~ICTスマートシティ及び地域IoT官民ネットへの総務省の取組について~
平 成 29 年 9 月
総務省大臣官房総括審議官(情報通信担当)
吉田 眞人
実証事業
実証と実装の好循環
・先進的なモデルを実証し、成功例や課題を整理することによって、効
率的・効果的な社会実装を図ることができる。
・実装事業の成果から、新たなモデルのヒントを得ることによって、そ
れをまた実証していくという、好循環を生み出す。
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実装事業
(例) (例) (例)
災害に強く成長する街づくりを実現
(例)国際社会への貢献・国際競争力の強化
経済の活性化・雇用の創出
災害に強い街づくりの実現
地域が抱える様々な課題の解決
ICTを活用した新たな街づくり
どこでも行政 サービスを利用 暮らしの 安心の確保 魅力ある 住みたくなる環境 エネルギー・環境 地元産業の ICT化で活性化 環境に優しく 持続可能 高齢者等にも 住みやすい環境● センサーネットワーク、ビッグデータ、地理空間情報、共通
ID、ワイヤレス、クラウド等の最先端
の
ICTをパッケージで行政、農林水産、エネルギー・環境、医療・健康、交通等の複数分野に適用す
ることで、少子高齢化、コミュニティの再生等、地域が抱える様々な課題を解決し、我が国の持続的
な成長を目指す。
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座長
岡 素之
住友商事(株)相談役
座長代理
小宮山 宏
(株)三菱総合研究所理事長
石原 邦夫
東京海上日動火災保険(株)相談役
岩沙 弘道
三井不動産(株)代表取締役会長
清原 慶子
東京都三鷹市長
須藤 修
東京大学大学院情報学環・学際情報学府 教授
徳田 英幸
慶應義塾大学環境情報学部客員教授
(情報通信研究機構理事長)
村上 輝康
産業戦略研究所代表
清原構成員 小宮山座長代理ICT街づくり推進会議
内閣官房(IT総合戦略室)、経済産業省、国土交通省、農林水産省、厚生労働省
(敬称略)
オブザーバ
石原構成員 徳田構成員 岩沙構成員 須藤構成員 村上構成員 岡座長● 平成25年
1月16日に発足し、平成29年6月19日(月)に第14回会合を開催。
● これまで、地域再生・地域活性化に向け、
ICTを活用した街づくりの実証プロジェクトを推進。
● 現在、実証の成果の「横展開」を推進するとともに、「継続的」「自立的」な推進体制の在り方等を検
討。
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ICT街づくりにおける取組
(背景)
・
横展開(全国
39自治体)も一定数達成
・ 単機能型のサービスでは解決できない課題も
都市が抱える複雑な課題
解決の必要性
ICT街づくり
(個別実証)
H24~26
成功モデルの横展開
H27~28
成功モデルの
継続・発展
H29~
複数分野に跨がる
データを利活用した
モデルが有効
ICTを活用した街づくりへの取組の流れ
ICT街づくり推進事業 (平成24~26年度)
● 平成
24年度から3年間、地域の自主的な提案に基づくモデル事業(委託)を実施。
● 全国計
27カ所の実証プロジェクトで得られた成果について順次横展開。
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実施時期による区分 平成24年度予算 平成25年度予算 平成24年度補正予算 平成25年度予算 平成25年度補正予算ICT街づくりの成功モデルの横展開
①センサーを活用した鳥獣被害対策(長野県塩尻市) Ø 獣検知センサーが獣の侵入を検知すると、サイレン音やフラッシュ光で獣を追い払うとともに、地元 農家や猟友会に地図付きのメールを配信し、迅速な追い払いや捕獲に寄与。 罠捕獲センサーに 獣が掛かった際にも、同様にメールを配信し、獣の迅速な処理に寄与。 Ø 2年間で被害面積が85%からゼロに減少。稲作収入の増大(約7倍)が期待。 ②クラウドを活用した森林資源の情報共有(岡山県真庭市) Ø クラウドシステムとして、土地所有者情報や、ロボットセンサー(ラジコンヘリ)で把握した樹木の分 布情報や成育情報を整理し、市役所や森林組合が共有できる仕組みを構築。森林資源分布や所 有者の把握作業が2人・日/1区画から簡単なパソコン画面上の操作(1分程度)に短縮。 ③クラウドを活用した農作物の地産地消(沖縄県久米島町) Ø クラウドシステムとして、農家やホテルが余剰野菜をネット上で簡単に売買できる仕組みを構築。 Ø 一戸あたり約5万円/年の販売収入を創出し、地元農家の生産意欲向上に寄与。 ④マイナンバーカードの活用を想定した母子健康支援(群馬県前橋市) Ø クラウドシステムとして、母子健康手帳・健康診断結果の情報を電子化。マイナンバーカードを想定 したICカードで保護者や医師、保健師が情報を共有・閲覧できる仕組みを構築。予防接種の打ち 間違いの排除や、きめ細やかな保健指導による医療費の削減が期待。また、レントゲンやMRIの画 像を病院間で医師が共有・閲覧できるクラウドシステムも構築。検査の重複排除や患者負担軽減 に寄与。 Ø クラウドシステムの運営を担う一般社団法人を設立し、他地域への横展開を推進。 ⑤マイナンバーカードの活用を想定した高齢者の健康支援・買い物支援(奈良県葛城 市)Ø クラウドシステムとして、マイナンバーカードを想定したICカードを公民館のタブレットにかざすだけ で活動量計からの健康情報の把握や、健康状態に合わせたレシピの提示・食品購入といったサー ビスを受けられる仕組みを構築。 高齢者が公民館へ外出することで、地域の活性化にも寄与。ICT街づくりの成功モデル
⑥テレビとマイナンバーカードの活用を想定した防災対策(徳島県) Ø マイナンバーカードを想定したICカードと住民のテレビをIDで紐付け、テレビ画面に個人名付きの 避難指示を出すことで迅速な避難を促す仕組みや、避難所でICカードを読み取り住民の避難状 況を迅速かつ効率的に把握する仕組みをクラウドシステムとして構築。 Ø 自治体・放送局横断的な運用に向けて一 般社団法人を設立 Ø 新潟県三条市 Ø 岐阜県恵那市 Ø 岐阜県瑞浪市 Ø 徳島県阿波市 Ø 福岡県直方市 Ø 熊本県高森町 Ø 北海道中川町 Ø 福井県高浜町 Ø 兵庫県佐用町 Ø 鳥取県三朝町 Ø 鹿児島県三島村 Ø 沖縄県粟国村 Ø 沖縄県南大東村 Ø 群馬県渋川市、 沼田市、藤岡市、 富岡市 Ø 千葉県浦安市 Ø 富山県南砺市 Ø 高知県南国市 Ø 長崎県平戸市 Ø 沖縄県久米島町 Ø 岩手県大船渡市 Ø 香川県土庄町 Ø 佐賀県佐賀市 Ø 長崎県対馬市 Ø 長野県富士見町 Ø 徳島県佐那河内村 Ø 長崎県五島市 Ø 愛媛県西予市 Ø 北海道滝上町 Ø 滋賀県米原市 Ø 岡山県津山市 Ø 高知県本山町 Ø 福島県会津若松市 Ø 北海道帯広市 Ø 山梨県忍野村 Ø 和歌山県海南市 Ø 岩手県葛巻町 (鳥取県南部町モデル) 平成27年度 -22自治体-平成28年度-17自治体-横展開
横展開
横展開
横展開
横展開
横展開
スマートシティ検討WG
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目的
データを利活用したスマートシティ型の街づくりの検討のため、今後目指すべき
スマートシティに要求される事項等を専門的な視点からまとめることを目的とする。
※ICT街づくり推進会議の下に設置する。
2
主な検討事
項
(1)データを利活用したスマートシティ型の街づくりに要求される事項や留意事項
(2)上記要求される事項等に関する技術面等の課題の抽出や検討
(3)その他
※構成員からのプレゼンや自治体からのヒアリングを行うとともに、自由な意見交換を行い、検討を
進める。
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開催期間
平成28年11月から4回開催し、本年1月に第一次取りまとめ。
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構成員
<主査> 徳田 英幸 慶應義塾大学 環境情報学部 教授 関本 義秀 東京大学生産技術研究所 准教授 関 治之 コード・フォー・ジャパン 代表理事 東 博暢 日本総合研究所 主席研究員/融合戦略グループ長 吉川 尚宏 ATカーニー パートナー 大西 佐知子 日本電信電話 新ビジネス推進室 地域創生担当 統括部長 大橋 一博 ジュピターテレコム 執行役員 グループ戦略本部長 川除 隆広 日建設計総合研究所 上席研究員 佐藤 和美 清水建設 コーポレート企画室 次世代リサーチセンター副所長 小笠原 治 株式会社ABBALab 代表取締役 (さくらインターネット株式会社 フェロー)8
データ利活用型スマートシティの基本構想
ネットワーク層計画段階
• ICT関連事業者が街づくり計画段階の 初期から参画 • 自治体の首長による強いコミットメ ント • 全体を統括して横串を通す自治体内 の組織対象
• 拡張可能性や持続可能性の観点か ら、都市全体、鉄道沿線、街区が 主たる対象 • スクラッチからの開発と既存の街 の再開発への導入の2種類があるこ とに留意構築段階
• PPP/PFIなど民間と連携したファイ ナンスを活用 • 地元の有志企業からの出資 • ソーシャルインパクトボンドの活用 も考慮運用段階
• 横断的なマネジメントを行う組織が 鍵 • ICT企業がエリアマネジメント組織 に参画し、データを利活用 • PDCAを回すことで、スマートシ ティのバージョンアップを図る • 既存インフラに加え、LPWA、 MVNOなど目的に合わせ効率よく利 用 • 更にSDNや5Gの活用も視野に • ゼロからの構築では無く オープンソースの活用 • 他のプラットフォームとの 互換性を確保 • データの標準化、アプリケーションの 相互運用性確保、ベンチャーの活用が サービスの多様化に必要 • 将来的にはAIを活用した都市機能のマ ネジメント等を視野にデータ利活用型スマートシティ
希望する自治体が容易に活用する環境を整え、運用・維持・管理コストを抑制 近隣自治体等へ 横展開し、波及効 果を最大化都市が抱える多様な課題解決を実現
データ連携基盤
(モジュール&クラウドによる共通化)
農林水産 交通 観光 健康・医療 行政 気象 大企業やベン チャー企業など、 多様な 主体が参画 様々なデータを収集 サービス(データ流通)層 プラットフォーム層データ利活用型スマートシティのエコシステム
地方公共団体による全体統括
ベンダー
通信ネットワーク
提供者
サービス事業者
大学・高専等
研究教育機関
官民連携
ICT街づくり組織
市民
イベント等参画
観光、交通、医療・
健康、福祉、小売等
(自治体業務部門)
学生、研究者
サービス受益
品質フィードバック
ハッカソン等参画
データ分析 コンサルティング システムインテグレート インフラ運営 人材育成 データ提供 データ提供 データ提供 ユーザビリティ評価 研究開発協力 利用料金融機関
資金3G/4G、Wi-Fi、
LPWA、MVNO
オープンソース
プラットフォーム、
各種センサー
センサー管理ベンチャー等多様な主体
ガバナンス
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地域が抱える様々な課題の解決や地域活性化・地方創生を目的として、
ICTを活用した分野横断
的なスマートシティ型の街づくりに取り組む、地方公共団体等の初期投資・継続的な体制整備等に
かかる経費(機器購入、システム構築及び体制整備に向けた協議会開催等に係る費用)の一部を補
助。
データ利活用型スマートシティ推進事業
(
H29予算 2.4億円)
○ 補助対象:地方公共団体等 ○ 補助率:1/2データ利活用型スマートシティ
近隣自治体等へ 横展開し、波及 効果を最大化都市が抱える多様な課題解決を実現
データ連携基盤
(モジュール&クラウドによる共通化)
農林水産 交通 観光 健康・医療 行政 気象 大企業やベン チャー企業など、 多様な 主体が参画 様々なデータを収集今年度公募・採択概要
複数分野のデータを収集し分析等を行う基盤(プラットフォーム)を整備するとともに、ベンチャー企業など
の多様な主体が参画するための体制整備等を行う事業を公募し、以下の6団体を採択。
札幌市(一般社団法人さっぽろ産業振興財団)
横浜市(リアライズ株式会社)
加古川市
高松市
u
観光、交通(雪対策)、健康などの分野を対象
として、プラットフォームを構築の上、地元協
議会を設立。
u
観光分野:
Wi-Fiやビーコンからの人流情報のほ
か、民間事業者からの購買情報や交通情報など
を活用して、マーケティング分析や情報発信を
行うサービスを展開。
u
データジャケット手法を活用してデータ登録を
行うプラットフォームをクラウド上に構築。
u
データの概要情報を可視化し、多様な団体が参
画するイノベーションプロジェクトの実施を通
じて、課題解決シナリオの策定等に貢献。
u 安全・安心分野をはじめとした複数分野を対象とし て、プラットフォームを構築の上、地元協議会を設 立。 u Wi-Fiやビーコンからのログや検知情報のほか、見守 りカメラ情報等を活用し安心・安全ダッシュボード を構築するとともに、共通ポイントによるボラン ティア活動のインセンティブを付与。u
観光、防災などの分野を対象として、プラット
フォームを構築の上、地元協議会を設立。
u
レンタサイクルに設置する
GPSや、水位セン
サー等から得られるデータを活用して、観光客
の動態分析を経た施策展開や災害対応の効率化
を図る。
会津若松市(アクセンチュア株式会社)
u
MyID(FacebookやTwitterでログイン)のシス
テムの導入やマイナンバーカード認証との連
携
u
LINEを活用した市民サービスコンシェルジュ
やベンチャー等データを活用した新サービス
を提供するための開発者用ポータルの整備
さいたま市浦和美園地区
(一般社団法人美園タウンマネジメント)
u
まちのデータ(健康・モビリティ・購買)の
収集・管理・活用を可能とする
PFを構築
u
H29年度:健康、見守り、熱中症対策、イン
バウンド、市の総合サービス等をテレビ等で
情報発信する「まちのかわら版」を実施
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完成度を高め、面的拡大 [検証結果から得られた知見を生か し、、共通的なプラットフォームの完 成度を高める]