DIN 6868-157 翻訳
作成: 2015 年 12 月 医用画像システム部会 モニタ診断システム委員会 発行
本技術資料はドイツ規格協会(DIN: Deutsches Institutfür Normung e. V., Berlin) から発行されたドイツ語の規格である DIN 6868-157:“ Image quality assurance in diagnostic X-ray departments – Part 157: X-ray ordinance acceptance and constancy test of image display systems in their environment”を和訳したものです。
本翻訳資料は、日本国内で利用される関係者の理解の一助となるように、JIRA モニタ診 断システム委員会の委員のボランティア活動により作成したものです。 もしこの翻訳とド イツ規格協会発行するドイツ語版との間に差が生じた場合は、ドイツ語版が優先します。 EU 法令関連での公式な解釈は、欧州司法裁判所のみが行うことができます。 DIN 6868-157 の著作権はドイツ規格協会に帰属し、許可なく複製/要約することは禁止さ れています。原文は有償で入手する必要があります。また、本和訳の著作権は当工業会に 帰属します。本和訳の内容の一部あるいは全部を、当工業会の許諾なしに無断で複写(コ ピー)することを禁じます。 この翻訳資料はあくまで規格の理解を助けるための参考資料としての位置づけで、翻訳 の内容、正確さを保証するものではありません。翻訳資料にある赤文字は原文にはない本 資料独自のコメントになっています。ご利用の際には原文と合わせてお使いください。 本資料は JIRA 会員内でのみでご利用ください。また、規格内容について当委員会にお問 い合わせ頂いても回答はできかねます。
一般社団法人
日本画像医療システム工業会
DIN 6868-157
DIN
ICS 11.040.50 下記規格を置き換えること DIN V 6868-57:2001-02
Sicherung der Bildqualität in röntgendiagnostischen Betrieben – Teil 157: Abnahme- und
Konstanzprüfung nach RöV an Bildwiedergabesystemen in ihrer Umgebung
Image quality assurance in diagnostic X-ray departments – Part 157: X-ray ordinance acceptance and constancy test of image display systems in their environment
Assurance de la qualité des images en diagnostic radiographique – Partie 157: Test d´acceptance et contrôle de constance selon RöV des systèmes de visualisation des images dans leur environnement
X線診断部門の画質保証-第157部:画像表示システムのその環境内におけるレントゲン条例に
基づく受入試験及び不変性試験
総ページ数 56 DIN-規格委員会 放射線医学 (NAR)
DIN-規格委員会 照明光学 (FNL)
© DIN Deutsches Institut für Normung e. V. · 複製は、要約する場合も含めて、 DIN Deutsches Institutfür Normung e. V., Berlinの許可が必要である。
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N o rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d N r. 7786427 -L fN r. 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -06
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目次
ページ まえがき ··· 4 1 適用範囲 ··· 6 2 引用規格 ··· 6 3 用語 ··· 7 4 記号及び略語 ··· 13 5 試験の前提条件 ··· 14 6 試験 ··· 15 6.1 一般 ··· 15 6.2 輝度計 ··· 15 6.2.1 受入試験用の輝度計 ··· 15 6.2.2 不変性試験用の輝度計 ··· 15 6.3 照度計 ··· 15 6.4 テストパターン ··· 16 7 ルームクラス ··· 17 8 診断画質の画像表示システムの受入試験 ··· 19 8.1 試験範囲 ··· 19 8.2 目視試験 ··· 20 8.2.1 一般 ··· 20 8.2.2 全般的画質 ··· 20 8.2.3 画像表示装置のグレースケール解像度 ··· 22 8.2.4 輝度の均一性 (目視) ··· 23 8.2.5 色ムラ及び同一性 ··· 23 8.2.6 画素欠陥 ··· 24 8.2.7 幾何学的画像評価 ··· 24 8.2.8 臨床参照画像試験 ··· 24 8.2.9 マンモグラフィのための追加試験 ··· 25 8.3 測定器による試験 ··· 25 8.3.1 最小輝度 ··· 25 8.3.2 最大輝度 ··· 25 8.3.3 環境輝度 ··· 25 8.3.4 照度 ··· 25 8.3.5 最大輝度比 ··· 25 8.3.6 画像表示装置の均一性 ··· 26 8.3.7 マルチ画像表示装置の均一性 ··· 27 8.3.8 輝度特性 ··· 27 8.4 最低限の要求事項(マンモグラフィ以外) ··· 28 8.5 マンモグラフィ用の画像表示システムの追加の要求事項 ··· 30 8.6 可搬式システム ··· 31 9 不変性試験のための基準値 ··· 31 10 診断画質の画像表示システムの不変性試験 ··· 31 11 画像表示システムの大幅な変更 ··· 33 12 参照画質の画像表示システム ··· 33附属書A (規定) 輝度の測定方法 ··· 34 A. 1 一般 ··· 34 A. 2 測定方法 ··· 34 A. 2.1 方法 A: 望遠方式 ··· 34 A. 2.2 方法 B: 密着形輝度計を照度計と組み合わせる方法 ··· 35 A. 2.3 方法 C: 前面内蔵形輝度計を照度計と組み合わせる方法 ··· 36 A. 2.4 方法 D: 背面内蔵形輝度計を照度計と組み合わせる方法 ··· 37 A. 3 測定方法に関する注釈 ··· 37 附属書B (参考) 典型的な欠陥 ··· 38 附属書C (参考) 試験報告書の見本 ··· 39 C. 1 受入試験の試験報告用紙の例 ··· 39 C. 2 不変性試験の試験報告用紙の例 ··· 50 C. 3 就業日の不変性試験の試験報告用紙の例 ··· 52 参考文献 ··· 53 用語の索引··· 55 図 図1 — 画像表示システムに用いるテストパターン (図a) ~ f)はDIN EN 62563-1:2014-01, 表2により,g) ~ l) はAAPMによるもの) ··· 16 図2 — テストパターンTG18-OIQを用いる全般的画質の試験 ··· 22 図3 — 8ビット及び10ビットマーカを用いたテストパターンTG18-MPの拡大図 ··· 23 図4 — 輝度の差の測定箇所 ··· 26 図A. 1 — 方法 A – 望遠鏡方式 ··· 34 図A. 2 — 方法 B –密着形輝度計を照度計と組み合わせる方法 ··· 35 図A. 3 — 方法 C –前面内蔵形輝度計を照度計と組み合わせる方法 ··· 36 図A. 4 — 方法 D –背面内蔵形輝度計を照度計と組み合わせる方法 ··· 37 表 表1 — それぞれの要求事項でのルームクラスの決定 ··· 18 表2 — 受入試験のための目視試験 ··· 19 表3 — 受入試験のための測定器による試験 ··· 20 表4 — 画像表示装置の最低限の要求事項 ··· 28 表5 — マンモグラフィ用及びマンモグラフィステレオタクシー用の画像表示装置の追加の要求事項 ··· 30 表6 — 不変性試験のための目視試験 ··· 32 表7 — 不変性試験のための測定器による試験 ··· 32 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1
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まえがき
この規格は、DINドイツ規格協会の放射線医学規格委員会 (NAR) の専門委員会NA 080-00-06 AA「画像作成 委員会」によって、ドイツX線学会との協力、並びにドイツ医学物理学会、ドイツ核医学会、及びドイツ放射 線腫瘍学会との共同作業の下に作成された。 この文書の一部の箇所は特許権に抵触する恐れがある。DINはこれに関する特許権の一部又は全部を特定する 責任をもたない。 この規格が含む規定は、X線障害の防護に関する条例(レントゲン条例、RöV) [21]、並びにレントゲン条 例の§§ 16 及び17に基づく人体の検査又は治療のためのX線装置の品質保証実施指針(QS-RL) [22]が意図す ることである。 この規格では、IECの用法と一致する定義語は大文字で表記されている。規格の末巻の索引には、用いられ た定義語(出典及び英訳語を含む)をすべて含む。 DIN 6868、X線診断部門における画質保証 は、以下から構成されている: ― 第1部: 一般 ― 第2部: フィルム処理の不変性試験 ― 第3部: 直接撮影の不変性試験 ― 第4部: 医用X線透視装置の不変性試験 ― 第5部: レントゲン条例に基づく歯科用X線装置の不変性試験 ― 第7部: マンモグラフィ用のX線装置の不変性試験 ― 第12部: デジタイザ(ハードコピーカメラ)の不変性試験 ― 第13部: デジタル撮像システムを用いる撮影のレントゲン条例に基づく不変性試験 ― 第14部: デジタルマンモグラフィ用のX線装置のレントゲン条例に基づく不変性試験 ― 第15部: デジタルボリューム断層撮影(コーンビームCT)のための歯科用X線装置のレントゲン条例 に基づく不変性試験 ― 第55部: 医用X線装置の受入試験 — フィルム現像の機能試験 ― 第56部: デジタイザ(ハードコピーカメラ)の受入試験 ― 第150部: 医用撮影及び透視X線装置のレントゲン条例に基づく受入試験 ― 第151部: 歯科用X線装置のレントゲン条例に基づく受入試験 — 調整、修理及び変更後の画質の試験 の規則 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -0 6 0 1 :4 3
― 第152部: フィルムスクリーンマンモグラフィ用のX線装置のレントゲン条例に基づく受入試験 ― 第157部: 画像表示システムのその環境内におけるレントゲン条例に基づく受入及び不変性試験 ― 第159部: 遠隔ラジオロジーのレントゲン条例に基づく受入及び不変性試験 ― 第160部: 歯科用X線診断の非透明メディア診断空間の品質要求事項 ― 第161部: デジタルボリューム断層撮影(コーンビームCT)用の歯科用X線装置のレントゲン条例に 基づく受入試験 ― 第162部: デジタルマンモグラフィ用のX線装置のレントゲン条例に基づく受入試験 この規格の文章は法定単位と並んで単位「インチ」も含む。しかしこの単位をドイツ国内で公用及び商用に 使用することは、計量単位法の下で許容されないことに注意すること。 換算: 1 インチ ≧ 25.4 mm 変更 DIN V 6868-57:2001-02に対し次の変更がなされた: a) 暫定規格の状態が正式規格に変更された; b) 表題が変更された;表題タイトルに「画像表示装置の環境」が追加された; c) 不変性試験が増補された; d) 技術の水準に広範に適合させた; e) 画像表示システムの使用のルームクラスが採用された; f) DICOM特性が、歯科用を除き、診断画質の画像表示システムに必須となった; g) 画素欠陥の限度が増補された; h) 測定方法及びテストパターンをDIN EN 62563-1に適合させた; i) 適用範囲が歯科用にも拡張され、磁気共鳴断層撮影は削除された。 以前の版 DIN V 6868-57: 2001-02 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1
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1 適用範囲
この規格はレントゲン条例の範囲における画像表示システムの受入及び不変性試験の特性値を含み、試験方法 を記述し、限界値及び試験期間を定める。 この規格は診断画質の医用画像表示システムであって、カラー又はグレースケールの画像表示装置上に画像情 報を表示するものに適用する。そのためにはモノクロ又はカラーの画像表示装置が必要である。それらは、診 断モダリティにおいて診断画質の画像表示システムが必要とされる場所で、大部分は画像情報システム (PACS)と関連して用いられる。参照画質の画像表示システムについては最低限の要求事項が定められている。 ― コンピュータ断層撮影 (CT) ― 放射線撮影(歯科用、マンモグラフィ、及びマンモグラフィステレオタクシーを含む) ― 透視 ― デジタルサブトラクション血管造影 (DSA) この規格はカラー表示の判定ができる試験方法を記述していない。 この規格は画像表示装置のラベル付けを定める。 この規格は、陰極線管 (p) 又はヘッドマウント型の画像表示装置を用いる画像表示システムには適用しな い。 この規格は、特にテキストの表現及びグラフィックス用の画像表示装置には適用しない。2 引用規格
次の引用規格は、全部又は部分が規定としてこの文書に引用され、この文書を適用するために不可欠である。 発行年の付記がある引用規格は、引用された版だけを適用する。発行年の付記がない引用規格は、この文書 に引用された最新版(すべての変更を含む)を適用する。 DIN 5032-7, 測光学-照度計及び輝度計の分類 DIN EN 62563-1:2014-01, 医用電気機器-医用画像表示システム-第1部:評価方法 (IEC 62563-1:2009);ド イツ語版 EN 62563:2010 米国医学物理学会タスクグループ18、医用画像システムの表示性能の評価, http://deckard.mc.duke.edu/~samei/tg18 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -0 6 0 1 :43 用語
この文書を利用するために索引中の用語及び次の用語を適用する。 注 山形括弧内の単語 (例えば <画像表示システム>) が定義の前にあるときは、定義がその単語の分野 に限定されて通用することを示す。 3.1 受入試験 <レントゲン条例> 人体を検査するX線装置の試験であって、所定の操作によって最小限の被ばくで必要な画 質がで得られることを確認し、不変性試験の基準値を確定する試験 用語の注 1: 用語は種々の意味を 持ちうるが、この§ 16 レントゲン条例 [21]から引用された定義で用 語を限定する。レントゲン条例では、この用語は画像表示X線装置に限定されていない。一般にそれは製造業 者又は納入業者及び顧客の間で自由に合意された試験に対しても用いられる。 [出典:DIN 6868-162:2013-06、3.1] 3.2 アナログインタフェース <画像表示システム> アナログ信号を伝送するために接続及び使用されるビデオ規格によって定義されたイ ンタフェース 3.3 アプリケーションソフトウエア 医用機器の構成要素として、又は現場で医用画像を表示するため用いられるソフトウエア 3.4 アーチファクト 画像内で目に見える構造であるが、被写体を表していないもの [出典:DIN EN 61223-3-4:2001-10、3.3.1] 3.5 診断画質 <画像表示システム>画像内容の認識、記述、判定を臓器の画像特徴、ディテール、臨床構造を用いて診断で き、医学的決定の基礎として役立つ画像表示システムの品質 3.6 照度 E 表面に当たる光束を、照らされる表面の面積で除した商 用語の注 1: 照度の単位はルクス Luxである。 [出典:DIN 5031-3:1982-03、3.1.6 を一部変更し用語の注 1を補完] 3.7 参照画質 <画像表示システム>既に診断が確定した画像の特徴及び内容を認識できる画像表示システムの品質(医学情 報、デモンストレーション、コントロール) 用語の注 1: 参照画質の場合、空間解像度、コントラスト分解能及び/又は輝度が低いので、画像内容の 表現は限界がある。 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 18
3.8画像保存通信システム
PACS
(英語:Picture Archiving and Communication System)
特に医学的内容及び画像の観察、診断、保管に用いられるシステム 3.9 画像表示装置 BWG モニタ (英語:display) 能動的または受動的な表示要素に基づき、アナログ又はデジタルのインタフェースから信号を受け取り、画素の マトリクスとして表現する表示システムの構成単位 用語の注 1: 画像表示装置の例は次のとおり。液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、電界 放出ディスプレイ(FED)、表面電界ディスプレイ(SED)、カーボンナノチューブディスプレイ(CNT-Display) 又 は有機発光ダイオード表示(OLED)。 3.10 画像表示システム BWS 1台以上の画像表示装置, 表示制御部、コンピュータのハードウエア及びソフトウエアから成り、画像を表示で きるシステム 用語の注 1: 表示制御部は例えばビデオカードである。 3.11 デジタルインタフェース <画像表示システム>データ伝送プロトコル及び画像情報の符号化によって接続ラインを通してデジタル信号を 伝送するために定義されたインタフェース 3.12 デジタルドライビングレベル DDL
(英語: digital driving level)
<画像表示システム>輝度を出力するために画像表示システムに入力される信号のデジタル値 3.13 ウインドウ設定 ピクセル値を用いたデジタル画像の表示範囲指定 用語の注 1: ウインドウ設定はウインドウのレベル及び幅によって決まり、コントラストを最適化にするた めに役立つ。 3.14 ビデオカード ( 英 語 : display-controller) 表示制御部 コンピュータのハードウエアと画像表示装置との間において、アナログ又はデジタルのインタフェースを形成す る画像表示システムの電子部品 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -0 6 0 1 :4
3.15
グレースケール標準表示関数
GSDF
(英語:Grayscale Standard Display Function)
Bartenモデルに基づき数学的に定義された入力DDLに対する輝度値の割り当て 用語の注 1: Bartenモデルは、コントラスト変化に対する人間の眼の感度を記述する (Barten [27]). [出典:DICOM Part 14 (PS 3.14-2004)] 3.16 明るさ 視感度と密接な関係がある光の感覚の強さ [出典:DIN 5033-1:2009-05、3.20] 3.17 輝度の均一性 均一性 H <画像表示装置> 1台の画像表示装置上、又は1式の画像表示システムに接続される複数の画像表示装置間での 輝度の均一性を示す 3.18 臨床参照画像 画像表示システムで利用できる、医学的利用のために最適な表現パラメータ及び重要な画像特徴を含む代表的 な臨床画像 3.19 不変性試験 <レントゲン条例> 試験をするX線装置が初期状態の基準値からどのように変化したかを測定し、文書化する ために定期的に行われる品質管理試験 [出典:DIN 6868-162:2013-06、3.10] 3.20 コントラスト 画像表示装置画像の2箇所における輝度の差 (L1-L2)を、L1とL2の平均値で除した商 [出典:DIN EN 62563-1:2014-01、3.1.6] 3.21 輝度 L 表面を一定方向に貫通する(当たる)光束を、光が通る立体角と観察方向に垂直の平面面積投影との積で、 除した商 用語の注 1: 輝度の単位は cd/m2である。 [出典:DIN 5031-3:1982-03、3.1.5を一部変更し用語の注 1 を補完] No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1
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3.22 輝度特性 画像表示装置の特性 デジタルドライビングレベル上の画像表示装置の輝度応答 3.23 輝度係数 q 所定の方向の平面上の輝度を、照度で除した商 q L E ここで q 輝度係数; L 輝度; E 照度 用語の注 1: 単位: (cd/m2 ) / lx = sr-1 さ 用語の注 2: ここで問題になるのは、観察窓を貫いて散乱する光の大きさである。観察窓を貫いて散乱す る光の輝度の一部は、観察窓に当たる光量に依存した。 ビューインググラスの拡散光の測定値、ビューイングウィンドウに入射する光の量に関連するビューイング グラスによって拡散光の輝度の割合 [出典: DIN EN ISO 4007:2012-09、4.5] 3.24 最大表示輝度 Lmax 最大のデジタルドライビングレベル(DDL)で、画像表示装置によって出力され、表示面の中央で測定され、測 定に用いられるテストパターンの特定ベーリンググレアを含む最大輝度 用語の注 1: これは環境光が全く無い 状態(つまり、真っ暗)で測定される。 3.25 最大輝度比 r' 最大輝度L' max を最小輝度L’ minで除した商 r‘ = L’ max / L’ min 用語の注 1: 最大輝度比は以前 にはコントラスト*として表示された。用語の注 2: 国際的には用語「 maximum luminance ratio、最大輝度比」が用いられる。
*正しくは”コントラスト”ではなく、”コントラスト比” No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -0 6 0 1 :4
3.26
最大輝度
L' max
表示面の中央のベーリングレア及び環境輝度を含む最大デジタルドライビングレベル(DDL)での輝度
L' maxL max + L amb
ここで L' max 最大輝度; L max 最大表示輝度; L amb 環境輝度 3.27 測定の不確かさ 不確かさ u 測定から得られる固有値であって、測定結果と併せて、測定量の真の値に対する値範囲を示すのに役立つもの 用語の注 1: 測定の不確かさは正数であり、符号なしで示される。 用語の注 2: u を定量的に求められた不確かさとし、Mを測定結果とすると、この場合、真の値に対する 値範囲の下限は、M – u であり、上限はM + u で あ る 。 こ の 値 範 囲 は 真 の 値 を 含 む と 予 期 さ れ る 。 用語の注 3: 不確かさの定量的な求め方については DIN 1319-4 [1]を参照。 [出典: DIN 1319-1:1995-01、3.6] 3.28 最小表示輝度 L min 最小のデジタルドライビングレベル(DDL)で、画像表示装置によって出力される最小の輝度 用語の注 1: 最小表示輝度は、表示面の中央で測定され、測定に用いられるテストパターンの特定のベ ーリンググレアを含む。 用語の注 2: これは環境光が全く無い 状態(つまり、真っ暗)で測定される。 3.29 最小輝度 L' min 表示面の中央でのデジタルドライビングレベル DDL 0時のベーリンググレア及び環境輝度L amb を含む最 小の輝度
L' minL min + L amb
ここで L' min 最小輝度; L min 最小表示輝度; L amb 環境輝度 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1
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3.30 画素 <画像表示装置> デジタルのラスタ画像を画像表示装置上に表示する最小画像単位 用語の注 1: カラー画像表示装置の場合は通常、赤、緑及び青の部分に対し サブピクセルがある。 3.31 ピクセル値 画素における画像信号を示す数値 [出典:DIN 6868-162:2013-06、3.16] 3.32 環境輝度 L amb 環境光によって画像表示装置の表面に発生する輝度 3.33 インタフェース <画像表示システム>画像表示装置と画像作成装置との間の信号結合 3.34 信号 <放射線医学> 物理量の時間的又は場所的な変化 用語の注 1: 信号は通常、画像情報を伝送する。 [出典:DIN 6868-56:1997-05、3.16、一部変更、定義の通用する分野及び注 1を補完] 3.35 サブピクセル 1画素を分割したサブユニット 3.36 テストパターン 試験ラスタ画像* <画像表示システム>画像表示システムを試験するための画像 *ラスタ形式の画像のこと。本訳では“ラスタ”を“ラスタ画像”と訳す。 3.37 再現性 再現条件の精度 [出典:DIN ISO 5725-1:1997-11、3.13] No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -0 6 0 1 :4(
4 記号及び略語
略語又は記号 意味又は測定量 単位
BWG 画像表示装置*(*例.モニタのこと) -
BWS 画像表示システム -
CNT カーボンナノチューブ(英語: carbon nano tube) -
CRT 陰極線管(英語: cathode ray tube) -
CT コンピュータ断層撮影 -
DDL デジタルドライビングレベル(英語: digital driving level) -
DSA デジタルサブトラクション血管撮影 -
E 照度 lx
FED 電界放出ディスプレイ(英語: field emission display) -
GSDF グレースケール標準表示関数 - H 輝度の均一性 - HW ハードウエア - L 輝度 cd/m2 L amb 環境輝度 cd/m 2
LCD 液晶ディスプレイ(英語: liquid crystal display) -
L highest 輝度の最高値 cd/m 2 L lowest 輝度の最低値 cd/m 2 L max 最大表示輝度 cd/m 2 L'max 最大輝度 cd/m 2 L min 最小表示輝度 cd/m 2 L' min 最小輝度 cd/m 2 OLED 有機ELディスプレイ -
PDP プラズマ表示パネル (英語: plasma display panel) -
q 輝度係数 - QS-SW 品質管理ソフトウエア - r' 最大輝度比 - RK ルームクラス - SED 表 面 電 界 ディ ス プ レイ (英 語 : surface-conduction electron-emitter display) - u 測定の不確かさ (不確かさ) - No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1
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5 試験の前提条件
画像表示システムの試験前に次の要求事項が満たされていなければならない: a) 画像表示システムは臨床使用状態と同一でなければならない。これには画像表示に関わるソフトウエア、 ハードウエア及び設定を含む。 用語の注 1 この設定には例えば、ドライバの設定と同様に色表示に影響するOS設定を含む。 b) 試験される画像表示システムすべてについてシステムの変更履歴が明確に識別できなければならない。例 えば、コンピュータ、画像表示装置、 ビデオカード、アプリケーションソフトウエア及びソフトウエア バージョン(例えば、画像表示システムのハードウエアバージョン、ハードウエア部品のシリアル番号 又はソフトウエアのバージョン)で あ る 。 例 え ば 、 ネ ー ム プ レ ー ト 又 は ア プ リ ケ ー シ ョ ン ソ フ ト ウ エ ア の シ ス テ ム 情 報 を 通 じ て 、 シ ス テ ム 状 態 を 検 出 す る こ と が で き な け れ ば な ら な い 。 用語の注 2 これは画像の再現性に影響するシステム変更を把握するのに役立つ。 用語の注 3 例えば製造業者/供給業者はシステムの画質関連部品をバージョン表示で把握できる。 c) 試験の開始前に、必要ならば、画像表示装置の表面はマニュアルに従って清掃しなければならない。 d) 室内照明、窓、観察装置、衣服などの配置による妨害反射が、画像表示装置上に生じてはならない。 用語の注 4 反射の防止方法はDIN EN 12464-1 [12]及びDIN 5035-7 [5]に記述されている。 用語の注 5 妨害反射は、例えば、ディスプレイの表面処理及び衣服の色によって低減できる。 e) 環境光は、試験中及び画像表示装置の規定の作業中には、一定で安定していなければならない。 f) 試験の開始前に、画像表示システムは製造業者の推奨に従って動作させなければならない。時間的変化 による測定の不確かさが、性能指標に影響することを排除するため、画像表示装置は、試験前に製造業 者の指定の時間(例えば、30分)電源を入れておかねばならない。診断画質の画像表示システムは、歯 科用を除き、DICOMグレースケール標準表示関数(GSDF)に設定されなければならない。 照度を受入試験前に確認し、画像表示装置がこの使用条件下で必要な最大輝度比を満たすことができるか どうかを計算することが望ましい。場合によっては部屋の照度を調整しなければならない。 用語の注 6 使用責任者は診断画質及び参照画質の画像表示システムすべてにおいて比較可能な画像 表示を得たい場合、参照画質の画像表示装置も同様にGSDFを設定する必要がある。 g) テストパターンの大きさ及び位置は可変とし、医用画像表示に用いられるのと同じ表示範囲で試験できる ことが保証されなければならない。テストパターンは拡大又は縮小して表示されてはならない。テスト パターンの1画素は画像表示装置の1画素を表わさなければならない。例外は該当箇所に示されている。 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -0 6 0 1 :4h) 画像表示装置の試験に品質管理ソフトウエアを用いるならば、 使用領域(例えば、特性の試験)におい てアプリケーションソフトウエアと同じ結果となるように適切な方法で確認されなければならない。 i) 固定の使用場所に配置されない可搬式画像表示システム(例 え ば 、 移 動 式 Cアーム)の場合、受入及び 不変性試験は、放射線防護責任者/代理者がルームクラスを確定した後に実施されなければならない。 j) 試験は、放射線防護責任者/代理者が確定したルームクラスの環境条件下で実施されなければならない。
6 試験方法
6.1 一般 製造業者は、レイアウトや確立した試験方法を文書で適切に指示することで、測定では同じ距離と角度を維 持でき、例えば、画面への圧力などによって測定を誤らないようにしなければならない。 注 それは、例えば、架台、スペーサー、保護ガラス板又は他の適切な方法を通じて実現できる。 測定を再現できるように測定構成を文書化することが望ましい。 画像表示システムの輝度特性の測定に使用される方法は、附属書Aに記述がある。 6.2 輝度計 6.2.1 受入試験用の輝度計 望遠型の校正された輝度計(望遠型ファインダーをもつ輝度計で、一眼レフ原理又は同等の精度によるもの) が用いられなければならない。これは少なくともDIN 5032-7 のクラスBに対応しなければならない。 6.2.2 不変性試験用の輝度計 不変性試験用の輝度計としては次のいずれかを用いてよい。受入試験の望遠型による校正済みの輝度計、又は 附属書Aの方法B, C及びD による測定器で、工場で校正して提供され、製造業者の指示に従って定期的に校 正されたもの。 6.3 照度計 画像表示システムを附属書Aの測定方法 B, C及 び Dで試験するため、照度計は測定範囲が 1 lx ~ 1 000 lx において、測定の不確かさが最大限でも10 %で、再現性が少なくとも5 %のものが用いられなければならな い。 照度計は、ルームクラスの要求事項を確認するために部屋の環境光測定に必要である。 注 測定値を自動的に把握できると手順が簡単になる。 環境光の照度を決定するためにグレーボード*(*例:拡散板のようなもの)を輝度計(望遠型)と組み合わ せて用いてもよい。この場合、グレーボードの製造業者が記述した輝度測定方法を用いなければならない。 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 116
6.4 テストパターン DIN EN 62563-1:2014-01に基づいた(a~f)、AAPMに基づいた g)~ l)の 図1 に示すテストパターン を用い なければならない。又は DIN EN 62563-1:2014-01に基づいたTG18-OIQテストパターンの代わりにTG18-QC テストパターンを用いてもよい。臨床参照画像が必要であるが、これは利用者によって定義されなければなら ない。そのテストパターンは特定の用途における代表的なものでなければならない。 注 1 図1のテストパターンの詳細な記述は、DIN EN 62563-1:2014-01に含まれている。 注 2 テストパターンの保存場所次第でこれが誤って表示されることがある。例えば、DICOMオブジェクト を異なる製造業者のアプリケーションソフトウエアの間でやり取りした場合、すべてのオブジェクトが同様 に表示される保証はない。しかしこのような問題の防止を定めることは、この規格の目的ではない。 a) TG18-OIQ b) TG18-UN80 c) TG18-MP d) TG18-LN8-0 1 e) TG18-LN8-1 8 f) TG18-UN10 g) TG18-LPH1 0 h) TG 18-LPH50 i) TG 18-LPH89 j) TG18-LPV10 k) TG18-LPV50 l) TG18-LPV89 図1 —画像表示システムに用いるテストパターン(図a) ~ f)はDIN EN 62563-1:2014-01, 表2により、g) ~ l)はAAPMによるもの)
No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -06 0 1 :4
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ルームクラス
画像表示システムを画像診断の分野で用いるとき、次の分類で識別しなければならない: a) 診断画質の画像表示システム b) 参照画質の画像表示システム ルームクラスは、表1による要求事項で識別しなければならない。 ルームクラスの定義は通常行なわれる最高の要求事項での業務に基づいている。しかし、緊急の場合、本来必 要な要求事項より少ない要求事項のルームクラスの画像表示システムを利用することが許される。 したがって、例えば、より高度な業務が必要な場合でも、診断の後処理だけに指定されている検査室を利用し てもよい。 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 118
表1 —それぞれの要求事項でのルームクラスの決定 ルーム クラス ルーム (*空間) 業務 画 像 表 示 シ ス テムの分類 照度a lx RK1 診断室 (*読影室) 放射線画像及び断層画像データセットの重 要な判定。 診断画質 ≦50 RK2 即座の診断をする検査 室 (*カテーテル治療室) 検査室における医療行為。この場合、治療 に関連する決定が行われ、その結果として 画像表示システムは、診断のために十分な 画質を提供しなければならない(典型的に は低コントラストの被写体)。 診断画質 ≦100 RK3 検査をするための室 (*撮影室) 対話モニターを用いて行われる検査(典型 的には高コントラストの被写体)。 診断画質 ≦500 RK4 観察及び処置室 (*手術室・診察室・病 室・処置室) 既知及び判定済みの所見を繰り返して経過 観察しなければならない行為(例えば、手 術室での整復、外傷外科でのねじの摘出な ど。例えば、回診用台車上の表示、 画像を 患者に見せるための表示。) この表示では医用画像コンテンツを観察す ることが許されるが、画像から治療判断(投 薬、手術)を導き、支援するためには用い られず、このカテゴリーには入らない。 、 参照画質 ≦1 000 RK5 歯科用診断室 歯科用処置室の照度条件以外の診断。 診断画質 ≦100 RK6 歯科用処置室 歯科用処置室の照度条件下の診断。 診断画質 ≦1 000 a 照度は画像表示装置の電源を切り表示面に垂直にして測定される。 *DIN 6868-157の原文に記載はなく、参考として相当すると思われる部屋を記載した。 N o rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d N r. 7786427 -L fN r. 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -06 01:438 診断画質の画像表示システムの受入試験
8.1 試 験 範 囲 表2及び表3 では、医用画像表示システムの受入試験に必要な試験の概要を示している。目視試験(表2)及 び測定器による試験(表3) に分けられ、試験に必要な装置及びツールを含む。 表2 —受入試験のための目視試験 試験 項 テストパターン 全般的画質 8.2.2 テストパターンTG18-OIQ 画像表示装置のグレースケール分解能 a 8.2.3 テストパターンTG18-MP 輝度の均一性 8.2.4 テストパターンTG18-UN80 色ムラ及びその均一性 8.2.5 テストパターンTG18-UN80 画素欠陥 8.2.6 テストパターンTG18-UN10及びTG18-UN80 幾何学的歪 8.2.7 テストパターンTG18-OIQ 臨床参照画像に基づく試験 a 8.2.8 臨床参照画像 6種類のテストパターンによる線構造の視 認性 b 8.2.9 テストパターンTG18-LPH10、-LPH50及び -LPH89(水平線); TG18-LPV10、-LPV50及び-LPV89(垂直 線) a RK 5及びRK 6は対象外 b マンモグラフィのみ20
表3 —受入試験のための測定器による試験 試験 項 装置及び器具 最小輝度 8.3.1 輝度計、 テストパターン TG18-LN8-01 距離測定 最大輝度 8.3.2 輝度計、 テストパターン TG18-LN8-18 距離測定 環境輝度 8.3.3 輝度計、 画像表示装置の電源を切る 距離測定 照度 8.3.4 照度計、 画像表示装置の電源を切り、画面(画面中心)に垂 直に測定する 画像表示装置の均一性 8.3.6 輝度計 テストパターン TG18-UN80 (又は背景DDL 204) テストパターン TG18-UN10 (又は背景DDL 26) 接触測定 マルチモニタ間の均一性 8.3.7 輝度計 テストパターン TG18-UN10 (又は背景DDL 26) 接触測定 輝度特性a 8.3.8 輝度計 18種類のテストパターン TG18-LN8-01 ~ TG18-LN8-18 a RK 5及びRK 6は対象外 8.2 目視試験 8.2.1 一般 判定する画像要素は画面に垂直に見て試験しなければならない。 8.2.2 全 般 的 画 質 全 般 的 画 質 を試験するため図2に示すテストパターンTG18-OIQを用いる1)。 次の試験を目視で行なうこと: a) ラインペアパ ターンが 筋 、ぼやけ又は消失がなくはっきり見えること。及 び2画 素幅の低 コン ト ラ ス ト の ラ イ ン ペ ア パ タ ー ン が テストパターンの中央及び四隅で見えること(試験画像要素 1); b) RK5 (≤100 lx)及びRK6 (≤1 000 lx):5 %及び95 %のパッチが見えること(試験画像要素 2); c) 低コントラストの文字が見えること („QUALITY CONTROL“、試験画像要素 3); 1) 白色及びグレー領域において: „QUALITY CONTROL“ すべてのルームクラス;1) テストパターン TG18-OIQ は放射線医学委員会 (NAR) DIN, Henkestraße 127, 91052 Erlangenから入手でき、www.nar.din.deからダウ ンロードできる。 N o rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d N r. 7786427 -L fN r. 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -06 01:43
2) 黒色領域において:
i) マンモグラフィ(RK 1): „QUALITY CONTROL“ ii) RK1(≦50 lx): „QUALITY CONTRO“
iii) RK2(≦100 lx): „QUALITY CONT“ iv) RK3(≦500 lx): „QUALITY CON“
d) 輝度パッチの4隅にある低コントラストが見えること(試験画像要素 4); i) マンモグラフィ(RK 1):すべて ii) RK1(≦50 lx):すべて iii) RK2(≦100 lx):すべて iv) RK3(≦500 lx):すべて e) 画像表示装置の有効範囲においてラスタ画像が中心に配置され、ラスタ画像の境界及び線が見えること (試験画像要素 5); f) 16個すべての輝度パッチが区別できること(試験画像要素 6); g) グレースケールバーの連続性(試験画像要素 7); h) 直接的な黒から白へ、及び白から黒への遷移(試験画像要素 8)。 注 こ の 規 格 の 発 行 時 に は 医 療 用 の 一 般 的 な 表 示 特 性 と し て ま だ 明 確 に 考 え ら れ て い な い が 、 あ る 種 の 医 療 用 途 に お い て 動 画 特 性( 別名、時間的な応答)は重要である。医療用の動画特性表示を 試 験 に 応 用 す る 方 法 に つ い て は 、他 の 関 連 文 書 を 参 照 で き る [25]. No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1
22
凡例 1 ラインペアパターン 2 5 %及び95 %のパッチ 3 低コントラストの文字 4 輝度パッチ内の低コントラストコーナー 5 ラスタ画像の線 6 輝度パッチ 7 グレースケールバー 8 黒から白へ、及び白から黒へ遷移 図2 — テストパターンTG18-OIQを用いる全般的画質の試験 8.2.3 画像表示装置のグレースケール分解能 画像表示装置のグレースケール分解能は、テストパターンTG18-MP(図1 c))を用いて8ビット及び10ビット マーカに基づき目視で確認されなければならない。 この試験のためズーム機能を用いるときは、整数の拡大率だけが許容される。 長い8ビットマーカ(1)上またはその間に少なくとも1本の水平の輪郭線が垂直バー(3)に見えるかどうか試験 しなければならない。その場合、右又は左の境界領域の垂直バーを評価してはならない。 注 8ビットの変化を示すマーカの間隔よりコントラストステップの間隔が広ければ、コントラスト分解能は8ビットより小さ い。もしグレースケールの変化が8ビットの変化を示すマーカと正確に一致しなければ、グレースケールの最大値又は最小値が 失われた可能性がある。 8 3 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -0 6 0 1 :4凡例 1 8ビットマーカ 2 10ビットマーカ 3 垂直バー 図3 — 8ビット及び10ビットマーカを用いたテストパターンTG18-MPの拡大図 8.2.4 輝度均一性(目視) 輝度均一性の試験は、テストパターンTG18-UN80を目視で判定し、中心から端まで問題となる不均一性がない か調べる。 注 一般的にLCDの不均一性(不均等)は非対称である。人間の視覚システムは通常、極めて低い空間周波数に対する感度が低いので、表 示面全体に広がった緩やかな不均一性は、その変化が余り目立っていない限り問題ではない。より小さな規模の1 cm 程度の大きさの不均 一性のほうがより重要であり、均一なテストパターンを見た場合に見えないほうがよい。より小さな規模の不均一性はノイズまたは画素欠 陥として分類する。 8.2.5 色ムラ及びその均一性 色ムラはテストパターン TG18-UN80を用いて目視で試験する。この場合、当該テストパターンの色の均一性は 画像全面にわたり試験されなければならない。 同じ画像表示システムに接続され、並べて配置される同じタイプのマルチモニタでも試験されなければならない。 この場合、画像表示装置間の知覚可能な色ムラの差異について試験されなければならない。 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1
24
8.2.6 画素欠陥 画素欠陥は、テストパターンTG18-UN10及びTG18-UN80を用いて確認されなければならない。 テストパターンを確認して画素欠陥が診断に関わる領域内にある欠陥のタイプを分析する。分析には表4及び表5 に示す規定値を適用する。 画素欠陥については次に示す欠陥タイプの定義に従って拡大鏡を用いて特定し、数を数えなければならない。 医用画像表示に関連する範囲内にある画素欠陥だけを数えればよい。 タイプA欠陥: 常時高輝度状態のサブピクセル(モノクロ画素の指定可能な部分又はカラー画素の各原色部) — TG18-UN10を表示して明るいサブピクセルを数える。 タイプB欠陥: 常時低輝度状態のサブピクセル — TG18-UN80を表示して暗いサブピクセルを数える。 タイプC欠陥: タイプA又はタイプB以外の異常なサブピクセル— TG18-UN10及びTG18-UN80を表示して数え る(例えば、埃で隠されたサブピクセルの一部、常時中間輝度状態のサブピクセル、点滅しているサブピクセル、 光を散乱する封入物)。 タイプD欠陥:5×5画素のブロック内にタイプA~Cの欠陥が2個以上存在する欠陥の集団。 許容できる画素欠陥数を求めるため、画像表示装置の水平画素数と垂直画素数を乗じ、それを1 048 576(1 024×1 024画素に対応)で除する。 この結果に、表4及び5の欄9に示す値を乗じ、四捨五入して整数にする。 結果は、許容される画素欠陥の数を欠陥のタイプごとに、試験される画像表示装置に対し表わす。 例: 1 920×1 080画素の表示解像度に際して1 920×1 080 = 2 073 600 画素が得られる。 そこから2 073 600 / 1048 576 = 1.97 を乗数として得る。 そこから画素欠陥の最大許容数として次の値を得る: 1.97 ×1 ≈ 2のタイプA欠陥; 1.97 ×5 ≈ 10のタイプB欠陥; 1.97 ×5 ≈ 10のタイプC欠陥; 1.97 ×1 ≈ 2のタイプD欠陥。 8.2.7 幾何学的歪 幾何学的歪は8.2.2全般的画質試験の一部であり、これを試験するためテストパターンTG18-OIQを用いる。 画像の移動がないこと、及び画像が完全に見えて欠落がないことを目視で試験する。ラスタ画像の線で囲まれた 領域は正方形でなければならない。 8.2.8 臨床参照画像の試験 この試験のために臨床参照画像を選び出されなければならない。 放射線防護責任者/代理者は、十分な医学的な画質が評価されることを保証しなければならない。 3 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -0 6 0 1 :4 38.2.9 マンモグラフィのための追加試験 RK 1 の環境で6種類のテストパターンの線構造の視認性を試験しなければならない。図1、g) ~ l) の追加 のテストパターンが必要である: — TG18-LPH10, -LPH50及び -LPH89 (水平線); — TG18-LPV10, -LPV50及び -LPV89 (垂直線)。 8.3 測定器による試験 8.3.1 最小輝度
最小輝度 L' minは、方法A(附属書 Aによる)に従って画面の中心で測定されなければならない。
8.3.2 最大輝度
最大輝度 L' max は、方法A(附属書 Aによる)に従って画面の中心で測定されなければならない。
8.3.3 環境輝度
この大きさは、表4及び5による最小輝度の要求事項のために必要とされる。
環境輝度 L amb は、方法A(附属書 Aによる)に従って画面の中心で画像表示装置の電源を切って測定され
なければならない。 8.3.4 照度 照度は、画像表示装置の電源を切って画面に垂直に測定する。 8.3.5 最大輝度比 最大輝度比 r´ は方法A(附属書Aによる) に従って、画面の中心で測定された最大輝度および最小輝度から等 式(1)に従って計算されなければならない。 r ´ = L' max / L' min (1) ここで r ´ 最大輝度比; L' max 最大輝度; L' min 最小輝度。 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1
26
8.3.6 画像表示装置の均一性 方法A又は方法B(附属書 Aを参照)を用いて、最大デジタルドライビングレベル10 %及び80 % (8 ビット の場合は、DDL 26及びDDL 204に対応する)の輝度を画像表示装置の対角線によって5点、または9点(23 イ ンチ以上の場合)、測定しなければならない(図4を参照)。 試験に際し、表示領域全体、又は放射線画像の映されている範囲のどちらか、医学的に利用される範囲を測 定しなければならない。 測定点の位置を図4に示す。 均一性 Hは、輝度の最高値(L highest)から最低値(L lowest)を引いた差を、最高値と最低値の平均値で除した商の 百分率として、次のように計算される:H = 200 × (Lhighest – L lowest ) / (L highest + L lowest) (2)
凡例 h 画面の高さ b 画面の幅 k及びz 5測定点、画像表示装置 23 インチの場合 g、k及びz 9測定点、画像表示装置 ≥ 23インチの場合 z 中心の測定点 図4 — 輝度の差の測定箇所 No rm e n -D o w n lo a d -B e u th -M a k o to S u zu k i-K d Nr . 7 7 8 6 4 2 7 -L fNr . 6 9 3 8 1 9 8 0 0 1 -2 0 1 5 -02 -0 6 0 1 :4