ランダムな近傍セル選択による等方的BZ反応セルオートマトンについて
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(2) 情報処理学会第 75 回全国大会. 3. シミュレーション解析結果 図 2 (a)-(d)は,シングルリング,ターゲット, およびスパイラルの伝搬波形のスナップショッ トである.図 2 (a)-(c)は,2 次元正方格子の中 ( ) ( ) 央セルの状態変数の初期値を として得られた.図 2(d)は,シングルリングの 伝搬波形を適当な時刻 で停止し,半円部分をシ ミュレーションの初期状態として用いることで 得られる.各セルの ( ) の値( から ) ) (b)シングルリング ( をグレースケール( から )に対応させ表示 (a)シングルリング ( している.図 2 (a)にみられる伝搬波形は 8 角形 であるが,図 2 (b)-(d)は,いずれも円形(同心 円)に近く,等方性を保持している. のと き,式(1)の は,セル の 8 近傍セルすべて を含むため,セル格子の形状に起因して,伝搬 波形が多角形となる. のとき,式(1)の に含まれるセルは 6 個であり,8 近傍セルから ランダムに選択される.セル選択時のランダム 性により,セル格子の形状による影響を排除す (c)ターゲット( ) (d)スパイラル( ) ることができ,等方性を保持した伝搬波形が実 現できる. 図 2 伝搬波形 ( ). 図 3 はシングルリングの平均半径と誤差率を 示している.記号 a-c で示される曲線は,提案 モデルにおいて, としたときの結果 を示している.記号 d で示される曲線は,従来 モデル( ) [3]の結果である. シングルリングの半径が大きくなるにつれ誤差 率が減少していることから,等方性が保たれて いることがわかる. 図 4 はシングルリングの伝搬速度比較を示し ている.記号 a, b で示される実線と点線は,提 案モデル( )と従来モデル ( )の伝搬速度を示している. 提案モデルの方が高速に伝搬することがわかる. 従来モデルの一つのしきい値を提案モデルと同 一に設定しているが,しきい値が一つのみの提 図 3 シングルリングの平均半径と誤差率 案モデルの方が励起に必要なステップ数が少な いため,波形伝搬が高速であると考えられる. ( ). a: , b: , c: , d: 従来モデル ( ). 4. まとめ 時間発展ルールに用いる近傍セルの選択に確 率的要素を取り入れた等方的 BZ 反応 CA モデル を提案した.提案モデルと従来の等方的 BZ 反応 CA モデルについて,生成パタンの等方性と拡散 速度の比較を行った.提案モデルでみられる生 成パタンがより等方的であり,高速に伝搬する ことが明らかとなった. 参考文献 [1] A. N. Zaikin and A. M. Zhabotinsky, ”Concentration wave propagation in two dimensional liquid-phase self-oscillating system,” Nature 225, pp.535–537, 1970. [2] M. Markus and B. Hess, ”Isotropic cellular automaton for modelling excitable media,” Nature 347, pp. 56–58, 1990. [3] A. Nishiyama, H. Tanaka, and T. Tokihiro, ”An isotropic cellular automaton for excitable media,” Physica A,vol. 387, no. 13, pp. 3129–3136,2008.. 1-268. 図 4 シングルリング伝搬速度比較. a:提案モデル, b:従来モデル.. Copyright 2013 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved.. ).
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