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公序変化前の損失保証契約と不法行為

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(1)'W W W 5@1. 公序 変ィヒ 前の損失保証契約と 不法行為. ヰ ム 三田栄治 。. 最高裁平成 15 年 4 月 18 同第二小法廷判決. '. (民集 5 巻 4 号 366 頁, 判時 1823 号. 4 頁, 判 タ 1123 号 8 頁 ), 東京高利平成 16 年 1 月 22. 日. ( 差戻後 控訴審 : 判時. 1859 号 65 頁 ). @ Y. 事実の概要 ( 上告人 ). は準大手の証券会社であ り, X. (被 上告人 ). は第一部上場の 鉄. 鋼専門商社で 有名財テク企業であ る。 昭和 60 年 3 月頃 , Y 証券は ユ 一口市場に おける社債発行の 主幹事の地位を 獲得すべく X と交渉を進めたが , X は Y に 対. して別途 30 億円の資金を. 年. 了承した。 そこで X は同年. 8% の利回りで運用することを 打診し Y はこれを 6 月. U4 日,訴件A との間で特定金銭信託契約 ". (本. 件 特金契約 ) ,.を締結しその 運用指図を投資顧問契約にょルgY の関係会社に 委ねた。 Y は同日付けで 利回。 ) 保証・損失補償を 約束し. ( 本件 本 保証契約. ), その旨. の覚書を差し 入れた。 内容は,信託元本30 億円に同日から 昭和 65 年 年) 3 月. ( 平成 2. 25 日までの期間の 運用益を加えた 額から投資顧問料および 信託報酬を. 控除した金額が , 30 億円及びこれに 対する同期間内の 年 8% の割合に. よ. る金員. 0 合計金額に満たない 場合にその差額相当金を X に支払うというものであ っ 81.

(2) 榊兵団繁ボ至 iき i共学第 14 巻第. 1. 号。2005 年 9 円. @O -. 六. 平成. 2. 年3. 月. 20 日, X. と. A はバブル崩壊により 約定利回りを 達成できなくな. っ たため,本件契約の信託期間を平成 5 年 3 月. 10 日まで延長するとともに , 信. 託 元本に対する 保証利回りを 年 8.5% に変更する旨を 約束した. (本件追加保証. 契約 ),,, 。. 本件. ( 最高裁まで ). は , X が Y に村し主位的に 本件保証契約及び 本件追加供. 証 契約の損失補てん 及び利益保証の 履行として 23 億円余の支払を 求め,予備 的に Y の利益保証約束に. よ. る投資勧誘が 不法行為にあ たるとして損害賠償金 13. 億円余の支払を 求めた訴訟であ る。 一審. ( 東京地判平成. 10 年 7. 月. 13. 日. ). 。 は,契約は昭和60 年の時点では - 応、. 有効に成立したが ,平成元年に大蔵 省証券局長通達が 発せられた時点で 当初に 遡って無効となったと 判断しいずれの 請求も棄却した。 荒炭双控訴審. ( 東京高利平成. n1 年. 9 月. 29. 日. ). 。 は平成元年 nl 月以前では 反. 社会性の強い 行為であ ると明確に認識されては い なかったことから 公序 良俗に. 反し無効であ るとは言えないとした 上で,現時点において保証契約の履行を. 求. めることが証券取引法の 禁止規定に反し 許されないと 解するのは相当でないと して, X の主位的請求を 保証契約の履行を 求める限度で 理由 あ. 0. セ. とし原判決. を一部変更し X の請求を 22 億円余の限度で 一部認容した。 最高裁は本件保証契約の 履行を求める X の主位的請求を 失当として控訴審判. 浜中の Y 敗訴部分を破棄し た 。 差戻後 控訴審. 予備的請求にっき 審理判決するため 原審に差戻し. (東京高利平成. 16 年 1. 月. づく損害賠償請求を 新たな主位的請求とし. 22. 日. ). 。 において X は不法行為に 基. 不当利得返還請求を 予備的請求,. とする訴えの 変更を行った。 差戻後 控訴審は変更後の 主位的請求,予備的請求 にっきいずれも 棄却した。.

(3) 公序変化前の 損失保証契約と 不法行為. l@. 半l] 旨. (1 最高裁一部破棄自判,一部破棄 コ. 差戻. ( 1 ). 保証契約と公序について. G. 「法律行為が 公序に反することを 目的とするものであ るとして無効にな. るかどうかは ,法律行為がされた時点の公序に 照らして判断すべきであ る」。 「本件保証契約が 締結されたのは ,昭和60 年. 6 月. 14 日であ るが,. ( 略 ),. この当時において ,既に,損失保証等が 証券取引秩序において 許容されない 反 社会性の強い 行為であ るとの社会的認識が 存在していたものとみることは 困難 であ るというべきであ る。 そ. う. すると,本件保証契約が公序に反し無効であ. る. と解することはできないとする 原審の判断は ,是認することができるⅡ. (2) 保証契約の履行請求を 認めることの 可否について 「平成 3. 年法律第 96 号による証券取引法の 改正によって ,. や 利益追加のために. 財産上の利益を 提供する行為. ( 略 Ⅰ損失補てん. (以下「利益提供行為」とい. う。) の禁止については ,同改正法の施行双に締結された 損失保証ないし 利益 保証契約に基づくものであ っても,同改正法の 適用を排除するための 規定が置 かれなかったⅡ,「 X の主位的請求は ,本件保証契約の履行を求めるものであ り. ,同法 (著者. :. 証券取引法. ). 42 条の. 産ヒの 利益提供を求めているものであ. 2. 第 1 項 3 号によって禁止されている 財. ることがその 主張自体から 明らかであ. り,法律上この 請求が許容される 余地はない (f 紺. Ⅱ. (3) 証券取引法 42 条の 2 第 1i頁 3 号と憲法 29 条 「財産権. に対する規制が 憲法 29 条 2 項にい. う. 公共の福祉に 適合するものとし. て 是認されるべきものであ るかどうかは ,規制の目的,必要性,内容,その 親 制. によって制限される 財産権 の種類,性質及び制限の程度等を 比較考量して 判. 断 すべきものであ. る. ( 最高裁平成. (略 ). 14 年 2. 月. 13 日大法廷判決・ 民集 56 巻 2 83.

(4) 横浜国際 #蚤 ;斉 ;兵学第 14 巻第 1 号 (2005年 9. 月. ). 号 331 頁,Ⅱ ( 証券取引法. 「同規定. 42 条の. 2 第 1. 項 3 号 ) は,平成3 年法律第 96 号による. '占 " 証券取引法の 改正前に締結された 損失保証等を 内容とする契約に 基づいてその 士. 履行の請求をする. 場合も含め,利益提供行為を. 禁止するものであ. るが,①何故. 上前に締結された 契約に基づく 利益提供行為を 認めることは 投資家の証券市場 に対する信頼の 喪失を防ぐという 上記目的を損なう 結果となりかれないこと ,. ②前記内閣府令に 定める事故に. 42 条の. 2 第 1. よ. る損失を補てんする 場合であ れば証券取引法. 項 3 号の規定は適用されないこと. ( 同条 3. 項 ), ③損失保証等を. 内. 容 とする契約に 基づく履行請求が 禁止される場合であ っても,一定の場合には 顧客に不法行為法上の 救済が認められる 余地があ ること,④私法上有効であ. る. とはいえ,損失保証等は ,元来,証券市場における 価格形成機能をゆがめると ともに,証券取引の 公正及び証券市場に 対する信頼を 損なうものであ って, 反 社会性の強い 行為であ るといわなければならず (略 ). ( 前掲第一小法廷判決参照. ),. 法が上記のような 規制手段を採ったことは ,上記立法目的達成のための. 手段として必要性又は 合理性に欠、 けるものであ るとはいえない。. 」. (2) 美英俊控訴審 (1) 主位的請求. 「. 被 控訴人ないしその 従業員、の不法性に比し 控訴人の不. 法の程度が極めて 強いものと評価せざるを 得ない」, 趣旨に照らし. 「民法 708. 条ただし書の. 被 控訴人には,控訴人に対する不法行為に 基づく損害賠償責任. はないというべきであ る。. 」. (2) 予備的請求. 「控訴人主張の 被控訴人の利得には 法律上の原因が 存する. ものというべきであ り, したがって,控訴人主張の 不当利得は成立する 余地が ない。」,「改正証券取引法の 上記条項がその 支払を禁じた 損失保証等相当額を 不当利得として 被 控訴人に控訴人への 返還を命ずることは ,上記条項の存在意 義を没却させるものであ ることが明らかであ り,到底許されないものというべ きであ るⅡ 84.

(5) ,序変 前の損矧矯正美 りと神主行為. を. 参照条文. :. Ⅰ. ヒ. ネ. 民法 90 条,憲法29 条,証券取引法 (以下「証取法」. ). 42 条の. 2 第. 1項3号. Ⅲ. Ⅰ. 平成. 研究 本 判決の意義 3. ∼問題の所在∼. 年以前の証券取引法において. (取締法規違反 ). ,損失保証契約は違反に対し行政処分. が定められていたにすぎなかった。. し 平成元年末以降の. ( 証取法. 50 条第 1 項 ). しか. 証券不祥事を 受けて,損失保証は刑罰をもって 禁止される. こととなった。 ( 同法 198 条の 3, 200 条第. 1. 項 4 号 ) 本 判決で問題になったのは. 昭和 60 年に締結された 損失保証契約であ る。 契約時には公序に 反していなか った 契約が,履行請求時に公序が変化した 場合に履行請求ができるかという 問. 題が本稿の主題であ る。 本件最高裁は ,下級審の裁判例が分かれていた 公序 判 断の基準時についての 最高裁の見解を 明らかにした 上で,昭和 60 年当時の損. 失保証契約は 公序に違反しないとし. さらに証券取引法の 損失補てんの 禁止規. 定の適用範囲を 内閣府例の解釈、 も加えて明確にした 上で憲法 29 条に違反しな いとした。. 2. 棟 言寸. 本件の論点は 厳密には多岐にわたるが ,,本稿では 判旨の言及を 中心に検討 を行う。 本件の主要な 争点は (1コ本件保証契約の 目的は公序に 反し無効にな るか, (2コ証取法 42 条の. 2 第 1. 項は憲法 29 条に反しないか , (3 本件保証契約 コ. の履行は禁止されるか ,であった。 最高裁判旨は 履行請求の可否について 先に 言及しているが ,ここでは評釈内容の都合上憲法問題を 先に検討させて 頂くこ ととする。.

(6) 横浜国際経済法学第 14 巻第 1 号。2005 年 9 月,. Ⅰコ本件ィ米 証 契約の有効,注. 本件保証契約が 公序に反するかを 検討する上で ,その前提としてC. 法律行為 が 公序に反するか 否かの判断基準時はいつか ,及び②判断基準を 法律行為時と した場合,その 時点の公序が 無効と解すべき 状況であ ったのかについて 考察す る 必要があ. る。. D 公序判断の基準時 これまで公序判断の 基準時の問題にっき ,公序が有効から 無効になる場合の 研究は存在したが。 ,本件のように年 効から有効になるケースについての 言及 はわが国ではまれであ った " 。 通説は,法律行為についてはその 成立- とともに. 性質と効力とが 定まるとしその 時点で公序良俗違反であ れば,その後に公序 内容の変化があ っても追認により 有効とされることはないとしていたく 法律 石持 几. ィ丁. しかし下級審判例で 証券会社の損失補てん 問題を契機に ,行為時と. 判決時の公序内容が 異なる事態が 生ずる場合があ ると考えられる 23 になり, 判決時に公序違反となる 行為の効力は 行為時に遡って 無効となる,あるいは 公 序 違反となった 時点から 血効 になるとする 判決が多数出されるようになった ( 判決 時 ). " 。 その論拠は裁判所が 公序良俗違反の 行為の実現を 許すことはで. きず,反社会的な 法律行為の実現には 助力すべきではなく 無効と解するという 構成であ った " 。. 通説は別途権 利濫用又は信義則に 2. り権 利行使を制限できる. 可能性が残され. ており,不当な結論を防止することができると 再 反論する " 。 卑見も証券会社 が. 営業目標達成のために 半ばだます形での 勧誘を行. う. ケースもあ ることか. ら. 投資家救済の 手段が遮断されることまでは 酷と 考える " 。 また証券取引は 暇 疵. 担保責任を後に 追求できる売買一般等とは 取引の性質が 異なり,修補等ができ ないなどの取引の 特殊性を考慮する 必要があ ることからも ,救済の余地は必要 と解する。 この問題について ,最高裁は最大法昭和35 年 4 を 引用している。 86. このケースは 第. 2. 月. 18. 日 民集. 14 巻 6 号 905 頁 ". 次大戦下のレッドパージにおける 共産党員.

(7) ,序 変化前の損 矧矯正喫糸 りと 石去行為. グ. の解雇が問題になった 判例であ るが,連合国最高司令指示が 超憲法的法規とし て有効に存在していたと. 判 示した。. このケースの 認識については ,わが国の歴. 史に 鑑みても非常に 特殊な状況下での 判決であ ったことに注意する 必要があ )", 。. 公序基準時判断における 先例として適切ではないという 批判もあ ろう。 しかし 最高裁判旨については 投資家の救済可能性を 残した点で賛成する。 ②私法上の効力 次に,最高裁は損失保証契約を 有効と解したが ,これについては沖幼とする ることから検討を 行. で 見解の一致を 見ている. )。. う. ". ( ちなみに証取法改正以後は 無効と ぃ つ,. @. 月. この見解は,損失保証は資本市場の公正な 価格 形. 戒機能を歪め ,市場を通した資金配分・資源配分を 歪曲することから ,証券会 社として決して 行ってはならないとする。 中でも上村教授は ,私法上の効力を無効と解した 上で,損失保証契約は改正 前司E 取注 58. 条の「不正の 手段,計画または技巧」に該当し 刑事罰の対象とな. るとする。 判例では本件荒夷双控訴審が 平成元年の大蔵 省通達以前の 契約は公序に 反し ない 旨 明言しており , 最 利平成 9 年 9. 月4 日". が 平成. 2. 年に締結された 損失保証. 契約については 公序に反するとしていた。 学説は,私法上の契約を有効と 解するものが 多い " 。 論拠としては ,①取締. 規定として証券会社に 対する監督是正を 強化する必要があ り,顧客の自己責任 原則を徹底するよりも 不当勧誘から 投資家を保護する 必要性が強調されていた こと. ", ②損失保証契約を 無効とした場合に ,顧客が損失を被り,証券会社が. 利益を得る一方になることから ,公正性の見地より 有効と解するものであ る。 卑見は本件のように 特に巨額な事例で 証券会社が投資額全額の 利益を得ること は 社会正義及び 投資家一般の 感覚としては 公正性に疑問がもたれることから. ,. 有効と解すべきと 考える。 類似の法律として 利益保証・損失保証を 禁止する. 商. 品 取引所法. 94 条及び金融先物取引法. ないことも論拠となろ. う. 4. 条には損失補てん 自体を禁止する 規定が. " 。 87.

(8) 横浜国際 #至情法学第 14 巻第 1 号 (2005年 9 月,. (2) 損失保証と憲法 29 条 31頁 最高裁は (1 の論点において 平成元年 12 月以前の損失保証契約を 有効とし たが,その場合次に契約の履行を 請求できないとすることは ,憲法29 条の問 題に関し損失保証契約の 反社会性の強さに 比して過剰規制となることから 憲法 29 条違反となるかどうかが 問題となった " 。. 本 判決は財産権 の制限,に関して従来から用いられていた 最大判昭和 62 年 4. 22. 日. ( 森林法共有林事件 ). 成 U4 年 2 月 13. 日. " 及び最近のインサイダー 取引の判例. ( 最大判. 月. 平. " における違憲審査基準を 適用した ". これについては①公序の 認定は「社会的な 認識」の存在を 認定すれば 足ン) る. とし取引秩序に 対する裁判所の 合理自 り. 介入を危・ 典 する見解 ",. 及び②目的と 手段の. 関連性や達成のための 手段の必要性を 精査した跡はうかがえないとする. 反対の見解 " があ った。 卑見は憲法 29 条違反については ,損失保証契約に基. づく請求が排除されても 投資家の不法行為法上の 救済の余地があ ることから, 上記規制は財産権 の侵害に当たるとまではし を 危, 惧 する必要はないと. 、 い 難く , ①のように裁判所の 介入. 思われる " 。 また②についても. ,上記インサイダー判. 例 との均衡も考慮すれば ,経済問題に対する憲法の 守備範囲,判断の手法に 鑑 み ,精査までは必要とならないと 考える。 むしろ政策による 判断に委ねら. ヤ. しる. べき問題であ ると思われる。. (3) 履行請求及び 不法行為に. よ. る救済の可否. しかし上のように 一定の場合には 顧客に不法行為上の 救済が認められる 余 他 があ ることを合憲理由とすることにっき ,履行請求を否定しながら 損害賠償 を 認めるならば. 評価矛盾のそしりを 免れないとする 批判が登場した。 そこでこ. の 批判をどう調整,検討するかが問題となる " 。 この点については ,本件差戻. 後 控訴審での不法行為認定の 可否についても 含めて検討を 行う " 。 ここでは 議. 論の方向,性を大きく …引 "-" 日. 2. つあ ると捉えたい. ( 自然債務とする. 説については 脚注多.

(9) : 序変 前の損矧矯正美 りと下士行為. 仁. Ⅰ. ヒ. ネ. 不法行為に基づく 損害賠償請求の 可能性につき ,通説・実務はこれを 認める. 見解が主流であ る。 これまで歴史的に 不当勧誘による 救済は締結された 契約の 効力を否定することで 図られたが,裁判例はこれに 好意的ではなかったため 救 済に限界があ った。 そこで不法行為による 救済が京都地判昭和 43 年 11. 月. 26. 日. " で認められたのを 最初として,実務では 昭和 50 年以降この方法が 定着した " 。. 特に最 一 利平成 9 年. 4 月. 24. 日. ( 野村. 澄 舞事件Ⅰ , 。 以降この救済方法が 一般的と. なったとする , , 。. しかし下級審判決ではこれを 認めると実質的に 損失保証約束の 履行を受けた のと同じになり ,公序に反するとして ,反社会的な利益提供を許容しない 改正 法の目的に反するとして ,民法708 条の適用ないし 類推適用によって 不法行為 による損害賠償請求を 否定するものがあ った " 。. 以下検討を行うに ,損害賠償を否定する説は ,不法行為により 取引を行った 者への救済を 一律に否定するが ,例えば損失保証という 言葉で勧誘を 受けた 人 投資家については. 個. 前述の憲法上の 規制を受けるほどの 原因を持ってはおら. ず ,問題があるといえよう " 。 不法行為を仮に 認めたとしても ,現行証取法に おいては自己責任原則 " が適用され,不法行為の 認定も安易にはなされている. わけではないことから ", 顧客側に過失割合を 認めた上での 一定程度の許容は. 許されると解する。 ちなみにドイツにおいても 不法行為認定は 容易なものとは いえない状況となっている " 。 安易な不法行為認定を 控えるべきことはいうま. でもないが,必ず儲かる等の悪質な 投資勧誘が証取法改正前のみならず 現在に おいても日常茶飯事であ ることから,投資家保護,被害者救済の 視点まで含め た 対応は必要かと 考える. (余談だが,証券投資の勧誘電話の手口,悪質さ. ,頻. 度に辞易している 読者は多数に 上るであ ろう 。 う. (4. コ. ( 1 ). 差 長径控訴審の. 検討. 不法行為の認定. 本件 差戻後 控訴審において X は不法行為に 基づく損害賠償請求を 主位的 請.

(10) 横浜国際 給 詞芸学 第 14 巻第 1 号 (.2005年 9 円 求. としたが,認定につき X の不法性が極めて 強いものと評価し 棄却した。 これ. により,結果として 履行請求はできないとする 説からの批判を 回避できた形と なった。 卑見は本件最高裁が 各説を総合的に 検討した上で ,最大公約数を満足 させる処理を 指向した面もあ ったと考える。 あ えて中間的な 解決を志向したの ではないかという. 見解 " もあ るが同旨と思われる。. しかしこれについては 不法行為の認定,過失割合にっき 本件のように 証券 会社が高額投資の 利益を全て得ており ,かっ主幹事の利益を得たことについて は ,不当勧誘をした者が救済を受けたという 批判もあ りうるかもしれない。,. 契約当時における 念書の件や主導性の 件は確かに悪質であ ったかもしれない が ,損失保証という言葉で勧誘を 受けたこと及び 昭和 60 年当時の社会的認識. の水準も考慮した 場合,全く過失相殺が認められないのかという 点については 次の (2) も含めて検討が 必要であ ろう。 本件は X の悪質性が明確な 事案であ ったが,仮に適合性原則が 適用される無知な 個人投資家の 場合など,不法性の ない原告の過失相殺が 認められるかについては 過失の算定方法につき ,入念な 食言寸と 今後の判例の 蓄積が待たれ 2 6" 。. 下. (2) 不法原因給付について 次に差 戻後 控訴審での Y の不法性認定にっき , ここで民法 708 条の不法原因. 給付の規定の 類推適用が可能かが 問題となる。 この問題は損失保証を 伴 う 投資 勧誘行為が不法行為を 構成するのかという 問題と関連して 認識されてきた。 下 級審 においては民法 90 条, 708 条の類推適用を 否定する見解もあ った. (」 : 述. (3 コ参照 ) 。 。 。 しかし,不法行為責任を 認める判例も 増えてきており , 最一. 利平成 9 年 4. 月. 24. 日. ( 前出 ) は. 「顧客の不法性に 比し証券会社の 従業員の. 不法の程度が 極めて強いものと 評価できる場合には ,証券会社は ,顧客に対し , 不法行為に基づく. 損害賠償責任を 免れない」としたが , このケースでは 従業員. 及びその上司の 悪質な勧誘にっき 過失相殺が. 3. 割認定されている。 ただし. こ. こでは民法 708 条の不法原因給付の 規定の類推適用が 可能かどうかの 問題は末 90.

(11) 公序変化面の 損失保証契約と 不法行為. 解決となっていた。 最 二判昭和 44 年 9. 月. 26. 日". は ,不法行為による損害賠償請求を 求めること. が 反社会的行為を 容認する結果となる 場合には,不法原因給付に関する民法. 708 条を適用ないし 類推適用して 給付者から受益者に 対する損害賠償請求を 認 めるべきでないが ,双方の不法性の程度を比較衡量 し 受益者の不法性が 給付 者のそれに比較して. より. 大きな場合には 民法 708 条但書きの趣旨に 鑑み,受益. 者に対する損害賠償請求が 認められると 解していた。 学説では他に 単に不法性 の比較衡量をして ,受益者の不法がよ り大きければ 足りるとする 見解 ", 受益 者に著しく大きい 不法性があ ることを要求する 見解 " 等があ る。. 思うに民法 708 条の趣旨は,英米法におけるクリーン・ハンズ原則と同様, 自ら反社会的な 行為をした者は 法の制裁を受けることができないとする ,給付 者の避難せらるべき 信条に対する 法の制裁であ ろう " 。 民法 708 条を適用する. ためには,不法の構成要件事実の「認識」が 必要であ る。 本件の事案でもし 民 法 708 条を類推適用するならば ,昭和60 年時点でこの 要件を満たさなければな らないが,その 場合受領者に 給付を保持させる 結果になるという 当事者間の不 公平をおかしてもなおかっ 返還請求を拒否するだけの 強い非難に値する 不法が 必要となる " 。 本件では Y の不法の「認識」については 明らかにされなかった が,仮に判断がなされていた 場合に公序変化前において Y に不法の認識があ. っ. たとすることは 当時の社会認識からは 酷と 居、われる,㎝。. 本件ではプロ 投資家であ った顧客側に 強度の不法性及び 不法の「認識」があ ったケースであ った。 しかし,通常損失保証の 問題においては 証券会社の不法 が 問われる場合が 多 い であ ろうと思われる。. 今後の判例においては 顧客,証券会社とも 経験,規模,知識レベルを 細分化 した上での判定基準のさらなる 体系化が必要であ り,判例の集積が 必要となろ う. " 。 特に悪質な勧誘をさらに 喚起するような 不法行為認定は 許されないこと. はいうまでもない. ,, 。. 91.

(12) 横浜国際経済法学第 14 巻第 1 号。2005 年 9 月.,. 議す古手. 横浜国大民事法研究会参加の 先生方には発表の 機会及び多数の 助言を頂きま した。 誠に感謝致します。. 脱稿後, m 務. (第 2. 回). 不敬姉・加藤雅信・ 『. 仁: 序. 加藤新太郎「鼎談. 良俗論の再構成』をめぐって」. 判. 民法学の新潮流と 民事実 タ. 56 (15) P.2 一 24 (2005). に接した。 1) 税法上特定金銭信託は ,信託財産で保有する有価証券につき 委託者が保有する 同一銘柄有価 証券と簿価を 区別して評価できるため に. (簿価分離・,売却時に 含み益を出さないことを. 目的. 多く利用されてきた。. 2) 本件契約の実態は ,投資顧問契約を締結した上下運用指図を 委ねる形態であ ったと推測され る (河本一郎・大武 泰南 『証券取引法読本く 第 6 版 ノ J 141, 366 頁 (百 斐閣・ 2004 年 い 。 こ れにより証券会社が 売買日付双の 日付を指図書につけ ,形式的に証券会社が売買をしたよう に見せることができるが ,現在では禁止されている. 3) 昭和 50 年代末から平成元年にかけての. (証券取引法 50 条 1 項 4 号 ) 。. 利回り保証約束を 伴う投資の実態については. 河本一. 郎ほか「 [座談会 損失補填に対する 法的諸問題」商事 1263 号 4 頁以下参照。 コ. ) 5 @ 6 , 7). 4. 民集 57 巻 4 号 408 頁以下 民集 433 頁・ 判時 1711 号 68 頁,金商 1087 号 23 頁以下 判時 1859 号 65 頁,金商 1187 号 26 頁 一度有効に成立した 契約の履行がその 後の法改正で 許されなくなった 場合に衡平の 観点から 不当利得返還請求権 が認められるとする。. 8) 本件は論点が 重層的な構造になっており ら. ,複雑な構造になっている. 9) 鳩山秀夫『法律行為乃至時効. ,かつ類似内容の学説が複数箇所で 登場することか. 点をご配慮いただきたい。 J 61 頁 (1920 年,,『注釈民法(3J. 55 頁 [高津幸一 ]. 1973. 年 ) 等があ るが,ここでは無効から有効になる 場合の内容が 検討されている。 10 ,四宮和夫 = 能見善久・民法総則. (第 7 版コ 244 頁 (弘文章・ 2005 年,が公序変化により 良俗. 違反になった 場合には行為の 実現を許すことが 出来ないとしていた。 石田喜久夫「良俗違反 の評価の変遷」京都学園法学. 33=34. . 1 頁ではドイツでの. 公序良俗変化事例の. 分類が紹介. されている。 良俗違反から 良俗適合の変化の 例として,家族二件道徳の分野を挙げ , 逆の場. 合 として経済法の 場合を挙げる。 11, 東京地判 平 6 . 3 . 8 判時 1501 号 118 頁,東京地判平 6 . 12 . 5 判 タ 895 号 278 頁,東京高利 平 7.11.15. 判時 1565 号 102 頁,東京高利平 8 . 1 . 30 別時 15f65 号 102 頁,東京地判平 8 . 2 .. 19 判タ 916 号 226 頁,東京地判平 10. ・. 7 . 13 。 本件第. -. 審,等参照。. 12) 前掲四宮 = 能見 245 頁,石田喜久夫「法 と時間」同志社法学 49 巻 6 号 162 頁 (1998)。 この見 解に対する批判として ,河本- 郎・合法 1393 号 10 頁,神崎克朗・ 判評 434 。 判例時報 1518 92.

(13) 公序変化前の 損失保証契約と 不法行為 号 ) 19f 頁 ,菊池雄介・ 金商947 号 44 頁などがあ. る。. 13) ドイツの判例・ 通説では,原則として良俗の遡及を 認めないが,ケースによっては認める場 合があ る (公序変化後の 信義則による 救済として BGHZ20,71,75;126,226,24U. があ るⅠ。. ンスにおいても 同様で, 法 盃の重要性と 私人の既得権 益の考量で考えられる。. フラ. 吉田克己・. リ. マークス 29 号 4 頁。. 14) 河本 = 神崎二根岸 = 森本く座談会 ) 「損失保証・ 損失補填の経済的・. 法的位置付けをめぐっ. て」資本市場 75 号 15 頁は,一般投資家と 7 ロ投資家を分ける 可能性を肯定される。 「損失保証ないし 利益保証約束をめぐる. 裁判例の批判的検討」. 磯村保. 民商 113 号 4 . 5 号 562 頁も同. ヒ. 15) 判時 223 号 4 頁 16)¥ 同日,滝沢口 r=lfc_j "が 日 彦 ・法 " 数 277 万 ロ 95 頁, ". 17) 上付達男「損失補償・ 損失補填の法律問題」商事 為 (再論 ) 判. タ. 1257 号 9 頁,清水俊彦「投資勧誘と 不法行. 877 号 10 頁,東京地判平 6 . 3 . 8 判時 1501 号 118 頁,名古屋地判平 6 . 4 .. 26 判時 1520 号 84 頁参照。. 18, 民集 51 巻 8 号 3619 頁。判時 1618 号 3 頁,。 河内隆史・ 判評 472 号。判時 1634 号 ) 197 頁,神 田 秀樹監修・野村. 澄券 株式会社法務部・Ⅲ付和夫編集『注釈証券取引法』. 610 頁,前掲磯村. 565 頁,山本敬姉「公序良俗論の再構成] 。 有 斐閣・ 2000 年 ) 151 頁参照, 19, 河本 - 郎「証券取引にかかる 損失保証約束の 私法上の効力」合法 1393 号 11 頁 20) 名古屋地判 平 7 . 3 . 31 資料版商事 134 号 123 頁,札幌地判平 6 . 6 . 29 判タ 8f60 号 204 頁 21, 堀口 宣 ・金商 990 号 47 頁参照。 上村税に対しては ,前掲最 利平成 9. . 9 . 4 は「平成 3 年法. 律第 96 号による改正前の 証券取引法の 下においては ,損失保証は 違法な行為とされていた ものの,行政処分を 科せられて。 たにすぎ」ないとしており. ,実務上も刑事罰の対象とした. 場合には当時殆どの 証券会社が刑 m 罰の対象になっていたことから. 事実上見逃されていたと. いう実態に注意する 必要があ るだろう。. 22) Jl@ 恭弘 = 木下智史 ・令法 1443 号 6 頁,前掲清水「再論」 判 タ 877 号 10 頁,証券取引法研究 会 「平成姉年証取法改正に. 関する具体的な. 諸問題について。 下 ). 」. イ. ンベストメント 45 巻 6. 号 52 頁等。. 23, 民集 41 巻 3 号 408 頁参照。 24, 民集 56 巻 2 号 331 頁・ 判時 1777 号 36 頁, 判 タ 1085 号 165 頁。 25) 滝沢・法 数 277 号 95 頁は憲法判断につき ,手法はオーソドックスといえるが,. 強い行為であ ったと非難することにつき. 反 社会,性の. ,歯切れが悪いと評する。. 26) 小塚雅一郎・ジュリ 1269 号 123 頁 27) 矢島基業・判例セレクト 2003, 10 頁 28, 前掲・川村同旨,河本・ 前掲 10 頁,前掲注釈証券取引法 614 頁,河内隆史・ 金商 1181 号 64 頁。 他に元来平成. 3 年証取法改正以前であ. 質 のものではなかつたと. ってもこの契約に 基づく請求は 認められるべき 性. 指摘するものに ,大村敦志「取引と 公序 (七 ) (下 ). 」. ジユリ 1023. 号 86 頁, 1025 号 68 頁があ る。 29. り. m 不 敬姉・判例セレクト. 2003 . 13 頁は法がその 価値の実現に 助力することは 許されないと 93.

(14) して判示. ・. 横浜国際経済法学第 14 巻帯 1 号 , 2005 年 9. 3, に疑問を呈する。. 30 ,不法行為に関する論文として ,山下文信. 行の助言・説明義務を. 中心として. 一. 。. 「. 西 ドイツにおける 証券投資者保護法の. 一 断面. 銀. 1, 。 2,」インベストメント 35 巻 5.6 号 (大阪証券取引. 所,, 同 「証券会社の投資勧誘」河本一郎先生還暦記俳『証券取引法体系」,岸田雅雄「証券 取引法と消費者保護」 民商 90 巻 2 号 273 頁,河本 -郎 「証券・商品取引の 不当加入と不法行. 為責任」「商事法の 解釈と展望 ] 。 有 斐閣) 483 頁等を参照 " 31, 自然債務として 捉えるべきという 見解。Ⅲ 村 判評 540 号 189 頁,前掲滝沢 95 頁, ほ ついて ・. は ,「実体法上の 請求力 」を認めた上での 訴求力 ・執行力の遮断を 目的として定立された 概 念であ って,履行請求自体が実体法秩序により 禁止される場面は 法令による禁止に 基づく履 行不能。しかも後発的履行不能,の枠組みで処理するのに. 適すると解する. (前掲・潮見 65. 百 ),. 32, 判 タ 234 号 206 頁 33) 名古屋 簡 利平 5 . 6 . 30 金商 943 号 38 頁,名古屋地判平 6. .4 .. 26 判時 1530 号 84 頁. 34) 裁判集 民事 183 号 263 頁,金商 1032 号 19 頁, 判時 1f618号 48 頁。 早川l勝・ジュリ重利平 9 年 度 105 頁等参照。. 35) 不法行為構成は 実務的にみて 0 過失相殺が可能でバランスのとれた. 解決が可能, 0 顧客側は. 慰謝料・弁護士費用請求が 可能,③役員,外務員等への共同不法行為責任を 問い うる, 等の 点で定着してきたとされる (前掲・清水利 タ 853 号 25 頁, 36, 東京地判 平 6. .3 .. 8, 東京地判平成 7. ついては河内隆史「証券取引法の. .2 .. 28 判時 1562 号㍗頁など。 下級審判例の 分析に. 改正と利益保証請求,下 ) 判評 458 号 166 頁以下。 上村教 」. 授は,証券会社の債権者,株主の立場から会社の財産的基礎を 守る必要性も 説く。前掲商事 1色 17. 37) 38, 39, 40). 頁。. 前掲・尾島 181 頁,森田章・ 全快 1716 号 78 頁。 現行証取法 42 条の 2 第 2 項 1 号,証取法 200 条Ⅰ項 3 号等参照。 本 判決民 集の巻末資料参照。 ドイツでは不法行為成立の 認定は厳格であ り,①権利侵害,②保護法規違反,ご 公序良俗違 反のいずれかが 必要とされる。 ①は大損・物損等の 絶対的侵害のみ ,・②は法規の 存在が必要, ③は故意が必要とされる。. また使用者責任の 要件が厳しいことから ,契約責任で構成する判. 例が増えている。 松本恒夫「ドイツ 法における虚偽情報提供者責任論. (一 ) (二 ) (三 ) 民 」. 商 79 巻 2 号 187 頁, 3 号 380 頁, 4 号 548 頁,。. 41, 吉田克己‥ J マークス 29 号 4 頁。 42, 前掲・清水 52 頁,飯田省司 「消費者法 講座証券取引被害救済の 法理」市民と 法 27 (民事法 研究会) 98. 一. 102 頁参照。. 43, 本件は適合性原則の 問題は生じていないが ,本件が一般投資家の場合を想定した 場合を検討 することも無益ではないと. 考える。 証取法 43 条 1 号は「顧客の 知識, 経.験及び財産の状況に. 照らして不適当と 認められる勧誘を 行っては」ならないとする。. 東京高利 昭 63. .. 10. ・. 20 金. 商 813 号 24 頁,東京地判平 5 . 5 . 12 判時 1466- 号 105 頁等は勧誘方法が 社会的に相当性を くときは債務不履行,不法行為が. 94. 欠. 成立するとする。 最近のものとして 東京高利平 15 . 4 . 22.

(15) 公序変化前の 損失保証契約と 不法行為 判時 1828 号 19 頁,東京地判平 15 . 5 . 14 等参照。. 44) 東京地判 平 6 , 3 . 8, 7 . 2 . 28 別時 1562 号 72 頁 4㈲. 民集 23 巻 9 号 1727 頁, 判時 573 号 60 頁以下. 4 ㈲名古屋高利平 7 . 3 .. 31 資料版商事 134 号 123 頁,東京高利平 7 . 11 . 15 金商 987 号 21 頁,. 谷口加平 = 甲斐道太郎 編 『新注民け 8i 697 頁, 706 頁 (谷口 知平 = 上田哲也 ,四宮和夫 コ. 「事務管理・不当利得・不法行為。上巻Ⅱ 165 頁参照。 4 列谷口加平先生還暦「不当利得. = 事務管理の研究。2) 10 頁 (三島宗彦コ,我妻栄 債権各論 コ. 圧. 下巻 一 J 171 頁参照。. 48, 松坂佳一 T事務管理・不当利得. (新版)J lg0-195 頁参照。 ドイツでは BGB817 条参照。. 49) 四宮和夫 T事務管理・不当利得・ 不法行為 (上, 137 頁 50) 同旨,前掲菊地・ 金商 947 号 47 頁 5U 本件と関連して ,公序と不法行為の 関係につき 学 納金返還請求事件ではあ 」. 15 . 10. ・. 28,. 大阪地判 平 15 . 10. 52) 実務上不法行為認定は な 行っても過失相殺後に. ・. 9 等も参考になろう。. 5 割を基準として. 過失相殺を行うが ,この場合悪質な勧誘,不法行為. 証券会社に利益が 残る認定になるおそれがあ. による相殺を 覚悟の上での. る。 その結果不法行為. 悪質な勧誘を 行う業者が出現し ,その結果証券被害が発生し続け. ることとなる。 証券会社に編され になされるべきであ ろう ". るが大阪地判 平. だ場合の顧客の. 自己責任原則の 適用についても 判断は慎重.

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参照

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