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できる!eラーニング導入ガイド

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序 文

第1車

1 2 3

e−Learningの背景と高等教育の変容

はじめに 大学設置基準の改正と大学教育の変容 おわりに

第2章 e−Learningと学習を支援する環境

1オンライン学習 1  3  3 5 8 2 オンライン教授/学習マネージメントツールと授業展開………13 3 オンライン教授/学習マネージメントツールに望まれる機能…17 おわりに

第3章 GETAの概要

はじめに GETAとは GETAの特徴 GETAの利用者 稼動中のGETA クライアント環境 サーバー環境 接続時の画面 切断時の画面 まとめ

第4章 システムのページ構成

はじめに ページの概要 オンライン登録申請 オンライン登録の初期画面 3   4   6   7   9   9   つ ん   3   7 2   2   2   2   2   2   3   3   9   0   つ ん 3   4   4

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利用者認証直後のページ 学習者のGETAホームページ デザイナーのGETAホームページ 利用者権限が不備な接続 ホームページでの機能 まとめ

第5孝 学習者

はじめに 接続開始 接続中の留意点 利用終了 提供機能 パスワード変更 シラバス スケジュール 学習コース 学習コースコンテンツ閲覧 自学自習支援機能概要 問題一覧と提示および回答手順 問題提示と回答画面例 自学自習履歴 オンライン調査 掲示板「なかまひろば」 掲示板記事情報と閲覧 掲示板記事登録 掲示板記事状況 記事一覧の再読込み 5 7 9 1 2 5 4 4 4 5 5 5

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書類箱の状態 表題等の修正 書類箱へのアップロード ノートパッド 学習グループへの連絡 まとめ

第6車 デザイナー(学習支援者)

はじめに デザイナーオプション群 デザイナーオプション ツール機能設定 オンライン登録 なかまひろば 書類箱 モジュールの稼働 モジュールのテキスト改訂 モジュールのアイコン改訂 ファイル管理 ファイル一覧 ファイル削除 ディレクトリイ作成 ファイルアップロード 学習コース管理 学習コースの登録 学習コース削除 学習コースの修正 学習コースへの教材登録 教材コンテンツの削除 教材コンテンツの整列 シラバス管理 1   2   つ L   2   2   2   2 1   1   1   1   1   1   1 7   8   0 、 つ も   4   6   6   7   7   8   0   1   3   4   6   9   1   2   4   6   1   3   4 2   2   3   3   3   3   3   3   3   3   4   4   4   4   4   4   5   5   5   5   6   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1 ⊥   l l l l l l

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シラバスセクション追加 シラバスセクション編集と削除 シラバスセクション編集技法1 シラバスセクション編集技法2 メッセージ管理 利用者管理 利用者の一括登録 キー操作登録 オンライン登録操作(拡張機能) 指定日接続 直近接続 個別接続履歴 学習者削除 パスワード指定 利用者情報の修正 自学自習コース設定の概要 コース一覧 コース追加 コース修正と削除 コース内問題管理の概要 問題管理と解説 問題の追加 問題の編集 問題の順序 問題の削除 自学自習コース実行履歴 履歴CSVファイル オンライン調査 調査の新規作成 調査結果の閲覧 詳細情報の取り出し 入力の削除 まとめ 6   8   3   5   7   0   2   5   8   0   2   3   5   6   8   9   0   1   2   3   4   8   0   1   2   3   4   5   6   6   7   7   7   8   8   8   8   9   9   9   9   9   9   9   0   0   0   0   0   0   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   つ ん

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はじめに GETA管理者接続 GETA管理者機能一覧 新規学習グループ登録 学習グループデザイナー登録 デザイナー削除 学習グループ削除 まとめ   つ ん   2   2   3   3   3   3   2   2   2   つ ん   2   2   2

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■ApacheCopyright◎1999 ̄2005,TheApacheSoftwareFoundatiorL ■GETACopyright◎2002.2005,KohjiShino

■Microsoft,MS−Excel,Internet Explororは、米 国Microsoft corporationの登録商標です。

■Netscape Copyright◎2000−2005Netscape Communications Corporation

■PostgreSQL Copyright◎1996−2005PostgreSQL Global DevelopmentGroup ■PHPCopyright⑥2001−2005ThePHPGroupAl1rightsreserved. その他、本書に記載された団体名、商品名などは一般に各社等の商標ま たは登録商標です。 ■ インターネットWebサイト、URLは、予告なく変更される場合があ ります; ■本書の内容に関して運用した結果の影響については、GETAプロジェ クトやGETA著作権者は責任を負いかねますのでご了承ください。 GETAに関する最新情報は下記サイトを参照してください。 http://酢ace,CeSer,hyogo−u.aC.ip/

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二つのエピソードがあります。9年前にハワイに大学院生と研修したと きのことです。地元の小学校を見学しますと、丁度アメリカの地理を学習 していました。子どもたちはテレビ画面から流れる映像や音声を熱心にメ モしています。そしてそばにある電話で画面の教師に質問するのです。そ の質問は、同じ時間に学習する他の学校.にも聞こえるような仕掛けとなっ ています。他の学校の子どもの質問もテレビから教室内に聞こえてきま す。ハワイは多くの島から成りますので、こうした遠隔での授業や学習が 盛んなのです。このような学習は、協調的な学習ともいわれるものです。 現在は、電話での質問は無くなっているでしょうが、当時はテレビと電話を 使った学習方法に驚いたことを鮮明に覚えています。 もう一つのエピソードはカナダで研修したときのことです。トロントに あるオンタリオ教育研究所を訪ねますと、そこではネットを使って学習情 報を取得したり共有していました。これがネット上の学習の先駆的なプロ ジェクトであるCSILE(シーシル)でした。CSILEとは、インターネットや校 内ネットワークで結ばれた数台のパソコンを利用して、子どもたちが自分 たちの考えを文字や図で表現し、議論します。学習したことを体系づけて いく中から「知識」を子どもたち自らの手で創り出していけるようデザイン されています。CSILEの基本は、教師は知識の伝達者ではなく、もっぱら知 識の媒介者に徹するという考え方です。 本書は、最近注目されているe−ラーニング(e−Learning)といわれる学習方 法を扱います。その中でも、教授/学習に特化したオンラインマネージメン トツールと呼ばれる「GETA」の使い方を紹介します。e−ラーニングは別称 オンライン学習ともいわれます。e−ラーニングの成功の条件は、いくつか 指摘されています。最も重要な要素としては、学習者の姿勢や意欲が大事 だ、ということです。学ぶ意欲がないところに学習成果はおぼつかないの です。 e−ラーニングは教室での対面での教授/学習条件と異なり、自ら学ぶこと が多いのです。ですから、「自分は算数や英語が嫌いだ」という人にe−ラー

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ニングはお薦めできません。これはいわゆるWebベースでの学習では特 に言えることです。「近くに学習する機会が無い、でも学びたい」という動 機が人をe−ラーニングに誘(いざな)うのです。 今や、もっと自分をパワーアップしたいという社会現象が見られます。 生涯教育が盛んに強調されるのもそのためです。特に情報通信技術(ICT) を用いた遠隔によるオンライン上での教授/学習形態がこの現象に呼応し ています。e−ラーニングは、これまでの教室などにおける対面の学習とは 様相を異なる有効な学習の機会と考えられています。特に遠隔教授/学習 マネージメントツールの利用は、学習に必要な物理的・時間的な移動等に費 やす負担を最小限にとどめ、利便性と学習効果を高める異体的な一つの方 法です。 本書の目的は、従来の対面学習に加えて、教授/学習に特化したオンライ ンマネージメントツールを使った遠隔教育を紹介し、効果的な教授学習形 態や方法を明らかにすることです。 本書の編集と校正にあたっては、兵庫教育大学院生の大山芳隆、橋本岳、 村山隆司氏に協力いただきました。感謝いたします。表紙や本文のデザ インは、勝美システムズ株式会社の中村勝正氏にお願いしました。印刷と 製本を引き受けてくださった同システムズの三原義男社長にもお礼申し 上げます。なお、本書の出版は、兵庫教育大学学校教育研究センターの情 報メディア教育研究部門における研究プロジェクトの一環です。そのた めに、「学長裁量経費」といわれる特別教育支援費を活用しています。 2005年3月15日 成田 滋

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rningの背景と高等教育の変容 1はじめに 社会は絶えず変容を遂げています。教育もまた然りです。その営為は 時代を反映しつつ、次の世代を背負う者の育成という使命を担いながら 進化しています。現代は、情報通信技術(Information&Communication Technology‥ICT)の進歩と発展が顕著です。その影響は企業ばかりでな く、教育の分野にも押し寄せています。 高等教育での教授/学習における授業改善にもICTの応用が期待されてき ています。これまでは、教授/学習の形態は学ぶ者と教える者の役割が明確 で、教授/学習が教室の中で行われるというものでした。しかし、この形態 もICTの応用と普及、ICTによる規制緩和によって大きく様変わりしつつあ ります(先進学習基盤協議会,2001)。 高等教育の進歩は、科学技術がもたらす時代の変容とその影響に敏感で す。文部科学省の一諮問機関である教育職員養成審議会(1997)は、「新た な時代に向けた教員養成の改善方策について」という答申を行いました。 そこでは教員の資質能力の在り方を不易と流行という視点からとらえ、い ずれの時代にも欠かすことのできない教師としての素養や資質と時代に対 応した能力の必要性を謳っています。 競争時代の大学 教育職員養成審議会(1998)は、夜間課程や通信制課程の開設、遠隔教 育等による授業方法の工夫を挙げています。わが国での大学改革の波 は、ICTの応用めぐる高等教育の賃的充実と能率化を中心的な課題として います。生き残りをかけた機関同志の大競争時代がやってきています。大 学教育の改革は、高等教育の大衆化とそれに次ぐ「ポスト大衆化」の課題と して質の維持と向上、教育の成果報告と義務、いわゆるアカウンタビリティ が主要な課題となっています(成田,2000;日本私立大学連盟,1993;安岡, 1999;八代,1999)。

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第1章 e−Lea「nlngの背景と高等教育の内容 筆者が所属する兵庫教育大学には、たくさんの現職教員がいます。彼等 はこれまで学校で教える立場にあったのですが、大学では逆に学ぶ立場に おかれるので、相互に学習しあうことの必要性を体感するということで す。教える者と学ぶ者のいわば同時体験が、教えることと学ぶことを再点 検するということです。教員は、教育に関するさまざまな経験知と専門性 を共有し、大学をはじめとする学校をめぐるさまざまな課題を、時代という 脈絡と価値意識の変容を通して究明することが要求されます。筆者らは、 時代の変容を促す契機として最もインパクトが持つものをICTであると位 置づけています。今や、このICTがもたらす大学や学校のカリキュラムや 教授学習法への影響は、遠隔教育の取り組みに顕著に見られると考えられ ます。 ICTの特徴を最も良く表す成果にネットワークの成立と、その上での 人々のコミュニケーションがあります。さらに、コミュニケーションの形 態の一つとして、大学における協調的な教授/学習活動を挙げることができ ます。ですが、協調的な教授/学習を支援する研究は歴史が短いのが現状で す。特に共同で学習する研究は端緒に着いたばかりです。 協調的な学習は、もともと企業における経営革新、技術革新への対応と、 それに必要な人材の育成に拠るところが大きいといえます(上野,2001)。 遠隔での会議やセミナー、研究会、そして研修などが協調学習のノウハウを 培ってきました。衛星通信や専用回線を利用した遠隔的な対話から、いま’ やインターネット型のホームページを中心とした双方向の非同期的な形態 が盛んに使われています。従前の通信教育や社内教育による概念を包括す るオンラインでの社員研修が、後述するグループウェアや遠隔学習マネー ジメントツールの開発によって、いっそう容易となっています。 海外のオープンユニバシティはもちろんのこと、我が国においてもバー

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学の「バーチャル・ユニバーシティ」、その他会津大学、早稲田大学や慶応大 学の遠隔教育の取り組み、東京大学、大阪大学、大阪芸術大学、青山学院大 学、産能大などが挙げられます。このような大学拡張の動きは、2001年の 文部科学省の大学設置基準等の改定や、社会の生涯教育への関心の高さ、グ ローバル教育の浸透などと同期しています。 2 大学設置基準の改正と大学教育の変容 文部科学省(2000)の大学審議会は、2000年11月に大学設置基準の答申 を行いました。この答申は、「グローバル化時代に求められる高等教育の 在り方について」と題するものです。この答申の以下のように要約できま す。 1)遠隔授業の在り方の見直し 遠隔授業については、既にテレビ会議式の授業が、ナ定の要件の下、直接 の対面授業と同様に取り扱われています。しかし、近年の急速な情報通信 技術の発達とその普及により、インターネット等の情報通信技術を活用し た授業についても、きめ細かな学習指導が行われることにより、全体として 直接の対面授業と同等の教育効果を確保することができると考えられま す。 今後は、こうした状況等を踏まえて、通信制の教育において遠隔授業によ り修得することのできる単位数を見直すとともに、インターネット等活用 授業を遠隔授業として位置付ける方向で通信制及び通学制の授業方法を見 直すことが適当です。 2)単位の取扱い 勾遠隔授業により修得することのできる単位数 現在、通信制の大学においては、通学制の場合と同様に、人間形成に資す るなどとの考え方のもとで、卒業に要する単位のうち20単位以上は直接の 対面授業によることとしています。しかし、中央教育審議会(2002)の「通 信制及び通学生の仕組みについて(案)」では30単位以上は面接授業または メディア授業で行う、と提言しています。このような対面教育の併用は、今

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第1章 e−Lea「nIngの背景と高等教育の内容 後も重要です。 情報通信技術の発展により、直接の対面授業以外の方法でもきめ細かな 学習指導を行うことが可能となってきており、米国においては、メンターと 呼ばれる学習指導者による学習指導体制を確保しています。主に職業人を 対象として、インターネットを活用した授業のみで学位取得が可能な大学 教育が展開されつつあります。いつでもどこでも学習が可能で、職業人が アクセスしやすい教育システムの構築は、世界的に共通の課題となってい ます。以上のことから、今後、通信制の大学においては、社会人の学習ニー ズに柔軟にこたえる通信制本来の役割にかんがみ、従来の直接の対面授業 による修得が必要な20単位についても、遠隔授業により修得することがで きるものとすることが適当です。このことにより、卒業に必要な124単位 すべてを遠隔授業により修得することも可能となります。 b)インターネット等活用授業の遠隔授業としての位置付け 現行の大学設置基準では、遠隔授業について、「文部大臣が別に定めると ころにより、多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外 の場所で履修させることができる」と定めています。インターネット等活 用授業については、その特性にかんがみ、直接の対面授業におけるような同 時性・双方向性がなくとも、全体としてそれと同等の教育効果が確保される と評価することが可能です。具体的には、次の要件をすべて満たすもので、 大学において、直接の対面授業に相当する教育効果を有すると認めたもの を遠隔授業として位置付けることが適当です。 (1)文字、音声、静止画、動画等の多様な情報を一体的に扱うもの (2)電子メールの交換などの情報通信技術を用いたり、オフィス・アワー 等に直接対面したりすることによって、教員やティーチング・アシス タントなどの補助職員が毎回の授業の実施に当たり設問解答、添削指

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3)現職教員の研修と大学教育 現在、教師教育の大学院大学である兵庫教育大学などのいわゆる新構想 の大学は、現職教員を2か年間大学院に受け入れて研究や研修を行ってい ます。また、各地の教育センターなども初任者研修、あるいは校種・教科等 ごとの講義や討議あるいは実験・観察等で研修が展開されています。いず れも教授学習形態からみれば、いわゆる対面集合形式の研修となっていま す。 学習者である受講生は、研修のため物理的に大学や教育センター等へ移 動する必要があり、移動のためのエネルギーと時間や経費を費やします。 受講生は、同一の内容を同一時間に研修するという形式をとる場合がほと んどです。教育センターなどでの研修講座では受講生を募集後、参加申し 込みが少なく、企画担当の研修主事等が現場の教頭等を通じて研修申し込 みを打診するような例も珍しくありません。 教員研修は、個々の教員の自発的・主体的な研修意欲に基づく内容と適切 な実施形態が必要です。例えば、現職教員が修士課程を提供する大学に通 うには、地理的な位置が適切でないために研修への意欲が絶たれてしまっ たりします。大学が近いなど地理的には恵まれていても、教員としての業 務のために、まとまった時間を確保できにくいという状況もあります。フ ルタイムで大学院に在籍することの他、科目の履修による修学を可能にす ることが望まれます。さらに、対面による講義調の一方的な内容から、参加 型学習の視点へ転換を図るのも大学教育の質的な改善の一つとして重要で す。オンラインでの教授学習も授業改善の一つです。 学習者個人が教室などの対面を基盤としながらも、ネットワークを介し て学習に参加することにより、さまざまな人的な資源や教材などの資源へ アクセスすることによって対面と非対面の相乗的な効果をねらうことがで きます。対面授業では、教授者/学習者での役割は概して固定的と考えられ ますが、オンラインでの学習では相互に役割を担い合う学習の交代性があ ります。

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第1章 e−Le∂rnlngの背景と高等教育の内容 ヨ おわリに 高等教育機関の改革は、この10年間に大きな変容を遂げています。その 一つがICTがもたらす規制緩和による通信教育と通学教育の変化です。い まや、大学はネット出願、ネット入試を行う学部や大学院も登場していま す。2001年の大学設置基準等の改正により、これまでの千テレビ会議式の 遠隔授業」に加えて「インターネット等活用授業」も遠隔授業の一つとして 認められました。生涯教育の浸透、社会人の学習意欲の高まり、人口減少に 伴う大学経営の危機感などが高等教育機関の変化をもたらしています。そ の追い風となっているのがICT利用と大学設置に関する規制の緩和です。 ICTは高等教育を根本から変えるか、あるいは一過的な期待なのかは、この 5年くらいでなんらかの結論がでると筆者は予測しておきます。

引用文献

青山学院大学(2001).グローバルクラスルーム.http://www.aoyama.acjp/ daigaku/educat/index・html・ 高知工科大学(2001)ノべ−チヤルユニバーシティ http://www.entre.kochi−teCh・aCjp/ 文部科学省(1997).新たな時代に向けた教員養成の改善方策について(教育 職員養成審議会答申),http://www.mext.gojp/b_menu/shingi/index.htm. 文部科学省(1997)丁遠隔授業」の大学設置基準における取扱い等について (大学審議会答申).http://www.mext.gojp/b_menu/shingi/index.htm

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先進学習基盤協議会(2001).eラーニング白書.オーム社 信州大学(2001).信州大学インターネット大学院http://www.shinshu−u. acjp子

園田学園女子大学(2001).そのだインターネット大学(遠隔学習講座)

http://www.sonoda−U.aCjp/iu/. 上野晴樹(2001).ビジネスとしてのバーチャルユニバーシティ:期待と課 題一一研究者の視点から一一ノミーチヤルユニバーシティ研究フォーラム講演録. Pp・143−150・ 八代尚宏(1999).市場重視の教育改革日本経済新聞社 安岡高志(1999).授業を変えれば大学はかわる.プレジデント社

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第2章 e−Learn柄gと学習を支援する環境 1オンライン学習 ネットワークという支援手段と協調的学習という支援対象を視点にお いた概念は、オンライン学習/教授という新しい方法をもたらしています (Bodzin&Park,2000)。オンライン学習/教授とは、「特定の学習上の動機 や目的をもつ学習者と教員が、情報通信技術とサーバー・クライアントシス テムのもとで、学習や教授環境を管理するグループウェア等を利用し、個別 や共同での学習活動を非同期・非対面で行う方法」というように定義して おきます。この方法は、学習情報や教材を利用しながら学習者と教員が互 いに討議し、教授学習過程を記録したり評価し、その結果を学習者へ提示す る機能を持つ学習形態です。 協調的学習の特徴として次のことがあげられます(Scardamalia& Bereiter,1996)。 1)学習者間での共通の学習目的を媒介としたコミュニケーション 2)個人の知識や情報をグループの知として活用する 3)学習には媒体となるものや媒介者が存在する 4)学習は対話である(discourse) 5)学習は脈絡や状況にある 6)学習グループは文化一知識や経験の共有に共感的である オンラインでの協調的学習の基本的なコンセプトは、伝統的な対面学習 の長所を活かしつつ、個々の学習者が分散した状態で、その知識や経験を共 有しながら学びあうという側面があります。対面での教授/学習では、学習 者と教員が同時・同場性を共有することで学習が成立します。オンライン では、情報通信システムを使い、同時・同場性をある程度補うことにより学 習を成立させます。 オンラインでは、ネットワークを介し教授/学習を支援する教材や教員お よび学習者といった資源が、物理的な位置として意識されることが少ない ことが挙げられます。学習者が指導を求めたり、学習者同士が協議したり

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第2章 e−Le∂rnlngと学習を支援する環境 する場合、互いにその資源を活用しようとします。学習者はどの地点から も同程度に学習の機会を確保できるという長所があり、学習のためにキャ ンパスに通うことから解放されます。通学にかける時間や労力を学習本来 の活動に向けることを可能にするのが、オンラインでの教授学習です。 1)オンライン教授/学習の実践 1999年の7月に筆者らはニュージーランドのハミルトン市のワイカト 大学に滞在していました。その間、インターネット上において指導する院 生との間で同期的な方法で、テキストと静止画データの送受信によるオン ライン討議を実施しました(成田,1999)。こうした遠隔での討議に際して は、遠隔での参加を全く意識することなくディスカッションが可能である ことが実証されました。同様の機会は、2001年の6月にバンクーバーと兵 庫の間でも行いました(Narita&Shino,2001)。この際のオンライン対話 では、話題の継続性と発展性を維持するために、書き込み上のルールを作っ ておき、それにそって受講者が発言することが、話題の討議を深めるうえで 有効であることも検証されました。 以上のように、ネットワーク上でのオンライン教授/学習システムは、シ ステム全体が学習者や教員にとって、全体として一つの教授/学習のための 仮想空間での教室を提供します。ネットワーク端末に実現される教授/学 習の画面は、システムの支援によって、あたかも端末を操作する一人の参加 者が、他のメンバーとで双方向のコミュニケーションの場を創るのです。 同時性や同場性という条件のもとで成立してきたこれまでの伝統的な教授 /学習形態は、オンライン環境が提供するメディアの出現により、その短所 を補いつつ対面的な学習の持つ長所を再認識するものであるといえます。 2)学習者の意欲とその支援 学習の持続や成立には、即時的な学習環境を有すると同時に、学習者の持

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今の情報通信技術に依存する伝送速度や、インターフェイス、メディアの限 界をわきまえる必要もあります。こうした配慮によって、対面での授業と の補完的意味を重視した教授/学習の形態が可能となります。 確かに対面授業と比較すれば、オンラインによる授業には限界もありま す。しかし、学習者が非対面・非同期、あるいは遠隔での対面同期な学習環 境を自己決定で選択可能とすることで、個人の身体的・心理的あるいは物理 的な事情を配慮した学習環境が提供できます。つまり、オンラインの学習 ツールによる双方向のコミュニケーションは、こうした学習者に対し、その 学習者個別の条件に沿うことで教授者や学習仲間をより身近な存在へと変 えることができます。これにより、伝統的な対面授業が制約する時間、場 所、集団という条件を緩和することができ、対面と非対面の学習は補完しあ うことになります。 2 オンライン教授/学習マネージメントツールと授業展開 今日のあらゆる高等教育機関は、キャンパス全休がネットワーク化され た情報通信環境を提供しています。また、キャンパス外部に対しても情報 発信を行い、外部からの情報検索を詳細に支援している場合も数多くあり ます。必要に応じてキャンパス内部からのアクセスに限定したシステムを 構成したり、内外に情報提供の格差を意図的に設けることにより、施設設備 や人的な投資がオンラインで最適に活用されるような仕組みとなっていま す。 オンラインによる教授/学習への利用の形態として、電子メールは学習者 と教員の間での個別的な情報交換に多用されています。学習者が課題書 類を電子メールで提出したり、教員が添削して学習者に返却したりするの は、メールシステムの通常の使い方です。Webサーバーが提供するホーム ページコンテンツとサーチエンジンを駆使した検索結果の利用も日常的に なっています。Webは巨大なデータベースで、高度化した教育・学習シス テムとなっています。また、Webコンテンツには、利用者が直接内容を閲 覧するだけでなく、即時に端末から記事等を登録できる電子掲示板システ

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第2章 e−LearnIngと学習を支援する環境 ムも付随しています。これは、問い合わせや意見表明、および討議に有効な システムの一例です。 その他、今日では、FTP、CGIを介したデータベースサーバーの支援などに より、通常のインターネット端末が、学習情報へのアクセス機能を提供して います。どの利用者でも任意の場所から時間を限定せずサービスを享受で きます。しかし、閉じられたネットワークの形態であるLANよりも、異なる ネットワーク間で統一プロトコルによる地球規模でのいわゆるインター ネットとしての利用形態が、高等教育機関での一般的な利用といえます。 1)グループウェアの登場 オンラインによる教授/学習では、少なくとも学習者と教員そして学習 コースなど、特定した構成員とコンテンツによる仮想的な教授/学習システ ムが必要です。そのためのアプリケーションシステムが、いわゆるグルー プウェア(groupware)です。グループウェアは、通常、教授/学習マネージ メントツールとも言われます。グループウェアは、インターネット上で以 下の特色を有するサーバー・クライアント用アプリケーションシステムで す。1977年にJohnson−Lenz(1978)が、共通の仕事や目的のた糾こ働く 利用者を支援し、.共同作業の環境のためのインターフェイスを提供するコ ンピュータシステムを脚昌しました。これがいわゆるグループウェアの登 場です。このグループウェアは、企業の中のコミュニケーション、共同プロ ジェクト、出張、会議、稟議、日程などのロジステックを調整するのに便利な ツールとして用いられるようになりました。 今や、グループウェアのコンセプトは、企業から高等教育機関における 授業改善や学習環境の充実に応用されるようになっています。つまり、 共通の学習の目的のために学習者を支援し、共同学習環境のためのイン ターフェイスを提供するようになったのです。現在、高等教育機関で盛ん

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境の快適さを提供するとともに、学習管理を容易にする構成となっていま す。そこにはいくつかの特徴を有します。たとえばHTMLの知識なしに、 既存のhtml、pdf、pptで作られた教材を用いてコースコンテンツの作成が可 能であることです。また、学習やコミュニケーションや協調学習を可能に する教育用ツール群、例えばメール、掲示板、クイズ、プレゼンテーションの 機能を有しています。さらに、コースの管理作業や改良作業において教員 を支援する管理ツール群、例えば学習履歴の追跡、クイズの採点、成績管理 などの機能が充実しています。加えて、コースコンテンツを交換する共有 化やコンテンツ販売などが可能となっています。まとめますと、一般にグ ループウェアは次のような機能を有します。 (1)階層的な利用者認証システム 各利用者は、利用権限が付与され、IDとパスワードによってグループ ウェアに対し接続時に認証されます。今日のネットワークシステムでは、 パスワードの不正利用等は法的にも厳しく規制されています(経済産業省, 2000)。グループウェアでの利用者は、権限によっては、いわゆる学習者で あったり、教員であったり、教員補助者作句であったり、場合によってはシ ステム全体を保守・運営する管理者となります。グループウェアには、階層 的に利用権限を設定できる設計が組み込まれています。 (2)学習者やコース登録と管理 学習者はネットワークを介してシステムに接続すると、提供されている 学習コースを利用できることになります。学習コースを開設する教員は、 学習者に対しIDとパスワードを通知します。キャンパス全体で、このよう に教員が開講した複数の学習コースを学習者は選択して履修します。大 規模でオンライン教授/学習システムを展開する場合は、その都度教員が学 習者の利用のための設定を行うのではなく、教務担当部署が一括して学習 者の登録を受理し、それに基づいて履修状況を管理するシステムとなりま す。教務担当部署と、直接指導にあたる教員とは、本来このように登録と指 導や評価といった業務を分担する機構と運用が求められています。 (3)学習コースで提供するコンテンツやツール 学習者に対するプレゼンテーションや各種の資料あるいは指示は、一般

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第2章 e−LearnIngと学習を支援する環境 的なWebページコンテンツの提供で可能です。今日では、ドキュメントの HTML化は極めて容易となり、テキストエディターで直接HTMLを用いて 記述するよりも、専用のホームページ作成ツールや通常のワードプロセッ サ等でコンテンツが作られます。このように、HTML形式を指示した変換 処理で大抵のページが作成できます。また、ビデオカメラで撮影した映像 コンテンツを始め、音声データ、静止画像、ベクトルデータによる軽量なア ニメーションが容易に教材として提供することもできます。 さらに、学習者が自身で理解を確認したり、教員が学習者の理解度を測定 したりできるツールが必要です。これらは、教員権限の内に実現できるも のとしてグループウェアに用意されるべきです。この場合、統一的な基準 と拡張の可能性をもつグローバルスタンタードに則ったツールによって、 テキストベースでも容易に作成できるものであることが望ましいとされて います(伊藤,2001)。 (4)コンテンツのサイズと配信 情報通信技術の発展は、CPUの処理機能などのように急激な発展を遂げ る分野と、実際の利用で問題となる通信速度や通信料金という体系の分野 があります。今日、通信業界での規制緩和の進展とともに、接続の形態は、 廉価な常時接続回線の利用に移行しています。しかし、録画講義録の視聴 を始めとするVODシステムから配信するのは、サーバー機能や回線容量等 を考慮するとまだ現実的とはいえません。しかも、30分や60分の録画を見 て講義を受けるというのは視聴者にとって退屈きわまりないことです。 このような場合には、事前に各学習者に配布した大規模な記憶容量をも つCD−ROM等に保存したコンテンツを学習者のローカルドライブから視聴 するのが望ましいかもしれません。教員のテキストや副教材と動画を同期

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どの程度の時間や頻度で学習課題と取り組んだかを把握する必要がありま す。このような作業によって、提供する課題の内容を検討し、個々の学習者 の傾向に対して適切に応答することができます。グループウェアをオン ラインシステムの教授/学習に利用するについては、必須となる機能やイン ターフェイスを検討し、必要に応じて、機能追加や改定を求めるべきです。 (6)不正アクセス行為への対策 学習コースの性質によっては、学習者が任意の端末からアクセスするの ではなく、限定的な利用が妥当と判断されるならば、IPアドレスによる限定 された端末からのみ操作できる構成などが必要です。不正なアクセス行為 に備え、多重で頑健な仕組みを整えることです。 3 オンライン教授/学習マネージメントツールに望まれる機能 、以上のグループウェアの構成要件を備えることにより、オンライン上の 教授/学習マネージメントツールを用いた授業展開は、同期・非同期での資 料提示、グループ討議、課題提示とリポート回収及び添削、問題演習や調査 など、様々な学習目的に利用できます。グループウェアでは、(1)対面の授 業の中で取り入れる、(2)非対面の学習コースとして展開する、(3)対面と 非対面を組み合わせ状況に応じて使い分ける、という3つの形態が考えら れます。学習コー不の目的と内容によっては、上記の利用形態から最適な 方法を選択すれば良いことになります。 グループウェアの利用に関する場面をここで検討してみましょう。例え ば課題テーマを基に資料を収集し、学習者の考えを表明させながら討議す る場合でし。学習者には個々の資料を整理して電子掲示板上で課題を提 起します。その資料を交えての掲示板での討議を経た後、対面でのディス カッションで全体の意見を集約することができます。資料の検索や整理、 およびネットワークツールを介した討論は、非対面も含めて同期・非同期で 展開できます。電子掲示板のほかに、同期的な場面としては資料を提示し ながら、オンライン対話で討議することもできます。その場合は、前述の音 声会議を使うと有効です。

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第2章 e−LearnIngと学習を支援する環境 次に、学習者に対して、学ぶべき一定の教材資料がすでにオンライン上の 教授/学習マネージメントツールに存在するとする。学習者は、提示された 学習目標に対して、コ⊥ス設定に携わった教員の意図にそいながら、マネー ジメントツール上の複数のやり方で学習を進めることになります。このよ うな授業設計の場合は対面である必要性は少ないので、複数の学習者の同 場性や同時性は要求されません。むしろ個々の学習者の学習を促進する支 援が大事となります。 学習者と教員が同じ場に存在すると、いつでも対面での支援を獲得でき、 心理的な安心感が満たされると考えられます。ところが、教員は複数であ ることが少なく、同時に複数の学習者への支援にかかわりにくいのです。 支援の要求は、固定した内容だけではないので、非同期、非対面下での支援 の可能性を発揮する好機といえます。いずれにせよ、具体的なオンライン 上の教授/学習マネージメントツールの利用は、課題の特質や学習コースの 性格、および学習者の置かれている状況等により異なるので、支援方法は適 宜選択すべきです。 オンライン上の教授/学習マネージメントツールは、ネJソトワーク上で各 機能が統合化されたツールであります。各機能は、ツールへの接続者を特 定することから、教材群の提供等、教授/学習を目的とした様々なコース設 計が必要です。つまり、学習者個人や学習者グループについて、詳細に設定 することが重要です。学習者に対する必要な機能は、以下のようになりま す。 (1)学習者の接続日時や回数把握 これは、どの学習者がいつ、どのくらいの時間マネージメントツールへ接 続したかを教員が把握し、授業への参与状況を把握することです。学習に

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テンツーつひとつへのアクセスを把握できるべきです。 (3)学習者の学習記録 学習者がコンテンツを利用したかというアクセスと同時に、学習者がど のような内容を保存蓄積したか、あるいはどのくらいの回数で意見を述べ たのかは、学習へのコミットメントに関わる事項です。この内容を教員が 容易かつ的確に確かめることができ、その内容について教員から学習者へ コメントを提供できる機構が必要です。また、学習者を評価する資料の一 つとして提出された回答などを単純集計できる機能が望ましいのです。 (4)質問などへの資料提供 学習者は、コースの課題をよりよく理解するため、様々な関連事項につい ての説明を求めたくなります。それに応えるためには、用語の定義や補助 的な関連事項に関する用語解説がツール上で提供されるべきです。また、 この機能には索引や検索機能もついていると便利です。ツール内の用語集 を参照することによって、学習者は印刷媒体を参照するという作業から解 放されます。 (5)軽量なコンテンツ開発と配信 一般的にマネージメントツールが提供するコンテンツは、サーバーから 端末へ短時間でデータ転送ができるように、軽量なファイルが望ましいの です。このためには、コンテンツはテキストと静止画像の組み合わせや、ベ クトルデータによる動画が良いと考えられます。また教員は、単にテキス トでの学習コース提供のみならず、視覚的に訴えるコンテンツを必要に応 じて提供できるように努めるべきです。コンテンツ開発に関しては、大学 のスタッフでは限界があります。今後は、大学と地場産業などとの共同開 発や委託開発などにより、教材の収益を見込んだ開発と配信を考えるべき です。 (6)学習者用メモ オンライン学習では、従来のような特定の場所で学ぶという制約はなく なります。その場合、学習者に必要なのは、マネージメントツールへアクセ スできるネットワーク端末と、どの端末からも学習ができるツールの機能

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第2章 e−LearnIngと学習を支援する環境 です。例えば、学習者がツールを通してさまざまに発想したアイデアや学 習の個人的な記録は、手元のノートに記録することよりも、端末上からシス テムの個人的な保存領域にそれらのメモを登録したり、読み直したり整理 できる機能が必要となります。 (7)機能の利用設定 以上の各ツールの統合的なデザインでは、学習者の個別の学習を促進す るために、様々な設定が可能な仕掛けが必要です。即ち、各ツール利用が学 習者を指定したり、学習の日時を指定したり、レポートやテストの締め切り を示したり、学習の進度や理解度を提示したりしながら、教員によって学習 の方向付けができることが重要です。 学習コースにおいて、目標が同じであっても、学習者の学習開始時におけ る習熟度や関心の程度は異なっています。実際に学習を始めると、学習者 は自らの興味や関心および必要性は、微妙に異なります。コース全体は、こ れらの組み合わせを示すのですが、論理的に学習事項を構成する場合と、学 習者が選択的に経路を決定できる状況に全体が構成できることが重要で す。このように教員は、学習コースを設計する場合は、教材の配列や消費す る時間にいくつかの選択可能性を設け、学習者が多くの恩恵を享受できる ように設計することが肝要です。 おわリに オンライン教授/学習マネージメントツールを使った非対面的な授業や 協調的学習は、大学での伝統的な対面による学習形態を大きく変える可能 性を有しています。また、そのインパクトは授業改善、ひいては大学の改革 に影響を及ぼすような勢いもあります。昨今の高等教育機関や産業界で

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引用文献

Bodzin,A・M・,&Park,J・C・(2000)・Factorsthatinfluenceasynchronous discoursewithpreserviceteachersonapublic,Web−basedforum.Joumal OfComputingin.TeacherEducation,16(4),22−29. 伊藤健二(2001).遠隔教育システムに関する欧米の標準化動向について. バーチャルユニバーシティ研究フォーラム講演録pp.207−213. Johnson−Lenz,P・T・(1978)Groupware:CoiningandDefiningIthttp:// www・COnteXt・Org/ICLIB/IC23/JnsnLenz.htm. 梶田将司,板倉文忠(1999).WebCTによるコースウェア作成支援環境の構 築,電子情報通信学会技術研究報告,Vol.ET99−58,PP.1.5−22. 経済産業省(1999).不正アクセス行為の禁止等に関する法律.http://www. meti.gojp/policy/netsecurity/fuseLaccess」aw.htm. 成田 滋(1999).教師教育を促進する大学の遠隔教育プログラムの開発と ワイカト大学との擢牒「日本教育実践学会第2回研究大会 http://www. CeSer・hyogo−u・aCjp/naritas/waikato99/waikato.pdf. Narita,S・&Shino,K・(2001)・TeacherEmpowermentUsingAsynchronous InteractiveLearninginJapaneseTeacherEducationCollegeandSchool, WebCT2001ConferenceProceedings. Scardamalia,M・,&Bereiter,C・(1996).Computersupportforknowledge− buildingcommunities・InT・Koschmann(Ed.),CSCL:Theoryandpractice Ofanemergingparadigm.Mahwah,NJ:LawrenceErlbaumAssociates. WebCT(2001).http://www.webct.com/.

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第3章 GETAの概要 筆者は、インターネットがだんだんと一般に利用されるようになるにつ れ、教育現場でもネットワークが日常的に利用される日が来ると予測して いました。 ネットワーク利用の最初は電子メールや簡単なホームページあるいは FTPを使い、一部の学習者の支援で試行錯誤していました。そのうち、海外 で学習支援を目的につくられたグループウェアの存在を知りました。それ らを取り入れ大学や高校で試し始めました。 そうした市販の教育用のグループウェアは、それまでには無かった画期 的な機能とデザインが具備されていました。しかし、実際に学習者への支 援にグループウェアを使うにつれて、それを継続的に使用するには、様々な 課題が浮き彫りとなってきました。 2001年11月、一つの転機がありました。それまで使用していたグルー プウェアを総合的に検討した結果、独自にシステムを構築しようと考えま した。それは、以下のようなコンセプトを有する学習マネージメントツー ルです。 (1)実際に必要な機能を有するコンパクトなシステム (2)必要に応じて随時デザインや機能を見直せるシステム (3)メンテナンスが容易なシステム (4)多目的な利用が可能なシステム (5)運用経費が廉価なシステム 最初は、簡単な掲示板程度の機能で始め、それから徐々に機能を拡張して きたのがこのGETAシステムです。このシステムは、開発途上でいろいろな 方に関心を持っていただき、継続的に使用されるなか、実用システムとして 育てていただいた経緯があります。

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第3章 GETAの概要 GETA(ジータ:GeneralEmpowermentToolforAbilities)は、ホームページ として使う学習支援を目的としたグループウェアです。GETAは、大学や高 等学校での利用を想定して設計・構築されています。このグループウェア は、院生や学生において使用が広まり、彼らへの学習支援の過程で改定や機 能追加が繰り返されてきました。現在も更新が続いています。 関係者の要望により、この度、GETAを書籍の形としてまとめることにな りました。最新バージョンは、いまも検討と改良が続いていますが、本書で は、2004年末の時点で実際に利用されているGETA3.44を紹介します。 この種のグループウェアとしては、世界的にも有名なWebCTをはじ め、BlackBoardなど様々なシステムがすでに提供されています。筆者らは、 それらのグループウェアを大学・高校で学習支援に利用してきました。 そうした経過を踏まえ、筆者が独自にシステムをデザインし、実際に学習 支援を行うなかで、必要かつ有効と考えられる最小限の機能を精選してき ました。同時に大学や高等学校の学習者、あるいは特定の目的を持ったグ ループや学術団体等で利用する過程で改良が重ねられてきました。 GETAは、いわゆるWeb−Basedシステムです。インターネットに接続した 端末で動くブラウザがあれば利用が可能です。認証システムを通過した 学習支援者は、教材の作成や提供をはじめ、問題作成と提供、および学習の

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育および学習莱援機関の教員と学習者に対し、ネットワークを介した仮想 的な学習空間を提供します。そこでは、学習者を中心とし、学習支援者(デ ザイナー)、指導補助員(ティーチング・アシスタント:TA)、GETA管理者、お よびシステム管理者(ルート権限者)が、それぞれの役割にそって、学習者の 目的を達成するための学習活動を支援できます。 GETAは、システムとしてApacheをはじめPHPやPostgreSQLなどの、いわ ゆるフリーウェアを活用します。ブラウザを使うので、非常に取り組み易 く、メンテナンスも容易です。GETAは非対面によるコミュニケーションを はじめ、指導と学習環境をネットワーク経由で提供します。

す.此」

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第3章 GETAの概要 GETAの特徴 ○高速・軽快 GETAでは、サーバーが個々のホームページとして各種の機能を提供しま す。500人∼1000人の登録と利用にも耐え、高速に動きます。ブラウザに よる利用者のリクエストに対し、データベースサーバーと連動して個別の ページを生成するので、利用にストレスが少なく軽快です。 ○多機能・高性能 GETAは利用者認証システムをはじめ、グループ切り替え機能、接続履歴 作成、教材提示、ファイルのアップロード、シラバス作成や教材作成及び配 列、レポート管理、オンライン調査、高機能スレッド化掲示板、ノートパッ ド、出欠席管理、利用者登録、学習コース管理などがありますb これら学習支援に必要と考えられる機能が、学習支援のなかで改訂が続 けられていて、利用者にとって使い易いシステムとなっています。 ○安定動作とバックアップ GETAシステムは、PC−UNIXをOSとしています。システムのスクリプト も保護され、無停電電源装置やデータベースサーバーと連動しているので、 安定的な運用が可能です。 また、データベースは、GETAの自動定期バックアップ機能により日ごと に予備を作成されます。‘必要であれば、別サーバーにもバックアップを作 成するなど、システムとして高い頑健性を持っています。

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GETAの利用者 ○学習者 学習者は、GETAを介した学習の主体者です。多くの利用者がこの権限で GETAへ接続できます。ブラウザの操作によって、GEiAシステムを介して 自己の学習を達成しようとするGETA利用者の中心的存在です。学習者は、 複数の学習グループに所属できます。CETAの構成全体は、オンラインよる コミュニケーションを介して、この学習者の活動を支援し、学習継続を促進 して様々に支援を受けられるように考慮されています。 ○デザイナー デザイナー(学習支援者)は、学習者の学習コンテンツへのアクセスや、学 習者とのコミュニケーションを通じて、学習者を遠隔で、あるいは条件が許 せば対面で支援する学習グループの核となる利用者です。 GETAは、一つの学習グループに、複数のデザイナーが参加できます。こ の仕組と相まって、デザイナーはメインとサブの区別があります。 ある学習グループで、メインのデ ザイナーとは、当該グループがメイ ングループである場合です。サブの デザイナーとは、別のグループがメ イングループである場合です。サ ブのデザイナーは、メインのデザイ ナーが使える機能の他に、自学自習 コース作成等において、メインのデ ザイナーから一部の権限を与えら れ、それを行使できます。

学習者 学習支援者 指導補助員(TA) GETA管理者 サーバー管理者 Figure3−1利用者と管理者

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第3章 G打Aの概要 ○指導補助員 指導補助員は、ティーチングアシスタント(TA)です。TAは当該学習グ ループの学習者の中からデザイナーにより任命されます。TAは、デザイ ナーのもとで通常のデザイナー権限の一部を行使して、デザイナーと共同 して当該学習グループの運営に参加できます。 OGETA管理者 GETA管理者は、GETAシステムの管理と運用をデザイナーの側面より援 助します。この権限は、時に当該GETAシステムが稼動するサーバー管理者 と連携します。GETA管理者は、学習グループを作成・削除したり、学習コー スのデザイナーを指定したり、あるいは、これらを調整し、全体のGETAシス テムを管理する役割です。 ○サーバー管理者 サーバー管理者は、本システムが稼動するコンピュータのルート権限を 担います。システムの電源管理をはじめ、プロセス管理、データベース管理 等サーバーの維持・管理の権限を有します。

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稼動中のGEm GETAは、データベースサーバーを有し、WebサーバーApacheによって稼 動するホームページを中心にした教授学習管理システムです。学習者やデ ザイナーは、インターネットに接続された情報通信端末からGETAに接続で きます。 現在、GETAシステムは、次のサイトで稼動し、それぞれにおいて、利用さ れ評価を得ています。本学情報処理センターにて稼動中のCETAシステム は、学内・学外からの接続が可能であり、院生・学部生の授業やゼミで利用 され、e−ラーニングの中心となる教員により、対面・非対面による指導場面 で、実際的な利用を継続しています。また、学内の公開講座などでも遠隔支 援として利用するなど、学習支援目的を超え、コラボレーションを支援する 目的でも利用されています。 さらに、高校生や教員などさまざまな立場の利用者により、いくつもの学 習グループで計600名位の人々が日常的・継続的に利用されています。 Table3−1GETA稼動サイト 兵 庫 教 育 大 学 h t tp :〟g e ta .c e s e r .h y o g o −u .a C j p /e ・S Ch o o l/ 北 九 州 市 立 大 学 h tt p :〟ic p .is .e n v .k it a k y u −u .a C j p /g e t a 2 / 兵 庫 県 立教 育 研 修 所 h tt p :〟w w w .h y o g o ・C .e d .jp / 奈 良 県 立奈 良 工 業 高 等 学 校 h t tp ://w w w .n th s .e d .jp :8 9 0 0 /e −S C h o o l/ 兵 庫 教 育 大 学 学 校 教 育 研 究 セ ン タ ー h tt p :〟a n d e r s .c e s e r.h y o g o −u .a C .jp /st m ich a e l/ 兵 庫 教 育 大 学 学 校 教 育 研 究 セ ン タ ー h tt p :〟a n d e r s .c e s e r.h y o g o −u .a C j p !ja s e n ! 兵 庫 教 育 大 学 学 校 教 育 研 究 セ ン タ ー h tt p ://g ra c e .ce s e r .h y o g o ・u .a C .jp /g e ta 2 / クライアント環境 ○ブラウザ GETAの利用にあたって、利用者による特別な端末としての環境設定は必 要ありません。通常のオペレーティングシステムに組み込まれたWebブ

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第3章 GETAの概要 ラウザが利用可能であれば十分です。もちろん、その端末がインターネッ トなりLANに接続されている必要があります。 このように、GETA利用に必要なのは、ネットワーク端末にセットされて いるインターネットホームページを閲覧するブラウザだけです。こうした ブラウザは、今日、パソコンをセットしたとき、すでに利用可能となってい ます。MS−Windowsをはじめ、MacOSや様々なPC−UNIXのネットワーク端 末は、セットした状態ですでにブラウザが利用可能となっています。 これらのブラウザアップグレードも、それぞれの提供のサイトから、利用 者がダウンロードできます。一部、UNIX端末では、ブラウザのソースから 端末にコンパイルして利用する場合もあります。 ○プラグイン GETAシステムでは、文字情報のほか、静止画像を始めベクトルデータに よる動画コンテンツなどを利用できます。一部、コンテンツを端末側で再 現するためのプラグインが必要となる場合があります。これらはブラウザ の簡単な操作で入手できます。 本書では、MS−Windows XPやWindows2000の端末にセットされ た、NetscapeCommunicatorやMS−InternetExplorer(IE)を使った場合の画 面例を示します。利用する場合は、なるべく最新のものが安心です。な お、IEは、バージョン6.0以上、NetscapeCommunicatorは、バージョン7.1以 上で安定した動作を確認しています。

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るブラウザに限ってもいくつもの種類のブラウザがあります。 GETAの開発過程では、主としてNetscapeCommunicator7.1に組み込ま れたMozilla/5.0が使用されました。動作の上では多少の違いがあります が、GETAは、IEでも概ね稼動します。ただし、特定の動作では不都合がで ることもあります。MS−Producerのコンテンツ利用など、一部の機能では、 IEのほうが良好な.結果となる場合もあります。

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第3章 GETAの概要 サーバー環境 GETAシステムは、様々なバージョンとサーバー仕様で稼動中です。デー タベースシステムを搭載する関係上、搭載メモリーは、少なくとも256MB 程度以上が推奨されます。 今日では、市場に出回っている端末用マシンも高機能となっています。 そのため、端末用マシンが、必ずしもGETAサーバーとして不十分だとはい えません。筆者が管理運用する複数GETAサーバーの中でも、サーバー専用 といえるマシンは少なく、端末用のマシンスペックでもGETAを稼働できま す。数百人程度の利用の場合、一般的な端末用マシンで、ある程度のメモ リーが装着されたものであれば、十分サーバーとして利用可能です。 ただ、最近では、メインメモリーの入手も手頃となりつつあります。筆者 の環境ではこれまで概ね300∼600名程度の利用ですが、多くの登録者や 頻繁な接続、あるいは、大量のデータ蓄積が伴うような利用の場合、CPUや 実装メモリー容量について以下の表よりも充実したサーバー仕様が望まれ ます。 TabIe3−2 GETAサーバー仕様 h l 鼓 .’’  招 ’ 、‘.蛸 ‘滞 腰 帯・・似 、 ナ 原澤怒遭 .’掠 れ 十十 . .ま. .. .. . 頂 °ケ 沸 . 輔 ._ 卓 軽 薄 1 ° . .た;骨 . ___ノ_ 融 誕 1 ’ 満 た に描 、宮 潟・’ 法 汁 ’・’ Y ガ Y ヴ・’・ も ・ ’ ※ ・.E l ’・折 .・ ・W ′.r Y ’ ..E . .W . E  . ㍑ 雷’洋 撫・ . 競 . ..。 ’ 墨 ・.・・_費 _ 莞 _ m 1よX ’ 詣 鎚 籠 悪貨 霊 繍親 臨 肯浣 滋 賀五 男 磁 議 定 憂 苦 軍ガ .ノ照 . ノま 郡 、−ウ苅報 な 憲 法 混葺 ポ 瀬 締 鞘 擁 洒 磯 締 癖 濱 韓 轟 十 . . 羅 … _.__畳 ._ _ _.

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ギ二二三三l

O案内画面例 本書では、MicrosoftWindowsXP上のNetscapeやInternetExplorerでの GETAの画面インターフェイスを用いて説明します。 GETAシステムは、こうしたNetscapeCommunicatorやInternetExplorer というブラウザを利用します。GETAサーバーの実装されたマシンのURL を指定して接続すると、最初に下図の案内が表示されます。 Figure3−2 GETA案内画面(NetSCaPeCommunicator7.1) 使用するブラウザによっては、表示に若干の違いがあります。

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第3章 GETAの概要

InternetExplorerを用いると下図のように表示されます。

Figure3−3 GETA案内画面OnternetExpIorer5.0) ○認証手順の開始

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GETAシステムは、登録された利用者を認証した後に疎続できるような仕 組みとなっています。[接続開始]ボタンをクリックして認証システムの画 面へと進みます。 利用者認証では、GETAシステムに登録された認証情報との照合が行われ ます。利用者の認証情報を確認後、接続できます。 ○再接続 もし、認証に失敗すると、下図のように、GETAシステムは、再度の試行を うながします。利用者は、「再度お試しください。」のリンクをクリックし て、引き続き接続開始を試みます。 Figure3−5 パスワードが間違ったとき Figure3−5 パスワード等の再入力要求 利用者IDは、GETAシステム内でユニークに設定する必要があります。し かし、一つの認証情報により、利用者は複数の学習コースに接続できるよう になっています。

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第3章 GETAの概要 ○接続後の画面 認証が済んでGETAへの接続が完了すると、登録利用者の氏名とGETAシ ステム内でのユニークなIDが画面に示されます。認証後は、一部のページ を除き、利用終了まで利用者の接続履歴がGETAシステム内で記録・保存さ れ、これをもとに学習者やデザイナーはその接続状況を確認できます。 なお、利用者が認証を失敗した場合も、接続を試みた情報がデータベース サーバー内に蓄積され、その記録が残ります。 以下は、認証後の画面例です。 Figure3−7 認証完了画面

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二、二T.二∴⊥圭 利用者が一連の操作を終了して、「利用終了」のリンクをクリックする と、GETAシステムから接続を解除できます。その場合、画面は次のように 示され、一旦接続が終了して、データベースにも切断の記録を残します。 利用者は.QETAとの挽練を解輸しました。 票びQEmに接続 適地拙 Figure3−8 利用終了時の画面 なお、利用者が、このような正規の切断手順を取らない場合もあります。 その場合は、GFrAシステムが当該利用者の正確な切断時刻を保存できませ ん。 また、共用の端末である場合、そのままブラウザが利用されると、前の利 用者権限で引き続いてGETAを使用されてしまう場合があります。利用者 がGETAシステムに接続した端末から離れる場合は、必ず「利用終了」の措置 をとるべきです。

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第3章 G[TAの概要 、三二ナ 以上、GETAの概要をご案内しました。GETAは【完成したシステム1では ありません。この原稿の執筆中も、利用者から改善のアイデアが寄せられ ています。いま本書を読んでいただいている方々のアイデアもこのシステ ムに反映できます。 要望に対しては、即時には応じることは困難なときもあります。ところ が、利用者からの「ここをこのように改善して欲しい」といったアイデアほ ど改善に貴重なものはありません。実際、GETAは、教育活動に携わる教員 など、多くの方々のご理解やご支援を受けて、改定を続けています。 GETAについては、以下のサーバーで最新情報を提供しています。読者の 必要に応じ、適宜接続して参照いただけます。 http://grace.ceser.hyogo−u.aCjp/

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第4章 システムのページ構成 GETAは、利用者にはホームページとして映ります。しかし、CETAが提供 するホームページは、単に管理者やデザイナーらが用意した固定的な内容 ではありません。その中味は、利用者の参加によってダイナミックに変化 します。 CETAは、利用者IDとそのIDとセットになった認証情報を要求します。そ うした認証情報を持たない利用者は、システムに接続できません。 接続しますとGETAシステムは、利用者を何層にも分けるので提示される ページや機能が変化します。このため利用者は、認証情報を大切に扱うべ きです。 この章では、そうしたCETAシステムのページ構成を中心に説明します。

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第4章 システムのページ構成 ページの概要 ○認証情報の保持 GETAシステムは、利用者それぞ れの役割を明らかにするため、利 用者を四つの水準に分けていま す。 このように階層化された利用者 認証機構は、システム内部の個人 情報やコンテンツを一般利用者か ら保護する働きもあります。参考 のため、GETAシステムのフロ←概 要を右に挙げます。 利用者が、認証を試み、これに失 敗した場合は、再度認証を試みる ことができます。また、逆に一旦 認証が成功すると、当該ブラウザ で利用を終了するまで認証情報が 端末に保持されます。 ログイン開始ペー・ジ Figure4−1GETAシステムフロー概要 従って、他の利用者と端末を共有する場合は、この仕組みを理解しておか ねばなりません。ブラウザが認証情報を保持するという体験をあまり持た ない利用者がいる場合、デザイナーはこの仕組みを理解させる必要があり ます。

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○ペTジの種類 GETAシステムが提供する画面は、次のように区分できます。 1利用者用  学習者、デザイナーがともに利用できるページ 2.デザイナー用 デザイナーと指導補助員が利用できるページ 3,権限を区別 接続する利用者の権限を判断してGETAシステムが内 容を変えるページ 4.管理用   GETA管理者のためのページ GETAシステムのほとんどの機能は、GETAホームページから利用者の「権 限」によって実行できます。即ち、GETAシステムの装備する機能は、認証 機構を通過した後、利用者の「権限」に依存して画面も異なります。そこで は・、さまざまに組み込まれた機能を実行できたり、実行できなかったりしま す。 学習者の画面上には、デザイナー用のリンクは示されません。同一の利 用者であっても、あるグループではデザイナーであっても、別のグループで は学習者としての権限の場合もあります。このように、グループにより権 限が異なり、また画面デザインも異なります。 デザイナーは、一つの独立した学習者グループを構成します。デザイ ナーAとデザイナーBとでは、ほぼ独立した形態で学習者をGETAシステム 内にて支援し管理できます。詳細は、各項目を参照してください。 ○指導補助員の画面 指導補助員の画面は、GETAホームページ(学習グループ選択直後の画面) は、デザイナーと同様となります。しかし、デザイナーが指定した権限以外 は、稼動しないようになっています。

参照

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結果①

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