一人っ子が心ずしも此等の特徴をもつものでなく,」∴供に対する大人の態度如何に よって異なった性格像を作ることが出来ることは云うまでもない。

!ノ(サと性柵      fr 93

ll 〈_承 の場合,……慎重さ・情緒の安定性が著

〜   ㍉

37 ∫      9

35 !     、         〜 しく低位にあり,従来より述べられてい

〈バー ・ノー!\4 寒ハ 、 !

る「一人っ子の問題点」が明瞭に現われ トきた。

3. 一    ゾ 1 ・/ 即ち児童の人格の発達においで1青緒の

3.σ

一   一1ん・チのを兵

@ 一一一3弛/人・ナー  …一一一々サ・ノ凡・チ

\/ 安定ということが非常に重要な意義を持

2.7 y つといわれていることと思い合せたと

2♂ 〔注10)

2 き両親の特に留意すべきことと思う。

1; ただここでは一一般的傾向を示したのて

あって,個々人については異なるものが

誌欝叢離羅繋騰羅判断Φ傾何 ・璃瀦。傾向

あるということを再び附言するとともに,

従来の研究では一人っ子の情緒の傾向は 両極端に偏している,といわれていることも一応心に留めていただきたい。

(注11)

女子の場合,……男子と異なり,慎重さ・情緒の安定性が相当に高い位置にあって,一 人っ子の欠陥とされている両項目が好ましい結果を示して居り一人っ子としての特異性を 現わして居らない,従って一人っ了・といえども女子は性格形成ヒ好ましい傾向にあるとい え得る。

(7)

阿久井:家族関係と性格との統計的研究(第三報)       241

(3>末っ子の性格

イ 調査の内

男子1120名・女子1046名中より該当者を選出したたが該当人員少数のため,更に茨城県 内町村の小学校2校(学級数42)・男子993名・女子975名について調査し該当者を選出

し,男子の末っ子160名・女子の末っ子128名の対象者を得た。

その結果は第三表・第四表の通りである。

末っ子と性格の得点表  (男」つ       第三表

\\性格項目 i 自 正 「:圭三 根 健の 拙公 判断の傾向 情緒の傾向

  、、

イ査対象  \

主 義

ォ 感 1

星感 気さ

 康習ュ罫儀 1

調性 導:共

ォ 心

ウi重}さ「さ公1慎

.∠ζ一一

ウ性 客一 マ性 情安

薯閧

フ性

審美性 明朗性

鴨繁茸李(55)i・…3・2213…12・75i3・29:3・・413・・513…;3・223・・8……6「3…13・・4「3・・413…i3・9 鴨繁毫全(38)i・・7413・・国・・89:・・礁13・・臼3…「3・・呵2・・813…13・・5・・お13…1・…12・582・9・13・2・

鴨繁量李以(67)[3・・23・・3i3・・6i3…i3・2713・2・13…2・6ウ13・・2…3…12・6412・9・i3…i・・9・13・・6i3・48 秀轟部(・6・)i3・・3:3…3……・・8・13・2・;3…13・・8a75…3・・3i3・・6,2・6・13・・513…1・・8813…3・駆

(注)( )内の数は調査人員を示す。

末っ子と性格の得点表   (女子)       第四表

「\̲  性格項目 自】正 滋i根健の 協1指 判断の傾向1情緒の傾向

1調査対象

  主̲匪

義感

星感 気康習

ォ塞慣儀 調性 1

導性1心 }

劃肇「合 ウ1さ

理性

客観性 情安

薯閧フ性

審美性 明朗性

{騰繁量李(27)ト・・蕉・・必13・37i3・・53・74陣i3・373・・7,3・443・37i3…:2・7813・・51・…i3・・5、3・37 1騰難(3・)、3…1…713…i3・・3i3・6713・4・i3・凧87…・・33i3・2・;3・2・}3…13・・71・・73!3…i3・27 程蝶三李以(7・)…7i・・3413・2813・・冗・・5酬・……・・25,2・・3・・23}…33・・今・・77」・…13・28i・…13・56

誘嚇部(・28) t3・2313・3・13・28i3・2713・磁i3記矯・・232・833・3・13・25:3・・81・・9213…、3・・913・・313・・

      (注)( )内の数は調査人員を示す。

ロ 結果の考察

子供に対する家庭のもつ重要な意味として,家庭は子供に対して加えられる社会的圧力

を防ぐ防壁の役をしていることと,社会にかかわって社会の要求を子供に伝えるところの       

社会化の役目をしている「躾」とである。

(注12)

親の子に対する態度は,最初の子に対しては不安も強いが注意深く育てるし,第2・第 3の子に対しては神経質にならず育て,末っ子に対しては可愛さもひとしをであり,やや もすると溺愛型に落ちいり易すい。

(注13)

又一方同胞数の多い末っ子となると,子供の養護・教育」川練に対する親の能力が制限さ れ,子供の保護指導に欠くる場合も考えられる。

(8)

本調査の結果を考察するに,         o

霜・}ヒ穆絡  (男チ)      ff3,4 男子の場合(Fjg4),……一般的に各

ユ9 穿サ朔チ呼均 項日とも同胞数の多少とか,一人っ子等

コ,曾 一一一 ッ躯31(り市ザ

一一・一 k包釈・嘉7チ

一……..,_. ッ艇∫孟琳。市・ナ      1

@       と比較して著しく低い位置を占めて居

二1

り,性格の形成から見ると最も好ましく

イへ 沁!鎖

VVノ隻v〔ヂ、・ノΨ Ψ

ム ソ1\一へ・!

@  7     、1

@ V

ない結果を示した。

@特に根気強さ・指導性・慎重さ・情緒 フ安定性等が甚だしく低い,所謂甘やか ウれて育ったためと,保護指導の欠除か 邇ゥ我の確立しない,自制心や独立心の

2

1; 一一 ない入間となる傾向を示している。

2z 尚同胞3人の場合の末っ子・同胞4人

2.

誌墓雲搬縫誰鞭躍翻 の場合の末っ子・同胞5人以上の易合の

Ψ    気 静  の  σ 締ρ 向 末っ子等を見たが,その間には大いした

差異は 忍められない,ただ同胞4人の場合合の末っ子が自主性・情緒の安定性等甚だしく 劣っているのが目立っている。

か昇性舞一 (寸チ)      ♂3∫ 女子の場合(Fig 5),・…指導性・

1; 合理性が著しく低位にあるが,これは女

37

N 性性格の一般的傾向と,末っ子という2

3.6

3∫ 、       

μ  つの要因が主因をなして,かような結果

溺》ノ\ノ      前》3       .  ぜ 凝 亨

を示したものと思う。

@叉健康安全の習慣が,非常に高い付置 占めているが,これは女性性格と彼等 ェ置かれている位置か主な要因となり,

25一   ま・…卜η寸ナ・手タウ かような好ましい結果となって現れてい

2∫ 一一一 ッ脚ぺ轟・ナ

二; 一・一一 C司月乞4・《の‡チ

[一一・…・… マ舵∫んμ嫡チ るものと思う。

;1 …般的に女子は,末っ子だからと云つ

譲曇讐誌違欝鐸攣難離 て特に留意しなければならない項目もな

豹  の  向 ・1締の .向 く,まずまず好ましい性格形成であると

いえ得る。

ただ同胞4人の場合の末っ子が,男子・女子とも情緒の安定性が極めて劣ること,同胞

(9)

阿久井:家族関係と性格との統計的研究(第三報)       243 4人の女子の末っ子が・合理性が男子より優れていることは如何なる要因が主因として働 いたのか今後の研究に待ちたい。

市ツチ嘩椿        チ 9.6

Fig6は,末っ子の男子女子の比較であ

3? ‡・チ金一策

」3 一層一゜一 w}o布・ナ るが各項目とも殆んど一致しているが,

37

・交}の事ツチ

36 慎重さにおいて男子が甚だしく低位にあ

3∫

3苧

,P る,これは末っ子であるということと,

ll  ♂・の    ●       野%

奄P      笥      5 男子の長子が大切にされた「家」の存続

ベハへ》   v   穐  11

を第1とする「家」の制度のなごりが大     一 ォな要因として作用したことと思う。

27

11V

尚女子の合理性が男子より劣って見え

1二

るが,これは女性性格の一般的傾向がこ

こに現れたものと思う。

2.「

講馨鶉鍵雛鐸鹸難判画の 伺 1締●陳向 ㈱ 性格の同一化作用

イ 調査の内容

同胞数3人以上の者で,同胞中唯一人の男子とか,唯一人の女子とかに該当する者を選 出し,男女別・同胞数別に一応整理したが項を細分することによって該当調査人員が少な

くなるため,同胞数3人以上の者を一括して第五表にその結果を示した。

性格の同一化作用得点表      第五表

\一 性格項目 蛋1灘礼 判断の傾向 情緒の傾向

   1   、

イ査対象   \1

主性 義感 任感

讐騨儀 調性 導性1心 鐸さ1さ

合1客理 観

ォ 性

情安審薯阡?フ性;性

明朗性

編炎調聖(86)3・・53・2・13・・212・8413・・63・聡3・・6旨2・7・』・・713・・d2・8・b…2・9・12・86i3…13…

編炎甥肇(96)1・・29…・・48i3・521・・541・・73;3・5613・・31・・96…3・5813・・2i・・293・・613・・63・・ぎ3・23…3・・3

(注)( )内の数は調査人員を示す。

ロ 結果の考察

男性性格としてはヂ…礼儀正しく・自制心かつよく・物事を大切にするし,女性性格 としては,・…仕事に熱心・責任感旺盛・物を大切にするが,反面自制心・計画工夫など がわるいと云われている。

然し,これらは男子女子によって社会的・伝統的な役割を一層強く強制し,とくに男ら しさ・女らしさを要求される場合も考えられる。

(注14)

(10)

又幼稚園に於ける調査では,これら性格は生理的・生物的な基礎によって生ずるのでは なく,社会的・文化的な要素で決定されるとも云われて(愚ゑ。

一般に男子は女子に比べて,白主的であり・決断力に富み・指導力を持っているが,社 会が変ると必ずしも儲的なものではないと云醗誰格形成の過程は絵的環境に大き

く影響されることを示している。

性櫛同一1巳闘       んヨ,7 同胞中1人だけ男子で他は全部女子の

」9 一      一同舵3!(庶あワ芝 ・擢爪の9{ド

3.8 _._._Iz3ん,メ燗,紳・巨∠入の停 場合,・

ll5ノ

『〆、へ  A /    、  ハ      ・

 本調査では,根気強さ・指導性・情緒 フ安定性に劣り,正義感・礼儀・公共心・

3.亭 /     、 〔

:13 一1@ 奴ハ〈 !「「       Xl、!\Lノ 明朗性が優れている。

ェ気強さ,……1人っ子のような,末

30一     v      一

2早 櫓       脚 っ子のような,社会的環境のもとで而も

25一       幽

27 男性という性的地位にある結果かかる傾

:二 向を示したものと思われる。

:1 指導性,・ 男子では,その行動に

ll

「女性化」が見受けられ,女子ではダイ

幽目 諜馨鑑纏窪慧鐸藻蓼蓮鱒 アナ・コンプレックスが発達する・即ち

¥,P断o蚊、可 晴の瞳伺 「男の子」のような態度を示したり強晴

に独り立ちの趣味をあらわすようになるとか,       (注17) 叉ネーテルの研究によれば,一般に何人も 女の子の家庭に初めて男の子が生れた場合には,子供は女性的環境に育つから自然意気地 のない性質となる,等の研究があるが,男子の指導性が劣っている結果が現われたのは上

(注18)

述の諸説の如く「女性化」の現われと判断する。

情緒の安定i生,・一・根気強さが低位を占めたと同様に,1人っ子の而も男性というよう な環境の下で,甘ったれて育った結果と考えられる。

正義感・礼儀・公共心が非常に優れて現われたことは多くの女子同胞の中にあるため知 らず知らずに培かわれた「女性化」の現れと思う,即ち同一化作用の結果である。

同胞中1人だけ女子で他は全部男子の場合……

健康安全の習慣・公共心・慎重さに優り,指導性・公正さにやや劣る。

健康安全の習慣・公共心・慎重さに優って居ることは「男性化」というより,むしろ反 対に男子のそれに対抗して好ましい結果が現れてきたことであり・社会的規制かより強く 働き性格形成をよい傾向に導いたものと思う。

(11)

阿久井:家族関係と性格との統計的研究(第三報)       245 この結果から「女性化」は出現する機会が多いが,「男性化」は社会的規制に抑圧され て出現の機会は少ないように思う。

(5)性的構成と性格

イ 調査の内容

同胞数3人の者から性的構成が次の各項に該当するものを選び出し調査した結果第六表

を得た。

⑦ ⑳一・女…女………太郎・二姫

・    ■    ●

② 女→㊧→女…・・一姫・二太郎

■    ●    o

② 女一・女→㊥……準一姫・二太郎

o    ●    ●

④ ㊧→男→男……一姫・二太郎

●     o

⑤ 男→㊧→男…一太郎・二姫

.    ■

⑥ 男一・男→㊧…・・準一太郎・二姫

暦     o

同胞の性的構成と性格得点表      第六表

\\ 性格項目      i  ・      指

判断の傾向1情緒の傾向

  、

@ 、   、

@  、、 、

@   、、     、

@    \

イ査対象 \\

蹴糊礼脇

  「調i導

焔V1性性 共心1さ

公正 肇1轟さ1性 籟霧鞭性の性1性、性明朗

㊧汝一女(3・)i3…;3…「・・9平・9313・・3…・碑・932・6・13・・72・9d・・471・・9313…1・・6d2・931躍 女一⑭一女(34)3…1・・18i・・941・・6513・・61・・363・241・・5gl…13…②・8a2・9412・88i2・823…i3・59 女一女一⑭(・5)13・6713・・33…{…31・・673・273…13・671・・673・27i3……3・・乳3・273…i・…1・・93

㊧一男一男(3・)13・・燭・・6913・763・7513.8713・盟・・6313.・g瞬・4「3.3・13.253.25[3説3.細

男一㊧一男(36)13・・61…ゲ3・563・563・72i3・・9・・943・8913・・側…63・221・・94・・9413・2213・・713・22 男甥一㊧(・・)・・73合・36i3…!・・733・55i…81…81・…3…「…81・・732・64i・・7313・・σ3・・ぎ2・73

(注)1・( )内の数は調査人員を示す。

2・男一・女→女は3人同胞の出生順位を示す。

3・禽㊧等は当該欄の調査対象性別を示す。

ロ 結果の考察

かってG.Murphy and Z.S. Murphyは「家族環境が児童に及ぼす影響について」の 研究で,単なる出生順位によって示されるような表面的・形式的な児童の「家庭内の位

      、 u」はあまり意味がなく,真に重要なのは児童の家庭内の心理的な位置であることを強調

し,親の態度と児童の行動との間の関係の分析こそみのりの多い研究であると云ったが,

〔注19ノ

出生順位で長男とか長女とかになると親の世話が行き過ぎる傾向となり,子供の情神成長 がおくれ自己中心性がいつまでも残ったり,他人への依存性が強く養われる等の結果が見 られる,徒って出生順位にこだわるわけでないが,出生順位が必然的に親の態度に差異を

(12)

生じ,子供の行動に影響をもたらすから出生順位の研究が無意味とは考えらはない。

又児童の心理的・行動的特性を規制する要因としての「出生順位」は,他の種々の要因 とからみ合って作用するものであつて,その復雑な力動的関連の中から出生順位の役割を 引き出そうとするならば,その他の要因も充分考慮に入れた慎重な研究計画が立てられね ばならない。従って結果の考察に際しては,あらゆる要因を念頭に置てなすべきことは当

(注20)

然である。

本調査結果を考察するに…

男子の場合,… 一般的に兄ると,⑧女→女一〉㊥の構成が最とも好ましく,次いて②女

→⑭一〉女,①⑭一→女一・女が最下位という結果が現われたG

性格形成上好ましい性的構成は両性をぼみ一方にかたよらぬことがよいと云われてい るが,②女一・女←⑭が好ましい傾向を示したことは女性性格の影響で「始めて生れた男

く注21)

子」という性格形成上不利なハンデを矯正し,これに男性性格がミックスして好ましい 結果を示したものと判断する。

②女→⑭→女に於ては上述の女性性格の影響が中位であり,「始めて生れた男の子」

という条件も中庸であり,結果としても中位を占めたものと考える。

①㊧→女→女では長男であり,唯一人の男の子であるという,彼の家庭内に於ける心 理的位置が大きく影響して最ド位という結果を示したものと思う。

一般的に見て男子の場合,上に1〜2人の姉があることが性格形成の上に好ましい。

女子の場合・…一般的に見ると,④㊧一・男→男が最も好ましく而も優れた性格の持主 であり,⑤男→㊧→男がこれに次ぎ⑥男→男→㊧が最下位で而も非常に好ましくない結 果が現れた。

④㊧→男→男に於ては長女という位置と社会的環境等によって女性性格の好ましい点 が表現された結果からしてかかる好ましい傾向が現れたものと思う。

⑤男→㊧→男に於ては両性の間にあり,彼の女の置かれている位置・環境などがかか る結果をもたらしたものと思う。

⑥男→男→㊧に於ては長兄・次兄の次という彼の女の置かれている位置と,久しぶり に男の兄弟の中に女子が生れたという両親との関係や性格の同一化作用などの影響でか

ような結果を示したものと思う。

一般的に女子ゐ場合は上に兄が居らないほうが性格の形成にはよい。

以上要約すると,同胞には両性を含むこと,出生順位と構成は一姫・二太郎が最も好 ましい性格形成の大きな要因をなすものてあると判断す。

(13)

阿久井:家族関係と性格との統計的研究(第三報)       247

(6)女性性格と男性性格

イ 調査の内容

女性性格・男性性格なる語は再三述べてきたが,今回は同胞3人以上で,而も同胞が全 部男子の場合と,同胞が全部女子のみの場合,とに別ち該当者を選び出した。

従って男子の中には長男・次男・三男等が含まれているし,女子の場合も同様長女・次 女・三女等が含まれているが何れの場合も末っ子は除いた。

その結果は第七表・第八表である。

同胞全部男子の場合に於ける性格得点表       第七表 判断の傾向 情緒の傾向

\芝搾則皇     \調査対象\\3性

正義感 蕉離馳i鍵 共心1さ宏正

慎重  合 客

@ 理 観   1さi性1性

情安 薯閧 Pの性

審1明?ォ 朗性

蝦の同胞(8・);3・・43・3」3・・4・・963・2213・3813・・61・・7・3・・4…41・・7・1・・982・931・・731λ9613・52 豚の剛包(6・)13・23i・・43……6…3・・33…13・・313・3613…「…63……2・7・13…1・・97!λ8・12・9713・69 融早胞(23)[・・8・旨3・・gla9・3・73:・・83:3……2・9・i2・57i3・・「3・35λ4812・91[・…1・・83「3・・913・・7 榊平躯(・73)3・・8・・343・・21・・9・i3・・913・2413…{・・83[3・・23…[・・7r3…1・・941・・771・・98[3・53

(注)( )内の数は調査人員を示す。

同胞全部女子の場合に於ける性格得点表      第八表

\性格項目調査嫁\騰 公1i判断の傾向1情緒の傾向

難輝闇

共陰心1さ 慎重さ 合理性 性薪1灘糞 の性1

明朗性

畜柔の同胞(53)ト3・6413・6・13・831・・72i・・g413・87r3・49[3・2613・643…「3・42〔3・・gl3・・d3…1…9「3…

冬柔の同胞(・・){3…:…3・・銘1・・563・・d3・8・13…1・・9613・・ゴ・…13・2・「3・・ゴ・・881・・32[・・283・・

織贋胞(24)1・・92i・・9ゴ・・583・・93・58…3・5813…13…i3・251・・251・…12・753・2513…3・2513・42

       一

Sの平均値(・27)2.4413.・・t・・72[3.鵤i3・74:3・7gi3・3713・・3i・・5・b・251・・241…813・・d3・381・・24i3・・7

(注) ( )内の数は調査人員を示す。

ロ 結果の考察

男性性格・女性性格といわれる性格像が性に基づいて形成されること,つまり性格形成 の条件として,性といのものがどんな役割を果しているのかということを明らかにしょう

と試みた。

従来,女性性格の体格的条件,女性性格の体質的条件,女性性格の社会的条件等の研究 がなされて居り,特に近時は社会的要因を重視する傾向によって,性格形成の要因を社会 的,文化的条件に求めようとする関心や研究が盛んになりつつあるが,それらの成果より

(14)

離゜壌瞥蜜㌦i傷・   ,、,.。 1爾と・脚槽艇性倦(マ}1  (嗣叱榔へ喝俸)         砂.9

訊9 串嫉位@→鈴野

38 ξ 38 一・一._│噸、江 尋→@→ガ

……一…一艪P曳朔→鈴④

       ∫

齣嘯P∀〃       1一〜 ∠     ノ 、 ▽  !   一  、 レ 、!   > 1    「ノへ,

^矧・㍉1∵

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2.6 26

ゑ∫ 出生 1勲江②一→穿→† 25.

馬         

2.亭 一層噛 」頑位突→②→マ :z学      亀一      ソ

2.3 23

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32 2.乙

「ユメ

講羅謙縷縫鞭

り爵 .、旬 ?嗣 該目 裏講鞭窪灘雛鱗物  明 飼 1瀬ρ傾向

見れば男・女の性格は必ずし も身休的条件に帰せられず社会的要因に大きな関連があるこ とが明らかにされた。

(注22)

特に本研究に於ては対象者が小学校の児童という関係て,あらゆる面で社会的条件(特 に家庭社会)が性格形成の一つの大きな要因であることを指摘してきた。

今回更に同胞の性的構成から男性性格・女性性格をFig10により比較検討して見ると,

剛乞鱒同住⑪〜貌鱒嫉哲    鞠,,, 同胞全部男子のみの場合……

1;   1司龍金艶男…ト

E_一___ エ月乙全》寸テ 同胞全部が女子のみの場合より総ての点

ρ1

lll 3㌔       三       論・@ち

̀ ゼ      ぜ で劣っている,特に著しい項目は,責任

      」       渉 .ヤ

;::  ♂〆       ・      ♂ 感 根気強さ 健康安全の習慣・礼儀・

lll

勉    ∫、   .・・閂.引       「

公共心・慎重さ・情緒の安定性等に見ら

3.          ●y    、、 れる,唯一っ明朗性のみが男子が優って

3.0

蓄     ,膠      』

コ.9 いる。

2.e

これ等性格形成の諸条件については本

2」 1       一

ユ6

研究のあらゆる場に於て述べてきた所で

混∫

二:;

P

あるが,何れも彼等が過去並に現在置か

ll一       一 れている社会的条件,特に家庭社会の条

灘糠鞭灘縫難

件の影響が大きな要因をなして居る。

功餅ハ傾禽 槽蹄◎睦句 要約するに小学生時代までは女性性格,

(15)

阿久井:家族関係と性格との統計的研究(第三報)       249 男性性格なるものは,過去及現在置かれている社会的条件,主に家庭社会内の条件が大き な要因であり,これ等の諸条件は女性の性格形成には好ましい条件であり,男性の性格形 成には条件としては余り芳しくない,従って男子に対しては特に家庭社会の条件が彼等の 性格形成に好ましいよう不断の注意と,あらゆる努力を講ずるよう配慮する必要があると 判断す。

平易に表現すれば男の子の養育にはあらゆる点に留意なければならない。

たださきに一言したが小学生時代までは社会的条件(家庭社会)が大きな要因である が,中学生になると社会的条件(家庭社会・学校社会・友人社会)の外に体格的条件・体 質的条件等々重要な要因として入ってくることも推測できるが,この点については後日の 研究に待ちたいと思う。

§4.結    び

性格形成過程に於ける人間関係の重要さ,特にその幼小時の人間関係の重要さは大方の 理解する所であるが,特に親子関係はその関係の密接さと長さに於て殆んど宿命的なもの であり,子供の性格形成への規制力の大きさはいくら強調しても強調し過ぎることはない 位である。

(注23)

子供が成長するに従って経験する人間関係は,初めに親子関係,一・・縦の依存関係(上 下関係),次にきょうだい関係,・ 横の「はらから」としての対等関係,・ (縦から 横への橋渡し的な意味をもつものとしての中間的な横の関係),更に友人関係,一・横の 一対一の対等関係(横の関係)へと移り行くものであるが,何時如何なる場合でも親子関

(注24)

係は密接不離の関係を持つものである。

本研究に於て,同胞数とか出生順位とか等々に別けてその特質を把握してきたが,終局 に於ては,それぞれの場と所に於て親と子の関係が子供の性格形成に反映して種々の傾向

(型)を示したものである。

小学校児童を対象とした本研究の結果,現われた諸種の傾向を簡結に表示すれば次の通 りである。

(16)

茨城大学教育学部紀要第十二号

調査項 目「好まし唯格と好ましくな唯格の傾向

1・出生順位と性格 長子・三子。二子等の順に好ましい。

2・性別と性樹男子より好が好まい牲格の持主である・

3・発達段階と性格  小学校に於ては高学年(5・6年)より中学年(3・4年)が好ましい。

4・家庭の職業と性樹好ましさは公獺・勤め人・商業・諜・漁業・無購の順となる・

・・生活繊と性樹襲警2多少とほ1ま一致し・好しさは市部 山村゜鮒゜漁村の順

      好ましさは正常家庭・父子家庭・母子家庭・両親のない家庭の順と6.欠損家庭と性格      なる。

乱狽ノよる齢例同胞数は少な、・ほど好ましい調し・人っ子には問題がある・

8・・人っ子の性格離凝講蓼芒縷享潔翻繕難2安鍍が男子の場合

      男子には顕著に現われるが,女子の場合はその傾向は認められるが9・性格の同一化作用      明瞭には現れない。

10.性的構成と性格  一姫・二太郎の構成が最も好ましい。

11.女性性格と男幽生格 1女性には各項とも問題は少ないが,男性には問題が多い。       1

(注)1・好ましい性格,好ましくない性格については,茨城大学教育学部紀要第十一号(昭36)

P220参照

2・調査項目1〜6:茨城大学教育学部紀要第十一号(昭36)参照 3.調査項目7〜12:本号

以上述ぺてきた家族の構成条件等がそれだけで単独に家庭内の人間関係や子供の性格形 成を規制するものではなく,その他の種々の要因とからみ合って復雑微妙な全体的関連の 一因子として作用することは云うまでもない,特に我が国の祉会構造や,その歴史的構成 及び幾多の矛盾を内にはらんだ家庭生活の実状等に対する考慮をなしつつ,家族関係と子 供の性格については研究を進めるべきは当然である。

本稿に於ても,結果の考察に際しそれぞれ影響し或るいは影響するであろうと思われる 要因を探究しつつ結論的な傾向を把握したつもりである。

〔後記〕本研究に当り茨城大学教育学部出身の多数の諸兄姉に詳細な資料を提供してい ただきましたことを改めて厚く感謝いたします。

(注)引用文献

1.加藤千代司外2  個人と社会の心理学       理 想 社  昭32 2.阿久井喜三郎   家族関係と性格との統計的研究         茨大教紀11号 昭36 3.正木正・依田新  性格心理学      光丘書院  昭24 4.阿久井喜三郎   前掲

5. 全         全

(17)

阿久井:家族関係と性格との統計的研究(第三報)       251

6・ 全         全

7.辻   正 三  親子関係       福村書店  昭30 8・ 全         全

9.兼 子   宙  家庭の人間関係       大日本図書  昭36 10.依 田   新  家族の心理      培 風 舘  昭35 11.辻   正 三  前掲

12.依 田   新  前掲

13.依 田   新  性格と万能       大日本図・書  昭36 14.辻   正 三  前掲

15.依 田   新  前掲(性格と才能)

16.古旛安好  性格診断の技術       金子書房  昭35

・7・撫隔嵌性格学         白水社昭3・

18.関   計夫  教育的】生格学      岩松堂書店  昭14 20。 全         全

21・ 全         全

22.戸川行男外  性格の形成       金子書房  昭35 23.橋 本 重 治  性格診断の技術      金子書房  昭35 24.依 田   新  前掲(家族の心理)

参照

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