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脳科学の新しい時代を迎え、研究所の更なる発展を期して

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Academic year: 2021

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3   巻頭言

脳科学の新しい時代を迎え、研究所の更なる発展を期して

玉川大学 脳科学研究所長 木村 實  玉川大学脳科学研究所は、学術研究所内に設置(1996 年)の脳科学研究施設を経て 2007 年に開設され ました。この間、文部科学省 21 世紀 COE プログラム「全人的人間科学プログラム」(2002―06 年、塚田 稔代表)、およびグローバル COE プログラム「社会に生きる心の創成」(2008―12 年、坂上雅道代表)に 採択され、脳科学と計算神経科学の研究拠点としてスタートしました。更に、2004 年には玉川大学の支 援を得てヒトの脳機能イメージング施設を新たに設置し、認知、記憶、学習、動機づけ、意欲、思考、意 思決定、随意運動、社会行動などを司る脳の仕組みと、人間の心のはたらきに関する研究を発展させてい ます。  脳科学研究所は、システム神経科学、ヒト認知神経科学、神経計算論、社会性神経生物学の 4 研究部門 からなる「基礎脳科学研究センター」、および社会行動、心の発達、コミュニケーション知能、心の哲学 の 4 研究部門からなる「応用脳科学研究センター」によって組織されています。各研究部門では、脳科学 研究所の専任教員を中心に、玉川大学工学部、文学部、教育学部、リベラルアーツ学部に所属する教員が 兼担として加わり、博士研究員や大学院学生と共に、人間の心のはたらきを、生物学、心理学、計算理論 を統合して科学的に理解することをめざしています。脳科学研究所の教員が中心となって大学院脳情報研 究科博士後期課程を 2010 年に開設し、その後発展的な改組を経て、脳科学研究科修士課程心の科学専攻 および博士課程後期脳科学専攻を 2014 年 4 月に設置しました。心の科学研究と教育を行う次世代リーダー を育成しています。また、「玉川大学脳科学トレーニングコース」を 2011 年以来開催し、将来脳科学を志 向する全国の若手の人材育成活動を行っています。  神経科学では、遺伝子組み換え動物、光遺伝学、先端イメージングなどの技術開発によって、従来不明 であった脳のはたらきの脳領野内、領野間の神経回路メカニズムの理解が飛躍的に進んでいます。脳科学 研究所では、先端的研究を活発に進めて研究所らしい成果を継続的に発信すること、大学生、大学院生や 博士研究者などの人材育成教育を 2 つの中核プロジェクトとして取り組むことによって玉川学園と社会に 貢献したいと願っています。

参照

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