本時指導にあたって 第6学年2組算数科学習指導案 指導者 1.単元名 「分数のたし算とひき算」 2.単元設定の理由 3.本時の学習 5校時 於 6年2組教室 (1)本時のねらい 単位分数をそろえることに着目して、異分母分数のたし算のしかたを考え、計算ができる。 (2)準備 ○ 児童…学習用ノート、算数セット ○ 教師…フラッシュカード、学習問題、分数数直線、分数シート、ヒントカード 本学級の児童は、約75%が1単位時間の学習過程において「チャレンジ問題に挑戦する時」「自 力解決する(ノートに自分の考えをつくる)時」が楽しいと感じている。また、昨年度から取り 組んできた「ウオーミングアップの時間」が楽しいと感じてきている児童が63%と増えてきて おり、本時の問題解決の糸口になっていることがうかがわれる。しかし、集団解決の場で、友達 の考えを聞く時が楽しいと感じている児童が60%であるのに対し、根拠を明らかにしながら筋 道を立てて説明することが楽しいと感じている児童は25%であった。中でも全体の場で自分の 考えを分かりやすく説明することが苦手な児童が多い。 レディネステストの結果、同分母分数の加法・減法においての「単位分数のいくつ分」という 考え方や、公倍数・公約数の理解の定着度は約90%であった。また、本時学習の異分母分数の 加法・減法について理解している児童は18%であった。 指導にあたっては、既習の同分母分数の計算を基にして、分母をそろえれば異分母分数の計算 もできることに着目させる。そのために通分して単位分数をそろえることの必要性と、そうする ことでどんな分数でも計算することができるよさを体得させたうえで、計算の習熟を図りたい。 「つかむ」段階では、2つのゲーム(等しい分数見つけ・分数大きさくらべゲーム)を行うこと で、等しい分数の関係や異分母分数の大小や計算について学習するという 単元全体の見通しをもたせる。 「つくる」段階では、一人ひとりが自力解決できるように、テープ図や液量図、数直線などを使 って、式の意味と考え方を関連づけながら問題解決にあたらせる。集団解 決の場では、まず小集団交流でそれぞれの考えを確かめ、認め合わせたう えで、自信を持って全体交流へつなげるようにする。そして自分の考えの 根拠を明らかにしながら説明し、それぞれの考え方を比較しながらよりよ い考えにつなげられるようにする。 「つかう」段階では、「分数計算ウォークラリー」を設定し、約分・通分コース、異分母分数たし 算・ひき算コース、発展問題コースの3コースを設定し、3つの部屋に分 かれて個別に支援する。2単位時間で3つのコースをまわり、楽しみなが ら習熟を図れるようにする。 本単元は、異分母分数の加法および減法について理解し、計算できるようになり、それらを適 切に用いることができるようになることをねらいとしている。本単元で扱う計算は(真分数)+ (真分数)及びその逆の減法に限定されている。まず、分数の相等や約分・通分について学習す る。それをもとに、異分母分数の加法、減法の計算について学習し、このとき「単位分数をそろ える」という考えに基づけば、既習の同分母分数の加法、減法と同じように計算できることに気 づかせる。この学習は、この後の本学年の分数の乗法・除法の学習へとつながり、分数のみなら ず、数についての見方を一層深めていくものであり意義深い。 児童観 教材観 指導観 着眼1 ウオーミングアップでは既習学習であ る2/7+3/7などの問題を提示し、単 位分数である1/7が2+3で5/7と いう考え方を想起させる。 この活動を行うことで、本時の自力解決 の場面で、異分母分数を通分し、同分母分 数に変化させることで単位分数を揃えれ ば、計算できるであろうという見通しをも たせ、意欲化を図る。 着眼2 「○つけ法」を自力解決の場面に位置づけ、次の 3点の考えを中心に子どもの考えを見取り、集団解 決におけるもととなるようにする。 ※ 液量図やテープ図に、単位分数を書き込むこ とができているか。 ※ 言葉による説明では、「単位分数のいくつ分」 という表現で書くことができているか。 ※ 通分が正しくできているか。
(3)本時の展開 (第7時) 過 程 学習活動 教師の支援 評価