ICT実技研修講座『スコアメーカー』 1
ICT実技研修講座
『スコアメーカー』
1. 「楽譜作成モード」と「画像認識モード」
2. スキャナで楽譜を読み込む
3. 段落の設定
4. 楽譜の修正
5. 楽譜の移調
6. パート譜の作成
7. 合唱譜をパート別に分けて作成
8. 作成した楽譜を
CD へ
合唱や器楽合奏の完成形を聞く
楽譜をスコアメーカーで読み取り、PC 上 で演奏させることができる。また、CD に 焼くことも可能。パートごとの楽譜作成
合唱や器楽合奏の楽譜をパートご とに作成することができる。CD に焼 けば、子どもの自主練習に活用。学 校 で の 活 用 例
今 回 の 講 座 で は ・ ・ ・
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 2 1.「楽譜作成モード」と「画像認識モード」 今回使用するのは、「スコアメーカー7 Std(体験版)」というバージョンの ソフトです。このスコアメーカーには「Pro(プロ)」「Std(スタンダード)」「Lite (ライト)」の3種類があります。「Lite」でも楽譜の読み込みは可能ですが、リ ズム譜やタブ譜、スラーや強調記号などを認識しないため、物足りない・あと での作業が大変ということになりますので、「Pro」か「Std」をお奨めします。 まずソフトをインストールするとアイコンが出るので、起動するときはこの アイコンをダブルクリックします。すると下のような画面が出てきます。 この画面では、これから行いたい作業に移りやすいようにナビゲートしてく れます。また、説明やガイド画面にも移動できます。 またこの画面を「楽譜作成モード」画面といいます。名前の通り、一から楽 譜を作成するための画面で、楽譜作成に必要なメニューやツールなどがありま す。 「一から楽譜を作ろう!」という方はこの画面からスタートするわけですが、 おそらく多くの先生方は、すでにあるペーパーの楽譜をスコアメーカーで読み 込むところから始められると思うので、ますはこの画面から「楽譜を読み込む ための画面(画像認識モード)」に移りましょう。(ただし、読み込んだ楽譜を 編集したり、演奏したり、印刷したりするのもこの画面で行うので、後ほど戻 ってきます。)
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 3 右上の[×]をクリックし画面を閉じてから、以下の操作をしてください。 ① [ファイル]メニューから[認識モードへ]を選択します。またはツールバ ーの一番左にある[認識モード]ボタンをクリックします。 ② [画像認識モード]画面に切り替わります。 スコアメーカー最大の売りである「スキャナを使った楽譜の読み込み」を行 うのが、この「画像認識モード」画面です。 では、スキャナを使った楽譜の読み込み方や、読み込む際の注意事項を次の 章で説明します。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 4 2.スキャナで楽譜を読み込む スコアメーカーで楽譜を読み込むには・・・ という2つの手順を経ることになります。 〈スキャナを使って、楽譜を画像データとして読み込む〉 ○スキャナの準備 スコアメーカーで使用できるスキャナは、TWAIN(トゥウェイン)という 規格に対応したものです。プリンターと一体となった複合タイプでも、スキ ャナ単体のものでも、この規格に対応しているものであればOK です。(もし お手持ちのスキャナが TWAIN 非対応のものでも、楽譜を読み込む方法はあ るので大丈夫です。)スキャナとPC を正しく接続します。 ○スコアメーカーの準備 次はスコアメーカーの準備です。接続したスキャナをスコアメーカーで操 作できるように設定します。 まずは 1 で述べたように、スコアメーカーを起動し、[画像認識モード] 画面にします。そしてスキャナを選択します。 ☆スキャナの選択の手順 ①[ファイル]メニューから[スキャナ選択]を選択します。 ②[ソースの選択]画面が開きます。 ③接続したスキャナをクリックして選択します。 ④[選択]をクリックして画面を閉じます。 今後も同じスキャナを使用するのであれば、上記の①~④の操作は最初 の1回だけでOK です。
スキャナを使って、楽譜を画像データとして読み込む
画像データを楽譜データに変換する
(スコアメーカーでは「認識する」といいます)
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 5 これでスコアメーカーから接続したスキャナを操作することができるよう になりました。 ○楽譜の準備 スキャナで読み込む楽譜を用意します。できるだけ正確に読み込ませるた めのポイントは、「きれいな楽譜を用意する」ことです。書き込みや汚れ、印 刷のかすれなどがあると、うまく認識できず、後で「誤認識した部分を一つ 一つ修正する」という大変な苦労をすることになります。また、手書きの楽 譜も読み込みには不向きです。 ○楽譜をスキャンする ①楽譜の1ページ目をスキャナにセットします。上下の向きに注意してく ださい。 ②「認識パネル」の[スキャン]をクリックします。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 6 ③「プロジェクト名の入力」という画面が開きます。 取り込みを行う楽譜の曲名などを入力しOK ボタンを押します。 ④スキャナのドライバソフトが起動します。画像の種類を「グレースケー ル」(または白黒写真)に、また、解像度は400dpi(およそ350~ 450dpi)に設定してください。 *重要 ⑤[プレビュー]がある場合は、プレビューして楽譜の向きはやスキャニ ングの範囲などを確かめてみてください。 ⑥設定ができたら、スキャンします。取り込む楽譜の範囲を指定し、[スキ ャン]のボタンをクリックして、スキャンを実行してください。スキャ ンが完了すると、自動的にスコアメーカーの画面に戻り、取り込まれた 楽譜が画面右下に大きく表示されます。またスキャンした画像は画面上 部の[画像リスト]に登録され、小さなプレビューが表示されます。プ レビューの下には、画像ファイル名が表示されます。ファイル名は、③ で入力した[プロジェクト名+ページ番号]となります。また「段落設 スキャナの種類によっては、自動的に非常に高い解像度でカラー画像と して取り込みを開始してしまうものがあります。その場合は、ドライバソ フトの設定モードを切り替えて、画像のタイプや解像度などを手動で設定 できるモードに切り替えて使います。 解像度の設定値は、取り込む楽譜の五線サイズ(第1線から第5線まで の高さ)によって、適切な値にする必要があります。五線のサイズに応じ て、下記の公式で適切な解像度を求めてください。 適切解像度=(7×350)÷印刷楽譜の五線の高さ(mm) スキャナのドライバソフトによっては、100dpi 間隔でしか設定値を変 更できないものもあるようですが、計算した解像度をそのまま値にできな い場合は、高めの値を設定するようにしてください。
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画像リスト
定」ウィンドウに各段落の構成が表示され、[パート構成]ウィンドウに、 楽譜全体のパート構成が表示されます。 ⑦そのまま2枚目以降の楽譜をスキャンします。楽譜の2ページ目をセッ トして、②~⑤を繰り返しして、取り込みます。「プロジェクト名の入力」 は出てきません。「画像リスト」に取り込んだ楽譜が表示されます。 〈画像データを楽譜データに変換する〉 あとは、スキャンした画像データを楽譜データに読み替えるだけです。こ の操作をスコアメーカーでは「認識」といいます。 ①画面左の[認識パネル]の[認識実行]をクリックします。 ②「プロジェクト名を保存しますか?」と表示されるので、「はい」をクリ ックします。ICT実技研修講座『スコアメーカー』 8 ③[名前を付けて保存]画面が開きます。 ④[保存する場所]で保存先を選択します。 ⑤[ファイル名]欄には、スキャンするときに入力したプロジェクト名が入 っています。 ⑥[保存]をクリックします。 ⑦認識が始まり、[認識中]という画面が表示されます。 ⑧認識が終わると、自動的に[楽譜作成モード]画面に切り替わり、認識 された楽譜ファイルが表示されます。 *複数のページをスキャンした楽譜も、この[認識]の過程で一つの楽譜 として認識されます。 これで、楽譜の完成です。試しにツールバー(画面上)の[再生ボタン]か、 演奏パネル([表示]メニューの[パレット/パネル]のリストに[演奏パネル] があるので選択する)をクリックして演奏させてみてください。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 9 3.段落の設定 合唱譜などで、前奏部分など、休みが多く合唱パートを省略してピアノパー トだけが記されていることがあります。 このように、複数のパートを持つ楽譜では、段落(左が1本の小節線で結ば れたひとまとまりの五線のこと)によって表示されているパート数が異なる場 合があります。そういう場合は、認識する前に各五線のパート設定が正しいか どうか、[段落設定ウィンドウ]と[パート設定ウィンドウ]を使って確認しま す。 ここではサンプルとして用意されている 「冬景色@001.bmp」、「冬景色 @002.bmp」の2ページの画像を使って実際に作業をおこなってみます。 認識モードに切り替えて[ファイル]メニューの[新規認識]をクリックし てください。 ①画像ファイルウィンドウにある「冬景色@001.bmp」、「冬景色@002.bmp」 を、それぞれダブルクリックして、画像リストに登録します。 ②まず画像リストに登録された「冬景色@001.bmp」、をクリックして、「段落 設定ウィンドウ」を見てください。 取り込んだ楽譜画像から五線が検出され、検 出された段落の構成が表示されています。 「冬景色」は、歌のパートとピアノ伴奏のパ ートの計2パートの楽譜ですが、歌のパートは 2段落目から登場します。 上の段落から順番に見ていくと、1段落目は ピアノパートだけ。 2段落目に歌のパートが出てきます。 3段落目が・・・2段落目と同じく歌とピア ノパートであるはずが、単独譜表が3パートと 検出されてしまっています。 ③3段落目の2パート目は、単独譜表2パートではなく、大譜表として認識し たいのですから、ここで2つの単独譜表を1つの大譜表に変更します。3段 落目の2パート目の五線部分をクリックしてみいてください。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 10 「単独譜表類」と「大譜表」がリストで表 示されますので、「大譜表」をクリックして 選択します。 ④大譜表に変更したら、[パート構成ウィンドウ]を確認します。 はじめは、4パートとして検出されていましたが、[段落設定ウィンドウ] で譜表の変更を行ったことで、1パート目に歌のパート、2パート目にピ アノ伴奏、という2パートの構成になります。 ⑤[認識実行]をクリックして、「冬景色」を認識しましょう。 認識が終了したら、演奏を聴いてみてください。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 11 4.楽譜の修正 楽譜を認識したら、演奏パネルの再生ボタンを押して、さぁ演奏・・・あれ!? 聴いてみると、なんかおかしなところがあるぞ・・・そんなときは楽譜を修正 します。 ○小節エラーの表示 小節内の音符や休符が、設定した拍子記号分きちんと埋まっているかどう かチェックします。 [画面]メニューから[エラー]を選択してチェックを付けるか、または ツールバーの[エラー小節の表示/非表示]ボタンをクリックしてオンにし ます。するっと、設定した拍子記号より音符や休符が多く入力されている小 節は赤く、また足りない小節は青く表示されます。 ミスが見つかったら、もとの楽譜と照らし合わせて確認します。 ①[認識画面モード]へ戻り、先ほどの「冬景色」の楽譜を削除します。 「冬景色@001.bmp」、「冬景色@002.bmp」をそれぞれ右クリックして「消 去」ボタンをクリックします。または、「冬景色@001.bmp」、「冬景色 @002.bmp」をそれぞれ選択して、ツールバーの「消去」ボタンをクリック します。 ②[画像ファイルウィンドウ]にある「モルダル@001.bmp」をダブルクリッ クします。 特に修正がないので、そのまま[認識実行]をクリックします。 ③[エラー小節の表示/非表示ボタン]をクリックします。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 12 ○音符・休符の入力 音符や休符の入力では[入力パレッ ト]を使用します。 この[入力パレット]には、全部で 5種類のパレットが重ねられていま す。音符の入力で使用するのは、一番 上の[記号パレット]です。パレット 左の[♪記号]をクリックすると開き ます。([入力パレット]が見当たらな い場合は、[表示]メニューから[パ レット/パネル]を選択してチャック を付けると開きます。) 入力したいものをクリックし、カー ソルを五線譜上に動かすと、カーソル が青い音符(休符)となって動くので、 入力したい位置に合わせて再度クリ ックすると入力することができます。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 13 ○音符・休符の削除 間違って入力してしまった音符や休符を削除するには2つの方法があり ます。 <選択カーソル+Delete キー> ツールバーの[選択カーソル]をクリックすると、カーソルが矢印になりま す。削除したい音符(休符)の位置にカーソルを合わせるとオレンジ色になり ます。クリックすると緑色に変わるので、この状態で Delete キーを押すと、 削除できます。 複数の音符(休符)を削除したいときは、選択カーソルで音符を囲むように ドラッグ(左ボタンを押しながらカーソルを移動)すると、囲みの中の音符(休 符)全てが選択されます。 <消しゴムカーソル> ツールバーの[消しゴムカーソル]をクリックすると、カーソルが消しゴ ムになります。削除したい音符(休符)の位置にカーソルを合わせてクリッ クすると、直接削除できます。 記号の入力、削除も音符(休符)と同じ要領で行います。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 14 ④5パート目の4小節目がエラー表示されているので、修正します。 ⑤手元に楽譜があれば、そちらを見て修正します。ない場合は、[表示]メニ ューから、「パレット/パネル」をクリックし、[元画像]をクリックします。 すると、読み込んだ楽譜の下に[元画像]ウィンドウが現れます。こちらを 見ながら修正します。 ⑥元の楽譜の音符(4分音符)が8分音符になっているので、4分音符に修正 します。(見づらいですが、オレンジ色の音符です)
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 15 ⑦音符を削除して修正する方法でもよいの ですが、ここでは左側に表示されている [プロパティウィンドウ]から変更する方 法を紹介します。 間違っている音符にカーソルを合わせ 選択すると緑色になり、[プロパティウィ ンンドウ]を見ると「8分音符」となって います。この「8分音符」をクリックする と、リストが表示されます。表示されてい るリストから「4分音符」を選択しクリッ クすると修正されます。 「認識」後は、音符(休符)以外の記号も間違えて認識されることもあるの で、そちらも確認します。 ○より快適に楽譜を修正するための、ちょっとしたテクニック <ドラッグ入力> 例えば「4分音符を入力し、次に2分音符を入力したい」とします。 今まで学んだ手順では、 ①4分音符を入力 ②パレットから今度は2分音符を選択 ③五線譜の入力したい場所へ・・・ となるわけですが、もっと便利な方法があります。 それが「ドラッグ入力」です。 ①4分音符を入力 ②次の2分音符を入力したい位置にカーソルを合わせる ③クリックした指を離さず左右にカーソルを移動(つまり「ドラッグ」する) すると、青い音符が右にドラッグすると長くなり、左にドラッグすると 短くなります。入力したい音符(この場合は2分音符)が表示されたとこ ろで指を話すと入力完了です。 <右クリックの活用> パレットでは音符(休符)を選択した状態(音符が緑色)で、楽譜の上 で右クリックします。すると長~いメニューが開き、音符や休符のリスト
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 16 がズラッと表示されます。あとは入力したい音符(休符)を選択し、クリ ックすると、入力したい音符(休符)の種類を変えることができます。 右クリックの利点は、「いちいちパレットを開かなくてもよいこと」「ド ラッグ入力と違い、音符→休符、休符→音符の切り替えができること」で す。 この右クリックで気をつけなければならないことは「符点」です。パレ ットで符点音符や符点休符を選択した状態で右クリックをし、リストから音 符や休符を選択すると、常に符点が付いた状態になります。符点を取りたい ときは、リストの「符点」メニューから「なし」を選択してください。 <アンドゥ・リドゥ> 直前の操作を取り消すことができるのが「アンドゥ」です。[編集]メニュ ーから[アンドゥ]を選択するか、Ctrl キー+Zキーでも「アンドゥ」にな ります。 「アンドゥ」を行った後、[編集]メニューの[リドゥ]を選択すると、取 り消した操作を再度実行し直すことができます。Ctrl キー+Yキーでも「リ ドゥ」になります。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 17 5.楽譜の移調 元の楽譜のキー(音程の高さ)が児童の声域と合わない(高すぎる、低す ぎるなど)ことは、よくあります。そのようなときは、楽譜を移調してみま しょう。 移調には、「楽譜全体を移調する」「一部の小節やパートだけを移調する」 の2つの方法があります。 <楽譜全体を移調する> ①[ツール]メニューから[移調]を開きます。 ②[楽譜の移調]画面が開きます。 ③[移調範囲]で[楽譜全体]を選択します。 ④[変更後の調]欄下の[<]または[>]をクリックして、変更後の調 を選択します。または、[度数で指定]でも移調できます。 <一部分の小節やパートだけを移調する> 移調したい小節範囲(またはパート)を選択してから、上記の①~④を 行うと、選択した範囲だけ移調することもできます。ただし③で[選択し た小節]を選択することを確認してください。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 18 6.パート譜の作成 スコアメーカーではパート別の楽譜(パート譜)を簡単に作ることができ ます。この機能は、パートごとの音源を作成するにも大変重宝する機能です。 とても簡単な作業です。 <スコア譜の中から指定したパートのパート譜を作る方法> ①スコア譜を開き、パート譜にしたいパートを選択します。 モルダウの楽譜を選択して開きます。Part1 の文字のところをダブル クリックして選択します。選択したパートはオレンジ色になります。 ②[ファイル]メニューから[パート譜の作成]を選択します。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 19 ③スコア譜とは別の画面が開き、パート譜が作成されます。 *複数のパートを選択 ①Sift キーを押したままで選択したいパートをダブルクリックすると、そ の範囲すべてが選択されます。 ②Ctrl キーを押したままで選択したいパートをダブルクリックすると、選 びたいパートを選択することができます。 複数のパートを選択した後、[パート譜の作成]を実行すると、[パー ト譜作成オプション]画面が開き、セットになったパート譜を作るか、パ ートごとに別々のパート譜を作るかを選択することができます。 <全パートのパート譜を一括して作る方法> ①スコア譜を開いておきます。 ②[編集]メニューから[全体を選択]を選択します。 ③全パートの五線が選択され、楽譜全体がオレンジ色になります。 ④[ファイル]メニューから[パート譜の作成]を選択します。 ⑤[パート譜作成オプション]画面が開くので、[選択したパートをそれぞ れパート譜にする]を選択し、OKボタンをクリックします。 ⑥全パートが、それぞれ別ファイルに書き出され、作成されたパート譜が開 きます。 作成したパート譜は、それぞれに名前を付けて保存しておきましょう。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 20 7.合唱譜をパート別に分けて作成 合唱譜などでは、複数のパートが同じ五線上に書かれていることがあります。 このような楽譜からパート譜を作る方法を覚えると、パート別の合唱指導が楽 にできるようになります。 スコアメーカーでは、合唱譜におけるパートのことを「声部」と呼びます。 ここでは、声部1を1パート目に残し、声部2を2パート目に移す方法を練 習します。 認識した楽譜もしくは、データを打ちこんだばかりの楽譜の2声の楽譜は声 部がフリーになっています。 その声部を「声部1」と「声部2」に分けます。 まずは下記の楽譜を作ってみましょう。 符点が上向き(下向き)の音符を入力するときは、入力パレットで音符を選 択した後、[プロパティ]画面の[符点の向き]で「上向き(下向き)」を選択 してから、音符を入力します。 3、4小節目のように、一つの音符に符尾が2本付いている音符は、上記の 要領で上向きと下向きの音符を同じ位置に入力すると作成できます。
「入力パレット」で音符を選択
プロパティの「符点の向き」で
符尾の上(下)向きを決める
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 21 上部の音符を[選択カーソル]で選択すると[プロパティ]欄の声部がフリ ーになっていることを確認してください。 パートを選択(カーソルを下の図の位置に持ってきてダブルクリック)して、 声部を自動的に割り振ります。 ①パートを選んで五線譜をオレンジ色にします。(選択したいパートを選ん で、五線譜の左端でダブルクリックします。)
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 22 ②[パート]メニューをクリックして、[自動声部割振り]をクリックしま す。 これで割振りができました。では、声部がどうなったか見てみましょう。 ③[表示]メニューの[情報表示]にチェックを入れることで声部ごとに 色分けされます。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 23 ④パートを追加します。 [パート]メニューの[パートの追加/挿入]をクリックします。 ⑤[表示]メニューの[選択対象声部]から[声部2]をクリックします。 [声部2]以外は薄く表示されます。 ⑥1パート目を選択します。 [編集]メニューの[コピー]をクリックし、楽譜をコピーします。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 24 ⑦2パート目(追加したパート)を選択します。 [編集]メニューの[貼り付け]をクリックします。コピーされた「2 声部」の楽譜が2パート目に貼り付きます。 ⑧1パート目の「声部2」の音符を範囲選択で選択します。 範囲選択・・・左クリックをしたままカーソルを移動すると四角い枠が できます。その範囲内が選択されます。 ⑨パソコンキーボードの[Delete]キーを押します。 ⑩[表示]メニューの[選択対象声部]をクリックし、[すべて]を選択し てクリックします。楽譜の表示を元にもどします。
ICT実技研修講座『スコアメーカー』 25 8.作成した楽譜をCDへ パートごとの楽譜を作成するだけではなく、パートごとの音源やCDを作成 することもできます。ここでは、スコアメーカーで作成した楽譜からCDを作 る方法を紹介します。 スコアメーカーで作成した楽譜は「SDX ファイル」(拡張子は.sdx)という形 式で作られています。これを音響機器で鳴らすことのできる「オーディオファ イル」に変換する必要があります。オーディオファイルには何種類かあるので すが、スコアメーカーで扱えるオーディオファイルは「WAVE データ」(拡張子 は.wav)です。 ①変換したいファイルを開いておきます。 ②[ファイル]メニューの[エクスポート]から[WAVE]を選択します。 ③[WAVE エクスポート]画面が開きますので、保存する場所を選択し、 ファイル名を入力して変換します。 ④[Windows メディアプレイヤー]などのアプリケーションを使って保存 した楽曲をCDに焼いていきます。 *出典 ○KAWAIスコアメーカー講習資料 ○スコアメーカー7std 付属リファレンスマニュアル