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トランジスタの容量性負荷を有するエミッタ・ホロワのパルス応答について : 過剰なターン・オン遅れ現象についての解析

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Academic year: 2021

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(1)

トランジスタの容量性負荷を有するエミッタ・ホロ

ワのパルス応答について : 過剰なターン・オン遅

れ現象についての解析

著者

川原 浩一郎

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

5

ページ

65-68

別言語のタイトル

ON THE PULSE RESPONSE OF A CAPACITIVELY LOADED

TRANSISTOR EMITTER FOLLOWER : ANALYSIS ON THE

EXPRESS DELEY PHENOMENA

(2)

トランジスタの容量性負荷を有するエミッタ・ホロ

ワのパルス応答について : 過剰なターン・オン遅

れ現象についての解析

著者

川原 浩一郎

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

5

ページ

65-68

別言語のタイトル

ON THE PULSE RESPONSE OF A CAPACITIVELY LOADED

TRANSISTOR EMITTER FOLLOWER : ANALYSIS ON THE

EXPRESS DELEY PHENOMENA

(3)

トランジスタの容量性負荷を有するエミッタ°

ホロワのパルス応答について

− 過 剰 な タ ー ン 。 オ ン 遅 れ 現 象 に つ い て の 解 析 一

川 原 浩 一 郎

(受理昭和40年5月31日) ONT副EPU1LSERESPONSEOFACAPACInVELYLOADED TRANSISrOREnm[rTERFOLLOWER −AnalysisontheExcessDeleyPhenomena-K6ichir6KAWAHARA Whenatransistoristriggaredfromreverselybiasedvoltage,theexcesstumondeleypheno-menaoccursbeforetheordinaryresponsebytheiniluenceofabasetoemitterjunctioncapacitance,

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1 . ま え が き ターン・オンの過渡応答出力は入力パルスが零バイ アスより駆動された時と,或る逆バイアス点より駆動 された時とで,立上りの初期に於てその波形を異に する, 即ち後者の場合はベース・エミッタ間接合容量の逆 バイアスによる充電電荷が電源抵抗及び負荷を通じて 放電を終る迄,トランジスタは能動状態に達し得ず, 遮断状態が続き,出力にはコレクタ電流と同方向の放 電電流により過剰な遅れ応答が発生し,パルス応答の 高速度化に悪影響を及ぼす. この現象を抑えるには電源抵抗Rgに並列に小さな 容量を挿入しパルス応答の改善と共に,で、の軽減に 役立たせる事が有効と考えられる. そこで今回は,この非直線接合容量Cjcが逆バイ アスより駆動されたパルス応答に及ぼす影智を考察並 びに実験を行なったのでその結果を報告する. 2.遮断時の等価回路 遮断時と能動時を連続して接続する等価回路を考え るには,当然電圧電流に対して非直線的な変化を右す る各種パラメータを考慮せねばならず,現在ではまだ 見当らない.そこで第1図に示す高周波等価回路にお いて,スイッチ,‘S,により両状態を切り換えて,遮

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T 班 第 1 図 し ゃ 断 時 を 含 む 等 価 回 路 }・肋′:ベースひろがり抵抗 R g : 電 流 抵 抗 I.E:エミッタ順方向接合抵抗 C6'‘:コレクタ接合容迅 Cjc:エミック接合容迅 C』'‘:エミッタ拡散容迅 zb:負荷インピーダンス(負荷抵抗RLと 附加容迅cbの並列回路) ノ ・ a : コ レ ク タ 抵 抗 β:エミッタ接地電流増巾定数 断状態には独立した等価回路を与えている. Sが接点2の時は遮断状態で,この時ベース電流九 は零で,電流源”は勿論存在しない. 3.過剰なターン・オン遅れの回路解析 今解析しようとしている過剰なターン・オン波形は

(4)

〔海ヲ 鹿 児 児 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 5 号

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第2図(a)のごとき遮断時の等価回路において,+ 脇なる逆バイアス状態(供試トランジスタはPNP形) の電圧から,一脇なる順方向バイアス電圧迄,階段 状に駆動された場合,第2図(b)に示すごとき出力応 答"L2が立上る前に,同方向に現われる小さなピーク を持つ過渡波形UL1である. 面を有する合金形トランジスタの場合) Cb‘=K(随一"C)−1/2,Kは定数・…..(1) 但し,(1)式は〃c<腕の範囲で成立するもので ある. この時のCjeの電荷96‘は 9j‘=2K(脆一〃c)1/2………(2) である.そこで第1図(a)において次式が成立する.

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但し,r=0において,969=2K脇'/2. (3)式のごとき連立微分方程式を96‘についてまとめ ると次のごとき2階の非線形微分方程式が得られる.

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そこで+随がかかっている時のC6cの値をC'6cと し,〃cの変化に対して一定とすれば,(4)式は次のご とき2階の線形微分方程式となる.

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以下(4),(5)式をもとにして実験を行なう. ( a ) 等 価 回 路 ( b ) 応 答 略 図 第 2 図 し や 断 時 の 応 答 この波形〃L,の定性的な一面として,がL,の持続中 はトランジスタは遮断され,コレクタ電流は流れてい ない.従ってこの波形はCbeの電荷の放電電流により 生じたもので,その持続時間でDは逆バイアス電圧, 及び電源抵抗Rgにほぼ比例して長くなる. そこでQeの値が第3図に示すごとく,その両端に かかる電圧に対して変化する非直線性の容量として, 遮断時の等価回路に入れて,逆バイアスの初期の電圧 死によるC6eの充電電荷が如何に放電するかについ て調べてみる. 今 一 蘭 を ス イ ッ チ ・ オ ン す る 前 に + 賎 が q c の 両端に存在し,一随でトリが−され,流れ込む電流 i‘によるCb‘の電圧降下を〃cとすれば,Cb‘には陥 一zノcなる電圧がかかっていることになる.そこでその 時のc彫の値は次式で示される.(但し,階段状接合 第 3 図 逆 ( . 〈 ア ス に よ る 接 合 容 量 の 変 化 』 領 防 占 7 8 ” 。 (” 66 へ 4.実験結果並びに検討 第4図に(3)式について近似応答波形を逐次接続 させて応答を求めた結果を示す.トランジスタは2SA 50(ゲルマニウム合金形)について,5Vの逆バイア スを10等分して各逆バイアス点におけるC'6‘の値を その電圧区分区間だけは一定値と仮定して(5)式に よる応答を求め,前記区分区間を順次つぎ合せて各応 答の上部に示されている応答曲線(濃い線の部分)を 得る. 入力が−6Vの時トランジスタが能動状態に入るの は1Vの線との交点で示され(同図A),第5図の死 =5vの線上のてりに一致し,積分容量(')で計算した 値及び実測値にほぼ一致する. (3)式は直接解くことが非常に困難で,又アナログ 如銚

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(5)

' 川 原 : ト ラ ン ジ ス タ の 容 迅 性 負 荷 を 有 す る エ ミ ッ タ ・ ホ ロ ワ の パ ル ス 応 答 に つ い て 。 、 ミ §、 了 I S I

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第4図C6cの近似放電曲線(2SA50) るてDとよく一致するが,出力一定では逆バイアスが 変化すと全トリが一振巾は閃十蝿で変るので,両者 は 逆 バ イ ア ス は 等 し く て も 出 力 の レ ベ ル の 迷 い よ り でDには相当の差異が現われてくると考えられる. ヱ ロ 蕪 '贈源松抗辱〔KQ) 潔亙 /2 /’ 5 . あ と が き 3 割ご心 ターン・オン遅れの応答波形がエミッタ・ホロワで は出力と同方向に立上りの初期において発生し,その 持続時間は従来の稚分容量を用いる方法,又非直線容

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添罰到憩Rb§令息湾 計算機で応答を求めてみたが,実験結果とうまく合致 せず,結局この近似法によりcjeの放電曲線を画くこ とを試みたわけである. 前記の近歓似法は実際の過剰デレイ応答を求めるのに は充分であるが,計算が繁雑で,てりの算出(2)には 従来解析されてい積分容量で充分である事が確められ た. 又,第5図∼第8図には2SA50,2SA78について, 出力一定と入力一定と夫々2種のTDが測定されて

いるが,入力一定は積分容量2Cl:)で計算されてい

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ら K く 鐸 一 ’ 夕 68 / 〃 z 3 ヂ タ 曾 漁 揺 抗 辱 “ J L ) 題である. 終りに終始御討論,又有益な御助言を受けた本学武 石助教授に感謝の意を表すると共に,卒業論文の一半 として実験を行なった昭和39年度電気工学科卒業生 有村,村田両君の労を謝するものである. Z 1 5 1)ル・カン他:‘‘スイッチングトランジスターの解 析",p、47,喜田村他訳,朝倉版. 2)有住。和田:“ドリフトトランジスタの大信号過 渡応答",電通誌,47,p、80(昭39). / 婆 ご 祭 夕 献 文 量の影響を近似応答を接続して得られる波形によって も求められる. 過剰ターン・オンの出力波形は(3)式を"Lについ て解くことにより,その概略値が実際の波形と一致 することも確められた.今後はこのでDを前述の回路 的な工夫より短くし,又は消滅させる事は興味ある問

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