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埼玉県理学療法士会による埼玉県高校テニス大会サポート活動におけるサポート満足度および選手の練習状況に関するアンケート調査

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Academic year: 2021

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はじめに 日本テニス協会によるとテニス競技における日本の競 技人口は 343 万人と報告されており1),テニス競技は人 気スポーツの 1 つである。テニス競技の特徴の一つに, 試合中繰り返されるコート内のフットワークやラケット のスイング動作があり,長時間の試合の積み重ねによる 身体疲労の蓄積が生じやすく,疲労による障害が発生し やすい競技であることが考えられる。原田ら2)は 11-17 歳のジュニアテニス選手において 46%の選手が身体の どこかに疼痛を有し,また,身体の疼痛と主観的テニス 困難度には相関を認めると報告しており,このことか ら,テニス選手は障害を発生しやすく,最大限にテニス パフォーマンスを発揮するためには身体のコンディショ ニングは重要であることが考えられる。 近年,理学療法士のスポーツ現場における活動機会が 増えてきており,スポーツに関するサポート報告を多数 認めている。それらの報告の中には,スポーツ障害の予 防を目的に,各県でメディカルサポートチームを構成 し,大会サポートを行っている報告を認める3)。富樫ら3) は,1998 年から 2011 年までにスポーツ種目におけるメ ディカルサポートについて報告された文献総数は 59 件 であり,その内訳は野球 46%,サッカー 31%,障がい 者スポーツ 12%,バスケットボール 3%,バレーボール 3%,その他 3%であったと報告している。このように, スポーツ種目において理学療法士によるメディカルサ ポート活動は広まりつつあるが,テニス競技においては まだメディカルサポート活動は普及しておらず,活動報 告が少ない。しかしながら,テニス競技の特性を考える とサポート活動のニーズは十分あると考える。 そういった現状の中,埼玉県理学療法士会ではスポー ツリハビリテーション推進部の事業として,2017 年度 秋より埼玉県高校テニス大会(インターハイ予選県大会 個人戦および団体戦[5-6 月],新人大会県大会個人戦 および団体戦[9-10 月])のサポート活動を開始してい る。活動内容は,各大会期間中に大会本部に理学療法士 によるメディカルサポートのブースを設置し,試合前や 試合後の身体のコンディショニングを希望して来室した 選手に対するメディカルチェック・コンディショニン

埼玉県理学療法士会による埼玉県高校テニス大会サポート活動に

おけるサポート満足度および選手の練習状況に関するアンケート

調査

服部 寛

1-3)*

  赤坂 清和

2,4)

  濱田 勇志

1-3)

  遠藤 浩士

1)

  

佐々木 友莉

1)

  三好 辰範

1) 要旨 【目的】埼玉県理学療法士会では,2017 年度より埼玉県高校テニス大会サポート活動を開始した。今回,選手の練 習状況および来室理由,サポート満足度を調査した。【方法】2017–2019 年度の大会期間にサポートブースを設置し,来 室した選手にコンディショニングを実施した。実施後,任意にてアンケートの記入を依頼した。【結果】回答数は延べ 93 名,実人数 72 名であった。練習日は週 7 日(47.2%)が最も多かった。来室理由は疼痛の訴えが 87.1%(腰部 25.2%, 足部 18.7%)と最も多かった。サポート満足度(10 点満点)は 10 点 82.8%,9 点 7.5%であった。【考察】約半数の選手 が休養日なく練習を行っていた。選手が身体に不安を感じる要因として,腰部や足部の疼痛が多いことが考えられた。 サポート満足度は概ね良好であり,理学療法士によるサポート介入の必要性が示唆された。 キーワード:テニス・メディカルサポート・アンケート ■研究論文 (* 責任著者:服部 寛 埼玉医科大学かわごえクリニック - リ ハビリテーション科 〒 350-1123 埼玉県川越市脇田本町 21-7 e-mail: [email protected]) 1)埼玉県理学療法士会スポーツリハビリテーション推進部 2)埼玉医科大学大学院医学研究科 3)埼玉医科大学かわごえクリニック - リハビリテーション科 4)埼玉医科大学保健医療学部理学療法学科 受付日:2020 年 9 月 19 日,Accept:2020 年 10 月 5 日

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算出した。なお,本研究は,埼玉医科大学保健医療学部 倫理委員会の承認を得て実施した(M-80)。 結 果 理学療法士メディカルサポートブースを利用しアン ケート用紙を配布した延べ 93 名中延べ 93 名(回収率 100%)から回答が得られた。回答者の実人数は 72 名 (平均年齢 16.2 ± 0.8 歳)であり,学年は 1 年生が 25 名 (34.7%),2 年生が 35 名(48.6%),3 年生が 12 名(16.7%) であった。性別は男性が 29 名(40.3%),女性が 43 名 (59.7%)であった。利き手は右利きが 67 名(93.1%), 左利きが 5 名(6.9%)であった。 各選手(実人数 72 名)の練習状況に関して,1 週間 の平均練習日は 6.3 ± 0.8 日 / 週であり,平均練習時間 は平日で 3.3 ± 0.8 時間 / 日,休日で 6.0 ± 2.4 時間 / 日 であった。また,1 週間のテニス練習時間は平均 25.7 ± 6.8 時間 / 週であった。1 週間の練習日と練習時間の内 訳を図 3 に示す。 来室理由(延べ人数 93 名)に関して,痛み 87.1%(81 名),疲労感 35.5%(33 名),体の動かしにくさ 11.8%(11 名),怪我 12.9%(12 名),体の相談 10.8%(10 名),そ の他 4.3%(4 名)であった。それぞれの項目における 身体部位の内訳を図 4 に示す。 サポート介入後の満足度(延べ人数 93 名)に関して, 10 点 82.8%(77 名),9 点 7.5%(7 名),8 点 7.5%(7 名), 7 点 1.1%(1 名),未回答 1.1%(1 名)であった。 再利用の希望(延べ人数 93 名)に関して,「必ず利用 したい」54.8%(51 名),「出来れば利用したい」41.9% (39 名),「どちらかというと利用したい」1.1%(1 名), 「どちらかというと利用したくない」0%(0 名),「もう 利用したくない」0%(0 名),未回答 2.2%(2 名)であっ た。 グ(15-20 分程度)や試合中のメディカルタイムアウト 時の応急処置対応を行っている。活動を開始し,3 年目 となったが,活動を見直すに至っていない。そこで今 回,高校テニス選手の練習状況を把握すること,および メディカルサポートブースへの来室理由,サポート満足 度について調査することで,選手の主訴と,それに対し 満足いく対応が十分に行えているかを明らかにし,選手 や指導者に対しより充実したサポート活動が提供できる よう今後の活動内容の検討に繋げることを研究目的とし た。 対象および方法 対象は,2017 年度新人大会から 2019 年度新人大会ま での期間における計 5 大会(個人戦・団体戦含め計 10 大会)において,大会本部に理学療法士によるメディカ ルサポートのブースを設置し,来室した選手とした。メ ディカルサポートの実施内容は試合前後に来室した選手 に対するコンディショニング対応(マッサージ・スト レッチ)および応急処置,テーピング指導,身体の相談, そして試合中のメディカルタイムアウト時の応急処置で ある(図 1)。理学療法士によるコンディショニングや 応急処置を実施後,アンケート用紙を渡し,任意での記 入を依頼した。アンケート用紙の内容は選手の練習状況 および来室理由,サポート満足度に関する項目を設定し た。図 2 に実際に使用したアンケート用紙を示す。 大会期間中に複数回来室した選手に関しては,アン ケートの記入は各大会(個人戦と団体戦を分け,年 4 大 会)で 1 選手 1 枚とした。各選手の練習状況の調査につ いては,実人数でのアンケート結果を用い,複数回回答 が得られた選手に関しては,最新のアンケート結果を採 用した。練習時間については,1 週間の練習日および平 日と休日の練習時間の質問を設け,1 週間の練習時間を 図 1 メディカルサポート風景 A)メディカルサポートブースの様子,B)メディカルタイムアウト時の対応,C)選手の状態 に合わせ必要があればテーピング等も実施している。

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校テニス選手における 1 週間のテニス練習時間について 12-24 時間の選手が 32.1%,24-36 時間の選手が 43.9% であったと報告しており,本研究結果はそれと同様の傾 向がみられた。一方,高校生における他の屋外競技選 手の報告では,狩山ら5)は高校野球選手の練習状況に ついて,平日の練習時間が 3-4 時間である選手が 91%, 毎日練習を行っている選手が 95%と報告し,また,川 考 察 本研究結果によると,埼玉県高校テニス部員で各大会 に出場しメディカルサポートブースを利用した選手の練 習状況について,約半数の選手は休日なく毎日練習を 行っており,1 週間の練習時間は 12-36 時間の選手が大 半を占めていることが明らかとなった。岩本ら4)は高 図 2 実際に使用したアンケート用紙 アンケート用紙の内容は選手の練習状況および来室理由,サポート満足度等に関する 10 項目を設定した。

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う,1)週当たり 2 日以上の休養日を設けること,2)1 日の活動時間は,長くとも平日では 2 時間程度,学校の 休業日は 3 時間程度とすること,を基準として述べてい る。本研究結果によると,今回の対象選手は練習日が週 6 日以上の選手が 81.9%存在し,1 日の平均練習時間は 平日で 3.3 ± 0.8 時間 / 日,休日で 6.0 ± 2.4 時間 / 日で あり,スポーツ庁が奨励する基準よりも多くの時間,練 習に励んでいることが示唆された。 テニス競技における障害発生について調査した先行研 究では,岩本ら4)は高校テニス選手 243 名の過去 1 年間 越ら6)は高校サッカー選手について,1 日の平均練習時 間は 2.6 時間,1 週間の練習時間は 16.1 時間であったと 報告している。しかしこの川越らの報告は,調査地域が 北海道であり,地域の違いによる影響も考慮する必要が ある。これらの報告と比較すると,競技や報告ごとで練 習時間は様々であることがわかる。スポーツ庁は 2018 年に「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライ ン」を発表し7),運動部活動における休養日及び活動時 間について,成長期にある生徒が,運動,食事,休養及 び睡眠のバランスの取れた生活を送ることができるよ 図 3 各選手の練習状況(実人数 72 名) 選手の練習状況について,約半数の選手は休日なく毎日練習を行っており,1 週間の練習時間 は 12-36 時間の選手が大半を占めていた。 図 4 来室理由の各項目における身体部位の内訳(延べ人数 93 名) メディカルサポートブースへの来室理由は,疼痛の訴えによる来室が 87.1% と最も多く,身体の部位別でみると,腰部や下腿, 足部の割合が全体として多かった。

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要であると報告されており12,13),今後引き続き対応して いく中で,上肢の柔軟性についても注意を向けておく必 要性があると考える。 今回のメディカルサポートの満足度およびメディカ ルサポートブースの再利用の希望について,概ね良好 な回答であり,高い満足度が得られていることが明ら かになった。このことは我々理学療法士による身体のコ ンディショニングや応急処置は選手がベストなプレーを 発揮するための手助けになれていることや身体に感じて いる疲労や何かしらの不具合を選手自身が解決したいと 願っていることが考えられ,埼玉県高校テニス競技にお ける理学療法士によるメディカルサポートの介入の必要 性が示唆された。 本研究の限界として,まず一つ目に,本研究のアン ケート調査の対象は各大会の県大会に勝ち進み,コン ディショニングブースを利用した選手に限られており, 埼玉県の高校テニス部員全体の特徴とは異なる可能性が ある。さらに詳細な情報を得るためには,調査対象を広 げる必要があると考える。二つ目に,今回の調査はアン ケート用紙を用いた選手の主訴を調査したものであり, 実際の身体所見については調査を行っていない。今後, 障害予防へと繋げていくためには選手の身体所見につい ても調査していく必要があると考える。最後に,今回調 査したテニス練習時間はアンケートを通して選手個人に 練習時間を回答して頂いた結果である。したがって,部 活動の時間やテニスクラブの時間,自主トレーニングの 時間が混在している可能性がある。 本来の柔軟性や可動性が低下した状態で普段と同様の 運動を行おうとすると筋や関節への負担が増加し障害発 生のリスクを高める為,運動前後にストレッチなどを行 い,筋や関節の柔軟性・可動性を改善させるコンディ ショニングが必要である14)。今後の展望として,ジュ ニアテニス選手を対象にコンディショニングプログラム を行った研究では,プログラムを継続して行うことで柔 軟性が有意に改善されたと報告されており15),大会期 間中の我々理学療法士によるその場だけのコンディショ ニングだけでなく,選手に対し身体のコンディショニン グ方法の指導も併せて行い,選手自ら自分の身体を継続 してコンディショニングできるよう選手や指導者への教 育へと繋げていきたい。さらに,本研究のテニス練習日 数や練習時間の結果から練習時間がスポーツ庁の奨励す る時間よりも過剰であることが示唆され,それに加えて 疼痛の訴えが多いという結果から,練習時間に関しても 選手や指導者へ情報共有や提案を進めていきたい。 の外傷および障害の発生の有無についてアンケート調査 し,外傷ありが 79 名(32.5%),障害ありが 90 名(37.0%) であったことを報告している。さらに,Plium ら8)はテ ニスにおける障害部位について,下肢が 31-67%,上肢 が 20-49%,体幹が 3-22%と報告している。これらの報 告からわかる通り,テニス競技は障害発生頻度が高く, 下肢に障害が発生しやすいことがわかる。 本研究では,選手の主訴に着目し来室理由の調査を 行った結果,疼痛の訴えによる来室が多いことが明らか になった。また,身体の部位別でみると,腰や下腿,足 部の割合が全体として多い結果となった。このような結 果となった理由として,テニス特有のラケットのスイン グ動作やコート内のフットワークが要因として考えられ た。テニスのスイング動作にはフォアハンドストローク およびバックハンドストローク,サーブがあり9),フォ アハンドストロークおよびバックハンドストロークは腰 部の回旋動作,サーブは腰部の伸展動作が求められる。 フットワークではコート内を前後・左右・斜め・ジャン プ・切り返し等といった素早い動きが必要であり,足部 の細かく力強いステップが求められる。それらの動作に よって腰部の伸展・回旋や足部の素早いステップが繰り 返されることにより,主に腰部や下腿,足部に負担が生 じたのではないかと考えられた。さらに,ジュニアテニ ス大会における平均試合時間について中田ら10)は 3 セッ トマッチの試合ではシングルス 105 分,ダブルス 106 分 であったと報告している。埼玉県における高校テニスの 大会では選手が 1 日に最大 3 試合(通常 8 ゲームマッ チ,準決勝・決勝は 3 セットマッチ)を消化する大会ス ケジュールとなることもある。勝ち上がる選手は試合を 重ねる中で,腰部や下腿,足部への負担が長時間晒され ることにより,疼痛や疲労感が生じやすく,今回の来室 理由として,多かったことが考えられた。 「身体の動かしにくさ」の項目において,他の来室理 由の項目に比べ,肩関節の割合が多くなっていることが わかる。奥平ら11)は,テニス選手の身体の左右差は肩 関節内旋可動域や前腕回外可動域の制限といった上肢の みに認められたことを報告し,テニス競技はラケットス ポーツに分類され,身体の非対称性が生じやすいことを 述べている。本研究では,選手の身体機能は評価してい ないが,大会期間中の繰り返されるスイング動作によ り,対象選手は利き側上肢に疲労が蓄積したことで,今 回の調査における「身体の動かしにくさ」の項目におい て,肩関節の割合が増えたのではないかと考える。また, 利き側肩関節内旋可動域制限がテニスパフォーマンスの 低下や障害を引き起こすリスクがあり,早期の改善が必

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推進部スポーツ班の活動報告と課題.山形理学療法学. 2014; 11: 49–53. 4) 岩本紗由美,倉持梨恵子,他:大学,高校テニス選手の 外傷・障害発生および練習状況の現状.日本臨床スポー ツ医学会誌.2011; 19: 36–42. 5) 狩山信生,竹田幸恵,他:石川県の高校野球選手にお けるスポーツ障害の実態調査.石川県理学療法学雑誌. 2004; 4: 12–14. 6) 近藤和也,神山佳代子,他:高校サッカー選手の傷害 認識調査 帯広市とその近郊の状況.北海道理学療法. 2004; 21: 56–59. 7) https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/013_ index/toushin/__icsFiles/afieldfile/2018/03/19/1402624_1. pdf(参照 2020-09-29)

8) Pluim BM, Staal JB, et al.: Tennis injuries - occurrence, aetiology, and prevention.Br J Sports Med.2006; 40: 415–423. 9) 赤坂清和:テニス.スポーツ理学療法学―動作に基づく 外傷・障害の理解と評価・治療の進め方―(改訂第 2 版). メジカルビュー社,東京.2020,pp232–253. 10) 中田 研,橋本祐介,他:2-5. テニス.日本体育協会ス ポーツ医・科学研究報告.2012; 1: 72–75. 11) 奥平修三,中田 研,他:日本男子テニス代表選手の身 体特性(非対称性) 関節可動域の左右差と下肢タイトネ スに関する検討.日本臨床スポーツ医学会誌.2012; 20: 510–515.

12) Ellenbecker TS, Roetert EP, et al.: Glenohumeral joint internal and external rotation range of motion in elite junior tennis players. J Orthop Sports Phys Ther. 1996; 24: 336–341.

13) Kibler WB, Chandler TJ, et al.: Shoulder range of motion in elite tennis players -effect of age and year of tournament play-.Am J Sports Med.1996; 24: 279–285.

14) 高橋信夫,赤坂清和:テニス.ジュニアアスリートをサ ポートするスポーツ医科学ガイドブック.メジカルビュー 社,東京.2015,pp300–313.

15) Kibler WB, Chandler TJ, et al.: Range of motion in junior tennis players participating in an injury risk modification program. J Sci Med Sport. 2003; 6: 51–62. 結 論 埼玉県高校テニス部員で大会期間中にメディカルサ ポートブースを利用した選手に対し,アンケート調査を 行った結果,選手の練習状況は,約半数の選手は休日な く毎日練習を行っており,1 週間の練習時間は 12-36 時 間の選手が大半を占めていた。メディカルサポートブー スへの来室理由は,疼痛の訴えによる来室が最も多く, 身体の部位別でみると,腰や下腿,足部の割合が全体と して多かった。サポート満足度およびメディカルサポー トブースの再利用の希望について,概ね良好な回答で, 高い満足度が得られており,埼玉県高校テニス競技にお ける理学療法士によるメディカルサポートの介入の必要 性が示唆された。 謝 辞 埼玉県理学療法士会が埼玉県高校テニス大会をサポー トするに当たり,ご理解ご協力いただいた埼玉県高体連 テニス専門部委員長福元健二先生をはじめ,委員の皆さ ま,アンケートにご協力いただいた選手各位に心より感 謝申し上げる。 利益相反 本研究において開示すべき利益相反はない。 文 献 1) https://www.jta-tennis.or.jp/Portals/0/resources/JTA/ pdf/information/population/population_r1_jpn.pdf (参照 2020-09-29) 2) 原田幹生,高原政利,他:ジュニアテニス選手のパフォー マンスに関与する因子についての検討─体の痛みや身体 所見との関係─.日本臨床スポーツ医学会誌.2017; 25: 24–29. 3) 富樫弘人,岩井章洋,他:山形県理学療法士会公益事業

参照

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