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IRUCAA@TDC : β-tricalcium phosphate and basic fibroblast growth factor combination enhances periodontal regeneration in intrabony defects in dogs

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Academic year: 2021

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(1)

Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

β-tricalcium phosphate and basic fibroblast growth

factor combination enhances periodontal

regeneration in intrabony defects in dogs

Author(s)

大井, 陽生

Journal

歯科学報, 109(6): 628-629

URL

http://hdl.handle.net/10130/1875

Right

(2)

論 文 内 容 の 要 旨 1.研 究 目 的 歯周組織の再生は歯周病によって破壊された組織の再構築であり,近年種々なるサイトカインを用いた歯周 組織の再生療法の有効性が示されている。塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF-2)は血管新生,走化性と歯根膜由 来細胞を増殖させ,歯槽骨欠損部位での歯周組織再生が可能であることが報告されている。しかし FGF-2 の 性状により有効な scaffold の開発が必要とされている。β−リン酸三カルシウム(β-TCP)は良好な生体適合性 と骨伝導能を有することが示され,歯周疾患よって生じた骨欠損部への応用が行われている。そこで,本研究 の目的は歯周組織欠損部へ FGF-2 とβ-TCP を併用し,β-TCP が FGF-2 の scaffold として有効であるか否かを 検討することにある。 2.研 究 方 法 ビーグル犬15頭を用いた。実験開始16週前に下顎左右側第3前臼歯を抜歯し,その4週後下顎第2前臼歯遠 心頬側と第4前臼歯近心頬側に幅,深さ,奥行きともに約5mm の2壁性骨欠損を作成し,スケーリングルー ト・プレーニング後,骨欠損部最根端側部にノッチを付与した。印象材を填入し,4週後印象材の除去を行 い,8週後を実験開始時とした。群分けは① Control 群:通常のフラップ手術のみ行う。② FGF-2 群:骨欠 損部に FGF-2 を応用。③ β-TCP/FGF-2 群:骨欠損部に βTCP と FGF-2 を併用。観察期間は術後2,4, 8週とした。通法に従いパラフィン標本を作成し,H-E 染色を施し観察した。各再生組織量の組織計測を行 い,免疫組織学的染色法としては酒石酸抵抗性ホスファターゼ(TRAP)染色を行った。 3.研究成績および結論 control 群では,歯冠側歯根表面には長い上皮性付着を認め,骨欠損部は周囲歯肉からの結合組織の著しい 侵入が認められた。実験群の術後2週,β-TCP/FGF-2 群では移植した β-TCP 顆粒は欠損内に多く認め,多 くの線維芽細胞と毛細血管を認めた。また欠損の基底部及び中心部におけるβ-TCP 顆粒表面には TRAP 陽性 を示す多核巨細胞が付着していた。FGF-2 群では新生骨の再生は欠損の基底部のみ観察され,新生骨組織は 類骨を呈していた。術後4週においてβ-TCP/FGF-2 群では再生骨は増加し,欠損の基底部の β-TCP 顆粒は 新生骨組織によって囲まれていた。新生セメント質は,歯冠側方向に伸展していた。FGF-2 群では欠損内は 氏 名(本 籍) おお い よう せい

(埼玉県) 学 位 の 種 類 博 士(歯 学) 学 位 記 番 号 第 1756 号(甲第1031号) 学 位 授 与 の 日 付 平成20年3月31日 学 位 授 与 の 要 件 学位規則第4条第1項該当

学 位 論 文 題 目 β-tricalcium phosphate and basic fibroblast growth factor combination enhances periodontal regeneration in intrabony defects in dogs

掲 載 雑 誌 名 Dental Materials Journal 第28巻 2号 162∼169頁 2009年

論 文 審 査 委 員 (主査) 山田 了教授 (副査) 井上 孝教授 柴原 孝彦教授 下野 正基教授 歯科学報 Vol.109,No.6(2009) 628 ― 74 ―

(3)

母床骨付近に新生骨を認め,セメント質の再生を伴う歯根膜組織の再生を生じていた。術後8週のβ-TCP/ FGF-2 群では新生骨は緻密化し,β-TCP 顆粒は再生骨組織に埋入し,一部骨髄組織の形成を生じていた。ま た,歯根の外部吸収,アンキローシスは認められずセメント質の形成を伴う歯根膜組織の再生を生じていた。 FGF-2 群では新生骨の再生が欠損内で認められ,骨組織の緻密化を生じていたが歯冠側部は結合組織で満た されていた。歯根表面には再生セメント質の歯冠側への伸展が認められた。また組織計測の結果,β-TCP/ FGF-2 群で FGF-2 群,Control 群間と比較し再生骨量,再生セメント質量ともに有意に大であった。 以上の結果よりβ-TCP は FGF-2 の scaffold として,さらに β-TCP と FGF-2 の併用は骨組織およびセメン ト質形成に有効であることが示唆された。 論 文 審 査 の 要 旨 本研究の目的は歯周組織欠損部へ FGF-2 とβ-TCP を併用し,β-TCP が FGF-2 の scaffold として有効である か否かを検討することにある。ビーグル犬を用いて下顎第2前臼歯遠心頬側と第4前臼歯近心頬側に幅,深 さ,奥行きともに約5mm の2壁性骨欠損を作成した。群分けは① Control 群:通常のフラップ手術のみ行 う。② FGF-2群:骨欠損部に FGF-2を応用。③ β-TCP/FGF-2 群:骨欠損部に βTCP と FGF-2 を併用。 観察期間は術後2,4,8週とした。通法に従い標本を作成し,H-E 染色及び TRAP 染色を行った。その結 果,control 群では,歯冠側歯根表面には長い上皮性付着を認め,骨欠損部は周囲歯肉からの結合組織の著し い侵入が認められた。術後8週のβ-TCP/FGF-2 群では新生骨は緻密化し,β-TCP 顆粒は再生骨組織に埋入 し,一部骨髄組織の形成が認められた。また,歯根の外部吸収,アンキローシスは認められずセメント質の形 成を伴う歯根膜組織の再生を生じていた。FGF-2群では新生骨の再生が欠損内で認められ,骨組織の緻密化 を生じていたが歯冠側部は結合組織で満たされていた。歯根表面には再生セメント質の歯冠側への伸展が認め られた。また組織計測の結果,β-TCP/FGF-2 群で FGF-2 群,Control 群間と比較し再生骨量,再生セメント 質量ともに有意に大であった。以上の結果よりβ-TCP は FGF-2 の scaffold として,さらに β-TCP と FGF-2 の併用は,骨組織やセメント質形成に有効であることが示唆された。 本審査委員会では,1)実験群の構成,2)scaffold 及び career,3)β-TCP の作用,4)骨組織の再生に ついての討議ならびに質疑がなされ,概ね妥当な回答が得られた。また,図表及び論文の構成,英文表記な ど,改善の指摘があり修正がなされた。 本研究で得られた知見は,歯科医学の進歩発展に寄与するところ大であり,学位授与に値するものと判定さ れた。 歯科学報 Vol.109,No.6(2009) 629 ― 75 ―

参照

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