• 検索結果がありません。

<論文>ニックリッシュによる「商科大学での商業学の展開」についての一考察

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "<論文>ニックリッシュによる「商科大学での商業学の展開」についての一考察"

Copied!
20
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)商経学叢. 第57巻 第2号2010年12月. ニ ッ ク リ ッ シ ュに よ る 「 商 科 大 学 で の商 業 学 の展 開 」 に つ い て の 一・ 考察. 牧 概要. 浦. ニ ッ ク リ ッ シ ュ は,1911年. に. 健. 二. 『商 科 大 学 に お け る 商 業 学 の 展 開 』(NicklischH.:Die. EntwicklungderHandelswissenschaftenandenHandelshochschulen,Leipzig1911。) を 出 版 した 。 彼 は,こ. の 著 で,商. 科 大 学 と,そ. こで の 中 心 科 目 と して の 商 業 学 に 対 す る見 解. に つ い て 述 べ た 。 具 体 的 に は,『 商 科 大 学 に お け る 商 業 学 の 展 開 」 を 構 成 す る 各 節 に 従 っ て, 1で,「. 商 科 大 学 に 対 す る 商 業 学 の 意 義 」,2で,「. の 状 況 」,3で,「. 商 科 大 学 の 設 立 時(1898年. か ら1911年). 商 科 大 学 の 商 業 学 の 講 義 に つ い て の 疑 問 」 を 検 討 す る 。 特 に,国. に 対 す る 商 業 学 の 独 自 性,利. 益 の 概 念 に 対 す る 彼 の 検 討,商. 民経済学. 科 大 学 の 教 育 内 容 と社 会 的 使 命. に つ い て 論 証 した 。. キ ー ワー ド. ニ ッ ク リ ッ シ ュ,商. 業 学,商. 科大学. 原 稿 受 理 日2010年8月30日. Abstract lung. H. Nicklisch. der Handelswissenschaften. velopment. Commercial. view on commercial core knowledge. nificance that. commercial. colleges. commercial. there. are. between. how to make. the social. Key words. functions. sciences. sciences. started. on the Commercial. had. the title. the concept of commercial. sciences, his sections, colleges",. up. between. 1898 and. colleges".. sciences. and. of profits.. This. which. on commercial. must. which. grow. had title. 1911" and. He made. clear. national. economic. He suggested. the. Sciences,. book. "the circumstances,. Commercial. Dehis. into. the. "the sigunder to lecture. what. difference. theories.. College. "The gives. "how. edcacational. colleges.. Commercial. "Die Entwick-. , in English,. Colleges".. his view with. in commercial. commercial. H. Nicklisch,. in 1911, which. and the commercial. He had edited. colleges. a book. an den Handelshochschulen". Sciences. of commercial. about. cussed. published. He displan. and.

(2) 第57巻. は. ニ ッ ク リ ッ シ ュ(Nicklisch,H.)と Stuttgart1929/1932.)が. 第2号. じ. め. に. い え ば,主 著 「経 営 経 済 』(DieBetriebswirtschaft,. 思 い 出 さ れ,経. 営 経 済 学 の 「体 系 化 」 で 有 名 で あ る 。 しか し,. 本 稿 で 紹 介 す る よ う な 小 冊 子 『商 科 大 学 に お け る 商 業 学 の 展 開 』(DieEntwicklungder HandelswissenschaftenandenHandelshochschulen,Leipzig1911.)も 内 容 は,1911年. に 彼 が 教 授 と し て 就 任 し た,マ. ス タ ー の た め の 公 開 講 演 で あ り,本. の 科 学,特. に,国. ま り,ビ. ジ ネ ス マ ン(Kaufmann)の. 育成. に ラ イ プ チ ッ ヒで,大. 科大学 に対す る商業学の意義. 学 と 商 業 会 議 所 が ドイ ツ の 商 科 大 学(Handelshochschule) し い 制 度(Einrichtung). の 存 在 理 由 を 証 明 で き る の か に つ い て 非 常 に不 安 視 さ れ て き た 。 ま た 今 日 〈1911年 〉. で も こ の よ う な 懐 疑 者(Zweifler)は. な お 存 在 して い る。 だ が,こ. 安 に な る 必 要 は な い 。 新 た な 活 動 が 展 開 さ れ た 所 で も,た (Ding)の. 発 展 に よ り方 向 転 換 さ せ ら れ て い て も,ま. い 制 度 が,活. 動 し,必. と して も,否. 定 か ら脱 却 で き な い,頑. ま た,商. 要 で あ る こ と を,長. 科 大 学 は,過. 題 に つ い て 審 査 し,決. 期 間 に 亙 っ て,発. と え,長. 期 間 に亙 っ て 物 事. 在 理 由 を 否 定 し て き た,新. し. 展 過 程 にお いて 示 され て きた. 固 な 保 守 主 義 者 の 階 層 は 存 在 して い る(2)。. 去10年 間 の 経 過 で,こ. 定 す べ き,専. た,存. の 事 実 にわ れ わ れ は不. の よ う な 証 明 を して き た し,商. 科大学の問. 門 家 会 議(sachverstandigeVersammlung)の. し い 単 科 大 学 の 本 質(Hochschulart)が,こ. ッ ク リ ッ シ ュ と シ ュ マ ー レ ン バ ッ ハ は ラ イ プ チ ッ ヒ 商 科 大 学 の 第 一 期 生 で あ っ た 。. (2)Vgl.Nicklisch,H.:DieEntwicklungderHandelswissenschaftenandenHandelshochschulen,Leipzig1911.5.7. (3)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.7.. 64(360). 日程. の よ う な 活 動 能 力 が あ り,必 要 な も の. で あ る の か 否 か と い う 証 明 に は も は や 係 わ っ て お らな い(3)。. (1)ニ. 存. ぼ全 訳 の 形 で 紹 介 す る。. が 活 動 を 始 め る の を 支 援 し て 以 降(1),非 常 に 広 い 社 会 層 で,新. は,新. 科 大 学 の 設 立 目的 が 企 業. 民 経 済 学 と は 別 の 独 立 し た 科 学 を 商 科 大 学 が 有 す る こ と を 目 指 して い る. 1商. が,そ. の冬 セ メ. 業 経 営 の た め の 合 理 的 な 管 理 原 則 に 基 づ く知 識 体 系 を 形 成 して,既. こ と を 証 明 し よ う と して い る 。 以 下,ほ. 1898年. ンハ イ ム 商 科 大 学 で の1911/12年. 文 は22頁 で あ る 。 しか し,商. 経 営 に 必 要 な 専 門 知 識 と 技 能 を 有 す る 人 材,つ に あ っ た こ と や,企. 出版 して い る。.

(3) ニ ック リッ シ ュに よ る 「商 科 大 学 で の 商 業 学 の 展 開 」 につ い て の 一・ 考 察(牧 浦) こ の よ う な 証 明 は 全 く簡 単 に は で き な い 。 証 明 は 二 重 で あ る 。 一 方 で,商 の 単 科 大 学,特. に,大. 学 の 専 門 分 野 を,ビ. で 奨 励 して き た(pflegen)と. い う,解. ジ ネ ス マ ン(Kaufmann)に. わ ゆ る,商. を 展 開 し,こ. れ ら を 教 授 す る と い う 課 題 を 有 して き た し,有. 業 学(Handelswissenschaft)か. 課 題 の 解 決 は 比 較 的 簡 単 で あ る 。 す な わ ち,国 (Rechtswissenschaft)と. 対 す る特 殊 な 応 用. 決 す べ き 課 題 を 有 し て き た し,有. 19世 紀 の,い. 他 の 科 学 か ら,ビ. し て い る 。 更 に,. 業 につ いて の 有 効 な 科 学. して い る 。 最 初 に 指 摘 さ れ た. 民 経 済 学(National6konomie),法. 律 学. ジ ネ ス マ ン に と り わ け 関 心 の あ る,部. 殊 な も の に 整 理 す べ き で あ り(ausgestalten),こ 利 用 さ れ る べ き で あ る 。 こ こ 〈【筆 者 補 足 】. ら,商. 科 大 学 は,他. 分を特. の よ うな 研 究 の 成 果 は商 科 大 学 の 講 義 で 既 存 の 科 学 の 知 識 を,ビ. ジネ スマ ンの 教 育 と. い う 限 られ た 分 野 に 便 宜 的 に 応 用 す る こ と 〉か ら,こ の よ う な 領 域 で 商 科 大 学 が 提 供 し た, 〈真 理 に 対 す る 無 前 提 の 研 究 を せ ず に,ビ させ る た めの. ジ ネ ス マ ン と い う特 定 の グ ル ー プ に 利 益 を 追 求. 「金 儲 け 論 」 を 身 に 付 け た 〉 ビ ジ ネ ス マ ン に 対 す る 鋭 い 批 判(Zuspitzung). が 生 じて い る ④。 しか し,こ. の 課 題 の 解 決 の み で は,独. ら な い 。 こ の 課 題 は,こ ぶ ん よ り 良 く,か. つ,よ. の 科 学 が 所 属 して い る 単 科 大 学 や 大 学 に よ り,非 り 障 害 な し に(segensreich)解. 実 践 と の 関 係 を よ り誠 実 に,よ 私. 〈ニ ッ ク リ ッ シ ュ 〉 は,こ. 題 を 解 決 し て も,承 亙 っ て,実. 立 し た 商 科 大 学 の 存 在 能 力 を 証 明 した こ と に は な 常 に 簡 単 に,た. 決 で き る。 特 殊 な 単 科 大 学 が,. り活 発 に 生 成 で き る 状 態 に な っ て い る と 人 は 批 判 で き る 。. の よ う な 状 況 を,特. 殊 な 単 科 大 学 が,実. 質 上,こ. の最初の課. 諾 で き な い 。 大 学 で の 経 済 諸 科 学 の 擁 護 者(Vertreter)は,長. 践 と法 学(Jurisprudenz)と. 一 緒 に,良. 多 く の も の を 見 つ け て き た 。 さ ら に,こ. い,有. 益 な 指 導 を 模 索 し,常. 期 に に,よ. の よ う な 独 立 し た 研 究 機 関(Anstalt)は. り. どの よ. う な メ リ ッ トを も た ら し う る の か(5)。 こ れ 以 外 の 他 の 課 題 を 有 しな い,商 も の(eineuniversityextension)以. 科 大 学 は,ビ. ジ ネ ス マ ン の た め に,大. 学 を 拡 張 した. 外 の 何 も の で も な い 。 こ の よ う な 商 科 大 学 は,ま. た,. 財 務 資 金 と 教 授 手 段 で 常 に 整 備 さ れ て い る と して も,自. ら に は,派 生 し た 活 動 の み を 有 し,. 全 く独 立 し た 活 動 を 有 せ ず,独. 立 した 現 存(dasein)の. た めの 基 礎 が この よ うな 商 科 大 学. に は 欠 け て い る 。 す な わ ち,商. 科 大 学 は,ま. 奨 励 施 設(Pflegstatte)に. ず 第 一 に,こ. の よ う な 大 学 に 特 有 の,科. な る べ き で あ る 。 商 科 大 学 に と り,独 立 し た 活 動 は,商. 基 礎 に して の み 可 能 に な る 。 商 業 学 は 新 し い 構 成 体(Gebilde)の 圏 &. S a. H H. 11 11 19 19. h,h, ㏄ ㏄ h h レ見k k 鉛 N N. 91 19 V V. ω ⑤. 65(361). 核 心(Kern)で. 学の 業学を あ り,.

(4) 第57巻. 第2号. あ る べ き で あ る 。 こ の 新 し い 構 成 体 の 周 りで,商 が,グ. ル ー プ と して ま と め られ,商. れ わ れ の 古 い 単 科 大 学,大. 科 大 学 で 更 に 奨 励 さ れ る べ き,専. 科 大 学 を 補 完 し,純. 学 で,求. め られ た,最. (BildungdesganzenMenschen)に. ま で,導. 粋 な 私 経 済 的 な 物 事 を 超 え て,わ. 高 の 目 標,す. な わ ち,完. 全な人間の教育. くべ き で あ る(6)。. 第 二 の 課 題 の 解 決 は 大 き な 困 難 に 結 び 付 い て い る 。 な ぜ な ら,最 れ て 以 降,商. 門分野. 業 学 は ま だ 存 在 しな い か らで あ る 。 商 科 大 学 は,商. 初の商科大学が設立 さ. 業 学 に よ り,初. めて 展 開. さ せ られ る に 違 い な い(7)(8)。 商 科 大 学 の 展 開 の 最 初 の10年 間 の 終 わ りで も,既 す る こ と は,疑. わ し い 要 求 で あ っ た 。 確 か に,こ. に,第. の よ う な 解 決 時 点 の 出 現 に は,ビ. マ ン に 関 連 し た,古. い 科 学 の 部 分 の 整 理(Ausgestaltung)よ. ら な い 。 しか し,解. 決 の 準 備 は な さ れ て お り,展. 決 が よ り広 く成 し遂 げ られ る,要. こ の 第 二 の,本. り も,長. ジネ ス. く待 た な け れ ば な. 開 の 進 路 も は っ き り して お り,従. 素 も 見 つ け られ て い る 。 商 業 の た め の 科 学 へ の,い. る 商 業 学 の 展 開 が 可 能 で あ る こ と は,も 経 過 の 途 中 に あ り,目. 二 の 課 題 の 完 成 した 解 決 を 期 待. 下 の と こ ろ,非. は や 疑 え な い 。 商 業 学 は 可 能 で あ り,既. え ば解 わ ゆ. に良 好 な. 常 に 急 速 に 成 し遂 げ られ て い る(9)。. 質 的 な 課 題 の 解 決 の 最 初 の 部 分 的 な 達 成 は 商 業 学 の 文 献 の 領 域 で も,既. に わ れ わ れ の 手 元 に あ る 。 私 は,こ. れ を,次. の2つ. の 著 作 に 認 め る 。 す な わ ち,. ヘ ラ ウ ァ ー の 『世 界 貿 易 論 』(Hellauer,J.:SystemderWelthandelslehre,einLehrandHandbuchdesinternationalenHandels,1.Band:AllgemeineWelthandelslehre, vonder1.Teil,Berlin1910.) シ ェ ア ー の 「一 般 商 業 経 営 学 』(Schar,J.F.:AllgemeineHandelsbetriebslehre, 1.Band,Leipzig1911.) で あ る が,こ. の 内,前. 者 は1910年. に,後. 者 は 翌 年 に 出 版 さ れ た ⑩。. (6)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.8-9. (7)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.9. (8)な. お,ド. イ ツ の 経 営 学 は,「. 商 業 学 」(Handelswissenschaften)の. 経 済 学 」(Privatwirtschaftslehre)と triebswissenschaft)を. 経 て,急. な. り,続. 速 に 普 及. し た. い て,経. 名 称 下 で 始 り,そ 営 学(Betriebslehre)と. の 後,「. 経 営 科 学(Be-. 「経 営 経 済 学 」(Betriebswirtschaftslehre)の. 名 称 に な っ た 。 こ の よ う な 名 称 変 更 の 過 程 は 内 部 の 発 展 の 経 緯 を 反 映 し て い る(vgl.Nicklisch, H.:VomStudiumderBetriebwirtschaftslehre,Stuttgart1921.5.1-2.)0 (9)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.9-10. (10)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.10.. 66(362). 私.

(5) ニ ック リッ シ ュに よ る 「商 科 大 学 で の 商 業 学 の 展 開 」 につ い て の 一・ 考 察(牧 浦). 皿. 今 ま で の 叙 述 で,最. 最 近10年 間 で の 展 開. 初 の 単 科 大 学,ラ. イ プ チ ッ ヒが 創 立 さ れ て 以 降,商. 悪 い こ と が 指 摘 さ れ た 。 こ の 名 称 で 理 解 さ れ る も の は,複 律(Recht)と. 国 民 経 済 学 の 断 片 の 混 合 で あ り,こ. て い る 。 商 業 学 の 文 献 は,取 料 の 混 合,簿. 記,い. わ ゆ る,勘. 体 と し て,商. に,商. 混 合 とみ な. 業 補 習 教 育 学 校 と 商 業 中 等 学 校(Handelsfortbildungs-. 業 学 の 文 献 は,充. 整 さ れ た(zuschneiden)。. 承 認 で きな い一 般 化 の 広 い範 囲 の 中. 分 な 科 学 的 な 準 備 が な さ れ て お ら な い と い う 不 備(Mangel)を. 際 に,特. 識 か ら始 め られ た 所 で は,こ. 定 の 事 業 部 門 の 状 況 の 非 常 に 深 い,か. の よ う な 経 験 を,共. 過 ち を 犯 して き た 。 一一 つ の 部 門(Banche)の し,商. る種 の 要 素 的 な 営. 商 業 の た め の 教 育 機 関 〉 の 授 業 の 要 請 と,『 独 学 』(Selbst-. た め に,調. 含 ん で い た 。 ま た,実. 記 され た 材. 事 文 通(kaufman-. 商 事 計 算(kaufmannischesRechnen)の. undHandelsmittelschulen)〈 unterricht)の. 教 科 書 か ら 構 成 さ れ,上. ら ゆ る 異 種 の 不 純 物 を 無 視 す れ ば,あ. 業 技 術(Geschaftstechnik)と. に,法. 粋 な商 業 学 の要 素 は 存 在 し. 定 科 学(Kontorwissenschaft)と,商. nischeKorrespondenz)あ. さ れ た が,全. 数 の 専 門 知 識 の 混 合,特. の 間 に,純. 引 論(Handelslehre)の. 業 学 で は都 合 が. 業 一 般 で の 状 況 よ り も,既. 知 で,叙. こ の よ う な 著 述 家(Schriftsteller)に に 対 す る 商 品 の 関 係 は,完. 通 して,商. つ,包. 括的な事実認. 業 に直 接 的 に適 用 す る と い う. み を 取 り扱 い な が ら,共 通 した 見 出 しを 選 択 述 さ れ た,特 と っ て は,た. 殊 な 状 況 に つ い て 語 っ て い たql)。 と え ば,商. 品 の 特 徴 と,企. 業の組織. 全 に 同 様 な 効 力 が あ る も の だ っ た 。 機 械 の 販 売 と,う. が い薬 の. 販 売 が 彼 ら に は 完 全 に 同 様 な も の と み な さ れ,存. 在 す る 差 異 は 調 査(Untersuchung)に. 値 しな か っ た 。 彼 ら は,機. の よ うな. な くて,む. し ろ,共. 械 の 販 売 の 技 術 を,こ. 通 し た 商 品 販 売 の 技 術 と して,叙. 述 し た 。 そ して,彼. 料 の 取 り扱 い に お け る 学 問 で あ る こ と(Wissenschaftlichkeit)に 彼 らが 共 通 し た 解 説 を き,「 た と え ば,機 そ こ で は,人. 〈限 定 さ れ た 〉 も の と して で は ら が 行 っ た,材. 対 す る,唯 一 の 譲 歩 は,. それ が 機 械 の 販 売 につ いて の 解 説 で あ って も. 書 き留 めた と. 械 業 界 で も物 事 は こ の よ う で あ る 』 と続 け る こ と で あ っ たp2)(13)。. は,全. く一 面 的 な 経 験 に 基 づ い て,ど. qDvgl.Nicklisch,H.1911.s.10-11。;参. 照。田島荘幸. の よ う に 業 務 を 管 理 し,処. 理すべ き. 『ドイ ツ 経 営 学 の 成 立 』 森 山 書 店1973.4. 頁 (2)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.11. ⑱. つ ま り,特 定 企 業 の 実 務 経 験 者 は,そ の 企 業 の 特 殊 な ビ ジ ネ ス モ デ ル や 職 場 慣 習 を,業 で 通 用 す る も の と して,説 明 して い た 。. 67(363). 界一般.

(6) 第57巻. 第2号. か に つ い て 提 案 す る と い う 研 究(Arbeit)に. 着 手 し た 。 彼 ら の 固 有 の 課 題,つ. な 状 況 の 叙 述 に 背 を 向 け た 研 究,そ. らの 固 有 の 課 題 の 代 わ り に,〈 普 遍 化 さ れ た 立. し て,彼. 場 で 研 究 す る と い う 〉 困 難 な(unm6glich)課 商 業 学 に と り,他 に,企. ま り,特. 題 を 解 決 し よ う と し たq螂 ・. の 側 か ら指 摘 さ れ て い る よ う な 「処 方 箋 』(Rezeptschrift)の. 代わ り. 業 と 部 門 を 特 殊 研 究 と して 取 り扱 う こ と(monographischtobehandeln)を. す る こ と は,非. 提案. 常 に 良 い こ と で あ っ た ⑯。. 商 業 学 の 資 料(Material)の 逆 ら う だ け で は な くて,し. こ の よ う な 加 工 は,も ば し ば,そ. た 重 要 で な い 物 事 と 過 程 を,事. れ 自体,多. ち ろ ん,著. 述 家 た ちの 本 来 の 方 針 に. く の 商 人(Kaufleute)の. 業 秘 密(Geschaftgeheimnis)と. 事 業 で起 こ っ. して 取 り扱 う と い う 当 時. の 彼 らの 非 常 に 特 徴 が あ っ た 慣 習 に も 逆 ら う も の で あ っ た 。 ア メ リ カ の 事 業 家 は,こ つ い て は,平. 殊. 均 して,異. な る 考 え で あ り,ド. イ ツ の 事 業 家 よ り も,事. 業 秘 密 を,少. れ に し しか. 適 用 して お らな い 伽8)。 商 業 学 の 疑 問(Frage)を で,ほ. 特 殊 研 究 と して 取 り扱 う こ と は,ド. と ん ど 専 ら,大 学 の 国 民 経 済 学 と政 治 学(Staatswissenschaft)の. に よ り提 供 さ れ,ま. た,今. 後 も,商. 生 れ る で あ ろ う 。 国 民 経 済 学 は,一 wirtschaftslehre)の け れ ば,自. 研 究 室(Seminar). 業 学 の 顕 著 な 研 究(Arbeit)は. この よ うな 研 究 室 か ら. 般 的 な 研 究 の た め の 基 礎 と し て の 個 別 経 済 学(Einzel-. こ の よ う な 準 備 作 業 と し て 必 要 で あ る が,そ. こで 何 も見 つ け られ な. 分 で な ん と か しな け れ ば な らな い ⑲⑳。. しか し,こ. こ か ら,経. 済 的 に 考 え る 人(Kopf)に,総. 属 す る と い う 見 解 が 生 じ た 。 つ ま り,2つ め,商. イ ツ の商 科 大 学 の 創 立 ま. 業 学 が 展 開 さ れ る べ き,科. て の 研 究 が 国 民 経 済 学 の 領 域 に帰. の科 学 の 間 で の 境 界 は 曖 昧 に な っ た。 この た. 学 の 核 心(Kern)と. して の,商. 業 学 に 含 ま れ る,非. 常 に. 多 くの もの が 国 民 経 済 学 の 領 域 の 中 に あ っ た ⑳。. (14)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.11-12. ⑮. こ の 点,当 を 克 服. 時,こ. し た,著. の よ う な 普 遍 化 さ れ た 立 場. 述 も 存 在 し た 。 と り わ け,簿. 〈で 研 究 す る と い う 困 難 な(unm6glich)課. 題 〉. 記 に 当 て は ま っ た(vgl.Nicklisch,H.1911.s.12.. Ful3note1.)0 (16)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.12. ⑰Vgl.Nicklisch,H.1911.5.12. (18)こ. の 点,ニ. を 検 討. ッ ク リ ッ シ ュ は,1922年. し て い. に 出 版 し た. 『経 済 的 経 営 学 」 で,テ. ー ラ ー の 科 学 的 管 理 論. る が(Vgl.Nicklisch,H.:WitrschaftlicheBetriebslehre,5.AufL,Stuttgart. 1922。S.89-104.),ド. イ ツ の 企 業 に つ い て,満. 足 で き る 資 料 や 文 献 を 収 集 で き な い と い う 苦 悩 を 抱. え て い た 。 (9)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.12. (2①. ニ ッ ク リ ッ シ ュ も,1903年. に. 「貿 易 収 支 と 経 済 的 均 衡. HandelsbilanzandWirtschaftsbilanz,nationalokonomischeStudien,Magdeburg1903.) を 出 版. し,そ. の 冒 頭 に55の. 先 行 研 究 を 掲 げ た 。. (21)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.13.. 68(364). 国 民 経 済 学 的 研 究 』(Nicklisch,H.:.

(7) ニ ック リッ シ ュに よ る 「商 科 大 学 で の 商 業 学 の 展 開 」 につ い て の 一・ 考 察(牧 浦). 少 な く と も,い. わ ゆ る,商. で あ る と 説 明 す る,懐. 業 学 を1つ. の 科 学 に ま で,実. 際 に,展. 疑 者 が 当 時 現 れ る こ と が で き た こ と は,こ. 開 させ る こ と は不 可 能 こ 〈国 民 経 済 学 の 領 域 〉. か らで は 説 明 で き な か っ た ⑳。 しか し,そ の 間 に,状 況 は 基 本 的 に 変 更 さ れ た 。 転 換 は 商 科 大 学 に よ り 引 き 起 こ さ れ た 。 商 業 学 の た あ の 大 学 教 員 は,自. ら の 研 究 室 の 制 度(Seminareinrichtung)に. と 工 業 で の 個 別 経 済 の 状 況 を 科 学 調 査(erforschen)す し た 。 工 業 経 営 と 商 業 経 営,経 richtung)に の 後,こ. る た め の,研. 営 の 分 業(Betriebsabteilung)と. つ い て の 一一 連 の 造 詣 の あ る,正. れ らの 基 礎 に 基 づ い て,研. 確 な,体. 究(Arbeit)に. 業. 着手. 経 営 制 度(Betriebsein-. 系 的 な,個. 究 の 結 果 を 選 別 し,整. よ り,商. 別的な記述が現れた。そ. 理 し,比. 較 し,そ. の影響範囲を. 調 べ な が ら,個. 々 の 商 業 学 の 疑 問 に つ い て の 調 査(Untersuchung)が. こ の 調 査 は,商. 業 と工 業 の 領 域 で の 私 経 済 的 な 活 動 で の 関 係 に つ い て 興 味 を 起 こ さ せ た. (nachgehen)㈱. 積 み 重 ね ら れ た が,. 。. 総 て の こ の よ う な 研 究 の 結 果 の 使 用 が,大. 学 の 授 業(akademischerUnterrichte)で. は,. 既 に 成 果 の 大 き い も の と して 証 明 さ れ て き た ⑳。 こ の よ う な 展 開 で は,他 や り方(groBerStil)で. の 場 所 で は 既 に 目 立 っ て い た よ う に,あ の,2つ. の 統 合 さ れ た 研 究(Arbeit)〈. と 商 業 経 営 論(Handelsbetriebslehre)〉 今 日 で は,こ. る 意 味 で は,大. 雑把な. 取 引 論(Handelslehre). の 出 現 に よ り,暫 定 的 な 結 末 が 見 つ け ら れ た た め,. の 方 向 で よ り詳 細 に 取 り扱 う こ と は,誤. りで は な い と 考 え ら れ て い る㈱。. こ の 叙 述 で は, 1出. 発点. 2過. 程(Weg). 3商. 業学の領域の区分. に 分 け る べ き で あ る ⑳。. 1出. 発点. 商 業 学 の 展 開 は,唯 め,商. 一 の 出 発 点 を 有 し,商. 業 学 が 研 究 す る,商. Nicklisch. (23)Vgl. Nicklisch. ⑳Vgl. Nicklisch. ㈲Vgl. Nicklisch. (26)Vgl. Nicklisch. ⑳Vgl. Nicklisch. H H H H H H. (22)Vgl. 業(Handel)か. ら の み 開 始 で き る。 こ の た. 業 の 概 念 を ど の よ う に 把 握 す る の か が 非 常 に 重 要 で あ る伽。. 1911. 13.S. 1911. 13-14.s. 1911. 14.S. 1911. 14.s. 1911. 14.S. 1911. 14.S. 69(365).

(8) 第57巻 有 効 な も の と み な さ れ る,定 た め の,営. 第2号. 義 は 以 下 の よ う な も の で あ る 。 す な わ ち,商. 業 は,利. 益の. 業 上 で の 財 の 交 換 で あ る ㈱。. 商 業 の 私 経 済 学 に と り,こ の 概 念 規 定 の 特 殊 な 意 義 は,『 営 業 上 で の(gewerbsmal3ig)』 と 「利 益 の た め の(zumZweckdesGewinns)』 既 に,一. 見 し て,こ. こ に は,あ. と い う 構 成 部 分 に あ る(29)。. る 範 囲 に 冗 語 句(Pleonasmus)が. あ る こ とが 分 か る。 商. 業 の 営 業 上 で の 形 式 は,一 一 定 の 法 律 上 と 経 済 上 の 関 係 を 含 む が,こ れ る こ と を 前 提 に し て い る 。 こ の よ う な 利 益 が な け れ ば,営 い 。 利 益 が ど の よ う な 種 類 で あ る の か,利. れ に よ り利 益 が 獲 得 さ. 業 上 で の 商 業 経 営 は で きな. 益 が 価 格 格 差 に あ る の か,手. 数 料 に あ るの か は. 全 く問 題 に は な らな い ⑳。 しか し,『 利 益 の た め に 』 と い う概 念 構 成 は,『 営 業 上 で の 』 概 念 構 成 よ り広 範 囲 に 及 ぶ 。 ま た,営. 業 上 で 営 ま れ な い 商 業,つ. る 。 従 っ て,定. 時 の 商 業(Gelegenheitshandel)も. 義 は こ れ に も 妥 当 す べ き で あ る 。 と い う の は,商. 業(berufsmal3igerHandel)に uberhaupt)と. ま り,臨. 関 係 す る だ け で は な くて,む. 関 係 す べ き で あ る(31)。 そ して,商. 学 が 語 ら れ る と き に,そ wirtschaft)で. 業 学 は,職. し ろ,商. 業上 での商. 業 全 般(Handel-. 業 の 個 別 経 済 の 理 論(Lehre)と. の 中 に,「 専 ら も し く は 圧 倒 的 に 商 業 を 営 む,個. して 商 業. 別 経 済(Einzel-. 」 と い う 基 本 的 な 制 限 は 示 さ れ る べ き で は な い 。 も ち ろ ん,「 専 ら も し く. は 圧 倒 的 に 商 業 を 営 む 個 別 経 済 で 」 と い う 基 本 的 な 制 限 が,商 要 求 さ れ る と き に は,む わ らず,商. 存在 す. し ろ,主. 業 を 行 う 限 り,す. に 商 業 を 営 み,専. 業学上での関心の大部分 に. 業 か 兼 業 か,規. 則 的 か 例 外 的 か にか か. べ て の 経 済 に 当 て は ま る べ き で あ る(32)。. こ の た め,「 営 業 上 で の 』 と い う 構 成 要 素 は,誤. 解 を 予 防 す る た め に,省. な 『利 益 の た め の 』 と い う 構 成 要 素 の み を 維 持 す る こ と が,好 の 「利 益 の た め の 』 と い う 構 成 要 素 は,ど. き,よ. り広 範. ま れ る 。 と い う の は,後. 者. の よ う な 形 式 で 商 業 が ま た 営 ま れ る と して も,. す べ て の 商 業 に 妥 当 す る か らで あ る ㈱。 商 業 の 定 義 の 中 で の 利 益 の 概 念 に 反 対 して,最 近 改 め て,重 要 な 攻 撃 が 向 け ら れ て い る 。 攻 撃 は,出 り,商. 版 物 で,「 わ れ わ れ の 商 業 概 念 の 真 髄(Quintessenz)は,ま. 業 か ら,利. 益 追 求 の 欠 陥(Makel)を. 一 掃 し,経. (28)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.14.;Vgl.Nicklisch,H.:AllgemeinekaufmannischeBetriebslehrealsPrivatwirtschaftslehredesHandels(undderlndustrie),Leipzig1912。S37.;参 照 。 岡 本 人 志 著. 『経 営 経 済 学 の 形 成 』 森 山 書 店1977年86頁. (29)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.14-15.;Vgl.Nicklisch,H.1912.5.37. (30)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.14-15.;Vgl.Nicklisch,H.1912.5.37-38. ⑳vglNicklischH1911s14-15。;vgLNicklisch,H。1912.s.38。 (32)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.15. (33)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.15-16.;Vgl.Nicklisch,H.1912.5.38.. 70(366). た,こ. の概念 によ. 済 的 な 有 機 体(wirtschaftlicher.

(9) ニ ック リッ シ ュに よ る 「商 科 大 学 で の 商 業 学 の 展 開 」 につ い て の 一・ 考 察(牧 浦) Organismus)に. お け る 有 用 な 肢 体(Glied)に. 道(WegvonTreuundGlauben)で. 業 に 没 頭 す る か,忠. 実 と信 頼 の. 管 理 す る こ と に あ る 」Gのと 主 張 す る㈲。. こ の よ う な 所 感(Bemerkung)に. 関 係 し て い る,商. 式 化 さ れ る 。 す な わ ち,「 商 業 は,合 lichkeit)と. 仕 上 げ,商. 業 の 新 し い 概 念 は,次. 目 的 性(Zweckmal3igkeit)と. の よ う に定. 経 済 性(Wirtschaft-. い う基 本 原 則 に 従 っ て 組 織 さ れ る,世 界 経 済 の 個 々 の 肢 体 の 間 で の 財 交 換 で あ. り,〈 こ の よ う な 肢 体 と し て,世 界 で 生 産 す る 個 別 経 済 と 消 費 す る 個 別 経 済 が 認 め ら れ る べ き で あ る 。〉 商 業 は,所. 有 権 の移 転. の た め に製 造 され た財 の 貯 蔵 形 成 こ こ で は,利 す な わ ち,合. 益(Gewinn)の. 〈購 入 と支 払 い 〉,場 所 の 変 更. 概 念 は 閉 め 出 さ れ,そ. の 代 わ り に,2つ. の 異 な る も の,. 経 済 性(Wirtschaftlichkeit)が. 引用 さ れ る。. れ に よ り,意 図 し た よ う に,利 益 の 概 念 が 削 除 さ れ な い で,む. 隠 蔽 さ れ,隠. さ れ る た め,不. り あ え ず,極. 端 な 差 異 の 事 実 の 確 認 に よ り満 足 す べ き で あ る(38)。. 成 功 で あ る こ と が 後 で 示 め さ れ る 。 しか し,わ. す べ て の 弊 害(Auswuchs)が. れ か が 偽 装 し(betrugen),損. い よ う に 操 作 し,偽 は,法. 場 所 を 占 め る た め,利. 造 して も,彼. 学 に と っ て だ け で は な くて,む. 益 を 獲 得 す る た め,商 し ろ,同. 程 度 に,商. と い う概 念 は,こ. 用 で きな. 業 を 営 む こ と にな る。 結 果. 業 学 に と っ て も 重 要 な,「 忠 実. と 信 頼 の 維 持 』 と い う商 業 で の 最 高 の 中 心 思 想(Leitmotiv)と,「 ン(ordentlicherKaufmann)』. 益 に商 業 の. 益 の概 念 は 削 除 され た 。 商 業 の 実 行. を さ せ て 儲 け(Ubervorteilen),信. は,利. し ろ,. れ わ れ は,と. 利 益 の た め の 営 業 上 で の 財 交 換 と して の 伝 統 的 な 商 業 の 概 念 に 留 ま れ ば,利. に お い て,だ. 人の需要. 〈在 庫 〉 な ど に よ り行 わ れ る 」㊤ ③ と定 式 化 さ れ る ⑳。. 目 的 性(Zweckmal3igkeit)と. こ の よ う な 操 作 が,こ. 〈流 通 〉 と,他. 品 行 方 正 な ビ ジネ スマ. の よ うな商 業 概 念 か ら引 き出 され な い. こ と に な る(39)。 実 際 に は,物. 事 を こ の よ う な 側 面 か ら正 視 す れ ば,商. 業 につ いて まず 最 初 に与 え られ た. 概 念 の 把 握 は 不 十 分 で あ る 。 商 業 に よ り財 の 交 換 が 配 慮 さ れ る と き の 基 準 で あ る,利 は,そ. の 規 模 に お い て,制. せ た 儲 け(LTbervorteil)や,完. 限 さ れ る べ き で あ る 。 利 益 の ど の よ う な 金 額 で,誰 全 な 偽 装(Betriige)が. ⑳Schar,J.F:AllgemeineHandelsbetriebslehre,1Band,Leipzig1911.S.70.;参 一 著 「 ド イ ツ 共 同 経 営 体 論 史 』 中 央 経 済 社1966年15頁;田. 始 る の か を,明. 益. か に損 を さ. らか にす べ きで あ. 照 。 大 橋 昭 島 壮 幸1973. 。8頁;岡. 本 人 志1977.21-. 22頁 駒Vgl.Nicklisch,H.1911.S.16.;Vgl.Nicklisch,H.1912.S。38. (36)Schar,J.F.1911.S.55.;Vgl.Nicklisch,1912.S.38.;参. 照 。 吉 田 和 夫 著. 『 ドイ ツ の 経 営 学 』. 同 文 舘1995年50頁 (3のVgl.Nicklisch,H.1911.S.16. (38)vgl.Nicklisch,H.1911.s.16-17.;vgLNicklisch,1912.s。38.;参. 照 。 岡 本 人 志1977.87頁. (39)vgl.Nicklisch,H.1911.s.17.;vgl.Nicklisch,1912。s.38-39.;参. 照Q田. 101頁. 71(367). 島 荘 幸1973.100-.

(10) 第57巻 る 。 現 実 に は,こ. 第2号. の よ う な 限 界 は 存 在 し,限. わ れ わ れ の 定 義 の 不 備(Mangel)で 購 入(Kauf),つ. ま り,商. 業の最初の. あ る㈹。. 業 の 基 本 事 業(Grundgeschaft)は,交. 元 さ れ る べ き で あ る 。 商 品 の 所 有 者 は,自 くの 価 値 を 付 け る と き に,自. 界 を 表 わ して お らな い こ と が,商. 己 の 商 品 よ り,他. 換(Tausch)に. 還. 者 の 商 品 に 自 ら に と り よ り多. 己の 商 品 を他 者 の 商 品 と交 換 す る用 意 が あ る。 評 価 にお け る. こ の よ う な 価 値 の 差 異 が な け れ ば,交. 換 は 不 可 能 で あ る 。 貨 幣 の 所 有 者 は,ま. 商 品 以 外 の 他 の 商 品 も 〉 欲 す る た め,獲. た. 〈他 者 の. 得 し た い 〈他 者 の 商 品 以 外 の 〉 他 の 商 品 よ り も,. そ れ 自 体 と して は 〈他 の 種 類 や 他 の 起 源 の 〉 他 者 の 商 品 に 関 す る 自 己 の 欲 求 を 考 慮 して, 貨 幣 総 額 に お い て よ り高 い 価 値 を 帰 属 さ せ な い と き に,貨. 幣 と 引 き 替 え に,〈 他 者 の 〉 商. 品 を 購 入 す る 用 意 が あ る 。 こ こ に も ま た,価 値 の 差 異 が 現 れ る。 た だ,価 値 の 評 価 に と り, 反 対 側 の 商 品 は も は や 基 準 で は な くて,む. し ろ,共. 通 し た 交 換 手 段,つ. ま り,貨. 幣 が,基. 礎 と して 役 立 つ(41)。 交 換,つ. ま り,購. が 現 れ れ ば,こ. 入 を 仲 介 す る た め に,参. の 価 値 の 差 異 よ り も,よ. 両 側 で,儲. る 。 こ の 範 囲 で,ビ せ る よ う に,事 に,既. ジ ネ ス マ ンが,利. ジ ネ ス マ ン の 利 益 の 請 求 は,交. ジネ スマ ン. 自 ら の た め に は,要. 側 で の 差 額 の 合 計 が,報. 方. 酬 にな. 換 も し くは購 入 に対 す る刺 激 を 失 わ さ. 体 と して 利 益 を 獲 得 す る 可 能 性 を 彼 自 身 か ら な くす る よ う. に 作 用 し て い る。 従 っ て,利. 留 め られ る べ き で あ る 。 そ して,こ 儲 け(LTbervorteil)や,完. ま り,ビ. 益 を 引 き 出 せ る と き に は,一. け を 引 き 出 す こ と が 可 能 な ら ば,両. 業 を 締 結 し,全. 三 者,つ. り 多 く の 報 酬(Entgelt)を. 求 す る こ と は 許 さ れ な い 。 そ こ で は,ビ での差額. 加 者 の 間 に,第. 益 は,彼. の 要 求(Forderung)で. れ を 上 回 っ て 取 り 出 さ れ る も の は,誰. 全 な 偽 装(Betriige)の. 商 業 の 以 前 に 与 え た 概 念 は,対. は,こ. 応 して,修. の限界の下 に. か に損 を させ た. 概 念 に 含 ま れ る(42)。. 正 さ れ る べ き で あ る。 す な わ ち,商 業 は,「 こ. の よ う な 価 値 の 差 異 の 一 部 に 関 連 して 利 益 を 見 つ け る た め に 』,ビ ジ ネ ス マ ン が 財 を,交 換 手 段 〈貨 幣 〉 と 比 較 し て,よ. り小 さ い 価 値 を 有 す る者 の 手 元 か ら,同 一 の 基 準 で 考 慮 し て,. よ り高 く評 価 で き る 者 の 手 元 に 運 ぶ と い う 購 入 や 販 売 に よ り,財 は 生 産 と 消 費 の 間 で,引 利 益 と い う 言 葉 に は,そ し,中. の 交 換 を,最. 終 ラ イ ンで. き 起 こ す ⑬。 れ 自 体 に は,不. 立 で あ る 。 しか し,前. 者. 道 徳 な も の や,そ. 〈不 道 徳 な も の 〉 や 後 者. (40)vgl.Nicklisch,H.1911.s.17.;vgl.Nicklisch,1912.s.39.;参. の 他 の 非 難 す べ き もの はな い. 〈そ の 他 の 非 難 す べ き も の 〉 の 意. 照 。 岡 本 人 志1977.87頁. ωvgl.Nicklisch,H.1911.s.17-18。;vgLNicklisch,1912.s。39.;参. 照 。 岡 本 人 志1977.88頁. (42)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.18.;Vgl.Nicklisch,1912.5.39-40. (43)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.18-19.;Vgl.Nicklisch,1912.5.40.. 72(368).

(11) ニ ック リッ シ ュに よ る 「商 科 大 学 で の 商 業 学 の 展 開 」 につ い て の 一・ 考 察(牧 浦). 味 が,こ の 利 益 と い う言 葉 に あ る種 の ニ ュ ア ン スで 存 在 す る こ と に慣 れ た 場 合 に は,最 後 の 定 義 が,ま. さ に,. この 付 帯 す る意 味. 存 在 す る も し くは展 開 で しよ う と して い る. を 排 除 す る と い う 良 さ を 有 す る 。 そ し て,『 忠 実 と 信 頼 』 と 『品 行 方 正 な ビ ジ ネ ス マ ン 』. の 概 念 を商 業 の 概 念 に体 系 的 に結 び付 け る こ と に対 して は,障 害 は も はや 存 在 しな い鱒。 今 まで の 叙 述 の この よ うな 結 果 に よれ ば,概 念 の 公 式 化 で の 総 て の 差 異 が,実 際 に,公 式 化 〈表 現 上 で 〉 の 差 異 で あ る こ と,こ の た め,以 前 に言 及 した 攻 撃 が 効 果 の な い ま まで あ る こ と が 指 摘 さ れ て い る ㈲㈹。. 2過. 程. 出 発 点 か ら 中 心,つ. ま り,商. 議 さ れ る 。 こ こ で は,意. 業 学 の 重 要 な 部 分(Herzgegend)へ. 見 の 差 異 は,商. の 過 程(Weg)が. 業 の 概 念 の 雑 多 な 公 式 化 く表 現 〉 と 関 係 し て い る 。. 商 業 概 念 か ら 出 発 し た 者 は,商 業 で の 利 益 志 向(Gewinntendenz)の 収 益 性(Rentabilitat)の. 概 念 を 超 え て,内. 性(Zweckmal3igkeit)と. 経 済 性(Wirtschaftlichkeit)の. 済 原 則(6konomischesPrinzip)を. る た め,こ. た め に 言 葉 を 見 つ け,. 部 に 進 む 。 こ れ に 対 し て,財. の 交 換 の 合 目的. 概 念 の 過 程 を 採 っ た 者 は,経. 超 え て 進 む 。2つ. の 過 程 は 本 質 上 で は 異 な らず,両. 論. の 決 定 の ど ち ら で も,こ. 者 は 同 じで あ る 。 た だ,意. れ ら2つ. 見 は 分 裂 して い る よ う に 見 え. れ が 証 明 さ れ る べ き で あ る ㊨。. 経 済 原 則,す. な わ ち,手. 段 の 一 定 の 費 消(Aufwand)で. 最 大 可 能 な 効 果(Wirkung). を 目 指 す こ と は,一. 般 的 に 通 用 す る 。 目 的 を 達 成 す る た め に,力. 入 さ れ る 至 る 所,ま. た,ス. ポ ー ツ,遊. び で も,そ. と物 質(Materie)が. 投. うで あ る。 優 れ た 本 で の 詳 しい章 で 行 わ. ㈹Vgl.Nicklisch,H.1911.5.19.;Vgl.Nicklisch,1912.5.40. ㈲Vgl.Nicklisch,H.1911.S.19.;Vgl.Nicklisch,1912。S.40. (46)な. お,以. 上 の 記 述 で は,シ. 勢 が 感 じ 取 れ る が,1912年. ェ ア ー と 同 様 に,ニ の. ッ ク リッ シ ュの 利 益 の 概 念 に対 す る批 判 的 な 姿. 『一 般 商 事 経 営 学 』 で は,利. 益 の 概 念 を 堅 持 す る た め に,唐. 突 に,. 次 の 文 章 が 続 い て い る。 す な わ ち,「 も ち ろ ん,別 の 観 点 で は,こ の よ う な 相 違(Verschiedenheit)は 重 要 で あ る。 他 の 場 所 で は 既 に 指 摘 さ れ て い る(Vgl.Hellauer,J。1910.S.1.)。 経済性 (Wirtschaftlichkeit)の 最 高 の 活 動 規 則,従. 概 念 は,自 っ て ま た,私. 業 の 活 動 の 泉(BorndesLebens)に,直. ら の 言 葉 に よ り,経. 済 原 則(dasokonomischePrinzip),. 経 済 的 な 創 造 の 原 則 を あ ら わ す 。 こ の 経 済 性 の 概 念 は,個 接,位. 置 し て い る 。 し か し,わ. 別企. れわれの利益の概念は. 非 常 に 遠 く離 れ て 位 置 して い る の で は な い 。 利 益 の 概 念 は 経 済 性 の 概 念 を 包 括 し て い る 。 利 益 か ら 経 済 原 則,そ し て,私 経 済(こ こ で は,商 事 の)活 動 の 経 済 原 則 に 関 連 した 問 題 に 至 る こ と は 困 難 で は な い 。 そ こ で,私. は,利. 益 の 概 念 を 商 業 の 概 念 か ら削 除 す る必 要 性 を この 関 連 で は 全 く. 見 つ け られ な い 。 これ に反 して 私 は 考 え るが 利 益 の 概 念 を 堅 持 す る,不 可 欠 の 根 拠 が あ る 。 わ れ わ れ の 中 心 問 題,収 益 性 の 問 題 で は,利 益 な し に は,や り くりで きな い 。 経 済 性 の 概 念 の み で は,収. 益 性 は 説 明 さ れ な い 。 上 へ の,つ. よ っ て の み 充 た さ れ る,空. ま り,収. 益 性 の 概 念 へ の 輪 郭 で は,利. 益の概念に. 白 が 常 に 残 さ れ る 」(Nicklisch,1912.S.40.;Vgl.Sch6npflug,F.:. Betriebswirtschaftslehre,2.Aufl.,Stuttgart1954.S.169。;参 『経 営 経 済 学 」 有 斐 閣1970年152頁)と. 述 べ て い る。. ⑳Vgl.Nicklisch,H.1911.5.19-20.. 73(369). 照。 大 橋 昭 一. ・奥 田 幸 助 訳.

(12) 第57巻. 第2号. れ る よ う に,国 民 経 済 性 の 原 則(volkswirtschaftlichesPrinzip)よ. り も経 済 原 則 と 呼 び,. こ れ を 本 来 の 私 経 済 性 の 原 則(privatwirtschaftlichesPrinzip)と. 対 比 す る こ とは で き. な い 。 経 済 原 則 は,国. 民 経 済 と 同 様 に,個. く同 一 事 象 〉 に 対 す る そ の 効 果 は,も な くて,む. し ろ,範. ち ろ ん,一. は 次 の よ う に 現 れ る。 す な わ ち,個. 工 プ ロ セ ス に お い て,投. と資 材(Material)は. 商 企 業(Handelsunternehmung)で. こ れ に よ り,費. 質 で は. 々 の生 産 プ. 入 され る価 値 と獲 得 され る価 値 の 間 で の 差 異. が で き る 限 り大 き くな る よ う に,力. 所 で 購 入 さ れ,こ. 方 の 他 方 へ の 方 向 で 異 な る が,本. 囲 に よ る の み で あ る(48)。. 工 企 業(lndustrieunternehmung)で ロ セ ス,加. 別 経 済 を 支 配 して い る。 こ れ ら 両 領 域 の1つ. 〈利 益 〉. 投 入 され るべ きで あ る。 純 粋 な. は 次 の よ う に 現 れ る 。 す な わ ち,商. 品 が,最. も安 い. れ ら と 引 き 替 え に 最 高 の 金 額 に 換 え られ る 所 で 売 却 さ れ る べ き で あ り, 消 さ れ る,資. 本 と 労 働 の 代 わ り に,各. 個 別 事 例 と 同 様,ま. た 全 体 で も,最. 高 可 能 な 利 益 が 獲 得 さ れ る(49)。 国 民 経 済 学 の 領 域 に 移 る と,商. 業 の た め の 経 済 原 則(das6konomischePrinzip)は,. 次 の よ う に 書 き 換 え られ る べ き で あ る 。 す な わ ち,生 労 働 の 最 少 の 費 消 を 必 要 と す る よ う に,組. 産 か ら消 費 へ の 財 の 過 程 は,資. 織 さ れ る べ き で あ る 。 そ して,商. 上 で の 展 開 に 対 す る こ の 原 則 の 影 響 は,発 生 す る 各 状 態 が,消 利 益 を も た らす よ う に,そ な い,商. して,財. 業 の す べ て 状 態 が,こ. で あ る か ら,国. 本 と. 業の国民経済. 滅 した 状 態 に 比 べ て,常. に,. 交 換 の 国 民 経 済 上 で の 機 能 が 最 も 安 く行 わ れ る の で は. の 法 則(Gesetz)の. 家 と そ の 他 の 者 は,で. き れ ば,無. 力 に よ り,死 理 矢 理,こ. 滅 を 言 い渡 され る。 そ う. の 方 針 に抵 抗 す る よ うな 内容. と な る ⑲。 国 民 経 済 で の 経 済 原 則 の 効 果 は,個 経 済 の 法 則 と して は,経 に 上 回 る,全. 済 原 則 は 個 々 の 企 業 内 で の み,国. れ る 。 と い う の は,私. 民 経 済 の 法 則 と して は 国 民 と 更. 体 の 経 済 活 動 に お い て 作 用 す る か らで あ る 。 経 済 原 則 は,前. す る の と 同 様 に,後 に お い て,国. 別 経 済 で の 効 果 を 通 して,現. 者 に 対 して コ ン トロ ー ル す る 。 す な わ ち,個. 別 経 済 が,そ. 民 経 済 上 で の 意 義 で の 経 済 原 則 に も は や 一 致 しな い と き,費. 価 値 に 関 して 示 す よ り も,多. くを も は や 個 別 経 済 が 生 産 しな い と き に,労. 経 済 に お い て う ま く組 織 さ れ な い 限 り,こ さ れ な い 企 業 は,よ. 者 に 対 して 作 用 の給付能力. 消 され る手 段 が 働 と資 産 が 個 別. れ ら個 別 経 済 は 無 慈 悲 に 排 除 さ れ る 。 良 く組 織. り良 い モ ノ を 給 付 す る か,そ. ∩b ∩b. 0 1 1⊥ ∩乙 り白 2. ∩b. 1■占 巴 ■1. H H. lI占 1 11占 -1占 1 11占 9 ∩﹂ 9. u ■1. H. ⑳. Ln h h C C C S S S ・1 ・ 1 9ー ユ ユ ユ k レ見k n し n し C コユ の ユ サユ N N N. ㈲. 9 9 9 V V V. ⑱. 74(370). の 活 動 の 原 価 を 削 減 す る こ とを 適 宜 に着.

(13) ニ ック リッ シ ュに よ る 「商 科 大 学 で の 商 業 学 の 展 開 」 につ い て の 一・ 考 察(牧 浦). 手 で き な い と き に は,非. 常 に 速 く,か. つ,容. 赦 な し に,排. 除 さ れ る 。 国 民 経 済 で は,経. 原 則 は 個 別 経 済 で の 選 択 プ ロ セ ス を も た らす 。 詳 細 に こ の よ う な 効 果 を 追 求 し,観 科 学 調 査(erforschen)す こ れ に 反 して,個. る こ と は,国. 民 経 済 の 本 分(Sach)で. く を 儲 け な け れ ば,こ. こ と が 示 さ れ れ ば,個. 因 が 調 べ ら れ る 。 そ の 際,全. 業 さ れ た こ と に よ る 費 消 が,そ. の 金 額 に お い て,補. が 創 られ る こ と が 示 さ さ れ ば,個 (Handelswissenschafter)の. な く行 な わ れ る か,同. く改. 償 され な い. 別 経 済 は 排 除 さ れ る べ き で あ る と 言 い 渡 さ れ る 。 しか し,費. 企 業 の 活 動 に か か っ た 原 価 の 金 額 よ り も,少. 消 が,. じ原 価 で よ り良 い 品 質. 別 経 済 は 救 わ れ る 。 こ の よ う な 観 察 と 研 究 が,商. 業学者. 本 分 で あ る6⇒。. こ の よ う な 叙 述 か ら,商. 業 学 の 研 究 の 過 程,こ. 業 の 利 益 と 収 益 性 の 概 念 に 導 くか,経 れ ば,全. の 中で 個 々の 事 業 に. れ を 最 高 可 能 な 程 度 で 行 う 。 個 別 経 済 が よ り多. の よ う な 状 態 を 引 き 起 こ し た,原. 良 さ れ て お らな い こ と,作. 察 し,. あ る6D。. 別 経 済 は 儲 け な け れ ば な らな い 。 個 別 経 済 は,そ. お い て 経 済 原 則 に 従 っ て 行 動 す る と き,こ. 済. く 同 じで あ る こ と と,表. の 過 程 は,商. 業 の 概 念 か ら 始 り,個. 済 で の 経 済 性 と 経 済 原 則 の 概 念 に 導 くが,本. 現 で の 差 異 は,現. 在 で も,商. 別企. 質で見. 業 学 の 研 究 の 統 一 され た 方. 向 を べ 一 ル で 隠 して い る こ と が 明 らか に な る6鍬 。. 3商. 業学の領域の区分. 商 業 学 は 観 察 者 に 展 開 で の 非 常 に 広 い 路 線(Richtlinien)を. 示 す 。 か な り内容 豊 か な 知. 識 の 材 料(Wissensstoff)は,こ. れ に つ い て 研 究 さ れ て い る 間 に,無. (amorpheMaBe)が. 成 さ れ る 点,つ. 区 分 さ れ,形. ま り,結. 定型 のか た ま り. 晶 点 と し て 認 識 さ れ る 程,広. く組 織 さ れ て い る ㈲。 商業学の 1.勘. 定 科 学(Kontorwissenschaft)と. ビ ジ ネ ス マ ン の 文 通(kaufmannischeKorre-. spondenz) 2.簿. 記(BuchfUhrung). (51)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.21-22. (52)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.22. (53)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.22-23. 勧. な お,ニ ッ ク リ ッ シ ュ は,1912年 の 『一 般 商 事 経 営 学 』 で は,商 業 の 概 念 か ら 収 益 性 や 経 済 性 の 概 念 を 演 繹 す る と い う 構 想 は 認 め ら れ ず,自 己 維 持 の 法 則 を 導 入 し て,た と え ば,「 個 別 経 済 に と り,最 則,つ. 高 の 命 令(dasobersteGebot)は ま り,特. 自 己 維 持(Selbsterhaltung)の. 定 の 給 付 に 対 す る 最 少 の 費 消 は,「 規 則 』(Regel)で. 織 と 活 動 に と り,こ. 命 令 で あ る。 経 済 原 あ り,ま. れ 以 外 の も の は 全 くな い 」(Nicklisch,1912.s.44-45。)と. ㈲vgl.Nicklisch,H.1911.5.23.. 75(371). た,私. 経済 での組. 述 べ る。.

(14) 第57巻. 第2号. 3.ビ. ジ ネ ス マ ン の 計 算(kaufmannischesRechnen). 4.取. 引 論(Handelslehre),最. 近 は 奇 妙 な 商 業 経 営 論(Handelsbetriebslehre)と. 呼. ば れ る が, へ の,商. 業 中 等 学 校(Handelsmittelschule)で. な 調 査 の 結 果 の 圧 力 下 で,放. 棄 さ れ,そ. 1.商. 業 経 営 論 と簿 記. 2.取. 引 き 技 術(Verkehrstechnik). 普 通 で あ る,こ の 場 所 に,他. の よ う な 区 分 は,科. 学的. の 区 分 が 現 れ た 。 す な わ ち,. も し く は, 1.商. 業経営論. 2.簿. 記. 3.ビ. ジ ネ ス マ ン の 算 術(kaufmannischesArithmetik). で あ る 。 両 区 分 は,本. 質 上 で は,一. 致 して い る 。 差 異 は た だ 上 辺 の み で あ る 。 前 者 で の 商. 業 経 営 論 と 簿 記 の 総 括 は,他 で は 区 分 し て 列 挙 さ れ る。 至 る所 で,こ plin)は,今. や,そ. の 総 括 が1つ. ビ ジ ネ ス マ ンの 算 術 は,第. の2つ. の 番 号 で 適 切 に あ ら わ さ れ る よ う に,取. 二 の 区 分 で は,番. 号3で. あ げ られ る が,最. の 科 目(Diszi-. り扱 わ れ て い る6④。 初の区分での番号. 2の 取 引 き 技 術 に 一 致 し て い る 。 既 に 行 わ れ た 科 学 的 研 究 の 結 果 の 影 響 下 で,授. 業 科 目. (Unterrichtsfach)は,至. 組 され. (umgestalten),改. る 所 で,古. い 名 称 が 長 期 間 に 亙 っ て 狭 くな る よ う に,改. 造 さ れ て き た(ausbauen)。. し か し,あ. こ の よ う な 改 組 と 再 編(Um-undWeiterbildung)を れ た 。 だ が,そ (Anklang)の. こ で 見 ら れ た,取. る単 科 大 学,ケ. 上 辺 で 特 徴 付 け る よ う に,変. 引 き 技 術 と い う 名 称 に は,外. 見 上 で は,僅. 更 さ. か な支 持. み が 認 め ら れ る 。 そ の 他 の 商 科 大 学 は,講 義 目録(Vorlesungsverzeichnis). の この 部 分 に今 まで. 〈1911年 〉 適 切 な 名 前 を 与 え る こ と に ま だ た め ら っ て い る勧。. 今 日 〈1911年 〉,商 業 経 営 論(Handelsbetriebslehre)は,す さ れ て 把 握 さ れ て い る 。 つ ま り,商 lehre),商. ル ン で 初 め て,. べ て の 商 科 大 学 で,統. 一. 業 の 成 長 途 上 に あ る 個 別 経 済 学(Einzelwirtschafts-. 業 と 工 業 で の 企 業 の 私 経 済 学(PrivatwirtschaftsleherevonUnternehmung). と して,把. 握 され て い る欄 。. そ れ に も か か わ らず,商. 業 学 の 領 域 に は,今. 日,根. 本 で は,常. に,よ. り多 くを 包 括 す る. (56)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.23-24. (5のVgl.Nicklisch,H.1911.S.24. (58)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.24. (59)こ. の 点,わ. れ わ れ は,こ. の 記 述 に よ り,1912年. に 出 版 さ れ た,『. 一 般 商 事 経 営 学 』(Nicklisch,. H.:AllgemeinekaufmannischeBetriebslehrealsPrivatwirtschaftslehredesHandels (undderIndustrie),Leipzig1912.)が,書. 名 に お い て 括 弧 付 き で. 76(372). 「工 業 の 」 と 記 載 さ れ た 理 由/.

(15) ニ ック リッ シ ュに よ る 「商 科 大 学 で の 商 業 学 の 展 開 」 につ い て の 一・ 考 察(牧 浦). 傾 向 が あ る,二. 区 分 が 示 さ れ て い る 。 こ の 展 開 の 目標 は,取. 経 営 論(Handelsbetriebslehre)へ て,一. の 区 分 で あ っ た が,両. 般 と 特 殊 に 更 に 区 分 さ れ た 。 こ の 場 合,取. technik)と. 呼 ば れ る も の を1つ. 引 論(Handelslehre)と 者 は,国. 商業. 民 経 済 学 の 手 本 に従 っ. 引 論 は,ケ ル ン で 取 引 き 技 術(Verkehrs-. と して 完 結 し,経. 営 論(Betriebslehre)は. 簿 記 に合 併 さ. れ た ㈹。 商 業 学 は,企. 業 内 で 起 こ る 出 来 事 を 対 象 と して,取. の 相 互 作 用 か ら生 ず る も の,あ 象 と し て 有 す る(61)。 後者. 〈取 引 論 〉 と 同 様 に,前. し ろ,私. む し ろ,個. 別 経 済 の 立 場 か ら示 さ れ る 鋤。. も,ほ. 経 済 の 立 場 か ら示 さ れ,国. らず,こ. 者. 〈商 業 学 〉 で も,国. と ん ど総 て の 講 義 目録 は,多. か れ 少 な か れ,過. の 方 向 で 動 い て い る 。 しか. ぎ 去 っ た 時 代 の 名 残(Rest)を. の よ う な 事 実 を ほ ぼ べ 一 ル で 覆 っ て い る が,そ. の よ う な 事 実 は 存 在 す る 。 文 献 上 で は,こ. ア の 既 に 言 及 し た2つ. 民 経 済 の立 場 で は. の 境 界 内 の 経 済 の 全 体 の 立 場 で は な くて,. イ ツ 語 圏 の す べ て の 商 科 大 学 の 商 業 学 の 研 究 は,こ. 示 して い る 。 講 義 目 録 は,こ. 業 に参 加 す る総 て の 企 業. る 経 済 と 他 の 経 済 の 間 で の 給 付 の 交 換 に 役 立 つ 過 程 を,対. な くて,む. 今 や,ド. 引 論 は,商. の 著 書 に 強 く現 れ て お り,両. の よ う な 事 実 は,ヘ 著 の 内,後. 者. なお. れ に もか か わ. ラ ウ ァー と シ ェー. 〈シ ェ ー ア の 著 〉 は,前. 者 〈ヘ ラ ウ ァ ー の 著 〉 を 包 括 す る 擁 護 者 の 特 殊 な 方 向 に あ る 。 特 殊 な こ の よ う な 理 由 か ら, 両 著 に よ り,両. 著 が商 業 の完全 に展 開 され た私 経 済 学へ の過 程 で の最 初 の部 分 成 果. (TeilabschluB)を. 示 して い る と主 張 さ れ て い る ㈹。. 今 ま で 言 及 し た こ と は,商. 業 学 の 展 開 が 最 良 の 過 程 で あ る こ と,商. 科 大 学 に 固 有 の 科 学 と して,上 の 核 心(Kern)を. 業 学 が,自. 立 した 商. 記 で 記 載 し た 意 味 で の 授 業 プ ロ グ ラ ム(Lehrprogramm). 形 成 す る の に 適 し て い る こ と を 指 摘 し て い る 鱒。. \ を 想 像 で き る が,隠. さ れ た 事 実. と し て,「. 価 値 の 流 れ 」. 商 業 よ り も 工 業 で は る か に 重 要 な 課 題 を も た ら す が,充 の 苦 悩 が 隠 さ れ て い る と 考 え る(Vgl.Sch6npflug,F.1954.5.156.;参 訳1970.140頁)。 (60)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.24-25. 6DVgl.Hellauer,J.:SystemderWelthandelslehre,einLehr-undHandbuchdesinternationalenHandels,LBand:AllgemeineWelthandelslehre,vonderLTeil1910,5.10. ㈹Vgl.Nicklisch,H.1911S.24-25。 (63)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.25-26. ㈹Vgl.Nicklisch,H.19115.26.. 77(373). と. 「組 織 の 問 題 」 の 内,組. 分 に 言 及 で き な か っ た,ニ. 織 の 問 題 が, ッ ク リ ッ シ ュ. 照 。 大 橋 昭 一. ・奥 田 幸 助.

(16) 第57巻. 皿. ま た,商. 第2号. 商科大 学での商業 学の講 義についての疑 問. 業 学 で の 大 学 の 講 義 は 一 連 の 問 題(Problem)を. 提 示 し て い る 。 ま ず 第 一 に,. 目 標 は 何 で あ る べ き か と い う疑 問(Frage)が. あ る。 目 標 は 教 育(Bildung)で. か し,こ. の よ う な 優 位 な 実 質 上(materielle)〈. 判 断 材 料 を 集 め る も の 〉 か,形. male)〈. 体 系 を保 っ た もの〉 の特 徴 は あ るの か 。 この よ うな 疑 問 は他 の疑 問 を 更 に呼 び起. こ す 。 す な わ ち,商 力 が あ る の か,一. 業 学 は,形. 式 上(for-. 式 上 で の 〈体 系 を 保 っ た 〉 教 育 を 伝 え る(vermitteln)能. 定 量 の 知 識 の 材 料(Wissensstoff)の. れ わ れ の 主 要 な 疑 問 は,伝. あ る。 し. え られ る べ き,材. み を 与 え る の か 。 結 果 と し て,わ. 料 の 単 純 な 区 分 に よ り,簡. 単 に答 え られ るの. か ㈲。 実 際10年 わ ず に,当. 前 は,確. か に 完 全 に 共 通 し た 意 見 で あ り,簿. 時 は 商 業 学 と 呼 ば れ て い た が,た. 料 の 寄 せ 集 め に 反 対 して い た 。 ま た,今 単 科 大 学 の 授 業 計 画(Lehrplan)で. 記 を 除 い て,確. か に不 当 と は思. だ あ らゆ る可 能 性 の あ る領 域 か らの 知 識 の 材. 日 で も ま だ 批 判 家(Kritiker)は. 存 在 し,彼. らは. の ビ ジ ネ ス マ ンの 育 成 と 教 育 に 対 す る 商 業 学 の 意 義 を. 同 様 に 規 定 す る か も しれ な い 。 しか し も は や 正 当 で は な い ㈹。 そ れ に も か か わ らず,商 や,個. 業 学 は 幾 分 異 な っ た も の に な っ て い る 。 つ ま り,商. 業 学 は,今. 々 の 事 業 分 野 の 私 経 済 的 な 状 況 に つ い て の 科 学 調 査(Erforschung),ビ. ン と し て 事 業(kaufmannischeGeschaft)を に つ い て の 調 査(Untersuchung)を. 意 味 し,商. 業 管 理(Geschaftsfiihrung),事 よ り引 き 起 こ さ れ た,原 る 。 商 業 学 は,個. 締 結 す る,人. 別 的 な 科 学 調 査 が も た ら し た,帰. に 対 し て 統 括 し た 結 果 に 到 達 す る。 商 業 学 は,こ (Studium)に. よ り,統. 括 し て,取. undallgemeineHandelsbetriebslehre)を そ こ で,商. 業 学 は,今. 日,充. 業 学 は,個. の 私 経 済 上 で の活 動 で の 関 係 々 の 企 業 と 事 業 部 門 で の,事. 業 政 策(Geschaftspolitik)の. 因 と 結 果 の 相 互 関 係 を,こ. ジネ スマ. 過 程,こ. の よ うな政 策 に. れ ら企 業 の 立 場 か ら,調 結(Resultat)を. ら べ,批. 比 較 し,個. 判す. 々の 部 門. の よ う な 統 括 した 結 果 を 比 較 す る 学 問. 引 総 論 と 商 業 経 営 学 総 論(allgemeineHandelslehre も た ら し た ㈹㈹。. 分 に,「 定 義 す る 思 考(definerendesDenken)」. と 「論 理. ㈹Vgl.Nicklisch,H.1911.S.26. (66)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.26. ㈹Vgl.Nicklisch,H.1911.S.27. (sg>現 在 の 日 本 の 大 学 教 育 で,商 業 経 営 学 総 論 は 会 計 を 内 包 し た 経 営 学(総 と呼 ん で い る もの に相 当 す る。. 78(374). 論),取. 引総 論 は 商 学.

(17) ニ ック リッ シ ュに よ る 「商 科 大 学 で の 商 業 学 の 展 開 」 につ い て の 一・ 考 察(牧 浦). 的 な 思 考(logischesDenken)」 chenbestand)を. の た め の 機 会,具. 確 定 し,言. る 思 考 」 の た め の 機 会 と,観 と 経 験 が 設 定 す る,前. 葉 で 書 き 留 め,正. 体 的 に は,特. 定 の 事 実 の 状 況(Tatsa-. 確 に 記 述 す る と い う必 要 性 に よ る 「定 義 す. 察 さ れ た 過 程 と 状 態 に 基 づ く矛 盾 の な い 結 論,つ. 提 か ら結 論(Folgensatz)へ. ま り,観. 察. の 正 し い 演 繹 の 必 要 性 に よ る 「論 理 な. 思 考 」 の た め の 機 会 を 提 供 す る ㈹。 商 業 学 の 教 育 の 価 値 は,伝. 統 か ら,ま. た,若. 干 の 専 門 家(Fachleut)に. 簡 単 に 過 小 評 価 さ れ る 。 多 くの 材 料 の 特 徴(Einpragung)に 実 習(Ubung)の. 講 義 材 料 の 総 て を 期 待 さ せ る,商. 集 積 〉 の 見 解 が 説 明 さ れ る べ き で あ る。 し か し,学 材 料 を 集 め る 〉 教 育 で は な くて,形 ある. 救 い を 見 つ け,こ. の た め,. 業 学 の 極 小 さ な グ ル ー プ 〈事 例 研 究 の 徒(Studierende)の. 実質上 の. 〈判 断. 〈体 系 を 保 っ た 〉 教 育 が 上 位 に 置 か れ る べ き で. 商 業 学 で も そ う で あ る 。 彼 ら に 能 力 を 付 け る こ と よ り も 非 常 に 重 要 な こ と は,彼. ら に と っ て は,現 と で あ り,結 し,こ. 式上の. よ り,. 代 の 経 営 の 複 雑 な メ カ ニ ズ ム を 良 く見 抜 け る よ う に,視. 果 と して,企. 業 の 全 体 の 成 果 に 対 して 貢 献 す る,個. れ ら要 素 を 相 互 作 用 に お い て 追 求 し,調. こ と で あ る 。 そ こ で は,全. く,学. 徒 は,身. 査 し,正. 線 を 鋭 くす る こ. 々 の 要 素 を 認 識 し,観. 察. し く判 断 で き る よ う に 彼 ら を す る. 近 に 見 て い る,私. 経 済 的 な 状 況 か ら,最. 善の も. の を 創 れ る 状 態 に な る ⑩。 本 質 上 で は,講 tiker)が. 義 の 目 的 に つ い て の 疑 問 は,す. 応 な し に,純. 単 科 大 学 の 考 え 方 に 対 し て 示 し,部 分 的 に 持 ち 込 む,商. 践 の 間 で の 矛 盾 と 関 係 して い る 。 実 務 家 は,円 (fertigeKaufleuteheranzubilden),「 tolezuschieBen)』 て,ま. べ て,否. た,こ. こ と を,商. こ で は,ド. 業 学 の 領 域 で の 理 論 と実. 熟 し た 商 人(Kaufleute)を. 養成 す ること. 円 熟 し た 商 人 を 無 理 強 い か ら守 る(ausderPis科 大 学 が 課 題 と み な す こ と を,承. 諾 して い る 。 こ れ に 対 し. イ ツの 単 科 大 学 で の 商 業 学 の 擁 護 者 が ビジネ スマ ンの 実 践 と完 全. に 意 見 が 一 致 して い る こ と,ビ. ジ ネ ス マ ン の 慣 習(kaufmannischeRoutine)〈. 識 〉 が 学 校 の 腰 掛 け に 座 っ た ま ま で は,獲. 得 で き な い こ と,学. ネ ス マ ン の 修 業 期 間(kaufmannischeLehrzeit)を で あ る 。 こ の 修 業 期 間 は,完 ど こ に 商 人(Kaufleute)に. 粋 な 実 務 家(Prak-. 校,特. 現場の知 に 単 科 大 学 が,ビ. 補 充 で き な い こ とが 指 摘 さ れ るべ き. 全 な 時 間 上 で の 延 長 で な け れ ば,補. 充 さ れ な い⑳。. お い て 単 科 大 学 の 研 究 の 成 果(Erfolg)は. 認 あ られ るの か. に つ い て,実 務 に 就 い て い る 卒 業 生 で の ア ン ケ ー トの 結 果 に 基 づ き,ケ ル ン研 究 所(K61ner. (69)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.27. (70)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.27-28. (71)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.28-29. 79(375). ジ.

(18) 第57巻 Anstalt)の. 第2号. 最 初 の10年 間 の 報 告 書 は 伝 え て い る が,そ. 械 的 な 〈反 復 〉 労 働 を よ り速 く,よ schulstudium)に. よ り,事. の 中 で,彼. ら は,避. り容 易 に 克 服 で き る こ と と,単. け られ な い機. 科 大 学 の 学 問(Hoch-. 業 で 新 た に 生 じ た 疑 問 と 新 し い 部 門 で の 精 通(Einarbeit). が 彼 ら に は 非 常 に 容 易 に な っ た こ と が あ る ⑫。 商 業 学 で の 大 学 の 講 義 の 目 標 に つ い て の 疑 問 の 答 え か ら,商 と 実 習(Ubung)の zung),個. 業 学 の 講 義(Vorlesung). 間 で の 関 係 が 明 ら か に な る 。 後 者 の 実 習 は,通. 々 の ケ ー ス で は,ま. た,講. 常 で は,補. 義 の 予 習(Vorbereitung)や. 足(Ergan-. 継 続(Fortsetzung). を 意 味 す る 。 実 習 は 以 下 の こ と に 役 立 つ ⑬。 す な わ ち, 1.講. 義 で 提 供 さ れ た,さ. れ る も の の 例 解(Veranschaulichung). 2.必. 要 な 思 考 の 材 料(Denkmaterial)の. 3.特. 定 の 疑 問 と 課 題 の 解 決 で の あ る 種 の 慣 れ(Gelaufigkeit)の. 定 着(Befestigung). 商 業 と工 業 で の 過 程 につ いて の 例 解 の た めの 実 習 は く,対 応 す る講 義 で 採 用 さ れ る。 通 常 で は,2∼3種 ら は,講. 義 目 録 で 特 に 列 挙 して,示. 使 わ れ る な ら ば,〈 た と え ば,企. 例 外 を 無 視 す れ ば,最. も良. 類 の 実 習 が 相 互 に 関 連 して い る 。 こ れ. さ れ る も の で あ る 。 こ れ ら実 習 に 対 して 過 大 な 時 間 が. 業 で の 体 験 学 習 と 称 し て,無. 場 で の 作 業 労 働 を 繰 り返 す な ら ば 〉,す ぐ に,軽 〈判 断 材 料 を 集 め る 〉 教 育 と,あ. 獲得. 目 的 に,長. 期 に 亙 っ て,現. 率 に あ る もの を過 度 に強 調 した実 質 上 の. る 種 の 習 熟 の た め の 訓 練(Ausbildung)を. も た ら し,大. 学 の 講 義 の 主 要 目 標 の た め に は 極 僅 か な 時 間 しか 残 さ れ な い ⑭。 ま た,〈 た と え ば,簿 記 実 習 で 先 行 事 例 に 基 づ く例 外 処 理 を で き る 能 力 を 習 得 す る た め に 多 大 な 時 間 を 使 う よ う な 〉,い わ ゆ る 模 範 形 式(Musterkontor)で. の 疑 問 の 解 決 は この よ. う な 思 考 過 程 に あ る。 模 範 形 式 と い う 表 現 は 自 ず と そ れ 自 体 に 〈制 裁 的 な 〉 先 例 判 決 (Verurteilung)を. 身 に つ け て い る。 こ の た め,こ. と 呼 ぶ よ う に 変 わ っ て き た 。1900年 tor)の 況 は,確. 以 降 に 創 立 さ れ た 単 科 大 学 は こ の よ う な 形 式(Kon-. 制 度 を 完 全 に 断 念 し た 。 そ れ ら は,実 か に,疑. 問 が 既 に 解 決 さ れ て お り,こ. い こ と を 示 して い る 。 しか し,む 全 体 と して,も. う一 度 他 の. の 制 度 を 実 習 形 式(LTbungskontor). し ろ,概. 〈上 記 の3つ. 念. 習(Ubung)の. み を 有 す る。 こ の よ うな 状. の た め,わ. れ わ れ は も はや 係 わ る必 要 が な. 〈つ ま り,実. 習 と い う 考 え 〉 は,わ. の 〉 意 義 で 再 現 し た の で,わ. ん で 採 用 す る こ と が 簡 単 に で き る ㈲。. (72)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.29. (3)Vgl.Nicklisch,H.1911.5.29. ㈹Vgl.Nicklisch,H.1911.S.29-30。 ㈲Vgl.Nicklisch,H.1911.5.30.. 80(376). れ わ れ に,. れ わ れ に は概 念 を 喜.

(19) ニ ック リッ シ ュに よ る 「商 科 大 学 で の 商 業 学 の 展 開 」 につ い て の 一・ 考 察(牧 浦). 〈だ が,〉 実 習 形 式(ilbungskontor)と. い う古 い 理 念 は,単. 科 大 学 の理 念 に対 す る実 務. 家 の 反 感 に 大 き く 関 与 し て い る か も し れ な い 。 と い う の は,こ. の よ う な偽 装 組 織. (Scheinorganisation)で. の 作 業 に よ り修 業 期 間 を 補 充 を す る こ と が 有 効 で あ る と み な さ. れ て い る と い う 印 象 を,実. 務 家 に 実 際 に 呼 び 起 こ す か らで あ る 。. 商 業 学 の 調 査 の 場 所 と して の 研 究 室(Seminar)の. 意 義 は 知 られ て お り,商. で 記 載 し た 教 育 の 理 想 の 方 針 で は 有 効 な 手 段 で あ る 。 特 に こ こ で は,わ り,単 科 大 学 で の 総 て の 研 究 の 目標,つ monischeHeraufbildung)を. 業学での上. れ わ れ に関 す る限. ま り,総 て の 人 間 の 節 度 の あ る 能 力 向 上 教 育(har-. と も に 奨 励 す る た め に,人. 材 教 育(Kraftbildung)に. 励む. こ と が 重 要 で あ る ㈹。. お. ニ ッ ク リ ッ シ ュ は,1912年. わ. り. に,『 商 業 と(工. に. 業)の. た め の 私 経 済 学 と して の 一 般 商 事 経. 営 学 』(AllgemeinekaufmannischeBetriebslehrealsPrivatwirtschaftslehredes Handels(undderlndustrie),Leipzig1912.)を Betriebswirtschaft,1929/1932.)に 1912年. に は,ワ. 出 版 し て,主 繋 が る,経. 著 「経 営 経 済 』(Die. 営 経 済 学 の 体 系 化 を 開 始 す る。 し か し,. イ ヤ ー マ ン と シ ェ ニ ッ ツ と,ブ. レ ン タ ー ノ や エ ー レ ン ベ ル ヒ の 間 で,第. 一. 次 の 私 経 済 学 論 争 が 開 始 さ れ る ⑰。 本 稿 で,検. 討 し た,小. 論 争 に 係 わ る 前,1911年 け る 私 経 済 学(商 自 らの 構 想 を,シ. 立 以 降,常. に 出 版 さ れ て お り,わ. 業 学)に. れ わ れ は,ニ. 対 す る 率 直 な 抱 負 を 読 み 取 る こ と が で き る 。 こ の 点,た. 用 し た,利. 益 概 念 に 対 す る 真 摯 な 検 討 は,私. ッ ク リ ッ シ ュ の 自 主 的 な 検 討 と して 評 価 で き る⑱。 ま た,ド に,講. ち ろ ん,こ. 義 と 実 習 の 間 で の 役 割 分 担 の 問 題,実. の方法. ック リ ッシ ュの 商 科 大 学 に お. ェ ア ー の 著 か ら展 開 して い る と い う 告 白 な ど は,微. ア の 影 響 を 受 け て,採 れ た,ニ. 冊 子 『商 科 大 学 に お け る 商 業 学 の 展 開 』 は,も. と え ば,. 笑 ま し い し,シ. ェー. 経 済 学 論 争 以 前 に行 わ イ ツ の 商 科 大 学 が,創. 務 重 視 か 理 論 重 視 か と い う授 業 内. (76)Vgl.Nicklisch,H.1911.530. ⑰Vgl.Weyermann,M.R。u.Sch6nitz,H.:GrundlegungundSystematikeinereissenschaftlichenPrivatwirtschaftslehreandihrePflegeanUniversitatenandFachhochschulen,Karlsruhe1912.;Brentano,L.:PrivatwirtschaftslehreandVolkswirtschaftslehre,Bank-archiv.XII.Jahrg.,1912.;Ehrenberg,R.:Keine"Privatwirtschaftslehre"!Bank-archiv.XII.Jahrg.,1912。;参 法 論 序 説 」 三 和 書 房1967年7-8頁;田 76頁100-101頁;吉. 照 。 大 橋 昭 一1966.24-31頁;古 島 荘 幸1973.65-70頁;岡. 田 和 夫1995.77-80頁. (78)vgl.Nicklisch,H.1912.s12-13.;参. 照 。 岡 本 人 志1977.86頁. 81C377). 林 喜 楽 著. 本 人 志1977.34-39頁58-61頁75-. 『経 営 学 方.

(20) 第57巻. 第2号. 容 の 問 題 な ど,現 在 の 高 等 教 育 機 関 で の 課 題 を 常 に抱 え て き た こ とが 分 か り,わ れ わ れ に は興 味 深 い もの で あ る。. な お,ニ. ック リ ッシ ュが,国 民 経 済 学 と経 営 経 済 学 の 関 係 や,経 営 経 済 学 が 金 儲 け論 と. い う攻 撃 を 受 け る可 能 性 を持 って い る とい う苦 悩 は,大 著 「経 営 経 済 』 を1929/32年 に 出 版 して も,解. 消 さ れ な か っ た ⑲。 し か し,本 稿 で,1912年. に 出 版 さ れ た,『 一 般 商 事 経 営 学 』. の 最 も古 い起 稿 部 分 と その 目的 を 明 らか にで き た意 義 は大 き い とわ れ わ れ は考 え る。. 参. 考. 文. 献. 1)Nicklisch,H.:HandelsbilanzandWirtschaftsbilanz,nationalokonomischeStudien, Magdeburg1903. 2)Nicklisch,H.:DieEntwicklungderHandelswissenschaftenandenHandelshochschulen, Leipzig1911. 3)Nicklisch,H.:AllgemeinekaufmannischeBetriebslehrealsPrivatwirtschaftslehredes Handels(undderIndustrie),Leipzig1912. 4)Nicklisch,H.:VomStudiumderBetriebwirtschaftslehre,Stuttgart1921. 5)Nicklisch,H.:WitrschaftlicheBetriebslehre,5.Auf1.,Stuttgart1922. 6)Nicklisch,H.:DieBetriebswirtschaft,Stuttgart1929/1932. 7)Nicklisch,H.:Profitlehre?,Berlin1934. 8)Brentano,L.:PrivatwirtschaftslehreandVolkswirtschaftslehre,Bank-archiv.XII. Jahrg.,1912. 9)Ehrenberg,R.:Keine"Privatwirtschaftslehre"!Bank-archiv.XII.Jahrg.,1912. 10)Hellauer,J.:SystemderWelthandelslehre,einLehr-andHandbuchdesinternationalen Handels,1.Band:AllgemeineWelthandelslehre,vonder1.Teil,Berlin1910. 11)Schar,J.F.:AllgemeineHandelsbetriebslehre,1.Band,Leipzig1911. 12)Sch6npflug,F.:Betriebswirtschaftslehre,2.AufL,Stuttgart1954.;参 幸 助 訳. 『経 営 経 済 学 』 有 斐 閣1970年. 13)Weyermann,M.R.u.Schonitz,H.:GrundlegungandSystematikeinereissenschaftlithenPrivatwirtschaftslehreandihrePflegeanUniversitatenandFachhochschulen, Karlsruhe1912. 14)大. 橋 昭 一 著. 「 ド イ ツ 共 同 経 営 体 論 史 』 中 央 経 済 社1966年. 15)岡. 本 人 志 著. 「経 営 経 済 学 の 形 成 』 森 山 書 店1977年. 16)古. 林 喜 楽 著. 「経 営 学 方 法 論 序 説 』 三 和 書 房1967年. 17)田. 島 荘 幸. 18)吉. 田 和 夫 著. 『 ド イ ツ 経 営 学 の 成 立 』 森 山 書 店1973年 「 ド イ ツ の 経 営 学 」 同 文 舘1995年. (79)Vgl.Nicklisch,H.:Profitlehre?,Berlin1934.. 82C378). 照 。 大 橋 昭 一. ・奥 田.

(21)

参照

関連したドキュメント

大きな要因として働いていることが見えてくるように思われるので 1はじめに 大江健三郎とテクノロジー

 彼の語る所によると,この商会に入社する時,経歴

これは基礎論的研究に端を発しつつ、計算機科学寄りの論理学の中で発展してきたもので ある。広義の構成主義者は、哲学思想や基礎論的な立場に縛られず、それどころかいわゆ

い︑商人たる顧客の営業範囲に属する取引によるものについては︑それが利息の損失に限定されることになった︒商人たる顧客は

関西学院大学社会学部は、1960 年にそれまでの文学部社会学科、社会事業学科が文学部 から独立して創設された。2009 年は創設 50

(3)市街地再開発事業の施行区域は狭小であるため、にぎわいの拠点

役務分野への事業展開を想定するようであった。すなわち、当該商標を使用