本教科書の構成と学習展開… ………6
CLILの学習… ………7
文化間意識を培うCAN DO… ………8
CAN DO Self-assessment for Intercultural Awareness………9
Unit
1
Develop Your Intercultural Awareness
……… 13文化間意識を高める Chinese students’ intercultural citizenship 中国の学生の文化間の市民意識 New employees’ global awarenes 新入社員のグローバル意識 Unit
2
Understand Intercultural Diversity in Peoples and Places
……… 19人と場所の文化間多様性を理解する Refugee admission or recognition 難民受入と認定 Muslims in the US アメリカ合衆国のイスラム Unit
3
Be a Good Consumer
……… 25買い物上手になる Mass production 大量生産 Tradition vs Industrialization 伝統と工業化 Unit
4
Learn about Food, Culture and Society
… ……… 31食物、文化、社会について知る Vegan ベジタリアン Food tax 食料品税 Unit
5
Have Better Lifestyles in Different Cultures
… ……… 37文化に応じたより良い生活スタイルを送る Paternity leave 男性育児休暇 Homework 宿題 Unit
6
Be an Intercultural Traveler
… ……… 43互いの文化を理解する旅行者となる Inbound and outbound tourists in Japan 訪日（外国人）旅行者と海外（日本人）旅行者 Countries that attract tourists ツーリストを魅了する国 Unit
7
Cultivate Global Citizenship
……… 49地球市民感覚を培う
Unit
8
Study the Education System
… ……… 55 教育システムを知るExpenditure on educational institutions 教育機関への支出
Enrollment and dropout rates 入学と退学の割合
Unit
9
Appreciate the Arts
… ……… 61 芸術を鑑賞するCreativity and life satisfaction 創作と生活満足度
Exports of cultural goods 文化財の輸出
Unit
10
See the Potential of Artificial Intelligence (AI)
……… 67 AI の発展可能性を見るRobotic operating systems (ROS) ロボットオペレーティングシステム(ROS)
The hot topics in AI research AI研究の話題
Unit
11
Change Your Attitude toward Gender Roles
… ……… 73 男女の役割の考え方を変えるHusbands and household chores 夫と家事
The hot topics in AI research AI研究の話題
Unit
12
Live Well in a Cashless Society
……… 79 キャッシュレス社会をうまく生きるCrypto currency 暗号通貨
Currency exchange 為替
Unit
13
Pray for No More Wars and Just Peace
……… 85 戦争がなく平和をただ祈るGun owning 銃所有
Nuclear warheads 核弾道
Unit
14
Address Immigration Issues
……… 91 移民問題に取り組むImmigration in Germany ドイツの移民
Foreigners 外国人
Unit
15
Engage a Lot More in Globalization
… ……… 97 グローバル化にかかわるTransport and communication costs 輸送と通信のコスト
本教科書の構成と学習展開
本教科書は、15 ユニットから構成され、文化間意識、経済、社会、健康、旅行、教育、芸術、コンピュー タ、ジェンダー、戦争、グローバル化など、多様な課題を扱っています。他の科目の学習内容と関連 させながら学習活動を展開すると効果的なので、必ずしも Unit 1 から学習する必要はありません。ま た、すべてのユニットを学ぶ必要もありません。興味関心に沿って柔軟に対応してください。 英語力の到達目標は、読む、聞くにおいて CEFR の B1 〜 B2、話す（会話と発表）、書くにおいて は A2 〜 B1 程度を想定していますが、授業内での活動や家庭学習のなかで自律的な学習を発展的に 行うことを期待しています。また、文化間意識を培うことも大きな目標にしています。CAN DO で示 した自己評価表を活用して、グローバルに活躍できる基礎的な力を身につけてほしいと考えています。 各ユニットは次のように構成されています。1 Brainstorming
話題に興味関心を抱くWarm up と Task (listening, shadowing, talk) を通じて活動しながら考える
2 Word info 1
話題に関連する語句と内容の理解を深める Task を通じて語句に習熟し、話し合う3 Word info 2
話題に関連する語句と内容の理解を深める Task を通じて知識や文化について考える4 Reading graphs & charts 1
グラフや図などを読み取り、関心を広げる Task を通じて知識を深め、さらに調べ互いに理解を深める5 Reading graphs & charts 2
グラフや図などを読み取り、関心を広げる Task を通じて知識を深め、さらに調べ互いに理解を深める6 Discussion & presentation
話題に関する会話を聞き、話す 会話内容を確認して、Task に沿って話し合うか、発表してみるCLIL の学習
英語学習は、単語をおぼえる、文法ルールを理解する、英文を読んで訳す、音読する、会話のパター ンをおぼえて練習する、英語を聞き取って質問に答える、などの学習活動が多く、「テストのための 勉強」という傾向にあります。基礎学習はもちろん重要です。CLIL でもその点は重視します。文化と いう観点でも、国際理解が中心的な学習対象となり、それぞれの国と地域の社会文化習慣などの知識 の理解に重点が置かれることが多いのが現状です。本教科書は、CLIL 教育の観点から、そのような伝 統的な知識や技能を重視したアプローチよりは、英語で伝える内容や意味のやりとりに重点を置き、 授業中の友達との会話、考え方の違いなどを、英語と日本語で互いに考えることを重視しています。 CLIL は基本的にバイリンガル (bilingual) ですが、従来よりは柔軟に考えて、英語と日本語が交 差するようなイメージで使用される状況を重視します。これを translanguaging と英語で言います。 trans- は「超えて、渡って、変換して、交差して」などの意味を持ち、languaging は「言語する」 という動詞の扱いです。日本語で言うと、「言語を交差させて使う」というような意味になります。 多言語状況の地域ではごくふつうの状況です。これを CLIL は積極的に考えています。 英語だけでやりとりすることは多くの学習者にとってはむずかしいことです。しかし、英語学習に おいて英語を使うことは基本的に大切なことです。部分的にでもできる限り英語でやりとりする、あ るいは書くという活動は欠かせません。正確に英語を使うことは大切ですが、ふつうのコミュニケー ションでは「間違い」は頻繁にあります。それよりも伝える「内容」の方がもっと大切です。 CLIL では「為すことによって学ぶ (learning by doing)」ということを基本にしています。それは 意味をともなうことです。コミュニケーションをうまくするためには、伝えたい意味があり内容があ り、そのために考えなければいけない文化間理解が必要なのです。次の学びの基本を意識して学習し てください。CLIL の学びの基本
・ 目標を明確にして、学ぶ内容に興味を持ち、評価する ・ 日本語に訳すことにこだわらず、意味を理解し、英語を自然に使う ・ 自分の持っている知識を使って推測する ・ 英語の誤りを気にしないで、英語で意味を伝える ・ 互いに協力して教え合い・学び合う ・ 興味のあることは自分で調べ、わからないことは遠慮しないで質問する ・ 英語と日本語の両方を使い、意味のやりとりを意識する文化間意識を培う CAN DO
本教科書は、ICC（Intercultural Communicative Competence: 文化間コミュニケーション能力） の育成を、CLIL 学習を通じて目指しています。その達成度を自己評価するために、ヨーロッパ評議 会 (Council of Europe) が Reference Framework of Competences for Democratic Culture (2018) を提示しています。そこに掲載されている 135 項目の文化間意識の到達度を確認するディスクリプ ター (key descriptor) の基礎項目を参考に、日本の状況に合わせた 44 項目の CAN DO 自己評価表を 作成しました。下記の「民主的文化のための能力モデル (Model of Competencies for Democratic Culture)」の図を根拠にしてあります。
Model of Competences for Democratic Culture （民主的文化のための能力モデル）
Competence、 つ ま り ICC は、Values（ 価 値 を 認 め る ）、Attitudes（ 態 度 ）、Skills（ 技 能 ）、 Knowledge and critical understanding（知識と批判的理解）から構成されると考えています。詳細 は上記の図のとおりです。それにもとづいて、次のように 44 項目の CAN DO ディスクリプターで、 学習者自身が４段階で判断してください。自己評価では、コースを開始する際に該当する段階に○を つけてください。その後コースの進度に沿って適宜参照してください。最後にコースの終わりの段階 でふりかえりのなかで該当する項目に◎をつけて比較してください。 １ コースの開始 ○ ２ コースの終了 ◎ Values
・ Valuing human dignity and human rights （人間の尊厳と権利を認める）
・ Valuing cultural diversity（文化の多様性を認める） ・ Valuing democracy, justice, fairness, equality
and the rule of law
（デモクラシー、正当、公平、平等、法を認める）
Attitudes
・Openness to cultural otherness and to other beliefs, world views and practices
（文化的な他者や他の信条、世界観、実践の受容） ・Respect（尊敬）・Civic-mindedness（市民感覚） ・Responsibility（責任）・Self-efficacy（自己効力感） ・Tolerance of ambiguity（曖昧さの寛容）
・ Autonomous learning skills（自律学習）
・ Analytical and critical thinking skills（分析的批判的思考） ・ Skills of listening and observing（聞き観察）
・ Empathy（共感）
・ Flexibility and adaptability（柔軟と適応） ・ Linguistic, communicative and plurilingual skills
（言語、コミュニケーション、複言語） ・ Co-operation skills（協力） ・ Conflict-resolution skills（問題解決）
Skills
・Knowledge and critical understanding of the self
（自己の知識と批判的理解）
・Knowledge and critical understanding of language and communication（言語とコミュニケーションの知識と批判的理解） ・Knowledge and critical understanding of the world:
politics, law, human rights, culture, cultures, religions, history, media, economies, environment, sustainability
（政治、法、人権、文化、宗教、歴史、メディア、経済、環境、持続性 などの世界の知識と批判的理解
Knowledge and critical understanding
重要なことは、自分を見つめることで、成績のために自己評価をすることではありません。自己評 価をする際は、話し合いながらすることが重要です。言葉だけの評価ではなく、具体的な行動の評価 です。自己評価しながら、ICC を培うことが大切です。
1 I can say that human rights should always be protected and respected.人権はいつも守られ尊重されるべきと言うことができる。
2 I can say that specific rights of children should be respected and protected by society.
子供の権利は社会において尊重され守られるべきと言うことができる。
3 I can promote the view that we should be tolerant of the different beliefs that are held by others in society.
社会の中で他の人が抱く異なる信条を受け入れるべきという考えを促すことができる。
4 I can promote the view that one should always strive for mutual understanding and meaningful dialogue between people and groups who are perceived to be “different” from one another. 互いに「違う」と考える人やグループ間の相互理解や意味ある会話を、いつも人は模索す べきという考えを推し進めることができる。
5 I can say that schools should teach students about democracy and how to act as a democratic citizen.
学校は民主主義やその市民としてどう行動するかについて生徒に指導すべきと言うことが できる。
6 I can express the view that all citizens should be treated equally and impartially under the law.
すべての市民は法の下に等しく隔たりなく扱われるべきという観点を表明することができ る。
7 I can say that laws should always be fairly applied and enforced. 法は常に公平に適応され執行されるべきと言うことができる。
8 I can show interest in learning about people’s beliefs, values, traditions and world views.
人々の信条、価値観、伝統、世界観について学ぶことに興味を示すことができる。
9 I can express interest in travelling to other countries. 他の国に旅行に行くことに興味を示すことができる。
10 I can give space to others to express themselves. 他の人に意見を述べる間を与えることができる。
11 I can express respect for others as equal human beings. 他の人に人間として等しく敬意を表明することができる。
12 I can express a willingness to co-operate and work with others. 他の人と協力し作業する喜びを表明することができる。
13 I can collaborate with others for common interest causes. 他の人と共通の興味を起因として協力することができる。
CAN DO Self-assessment for Intercultural Awareness
（文化間意識のための CAN…DO 自己評価表） Disagree （否） Agree （諾） 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4
14 I can accept responsibility for my actions. 自分の行動の責任を取ることができる。
15 I can apologize if I hurt someone’s feelings. 誰かの感情を損ねたら謝罪することができる。
16 I can express a belief in my own ability to understand issues. 物事を理解する自身の能力を信じることを表明することができる。
17 I can carry out activities that I have planned. 計画したことを実行することができる。
18 I can engage well with others who have a variety of different points of view. 異なる考え方を持つ他の人とうまくやっていくことができる。
19 I can suspend judgments about others temporarily. 他の人についての判断を一時的に保留することができる。
20 I can show ability to identify resources for learning (e.g. people, books, internet).
学習リソース（人、本、インターネットなど）を見つける能力を示すことができる。
21 I can seek clarification of new information from others when needed. 他の人からの新しい情報を必要なときに確認を求めることができる。
22 I can identify similarities and differences between new information and what is already known.
新しい情報とすでに知っていることの類似と相違を認めることができる。
23 I can use evidence to support my opinions. 自分の意見を支持する証拠を示すことができる。
24 I can listen carefully to differing opinions. 異なる意見を注意して聞くことができる。
25 I can listen attentively to others. 他の人の言うことをきちんと聞くことができる。
26 I can recognize when a companion needs my help. 仲間が自分の助けを必要とするときを認識できる。
27 I can express sympathy for the bad things that I have seen happen to other people.
他の人に起こると思う悪いことに対して共感を示すことができる。
28 I can modify my opinions if I am shown through rational argument that this is required.
決定した結果がこちらが必要だということを示せば、自分の意見を修正できる。
29 I can change the decisions that I have made if the consequences of those decisions show that this is required.
こちらが必要だという結果が示されれば、決定したことを変更することができる。
CAN DO Self-assessment for Intercultural Awareness
（文化間意識のための CAN…DO 自己評価表） Disagree （否） Agree （諾） 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4
31 I can ask speakers to repeat what they have said if it wasn’t clear to me. あまり明確でない場合は話し手が言ったことをくり返すように言うことができる。
32 I can build positive relationships with others in a group. グループの他の人と積極的な関係を築くことができる。
33 I can do my share of the group’s work when working as a member of a group.
あるグループのメンバーとして活動するときは自分の役割をすることができる。
34 I can communicate with conflicting parties in a respectful manner. 対立する団体と敬意をもってコミュニケーションできる。
35 I can identify options for resolving conflicts. 対立を解決するために意見を認めることができる。
36 I can describe my own motivations. 自分自身の動機づけを説明できる。
37 I can describe the ways in which my thoughts and emotions influence my behavior.
自分の考えや感情が自分の行動にどのように影響を与えるかを説明できる。
38 I can explain how tone of voice, eye contact and body language can aid communication.
声のトーン、アイコンタクト、ボディランゲージがコミュニケーションをどう助けるかを 説明できる。
39 I can explain the meaning of basic political concepts, including democracy, freedom, citizenship, rights and responsibilities. 民主主義、自由、市民権、権利、義務など、政治の基本的なことの意味を説明できる。
40 I can explain why everybody has a responsibility to respect the human rights of others.
なぜ他の人の人権を尊重する責任が誰にもあるかを説明できる。
41 I can describe basic cultural practices (e.g. eating habits, greeting practices, ways of addressing people, politeness) in one other culture.
基本的な文化習慣（食事、挨拶、人の呼称、丁寧さなど）を互いの文化で説明できる。
42 I can reflect critically on how my own world view is just one of many world views.
いかに自分の世界観が多くの世界観の一つにすぎないかを批判的にふりかえることができ る。
43 I can assess society’s impact on the natural world, for example, in terms of population growth, population development, resource consumption.
人口増加、人口開発、資源消費など、自然界への社会の刺激を評価できる。
44 I can reflect critically on the risks associated with environmental damage.
環境破壊と関連するリスクについて批判的にふりかえることができる。
CAN DO Self-assessment for Intercultural Awareness
（文化間意識のための CAN…DO 自己評価表） Disagree （否） Agree （諾） 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 ＊本自己評価表は Reference…Framework…of…Competences…for…Democratic…Culture…(Council…of…Europe.…2018) を参照して作成。 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4
Warm up
1
U n i t
1
Brainstorming
Develop Your Intercultural
Awareness
文化間意識を高める
Look at this figure. Do you know the name of the tree? It is called the “Intercultural
Competences Tree” suggested by UNESCO. What do you see in the roots, trunk, branches and
leaves?
UNESCO = The United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization
Talk to your classmate(s), and then listen to the synopsis.
Task 1
Listen to the explanation and fill in the blanks.
In 2013, 1) proposed the Intercultural Competences Tree as shown on the left.
It is a symbolic 2) of intercultural competences. The tree shows a number of
the concepts of intercultural competences. First, look at the roots of the tree. You see two concepts: 3) and 4) . Then you can find several sub-concepts under
each concept: Identity, Values, Attitudes, Beliefs, Language, Dialogue, and Nonverbal Behavior. Next, look at the trunk of the tree, and you can find three concepts: Cultural 5) ,
Human rights and Intercultural 6) . Finally, look at its branches and leaves. You
see lots of concepts, such as Clarifying, 7) , Promoting, and Supporting. This tree
displays how you can develop your intercultural competences. Let’s develop your intercultural awareness through using this textbook.
Task 2
Do shadowing
Task 3
Talk in pairs
1) Do you think you have good intercultural awareness?
2) Look at the Intercultural Competences Tree. Which concept are you interested in?
CD1-01 001
CD1-02 002
2
Word info 1
Task4
What is intercultural competence? Fill in the blanks with the appropriate
words.
globalization skills goals learning
Intercultural competence is one of the specific 1) in your lifelong 2)
today. It will also help you deal with the current state of diversity and 3) . Some
researchers think that intercultural competence can be made of several elements: e.g. knowledge, 4) , and attitudes.
Task 5
Fill in the blank with the word that fits the definition.
stereotype multiculturalism culture shock low-context high-context
1) ( ) is the discomfort which you experience when coming across and trying to adjust to unfamiliar cultural practices.
2) ( ) culture relies heavily on the context of an interaction to convey the message. Japanese people generally value this culture.
3) ( ) communication is explicit, so your words directly tell all the information, and there is always explicit meaning apart from the words. Scandinavian people generally value this culture.
4) ( ) is a widely held but fixed image or idea of a particular type of person or thing.
5) ( ) is a situation where different cultural or racial groups in a society have equal rights and opportunities and nobody is regarded as unimportant.
Task 6
Discuss in pairs
1) Do you know anyone that has intercultural competences?
Unit
1
Develop Your Intercultural Awareness
3 Word info 2
Task 7
Quiz
Q1 What does communicative competence mean to you? Why do you think so?
a) skills of listening, speaking, reading and writing
b) a learner’s ability to use language to communicate successfully
c) knowledge of a language including grammar and vocabulary
Q2 What does intercultural communicative competence mean to you? Why do you think so?
a) the ability to communicate effectively in cross-cultural situations
b) intercultural attitudes, knowledge, skills of interpreting and relating, skills of discovery and interaction, and critical cultural awareness
c) understanding of cultural differences; experiencing other cultures; and self-awareness of one’s own culture
Q3 What does intercultural citizen mean to you? Why do you think so?
a) a second language speaker who can establish positive intercultural relationships in any interactions
b) an individual with the development of intercultural communicative competence to engage in political activity
c) an individual with a global or international identity
d) an individual who identifies with being part of a global community
4
Reading graphs & charts 1
Chinese students’ intercultural citizenship
中国の学生の文化間の市民意識Task 8
Fill in the blanks
Research conducted by Michael Byram in 2016 explored how 1) Chinese students
thought about intercultural citizenship in English language learning. They were asked about what 2) of activities they regarded as intercultural contact. The above table
summarizes the responses from them. When you look at the 3) , you can see the
two major forms for students to have contact with other cultures. They are attending
4) or courses delivered by 5) teachers (233/76 %) and using the
public 6) such as the Internet, TV, and films (216/70 %). The other forms are
short term 7) abroad (118/38 %) and making foreign friends (100/32 %) and
international 8) experience (91/30 %).
Task 9
Do research and discuss
1) What kind of intercultural experiences do you have?
2) What intercultural activities should your school improve?
3) Ask your classmates about their intercultural experiences.
Forms Frequency Percentage (%)
Lectures and courses delivered by foreign teachers 233 76 Public media (TV, Internet, newspaper, films, etc.) 216 70 Short-term visits abroad (studying, traveling, visiting relatives and
friends overseas)
118 38
Making foreign friends 100 32
International communication experience 91 30
None 58 18
Unit
1
Develop Your Intercultural Awareness
5 Reading graphs & charts 2
New employees’ global awareness
新入社員のグローバル意識Task 10
Fill in the blanks
Sangyo Noritsu University in Japan conducted a survey on the new employees’ global awareness in 2017. According to the 1) , 60 % of them wanted to work overseas.
However, 44.4 % of them answered that they were not confident in communicating in English well. Among the questions in the survey, one 2) asked about the English
education that they had had in their schools and universities. Look at the 3) above.
It shows how helpful they thought the education was for them to improve their 4)
of reading, listening, 5) and writing. The table shows that the education they
received was very or somewhat helpful for 6) and 7) for them, but
it was not so helpful for listening. It is interesting that 40.8 % (11.4 % + 29.4 %) of the new employees thought the education they had was not helpful for 8) . This result
suggests that they are not satisfied with their English 9) ability.
Task 11
Do research and discuss
1) Why do you think many new employees are not confident in speaking English?
2) Do you think you can use English well? Which skill(s) are you good at?
3) What do you think about English education in Japan?
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100%
Very Helpful Somewhat Helpful Neither Helpful Nor Unhelpful Not at All Helpful
Reading 20.9 43.6 18.8 16.8
Listening 14.6 37.3 26.0 22.1
Speaking 11.4 29.4 31.1 28.1
6 Discussion & presentation
Sakura and Xiaoxue are talking about intercultural citizens. What do you think about the underlined parts especially? Do you agree with their opinions?
S: I think today’s class is very interesting! It is new for me to learn about intercultural citizens! X: Yeah, this is also a new topic for me.
S: What do you think about intercultural citizens?
X: 1) I think intercultural citizens can share two or more languages and cultures together. They
can learn a lot from each other and integrate cultures with other people without prejudice. How about you?
S: For me, 2) intercultural citizens have open-minds, are willing to try new things, and respect
other people.
X: Yeah, I agree with you. The most important thing is that you must respect cultural differences. You shouldn’t have any bias and think by yourself.
S: When I went to Yulin City, China, my friend ordered a plate of dog meat, but I didn’t eat it. I think people should not eat dog, because dogs are our best and loyal friends or pets. I asked him, ‘How could you eat dog meat?’ He said this kind of dog is not a pet and dog meat is a traditional Chinese cuisine.
X: That must have been a big culture shock for you. The Yulin dog meat festival is a day that many local people celebrate by eating dog meat, which is their traditional custom.
S: I never eat dog meat, but I still respect the culture in Yulin.
X: Animal rights activists protest against the festival every year. 3) The government should
make laws to protect dogs. I hope the festival will be closed quickly.
写真：AP…/…アフロ
CD1-03 003
