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(1)

アルコール関連問題の

現状と減酒の効果

鳥取大学医学部環境予防医学分野

尾崎米厚

2010年5月21日 WHO総会

世界保健機関(WHO)は、「アルコールの有害な使用

を減らす世界戦略」を採択した。生産、広告、販売、

消費にまたがる総合対策で、分野ごとに選択肢を設

け、加盟国の国情に応じた取り組みを求めている。

若者層の問題飲酒の防止に力点を置いている。

(2)

WHOの認識

• 毎年世界では、アルコールの有害使用により250

万人(うち32万人の若者(15‐29歳)を含む)死亡

し、世界の死亡の4%を占める(2004年)。

日本のアルコールの寄与による死亡推計数は、

約3万5千人(2008年)、全死亡数の3.1%。

日本のアルコールのDALYs

は、約45万4千

DALYs(2004)。全DALYsの

男性6.7%、女性1.3%。

(3)

飲み過ぎは4兆円の損…たばこといい勝負?

読売新聞

2月9日(木)1時38分

アルコールの飲み過ぎによる社会的損失が年間4兆1483億円に 達することが、厚生労働省研究班の推計でわかった。 研究班の尾崎米厚(おさきよねあつ)・鳥取大准教授(環境予防医学) らは、肝硬変の40%、浴槽での溺死の34%などがアルコールに起 因するとする米国の研究を参考に、2008年の人口動態統計や患 者調査のデータで推計。飲み過ぎで、脳卒中、がんなどの病気やけ がの患者が計24万6000人、死者が3万5000人増えたとした。治 療に1兆226億円かかり、69歳まで生きた場合に受け取れた賃金 1兆762億円を失ったと見積もった。研究班の調査で、働いている 人でも男性の5・9%、女性の1・7%が「人間関係にひびが入った」「 二日酔いで仕事を休む」などの飲酒による問題を抱えていた。こうし た問題で労働生産性が21%低下するとの研究があり、損失は1兆 9700億円になった。さらに、飲酒交通事故なども考慮。総額は、た ばこの社会的な損失(5兆〜7兆円)にほぼ匹敵した。

社会的損失の推計額の推移

(単位 億円)

(4)

アルコール関連問題

多量飲酒:「1日平均60グラム以上の 飲酒」。 有害な使用、乱用、プレアルコホリズ ム アルコール依存症までには至らない が何らかのアルコール関連問題を 有する場合。有害な使用:飲酒のた めに何らかの精神的または身体的 障害が存在する場合。アルコール 乱用:社会的または家族的問題が あれば、当人の精神的・身体的問 題の有無に関わらず、診断される。 プレアルコホリズム:(この問題を有す る人はプレアルコホリック)有害な使 用および乱用に比べてより広い概 念で、問題の内容を問わない。依存 症には至っていないことが条件で、 依存症との境界を、離脱症状と連 続飲酒の経験がともにないこととな っています。

アルコール関連問題

健康問題 精神・神経:依存症、うつの合併、自殺、認知機

能低下、末梢神経障害

身体:がん(食道、肝、大腸)、肝疾患、逆流性

食道炎、潰瘍、膵炎、糖尿病、高血圧、脳血管

疾患、STI

胎児:胎児性アルコール症候群、中枢神経系

の発達・行動障害

事故

飲酒運転、不慮の事故(溺水、転落等)=外傷

家族問題 DV、児童虐待、離婚、アルハラ

職業問題

(学校)

欠勤、労働災害、労働効率低下、アルハラ、一

気飲み・急性アルコール中毒

犯罪

窃盗犯、粗暴犯(傷害、暴力)

(5)

図3 推計患者数と受療率の推移(患者調査)

(6)

日常診療に潜むアルコール問題

プライマリ・ケア施設における問題飲酒者の頻度

プライマリケア施設の外来(6か所)を受診した患者

(1551人)へKAST(久里浜式アルコール症スクリーニ

ングテスト)、CAGEを実施。

伴信太郎、他.日本医事新報、3945号、1999年

KAST 0点以上(問題飲酒者)は、男性患者の

12.6%。重篤問題飲酒者と考えられる2点以上が

8.7%であった。女性は0点以上は,1.7%、重篤問題

飲酒者は1.3%。

臨床上の問題解決には、アルコール問題の解決が根

本的対策の場合が潜んでいる。

慢性的な飲みすぎと健診結果

• アルコール性脂肪肝(可逆的変化):γ‐GTP(基

準値10‐47IU/l)の増加、GPT(ALT;8‐42IU/l

),GOT(AST;13‐33IU/l)の軽度増加。

TG(基準値30‐149mg/dl)とHDL(40‐96mg/

dl)が増加する。LDL(139mg/dl以下)は、あ

まり変化しない。

• 血圧(140/90mmHg)が上がる。頻脈傾向にな

る。

• 脂肪肝による内臓脂肪がたまれば、腹囲が

大きくなる。

(7)

γ‐GTPの高い人の割合(35‐64歳 健康診断結果)

% 234 11 9 0 1 2 8 平均値 男性;60.5 ( SD 84.6) 女性;22.8 (SD 19.1) 中央値 男性;34 女性;16

飲酒頻度、量とγ‐GTPの関係

(γ‐GTP100以上の割合) %

(8)

飲酒量と検査値との関係(男性)

(9)

少量の飲酒群の総死亡のリスク、がん死亡のリスクは、一番低い 喫煙者では少量飲酒のリ スク低下が認められない

飲み方も関

係する。

同じ量で

も、休肝日

があるとよ

い。

(10)

心筋梗塞だけは、飲酒量が多くてもリスクが下がる

飲酒状況別の背景要因

少量飲酒者の健康習慣 は総じて良い

(11)
(12)

自殺と飲酒

アルコール依存症患者の自殺率は高い:対人

関係の問題が多い、合併症が多い(その他

の精神疾患)、直前にも飲酒している

自殺者は直前に飲酒していることが多い:自殺

念慮が増強。計画性のない自殺に関係。絶望

感、孤独感、憂鬱気分、自分に対する攻撃性

を増長する。

乳幼児身体発育調査

(13)

飲酒運転の生涯経験率

(運転経験ないも

のを除く 2008全国調査)

(14)

飲酒量と運転可能時間の認識

ビール中瓶3本(6単位) ビール中瓶1本(2単位=20g) %

他人の飲酒による困った経験

15.5 13.0 18.0 10.2 11.6 10.2 7.7 13.6 9.5 14.5 10.7 5.7 10.3 7.5 30.9 23.2 21.8 19.8 12.0 9.6 7.7 27.1 26.6 36.7 33.3 20.1 17.1 22.5

0

5

10

15

20

25

30

35

40

2 0 代 3 0 代 4 0 代 5 0 代 6 0 代 7 0 代 8 0 以 上 2 0 代 3 0 代 4 0 代 5 0 代 6 0 代 7 0 代 8 0 以 上

家族

家族以外

% 女性 男性

(15)

15歳以上一人当たりのアルコール消費量

(ℓ/年)

国民健康栄養調査の結果の概要

飲酒習慣あり;週3日以上かつ飲酒日1日当たり1合以上飲酒する。3合以上=飲酒頻度がある人 年齢階級別飲酒習慣ありの割合 % % 2010年調査 肝機能障害を指摘されたことがある人のうち男性49.4%、 女性39.4%は、治療を受けたことがない。過去に受けたが 今は受けていない人が男性30.7%、女性33.3%

(16)

アルコール使用障害同定テスト

(AUDIT改訂版2008年) 質問 選択肢とスコア 1 .あなたはアルコール含有飲料をどのくらいの頻度で飲 みますか? 0 .飲まない 3 . 1 週に 2 ~ 3 度1 . 1 カ月に 1 度以下4 . 1 週に 4 度以上2 . 1 カ月に 2 ~ 2 .飲酒するときには通常どのくらいの量を飲みますか? ただし,日本酒 1 合= 2 単位,ビール大瓶 1 本= 2.5 単 位 ウイスキー水割りダブル 1 杯= 2 単位,焼酎お湯 割り 1 杯= 1 単位 ワイングラス 1 杯= 1.5 単位,梅酒 小コップ 1 杯= 1 単位 ( 1 単位=純アルコール 9 ~ 12  g ) 0 . 1 ~ 2 単位 1 . 3 ~ 4 単位 2 . 5 ~ 6 単位 3 . 7 ~ 9 単位 4 . 10 単位以上 3 . 1 度に 6 単位以上飲酒することがどのくらいの頻度で ありますか? 0 .ない. 1 週に 1 度1 . 1 カ月に 1 度未満4 .毎日あるいはほとんど毎日2 . 1 カ月に 1 度 3  4 .過去 1 年間に,飲み始めると止められなかったことが ,どのくらいの頻度でありましたか? 0 .ない3 . 1 週に 1 度1 . 1 カ月に 1 度未満4 .毎日あるいはほとんど毎日2 . 1 カ月に 1 度 5 .過去 1 年間に,普通だと行えることを飲酒していたた めにできなかったことが,どのくらいの頻度であ りました か? 0 .ない 1 . 1 カ月に 1 度未満 2 . 1 カ月に 1 度 3  . 1 週に 1 度 4 .毎日あるいはほとんど毎日 6 .過去 1 年間に,深酒の後体調を整えるために,朝迎 え酒をせねばならなかったことが,どのくらいの 頻度であ りましたか? 0 .ない 1 . 1 カ月に 1 度未満 2 . 1 カ月に 1 度 3  . 1 週に 1 度 4 .毎日あるいはほとんど毎日 7 .過去 1 年間に,飲酒後罪悪感や自責の念にかられた ことが,どのくらいの頻度でありましたか? 0 .ない. 1 週に 1 度1 . 1 カ月に 1 度未満4 .毎日あるいはほとんど毎日2 . 1 カ月に 1 度 3  8 .過去 1 年間に,飲酒のため前夜の出来事を思い出せ なかったことが,どのくらいの頻度でありました か? 0 .ない. 1 週に 1 度1 . 1 カ月に 1 度未満4 .毎日あるいはほとんど毎日2 . 1 カ月に 1 度 3  9 .あなたの飲酒のために,あなた自身か他の誰かがけ がをしたことがありますか? 0 .ない間にあり 2 .あるが,過去 1 年にはなし 4 .過去 1 年 10 .肉親や親戚,友人,医師,あるいは他の健康管理に たずさわる人が,あなたの飲酒について心配し たり,飲 酒量を減らすように勧めたりしたことがありますか? 0 .ない 2 .あるが,過去 1 年にはなし 4 .過去 1 年 間にあり

Alcohol Use Disorders Identification Test

問題飲酒指標該当者の頻度(2008)

(17)

年齢階級別にみた

AUDIT 16点以上の者の割合

様々な基準によるアルコール使用障害の推計数

2013 調査 (基準人口 2012/10/1)

医療機関受診(%) 健康診査受診(%)

男性

女性

この1年間 AUDIT 16点 以上 228万 35万 263万 66.0% 70.0% AUDIT 20点 以上 102万 11万 113万 71.4% 71.4% 生涯アルコー ル依存(ICD-10) 95万 14万 108万 84.1% 65.9% 現在アルコー ル依存(ICD-10) 50万 8万7 58万 82.6% 69.6%

(18)

治療に結び付いていないアルコール

依存症疑者の推計数

AD生涯経験割合は、男性1.9%(推計数95万人)、女性0.3

%(14万人)、現在AD者割合は、男性1.0%(50万人)、女

性0.1%(8万人)、AUDIT16点以上は、男性4.5%(228万

人)、女性0.6%(35万人)、同20点以上は、男性2.0%(

102万人)、女性0.2%(11万人)であった。未治療AD患者

数は極めて多い。現在AD治療中の者は男性0.2%(8万

人)、女性0であった。2011年の患者調査によると推計入

院AD患者数1万2千人、外来患者数5千人、合計1万7千

人だった。現在AD者の82.6%はこの1年に医療機関を、

69.6%は健診を受診していた。AUDIT20点以上は、71.4%

が医療機関を、71.4%が健診を受診しており、これらの機

会で未治療ADやAD疑いの者にアプローチできる可能性

が示唆された。

医療関係者は、未治療のアルコール依存症疑い者に

日々の仕事の中で、出会っている。

AUDIT項目別の1点以上の割合(男性)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 A1 A3 A2 A10 A8 A5 A4 A7 A9 A6 AUDIT12点以上 一般集団 周囲の 心 配 、 注 意 飲み 始め た ら 止め られなか っ た 多量飲酒頻度 飲酒量 前夜の こ と を 思い 出せ ない 使用量が多い 思ったより多く使用 普通で き るこ と が 飲酒の た め で きない 社会活動障害

(19)

AUDIT項目別の1点以上の割合(女性)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 A1 A3 A2 A8 A5 A7 A4 A10 A9 A6 AUDIT12点以上 一般集団 周囲の 心 配 、 注 意 飲み 始め た ら 止め られなか っ た 多量飲酒頻度 飲酒量 前夜の こ と を 思い 出せ ない 使用量が多い 思ったより多く使用 普通で き るこ と が 飲酒の た め で きない 社会活動障害 飲酒 後 罪悪感・ 自責の 念 %

中学生、高校生の飲酒頻度の推移

男子

女子

女子

中学

高校

男子

96 00 04 08 10 96 00 04 08 10 96 00 04 08 10 96 00 04 08 10

(20)

問題飲酒者(アルコール使⽤障害同定テスト得点が

12点以上)の関連要因、2003調査

要因 オッズ比 18歳頃までの⽗の多量飲酒

2.86

未成年のうちに常習的飲酒を開始

1.94

未成年のうちに喫煙を開始

1.87

家族からのアルコールハラスメントがその後の⼈⽣に影響 を与えたと回答

1.67

家族外からのアルコールハラスメント(⾮⾝体的)の経験

1.38

フラッシャーであること(飲み始めの頃)

0.57

性 (⼥性 /男性)

0.17

Osaki Y, et al. 日本アルコール・薬物医学会 日米合同ワークショップ.2008 全国から成⼈を無作為に抽出し、訪問⾯接調査を実施、協⼒者数 2,547名

(21)
(22)

政策の分野 現状 入手制限 専売制 なし 免許制度(製造) あり 小売り 規制なし 飲酒のできる最低年齢 20歳 価格 ビール コーラ比 1.53 酒税 アルコール飲料の種類による 広告 自主規制 ? スポンサー 規制なし 警告表示 行政指導(国税庁) 自主規制 (業界) 禁酒環境 提供なし

わが国のアルコール対策

(23)

特定保健指導

Brief Intervention の効果

 カウンセリングによる介入は、機会大量飲酒(binge drinking)を 減らす(NIAAAの定義では、男性5杯以上、女性4杯以上を2時間 のうちに飲むこと)。1年間に機会大量飲酒をしなかったと回答 する危険飲酒者が12%(7‐16%)減った。1回より複数回接触のあ る介入の方が効果が大きい(Jonas DE, et al. Ann Intern Med  2012)  若年成人層では、BIは、多量飲酒のエピソードが1月に1日減少 する(ベースラインは1月に6‐7日)。6か月追跡(Fleming MF,  2010, Grossberg PM, 2004, Schaus JF, 2009)  BIは、危険飲酒者の週あたりの飲酒量を減らす。1年の追跡で、 週230gが190gになった。コントロールと比較し、週36g少ない( Jonas DE, 2012)

(24)

Brief Intervention の効果

 一般診療やプライマリケア現場でのBIの効果を検証。アルコー ル消費量の減少を確認。効果は1年かそれ以上でも続き。男性 での効果が大きい。より濃厚な介入をすれば効果が大きいとは 限らない。(Kaner EF, et al. Cochrane review, 2007)  BIは、依存症ではない、未治療の問題飲酒者(治療を求めてい るかに関わらず)の減酒に効果があり、かなり長期に効果は持 続する(Vasilaki EI, et al, Alcohol & Alcoholism, 2006)  BIは、対象者のその後の死亡率低下をもたらす(1‐10年の追跡) (Cuijpers P, et al. Addiction, 2004)  専門家の支援のない、インターネットを介する自助介入も問題 飲酒に対して効果がある(Riper H, et al. J Med Internet Res,  2011)

Brief Physician Advice for Problem 

Alcohol Drinkers

Fleming MF, et al. JAMA 1997, 1039-1045 Project TrEAT (Trial for Early Alcohol Treatment), 米国ウィスコンシン

デザイン;RCT, 12ケ月後のフォローアップ セッティング;17の地域のプライマリケア診療所、64医師 参加者;合計17,695人の患者にスクリーニングをし、18-65歳の男、週14ドリンク(168g)、 女週11ドリンク(132g)を超える者を対象。アルコール依存症の疑いのある者やアルコー ルを減らすアドバイスをこの3カ月に受けた者、週50ドリンクを超える者等を除外。参加者 は、医師ごとに無作為に2群に割り付けられ382人がコントロール、392人が介入群。 93%(723人)が12カ月のフォローアップ完了。参加者は50ドルをもらっている。 介入;医師はトレーニングを受けた。来院時に医師により10-15分のカウンセリングをワー クブックを用いて実施。1カ月の間を空けて、2回介入。 アウトカム指標;この7日のアルコール使用、この30日の機会大量飲酒のエピソードの回 数(1回の飲酒に男5ドリンク以上、女4ドリンク以上)、機会大量飲酒をしなかった人の割 合、この7日間の過剰な飲酒の割合(男週20ドリンク、女週13ドリンクを超える飲酒)、医 療の利用頻度、健康状態変数(喫煙、うつ、自動車事故、意図せぬ外傷)。6か月後と12 か月後に電話インタビューで確認。

(25)

介入の結果-1

0 5 10 15 20 25 男 対照 男 介入 女 対照 女 介入 ベースライン 6か月後 12か月後 2 23% 37% 16% 47%

Fleming MF, et al. JAMA 1997, 1039-1045

Project TrEAT (Trial for Early Alcohol Treatment), 米国ウィスコンシン

20%以上の飲酒量減少を従属変数にした多変量解析(ロジスティック回帰分析)においても、ブリーフイン ターベンションは有意な要因であった。(性、喫煙状況、年齢、うつ等を調整) 7日間のドリンク数の変化 0 1 2 3 4 5 6 7 男 対照 男 介入 女 対照 女 介入 ベースライン 6か月後 12か月後 2 17% 44% 28% 49% 30日間の機会大量飲酒の回数の変化

介入の結果-2

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 男 対照 男 介入 女 対照 女 介入 ベースライン 6か月後 12か月後 2 15% 33% 22% 37%

Fleming MF, et al. JAMA 1997, 1039-1045

Project TrEAT (Trial for Early Alcohol Treatment), 米国ウィスコンシン

機会大量飲酒(1回の飲酒に男5ドリンク以上、女4ドリンク以上)、過剰な飲酒(男週20ドリンク、女週13 ドリンクを超える飲酒) この30日間に機会大量飲酒あり 0 10 20 30 40 50 60 男 対照 男 介入 女 対照 女 介入 ベースライン 6か月後 12か月後 2 31% 60% 35% 66% この7日間の過剰飲酒あり

(26)

まとめ

不適切な飲酒の健康面のみならず、社会的影響

は甚大である。

わが国には治療に結びついていない問題飲酒者

が多数存在する。日常活動は発見の重要な機会

である。

簡易介入は有効だと言われており、今後、健診、

医療現場で活用されることが望まれる。

保健医療関係者はアルコール対策においてもリー

ダーとなることが期待されている。

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