― 1 ― 本学は、赤十字の掲げる人道 humanity の理念を基調に、国内・国際社会で活躍し得る実践力 のある看護師・保健師を育成する大学として、昨年開学 10 周年を迎えました。800 名を超える 卒業生が、中部ブロック管内の赤十字病院をはじめ、各分野で活躍しています。平成 22 年4月 に大学院修士課程を開設し、本年第2回目の修了生、看護学修士が7名誕生しました。今後それ ぞれの専門分野の指導者として医療現場で活躍されることを確信しています。 大学の学生教育は教員の研究成果によって裏打ちされます。優れた研究業績が本紀要に発表さ れることを期待しています。なお、同時に、学外からの投稿および大学院生の文献レビユーや卒 業生の研究論文が投稿されることを歓迎したいと思います。 東日本大震災および福島原発事故から3年が過ぎました。現在も多くの方が避難生活を余儀な くされていることに心を痛めます。復興事業が継続されていますが、本学の学生は昨年も自ら手 を挙げて被災地域で環境回復ボランテイア活動に参加しています。「人間を救うのは人間だ」と いう赤十字の人道精神そのものでした。昨年の特集に続いて、本号でも東日本大震災関連の論文 が掲載されています。 昨年 3 月、本学と豊田市は相互の発展と充実に資するため、また地域社会の文化・教育、まち づくり等の振興に係る連携及び協力を推進するために、包括的連携協定を交わしました。本学は 豊田市に立地する看護大学として、地域との連携を深め、もっと地域に貢献していくことが必要 であり、今後とも本包括連携事業に積極的に協力していきたいと考えています。本紀要の特集で は、「地域との連携」が取り上げられておりタイムリーな企画であると思います。 ぜひご一読ください。
巻頭言(9巻1号)
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