昆 虫 f l l 石 群 集 か ら 得 ら れ た 先 史 ∼ 歴 史 時 代 の 古 環 境 変 遷 森 勇 一 ( 三 重 大 学 ・ 生 物 資 源 学 部 ) YuichDOII;Pale(妃nvilヽgIenta171`r711nsitionofthePre咄咄toricaland 1{ist()rica1Agel;BasedontheFossi1臨1ectsAsselllages I。はじめに 日本のような湿潤な気候下で,しかも有機質に富む土壌中には外骨格がキチン質からなる昆虫化 石(昆虫遺体ともいう)が普遍的にかつ多数保存されている。また昆虫は花粉や珪藻化石のような 古生物資料にくらべ死後の移助が少ないことから,遺跡周辺の古環境の復元に有効である。筆者は これまでに愛知県内外の遺跡の調査を通じて多くの昆虫化石を抽出し,古環境復元に役立つ指標性 昆虫の特定と分析を試みてきた(森:1988,森:1989,森ほか:1990,森:1992,森ほか:1992, 森は尤p:1993)。小論では遺跡を埋積した地層の層相,昆虫および珪藻化石等の調査・分析結果よ り,先史∼歴史時代における古環境変遷の概略について紹介する。 II。試料および分析方法 本論で扱う遺跡は,富沢遺跡(宮城県仙台市;旧石器時代を中心に古墳時代まで)・松河戸遺跡 群(愛知県春日井市;縄文時代中期∼江戸時代)・朝日遺跡(愛知県清洲町ほか;縄文時代中・後 期∼中世)・池ケ谷遺跡(静岡県静岡市;縄文時代晩期∼平安時代)の4遺跡(群)である(図1)。 富沢遺跡における分析試料は,第30次調査Ⅲ区東端の柱状サンプル(4層∼30層)から主にブロッ ク割り法によって抽出した1111:料,旧石器時代の地層(25層∼27層)中より整理作業の過程で水洗選 別された試料の2試料である。富沢遺跡の遺物包含層の放射性炭素年代は,26層および27層中の樹 木の年代で19,500560y.B.P.(GaK13769)∼23,870860y.B.P.(GaK13770)の間の11点の年代 値が得られている。 松河戸(隣接する町田・勝川の両遺跡を含む) ・朝日・池ケ谷の3遺跡における昆虫分析試料の 採取層準とその相対年代については表1∼表3に, その放射性炭素年代については表4∼表6に示し た。なお,各遺跡の相対年代はすべて出土した考 古遺物によっている。またそれぞれの遺跡の分析 試料採取地点における地層断面図(地質柱状図) は図2∼4に示した。 昆虫化石の抽出は,ブロック割り法に泡沫浮遊 選別法を併用して行なった。昆虫の検出にあたっ てはアサヒベンタックス単眼顕微鏡(20倍)を利 用し,実体顕微鏡下でクリーニングののち,一つ ずつの節片について筆者採集の現生標本,および 大阪市立自然史博物館・国立科学博物館の現生標 5 9 図 1 . 昆 虫 分 析 試 科 の 採 取 遺 跡 1 . 富 沢 遺 跡 2 . 松 河 戸 遺 跡 群 3 . 朝 日 遺 跡 4 . 池 ケ 谷 遺 跡
表1.松河戸ia跡群の昆虫分析試料採取場所およびその相対年代(数字は湿潤重量) 松 河 戸 遺 跡 (QA,E,63A,891)c,91Ab,B) 町 田 遺 跡 (62A,B) 勝 川 遺 跡 ((52F,62A〉 江戸時代後期 灰白色S/ルト層(100Kg) 江戸時代前期 黒灰色S/ルト層(85Kg) 鎌 倉 時 代 暗灰色S/ルト層(80Kg) 平 安 時 代 灰白色砂質S/ルト層(60Kg 腐植質シルト層(60Kg) 奈 良 時 代 黒灰色S/ルト層(120Kg) 古 墳 時 代 黒灰色S/ルト質粘土層(80Kg) 腐植質S/ルト層(85Kg) 弥生時代後期 腐植質S/ルト暦(60Kg) 弥生時代中期 黒灰色S/ルト層(20Kg) 縄文時代晩期 暗灰色腐植質S/ルト層G50Kg) 縄文時代後晩期 黒灰色腐植質シルト層(10Kg) 縄文時代中期 泥炭質シルト層(140Kg) 泥炭質S/ルト層(100Kg) 表2.朝日遺劾;の昆虫分析試料採JI叫1所およびその相対年代(数字は湿潤重量) 縄二文:中後期 腐植質S/ルト ∼泥炭層 弥生中期 暗灰色 S/ルト層 智謀題凱 暗灰褐色 長話ト層 !sa;生後期 ∼古墳 暗灰色 S/ルド層 古墳 暗褐色 シルト層 中世 灰色 粘土層 63B区旧河道堆積物 105Kg 115Kg 63A 区溝堆積物 40Kg 6鸚婁 80Kg 63A旧河道堆積物 240Kg 表3.池ケ谷遺跡の昆虫分析試料採取場所およびその相対年代(数字は湿潤重量) 地 層 名 層 相 時 代 1/2区 6 区 7 区 C 層 灰白色1/ルト層 9.4Kg D I 1 層 泥炭層 26.4Kg D I 2 層 泥炭層 26.4Kg D Ⅱ 1 層 泥炭層 28.4Kg D n 2 層 泥炭層 22.9Kg DⅢ層水田 灰褐色粘土層 平安時代前期 234.8Kg EIV層 灰白色S/ルト層 56.4Kg F I 1 層 泥炭層 37.3Kg F I 2 層 泥炭層 27.9Kg F[I層水田 黒泥層 弥生後期∼古墳時代 170.8Kg Frv層水田 黒泥層 8.6Kg G □ 泥炭層 縄文時代晩期? 31.35Kg 6 0
表4.松河戸遺跡群における分析試科の放射性炭素年代偵 6暗灰色砂質シルト層 5凧褐色粘土層 4 青 灰 色 シル ト 層 3暗灰色腐植質シルト層 2 青 灰 色 粗 粒 砂 層 1 4 . 0 0 f n 4・町 2280 80y.B.P.(GaxIS43B)木片 2380 80.B.P.(GaK15437)木片縄文時代晩期分析試料採取層準 3050 110.B.P.GaK15436植シルト縄文時代晩期分断試料1采1双層準 2850 120y.B.P.(GaK13821)腐植質シルト 2 8 7 0 1 1 0 . B . P . G a K 1 3 5 2 5 繩 文 時 代 後 ・ 晩 期 分 折 試 料 採 取 層 準 3120 120.B.P.GaK13521腐植シルトテフラ(MT)降灰層準 3760 150y.B.P.(Gax15435〉腐植質シルトテフラ(MT)降灰層準直下 3120=t120y.B.P.くGaK13810)腐植質シルト 3770 120y.B.P.(GaK13811)木片 4400 100y.B.P.(GaK13809)腐植質シルト 4470 130.B.P.GaK13808 4640 130.B.P.GaK13807 5000 100.B.P.GaK13805゛ 5260 100.B.P.GaK13806木 テ フ ラ ( M T ) 降 灰 層 準 縄文時代中期分1斤試参11采取層準II 縄文時代中期分析試料採取丿琶準n 縄文時代中期分析試料採取層準1 縄文時代中期分析試料採取層準1 \ ・ 松 河 戸 火 山 灰 層 ( M T ) 標高+12.5m 1020 130y.B.P.(Gax13816)木片 1260 100.B.P.GaK13820木片奈良時代分析試料採取暦準 1600 100y.B.P.(Gax13819)木片 1930 80.B.P.GaK13815片古墳時代分析試料1采取層準 2 1 3 0 1 0 0 . B . P . G a K 1 3 8 1 8 弥 生 時 代 後 期 分 蚕 齢 料 採 取 層 準 1 9 1 0 9 0 . B . P . G a K 1 3 8 1 2 弥 生 時 代 中 期 分 析 試 料 採 取 層 準 2 1 4 0 1 0 0 . B . P . G a K 1 3 8 1 7 弥 生 時 代 中 期 分 蚕 齢 料 採 取 層 準 5230 130y.B.P.(GaK13814)腐植質シルト 8340 90y.B.P.((;aK13813)腐植質シルト (下線を施した数値は,いずれも昆虫化石を分析した試料の年代値である。) 年 代 測 定 は 学 習 院 大 学 放 射 性 炭 素 年 代 測 定 室 お よ び 名 古 屋 大 学 年 代 測 定 資 料 研 究 セ ン タ ー に 依 頼して求められた値である。なお,ここでの年代値はすべてLIBBYの半減期557p年を使用し,1950 年 よ り 起 算 し た も の を 用 いて い る 。 C C 0 5 m 22380 80y.B.P. 13050 110y.B.P. 図 2 . 松 河 戸 遺 跡 8 9 D c 区 に お ける 浅 谷 地 形 と 昆 虫 試 料 採 取 位 置 1 青 灰 色 砂 層 W C C C C C C C C年代浚』定値 73120 120y.B.P, 63770 120y.B.P. 5刹00 100y.B.P. 4利70 130y.B.P. 34640 130y.B.P. 25000 100y.8.P, j5260 100y.B.P, C l ・ 4 ・ 6 : 木 片 C2・3・5・7:泥皮 M T : 松 河 戸 火 山 沢 層 図 3 . 松 河 戸 遺 跡 群 ( 町 田 遺 跡 6 2 B 区 ) に お け る 浅 谷 地 形 と 昆 虫 試 科 採 取 位 置 61
表5.朝日遺跡における分析試料の放射性炭素年代値 3 2 7 0 1 3 0 . B . P . N U T A 1 7 3 2 泥 の 縄 文 時 代 中 ・ 後 期 分 析 試 料 採 取 層 準 顎 儒 7 0 . B . P . 間 T A 1 7 2 9 泥 の 3760 100.B.P.(NUTA1728)泥炭層中の植物細片 3710 90.B.P.aUTA1727)泥炭層中の植物木片 4090 250.B.P.NUTA1726泥の 3970 70y.B.P.(Gak14000)泥炭 4610 120y.B.P.(Gak14004)材 4620 90y.B.P.(Gak13997)材 4670 80y.B.P.((lak14002)泥炭 4700 100y.B.P.(Gak14005)材 4810 100y.B.P.(Gak14003)材 4870 90y.B.P.(Gak13996)材 5640 120y.B.P.(Gak皿皿)材 同 同 同 同 縄文時代中・後期分析試料採取層準下位 同 同 同 同 同 同 同 (下線を施した数値は,いずれも昆虫化石を分析した試料の年代値である。) 表6.池ケ谷遺跡における分析試料の放射性炭素年代値 池ケ谷遺跡(6区) 試料の種類昆虫分析試料の相対年代 D I 1 1 5 0 2 4 0 . B . P 、 N U T A 2 4 9 1 シ ル ト D I I 上 。 1 1 1 0 1 8 0 . B . P . I J U T A 2 4 9 0 シル ト DII層下部1150 170.B.P.(NUTA2489)シルト DⅢ層下部1330 150.B.P.(11UTA2480)腐植質シルト条里型水田(平安時代)分析層準 FI層1860 190.B.P.(NUTA2488)腐植シルト F I I ロ 2 1 8 0 1 5 0 . B . P . N U T A 2 3 6 5 弥 生 後 期 ∼ 古 墳 時 代 初 頭 水 田 層 準 F I I 下 。 2 3 3 0 1 4 0 . B . P . N U T A 2 3 6 4 弥 生 後 期 ∼ 古 墳 時 代 初 頭 水 田 層 準 G □ GII層2830 330y.B.P.印UTA2486)腐植質シルト GⅢ層3800 230y.B.P.印UTA2485)腐植質シルト (下線を施した数値は,いずれも昆虫化石を分析した試料の年代値である。) 年代測定a (y.B.P、) 3720130 3720よ70 3?601100 L = 0 . 0 0 0 m ● 3710190 10cml r 一 一T r y 一 一1r一 一 y 一 一 4 一 一 r _ . W 晶 一 ご ? . ? . 7 y y r T 一 一T r r 一 y 一 一T Y で 一 一y y _ Y _ y r Y 一 一T y T 一 一 T 一 一 T y 一 一 y T Y 一 一¥ 一 T Y 一 Y γ 一 _ y 一 一yy 一 一 y 一 一 Tr 一 一 r ●A28 ●27 ● ● ● ● ● ● ● ・ ● ● μ ● ●15 ● ● ● ● ●10 ● :4 ● 5 ● A 4 鳩巴パミス以 喘晴物 嵐喝巴ほ物MI夏じり腐MXシルト層 荼喝巴μ物μ浚じりIU賃シルト纒 嵐泌巴M柚1しlじり罠lふ萬シル1層 一仄白巴中IQ・心{5mm} 昆 虫 試 李 4 採 収 位 置 SI磯巴植物皿じり良植翼シル|・l 図 4 . 朝 日 遺 跡 ( 縄 文 時 代 ) の 昆 虫 分 析 試 料 採 取 地 点 に お け る 地 質 柱 状 図 一62
本の各部位と顕微鏡下で比較・検討しながら同定した。 目の分類およl:J゛検索は,主に森本ほか (1984)・平嶋ほか(1989)によった。また,食糞性昆虫など個々の昆虫の生態については筆者ら の観察所見に加え,益本(1973)・中根(1975b)・安田(1987)・春沢(1989)等を参考にした。 同定後の標本は,エチルアルコール(50%)を十分噴霧したのち,土ごと密閉ケースに入れ愛知県 埋蔵文化財センター収蔵庫にて保管している。 また,昆虫化石の抽出と併せ,昆虫分析層準をl=p心に各遺跡の基本土層について珪藻分析を実施 した。 Ⅲ。分析結果 1.富沢遺跡 昆虫化石のリストを表7に示した。昆虫化石はS∼27層(旧石器時代)・11∼12層(縄文時代) ・8層(古墳時代)の3層準より多く発見された。富沢遺跡産の昆虫化石は現時点での集約数で計 460点である。 26層をはさんで25層および27層(旧石器時代)より産した昆虫化石は計195点(個体数でなく節片 ないし破片数;以下同様)であった。地表性歩行虫のゴミムシ科(17点)の多産と,ルリバネナガ ハムシ(2点)などのハムシ科(12点),キンスジコガネ(2点)・スジコガネ(1点)をはじめ としたコガネムシ科(6点),スゲヒメソウムシの一種(30点)など,草本や樹葉(針葉樹)を食 害する食葉性昆虫によって特徴づけられる。ほかに湿地帯に生息するオオミズクサハムシ,シラハ タミズクサハムシ各1点ずつ,および水生昆虫のクロヒメゲンゴロウ(6点)などを産した。 2.松河戸遺跡群 松河戸遺跡群より産した昆虫化石は計5239点,うち種レベルまで同定できた昆虫は86種1176点 (22.5%)であった。目および科・属レベルまで同定できた昆虫は,1目2点・16科価轟点・6亜科 671点・12属425点(族および亜属を含む)の計1949点(37.2%)であった。なお,現時点では所属 不明および未分類の甲虫目として扱った昆虫は2113点(40.3%)であった。主な昆虫化石の時代別 の出現率を図5に示した。 時代ごとにみると,縄文時代中期1045点,縄文時代後∼晩期14点,縄文時代晩期510点,弥生時代 中期67点,弥生時代後期341点,古墳時代165点,奈良時代579点,平安時代113点,鎌倉時代504点, 江戸時代前期921点,江戸時代後期980点であった。 昆虫の生息環境および生態による分類では,湿原ないし湿地帯に生息するネクイハムシ類194点 (3.7%),ネクイハムシをのぞく水生昆虫243点(4.6%),食糞性昆虫88点(1.7%),食植性昆 虫2187点(41.8%),地表性歩行虫403点(7.7%)であった。所属不明および未分類のために生態 が判明していない昆虫片が2113点(40.3%)存在するが,それらの大半は食植性昆虫の微小節片に あたるものと推定される。 A.縄文時代中期 山間の渓流やi鬼れの付近に棲むマメゲンゴロウ属の一種を多産した。ゴミムシ科やコアオハナム グリ・アオハナムグリおよび森林性のコガネムシ科に加え,カナブン・シロテンハナムグリなどの 樹液に集まる種群も多く発見された。ネクイハムシ亜科のなかには,不明瞭な前側隆起,背面に点 6 3
φ 忿 I 占 垢 t j i 垢 恩 山 品 U o l 1 o L m M W j o n l o o l 1 1 1 1 o 。 l 1 1 11 1111 i i l l l l l l l l l 1 1 1 1 l 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 l i l l l i l l l l l l o j l l l 1 1 0 1 1 1 1 5 1 1 1 o l l l l l i i i l l i l l l l 3 1 l 1 1 1 1 a3・・=・●7r一eヽl Γσ・「 〇cヽaeヽaegcヽ1・・つ一 Q e ヽ l 一 N ぐ り a 3 吋 o ● 4 N 4・ つ e り t£) i i ●一一4 つ to 9f e つ e ヽ 4 啓 罫 卜 そ y→ 4i! 一 = ト・ f4 e Q S = ゝ f 4 ● 一 一 4 r x . . 4 ●一一4 マーi ま = 一 匹 聊 以 ) Qつf eつ泌=ΞS= e7eヽl Q.αコ ・ n 一 ∼ つ ゝzこZコ eQ ゝ e Q f 4 Wヤ 一一i ・4 eヽ 1 f 4 y4 S = eり r C 9 ● 4 Cり tr) Cり 靭 Ξ yi t 4 01 Cフ ・1 や ・・4 やべ £・. gり sz e ヽ j 涵 = ・ 4 e り 極 zeり toCり C)s●「 ご eつ 靭 コ 一 Sこ y4 ・ 4 S z eヽ3eヽJ ぐ Q a . a コ u つ a コ N ・・3一 加?7・ e ヽ l 4 CヽJ一ゝ n はつ は7 eりCC C り ●一一4 e り 喫 Z ●一一4 ぐQ C゛つ ●一一4 C つ 喫 U) eQ reり ま e5eヽ3一 e り f 一 心 一 一 嗜 Wr 4 ま Cつ 卯一一i 『 喫ta C `Q 3eヽJc7・ Sこ ●一一4 C Q 一 岬 N Q ・ ● か ¥f i 加 e Q ・一一・゛ ゛ g こCN σ 1f一峙 .i はつ CC 蒔 e Cg C り C り 加 ●i 加 f1 C‰ ぐ 犬 X ) c り 一 e ヽ 1 4 一ゝ一 ぱつ Cり Cり ぱっ 靭 S eり ぐり | 咄 咄 八 ヽCX SC/つ μ j 之 Z tヽQczaμi lZコn,aj s一a.rifCコ ベCza・arJ lヽ4←aコC/3C・) , カ H 八 肖ぞ μa a4 J 4Cn一 加Qi ∼4: ロコ 瓢 S O 4四一一 ・O Ξ I U こ;a.| ヨ 詣 、 S g 、 ふ 否 生 4 尚 ふ 今 ヽ (・り護ヽ4気今ヽ 7蒜ふ命うがごく々ヽ ・?、,?、そヽ4tヽ・・4く ヽ44々、く気物・・z くく・吟今ヽk物々、 そそ々ヽな・・zS( 気仙1r く物日・μ ・吟・吟J・・z物`ふ
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k ゝ 6 k ゝ k k k k k httw.ヤ65S S i i刻と横しわを伴う前脚背板の特徴から,現在までの同定基準によればカワホネネクイハムシD四膠 iaozensilsに同定される種が少なくとも4点見いだされた。野尻湖昆虫グループ(119851)によれば, 本種は群馬県の尾瀬から最初に記載され,中部地方の山地帯と東北地方北部を中心に新潟県中部ま での日本海側の低地に分布する。南限は長野県軽井沢で本州北部の固有種とされ,昆虫分布では冷 温帯に生息する寒冷型昆虫である。 B.縄文時代晩期 ゴミムシ科62点をはじめトックリゴミムシ属・オオゴミムシなどの地表性歩行虫,コメツキムシ 科・スジコガネ亜科・サクラコガネ属・ハムシ科などの食菓性昆虫を多産した。エンマコガネ属・ ダイコクコガネ亜科・コプマルエンマコガネなどの食糞性昆虫や,ヒメゲンゴロウ・セマルガムシ などの水生昆虫も多数検出された。 C.弥生時代∼江戸時代 弥生時代中期の試料からは食糞性昆虫やゴミムシ科などが発見された。弥生時代後期の試料から はイネネクイハムシ(14点),古墳時代の試料からはネクイハムシ亜科の4種(イネネクイハムシ ・キンイロネクイハムシ・ツヤネクイハムシ・ガガブタネクイハムシ)を産した。 奈良時代では,コアオハナムグリやヒラタアオコガネ・ヒメカンショコガネなどの食葉性昆虫が 多く検出された。つづく平安時代の試料ではイネネクイハムシを多産した。鎌倉時代の試料は食葉 性昆虫の多産と,ゴミムシ科・食糞性昆虫の出現によって特徴づけられる。 江戸時代の試料からは,ヒメコガネ・ドウガネブイブイおよびスジコガネ亜科・サクラコガネ属 などのコガネムシ科の食葉群を多産した。 3.朝日遺跡 昆虫化石の同定結果を図6に示した。総点数は現時点での集約数で計9908点であった。科以上の レベル(亜科を含む)まで同定できたもの19科1157点,属レベル(族を含む)まで同定できたもの 11属130点,種まで同定できたもの66種562点であった。 A.縄文時代 小型のゲンゴロウ科・ガムシ科およびミズスマシ科に属する水生昆虫を多産した。ネクイハムシ 類が計33点発見され,そのなかには少なくとも3点のカワホネネクイハムシ(前述)が含まれる。 随伴するフトネクイハムシ(6点)もまた,昆虫分布のうえでは冷温帯に生息し,寒冷型昆虫の一 種であるとされる。ほかにコガネムシ科をはじめ,森林性の食葉性昆虫を多産した。 B.弥生時代 弥生時代中期 3種のエンマコガネ属,6種のマグソコガネ属をはじめ計47点の食糞性昆虫,およびルリエンマ ムシ・ゴミムシ科・ハネカクシ科など合計34点の食屍性ないし汚物性昆虫を産した。森林植生に依 存する種群や食葉性の昆虫はほとんど認められなかった。 弥生時代後期 サクラコガネ属(18点)・マメコガネ(15点)などの食葉性昆虫,カナブン・クロカナプンなど の森林性の昆虫群をはじめ91点の食植性昆虫を産した。ヒメゲンゴロウ属・モンキマメゲンゴロウ など清流に多い水生昆虫も20点発見された。 6 6
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6 7 4。池ケ谷遺跡 昆虫化石の同定結果を図7に示した。総点数は現時点での集約数で計1818点であった。科以上の レベル(亜科を含む)まで同定できたもの11科3亜科器婁点(19.5%),族レベル(亜族を含む)ま で同定できたもの4族1亜族20点(1.1%),属レベルまで同定できたもの13属36点(2.0%),種 まで同定できたもの33種1373点(75.5%)であった。目のレペルでとどめたものは1目4点(0.2%), 未分類および所属不明の甲虫目等は計30点(1.7%)であった。 生息環境およひご生態による分類では,湿原性ないし湿地性のネクイハムシ亜科を含む水生昆虫13 77点(75.6%),食糞性昆虫13点(0.7%),肉食性および雑食性の地表性歩行虫273点(9.6%), 食葉性昆虫など陸生の食植性昆虫65点(6.8%),その他所属不明および未分類のため生態が判明し ていない昆虫片は29点(1.7%)であった。 A.水田層 弥生時代後期∼古墳時代初頭(FII層水田) ネクイハムシ亜科15点を含む水生昆虫71点(36.2%)のなかに,幼虫時代イネの根を食害する稲 作害虫として知られるイネネクイハムシ!)(7naciaprovostiが10点認められた。また,本層からはイ ネノクロカメムシが計15点発見された。 平安時代(DⅢ層水田) 本層準から発見された310点の昆虫化石のうち,ネクイハムシ亜科204点を含め水生昆虫は計214点 (69.0%)であった。ネクイハムシ亜科のうち198点はイネネクイハムシで占められ,残る6点のう ち少なくとも5点はイネネクイハムシに同定されるべき昆虫片であるが,同定に有効な節片でない ために亜科以上の分類を進めることはできなかった。地表性歩行虫の中には,ヤマトトックリゴミ ムシ(6点)やアオゴミムシ属(2点),ゴモクムシ族HAIU)ALINI(2点),トックリゴミムシ属 (1点)など湿地や湿潤地表面を好む種群が多く認められた。 B.非水田層 古墳時代(FI層) FI層からは,429点の昆虫化石が発見された。218点のキヌツヤミズクサハムシと,4点のフト ネクイハムシDonacialyuki(lnsisが発見されたことが本層準の特徴である。キヌツヤミズクサハム シP1・11;etsarissericeaは,野尻湖昆虫グルーブ(1985)によれば,高層湿原や池沼・ため池・沢 ・小規模な湿地・水路など幅広い生息環境に棲み,ヌマハリイやカサスゲなど湿地帯のさまざまな 水生植物を食する。生息場所は亜寒帯から暖帯にかけての広い範囲にみられるが,本州や九州では 山地に片寄り,冷温帯から中間温帯に多く認められる。一方,フトネクイハムシは,野尻湖昆虫グ ルーブ(1985)によれば,開水面の少ない湿地のスゲ群落中にみられ,成虫はシオクグやヌマハリ イ・フトイなどを食する。成虫の確認記録では青森県など北に儡した分布をもち,冷温帯を特徴づ けるネクイハムシであるとされる。 平安時代(Dn層・DI層・c層) DII暦からは154点の昆虫化石が発見され,水生昆虫93点(60.3%)についで地表性歩行虫(32点 ;21.4%)が多く見いだされた。ネクイハムシにはイネネクイハムシは1点も認められず,キヌツ ヤミズクサハムシ(61点)とフトネクイハムシ(9点)のみが検出された。DI層からは計642点の 昆虫化石が発見された。うち水生昆虫はネクイハムシ亜科595点を含め計608点(94.7%)であった。 68
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佃 叫 佃 喝 一 E I J 5 0 1 4 1 4 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 o i i ロ J H W 1 4 l E 4 1 1 1 E R M W y i l o 9 1 1 H H n F N H U M I l i l l 1 9 ● E C j H 4 H y g l a 妓 裂 刊 田 L U 1 1 1 1 1 1 j j l i l l 応 ふ 以 や 尽 C 応 べ 4 ひ S L U j 5 J 1 1 j 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 5 l H y R I k ‥ 入 E 斗 叩 S. S・ 」 j o 5 1 1 1 1 1 1 1 1 j 9 ← J い け け 」 に 記
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