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Taro-授業実践事例 中学年(4年

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Academic year: 2021

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授業実践事例

中学年(4年生)

[出会いの視点] ① 「資料との出会い」では補助資料を通して、障害者や東日本大震災の被災地の方々の様子を知ること で、中心資料の譲り合いの気持ちの心情をより深く共感することができるようにする。 ② 「多様な考えとの出会い」では、補助資料を活用することと、資料を前半部分と後半部分に分けて提 示することにより、友だちの意見を聞いたり、資料の中に出てくる意見に触れたりしながら、多様な 価値観(感じ方・考え方)に出会うことができるようにする。 ③ 「新たな自分との出会い」では、多様な考えとの出会いをもとに、ワークシートに記入する活動を通 して、新たな自分と出会うことの一助とできるようにする。 1 主題名 「思いやり・親切」(内容項目2-(2)) 2 資料名 希望 ~僕が被災地で考えたこと~ から抜粋 3 本時の学習 (1) ねらい ゆずることは勇気がいるが、気持ちがよく、友だちがうれしくなるという心情を理解し、進ん でゆずりあおうとする道徳的心情を高める。 (2) 準 備 教師側 ・乙武洋匡氏の写真 ・被災地の画像 ・資料 ・道徳ワークシート 児童側 ・筆記用具 (3) 展 開 三つの 道徳的心情を育てる指導の流れ ・指導上の留意点 出会い 学習活動【学習形態】 ・具体的な手立て ○主な発問 ◎中心発問 ・予想される児童の反応 ☆個への支援 ・被災地の画像を見て、被災 ・アンケートの結果、児童 と 地の人々の様子を知り、そこ が知っていた被災地の様 ら で乙武洋匡氏が特別授業をし 子に触れながら、補助資 え たことを知る。【一斉】 料東日本大震災の被災地 る の画像を提示し、被災地 ○(東日本大震災の被災地で配 ・食べ物が届いた。 の様子をイメージできる 給を受ける映像を見て)この ・食べ物をもらっている。 ようにする。 映像を見てどう思いますか。 ・並んでいる。 ・補助資料乙武洋匡氏の写 ・食べ物をもらうために並 真を提示し、乙武氏の生 んでいて大変。 き方・考え方について確 ・どんな食べ物をもらって 認をする。 いるのだろう。 ・乙武氏の東日本大震災の 等 時の様子について知らせ る。 ・乙武洋匡氏が被災地の子ど ・障害者の乙武氏が障害を もたちにした特別授業の内容 おしてまで被災地を訪れ、 を知り、ゲームで途中で抜け 特別授業を行った心情を 広 た子どもにも乙武氏が拍手を 感じ取らせる。 送 り た い 理 由 に つ い て 考 え る。 【一斉】

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げ ○グループを決める時の“きま ・じゃんけんをしないで ・中心資料の前半部分の提 りごと”は何でしたか。 話し合いで決める。 示を行い、要旨やゲーム のルールやグループを決 める時のきまりごとつい る て簡単に説明しながら確 認する。 / ・どうしてゲームの途中で抜 けた子どもにも同じくらい大 深 きな拍手を送りたいのかにつ いて意見を出し合い、友だち の意見を聞いたり、資料の中 め に出てくる意見に触れること で多様な価値観(感じ方・考 え方)に出会う。【一斉】 る ○乙武さんが、「こちら側にい ・どうしてかな。 ・児童の発言を承認しなが る子たちにも同じくらい大き ・みんながんばったから。 ら、たくさんの意見が出 な拍手を送ってあげたい」と ・こちら側の子はやさしか るように促す。 言った時、子どもたちはどう かったから。 ・児童が発表した意見をま 受け取ったでしょう。 ・こちら側の子はゆずった とめながら板書する。 たから。 ☆自分の言葉で意見を言う ・仲良くゲームができたか ことが苦手な児童には、 から。 他の児童の意見と同じ言 ・チャンピオンになった方 葉でもよいことを知らせ 方がいいのに。 る。 ・それは変だ。 等 ◎乙武さんの「なんでも、『僕 ・これからはゆずっていき ・資料後半部分を配付し、 が!私が!』じゃなくて、少 たい。 被災地の子どもたちの意 しでも『先にどうぞ』ってゆ ・ゆずった方がいいとは思 見と乙武氏の考えをまと ずり合う気持ちが持てたら、 うけど、できるかな。 める。 目の前のお友達がうれしくな ・でもやっぱりチャンピオ ・板書することにより、『ゆ る、みんなが笑っていられる」 ンになりたいな。 ずり合う気持ち』に対す と言う言葉を聞いて、被災地 ・ゲームくらいならゆずっ る乙武氏の考え(ゆずる の子どもたちはどう思ったで てもいいけど、たりない ってちょっと勇気がいる しょう。 ものがある時は、自分が ことだけれど、やってみ ほしいと思うのではない ると、とても気持ちがい かな。 い。ゆずり合う気持ちが ・ゆずり合うと、みんなう 持てたら、目の前のお友 れしいだろう。 達がうれしくなる、みん ・ゆずり合うとみんな仲良 な が 笑 っ て い ら れ る 。) くなれる。 が、しっかり理解できる ・ゆずり合ったらけんかに ようにする。 ならない。 等 ・何故そう思ったのか理由

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・乙武氏の言葉の中から、 地震や津波により、つら い思いをして、不便な生 活をしている被災地の子 どもたちに、ゆずり合う 気持ちを伝えている心情 を取り上げて、考えが深 められえるようにする。 ・自分なりに深めた「ゆずり ・アンケート結果を紹介し、 合う気持ち」について、今ま これからの自分はゆずり 向 での自分と向き合い、これか 合うことができるかどう き らの生活につなげる。【個別】 か考えながら、書くこと 合 ができるようにする。 う ○今日の学習を通してどう思い ☆机間巡視をして、すぐ書 ましたか。これから自分はど ・ 道 徳 ワ ー ク シ ー ト に 書 き始められない児童には う し て い き た い と 思 い ま す く。 助言を行い、意見を書け か。 るよう促していく。 【板書計画】 ※ ゆずりあうは、親切・思いやりの等、画像を見て児童から出されたものでねらいに迫る 言葉を板書する。

乙 武 洋 匡 さ ん お と た け ひ ろ た だ ゆ ず る っ て 、 ち ょ っ と 勇 気 が い る こ と だ け ど 、 や っ て み る と と て も 気 持 ち が い い 。 ゆ ず り 合 う 気 持 ち が 持 て た ら 友 達 が う れ し く な る 。 み ん な が 笑 っ て い ら れ る 。 ・ ど う し て か な 。 ・ み ん な 、 が ん ば っ た か ら 。 ・ み ん な 、 や さ し か っ た か ら ・ み ん な 、 ゆ ず っ た か ら ・ や っ ぱ り 、 チ ャ ン ピ オ ン の 方 が い い 。 ・ 仲 よ く ゲ ー ム が で き た か ら 。 な ど

・ こ れ か ら は ゆ ず っ て い き た い 。 ・ ゆ ず っ た 方 が い い と は 思 う け ど 、 で き る か な 。 ・ で も や っ ぱ り チ ャ ン ピ オ ン に な り た い な 。 ・ ゆ ず り あ う と み ん な う れ し い だ ろ う 。 ・ ゆ ず り あ う と み ん な 仲 良 く な れ る 。 ・ ゆ ず り あ っ た ら け ん か に な ら な い 。 な ど

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【導入で使用する映像】 a b c d e f g h i j k l m n 6 考察 (1)本時の実践 【資料との出会い】 補助資料については、大型テレビで被災地の様子を表す映像 を視聴した。ニュース等で被 災地の様子を見た経験があり、 知っていた児童も、息をのみ、 関心をもって見ていた。 「希望 ~僕が被災地で考え たこと~」から抜粋した資料 は前半部分と後半部分に分け て提示した。教師による音読 を聞きながら、児童一人一人も <補助資料の映像の視聴> 真剣に読んでいた。 <資料を読む児童> 【多様な考えとの出会い】 中心発問の「乙武さんの『ゆずり合う気持ちが持てたら、目 の前のお友達がうれしくなる、みんなが笑っていられる。』と言 う言葉を聞いて、被災地の子どもたちはどう思ったでしょう。」 に対して、「これからはゆずっていきたいと思っている。」という 建設的な意見を発表する児童が多かった。そこで、導入の被災地 ゆずり合いの気持ちが持てた ら、友だちだけでなく、自分も 嬉しくなる。

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【新たな自分との出会い】 中心発問に対しての友だちの多様な意見を聞いた後、「ゆずり合う気持ち」について、もう一度考え、 自分の今後の行動を考え合わせながら、ワークシートにまとめた。友だちの意見をたくさん聞きながら、 自分でも考えをまとめることができたのか、文章表現が苦手な児童も、スムーズに書き進めることがで きていた。 (2)成果と課題(○印は成果 ●印は課題) ○ 「資料との出会い」に関しては、資料を前半部分と後半部分に分けて提示したことによって、児童 の興味も増し、集中してじっくり考えることができた。そのため、被災地の子どもたちの心情を想像 しやすく、多様な意見が出るのに効果的であった。 ○ 「多様な考えとの出会い」では、「ゆずり合おうという気持ち」に前向きな意見が多かったが、導 入の被災地の映像を思い出させ、「本当にそうでしょうか。」と切り返しの発問を行ったことで、児 童一人一人がもう一度じっくりと考えることができた。 ○ 「新たな自分との出会い」で、ワークシートに記入する活動を行ったが、友だちの意見を聞きなが ら、全員がじっくり考えることができたため、これからの自分の行動について児童一人一人が自分の 意見を持つことができ、文章表現が苦手な児童もスムーズに新たな自分と出会うことができた。 ● 「多様な考えとの出会い」の板書については、意見をまとめながら行ったが、手元に記録しておき、 大きくまとめて順番も考えて提示した方がよかった。 ● 資料については、本から抜粋したもので長く、提示しただけでも時間がかかってしまった。補助資 料の映像は被災地の方々の様子を知り、共感するためには効果的であったが、もう少し数を絞っても よかった。

参照

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